JP4963572B2 - 液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法 - Google Patents

液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法に係り、特に、メインタンクからサブタンクを介して記録ヘッドにインク供給を行う液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法に関する。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドと記録媒体を相対移動させながら、記録ヘッドに形成される多数の吐出口(ノズル)からインク滴を吐出させることによって、記録媒体上に所望の画像を記録するものである。
記録ヘッドに対するインク供給方法として、メインタンクからサブタンクを介して記録ヘッドにインク供給を行う方式が広く採用されている。この方式によれば、記録ヘッドの内圧変動を低く抑えることができ、記録ヘッドの吐出安定性を向上させることができる。
例えば、特許文献1には、サブタンク内のインクレベルを検出するセンサによりインクレベルを把握し、インクレベルが所定範囲となるようにすることで、記録ヘッド内の負圧を保持する方法が開示されている。この方法によれば、記録ヘッドの駆動時においても、サブタンクへのインク補給動作が可能とされている。
また、特許文献2には、サブタンクの圧力を検出し、この圧力に基づいてメインタンクから液体を補充する方法が開示されている。
特開平11−348300号公報 特開2002−1978号公報
しかしながら、近年の画像品質向上や高速記録化に伴って、記録ヘッドによるインク消費量は増加傾向にあり、特許文献1、2に記載の方法には次のような問題がある。
まず、特許文献1に記載の方法では、サブタンクと記録ヘッドを接続する流路が長く、サブタンクから記録ヘッドに対する流量の増加によって圧力損失が増大し、また、インク供給時の弁の開閉を要因とする圧力変動が生じやすく、記録ヘッドの吐出特性が不安定になりやすいという問題がある。
また、特許文献2に記載の方法では、記録ヘッドによる記録動作(吐出動作)を停止してからインク補充しなければならず、高速記録化への対応には限界があるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、記録動作中においても記録ヘッドに対して安定した液体供給を可能にすると共に、記録ヘッドの安定吐出を実現することのできる液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、前記第2の流路の流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段により検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御手段と、前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御手段と、を備えた液体供給装置であって、前記サブタンクの液量を検出する液量検出手段と、前記液量検出手段により検出された液量から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出手段と、前記流量検出手段により検出された流量から前記液量変化量算出手段により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出手段と、を備え、前記第1の圧力制御手段は、前記流量検出手段により検出された流量の代わりに前記補正流量算出手段により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする。
本発明によれば、第1の圧力制御手段によって、記録ヘッドによるインク消費量の増減に応じてメインタンクからサブタンクに対するインク供給量を変化させ、サブタンク内における急激な圧力変動を抑えることができる。また、第2の圧力制御手段によって、第1の流路における圧力損失の大小に左右されることなく、記録ヘッドの内圧を所定の範囲内に保つことができる。従って、記録動作中においても記録ヘッドに対して安定したインク供給が可能となると共に、記録ヘッドによる安定吐出を実現することができる。
尚、「第2の流路の流量を検出する」とは、例えば、第2の流路内にプロペラを設けてその回転数を検出する羽根車方式、浮きを設けて浮きの上昇度合いで流量を検出する浮き子方式、2点間の圧力差を測定してベルヌーイの定理により求める差圧式等のように流量を直接的を得る方式を含むだけでなく、入力画像データより求められるドットデータに基づいて吐出量の総和を算出し、単位時間の吐出量、即ち、流量を算出する方式等のようにも流量を間接的に得る方式も含む。
請求項2に記載の発明は、液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、前記第2の流路の流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段により検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御手段と、前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御手段と、を備えた液体供給装置であって、前記第2の圧力制御手段の動作履歴を記憶する動作履歴記憶手段と、前記動作履歴記憶手段に記憶された動作履歴から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出手段と、前記流量検出手段により検出された流量から前記液量変化量算出手段により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出手段と、を備え、前記第1の圧力制御手段は、前記流量検出手段により検出された流量の代わりに前記補正流量算出手段により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、動作履歴記憶手段による記憶内容(第2の圧力制御手段の動作履歴)からサブタンクの液量変化量を算出することができるので、サブタンクの液量を検出する液量検出手段を設けなくとも、請求項1に記載の発明と同等の効果を得ることができる。従って、液体供給装置のコスト削減や小型化が可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の液体供給装置であって、前記第1の流路の液体温度を測定する温度測定手段を更に備え、前記第1の圧力制御手段は、前記補正流量算出手段により算出された補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させるとともに、前記温度測定手段により測定された液体温度が低温になるほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする。
請求項の態様によれば、液体温度の変化によって液体粘度に変化が生じ、第1の流路における圧力損失に変化が生じた場合でも、温度測定手段により測定された液体温度に応じてメインタンクの内圧を制御することで、安定したインク供給を実現することができる。
