JP3898913B2 - 液面レベルセンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液面レベルに応じて回動するフロートアームを具備する液面レベルセンサに関し、特に、ガソリン、軽油等の液体を燃料とする車両の燃料タンクに取り付けられ、燃料の残量を検知するのに好適な液面レベルセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液面レベルセンサは、図4及び図5に示す構造のものが使用されている。ここでは、従来例として2つのタイプの液面レベルセンサを例示する。図4は、第1従来例及び第2従来例に共通する平面図である。図5(A)は第1従来例としての液面レベルセンサの要部拡大断面図であり、図5(B)は第2従来例としての液面レベルセンサの要部拡大断面図である。
【0003】
まず、図4及び図5(A)を用いて、第1従来例の液面レベルセンサについて説明する。この液面レベルセンサ91Aは、樹脂製のフレーム92、金属製のフロートアーム93、樹脂製のアームホルダー94、コンタクト95、被測定液体に対して浮力を有するフロート96、及び抵抗体97とを含んで構成される。
【0004】
フロートアーム93の一方の端部、つまり回転軸部93aは、アームホルダー94の取付部94aに設けられる取付穴94a1に挿入され、かつフロートアーム93の中間部93bは、取付部94aから延長して形成される爪部94bで挟持固定されると共に、フレーム92の取付部92aに設けられた取付穴92a1に回転可能に挿入される。また、回転軸部93aの先端部はワッシャー99aを挟んでブッシュ99が圧入されている。このようにして、アームホルダー94が回転軸部93aを中心に回動可能に、フレーム92に取りつけられている。更に、フロートアーム93の他方の端部、つまり先端部93cには、フロート96が取り付けられている。
【0005】
上述したアームホルダー94に固定されたコンタクト95は弾性を有し、その先端部に設けられる接点95aが、フレーム2に取り付けられている抵抗体97に弾性により付勢されて接触している。なお、コイルバネ98は、コンタクト95の接点95aとフレーム92側に設けられた図示しない出力端子との導通を得るために設けられたものである。
【0006】
この液面レベルセンサ91Aは、液体を貯蔵する容器(不図示)に取り付けられ、液面の変動によりフロート96が上下動すると、フロートアーム93は取付穴92a1の回りに所定の角度範囲内で回動する。この回動により、コンタクト95が抵抗体97上を摺動し、センサ回路(不図示)で抵抗体97の一端と、上記図示しない出力端子、すなわちコンタクト95の接点95aとの間の抵抗値が変化するとこれを検出して、液面変動量を示すレベル信号を取り出すことができる。なお、図中、Xはフロートアーム93が回動する際の安定性の目安のひとつとなる軸受長を示す。
【0007】
また、第2従来例の液面レベルセンサ91Bは、図4及び図5(B)に示すように、第1従来例の液面レベルセンサ91Aと同様、樹脂製のフレーム2、金属製のフロートアーム3、樹脂製のホルダー4、コンタクト片5、被測定液体に対して浮力を有するフロート6、及び抵抗体7とを含んで構成される。但し、この液面レベルセンサ91Bはアームホルダー94に脱落防止片94cを設けて、上記第1実施形態の液面レベルセンサ91Aのワッシャー99a及びブッシュ99を不要にしている。この脱落防止片94cは、図5(B)に示すように、アームホルダー94の側面を延長して、折り曲げたような形状になっている。脱落防止片94cは、フレーム92の円弧状端部92bを挟み込むようにフロートアーム93の回動ストロークにわたって接触することにより、フロートアーム93と一体となったアームホルダー94が、フレーム92に対して脱落することなく回動できるように取り付けられている。なお、この第2従来例の液面レベルセンサ91Bも、上記第1従来例の液面レベルセンサ91Aと同様の動作をして、液面変動量を示すレベル信号を取り出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1及び第2従来例には以下の問題がある。すなわち、上記第1従来例によると、一定以上の検出精度を維持するために、所定の長さ以上の軸受長Xが必要とされるが、この軸受長Xに加えて上記ワッシャー99a、ブッシュ99の厚さBが加わることになり小型化が難しくなる。また、上記ワッシャー99a、ブッシュ99による取り付け場所の制限もでてくる。また、上記第2従来例によると、第1従来例と比較して小型化は可能になるが、回動時に脱落防止片94cとフレーム92との間の接触摩擦が新たに発生するため、フロートアーム93のスムーズな回動が妨げられる。特に、脱落防止片94cは、回転軸から大きく離れた位置、すなわち、回転円の円周付近に接触抵抗が発生することになるので、更にフロートアーム93のスムーズな回動が妨げられる。すなわち、第2従来例によると小型化を追求したために検出精度が低下することになる。
