JPH082965Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JPH082965Y2 JPH082965Y2 JP1987066131U JP6613187U JPH082965Y2 JP H082965 Y2 JPH082965 Y2 JP H082965Y2 JP 1987066131 U JP1987066131 U JP 1987066131U JP 6613187 U JP6613187 U JP 6613187U JP H082965 Y2 JPH082965 Y2 JP H082965Y2
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- Japan
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- resistor
- resistance value
- trimming
- variable
- variable resistor
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は抵抗値調整用のトリミング抵抗体を備えた可
変抵抗器の改良に関するものである。
変抵抗器の改良に関するものである。
[従来技術] 可変抵抗器の全抵抗値を所定の定格抵抗値に調整する
ために可変抵抗器の抵抗体部分に抵抗値調整用トリミン
グ部分を有する可変抵抗器は従来公知である。
ために可変抵抗器の抵抗体部分に抵抗値調整用トリミン
グ部分を有する可変抵抗器は従来公知である。
第4図(A)はその一例を示したもので、同図の1〜
11は絶縁基体上に等間隔をおいて設けられた摺動子接触
電極、Vrは絶縁基体上及び電極1〜11の上に印刷形成さ
れた抵抗体である。
11は絶縁基体上に等間隔をおいて設けられた摺動子接触
電極、Vrは絶縁基体上及び電極1〜11の上に印刷形成さ
れた抵抗体である。
Zは摺動子移動ゾーンで、図示しない摺動子の接点が
このゾーンZの範囲を図の左右方向に移動して電極1〜
11に選択的に接触するようになっている。
このゾーンZの範囲を図の左右方向に移動して電極1〜
11に選択的に接触するようになっている。
第4図(B)は従来の可変抵抗器の他の例を示したも
ので第4図(A)のものと同一部分には同符号を付して
ある。Vr′は電極1〜11の一端を結ぶ線より外側に突出
するようにして抵抗体Vrから突設された抵抗値トリミン
グ部である。
ので第4図(A)のものと同一部分には同符号を付して
ある。Vr′は電極1〜11の一端を結ぶ線より外側に突出
するようにして抵抗体Vrから突設された抵抗値トリミン
グ部である。
[考案が解決しようとする問題点] 以上図示した形の可変抵抗器においては、電極1〜11
間の全抵抗値を所定の定格抵抗値に調整する抵抗値トリ
ミングを行う場合、第4図(A)のものにおいては、抵
抗値変化特性が直線性を有し、且つ全抵抗値の定格値か
らの偏差が僅少な可変抵抗器を製作するには、電極1〜
11の相隣るもの相互間に適宜の長さの切れ目Gを入れて
抵抗体Vrをトリミングする必要があった。このように各
電極間でトリミングするのは、電極1〜11の相互間隔が
1mm以下のような狭寸の場合、トリミングが困難であっ
た。また、各切れ目Gの入れ方が適切でないと、抵抗値
変化特性の直線性が悪くなるという難点があった。
間の全抵抗値を所定の定格抵抗値に調整する抵抗値トリ
ミングを行う場合、第4図(A)のものにおいては、抵
抗値変化特性が直線性を有し、且つ全抵抗値の定格値か
らの偏差が僅少な可変抵抗器を製作するには、電極1〜
11の相隣るもの相互間に適宜の長さの切れ目Gを入れて
抵抗体Vrをトリミングする必要があった。このように各
電極間でトリミングするのは、電極1〜11の相互間隔が
1mm以下のような狭寸の場合、トリミングが困難であっ
た。また、各切れ目Gの入れ方が適切でないと、抵抗値
変化特性の直線性が悪くなるという難点があった。
