JP4959419B2 - 液面レベル検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液面レベル検出装置に関し、より詳細には、エタノール、メタノール、等といった電解液(アルコール)そのもの、或いは該電解液を含有するガソリンを燃料とする自動車の燃料タンクの液面の高さを検出可能な液面レベル検出装置に関する。
従来、自動車の燃料タンクの液面高さを検出する液面レベル検出装置として、液面レベルに応じて上下移動するフロートによって摺動アームを抵抗板上で摺動させ、液面レベルを電位差に変換して液面高さを検出するようにした液面レベルセンサが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。特許文献1に記載の液面レベルセンサ1は、図8に示すように、フレーム2と、フロートアーム3と、アームホルダ4と、コンタクト片5と、フロート6と、抵抗板7と、出力端子8A、8Bと、を含んで構成されている。
フレーム2に一体に設けられた軸受け部には、一端にフロート6が配設されたフロートアーム3の他端が回動自在に支持されている。フロートアーム3に保持されたアームホルダ4には、コンタクト片5が固定されており、該コンタクト片5の先端に設けられた接点が、フロートアーム3の回動に伴って抵抗板7に接触しながら回動する。これにより、液面レベルが、出力端子8A、8B間の電位差に変換されて出力される。特許文献1には、出力端子8A、8Bの材質等の詳細、および出力端子8A、8Bと外部回路等を接続する出力ハーネスに関しては、特に記載されていない。
特許文献2に記載の液面検出装置は、特許文献1の液面レベルセンサ1と同様の検出機構を有し、抵抗体の一端と外部回路を接続するターミナルおよびコネクタ端子板を備える。ターミナルはリン青銅またはベリリウム銅製であり、ターミナルの一端が抵抗体の一端とバネ弾性により接触し、他端がコネクタ端子板とカシメられて、電気的に接続される。
特許第3898913号公報 特開平9−5145号公報
ところで、液面レベル検出装置は、エタノール、メタノール、等といった電解液(アルコール)そのもの、或いは該電解液を含有するガソリンを燃料とする自動車の燃料タンクに用いられる場合がある。出力端子8A、8Bや、該出力端子8A、8Bと接続される接続端子等が該燃料に浸漬されると、マイナス側(GND)の出力端子8Bに対してプラスの電位差を有するプラス側の出力端子8Aや接続端子は、電気分解の影響を受けやすい。出力端子8A、8B間の電位差の大きさは、電気分解の度合いに、対数的に影響を与える。
一般に使用される接続端子は、銅や銅合金で製作され、錫メッキが施されたものが多用されており、出力端子8A、8B間に電位差が生じると、プラス側の接続端子の銅や銅合金が溶け出し、マイナス側の出力端子8Bに金属イオンが析出して金属酸化物(絶縁体)となって付着し、接触抵抗が増大する。接触抵抗の増大は、液面レベルの検出精度に大きな影響を及ぼすので、エタノールやエタノール混合ガソリンを燃料とする自動車の液面レベル検出装置の検出精度が低下する問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電解液に浸漬される等した際の電気分解の影響を防止して、エタノールやエタノール混合ガソリンを燃料とする自動車の液面レベルを精度良く検出することができ、且つ安価な液面レベル検出装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る液面レベル検出装置は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 第1摺動部と、第2摺動部と、前記第1摺動部に電気的に接続されるプラス側電極と、前記第2摺動部に電気的に接続されるマイナス側電極と、を備える導電パターンが基板上に形成された抵抗板と、
測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロートと、
前記フロートに取付けられた一端を有し且つ前記フロートの上下移動に伴い回転するように回動自在に支持された他端を有するフロートアームと、
前記液面レベルに応じた前記フロートアームの回転に連動して前記抵抗板上を摺動する摺動アームと、
前記プラス側電極に接続されるプラス極接続端子と、
前記マイナス側電極に接続されるマイナス極接続端子と、
を備え、
前記摺動アームが接触する前記第1摺動部と前記第2摺動部の位置に応じて発生する前記プラス側電極および前記マイナス側電極間の電位差を前記プラス極接続端子と前記マイナス極接続端子を介して外部回路に出力する液面レベル検出装置であって、