【0009】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、検出精度を低下させることなく、部品点数削減、及び小型化を達成した液面レベルセンサを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の液面レベルセンサは、図1及び図3に示すように、回転軸部3a(13a)及びこの回転軸部3a(13a)に対して略直角に折り曲げられ前記回転軸部3a(13a)を軸として回動する回動部3b(13b)で形成された1本の棒状のフロートアーム3(13)と、前記フロートアーム3(13)の回動部3b(13b)の先端部に取り付けられ、被測定液体に対して浮力を有するフロート6(16)と、前記フロートアーム3(13)の回動に基づき前記被測定液体の液面レベルを検出するための電気回路を搭載するフレーム2(12)と、前記フレーム2(12)の端部付近に前記フレーム2(12)の一部として形成されたフレーム軸受部2a(12a)と、前記フレーム軸受部2a(12a)に設けられた、前記回転軸部3a(13a)が挿入されるフレーム軸穴2a1(12a1)と、前記フレーム軸穴2a1(12a1)のある部分を上下から挟んでお互いに略平行になるように形成された上側保持部4a(14a)及び下側保持部4b(14b)を含む断面コ字状のアームホルダー4(14)と、前記アームホルダー4(14)に設けられた、前記回転軸部3a(13a)が挿入されるホルダー軸穴4a1、4b1(14b1)と、前記上側保持部4a(14a)の上面部に形成された、前記回動部3b(13b)が上側から圧入可能であり、圧入された前記回動部3b(13b)を保持するアーム保持部4b(14b)とを含み、前記フレーム軸受部2a(12a)が前記上側保持部4a(14a)及び下側保持部4b(14b)で挟まれ、前記回転軸部3a(13a)がフレーム軸穴2a1(12a1)及びホルダー軸穴4a1、4b1(14b1)に上から挿通され、前記回動部3b(13b)が前記アーム保持部4b(14b)により保持され、そして前記フレーム軸受部2a(12a)の下面部と前記下側保持部4b(14b)の上面部とが摺動可能に当接されていることを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、アームホルダー4(14)は、フレーム2(12)のフレーム軸穴2a1(12a1)のある部分を上下から挟んでお互いに略平行になるように形成された上側保持部4a(14a)及び下側保持部4b(14b)を含む断面コ字状をしている。そして、この断面コ字状のアームホルダー4(14)に挟みこまれるように、フレーム2(12)のフレーム軸受部2a(12a)が取りつけられる。更に、フロートアーム3(13)の回転軸部3a(13a)は、各軸穴に上から挿通され、回動部3b(13b)はアーム保持部4b(14b)により保持され、更にフレーム軸受部2a(12a)の下面部と前記下側保持部4b(14b)の上面部とが摺動可能に当接される。このような構成にすることにより、抜け落ち防止のためのブッシュやワッシャーが不要になる。また、回動の支点となるフレーム軸受部2a(12a)の下面部と下側保持部4b(14b)の上面部とが摺動可能に当接されるので、フロートアーム3(13)の回動の妨げになる接触抵抗が小さくなる。