JP2000136956A - 液面検出装置及びそれに用いられる導体電極の製造方法 - Google Patents

液面検出装置及びそれに用いられる導体電極の製造方法

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JP2000136956A
JP2000136956A JP10311078A JP31107898A JP2000136956A JP 2000136956 A JP2000136956 A JP 2000136956A JP 10311078 A JP10311078 A JP 10311078A JP 31107898 A JP31107898 A JP 31107898A JP 2000136956 A JP2000136956 A JP 2000136956A
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alloy
silver
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Koichi Sato
浩一 佐藤
Naoki Sato
直樹 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 劣化に強い接点部または導体電極を有する液
面検出装置の提供。 【解決手段】 液面検出装置1は、燃料タンク2内の液
面に追従して動作するフロート9とアーム10とでなる
可動子と、この可動子の動きに連動する摺動体8に設け
られた接点部7と、この接点部7が摺動する導体電極4
を施した絶縁基板6とを備え、接点部7がAg(銀)を
含まない合金にて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の燃料
タンク内の液量を測定する液面検出装置及びこれに用い
られる導体電極の製造方法に関し、特に摺動体に設けら
れる接点部あるいは絶縁基板に設けられる導体電極の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃料タンク内の液面に追従し
て上下動するフロートからなる可動子と、この可動子の
動きに連動して摺動する摺動体に設けられた接点部と、
この接点部の摺動軌道に応じた所定の配列パターン形状
を有する導体電極を施した絶縁基板とを備え、液面の上
下動が可動子を介して摺動体に伝達され、これにより摺
動体の接点部が導体電極上を摺動しながら導体電極に接
触し、その接触した導体電極の位置により抵抗値が変化
し、これによって燃料タンク内の液量を検出する液面検
出装置がよく知られている。
【0003】このような液面検出装置において接点部の
材質は一般に、AgPd(銀パラジウム)合金、AgC
u(銀銅)合金、AgNi(銀ニッケル)合金等が使用
されていた。また導体電極4は、例えば実公平4−16
82号公報に示されているように、AgPd(銀パラジ
ウム)粉末とガラスとの混合体からなり、このような混
合体からなる導体電極は、Ag(銀)粉末とパラジウム
(Pd)粉末とガラス粉末とを混ぜてペースト化したも
のを絶縁基板に印刷し、これを乾燥後に焼成して得られ
ることが知られている。Ag(銀)は電気抵抗が小さく
導電性に優れるが、燃料中での使用では、例えば燃料中
の硫黄分、水分、アルコール分等によって劣化もしくは
腐食して導通不良の原因となるため、接点部にあって
は、Pd(パラジウム)、Cu(銅)、Ni(ニッケ
ル)等の耐劣化,腐食性物質を加えて合金化され、また
導体電極にあっては、Pd(パラジウム)からなる耐劣
化,耐腐食性物質を加えて混合体化し、劣化,腐食対策
が講じられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接点部
または導体電極において、このような耐劣化,耐腐食対
策は十分とはいえず、例えば燃料がガソリンからなる場
合は、その硫黄分によってAg(銀)成分が硫化し、こ
れが接触不良の原因となることがあった。このため硫化
等の劣化に強い接点部または導体電極が望まれていた。
なおこの点については、Ag(銀)を含む合金の劣化を
防ぐため、Ag(銀)合金からなる導体電極上を耐劣化
防止用の導電性保護膜にて覆うものが例えば前掲実公平
4−1682号公報や実開平6−40821号公報にて
提案されているが、保護層の追加はコスト上昇や工数増
加を避けられないというデメリットがある。
【0005】そこで本発明は、硫化等の劣化や腐食に強
