JPH041682Y2 - - Google Patents

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JPH041682Y2
JPH041682Y2 JP1985122501U JP12250185U JPH041682Y2 JP H041682 Y2 JPH041682 Y2 JP H041682Y2 JP 1985122501 U JP1985122501 U JP 1985122501U JP 12250185 U JP12250185 U JP 12250185U JP H041682 Y2 JPH041682 Y2 JP H041682Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案はポテンシオメータ、特に自動車の燃料
槽に取付けられる液面計として使用されるポテン
シオメータに関するものである。
[考案の背景] 第5図は従来のこの種の液面計の一例を示すも
のであるが、この液面計1は、燃料槽2の開口部
を閉鎖する蓋3に取付けられており、蓋3の内側
に垂設された液面検出用のポテンシオメータ4を
構成する印刷抵抗板5に沿つて、その印刷抵抗板
5の両面に摺接する接点7aが設けられた接点板
7を有するフロート8が上下動し、このフロート
8の移動に伴う抵抗値の変化から、燃料液9の液
面を検出するようになつている。10は燃料槽2
内の燃料液9が一側に偏奇しても液面の測定が適
正に行えるようにする防波筒、11はこの防波筒
10を燃料槽2の底面に固定させる取付ブラケツ
ト、12はポテンシオメータ4で得られた液面検
出信号を取り出すリード線である。
このポテンシオメータ4の抵抗板5の構造は、
第6図に示すように、絶縁基板13の表面には抵
抗路14と第1の導体路15とが印刷成形され、
また該絶縁基板13の裏面には第2の導体路16
と第3の導体路17とが印刷成形されていて、前
記の第1の導体路15は接地され、抵抗路14は
親メータ18に、該第2の導体路16は残量警告
灯19およびボイスワーニング装置20からなる
残量警告装置21に、また第3の導体路17は子
メータ22に夫々接続されている。また、これら
親メータ18、残量警告装置21および子メータ
22のアース端子側が電源23を介して接地され
ているものであつて、前記フロート8に設けられ
た互いに導通している4個の接点板7の各接点7
aが、夫々抵抗路14,第1の導体路15、第2
の導体路16および第3の導体路17に摺接して
いるものである。
ところで、抵抗路14は当然のことながら高い
固有抵抗が要求され、また導体路15,16,1
7は、アース固有抵抗を低くしてアース電位の影
響を少くすることが親メータ18、残量警告装置
21および子メータ22の各接地側を共用して接
地させている場合に特に必要であることから、抵
抗路14および導体路15,16,17は第7
図、第8図に示すような構造に形成されている。
即ち抵抗路14は、第7図に示すように、酸化ル
テニウムRuO224、銀25、パラジウムPd26
の各粒子を鉛を含むガラス27に混合してペース
ト状となした抵抗材料を絶縁基板13上に印刷成
形したもので、金属粒子がガラス層27中に浮遊
している状態にあり、かつこのガラス層27によ
つて該絶縁基板13上に固着されている。
また導体路15,16,17は、第8図に示す
ように、銀28、又は銀とパラジウムの混合物2
8′をペースト状にしたものでを、ガラス又は酸
化金属あるいはガラスと酸化金属とからなる結合
層29を介して絶縁基板13上に固着されてい
て、銀粒子28間は粒子エツジ部の再結晶(銀の
場合約400℃)によつて結合されており、そのた
めに導体路の抵抗値が金属固有抵抗となつて極め
て良好な導電性が得られるようにしている。
しかしながら、このようなポテンシオメータに
おいては、絶縁基板13が燃料液9中に浸漬さ
れ、その導体路15,16,17上をフロート8
の接点7aが摺接するようになつているため、燃
料液、例えばガソリン中の硫黄分によつて導体路
表面の銀が硫化され、導体路表面に硫化銀が生成
されたり、メタノール入りガソリンに含まれる水
分等によつて銀が流出する、所謂電食が生じた
り、また電気分解によるAgOHの発生に伴つて
導体路表面にAg2O膜が付着したりして、導体路
15,16,17の表面が劣化しこれが原因で接
触不良を起こすという問題点があつた。
[考案の目的] 本考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、導体路の良導電性を損な
うことなく、簡単な構造で導体路の表面劣化を防
止することができるポテンシオメータを提供する
ことを目的とするものである。
[考案の実施例] 以下本考案を第1図乃至第4図に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案によるポテンシオ
メータの一実施例の要部断面図を示し、従来例で
示した第5図、第6図の液面計に適用したもの
で、従来例の構造との同一部分には従来例で引用
した符合を、本実施例における構造に付してその
構造説明は省略する。
本実施例によるポテンシオメータは、その印刷
抵抗板5の絶縁基板13に形成される導体路1
5,16,17をリード線12とのハンダ付け部
30を除く全表面に、前記抵抗路14を形成する
抵抗材料酸化ルテニウムRuO224、銀25、パ
ラジウムPd26の各粒子を鉛を含むガラス27
に混合してペースト状となした抵抗材料にて極薄
膜状に被覆して保護層31を形成し、この保護層
31の表面に、フロートの接点板7に設けられた