また、前記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液体供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、前記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、を備えた液体供給装置の液体供給方法であって、前記第2の流路の流量を検出する流量検出工程と、前記流量検出工程において検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御工程と、前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御工程と、前記サブタンクの液量を検出する液量検出工程と、前記液量検出工程により検出された液量から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出工程と、前記流量検出工程により検出された流量から前記液量変化量算出工程により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出工程と、を含み、前記第1の圧力制御工程は、前記流量検出工程により検出された流量の代わりに前記補正流量算出工程により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、を備えた液体供給装置の液体供給方法であって、前記第2の流路の流量を検出する流量検出工程と、前記流量検出工程において検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御工程と、前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御工程と、前記第2の圧力制御工程の動作履歴を記憶する動作履歴記憶工程と、前記動作履歴記憶工程で記憶された動作履歴から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出工程と、前記流量検出工程により検出された流量から前記液量変化量算出工程により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出工程と、を含み、前記第1の圧力制御工程は、前記流量検出工程により検出された流量の代わりに前記補正流量算出工程により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする。
本発明によれば、第1の圧力制御手段によって、記録ヘッドによるインク消費量の増減に応じてメインタンクからサブタンクに対するインク供給量を変化させ、サブタンク内における急激な圧力変動を抑えることができる。また、第2の圧力制御手段によって、サブタンクと記録ヘッドとの間の圧力損失の大小に左右されることなく、記録ヘッドの内圧を所定の範囲内に保つことができる。従って、記録動作中においても記録ヘッドに対して安定したインク供給が可能となると共に、記録ヘッドによる安定吐出を実現することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態(第1〜第5の実施形態)について詳説する。
〔第1の実施形態〕
まず、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのインクジェット記録装置について説明する。図1はインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。同図に示すように、このインクジェット記録装置10は、インクの色毎に設けられた複数の記録ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字部12による印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置されている。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコードあるいは無線タグ等の情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラー31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が平面をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図1に示したとおり、ローラー31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバー34が設けられており、この吸着チャンバー34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラー31、32の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1において、時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は、図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、吸水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、あるいはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラー線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラー・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラー・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面にローラーが接触するので、画像が滲み易いという問題がある。従って、本例のように、印字領域では画像面と接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹きつけ、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型の記録ヘッドとなっている。印字部12を構成する各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の搬送方向(紙搬送方向)に沿って上流側(図1の左側)から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した記録ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色毎に設けられてなる印字部12によれば、紙搬送方向(副走査方向)について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち、一回の副走査で)記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向(主走査方向)に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態には限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタ等のライト系インクを吐出する記録ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ等)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
本例の印字検出部24は、少なくとも各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサで構成される。このラインセンサは、赤(R)の色フィルタが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサ列と、緑(G)の色フィルタが設けられたGセンサ列と、青(B)の色フィルタが設けられたBセンサ列とからなる色分解ラインCCDセンサで構成されている。なお、ラインセンサに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサを用いることも可能である。