い接点部または導体電極を有する液面検出装置、もしく
はこれに用いられる導体電極の製造方法を提供するもの
で、また特にコスト上昇や工数増加を抑えながら、劣化
や腐食に強い接点部または導体電極を有する液面検出装
置、もしくはこれに用いられる導体電極の製造方法を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、燃料タンク内の液面に追従して動作する可動
子と、この可動子の動きに連動する摺動体に設けられた
接点部と、この接点部が摺動する導体電極を施した絶縁
基板とを備え、前記接点部が銀を含まない合金からなる
ことを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記接点部が銅及びニッケ
ルを含む合金または銅及びニッケル及び亜鉛を含む合金
からなることを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記導体電極が導電性保護
膜に覆われてなることを特徴とする。
【0009】また本発明は、銀パラジウム合金の粉末を
含む粉体とガラス粉体とを混合してなるペーストを絶縁
基板上に印刷する印刷工程と、前記絶縁基板上に印刷さ
れた前記ペーストを焼成する焼成工程とからなることを
特徴とする。
【0010】また本発明は、燃料タンク内の液面に追従
して動作する可動子と、この可動子の動きに連動する摺
動体に設けられた接点部と、この接点部が摺動する導体
電極を施した絶縁基板とを備え、前記導体電極が銀パラ
ジウム合金粉末とガラスとの混合体からなることを特徴
とする。
【0011】また本発明は、前記銀パラジウム合金がパ
ラジウムを略40重量%以上含むことを特徴とする。
【0012】また本発明は、前記接点部が銅及びニッケ
ルを含む合金または銅及びニッケル及び亜鉛を含む合金
からなることを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記接点部の硬度が前記導
体電極よりも低いことを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記接点部が前記摺動体に
固定される接点部材に形成されることを特徴とする。
【0015】また本発明は、燃料タンク内の液面に追従
して動作する可動子と、この可動子の動きに連動する摺
動体に設けられた接点部と、この接点部が摺動する導体
電極を施した絶縁基板とを備え、前記接点部が銀以外の
第1の導電性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐
腐食性を有するパラジウム以外の第2の導電性物質との
合金からなることを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記第1の導電性物質が銅
からなることを特徴とする。
【0017】また本発明は、前記第2の導電性物質がニ
ッケルからなることを特徴とする。
【0018】また本発明は、前記合金が亜鉛を含むこと
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の液面検出装置は、燃料タ
ンク内の液面に追従して動作する可動子と、この可動子
の動きに連動する摺動体に設けられた接点部と、この接
点部が摺動する導体電極を施した絶縁基板とを備え、接
点部がAg(銀)を含まない合金にて形成されるため、
硫化等による接点部の劣化が生じにくく、接点部の耐久
性を高めることができる。Ag(銀)を含まない合金と
しては、燃料中における耐劣化性を持つものであればす
べての合金が含まれるが、この種合金としては、CuN
i(銅ニッケル)を主成分とする合金、またはCuNi
Zn(銅ニッケル亜鉛)を主成分とする合金もしくはこ
れを含む合金が比較的安価でありながら、耐劣化性も高
く好適である。また特にCuNiZn(銅ニッケル亜
鉛)を主成分とする合金の使用は、Zn(亜鉛)成分に
より酸化を抑制できると共に燃料中のアルコール分、水
分にも優れた耐性を持つことから多くの利点がある。
【0020】またこの際、導体電極側を耐腐食性を有す
る導電性保護膜で覆うことにより、接点部側だけでな
く、導体電極側の耐劣化性も向上させることができ、こ
のような導電性保護膜としては、導体電極を保護できる
ものであればすべてのものが含まれるが、例えばNi
(ニッケル)メッキにより形成することができる。
【0021】また本発明の液面検出装置に用いられる導
体電極の製造方法は、AgPd(銀パラジウム)合金の