第4図(B)のものはトリミング部Vr′でトリミング
するため第4図(A)のものよりも全抵抗値のトリミン
グがやりやすいが、抵抗値変化特性に直線性をもたせる
には、依然相隣る各電極相互間に対応した狭い部分にそ
れぞれ適切な切れ目Gを設けてやる必要があり、所要の
全抵抗値の調整を行いながら、且つ抵抗値変化特性に良
好な直線性をもたせるためのトリミングは必ずしも容易
でなかった。
するため第4図(A)のものよりも全抵抗値のトリミン
グがやりやすいが、抵抗値変化特性に直線性をもたせる
には、依然相隣る各電極相互間に対応した狭い部分にそ
れぞれ適切な切れ目Gを設けてやる必要があり、所要の
全抵抗値の調整を行いながら、且つ抵抗値変化特性に良
好な直線性をもたせるためのトリミングは必ずしも容易
でなかった。
そこで、全抵抗値のトリミングを極めて容易とする可
変抵抗器として、第2図(A)に示すようなパターンの
可変抵抗器が考えられた。同図において、第4図
(A),(B)のものと同一部分には同符号を付してあ
る。Trは両端電極1,11間に跨って、その他の電極と接続
することなく、絶縁基体及び電極1並びに11の上に印刷
形成されたトリミング抵抗体である。
変抵抗器として、第2図(A)に示すようなパターンの
可変抵抗器が考えられた。同図において、第4図
(A),(B)のものと同一部分には同符号を付してあ
る。Trは両端電極1,11間に跨って、その他の電極と接続
することなく、絶縁基体及び電極1並びに11の上に印刷
形成されたトリミング抵抗体である。
第2図(B)は、かかるパターンの可変抵抗器の電気
的回路図を示したものである。同図におけるSは摺動
子、Cはこの摺動子につながる端子、X1は電極1と端
子Cとの間の抵抗体Vrの抵抗、X2は電極11と端子Cと
の間の抵抗体Vrの抵抗、Yはトリミング抵抗体Trの抵抗
である。
的回路図を示したものである。同図におけるSは摺動
子、Cはこの摺動子につながる端子、X1は電極1と端
子Cとの間の抵抗体Vrの抵抗、X2は電極11と端子Cと
の間の抵抗体Vrの抵抗、Yはトリミング抵抗体Trの抵抗
である。
第2図(A)の形の可変抵抗器では、トリミング抵抗
体Trの少なくとも1箇所に切れ目を設ける簡単なトリミ
ングにより可変抵抗器の全抵抗値を容易に調整でき、し
かも抵抗値変化特性に局部的な乱れを生ずるという欠点
はない。しかしながら可変抵抗用抵抗体Vrとトリミング
抵抗体Trの抵抗値の大小関係の如何によっては、充分な
トリミング効果が得られず、また抵抗値変化特性が直線
的でなくなるという問題がある。次に、この問題を第2
図(B)を用いて説明する。同図において、電極1と端
子Cの間の合成抵抗値Rは次式で与えられる。
体Trの少なくとも1箇所に切れ目を設ける簡単なトリミ
ングにより可変抵抗器の全抵抗値を容易に調整でき、し
かも抵抗値変化特性に局部的な乱れを生ずるという欠点
はない。しかしながら可変抵抗用抵抗体Vrとトリミング
抵抗体Trの抵抗値の大小関係の如何によっては、充分な
トリミング効果が得られず、また抵抗値変化特性が直線
的でなくなるという問題がある。次に、この問題を第2
図(B)を用いて説明する。同図において、電極1と端
子Cの間の合成抵抗値Rは次式で与えられる。
R=(X2+Y)・X1/{(X2+Y)+X1} 例えば、抵抗体Vrの抵抗値(X1+X2)を50Ωとした
場合、これがトリミング抵抗体Trの抵抗値Yと組み合わ
されて、摺動子Sが電極1〜11にわたって摺動すると
き、上記の抵抗値Rが如何に変化するかを計算した結果
を曲線図で示すと第3図(A)のようになる。同図から
わかるように、抵抗体Vrの抵抗値に比してトリミング抵
抗体Trの抵抗値Yが低いと、合成抵抗値の調整範囲は広
がるが、抵抗値変化特性は曲線のように曲がってしま
う。逆に、抵抗体Vrの抵抗値に比してトリミング抵抗体
Trの抵抗値Yが高いほど抵抗値変化特性は直線特性に近
くなるが、トリミング抵抗体Trによる合成抵抗値の調整
範囲が狭くなるという難点がある。即ち、合成抵抗値の