すなわち、本発明によれば、接触抵抗の発生する箇所が回転軸に近くなるので、てこの原理により回転トルクが小さくてもスムーズに回転できるようになる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の液面レベルセンサは、図1に示すように、請求項1記載の液面レベルセンサにおいて、前記フレーム軸受部2aの下方に、前記フレーム軸受部2aと略平行に所定の距離を保って、前記フレーム2の一部として形成されたフレーム下部軸受部2bと、前記フレーム下部軸受部2bに、前記フレーム軸穴2a1に対向するようにして設けられた、前記回転軸部3aが回転可能に挿入されるフレーム下部軸穴2b1とを更に含み、前記回転軸部3aは前記ホルダー軸穴4a1、フレーム軸穴2a1、ホルダー下部軸穴4b1及びフレーム下部軸穴2b1にこの順に上から挿通されていることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、フレーム軸受部2aの下方に、フレーム軸受部2aと略平行に所定の距離を保って、フレーム2の一部として形成されたフレーム下部軸受部2bが含まれる。すなわち、フレーム2もアームホルダー4と同様に、断面コ字状をしている。このように、断面コ字状をしたフレーム2及びアームホルダー4が、かみ合うようにして組付けられるので、フロートアーム3の回動の安定性が増す。
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の液面レベルセンサは、図1に示すように、請求項2記載の液面レベルセンサにおいて、前記フレーム下部軸穴2b1は、前記フレーム下部軸受部2bの下面部から筒状に下方に延びていることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、フレーム下部軸受部2bに形成されているフレーム下部軸穴2b1は、フレーム下部軸受部2bの下面部から筒状に下方に延びている。この延びた部分は、図1(B)と図5(A)とを比較すればわかるように、第1従来例のブッシュの厚さに対応するものである。第1従来例ではブッシュはフロートアーム3と共に回転するのでこれは軸受長にならないが、本発明ではこの延びた部分は軸受長の一部となる。すなわち、本発明によれば、軸受長が延びてフロートアーム3の回動の安定性が向上する。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の液面レベルセンサは、図2に示すように、請求項1、2又は3記載の液面レベルセンサにおいて、前記フレーム軸受部2aと前記下側保持部4bは共に樹脂製であり、前記フレーム軸受部2aと下側保持部4bとの間には、前記回転軸部3aが挿入可能な中空穴20aを有する金属製のワッシャー20が介設されていることを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、フレーム軸受部2aと下側保持部4bは共に樹脂製であり、その間には金属製のワッシャー20が介設される。これにより、樹脂同士の摺動摩擦によるフロートアーム3のスムーズな回動の妨げ、ヒステリシス特性の発生が大きく減少する。
【0018】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の液面レベルセンサは、図1及び図2に示すように、請求項4記載の液面レベルセンサにおいて、前記ホルダー軸穴4a1は、前記上側保持部4aの上面部から下に進むにしたがって徐々にその直径を細くし、前記上側保持部4aの下面部においては前記回転軸部3aと略同等の直径を有することを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、ホルダー軸穴4a1は、上側保持部4aの上面部から下に進むにしたがって徐々にその直径が細くなっているので、フロートアーム3をこの軸穴4a1に挿通しやすくなる。
【0020】
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の液面レベルセンサは、図3に示すように、請求項1記載の液面レベルセンサにおいて、前記フレーム軸受部12aの下面部には、前記フレーム軸穴12a1を囲むように下向きに延びる円筒状の凸状円筒部12a3が形成され、前記下側保持部14bの上面部には、前記凸状円筒部12a3に対応した形状で、前記ホルダー軸穴14b1の周りから上方に延びる円筒状の凹状円筒部14b2が形成され、前記凸状円筒部12a3及び前記凹状円筒部14b2が回転自在に嵌合されていることを特徴とする。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、凸状円筒部12a3と凹状円筒部14b2とが回転自在に嵌合されるので、フロートアーム3の回動の安定性が増す。また、外形面からブッシュ等の突起物を無くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を用いて本発明の液面レベルセンサの第1実施形態について説明する。図1(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第1実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。