粉末を含む粉体とガラス粉体とを混合してなるペースト
を絶縁基板上に印刷する印刷工程と、前記絶縁基板上に
印刷された前記ペーストを焼成する焼成工程とからなる
ことにより、耐劣化性の高い導体電極を得ることがで
き、また従来のごとく導電性保護膜を追加する必要もな
く、コスト上昇や工数増加を抑制することができる。
【0022】また本発明の液面検出装置は、燃料タンク
内の液面に追従して動作する可動子と、この可動子の動
きに連動する摺動体に設けられた接点部と、この接点部
が摺動する導体電極を施した絶縁基板とを備え、導体電
極がAgPd(銀パラジウム)合金粉末とガラスとの混
合体からなることににより、硫化等の劣化が生じにく
く、導体電極の耐久性を高めることができ、また従来の
ごとく導電性保護膜を追加する必要もなく、コスト上昇
や工数増加を抑制することができる。AgPd(銀パラ
ジウム)合金粉末としてはAgPd(銀パラジウム)合
金のみでもよいが、これを主成分とする粉体に他の物質
の粉末成分を追加もしくは添加することも可能である。
【0023】またこの際、銀パラジウムAgPd(銀パ
ラジウム)を主成分とする合金におけるPd(パラジウ
ム)の比率を略40重量%以上に設定すれば、Pd(パ
ラジウム)が略40重量%以下の合金に比べて優れた耐
劣化性を持たせることができる。
【0024】またこの際、接点部側を銅及びニッケルを
主成分とする合金または銅及びニッケル及び亜鉛を主成
分とする合金から構成すれば、導体電極側の耐劣化性を
も向上させることができ、より耐久性を高めることがで
きる。
【0025】また本発明は、接点部の硬度が前記導体電
極よりも低いことにより、膜厚の薄い導体電極の摩耗を
抑制することができ、耐久性に優れる。またこの場合、
接点部が摺動体に別付される接点部材に形成されること
により、従来のごとくそれ自体が摺動体となる導電板の
所定箇所を部分的に変形して接点部を構成するものに比
較して、接点部の厚みが摺動体の厚みに依存することが
なく、これにより接点部の厚みを大きくすることがで
き、導体電極に対して硬度が低いことによる摩耗にも耐
え得る接点部を構成することができる。
【0026】また本発明は、燃料タンク内の液面に追従
して動作する可動子と、この可動子の動きに連動する摺
動体に設けられた接点部と、この接点部が摺動する導体
電極を施した絶縁基板とを備え、接点部が銀以外の第1
の導電性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐腐食
性を有するPd(パラジウム)以外の第2の導電性物質
との合金からなることにより、安価ででありながら、耐
劣化性,耐腐食性を向上させることができる。また第1
の導電性物質としてはCu(銅)が好適であり、電気抵
抗が小さく導電性に優れ、しかも安価となすことができ
る。また第2の導電性物質としては、Ni(ニッケル)
が好適であり、耐劣化性,耐腐食性が高く、しかも安価
となすことができる。また前記接点部がZn(亜鉛)を
含むことにより、耐酸化性を高めることができると共
に、燃料中のアルコール分、水分にも優れた耐性を持た
せることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0028】図1から図5は、本発明の第1実施例を示
すもので、図1は液面検出装置の要部正面図、図2はそ
の要部を拡大した正面図、図3は図2におけるA−A線
に沿った断面図、図4は図2における摺動体の背面側を
示す正面図、図5は本発明による液面検出装置を液面検
出センサとして使用した液量表示システムの一例を示す
ブロック図である。
【0029】図1において液面検出装置1は、燃料タン
ク2内に収納され、燃料タンク2の開口部に取り付けら
れる取付板3に設けられている。
【0030】取付板3の下側には、導体電極4と抵抗体
5とを印刷形成したセラミックよりなる絶縁基板6と、
導体電極4上を摺動する接点部7を備えた摺動体8とで
なる検出部が取り付けられている。
【0031】導体電極4は、図2にも示すように、絶縁
基板6上に適宜間隔をおいて接点部7の回動軌道に沿っ
て扇形に複数配列された電極パターン44からなる。
【0032】抵抗体5は、例えば酸化ルテニウムを主成
分とする印刷層を焼成してなり、図2に示すように、導
体電極4を構成する複数列の電極パターン44の各一部
を連続的に覆うように被着されている。
【0033】接点部7は、図3,図4にも示すように、
導体電極4に対する摺動接触箇所となる摺動部71と、