調整範囲を広げるためには、あまりトリミング抵抗体Tr
の抵抗値を大きくすることができない。本考案の目的
は、トリミング抵抗体の抵抗値を余り大きくすることな
く、直線性の優れた抵抗値変化特性を得ることができ且
つ全抵抗値の調整を十分に行い得る可変抵抗器を提供す
ることにある。
場合、これがトリミング抵抗体Trの抵抗値Yと組み合わ
されて、摺動子Sが電極1〜11にわたって摺動すると
き、上記の抵抗値Rが如何に変化するかを計算した結果
を曲線図で示すと第3図(A)のようになる。同図から
わかるように、抵抗体Vrの抵抗値に比してトリミング抵
抗体Trの抵抗値Yが低いと、合成抵抗値の調整範囲は広
がるが、抵抗値変化特性は曲線のように曲がってしま
う。逆に、抵抗体Vrの抵抗値に比してトリミング抵抗体
Trの抵抗値Yが高いほど抵抗値変化特性は直線特性に近
くなるが、トリミング抵抗体Trによる合成抵抗値の調整
範囲が狭くなるという難点がある。即ち、合成抵抗値の
調整範囲を広げるためには、あまりトリミング抵抗体Tr
の抵抗値を大きくすることができない。本考案の目的
は、トリミング抵抗体の抵抗値を余り大きくすることな
く、直線性の優れた抵抗値変化特性を得ることができ且
つ全抵抗値の調整を十分に行い得る可変抵抗器を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決するための本考案の構成を、実施
例に対応する第1図を参照して以下に説明する。
例に対応する第1図を参照して以下に説明する。
本考案の可変抵抗器は、絶縁基体上に所定の長さ範囲
にわたって形成された可変抵抗用抵抗体Vrと、該抵抗体
Vrの長さ方向に所定の間隔を隔てて列設されてそれぞれ
が該抵抗体Vrに接続された複数の摺動子接触電極1〜11
とを備えてなる可変抵抗器において、 前記抵抗体Vrから独立して前記絶縁基体上に印刷形成
されて前記抵抗体Vr全体に対して並列接続されるトリミ
ング抵抗体Trを有し、 前記可変抵抗用抵抗体Vrのパターンを一端から他端に
至るにしたがって相隣る前記摺動子接触電極(1〜11)
間の抵抗値が次第に増加するように形成してある。
にわたって形成された可変抵抗用抵抗体Vrと、該抵抗体
Vrの長さ方向に所定の間隔を隔てて列設されてそれぞれ
が該抵抗体Vrに接続された複数の摺動子接触電極1〜11
とを備えてなる可変抵抗器において、 前記抵抗体Vrから独立して前記絶縁基体上に印刷形成
されて前記抵抗体Vr全体に対して並列接続されるトリミ
ング抵抗体Trを有し、 前記可変抵抗用抵抗体Vrのパターンを一端から他端に
至るにしたがって相隣る前記摺動子接触電極(1〜11)
間の抵抗値が次第に増加するように形成してある。
[考案の作用] 上記の構成になる可変抵抗器は、可変抵抗器用抵抗体
にトリミング抵抗体を並列接続する場合において、可変
抵抗器用抵抗体のパターンを一端から他端に至るにした
がって相隣る摺動子接触電極間の抵抗値が次第に増加す
るようにしているので、比較的低い抵抗値のトリミング
抵抗体Trを用いて、全抵抗値の調整を十分に行い得ると
とともに、抵抗値変化特性の直線性を良好にすることが
できる。また、従来の可変抵抗器のように、抵抗体の多
くの箇所で分散的にトリミングする必要がなく、トリミ
ング抵抗体Trの少なくとも1箇所をトリミングすること
により所要の抵抗値調整を行うことができる。
にトリミング抵抗体を並列接続する場合において、可変
抵抗器用抵抗体のパターンを一端から他端に至るにした
がって相隣る摺動子接触電極間の抵抗値が次第に増加す
るようにしているので、比較的低い抵抗値のトリミング
抵抗体Trを用いて、全抵抗値の調整を十分に行い得ると
とともに、抵抗値変化特性の直線性を良好にすることが
できる。また、従来の可変抵抗器のように、抵抗体の多
くの箇所で分散的にトリミングする必要がなく、トリミ
ング抵抗体Trの少なくとも1箇所をトリミングすること
により所要の抵抗値調整を行うことができる。