【0023】
図1(A)及び(B)に示すように、第1実施形態の液面レベルセンサ1は、樹脂製のフレーム2、金属製のフロートアーム3、樹脂製のアームホルダー4、コンタクト片5、被測定液体に対して浮力を有するフロート6、及び抵抗体7とから構成される。
【0024】
上記フレーム2は、図中、矢印で示すような被測定液体の液面レベル変動に応じたフロートアーム3の回動に基づき、この液面レベルを検出するための電気回路、例えば、後述する抵抗体7や出力端子8等を搭載している。その外形は図1(A)に示すように、上から見ると台形に近い形状をしており、また図1(B)に示すように、上面が開口して所定の厚さを有している。このフレーム2の開口している側の上下の縁部の一部には、フロートアーム3の構造を考慮した所定高さのストッパ9a及び9bが形成されている。このストッパ9a及び9bにより、上記フロートアーム3の回動可能角度が規定される。すなわち、基本的に、フロートアーム3がストッパ9aに接した点が液面最上位レベルに対応し、ストッパ9bに接した点が液面最下位レベルに対応するようになっている。
【0025】
図1(A)に示すように、フレーム2の右側端部付近はフレーム2の一部としてフレーム軸受部2aが形成されている。このフレーム軸受部2aには、フロートアーム3の回転軸部3aが挿入されるフレーム軸穴2a1が設けられている。また、このフレーム軸受部2aの下方には、フレーム軸受部2aと略平行に所定の距離を保って、フレーム2の一部としてフレーム下部軸受部2bが形成されている。このフレーム下部軸受部2bにも、上記フレーム軸穴2a1に対向するようにして設けられた、回転軸部3aが回転可能に挿入されるフレーム下部軸穴2b1が設けられている。これらフレーム軸受部2aとフレーム下部軸受部2との間は、後述するアームホルダー4の下側保持部4bとがかみ合うように取りつけ可能な形状になっている。
【0026】
上記フロートアーム3は1本の金属棒状であり、回転の支点となる回転軸部3a、及びこの回転軸部3aに対して略直角に折り曲げられ回転軸部3aを軸として回動する回動部3bからなる。このフロートアーム3の回動部3bの先端部には、被測定液体に対して浮力を有する材質で形成された円筒状のフロート6が取り付けられている。回動部3bの先端部は、このフロート6の両底面の中心部を貫通して固定されている。
【0027】
アームホルダー4は、上記フロートアーム3を保持すると共に、上記フレーム2とかみ合って、保持しているフロートアーム3を回転軸部3aを支点として回動させる。このアームホルダー4は、上記フレーム2のフレーム軸穴2a1のある部分を上下から挟んでお互いに略平行になるように形成された上側保持部4a及び下側保持部4bを含む断面コ字状をしている。上側保持部4a及び下側保持部4bには、それぞれ対向するようにしてホルダー軸穴4a1及びホルダー下部軸穴4b1(請求項1では、ホルダー軸穴4a1及びホルダー下部軸穴4b1は共にホルダー軸穴と記載されている)が設けられている。これらホルダー軸穴4a1及びホルダー下部軸穴4b1には、フロートアーム3の回転軸部3aが回転可能に挿入される。
【0028】
また、上側保持部4aの上面部には、フロートアーム3の回動部3bが上側から圧入可能であり、圧入された回動部3bを保持する上側が開いた爪形状をしたアーム保持部4bが形成されている。また、アームホルダー4に固定されたコンタクト片5は弾性を有し、その先端部に設けられる接点5aが、フレーム2に取り付けられている抵抗体7に弾性により付勢されて接触している。これらは、フロートアーム3の回動に基づく、液面レベル検出時に用いられる。
【0029】
なお、上記フレーム下部軸穴2b1は、フレーム下部軸受部2bの下面部から筒状に下方に延びている。この延びた部分X1は、この図1(B)と図5(A)とを比較すればわかるように、第1従来例のブッシュの厚さBに対応するものである。第1従来例ではブッシュはフロートアーム3と共に回転するのでこれは軸受長にならないが、本実施形態ではこの延びた部分X1は軸受長の一部となる。すなわち、本実施形態によれば軸受長が上記X1延びて、フロートアーム3の回動の安定性が更に向上する。逆に、同じ軸受長の第1従来例及び本実施形態の液面レベルセンサを製造する場合には、本発明の方がより小型になる。