印字検出部24は、各色の記録ヘッド12K、12C、12M、12Yにより印字されたテストパターンを読み取り、各記録ヘッドの吐出検出を行う。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定等で構成される。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹きつける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は、排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り換える選別手段(不図示)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に、本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成されている。
また、図示を省略したが、本画像の排出部26Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられている。
次に、記録ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造について説明する。尚、各記録ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造は共通しているので、以下では、これらを代表して符号50によって記録ヘッドを示すものとする。
図2は記録ヘッド50のノズル面(インク吐出面)50Aを示した平面図であり、図3は図2中3−3線に沿う断面図である。図2に示すように、記録ヘッド50には、ノズル面50Aに開口するインク滴吐出用のノズル51がヘッド長手方向(図3の左右方向)及びヘッド長手方向に対して直交しない斜めの方向に沿って多数配列されている。このような2次元状(マトリクス状)のノズル配列構成により、ヘッド長手方向(即ち、主走査方向)に沿って高密度ピッチでドットを形成することができる。
また、図3に示すように、記録ヘッド50には、各ノズル51にそれぞれ対応する圧力室52及び圧電素子58が設けられている。圧力室52の一端はノズル51に連通し、他端は供給口54を介して共通流路55に連通している。共通流路55は複数の圧力室52に連通しており、各圧力室52に供給するためのインクが貯留される。尚、共通流路55には、図1に示したインク貯蔵/装填部14からインクが供給される。
圧電素子58は、圧力室52の一壁面(図3の上壁面)を構成する振動板56上の圧力室52に対応する位置に設けられる。圧電素子58は、薄膜状のピエゾ(圧電体)上に個別電極(駆動電極)57を配置した構造となっている。尚、振動板56はSUS等の導電性部材で構成されており、圧電素子58に対する共通電極を兼ねている。
かかる構成により、圧電素子58に対して駆動電圧が印加されると、圧電素子58の変位によって圧力室52内のインクは加圧され、圧力室52に連通するノズル51からインク滴が吐出される。
図4はインクジェット記録装置10の制御系を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84、供給制御部130等を備えている。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース70にはシリアルインターフェースやパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。
ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78等の各部を制御する制御部である。システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88やヒータ89を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示に従ってモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ78は、システムコントローラ72からの指示に従って後乾燥部42その他各部のヒータ89を駆動するドライバである。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字制御信号(ドットデータ)をヘッドドライバ84に供給する制御部である。プリント制御部80において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいてヘッドドライバ84を介して記録ヘッド50のインク滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
供給制御部130は、プリント制御部80の制御に従い、流量検出手段108により検出される流量に応じて、圧力制御手段132(第1の圧力制御手段104A、第2の圧力制御手段106)や弁部134(弁114、120)の制御を行う。尚、具体的な制御方法については後で詳説する。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。なお、図4において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
ヘッドドライバ84は、プリント制御部80から与えられるドットデータに基づいて各色の記録ヘッド50の圧電素子58(図3参照)を駆動するための駆動信号を生成し、圧電素子58に生成した駆動信号を供給する。ヘッドドライバ84には記録ヘッド50の駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
印字検出部24は、図1で説明したように、ラインセンサを含むブロックであり、記録紙16に印字された画像を読み取り、所要の信号処理などを行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつきなど)を検出し、その検出結果をプリント制御部80に提供する。
プリント制御部80は、必要に応じて印字検出部24から得られる情報に基づいて記録ヘッド50に対する各種補正を行う。
図5はインクジェット記録装置10のメンテナンス系の構成を示した概略図である。図示するように、インクジェット記録装置10には、ノズル近傍のインク粘度の上昇、乾燥を防止するための手段としてのキャップ64と、記録ヘッド50のノズル面50Aの清掃手段としてのクリーニングブレード66とが設けられている。これらキャップ64及びクリーニングブレード66を含むメンテナンスユニットは、不図示の移動機構によって記録ヘッド50に対して相対移動可能であり、必要に応じて所定の退避位置から記録ヘッド50下方のメンテナンス位置に移動される。
キャップ64は、図示せぬ昇降機構によって記録ヘッド50に対して相対的に昇降変位される。電源OFF時や印刷待機時にキャップ64を所定の上昇位置まで上昇させ、記録ヘッド50に密着させることにより、記録ヘッド50のノズル面50Aをキャップ64で覆う。
クリーニングブレード66は、ゴムなどの弾性部材で構成されており、図示せぬブレード移動機構により記録ヘッド50のノズル面50Aに摺動可能である。ノズル面50Aにインク滴又は異物が付着した場合、クリーニングブレード66をノズル面50Aに摺動させる、いわゆるワイピング動作を行うことでインク滴等を拭き取る。
印字中又は待機中において、特定のノズル51の使用頻度が低くなり、ノズル近傍のインク粘度が上昇した場合、その劣化インクを排出すべくキャップ64に向かって予備吐出が行われる。
また、記録ヘッド50内(圧力室52内)のインクに気泡が混入した場合、記録ヘッド50にキャップ64を当て、吸引ポンプ67で記録ヘッド50内のインク(気泡が混入したインク)を吸引により除去し、吸引除去したインクを回収タンク68へ送液する。この吸引動作は、初期のインクの記録ヘッド50への装填時、或いは長時間の停止後の使用開始時にも粘度上昇(固化)した劣化インクの吸い出しが行われる。