摺動部71とは反対側となる側に加締め部72を有する
接点部材73からなり、加締め部72を通じて摺動体8
に加締め固定されている。
【0034】摺動体8は、バネ性を有する金属板、例え
ばリン青銅にて形成された金属板からなり、燃料の液面
に応じて上下動するフロート9とアーム10とからなる
可動子に応動するよう支持固定され、絶縁基板6に対し
てはこれに取り付け固定された接点部7が前記液面に応
じて絶縁基板6上を可動するように支持固定されてい
る。
【0035】従って、液面の上下動がフロート9とアー
ム10とを介して摺動体8に伝達され、接点部7が導体
電極4上を摺動することにより絶縁基板6上の導体電極
4と接点部7とが接触し、その接触した導体電極4(電
極パターン44)の位置と一端側との間にて有効抵抗と
なる抵抗値が変化し、接点部7と導体電極4間に流れる
電流値が決まる。この電流値の変化を図示しない出力端
子を通じて検出信号として出力するようになっており、
このような液面検出装置1を液量表示システムにおける
センサ部として使用する一例を図5に示す。
【0036】すなわち図5において、100はマイクロ
コンピュータ、101はマイクロコンピュータ100の
指令信号に応じて所定の電圧出力を行う駆動ドライバ、
102は駆動ドライバ101からの駆動電圧出力に応じ
て指針Pを角度運動させる例えば交差コイル式計器から
なる表示部であり、液面検出装置1の検出信号を、マイ
クロコンピュータ100,駆動ドライバ101を通じて
液量に応じた駆動信号に変換し、この駆動信号に基づい
て表示部102の指針Pを所定の振れ角分回動させ、燃
料タンク2内の液量を表示してなるもので、この場合、
液面検出装置1は前述のごとく燃料タンク2内に配置さ
れ、例えばガソリン等の燃料の量によっては燃料中に浸
漬された状態で使用される。
【0037】この液量表示システムは、上述のごとく接
点部7と導体電極4間に流れる電流値を決めるマイクロ
コンピュータ100,駆動ドライバ101を通じて駆動
電圧に変換し、この駆動電圧によって表示部102にお
ける指針Pの指示値を決定するいわゆるマイコン制御式
の液量表示システムであり、従来のバッテリ直結型のい
わゆる直動式のシステムよりも接点部7と導体電極4間
に流れる電流値が、図示しない回路部品、例えば抵抗を
通じて小さくなるよう設定され、燃料がガソリンからな
る場合は、接点部7または導体電極4の硫化による影響
を特に受けやすい性質を有している。
【0038】そこで本実施例では、接点部7材料として
従来から一般的に使用されるAgPd(銀パラジウム)
合金、AgCu(銀銅)合金、AgNi(銀ニッケル)
合金のAg(銀)成分が硫化等劣化の原因の一つに強く
関与していることを実験等により発見し、接点部(接点
部材)の材質を以下の如く改良したものである。
【0039】すなわち本実施例では、接点部7を有する
接点部材73は、それ自体が硫化等の劣化に耐性を有す
る銀を含まない合金、例えばCuNi(銅ニッケル)を
主成分とする合金、またはCuNiZn(銅ニッケル亜
鉛)を主成分とする合金から形成されており、このよう
な材質にて形成される接点部7は、前述のごとく摺動体
8とは別部品にて加締めにより摺動体8に取り付け固定
される。
【0040】また本実施例の場合、接点部7(接点部材
73)の硬度は、導体電極4よりも低く、例えばHv
(ビッカース硬度)160以下(条件:100g 5s
ec)に設定されている。
【0041】このように本実施例による液面検出装置1
は、燃料タンク2内の液面に追従して動作するフロート
9とアーム10とでなる可動子と、この可動子の動きに
連動する摺動体8に設けられた接点部7と、この接点部
7が摺動する導体電極4を施した絶縁基板6とを備え、
接点部7がAg(銀)を含まない合金にて形成されるこ
とにより、硫化等による接点部7の劣化が生じにくく、
接点部7の耐久性を高めことができる。
【0042】また本実施例のように、液面検出装置1を
マイコン制御式の液量表示システムに組み込む場合、前
述のごとく、従来のバッテリ直結型のいわゆる直動式の
システムよりも接点部7と導体電極4間に流れる電流値
が小さいため、接点部7の硫化等による影響を特に受け
やすいものであるが、接点部7がAg(銀)を含まない
合金にて形成されることにより、硫化等による接点部7
の劣化を生じにくくできるため、マイコン制御式の液量
表示システムには特に有用である。またこの際、接点部
7と導体電極4間に流れる電流値の下限値を40mA以