【0030】
また、ホルダー軸穴4a1は、上側保持部4aの上面部から下に進むにしたがって徐々にその直径を細くし、上側保持部4aの下面部においては回転軸部3aと略同等の直径を有している。したがって、フロートアーム3をこの軸穴4a1に挿通しやすくなり、組立時間が短縮される。
【0031】
組立時には、上記フロートアーム3の回転軸部3aは、回転軸部3aはホルダー軸穴4a1、フレーム軸穴2a1、ホルダー下部軸穴4b1及びフレーム下部軸穴2b1にこの順に上から挿通される。そして、フロートアーム3の回動部3bはアーム保持部4bに圧入されて保持される。この時、フレーム軸受部2aの下面部と下側保持部4bの上面部とが圧接されている。すなわち、回転軸部3aの各軸穴への挿通、回動部3bのアーム保持部4bによる保持、並びにフレーム軸受部2aと下側保持部4bとの接触によって、フロートアーム3がフレーム2から抜け落ちないようになっている。
【0032】
このような構造の液面レベルセンサ1は、ガソリン等の被測定液体を貯蔵する容器(不図示)に取り付けられる。そして、液面レベルの変動によりフロート6が上下動すると、フロートアーム3は回転軸部3aを支点として、上記のような規制された所定角度範囲内で回動する。この回動により、上記コンタクト片5が抵抗体7上を摺動し、検出回路(不図示)で抵抗体7の一端と、上記図示しない出力端子、すなわちコンタクト片5の接点5aとの間の抵抗値が変化するとこれを検出して、液面変動量を示すレベル信号を出力端子8から取り出すことができる。
【0033】
このように、第1実施形態によれば、断面コ字状のアームホルダー4に挟みこまれるように、フレーム2のフレーム軸受部2aが取りつけられる。また、フレーム2もアームホルダー4と同様に、断面コ字状をしている。断面コ字状をしたフレーム2及びアームホルダー4が、かみ合うようにして組付けられるので、フロートアーム3の回動の安定性が増し、スムーズな回動が可能になって測定精度が向上する。また、第1従来例と比較して、抜け落ち防止のためのブッシュやワッシャーが不要になり、部品点数の削減、組立工数の削減、軽量化に伴う低コスト化が可能になる。特に、回動の支点となるフレーム軸受部2aの下面部と下側保持部4bの上面部とが摺動可能に当接されるので、図5(B)の第2従来例と比較しても明らかなように、フロートアーム3の回動の妨げになる接触抵抗が小さくなる。すなわち、本実施形態は、第2従来例よりも接触抵抗の発生する箇所が回転軸に近くなるので、てこの原理により回転トルクが小さくても回転がスムーズになる。したがって、スムーズな回動が可能になり、第2従来例よりも測定精度が向上する。以上の結果、第1実施形態によれば、高い測定精度を維持しながらも、部品点数削減及び小型化を達成した液面レベルセンサを得ることができる。
【0034】
次に、図2を用いて本発明の液面レベルセンサの第2実施形態について説明する。図2(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第2実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。
【0035】
基本的に、この第2実施形態の液面レベルセンサでは、上記図1で示した第1実施形態の液面レベルセンサ1の摺動抵抗を低減させるため、上記フレーム2のフレーム軸受部2aの下面部と、アームホルダー4の下側保持部4bの上面部との間に金属製のワッシャー20を介設したものである。
【0036】
このワッシャー20は、図2(A)及び(B)に示すように、所定厚さの略台形形状をした金属板である。このワッシャー20の中央部には、上記フロートアーム3の回転軸部3aが挿入可能な中空穴20aが設けられている。このワッシャー20は、図2(A)に示すフレーム軸穴2a1の下側に挿入されて、図2(B)に示すようにフレーム2のフレーム軸受部2aの下面部と、アームホルダー4の下側保持部4bの上面部との間に取りつけられる。ワッシャー20の中空穴20aには、フロートアーム3の回転軸部3aが挿通されている。
なお、この図2において、図1と同等の構造の部分には同一符号を付して、重複説明を省略する。動作に関しても同様なので、重複説明を省略する。