記録ヘッド50は、ある時間以上吐出しない状態が続くと、ノズル近傍のインク溶媒が蒸発してノズル近傍のインクの粘度が高くなってしまい、吐出駆動用のアクチュエータ(圧電素子58)が動作してもノズル51からインクが吐出しなくなる。したがって、この様な状態になる手前で(圧電素子58の動作によってインク吐出が可能な粘度の範囲内で)、インク受けに向かって圧電素子58を動作させ、粘度が上昇したノズル近傍のインクを吐出させる「予備吐出」が行われる。また、ノズル面50Aの清掃手段として設けられているクリーニングブレード66等のワイパーによってノズル面50Aの汚れを清掃した後に、このワイパー摺擦動作(ワイピング動作)によってノズル51内に異物が混入するのを防止するためにも予備吐出が行われる。なお、予備吐出は、「空吐出」、「パージ」、「唾吐き」などと呼ばれる場合もある。
また、ノズル51や圧力室52に気泡が混入したり、ノズル近傍のインクの粘度上昇があるレベルを超えたりすると、上記予備吐出ではインクを吐出できなくなるため、以下に述べる吸引動作を行う。
すなわち、ノズル51や圧力室52のインク内に気泡が混入した場合、或いはノズル近傍のインク粘度があるレベル以上に上昇した場合には、圧電素子58を動作させてもノズル51からインクを吐出できなくなる。このような場合、記録ヘッド50のノズル面50Aに、圧力室52内のインクをポンプ等で吸い込む吸引手段としてキャップ64を当接させて、気泡が混入したインク又は増粘インクを吸引する動作が行われる。
次に、本発明の特徴部分である液体供給装置の構成について説明する。図6は本実施形態としての液体供給装置90Aの構成を示す概略図である。図示するように、液体供給装置90Aは、メインタンク100、サブタンク102、第1の圧力制御手段104A、第2の圧力制御手段106、及び流量検出手段108から主に構成される。メインタンク100とサブタンク102は第1の流路110を介して連通し、サブタンク102と記録ヘッド50は第2の流路118を介して連通している。また、第1及び第2の流路110、118にはそれぞれ弁114、120が設けられている。以下では、第1の流路110の流量をV1、第2の流量118の流量をV2として表す。
メインタンク100は、サブタンク102を介して記録ヘッド50に対して供給するためのインクを貯留する大容量のタンクであり、図1に示したインク貯蔵/装填部14と等価なものである。メインタンク100はサブタンク102に対し鉛直方向略同位置に配置され、メインタンク100に外圧を加えたり、メインタンク100の内部に空気を注入したりすることによって、サブタンク102に対するインク供給を行う。また、メインタンク100は、脱気インクを用いる場合には密封されているのが望ましく、脱気されていないインクを用いる場合には大気開放されていてもよい。
メインタンク100には、第1の流路110に対して脱着可能な接続部材112が設けられており、タンク内のインク残量が少なくなった場合にはメインタンクごと交換することのできるカートリッジ方式が採用されている。使用用途に応じてインク種類を変える場合にはカートリッジ方式が適している。この場合、インクの種類情報をバーコード等で識別して、インク種類に応じた吐出制御を行うことが好ましい。また、カートリッジ方式に代えて、補充口からインクを補充する方式を採用することもできる。
サブタンク102は、メインタンク100から供給され、記録ヘッド50に対して供給するためのインクを一時的に貯留するための小容量のタンクである。本実施形態のサブタンク102は、その少なくとも一部が袋状の可撓性部材(即ち、大気連通がなくインク量に応じて容積が可変な部材)で構成され、非弾性の密閉容器116の内部に配置されている。尚、密閉容器116の内部空間(サブタンク102を除く)は空気が充填された状態となっている。
サブタンク102は、記録ヘッド50の鉛直方向上側に配置され、第2の流路118を介して記録ヘッド50内部の共通流路55(図3参照)に連通している。本実施形態においては、記録ヘッド50の鉛直方向上側の近傍又は記録ヘッド50と一体的にサブタンク102が配置されることが好ましい。記録ヘッド50の鉛直方向上側の近傍の範囲として、一例を挙げると、0mmを超え100mm以内の範囲を挙げることができるが、サブタンク102は記録ヘッド50に近ければ近い方がより好ましい。第2の流路118の長さ(流路長)を短くすることができ、第2の流路118における圧力損失を低く抑えることができる。
第1の流路110には、異物や気泡を除去するためにフィルタ111が設けられていてもよい。フィルタ・メッシュサイズは、ノズル径と同等若しくはノズル径以下(一般的には、20μm程度)とすることが好ましい。
流量検出手段108は、第2の流路118の流量V2、即ち、サブタンク102から記録ヘッド50に対するインク供給量を検出する手段である。流量検出手段108による検出結果(流量V2)は、第1の圧力制御手段104Aに通知される。流量検出手段108としては、例えば、第2の流路118内にプロペラを設けてその回転数を検出する羽根車方式、浮きを設けて浮きの上昇度合いで流量を検出する浮き子方式、2点間の圧力差を測定してベルヌーイの定理により求める差圧式等が一般的に知られている。しかしながら、どの方式においても圧力損失が増大するため、入力画像データより求められるドットデータに基づいて吐出量の総和を算出し、単位時間の吐出量、即ち、流量V2を算出する方法が望ましい。
第1の圧力制御手段104Aは、流量検出手段108による検出結果(流量V2)に応じてメインタンク100に対する付与圧力を変化させることで、メインタンク100の内圧を制御する手段である。第1の圧力制御手段104としては、例えば、外圧によりメインタンク100を押し引きする方法、メインタンク内部への空気注入量を増減させる方法、メインタンク100を鉛直方向上下に移動させる方法などの各種方法を採用することができる。
脱気インクを用いる場合は外圧によりメインタンク100を押し引きする方法が望ましく、脱気されていないインクを用いる場合はメインタンク100内部への空気注入量を増減させる方法が望ましい。
流量V2とメインタンク100に対する付与圧力との関係は、実験的、統計的に求めてもよいし、設計値から求めるようにしてもよい。図7に流量V2とメインタンク100に対する付与圧力の関係を一例として示す。図示するように、流量V2から一義的にメインタンク100に対する付与圧力P1を求めることができ、流量V2が増加するほどメインタンク100に対する付与圧力P1が増加するような関係となっている。つまり、記録ヘッド50によるインク消費量の増加によって流量V2が増加した場合には、第1の圧力制御手段104によるメインタンク100に対する付与圧力も増加し、メインタンク100からサブタンク102に対するインク供給量(流量V1)が増加する。この結果、サブタンク102内における急激な圧力変動を抑えることできる。
第2の圧力制御手段106は、記録ヘッド50による安定吐出が可能な範囲でサブタンク102の内圧を制御する手段であり、具体的には、圧力検出器122及びポンプ124から主に構成される。
圧力検出器122は、密閉容器116の内圧と大気圧との差圧ΔPを検出する圧力検出手段である。ポンプ124は、密閉容器116の内圧を調整する圧力調整手段であり、ポンプ124の一端は弁126を介して密閉容器116の内部に連通し、他端は大気に連通している。本実施形態においては、ポンプ124としてロータリーポンプを採用しているが、これに限らず、公知の各種ポンプを採用することができる。
ポンプ124による密閉容器116の内圧調整は、圧力検出器122による検出結果(差圧ΔP)に基づいて行われる。即ち、圧力検出器122により検出される差圧ΔPが所定の範囲内となるようにポンプ124を駆動させることによって、密閉容器116の内圧調整が行われる。これにより、密閉容器116内部に配置されるサブタンク102の内圧を所定の範囲内に制御することができる。この結果、第1の流路110の圧力損失の大小に左右されることなく、記録ヘッド50の内圧(負圧)を所定の範囲内に保つことができ、記録ヘッド50の安定吐出が可能となる。
本実施形態においては、密閉容器116の内部空間(サブタンク102除く)には空気が充填されているが、これに限らず、他の気体や液体が充填されていてもよい。つまり、密閉容器116の内部空間には、サブタンク102の内圧を間接的に調整することができるものが充填されていればよい。