下に設定すれば、回路部品、例えば図示しないバッテリ
と液面検出装置1との間に接続され、液面検出装置1へ
の供給電圧(電流)を降下させる前記抵抗の発熱を抑え
ることができる。
【0043】Ag(銀)を含まない合金としては、燃料
中における耐劣化性を持つものであればすべての合金が
含まれるが、この種合金として特に、CuNi(銅ニッ
ケル)合金もしくはこれを含む合金、またはCuNiZ
n(銅ニッケル亜鉛)合金もしくはこれを含む合金が、
他の材質に比べて安価でありながら、耐劣化性も高いと
いう理由から好適である。
【0044】また特にCuNiZn(銅ニッケル亜鉛)
を主成分とする合金の使用は、Zn(亜鉛)成分により
酸化を抑制できると共に燃料中のアルコール分、水分に
も優れた耐性を持つことから多くの利点を有している。
【0045】なお本実施例では、導体電極4の材質は、
Ag(銀)粉末とパラジウム(Pd)粉末とガラス粉末
とを混ぜてペースト化したものを絶縁基板4に印刷し、
これを乾燥後に焼成してなる一般的なAgPd(銀パラ
ジウム)ガラスよりなるが、Ag(銀)を含む導体電極
4側の劣化が心配な場合は、導体電極4側を耐腐食性を
有する図示しない導電性保護膜、例えばNi(ニッケ
ル)メッキで覆ってもよい。
【0046】また本実施例では、接点部7の硬度が導体
電極4よりも低く設定されることにより、接点部7の厚
み(例えば1mm)に対して膜厚が(例えば15μm
と)薄い導体電極4の摩耗を抑制することができ、耐久
性を高めることができる。
【0047】この際、特に接点部7の硬度をHv(ビッ
カース硬度)160以下(条件:100g 5sec)
に設定したことにより、導体電極4に加わる応力を小さ
くし、導体電極4表面の損傷の発生を抑え、導体電極4
の耐久性を高めることがきる。
【0048】また本実施例では、接点部7が摺動体8に
別付される接点部材73に形成されることにより、従来
のごとくそれ自体が摺動体となる導電板の所定箇所を部
分的に変形して接点部を構成するものや、摺動体8自体
が接点部7を有するCuNi(銅ニッケル)合金もしく
はCuNiZn(銅ニッケル亜鉛)合金からなる導電板
で構成した場合と比較して、接点部7の厚みが摺動体
(導電板)8の厚みに依存することがなく、これにより
接点部7の厚みを大きくすることができ、導体電極4に
対して硬度が低いことによる摩耗にも耐え得る接点部7
を構成し、耐久性を高めることができる。
【0049】また本発明は、燃料タンク2内の液面に追
従して動作するフロート9とアーム10とからなる可動
子と、この可動子の動きに連動する摺動体8に設けられ
た接点部7と、この接点部7が摺動する導体電極4を施
した絶縁基板6とを備え、接点部7がAg(銀)以外の
第1の導電性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐
腐食性を有するPd(パラジウム)以外の第2の導電性
物質との合金からなることにより、安価ででありなが
ら、耐劣化性,耐腐食性を向上させることができる。
【0050】また第1の導電性物質としてはCu(銅)
が好適であり、電気抵抗が小さく導電性に優れ、しかも
安価となすことができる。また第2の導電性物質として
は、Ni(ニッケル)が好適であり、耐劣化性,耐腐食
性が高く、しかも安価となすことができる。また接点部
7がZn(亜鉛)を含むことにより、耐酸化性を高める
ことができると共に、燃料中のアルコール分、水分にも
優れた耐性を持たせることができる。
【0051】図6は本発明の第2実施例として、導体電
極4材料として従来から一般的に使用されるAgPd
(銀パラジウム)ガラスのAg(銀)成分が硫化等劣化
の原因の一つに強く関与していることを実験等により発
見し、導体電極4の材質を以下の如く改良したものであ
る。
【0052】すなわち、本実施例では、燃料タンク2内
の液面に追従して動作するフロート9とアーム10とで
なる可動子と、この可動子の動きに連動する摺動体8に
設けられた接点部7と、この接点部7が摺動する導体電
極4を施した絶縁基板6とを備える点では、前記第1実
施例と同様であるが、図6に示すように、本実施例によ
る導体電極4はAgPd(銀パラジウム)合金の粒子
(粉末)200とガラス300との混合体から構成され
ている。
【0053】このAgPd(銀パラジウム)合金の粒子
200とガラス300との混合体からなる導体電極4
は、図7に示すように、AgPd(銀パラジウム)合金
の粉末とガラス粉体とを混合してペーストになす混合工
程S1と、このペーストを絶縁基板6上に印刷する印刷