【0037】
このように、第2実施形態によれば、フレーム軸受部2aと下側保持部4bは共に樹脂製であり、その間には金属製のワッシャー20が介設される。これにより、樹脂同士の摺動摩擦によるフロートアーム3のスムーズな回動の妨げ、ヒステリシス特性の発生が大きく減少する。したがって、本実施形態によれば、フロートアーム3の回動の安定性がより一層向上する。また、フレーム軸受部2a及び下側保持部4bの摺動面の摩耗も減少して、製品寿命が延びる。もちろん、上記第1実施形態と同様の効果を得られることはいうまでもない。
【0038】
更に、図3を用いて本発明の液面レベルセンサの第3実施形態について説明する。図3(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第3実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。図3(C)は、図3(B)のフレーム及びアームホルダーを分離させた状態を示す要部拡大断面図である。この第3実施形態の液面レベルセンサ10も、基本的なアイディアは、前述の図1の第1実施形態と同様であるが、フレーム及びアームホルダーの形状が若干異なる。この図3で示す第3実施形態の液面レベルセンサ10は、請求項6の発明に対応するものである。
【0039】
図3(A)及び(B)に示すように、第3実施形態の液面レベルセンサ10は、樹脂製のフレーム12、金属製のフロートアーム13、樹脂製のアームホルダー14、及び被測定液体に対して浮力を有するフロート16を含んで構成される。
【0040】
図3(A)及び(B)において、上記フレーム12は、矢印で示すような被測定液体の液面レベル変動に応じたフロートアーム13の回動に基づき、この液面レベルを検出するための電気回路、例えば、後述するホール素子15c等を搭載している。その外形は上から見ると図3(A)に示すように、長方形に近い形状をしている。このフレーム12には、上側に開口した電子機器収容部12bが形成されている。この電子機器収容部12bには、後述するリング状の磁石15aからの磁力を検出して電気信号に変換する磁電変換素子としてのホール素子15c、及びこのホール素子15c等を搭載する配線板15dが収容されている。この配線板15dには、ホール素子15cから出力される電気信号を外部に導く出力端子15eが接続されている。この電子機器収容部12bは、図示しないモールド材が補填されている。なお、この電気信号は後述するが、フロートアーム3の回動可能角度、すなわち、液面レベルに対応するものである。また、ホール素子15cには、集磁部材としてのコア15fもこのフレーム12には取りつけられている。
【0041】
図3(B)に示すように、フレーム12の右側端部付近はフレーム12の一部としてフレーム軸受部12aが形成されている。この軸受部12aには、フロートアーム13の回転軸部13aが挿入されるフレーム軸穴12a1が設けられている。このフレーム軸穴12a1は、その開口部から下に進むにしたがって徐々にその直径を細くして、回転軸部3aと略同等の直径になるようになっている。この徐々にその直径を細くするフレーム軸穴12a1の周りは、円筒状の凸状円筒部12a2になっている。また、フレーム軸穴12a1を囲み下方に延びるように円筒状の凸状円筒部12a3が形成されている。
【0042】
上記フロートアーム13は1本の金属棒状であり、回転の支点となる回転軸部13a、及びこの回転軸部13aに対して略直角に折り曲げられ回転軸部13aを軸として回動する回動部13bからなる。このフロートアーム13の回動部13bの先端部には、被測定液体に対して浮力を有する材質で形成された円筒状のフロート16が取り付けられている。回動部13bの先端部は、このフロート16の両底面の中心部を貫通して固定されている。
【0043】
アームホルダー14は、上記フロートアーム13を保持すると共に、上記フレーム12とかみ合って、保持しているフロートアーム13を回転軸部13aを支点として回動させる。このアームホルダー14は、上記フレーム12のフレーム軸穴12a1のある部分を上下から挟んでお互いに略平行になるように形成された上側保持部14a及び下側保持部14bを含む断面コ字状をしている。上側保持部14aは、凸状円筒部12a2のある部分を迂回するように折れ曲がっている(図3(A)参照)。下側保持部14bには、ホルダー軸穴14b1が設けられている。また、軸穴14b1の周りから上側に延びるように、上記凸状円筒部12a3の形状に対応した内壁面を有する円筒状の凹状円筒部14b2が形成されている。凹状円筒部14b2の外壁にはリング状の磁石15aが取りつけられている。この凹状円筒部14b2にはまた、上記凸状円筒部12a3が回転自在に嵌合される。また、このアームホルダー14の上側保持部14aの上面部には、フロートアーム13の回動部13bが上側から圧入可能であり、圧入された回動部13bを保持する上側が開いた爪形状をしたアーム保持部14cが形成されている。