サブタンク102及び第2の圧力制御手段106の構成は本実施形態に限定されるものではない。例えば、図8に示す第1の変形例のように、サブタンク102′を大気中に配置し、第2の圧力制御手段106′として、サブタンク102′の内圧と大気圧との差圧を検出する圧力検出器122′と、その検出結果に応じてサブタンク102′の表面を押し引きする押し引き機構128とを備えた構成でもよい。この形態によれば、ポンプを使用しないため、ポンプの振動を生じることなく圧力調整が可能となる。また、図9に示す第2の変形例のように、インクが貯留されるサブタンク102″の内部に可撓性の袋状部材130を設け、第2の圧力制御手段106″として、サブタンク102″の内圧と大気圧との差圧を検出する圧力検出器122″と、圧力検出器122″による検出結果に応じて袋状部材130の内圧を調整するポンプ124″とを備えた構成でもよい。この形態によれば、可撓性の袋状部材の表面積を最小限にすることができ、気体透過性を最小限にすることができるため、脱気インクを用いた場合に溶存酸素量の増加を防止することができる。いずれの変形例においても、本実施形態と同様の効果が得られる。
図10〜図12は本実施形態の圧力制御の一例を示したフローチャート図である。以下、これらのフローチャート図に従って説明する。
図10は圧力制御の全体的な流れを示したものである。まず、記録ヘッド50による記録動作の開始前には、図6に示す全ての弁114、120、126は開かれ、各圧力制御手段104A、106及び流量検出手段108は動作開始可能な状態になっているものとする。また、メインタンク100及びサブタンク102の内部にはそれぞれ適量のインクが貯留され、その内圧も適性圧力であるものとする。
まず、記録動作の開始によって、サブタンク102に対する圧力制御が行われる(ステップS10)。また、メインタンク100に対する圧力制御が行われる(ステップS12)。ステップS10とステップS12を並列的に実施するようにしてもよいが、例えば、記録動作が開始され、サブタンク102に対する圧力制御よりも先にメインタンク100に対する圧力制御が行われると、サブタンク102の圧力調整に遅れが発生して記録ヘッド50の吐出特性に変化が生じることがある。このため、図10に示すとおり、メインタンク100に対する圧力制御よりも先にサブタンク102に対する圧力制御が行われることが望ましい。尚、記録ヘッド50による記録動作(吐出動作)は、図10中には示していないが、これらの圧力調整と並列的に行われる。
次に、記録データが終了したか否かの判断が行われる(ステップS14)。記録データが終了していなければ(Noの場合)、ステップS10に戻り、メインタンク100及びサブタンク102に対する圧力制御が再び行われる。一方、記録データが終了していれば(Yesの場合)、記録動作の終了となる。記録動作の終了後、各圧力制御手段104A、106及び流量検出手段108の動作を停止状態にすると共に、図6に示す全ての弁114、120、126を閉じた状態にする。
図11はメインタンク100に対する圧力制御の詳細な流れを示したものである。まず、流量検出手段108において、流量V2の検出が行われる(ステップS20)。既述のとおり、流量検出手段108による検出結果(流量V2)は第1の圧力制御手段104Aに通知される。次に、第1の圧力制御手段104Aにおいて、流量V2からメインタンク100に対して付与すべき圧力P1が算出され(ステップS22)、その圧力P1がメインタンク100に対して付与される(ステップS24)。そして、メインタンク100に対する圧力制御処理を終了する。
図12はサブタンク102に対する圧力制御の詳細な流れを示したものである。まず、圧力検出器122において、密閉容器116の内圧と大気圧との差圧ΔPの検出が行われる(ステップS30)。次に、先のステップS30で検出された差圧ΔPが所定の範囲内か否か判断される(ステップS32)。差圧ΔPが所定の範囲外であれば(Noの場合)、ポンプ124を駆動し(ステップS34)、ステップS30に戻って再び同様の処理を繰り返す。一方、差圧ΔPが所定の範囲内であれば(Yesの場合)、サブタンク102に対する圧力制御処理を終了する。
第1の実施形態によれば、第1の圧力制御手段104Aによって、記録ヘッド50によるインク消費量の増減に応じてメインタンク100からサブタンク102に対するインク供給量を変化させ、サブタンク102内における急激な圧力変動を抑えることができる。また、第2の圧力制御手段106によって、第1の流路110における圧力損失の大小に左右されることなく、記録ヘッド50の内圧(負圧)を所定の範囲内に保つことができる。従って、記録動作中においても記録ヘッド50に対して安定したインク供給が可能となると共に、記録ヘッドによる安定吐出を実現することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。以下、既述した第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
図13は第2の実施形態としての液体供給装置90Bの構成を示した概略図である。第2の実施形態の液体供給装置90Bにおいて、第1の実施形態の液体供給装置90A(図6参照)と異なる点は、図13に示すように、液量検出手段132を備えていることである。
液量検出手段132は、サブタンク102内のインク量(液量)Sを検出する手段である。液量検出手段132による検出結果(液量S)は、第1の圧力制御手段104Bに通知される。液量検出手段132としては、例えば、レーザの透過光量やレーザによる可撓性容器の変位、歪ゲージなどを採用することができる。
本実施形態の第1の圧力制御手段104Bは、流量検出手段108による検出結果だけでなく、液量検出手段132による検出結果も利用して、メインタンク100の内圧を制御する。尚、制御の方法については図15にて説明する。
図14は第2の実施形態としてのメインタンク100に対する圧力制御の詳細な流れを示した図である。図14中、既述した第1の実施形態(図12参照)と共通する処理については同一の番号を付して、その説明を省略する。
まず、第1の実施形態と同様にして流量V2の検出が行われた後(ステップS20)、液量検出手段132において、サブタンク102の液量Sが検出される(ステップS40)。液量検出手段132による検出結果(液量S)は第1の圧力制御手段104Bに通知される。流量V2とサブタンク102の液量Sとの検出順序は本実施形態に限定されるものはなく、逆の順序でもよいし、同時に検出を行うようにしてもよい。ただし、第1の圧力制御手段104Bにおいて、これらの検出結果を利用してメインタンク100に対する付与圧力が決定されることから、略同時に検出されることが好ましい。
次に、第1の圧力制御手段104Bにおいて、液量検出手段132による検出結果からサブタンク102内の単位時間当たりの液量変化量ΔSの算出が行われる(ステップS42)。例えば、液量検出手段132による検出結果の複数周期分を不図示の記憶手段に記憶しておき、記憶手段による記憶内容を読み取ることによって、液量変化量ΔSを算出することができる。
次に、第1の圧力制御手段104Bにおいて、流量V2の補正が行われる(ステップS44)。流量V2の補正は、先のステップS42で求められた液量変化量ΔSを利用して行われる。具体的には、流量V2から液量変化量ΔSを減じた値が補正後の流量(以下、補正流量という。)V2′となり、次式 V2′=V2−ΔS の関係が成立する。
次に、第1の圧力制御手段104Bにおいて、補正流量V2′からメインタンク102に対して付与すべき圧力P1′が算出され(ステップS46)、圧力P1′がメインタンク100に対して付与される(ステップS48)。そして、メインタンク100に対する圧力制御処理を終了する。