前記プラス極接続端子の少なくとも一部を覆うように形成され、前記プラス極接続端子が電気分解によって溶解されるのを防止する保護層を備え
前記プラス極接続端子は、母材の表面を前記保護層で覆う電食防止処理を行なった後、前記母材を成形加工して製作され、前記成形加工によって切断される切断面を除き、その他の部分が前記保護層で覆われていること。
) 上記()の構成の液面レベル検出装置であって、
前記プラス極接続端子は、前記抵抗板を収容するフレームに係合する係合部を除き、その他の部分が前記保護層で覆われていること。
) 上記(1)または(2)の構成の液面レベル検出装置であって、
前記第1摺動部と前記プラス側電極との間に連接されて前記第1摺動部と前記プラス側電極とを電気的に接続する第1導電路と、
前記第1導電路上に該第1導電路を覆うように形成された保護体と、
を更に備えた。
) 上記(1)〜()のいずれかの構成の液面レベル検出装置であって、
前記保護層は、金または金合金のメッキ層であること。
上記(1)の構成の液面レベル検出装置によれば、液面レベル検出装置のプラス側電極と外部回路とを電気的に導通させるプラス極接続端子が、電気分解によって溶解されるのを防止する保護層によって覆われているので、エタノール、メタノール、等といった電解液そのもの、或いは該電解液を含有するガソリンを燃料とする自動車の燃料タンクに用いても、電気分解によってプラス極接続端子が溶解することが防止され、マイナス側電極への金属酸化物の析出を抑制して接点部の接触抵抗の増大を防止することができる。また、これによって電解液の液面レベルを精度よく測定することができる。また、プラス極接続端子は、母材の表面を保護層で覆う電食防止処理を行なった後、母材を成形加工して製作されるので、成形加工によって切断される切断面を除く部分が保護層で覆われ、これにより、電気分解による影響を抑制することができるプラス極接続端子を、安価且つ容易に製作することができる。
上記()の構成の液面レベル検出装置によれば、プラス極接続端子は、抵抗板を収容するフレームに係合する係合部を除き、その他の部分が保護層で覆われているので、電気分解による影響を抑制することができ、更にフレームに確実に係合するプラス極接続端子を、安価且つ容易に製作することができる
上記()の構成の液面レベル検出装置によれば、第1摺動部とプラス側電極とを電気的に接続する第1導電路を備え、該第1導電路が保護体によって覆われているので、電解液に浸漬される等した際、第1導電路が受ける電気分解の影響を緩和することができる抵抗板を安価に製作することができる。
上記()の構成の液面レベル検出装置によれば、保護層が、金または金合金のメッキ層であるので、接続端子間に電圧が印加されても、電気分解によるマイナス側電極への銅の析出を確実に防止して接触抵抗の増大を抑え、精度よく電解液の液面レベルを測定することができる。
本発明によれば、電解液に浸漬される等した際の電気分解の影響を防止して、エタノールやエタノール混合ガソリンを燃料とする自動車の液面レベルを精度良く検出することができ、且つ安価な液面レベル検出装置を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の液面レベル検出装置の構成を示す断面図、図2は図1における抵抗板の平面図、図3は図2におけるIII−III矢視断面図、図4は出力ハーネスの平面図、図5は接続端子の側面図、図6は接続端子の平面図、そして図7は出力ハーネスの接続端子が抵抗板の電極に接続される状態を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態の液面レベル検出装置100は、燃料タンク内の燃料Fの液面FSの高さを検出するために自動車に搭載されるものであって、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロート10と、フロートアーム11と、抵抗板12と、摺動アーム13と、出力ハーネス14と、を備える。より具体的には、フロートアーム11の先端に、燃料タンク内で燃料Fの液面FSに浮かぶフロート10が支持されている。図1において紙面と垂直方向に曲げられたフロートアーム11の基端側は、フレーム15に設けられた軸受け部(図示せず)に回動自在に支持されている。フレーム15には、抵抗板12と、フロートアーム11の回転に連動して抵抗板12上をスライドする摺動アーム13とが設けられている。
図2に示すように、抵抗板12には、導電性に優れ且つ耐劣化および耐腐食性に優れた銀パラジウムからなる導電パターン20が設けられている。導電パターン20は、絶縁基板12A上に形成された弧状の第1摺動部21、弧状の第2摺動部22、プラス側電極27A、およびマイナス側電極27Bを備える。