【0044】
上記フレーム12と上記アームホルダー14とは、図3(C)に示すように、別途部品として成形される。そして、矢印で示す方向にアームホルダー14がフレーム12を挟み込むようにして組み立てられる。更に、上記凸状円筒部12a3が上記の凹状円筒部14b2に嵌合されて、フロートアーム13の回転軸部13aが、上記軸穴14b1に上から挿通される。そして、フロートアーム13の回動部13bはアーム保持部14cに圧入されて保持される。この時、凸状円筒部12a3と凹状円筒部14b2とが回動可能に接触している。このような構造により、フロートアーム13がフレーム12から抜け落ちないようになっている。
【0045】
このような構造の液面レベルセンサ10は、ガソリン等の被測定液体を貯蔵する容器(不図示)に取り付けられる。そして、液面レベルの変動によりフロート16が上下動すると、フロートアーム13は回転軸部13aを支点として、所定角度範囲内で回動する。この回動によりホール素子15cにより検出される上記磁石15aからの磁力が変化し、この変化に基づく液面レベルを示す電気信号を出力端子8から取り出すことができる。
【0046】
このように、第3実施形態によれば、特に、凸状円筒部12a3と凹状円筒部14b2とが回転自在に嵌合されるので、フロートアーム3の回動の安定性が増し、スムーズな回動が可能になって測定精度が向上する。また、外形面からブッシュ等の突起物を無くすることができるので、取り付け場所の制約が少なくなる効果もある。
【0047】
以上説明したように、上記第1〜第3実施形態によれば、高い測定精度を維持しながらも、部品点数削減及び小型化を達成した液面レベルセンサを得ることができるようになる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、第1従来例と比較して、抜け落ち防止のためのブッシュやワッシャーが不要になり、部品点数の削減、組立工数の削減、軽量化に伴う低コスト化が可能になる。また、回動の支点となるフレーム軸受部2a(12a)の下面部と下側保持部4b(14b)の上面部とが摺動可能に当接されるので、図5(B)の第2従来例と比較しても明らかなように、フロートアーム3(13)の回動の妨げになる接触抵抗が小さくなる。すなわち、本発明は、第2従来例よりも接触抵抗の発生する箇所が回転軸に近くなるので、てこの原理により回転トルクが小さくてもスムーズに回転できるようになる。このスムーズな回動により、第2従来例よりも測定精度が向上する。以上の結果、本発明によれば、高い測定精度を維持しながらも、部品点数削減及び小型化を達成した液面レベルセンサを得ることができる。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、フレーム2もアームホルダー4と同様に、断面コ字状をしている。このように、断面コ字状をしたフレーム2及びアームホルダー4が、かみ合うようにして組付けられるので、フロートアーム3の回動の安定性が増し、更にスムーズな回動が可能になって測定精度が向上する。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、フレーム下部軸受部2bに形成されているフレーム下部軸穴2b1は、フレーム下部軸受部2bの下面部から筒状に下方に延びている。この延びた部分は、図1(B)と図5(A)とを比較すればわかるように、第1従来例のブッシュの厚さに対応するものである。第1従来例ではブッシュはフロートアーム3と共に回転するのでこれは軸受長にならないが、本発明ではこの延びた部分は軸受長の一部となる。すなわち、本発明によれば軸受長が延びて、フロートアーム3の回動の安定性が更に向上する。逆に、同じ軸受長の第1従来例及び本発明の液面レベルセンサを製造する場合には、本発明の方がより小型になる。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、フレーム軸受部2aと下側保持部4bは共に樹脂製であり、その間には金属製のワッシャー20が介設される。これにより、樹脂同士の摺動摩擦によるフロートアーム3のスムーズな回動の妨げ、ヒステリシス特性の発生が大きく減少する。したがって、本発明によれば、フロートアーム3の回動の安定性がより一層向上する。また、フレーム軸受部2a及び下側保持部4bの摺動面の摩耗も減少して、製品寿命が延びる。