工程S2と、印刷されたペーストを乾燥する乾燥工程S
3と、絶縁基板6上に印刷されたペーストを例えば85
0度で焼成する焼成工程S4とから形成される。
【0054】AgPd(銀パラジウム)合金は、AgP
d(銀パラジウム)のみの合金、もしくはこれを主成分
とする合金の使用が可能であり、その粉末は、予めAg
(銀)とPd(パラジウム)の合金を造り、それを粉砕
工程にて処理してAgPd(銀パラジウム)合金の粉末
となしたものであり、従来のごとく、Ag(銀)粉末と
パラジウム(Pd)粉末とガラス粉末とを混ぜてペース
ト化したものを絶縁基板に印刷し、これを乾燥後に焼成
して得られるものでは、その焼成条件では、Ag(銀)
とPd(パラジウム)は、完全に合金化されず、そのた
め、接点部7との摩擦で摩耗粉が発生すると、Ag
(銀)が硫化しやすいものであったが、本実施例では、
予め合金化したものを粉末としているため、Ag(銀)
とPd(パラジウム)の結びつきが強く、硫化等の劣化
に強い導体電極4となすことができる。
【0055】またこの際、AgPd(銀パラジウム)合
金におけるPd(パラジウム)の比率は略40重量%以
上に設定することが望ましく、Pd(パラジウム)が略
40重量%以下の合金に比べて優れた耐劣化性を持つこ
とが確認された。
【0056】以上のように、本実施例による液面検出装
置1は、燃料タンク2内の液面に追従して動作するフロ
ート9とアーム10とでなる可動子と、この可動子の動
きに連動する摺動体8に設けられた接点部7と、この接
点部7が摺動する導体電極4を施した絶縁基板6とを備
え、導体電極4がAgPd(銀パラジウム)合金の粒子
(粉末)200とガラス300との混合体からなること
により、硫化等の劣化が生じにくく、接点部の耐久性を
高めることができ、また従来のごとく導電性保護膜を追
加する必要もなく、コスト上昇や工数増加を抑制するこ
とができる。なおAgPd(銀パラジウム)合金粉末と
してはAgPd(銀パラジウム)合金のみでもよいが他
の物質の粉末成分を追加もしくは添加することも可能で
ある。
【0057】また、実施例による導体電極4は、AgP
d(銀パラジウム)合金の粉末とガラス粉体とを混合し
てペーストになす混合工程S1と、このペーストを絶縁
基板6上に印刷する印刷工程S2と、印刷されたペース
トを乾燥する乾燥工程S3と、絶縁基板6上に印刷され
たペーストを焼成する焼成工程S4とから形成されるこ
とにより、耐劣化性の高い導体電極4を得ることがで
き、また従来のごとく導電性保護膜を追加する必要もな
く、コスト上昇や工数増加を抑制することができる。な
お本実施例にて示された各工程S1からS4はあくまで
一例であり、AgPd(銀パラジウム)合金の粉末とガ
ラス粉末とを混合してペーストとなし、このペーストを
絶縁基板6上に印刷し、それを焼成することにより導体
電極4を得るものであればよい。
【0058】またこの際、銀パラジウムAgPd(銀パ
ラジウム)合金におけるPd(パラジウム)の比率を略
40重量%以上に設定すれば、Pd(パラジウム)が略
40重量%以下の合金に比べて優れた耐劣化性を持たせ
ることができる。
【0059】また第3実施例として図示しないが、燃料
タンク2内の液面に追従して動作するフロート9とアー
ム10とでなる可動子と、この可動子の動きに連動する
摺動体8に設けられた接点部7と、この接点部7が摺動
する導体電極4を施した絶縁基板6とを備え、導体電極
4をAgPd(銀パラジウム)合金の粒子(粉末)20
0とガラス300との混合体から形成し、接点部7をC
uNi合金またはCuNiZn合金から形成すれば、導
体電極4及び接点部7双方の耐劣化性を向上させること
ができ、製品信頼性の高い液面検出装置となすことがで
きる。
【0060】なお、前述第2,第3実施例でも液面検出
装置1をマイコン制御式の液量表示システムに組み込む
場合に有利であることはもちろんである。また前述実施
例では、フロート9とアーム10からなる可動子を用い
たが、本発明は、導体電極4を施した絶縁基板6をタン
ク2に垂直に備え、この絶縁基板6を囲むようなフロー
ト9内壁に接点部7を有する摺動体8を設けた、いわゆ
る直下型の液面検出装置に適用してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上、本発明によれば、燃料タンク内の
液面に追従して動作する可動子と、この可動子の動きに
連動する摺動体に設けられた接点部と、この接点部が摺