図15は第2の流路118の流量とメインタンク100に対する付与圧力との関係を一例として示したものである。不吐出などによって記録ヘッド50によるインク消費量が減少し、サブタンク102の液量Sが増加している場合(即ち、ΔS>0)、図示するように、補正流量V2′は補正前の流量V2に比べて小さくなり、補正流量V2′から算出されるメインタンク100の付与圧力P1′は、補正前の流量V2から算出される付与圧力P1より小さくなる。つまり、メインタンク100からサブタンク102に対するインク供給量(流量V1)は補正前に比べて減少し、サブタンク102の液量Sの変動範囲を一定に保つことができる。また、サブタンク102の液量Sが減少している場合(即ち、ΔS<0)についても同様である。
本実施形態においては、サブタンク102の液量Sの基準量に対する変動範囲は1%〜3%の範囲であることが好ましい。ただし、インクの種類や液体供給装置90Bや記録ヘッド50の構造に左右されるため、これらを考慮した変動範囲の設定が必要である。
第2の実施形態によれば、インク粘度の変化や計測機器の誤差、画像で予測した場合の不吐出量などの各種要因により、流量検出手段108により検出される流量V2に誤差が生じた場合でも、サブタンク102の液量Sを所定の範囲内に保つことができ、記録ヘッド50に対して安定したインク供給を行うことが可能となる。
尚、第1の圧力制御手段104Bにおいて、流量検出手段108による検出結果(流量V2)を利用せずに、液量検出手段132による検出結果(サブタンク102の液量S)のみを利用することも考えられるが、メインタンク100からサブタンク102に対する供給量(流量V1)が所定の範囲内となるような、メインタンク100に対する付与圧力を精度良く算出することは難しく不適である。
また、本実施形態の液体供給装置90Bでは、メインタンク交換時、及び異常時/瞬断時には次のような処理が行われる。
図16はメインタンク交換時の液体供給装置90Bの様子を示した概略図である。図示するように、メインタンク交換のため、メインタンク100が離脱されたときには、第1の圧力制御手段104Bは対象となるメインタンク100が存在しないため、停止状態となる。メインタンク100が離脱されていた場合、メインタンク装着判断手段133により、メインタンク100が外されたままか、装着されたかを常に判断し、装着されたら、弁114を開き、第1の圧力制御手段104Bを開始する。
図17はメインタンク交換時の制御の流れを示した図である。同図に示すように、記録動作が開始されると、サブタンク102の圧力制御が行われ(ステップS10)、メインタンク装着判断手段133によって、メインタンク100の離脱が行われたか否か判断される(ステップS60)。
メインタンク100が装着されていると判断されると(即ち、Noの場合)、弁114を開いた状態にし(ステップS62)、メインタンク100の圧力制御が行われる(ステップS12)。そして、記録データが終了したか否か判断が行われ(ステップS64)、記録データが終了していなければ、ステップS10に戻って再び同様の処理を繰り返し、記録データが終了した場合には記録動作を終了する。
一方、メインタンク100が離脱されていると判断されると(即ち、Yesの場合)、弁114を閉じた状態にし(ステップS66)、続いて、サブタンク102の液量Sが規定値未満か否か判断される(ステップS68)。サブタンク102の液量Sが規定値未満と判断されると(即ち、Yesの場合)、記録動作を停止し(ステップS70)、不図示の出力手段にエラー表示し(ステップS72)、記録動作を終了する。これに対し、サブタンク102の液量Sが規定値以上と判断されると(即ち、Noの場合)、前記同様、ステップS64において、記録データが終了したか否か判断される。そして、記録データが終了していなければステップS10からの処理を繰り返し、記録データが終了していれば記録動作を終了する。
この形態によれば、記録中においても記録を中断することなく、メインタンク100を交換することが可能であり、且つ、サブタンク102の圧力調整により記録ヘッド50の安定吐出が可能となる。
図18は異常時又は瞬断時の液体供給装置90Bの様子を示した概略図である。図示するように、異常時又は瞬断時には全ての弁114、120、126を閉じ、第1の圧力制御手段104Bによるメインタンク100に対する圧力の付与を停止する。予め全ての弁114、120、126を閉じることで、異常時においても水頭差や残留圧力による正圧が生じた場合でも、記録ヘッド50からのインク漏れを防止することができる。一方、復帰時には、サブタンク102の液量Sや密閉容器116の内圧と大気圧との差圧ΔPを検出し、各検出値が規定範囲外の場合は規定範囲内に調整した後、記録動作を開始する。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。以下、既述した各実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
図19は第3の実施形態としての液体供給装置90Cの構成を示した概略図である。第3の実施形態の液体供給装置90Cにおいて、第1の実施形態の液体供給装置90A(図6参照)と異なる点は、図19に示すように、動作履歴記憶手段134を備えていることである。
動作履歴記憶手段134は、ポンプ124の動作履歴を記憶する手段である。本実施形態においては、ポンプ124としてロータリーポンプが採用されている。また、ポンプ124の動作履歴としては、ポンプ124の駆動時間であり、密閉容器116の外部から内部に空気を流入させたときの駆動時間と、密閉容器116の内部から外部に空気を流出させたときの駆動時間とに分類されて記憶される。動作履歴記憶手段134による記憶内容(ポンプ124の動作履歴)は第1の圧力制御手段104Cに通知される。第1の圧力制御手段104Cから動作履歴記憶手段134の記憶内容を参照するようにしてもよい。
本実施形態の第1の圧力制御手段104Cは、流量検出手段108による検出結果だけでなく、動作履歴記憶手段134により記憶されているポンプ124の動作履歴も利用して、メインタンク100の内圧を制御する。
図20は第3の実施形態としてのメインタンク100に対する圧力制御の詳細な流れを示した図である。図20中、既述した各実施形態(図12、14参照)と共通する処理については同一の番号を付して、その説明を省略する。尚、制御の方法については図15にて説明したとおりである。
まず、既述した各実施形態と同様にして流量V2の検出が行われた後(ステップS20)、動作履歴記憶手段134に対してポンプ124の動作履歴が記憶される(ステップS62)。動作履歴記憶手段134による記憶内容は第1の圧力制御手段104Cに通知される。そして、第1の圧力制御手段104Cにおいて、ポンプ124の動作履歴からサブタンク102の液量変化量ΔSが算出される(ステップS64)。サブタンク102の液量変化量ΔSを算出した後の各処理(ステップS46〜ステップS50)は、既述した第2の実施形態と同様にして行われる。このようにして、メインタンク100に対する圧力制御処理を終了する。
次に、図21を用いて、ポンプ124の動作履歴からサブタンク102の液量変化量ΔSを算出する方法について説明する。図21(a)は正常状態(初期状態)を表したものであり、このときのサブタンク102の液量をS1a、密閉容器116の内部(サブタンク102除く)の空気量をS2aとする。一方、図21(b)は異常状態を表したものであり、このときのサブタンク102の液量をS1b、密閉容器116の内部(サブタンク102除く)の空気量をS2bとする。
記録ヘッド50に不吐出等の異常が発生すると、記録ヘッド50によるインク消費量の減少によって流量V2が流量V1より小さくなり(V2<V1)、サブタンク102の液量S1が増加することになるが、本実施形態においては、第2の圧力制御手段106によって密閉容器116内部から外部に空気が流出され、サブタンク102の内圧が増加することなく一定に保たれる。このとき、サブタンク102は非弾性の密閉容器116の内部に配置されることから、サブタンク102の内圧が初期値で一定の場合、次式 S1a+S2a=S1b+S2b が成立する。よって、ポンプ124の駆動による密閉容器116の内部から外部への流出量(S2a−S2b)から、サブタンク102の液量変化量ΔS(=S1b−S1a)を求めることができる。尚、密閉容器116の内部から外部への流出量(S2a−S2b)は、動作履歴記憶手段134によって記憶されるポンプ124の駆動時間から算出することができる。