第1摺動部21は、摺動アーム13の摺動方向に間隔を置いて配置される複数の第1導電セグメント23を備える。複数の第1導電セグメント23上には、各第1導電セグメント23の長手方向に交差する方向に延長する抵抗体24が形成されている。抵抗体24は銀パラジウムに比べ耐硫化性に優れ、且つエタノール、メタノール、等の電解液に晒されても電気分解による劣化や腐食が生じにくい酸化ルテニウムからなる抵抗層である。隣接する第1導電セグメント23は、抵抗体24を介して互いに接続されている。
第2摺動部22は、複数の第2導電セグメント25を備える。これら第2導電セグメント25は、摺動アーム13の摺動方向に間隔を置いて、弧を描くように配置される。互いに隣接する第2導電セグメント25間は、弧状の導電連結部26によって電気的に短絡接続されている。
第1摺動部21の一端側には、銀パラジウムからなる導電パターン20の一部であるプラス側電極27Aと第1導電路28が設けられている。第1導電路28は、第1摺動部21とプラス側電極27Aとを電気的に接続する。また、第2摺動部22の一端側には、銀パラジウムからなる導電パターン20の一部であるマイナス側電極27Bと第2導電路29が設けられている。第2導電路29は、第2摺動部22とマイナス側電極27Bとを電気的に接続する。
摺動アーム13は、導電性部材によって構成されており、第1摺動部21上を摺動する第1接点部30と、第2摺動部22上を摺動する第2接点部31とを有する。摺動アーム13の第1接点部30が対応する第1導電セグメント23に接触し、第2接点部31が対応する第2導電セグメント25に接触することで、摺動アーム13を介して第1摺動部21と第2摺動部22とが電気的に接続される。
図3に示されるように、第1導電路28上には、該第1導電路28を覆う保護体32が形成されている。保護体32は、抵抗体24と同一の材料、即ち、銀パラジウムに比べ耐硫化性に優れ、且つエタノール、メタノール、等の電解液に晒されても電気分解による劣化や腐食が生じにくい(換言すれば、電気分解が起こり難い)酸化ルテニウムからなる抵抗層である。従って、保護体32は、第1導電路28の電気分解を防止することができる。
尚、抵抗板12の回路パターン形成は、絶縁基板12A上にスクリーン印刷等の手段によって第1摺動部21、第1導電路28、プラス側電極27A、第2摺動部22、第2導電路29、マイナス側電極27Bを形成した後、更にスクリーン印刷等の手段によって抵抗体24、保護体32を形成することで行なわれる。
出力ハーネス14は、図4に示すように、プラス側電極27Aとマイナス側電極27B間に生じる電位差を導電線41を介して外部回路(図示せず)に出力するためのものであり、プラス側電極27Aに接続されるプラス極接続端子42Aと、マイナス側電極27Bに接続されるマイナス極接続端子42Bを有する。
図5および図6に示すように、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bは、後述する保護層50の有無を除き、実質的に同一の形状を有する。プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bは、プラス側電極27Aおよびマイナス側電極27Bと、導電線41とを電気的に接続する接触部材43と、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bをフレーム15に係止するための係止部材44とからなる。
接触部材43は、例えば、導電体である銅や銅合金の薄板をプレス加工して成形されており、表面に錫メッキが施されている。断面略ロの字型に形成された本体部43aの対向する2辺からは、一対の接触片43b、43cが前方に延設されている。一対の接触片43b、43cの先端は、互いに離間するように円弧状に形成されている。また、本体部43aの後方には、加締め加工によって導電線41の芯線および被覆部にカシメられる断面略U字型の加締め部43d、43eが設けられている。このような形状の複数の接触部材43が、所定の間隔で帯状のキャリア45に接続された状態で製作される。そして、使用時には、切断線CLでキャリア45から切り離されて使用に供される。尚、キャリア45からの切り離しによって、接触部材43には切断面43fが形成される。