更に、本考案の可変抵抗器は、可変抵抗用抵抗体Vrか
ら独立させて該抵抗体Vrに並列にトリミング抵抗体Trを
設けてあるので、各電極(1〜11)間の間隔寸法の如何
にかかわらずトリミングが容易である。
ら独立させて該抵抗体Vrに並列にトリミング抵抗体Trを
設けてあるので、各電極(1〜11)間の間隔寸法の如何
にかかわらずトリミングが容易である。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面により説明する。第1図
において、第2図(A)の可変抵抗器と同一部分には同
符号を付してある。
において、第2図(A)の可変抵抗器と同一部分には同
符号を付してある。
本実施例においては、可変抵抗用抵抗体Vrが図の左端
から右端に至るにしたがって、次第に幅寸法が減少する
ように印刷形成されている。即ち、電極NO.の数の大き
い方に至るにしたがって、相隣る電極間の抵抗値が次第
に増加するように形成されている。そして、本例では抵
抗体Vrの全抵抗値を50Ωとし、第3図(A)の曲線を勘
案して、トリミング抵抗体Trの抵抗値Yを抵抗体Vrの2
倍の100Ωとしてある。
から右端に至るにしたがって、次第に幅寸法が減少する
ように印刷形成されている。即ち、電極NO.の数の大き
い方に至るにしたがって、相隣る電極間の抵抗値が次第
に増加するように形成されている。そして、本例では抵
抗体Vrの全抵抗値を50Ωとし、第3図(A)の曲線を勘
案して、トリミング抵抗体Trの抵抗値Yを抵抗体Vrの2
倍の100Ωとしてある。
上記の抵抗体Vrの幅を次第に減少させる理由は、抵抗
値変化特性の直線性を良くするためである。このために
個々の電極相互間の抵抗体Vrの抵抗値を如何に設定すれ
ば良いかを以下に説明する。本例の場合、第2図(B)
の回路図において、電極1,11間の合成抵抗値は33.3Ωと
なる。同図の電極1と端子C間の抵抗値変化特性を直線
的にしたい場合、相隣る電極相互間の合成抵抗値は、抵
抗体Vrが10分割されているので、 33.3/10=3.33(Ω)となる。即ち、摺動子Sが1電
極移動するごとに合成抵抗値が3.33Ωずつ増加すればよ
いことになる。そこで今、電極1,2間の抵抗体Vrの抵抗
値をXとすると次式が成立する。
値変化特性の直線性を良くするためである。このために
個々の電極相互間の抵抗体Vrの抵抗値を如何に設定すれ
ば良いかを以下に説明する。本例の場合、第2図(B)
の回路図において、電極1,11間の合成抵抗値は33.3Ωと
なる。同図の電極1と端子C間の抵抗値変化特性を直線
的にしたい場合、相隣る電極相互間の合成抵抗値は、抵
抗体Vrが10分割されているので、 33.3/10=3.33(Ω)となる。即ち、摺動子Sが1電
極移動するごとに合成抵抗値が3.33Ωずつ増加すればよ
いことになる。そこで今、電極1,2間の抵抗体Vrの抵抗
値をXとすると次式が成立する。
3.33=(100+50−X)・X/ {(100+50−X)+X} 即ち、X2−150X+500=0 これを解いて、X=3.5(Ω)を得る。
同様に、電極に1,3間の抵抗体Vrの抵抗値をXとする
と、 6.66=(150−X)・X/ {(150−X)+X} 即ち、X2−150X+999=0 これを解いて、X=7(Ω)を得る。
と、 6.66=(150−X)・X/ {(150−X)+X} 即ち、X2−150X+999=0 これを解いて、X=7(Ω)を得る。
以上の要領で、電極1と他の各電極との間の抵抗体Vr
の抵抗値Xの値を求めた結果を図示すると第3図(B)
にようになる。同図には電極1と他の各電極との間の合
成抵抗Rの変化、即ち、本可変抵抗器の抵抗値変化特性
を併せて示した。
の抵抗値Xの値を求めた結果を図示すると第3図(B)
にようになる。同図には電極1と他の各電極との間の合
成抵抗Rの変化、即ち、本可変抵抗器の抵抗値変化特性
を併せて示した。
第3図(B)からわかるように、Xの値の増加は直線
的でなく電極NO.の大きい方に至るにしたがって、抵抗