また、記録ヘッド50によるインク消費量の増加によって流量V2が流量V1より大きくなった場合(V2>V1)についても、サブタンク102の液量変化量ΔSを同様にして求めることができる。
第3の実施形態によれば、動作履歴記憶手段134による記憶内容(ポンプ124の動作履歴)からサブタンク102の液量変化量ΔSを算出することができるので、サブタンク102の液量検出手段を設けなくとも、第2の実施形態と同等の効果を得ることができる。従って、液体供給装置90Cのコスト削減や小型化が可能となる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。以下、既述した各実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
図22は第4の実施形態としての液体供給装置90Dの構成を示した概略図である。第4の実施形態の液体供給装置90Dにおいて、第1の実施形態の液体供給装置90A(図6参照)と異なる点は、図22に示すように、温度測定手段136を備えていることである。
温度測定手段136は、第1の流路110のインク温度を測定する手段である。温度測定手段136のインク温度の測定は、第1の流路110の下流側(サブタンク102側)で行われることが好ましく、更に、メインタンク100の内部のインク温度も測定されることが好ましい。第1の流路110における圧力損失をより正確に把握することが可能となる。温度測定手段136による測定結果(インク温度)は、第1の圧力制御手段104Dに通知される。
第1の圧力制御手段104Dは、流量検出手段108による検出結果、更には、温度測定手段136による測定結果を利用して、メインタンク100の内圧を制御する。
図23は第2の流路118の流量とメインタンク100に対する付与圧力との関係を一例として示したものであり、温度測定手段136で測定されるインク温度が常温と低温の場合を表している。インク温度が常温の場合に流量V2から算出される付与圧力をP1とする。一方、第4の実施形態では、第1の流量110のインク温度が更に考慮され、例えば、インク温度が低温の場合には、図示するように、流量V2からメインタンク100に対する付与圧力P1′(>P1)が算出される。つまり、インク温度が低温の場合には、インク粘度の増加によって、第1の流路110における圧力損失が増加することになるが、その圧力損失の増加分に応じてメインタンク100に対する付与圧力を増加させることで、第1の流路110における流量V1を所定の範囲内にすることができ、安定したインク供給を実現することができる。インク温度が高温の場合についても同様であり、圧力損失の減少分に応じてメインタンク100に対する付与圧力を減少させることで、同様の効果を得ることができる。
インク温度に応じた流量V2とメインタンク100に対する付与圧力との関係は、インク種類毎に異なることから、これらの関係を実験的、統計的に測定したデータをテーブルとして不図示の記憶手段に記憶しておき、このテーブルを参照することによって、メインタンク100に対する付与圧力を決定すればよい。
第4の実施形態によれば、インク温度の変化によってインク粘度に変化が生じ、第1の流路110における圧力損失に変化が生じた場合でも、温度測定手段136により測定されたインク温度に応じてメインタンク100の内圧を制御することで、第1の流路110の流量V1を所定の範囲内にすることができ、安定したインク供給を実現することができる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明に係る第5の実施形態について説明する。以下、既述した各実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
図24は第5の実施形態としての液体供給装置90Eの構成を示した概略図である。第5の実施形態の液体供給装置90Eにおいて、第2の実施形態の液体供給装置90B(図13参照)と異なる点は、図24に示すように、温度測定手段136を備えていることである。
温度測定手段136は、第1の流路110のインク温度を測定する手段である。温度測定手段136のインク温度の測定は、第1の流路110の下流側(サブタンク102側)で行われることが好ましく、更に、メインタンク100の内部のインク温度も測定されることが好ましい。第1の流路110における圧力損失をより正確に把握することが可能となる。温度測定手段136による測定結果(インク温度)は、第1の圧力制御手段104Dに通知される。
第1の圧力制御手段104Eは、流量検出手段108による検出結果だけでなく、液量検出手段132による検出結果、更には、温度測定手段136による測定結果を利用して、メインタンク100の内圧を制御する。
図25は第2の流路118の流量とメインタンク100に対する付与圧力との関係を一例として示したものであり、温度測定手段136で測定されるインク温度が常温と低温の場合を表している。インク温度が常温の場合に流量V2から算出される付与圧力をP1とする。既述した第2の実施形態では、流量V2からサブタンク102の液量変化量ΔSを減じて得られる補正流量V2′からメインタンク100に対する付与圧力P1′(<P1)が算出される。一方、第5の実施形態では、第1の流路110のインク温度が更に考慮され、例えば、インク温度が低温の場合には、図示するように、補正流量V2′からメインタンク100に対する付与圧力P1″(>P1′)が算出される。つまり、インク温度が低温の場合には、インク粘度の増加によって、第1の流路110における圧力損失が増加することになるが、その圧力損失の増加分に応じてメインタンク100に対する付与圧力を増加させることで、第1の流路110における流量V1を所定の範囲内にすることができ、安定したインク供給を実現することができる。インク温度が高温の場合についても同様であり、圧力損失の減少分に応じてメインタンク100に対する付与圧力を減少させることで、同様の効果を得ることができる。
インク温度に応じた流量V2とメインタンク100に対する付与圧力との関係は、インク種類毎に異なることから、これらの関係を実験的、統計的に測定したデータをテーブルとして不図示の記憶手段に記憶しておき、このテーブルを参照することによって、メインタンク100に対する付与圧力を決定すればよい。
第5の実施形態によれば、インク温度の変化によってインク粘度に変化が生じ、第1の流路110における圧力損失に変化が生じた場合でも、温度測定手段136により測定されたインク温度に応じてメインタンク100の内圧を制御することで、第1の流路110の流量V1を所定の範囲内にすることができ、安定したインク供給を実現することができる。
以上、本発明の液体供給装置、画像形成装置、及び液体供給方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
インクジェット記録装置の概略を示す全体構成図 記録ヘッドのノズル面を表した平面図 図2中3−3線に沿う断面図 インクジェット記録装置の制御系を示す要部ブロック図 インクジェット記録装置のメンテナンス系の構成を示した概略図 第1の実施形態としての液体供給装置の構成を示す概略図 第2の流路における流量とメインタンクに対する付与圧力の関係を一例として示した図 第1の実施形態の変形例を示した図 第1の実施形態の変形例を示した図 第1の実施形態の圧力制御の全体的な流れを示した図 第1の実施形態のメインタンクに対する圧力制御の詳細な流れを示した図 第1の実施形態のサブタンクに対する圧力制御の詳細な流れを示した図 第2の実施形態としての液体供給装置の構成を示す概略図 第2の実施形態のメインタンクに対する圧力制御の詳細な流れを示した図 第2の流路における流量とメインタンクに対する付与圧力の関係を一例として示した図 メインタンク交換時の液体供給装置の様子を示した概略図 メインタンク交換時の制御の流れを示した図 異常時又は瞬断時の液体供給装置の様子を示した概略図 第3の実施形態としての液体供給装置の構成を示す概略図 第3の実施形態のメインタンクに対する圧力制御の詳細な流れを示した図 サブタンクの液量変化量を算出する方法の説明図 第4の実施形態としての液体供給装置の構成を示す概略図 第2の流路における流量とメインタンクに対する付与圧力の関係を一例として示した図 第5の実施形態としての液体供給装置の構成を示す概略図 第2の流路における流量とメインタンクに対する付与圧力の関係を一例として示した図