動する導体電極を施した絶縁基板とを備え、前記接点部
が銀を含まない合金からなることにより、接点部の劣化
が生じにくく、接点部の耐久性を高めることができる液
面検出装置を提供できる。
【0062】また本発明によれば、前記接点部が銅及び
ニッケルを含む合金または銅及びニッケル及び亜鉛を含
む合金からなることにより、比較的安価でありながら、
耐劣化性も高めることができる。
【0063】また本発明によれば、前記導体電極が導電
性保護膜に覆われてなることにより、接点部側だけでな
く、導体電極側の耐劣化性も向上させることができる。
【0064】また本発明は、銀パラジウム合金の粉末を
含む粉体とガラス粉体とを混合してなるペーストを絶縁
基板上に印刷する印刷工程と、前記絶縁基板上に印刷さ
れた前記ペーストを焼成する焼成工程とからなることに
より、耐劣化性の高い導体電極を得ることができる。
【0065】また本発明は、燃料タンク内の液面に追従
して動作する可動子と、この可動子の動きに連動する摺
動体に設けられた接点部と、この接点部が摺動する導体
電極を施した絶縁基板とを備え、前記導体電極が銀パラ
ジウム合金粉末とガラスとの混合体からなることによ
り、導体電極の耐久性を高めることができ。
【0066】また前記銀パラジウム合金はパラジウムを
略40重量%以上含むことにより、優れた耐劣化性を持
たせることができる。
【0067】また前記接点部が銅及びニッケルを含む合
金または銅及びニッケル及び亜鉛を含む合金からなるこ
とにより、接点部及び導体電極双方の耐劣化性を向上さ
せることができる。
【0068】また前記接点部の硬度は前記導体電極より
も低いことにより、耐久性を高めることができる。
【0069】また前記接点部が前記摺動体に固定される
接点部材に形成されることにより、摩耗に強い接点部と
なすことができる。
【0070】また本発明は、燃料タンク内の液面に追従
して動作する可動子と、この可動子の動きに連動する摺
動体に設けられた接点部と、この接点部が摺動する導体
電極を施した絶縁基板とを備え、前記接点部が銀以外の
第1の導電性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐
腐食性を有するパラジウム以外の第2の導電性物質との
合金からなることにより、安価ででありながら、耐劣化
性,耐腐食性を向上させることができる。
【0071】また本発明は、前記第1の導電性物質が銅
からなることにより、電気抵抗が小さく導電性に優れ、
しかも安価となすことができる。
【0072】また本発明は、前記第2の導電性物質がニ
ッケルからなることにより、耐劣化性,耐腐食性が高
く、しかも安価となすことができる。
【0073】また本発明は、記合金が亜鉛を含むことに
より、耐酸化性を高めることができると共に、燃料中の
アルコール分、水分にも優れた耐性を持たせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による液面検出装置の正面
図。
【図2】図1のその要部を拡大して示す正面図。
【図3】図2におけるA−A線に沿った断面図。
【図4】図2における摺動体の背面側を示す正面図。
【図5】本発明による液面検出装置を液面検出センサと
して使用した液量表示システムの一例を示すブロック
図。
【図6】本発明の第2実施例による導体電極を示す要部
断面図。
【図7】導体電極の製造工程を示すブロック図。
【符号の説明】
1 液面検出装置 2 燃料タンク 3 取付板 4 導体電極 5 抵抗体 6 絶縁基板 7 接点部 8 摺動体 9 フロート 10 アーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月15日(1999.10.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また本実施例のように、液面検出装置1を
マイコン制御式の液量表示システムに組み込む場合、前
述のごとく、従来のバッテリ直結型のいわゆる直動式の
システムよりも接点部7と導体電極4間に流れる電流値
が小さいため、接点部7の硫化等による影響を特に受け
やすいものであるが、接点部7がAg(銀)を含まない
合金にて形成されることにより、硫化等による接点部7
の劣化を生じにくくできるため、マイコン制御式の液量
表示システムには特に有用である。またこの際、接点部
7と導体電極4間に流れる電流値の限値を40mA以
下に設定すれば、回路部品、例えば図示しないバッテリ
と液面検出装置1との間に接続され、液面検出装置1へ