値Xの増加率が大きいことが判る。このことは、抵抗体
Vrが一端から他端に至るにしたがって相隣る電極間の抵
抗値が次第に増加することを示すものである。そこで、
本実施例では上記のように抵抗体Vrのパターンを形成し
たのである。なお、あまり高い精度が要求されない場合
には、各電極間の抵抗値が計算値と多少ずれていてもよ
い。
的でなく電極NO.の大きい方に至るにしたがって、抵抗
値Xの増加率が大きいことが判る。このことは、抵抗体
Vrが一端から他端に至るにしたがって相隣る電極間の抵
抗値が次第に増加することを示すものである。そこで、
本実施例では上記のように抵抗体Vrのパターンを形成し
たのである。なお、あまり高い精度が要求されない場合
には、各電極間の抵抗値が計算値と多少ずれていてもよ
い。
上記のように構成された本実施例の可変抵抗器は、比
較的低い抵抗値のトリミング抵抗体Trを用いて、効果的
な抵抗値トリミングを容易に行えるとともに、抵抗値変
化特性の直線性が極めて良好である。
較的低い抵抗値のトリミング抵抗体Trを用いて、効果的
な抵抗値トリミングを容易に行えるとともに、抵抗値変
化特性の直線性が極めて良好である。
また、従来の可変抵抗器のように、抵抗体の多くの箇
所で分散的にトリミングする必要がなく、トリミング抵
抗体Trの少なくとも1箇所をトリミングすることにより
所要の抵抗値調整を行うことができる。更に、各電極
(1〜11)間の間隔寸法の如何にかかわらずトリミング
が容易である。なお、本実施例のようなパターンの抵抗
体を有する可変抵抗器を複数個、抵抗体の長さ方向に縦
続的に連結した形の可変抵抗器を構成することにより、
段階的に傾度の異なる直線が連続した形の抵抗値変化特
性をもった可変抵抗器を作ることもできる。
所で分散的にトリミングする必要がなく、トリミング抵
抗体Trの少なくとも1箇所をトリミングすることにより
所要の抵抗値調整を行うことができる。更に、各電極
(1〜11)間の間隔寸法の如何にかかわらずトリミング
が容易である。なお、本実施例のようなパターンの抵抗
体を有する可変抵抗器を複数個、抵抗体の長さ方向に縦
続的に連結した形の可変抵抗器を構成することにより、
段階的に傾度の異なる直線が連続した形の抵抗値変化特
性をもった可変抵抗器を作ることもできる。
[考案の効果] 上記のように、本考案によれば、可変抵抗用抵抗体か
ら独立させて、該抵抗体に並列接続したトリミング抵抗
体を設けたので、従来の可変抵抗器のように、抵抗体の
多くの箇所で分散的にトリミングする必要がなく、トリ
ミング抵抗体の少なくとも1箇所をトリミングすること
により所要の抵抗値調整を行うことができる。また、各
摺動子接触電極間の間隔寸法の如何にかかわらず、トリ
ミングを容易に行うことができる。
ら独立させて、該抵抗体に並列接続したトリミング抵抗
体を設けたので、従来の可変抵抗器のように、抵抗体の
多くの箇所で分散的にトリミングする必要がなく、トリ
ミング抵抗体の少なくとも1箇所をトリミングすること
により所要の抵抗値調整を行うことができる。また、各
摺動子接触電極間の間隔寸法の如何にかかわらず、トリ
ミングを容易に行うことができる。
更に、本考案では可変抵抗用抵抗体を一端から他端に
至るにしたがって、相隣る上記電極間の抵抗値が次第に
増加するように形成したので、全抵抗値の調整を十分に
行い得る比較的低い抵抗値のトリミング抵抗体を用いな
がら、抵抗値変化特性の直線性を極めて良好にすること
ができる。
至るにしたがって、相隣る上記電極間の抵抗値が次第に
増加するように形成したので、全抵抗値の調整を十分に
行い得る比較的低い抵抗値のトリミング抵抗体を用いな
がら、抵抗値変化特性の直線性を極めて良好にすること
ができる。
第1図は本考案の実施例の概要を示す正面図、第2図
(A)は上記実施例の前段階の可変抵抗器を示す正面
図、第2図(B)はその電気的回路図、第3図(A)は
第2図(A)の可変抵抗器のトリミング抵抗の大小によ
る抵抗値変化特性の異同を示す曲線図、第3図(B)は