符号の説明
10…インクジェット記録装置、50…記録ヘッド、51…ノズル、52…圧力室、55…共通流路、56…振動板、58…圧電素子、80…プリント制御部、80a…圧力制御部、90A〜90E…液体供給装置、100…メインタンク、102…サブタンク、104A〜104E…第1の圧力制御手段、106…第2の圧力制御手段、108…流量検出手段、110…第1の流路、116…密閉容器、118…第2の流路、122…圧力検出器、124…ポンプ、132…液量検出手段、134…動作履歴記憶手段、136…温度測定手段

Claims (6)

  1. 液体が貯留されるメインタンクと、
    液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、
    前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、
    前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、
    前記第2の流路の流量を検出する流量検出手段と、
    前記流量検出手段により検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御手段と、
    前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御手段と、を備えた液体供給装置であって、
    前記サブタンクの液量を検出する液量検出手段と、
    前記液量検出手段により検出された液量から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出手段と、
    前記流量検出手段により検出された流量から前記液量変化量算出手段により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出手段と、を備え、
    前記第1の圧力制御手段は、前記流量検出手段により検出された流量の代わりに前記補正流量算出手段により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする液体供給装置。
  2. 液体が貯留されるメインタンクと、
    液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、
    前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、
    前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、
    前記第2の流路の流量を検出する流量検出手段と、
    前記流量検出手段により検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御手段と、
    前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御手段と、を備えた液体供給装置であって、
    前記第2の圧力制御手段の動作履歴を記憶する動作履歴記憶手段と、
    前記動作履歴記憶手段に記憶された動作履歴から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出手段と、
    前記流量検出手段により検出された流量から前記液量変化量算出手段により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出手段と、を備え、
    前記第1の圧力制御手段は、前記流量検出手段により検出された流量の代わりに前記補正流量算出手段により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする液体供給装置。
  3. 前記第1の流路の液体温度を測定する温度測定手段を更に備え、
    前記第1の圧力制御手段は、前記補正流量算出手段により算出された補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させるとともに、前記温度測定手段により測定された液体温度が低温になるほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液体供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、を備えた液体供給装置の液体供給方法であって、
    前記第2の流路の流量を検出する流量検出工程と、
    前記流量検出工程において検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御工程と、
    前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御工程と、
    前記サブタンクの液量を検出する液量検出工程と、
    前記液量検出工程により検出された液量から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出工程と、
    前記流量検出工程により検出された流量から前記液量変化量算出工程により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出工程と、を含み、
    前記第1の圧力制御工程は、前記流量検出工程により検出された流量の代わりに前記補正流量算出工程により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする液体供給方法。
  6. 液体が貯留されるメインタンクと、液体を吐出する記録ヘッドの鉛直方向上側に配置され、大気連通がなく液体量に応じて容積が可変な部材で構成されるサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1の流路と、前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2の流路と、を備えた液体供給装置の液体供給方法であって、
    前記第2の流路の流量を検出する流量検出工程と、
    前記流量検出工程において検出された流量に応じて前記メインタンクの内圧を制御する第1の圧力制御工程と、
    前記サブタンクの内圧を所定の範囲内に制御する第2の圧力制御工程と、
    前記第2の圧力制御工程の動作履歴を記憶する動作履歴記憶工程と、
    前記動作履歴記憶工程で記憶された動作履歴から前記サブタンクの液量変化量(ただし、前記液量変化量は、前記サブタンクの液量が増加したときを正の値とする)を算出する液量変化量算出工程と、
    前記流量検出工程により検出された流量から前記液量変化量算出工程により算出された液量変化量を減じることにより補正流量を算出する補正流量算出工程と、を含み、
    前記第1の圧力制御工程は、前記流量検出工程により検出された流量の代わりに前記補正流量算出工程により算出された補正流量に基づき、該補正流量が増加するほど前記メインタンクに対する付与圧力を増加させることにより、前記メインタンクの内圧を制御することを特徴とする液体供給方法。
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