の供給電圧(電流)を降下させる前記抵抗の発熱を抑え
ることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また本発明は、燃料タンク2内の液面に追
従して動作するフロート9とアーム10とからなる可動
子と、この可動子の動きに連動する摺動体8に設けられ
た接点部7と、この接点部7が摺動する導体電極4を施
した絶縁基板6とを備え、接点部7がAg(銀)以外の
第1の導電性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐
腐食性を有するPd(パラジウム)以外の第2の導電性
物質との合金からなることにより、安価でありながら、
耐劣化性,耐腐食性を向上させることができる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の液面に追従して動作する
    可動子と、この可動子の動きに連動する摺動体に設けら
    れた接点部と、この接点部が摺動する導体電極を施した
    絶縁基板とを備え、前記接点部が銀を含まない合金から
    なることを特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 前記接点部が銅及びニッケルを含む合金
    または銅及びニッケル及び亜鉛を含む合金からなること
    を特徴とする請求項1記載の液面検出装置。
  3. 【請求項3】 前記導体電極が導電性保護膜に覆われて
    なることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の
    液面検出装置。
  4. 【請求項4】 銀パラジウム合金の粉末を含む粉体とガ
    ラス粉体とを混合してなるペーストを絶縁基板上に印刷
    する印刷工程と、前記絶縁基板上に印刷された前記ペー
    ストを焼成する焼成工程とからなることを特徴とする液
    面検出装置に用いられる導体電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 燃料タンク内の液面に追従して動作する
    可動子と、この可動子の動きに連動する摺動体に設けら
    れた接点部と、この接点部が摺動する導体電極を施した
    絶縁基板とを備え、前記導体電極が銀パラジウム合金粉
    末とガラスとの混合体からなることを特徴とする液面検
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記銀パラジウム合金はパラジウムを略
    40重量%以上含むことを特徴とする、請求項4記載の
    液面検出装置に用いられる導体電極の製造方法もしくは
    請求項5記載の液面検出装置。
  7. 【請求項7】 前記接点部が銅及びニッケルを含む合金
    または銅及びニッケル及び亜鉛を含む合金からなること
    を特徴とする請求項5記載の液面検出装置。
  8. 【請求項8】 前記接点部の硬度は前記導体電極よりも
    低いことを特徴とする請求項1から請求項3、請求項5
    から請求項7のうち何れか一つに記載の液面検出装置。
  9. 【請求項9】 前記接点部が前記摺動体に固定される接
    点部材に形成されることを特徴とする請求項8記載の液
    面検出装置。
  10. 【請求項10】 燃料タンク内の液面に追従して動作す
    る可動子と、この可動子の動きに連動する摺動体に設け
    られた接点部と、この接点部が摺動する導体電極を施し
    た絶縁基板とを備え、前記接点部が銀以外の第1の導電
    性物質と燃料中において耐劣化性あるいは耐腐食性を有
    するパラジウム以外の第2の導電性物質との合金からな
    ることを特徴とする液面検出装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の導電性物質が銅からなるこ
    とを特徴とする請求項10記載の液面検出装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の導電性物質がニッケルから
    なることを特徴とする請求項10もしくは請求項11記
    載の液面検出装置。
  13. 【請求項13】 前記合金が亜鉛を含むことを特徴とす
    る請求項10から請求項12記載の液面検出装置。
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