プラス極接続端子42Aは、その表面が保護層50で覆われて電食防止処理されている。当然のことであるが、マイナス極接続端子42Bも保護層50で覆って電食防止処理することもできるが、プラス極接続端子42Aに比較して、マイナス極接続端子42Bは電気分解による影響がはるかに小さく、必ずしも電食防止処理しなくともよい。プラス極接続端子42Aとマイナス極接続端子42Bを同一仕様の接続端子とすれば、組付け時にプラス極接続端子42Aとマイナス極接続端子42Bを区別する必要がなく、組付け誤りの虞がなくなり、組付けが容易になる。
係止部材44は、例えば、ステンレス薄板によって、接触部材43の本体部43aの外形寸法より、わずかに大きな内寸を有する断面略ロの字型に成形されている。係止部材44は、両側面の後端部が外方に切り起されて一対の係合部44aが設けられている。係止部材44は、接触部材43の本体部43aに外嵌、固定されて接続端子42A、42Bを構成する。
プラス極接続端子42Aは、以下の各加工方法によって製作可能である。
第1の加工方法は、まず、リン青銅の帯状薄板の表面に、保護層50として金または金合金のメッキを施した後、プレス加工によって接触部材43の形状に成形する。そして、接触部材43の本体部43aに、ステンレス製の係止部材44が外嵌、固定される。このようにして成形された接触部材43は、表面のほとんどの部分が保護層(金または金合金のメッキ)50によって覆われているが、接触部材43の成形時に薄板から打ち抜かれる接触部材43の外形に沿う端面は切断面43fとなるので、保護層50が形成されていない。また、ステンレス製の係止部材44も、保護層50を有しない。この加工方法によると、最も容易にプラス極接続端子42Aを成形することができる。
第2の加工方法は、リン青銅の帯状薄板をプレス加工して、キャリア45に複数の接触部材43が連続して接続された形状に成形した後、表面に保護層50として金または金合金のメッキを施す。このようにして成形された接触部材43は、キャリア45から切断される切断線CLにおける切断面43fだけが保護層50で保護されていないが、その他の部分には保護層50が形成されており、電食から保護されている。プラス極接続端子42Aの全面を保護層50で覆うことが理想であるが、接触部材43の切断面43fや係止部材44等、その一部が保護層50で覆われていない状態でも、電食の影響を大幅に緩和することができる。また、電食の程度は、接続端子の材質、露出面積によって影響されるので、イオン化傾向が低い材質を選択すると共に、露出面積を少なくすることが望ましい。
第3の加工方法は、リン青銅の帯状薄板をプレス加工して、キャリア45に接続された複数の接触部材43を成形し、切断線CLでキャリア45から切り離した後、それぞれの接触部材43に対して保護層50として金または金合金のメッキを施す。このようにして成形された接触部材43は、全ての表面が保護層50で保護されているので、電食を最も有効に防止することができる。
図1および図7に示すように、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bは、フレーム15に形成された角穴である端子収容部46に挿入され、一対の接触片43b、43c間に抵抗板12を挟持する。これにより、一対の接触片43b、43cを、バネ力によってプラス側電極27Aおよびマイナス側電極27Bと接触させて電気的に接続する。このとき、係止部材44に形成された一対の係合部44aが、フレーム15に設けられた係止穴47の後部壁面に係合して、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bのフレーム15からの抜けが防止されて抵抗板12(プラス側電極27Aおよびマイナス側電極27B)との接続が確保される。
上記したように、液面レベルの検出時に、プラス側電極27Aとマイナス側電極27B間(換言すれば、プラス極接続端子42Aとマイナス極接続端子42B間)に電位差が生じるので、プラス極接続端子42Aは電気分解の影響を受ける。しかし、本発明のプラス極接続端子42Aは、イオン化傾向が低い金または金合金のメッキが施されて保護層50が形成されているので、電気分解によってプラス極接続端子42Aが溶解することはない。従って、マイナス側電極27B(マイナス極接続端子42B)への金属酸化物の析出が防止される。これによって、接触抵抗の増大が防止されて、エタノールやエタノール混合ガソリン等の燃料Fの液面レベルを精度よく測定することができる。