可変抵抗用抵抗体の抵抗値変化特性を示す曲線図、第4
図(A),(B)はそれぞれ従来の可変抵抗器の異なる
例の概要を示す正面図である。 Vr……可変抵抗用抵抗体、Tr……トリミング抵抗体、1
〜11……摺動子接触電極。
(A)は上記実施例の前段階の可変抵抗器を示す正面
図、第2図(B)はその電気的回路図、第3図(A)は
第2図(A)の可変抵抗器のトリミング抵抗の大小によ
る抵抗値変化特性の異同を示す曲線図、第3図(B)は
可変抵抗用抵抗体の抵抗値変化特性を示す曲線図、第4
図(A),(B)はそれぞれ従来の可変抵抗器の異なる
例の概要を示す正面図である。 Vr……可変抵抗用抵抗体、Tr……トリミング抵抗体、1
〜11……摺動子接触電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−82958(JP,A) 実開 昭62−30304(JP,U) 実開 昭50−116035(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁基体上に所定の長さ範囲にわたって形
成された可変抵抗用抵抗体と、該抵抗体の長さ方向に所
定の間隔を隔てて列設されてそれぞれが該抵抗体に接続
された複数の摺動子接触電極とを備えてなる可変抵抗器
において、 前記抵抗体から独立して前記絶縁基体上に印刷形成され
て前記抵抗体全体に対して並列接続されるトリミング抵
抗体を有し、 前記可変抵抗用抵抗体のパターンを一端から他端に至る
にしたがって相隣る前記摺動子接触電極間の抵抗値が次
第に増加するように形成したことを特徴とする可変抵抗
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987066131U JPH082965Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987066131U JPH082965Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63172102U JPS63172102U (ja) | 1988-11-09 |
JPH082965Y2 true JPH082965Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=30903850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987066131U Expired - Lifetime JPH082965Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082965Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003007514A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Murata Mfg Co Ltd | 抵抗器、およびこれを用いた液量センサ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4982958A (ja) * | 1972-12-19 | 1974-08-09 | ||
JPS52443Y2 (ja) * | 1974-03-08 | 1977-01-07 | ||
JPH041682Y2 (ja) * | 1985-08-09 | 1992-01-21 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP1987066131U patent/JPH082965Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63172102U (ja) | 1988-11-09 |
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