接点7aを摺接させるようにしたものである。
すなわち、上記抵抗路14を形成する抵抗材料
は、鉛分を含むガラス中に導電性に優れた銀粒子
を含むものであり、また該ガラスは鉛分を含んで
いるために導電性を有していることから、極薄膜
状の保護層31は、その抵抗値が極めて小さく、
接点板7の接点7aと導体路15,16,17と
は保護層31を介して電気的に極めて良好に接触
されるものである。
また、保護層31はガラス分を含んでいるため
に、化学的又は電気的な腐食に対して耐食性があ
り、フロートの接点7aが常時滑らかな保護層3
1の表面を摺動するため、常に安定した接触を保
持することができる。
さらに、導体路15,16,17は保護層31
にて被覆されているので、電食等が生じても導体
路中の銀の流出が妨げられるため、導体間のシヨ
ートや、銀流出による導体路の断線を防止するこ
とができる。
次いで、本考案の第2実施例を第3図に基づい
て説明する。
本実施例によるポテンシオメータは、抵抗板4
0のセラミツク基板41上に、図示の如く、主抵
抗路42、主導体路43、副抵抗路44,44
a、副導体路45,45aおよび主抵抗路42と
リード線とを接続する接続路46を設けたもの
で、主導体路43、副導体路45,45aおよび
接続路46の表面を抵抗路の抵抗材料からなる保
護層31にて被覆し、回動する接点板47の接点
48を保護層31を介して主導体路43上を摺動
させるようにしたものである。
続いて本考案の第3実施例を第4図に基づいて
説明する。
本実施例によるポテンシオメータは、図示の如
く、抵抗板50のセラミツク基板51上に、抵抗
路52、この抵抗路52と電気的に接続される導
通接続部53および外部接続端子部54を有する
複数個の導体路55が形成されたもので、この導
体路55および導通接続部53、外部接続端子部
54の表面を該抵抗路52の抵抗材料からなる保
護層31にて被覆し、支軸56を中心として回動
する接点板57の接点58を、この保護層31を
介して導体路55上を摺動させるようにしてい
る。
[考案の概要] 以上説明してきたように本考案は、燃料槽内に
装着される絶縁基板13,41,51の上に、抵
抗材料からなる抵抗路14,42,52を設ける
とともに、該抵抗路14,42,52に沿つて導
電性材料からなる導体路15,16,17,4
3,55を設けてなる印刷抵抗板5,40,50
と、前記導体路15,16,17,43,55上
を摺接する接点7a,48,58とを有し、該接
点が前記槽内の液面に従動するフロートによつて
摺動されるポテンシオメータにおいて、前記導体
路15,16,17,43,55は銀を含む材料
で形成すると共にこの導体路の表面を、酸化ルテ
ニウムRuO2、銀Ag、パラジウムPdの各粒子を、
鉛を含むガラスに混合してペースト状となした前
記抵抗路と同一の抵抗材料によつて被覆したこと
を特徴とするポテンシオメータである。
[考案の効果] したがつて本考案によれば、抵抗路の抵抗材料
すなわち酸化ルテニウム、銀、パラジウムの各粒
子を、鉛を含むガラスに混合してなるペースト状
物を利用して、導体路を被覆したものであるから
接点と導体路との導電性を損なうことなく導体路
を保護することができる。また上記混合粒子によ
つてガソリン中の硫黄分による導体路の硫化防止
及びメタノール入りガソリンに含まれる水分に起
因した電食により導体路の溶出防止が可能とな
り、接触不良による誤動作を防止でき、信頼性の
高いポテンシオメータが提供できるほか、抵抗路
の抵抗材料を利用して導体路を被覆しているた
め、被覆材料が別に用意する必要がなく、安価に
製造することができ経済性も向上する効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案によるポテンシオメー
タの第1実施例を示す概略断面図で、第1図は第
2図の−線に沿つた断面図、第3図は本考案
の第2実施例を示す平面図、第4図は本考案の第
3実施例を示す平面図、第5図は従来のポテンシ
オメータを利用した液面計の断面図、第6図はそ
のポテンシオメータの概略図、第7図はその抵抗
路の拡大断面図、第8図はその導体路の拡大断面
図を示している。 30……ハンダ付け部、31……保護層、4
0,50……抵抗板、41,51……基板、4
2,44,44a,52……抵抗路、43,4
5,45a,55……導体路、46……接続路、
47,57……接点板、48,58……接点、5
3……導通接続部、54……外部接続端子部、5
6……支軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料槽内に装着される絶縁基板13,41,5
    1の上に、抵抗材料からなる抵抗路14,42,
    52を設けるとともに、該抵抗路14,42,5
    2に沿つて導電性材料からなる導体路15,1
    6,17,43,55を設けてなる印刷抵抗板
    5,40,50と、前記導体路15,16,1
    7,43,55上を摺接する接点7a,48,5
    8とを有し、該接点が前記槽内の液面に従動する
    フロートによつて摺動されるポテンシオメータに
    おいて、前記導体路15,16,17,43,5
    5は銀を含む材料で形成すると共にこの導体路の
    表面を、酸化ルテニウムRuO2、銀Ag、パラジウ
    ムPdの各粒子を、鉛を含むガラスに混合してペ
    ースト状となした前記抵抗路と同一の抵抗材料に
    よつて被覆したことを特徴とするポテンシオメー
    タ。
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