尚、接続端子42A、42Bの材質は、銅や銅合金に限定されるものではなく、金、金合金、ニッケル、ニッケル合金、等が使用可能である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記の実施形態においては、銅や銅合金製の接続端子42A、42Bの保護層50として、金または金合金のメッキを用いたが、接続端子42A、42Bを電極27A、27Bに接続した後、樹脂材料で接続部全体(接続端子42A、42Bおよび電極27A、27B)をコーティングして樹脂材料による保護層を形成することもできる。これにより、接続端子42A、42Bおよび電極27A、27Bが電解液と接触することを防止する。このような樹脂材料としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂、等が例示される。
また、上記の実施形態においては、接触部材43の一対の接触片43b、43cで抵抗板12を挟持してプラス側電極27Aおよびマイナス側電極27Bと電気的に接続させるようにしたが、導電パターンの一端(プラス側電極)にターミナルを弾性力によって押圧し、接触させるようにした構造の接続部にも適用することができる。
また、上記の実施形態においては、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bによって抵抗板12に接続された出力ハーネス14を介して外部回路に接続されるように説明したが、プラス極接続端子42Aおよびマイナス極接続端子42Bと外部回路とを直接接続するようにしてもよい。
尚、上述の保護体32は形成しなくてもよい。
本発明の液面レベル検出装置の構成を示す断面図である。 図1における抵抗板の平面図である。 図2におけるIII−III矢視断面図である。 出力ハーネスの平面図である。 接続端子の側面図である。 接続端子の平面図である。 出力ハーネスの接続端子が抵抗板の電極に接続される状態を示す側面図である。 従来の液面レベル検出装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
10:フロート
11:フロートアーム
12:抵抗板
12A:基板
13:摺動アーム
14:出力ハーネス
15:フレーム
20:導電パターン
21:第1摺動部
22:第2摺動部
27A:プラス側電極
27B:マイナス側電極
28:第1導電路
32:保護体
42A:プラス極接続端子
42B:マイナス極接続端子
43:接触部材
43f:切断面
44:係止部材
44a:係合部
50:保護層
100:液面レベル検出装置
FS:液面レベル

Claims (4)

  1. 第1摺動部と、第2摺動部と、前記第1摺動部に電気的に接続されるプラス側電極と、前記第2摺動部に電気的に接続されるマイナス側電極と、を備える導電パターンが基板上に形成された抵抗板と、
    測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロートと、
    前記フロートに取付けられた一端を有し且つ前記フロートの上下移動に伴い回転するように回動自在に支持された他端を有するフロートアームと、
    前記液面レベルに応じた前記フロートアームの回転に連動して前記抵抗板上を摺動する摺動アームと、
    前記プラス側電極に接続されるプラス極接続端子と、
    前記マイナス側電極に接続されるマイナス極接続端子と、
    を備え、
    前記摺動アームが接触する前記第1摺動部と前記第2摺動部の位置に応じて発生する前記プラス側電極および前記マイナス側電極間の電位差を前記プラス極接続端子と前記マイナス極接続端子を介して外部回路に出力する液面レベル検出装置であって、
    前記プラス極接続端子の少なくとも一部を覆うように形成され、前記プラス極接続端子が電気分解によって溶解されるのを防止する保護層を備え
    前記プラス極接続端子は、母材の表面を前記保護層で覆う電食防止処理を行なった後、前記母材を成形加工して製作され、前記成形加工によって切断される切断面を除き、その他の部分が前記保護層で覆われていることを特徴とする液面レベル検出装置。
  2. 前記プラス極接続端子は、前記抵抗板を収容するフレームに係合する係合部を除き、その他の部分が前記保護層で覆われていることを特徴とする請求項に記載した液面レベル検出装置。
  3. 前記第1摺動部と前記プラス側電極との間に連接されて前記第1摺動部と前記プラス側電極とを電気的に接続する第1導電路と、
    前記第1導電路上に該第1導電路を覆うように形成された保護体と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した液面レベル検出装置。
  4. 前記保護層は、金または金合金のメッキ層であることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載した液面レベル検出装置。
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