【0052】
請求項5記載の発明によれば、ホルダー軸穴4a1は、上側保持部4aの上面部から下に進むにしたがって徐々にその直径が細くなっているので、フロートアーム3をこの軸穴4a1に挿通しやすくなり、組立時間が短縮される。
【0053】
請求項6記載の発明によれば、フレーム軸受部12aの凸状円筒部12a3と、下側保持部14bの凹状円筒部14b2とが回転自在に嵌合されるので、フロートアーム3の回動の安定性が増し、スムーズな回動が可能になって測定精度が向上する。また、外形面からブッシュ等の突起物を無くすることができるので、取り付け場所の制約が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第1実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。
【図2】図2(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第2実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。
【図3】図3(A)及び(B)はそれぞれ、本発明の液面レベルセンサの第3実施形態を示す平面図及び要部拡大断面図である。図3(C)は、図3(B)のフレーム及びアームホルダーを分離させた状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】第1従来例及び第2従来例に共通する平面図である。
【図5】図5(A)は第1従来例の液面レベルセンサの要部拡大断面図であり、図5(B)は第2従来例の液面レベルセンサの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1、10 液面レベルセンサ
2、12 フレーム
3、13 フロートアーム
4、14 アームホルダー
5 コンタクト片
6、16 フロート
7 抵抗体
8 出力端子
9a、9b ストッパ
Claims (6)
- 回転軸部及びこの回転軸部に対して略直角に折り曲げられ前記回転軸部を軸として回動する回動部で形成された1本の棒状のフロートアームと、
前記フロートアームの回動部の先端部に取り付けられ、被測定液体に対して浮力を有するフロートと、
前記フロートアームの回動に基づき前記被測定液体の液面レベルを検出するための電気回路を搭載するフレームと、
前記フレームの端部付近に前記フレームの一部として形成されたフレーム軸受部と、
前記フレーム軸受部に設けられた、前記回転軸部が挿入されるフレーム軸穴と、
前記フレーム軸穴のある部分を上下から挟んでお互いに略平行になるように形成された上側保持部及び下側保持部を含む断面コ字状のアームホルダーと、
前記アームホルダーに設けられた、前記回転軸部が挿入されるホルダー軸穴と、
前記上側保持部の上面部に形成された、前記回動部が上側から圧入可能であり、圧入された前記回動部を保持するアーム保持部とを含み、
前記フレーム軸受部が前記上側保持部及び下側保持部で挟まれ、前記回転軸部がフレーム軸穴及びホルダー軸穴に上から挿通され、前記回動部が前記アーム保持部により保持され、そして前記フレーム軸受部の下面部と前記下側保持部の上面部とが摺動可能に当接されている
ことを特徴とする液面レベルセンサ。 - 請求項1記載の液面レベルセンサにおいて、
前記フレーム軸受部の下方に、前記フレーム軸受部と略平行に所定の距離を保って、前記フレームの一部として形成されたフレーム下部軸受部と、
前記フレーム下部軸受部に、前記フレーム軸穴に対向するようにして設けられた、前記回転軸部が回転可能に挿入されるフレーム下部軸穴とを更に含み、
前記回転軸部は前記ホルダー軸穴、フレーム軸穴、ホルダー下部軸穴及びフレーム下部軸穴にこの順に上から挿通されている
ことを特徴とする液面レベルセンサ。 - 請求項2記載の液面レベルセンサにおいて、
前記フレーム下部軸穴は、前記フレーム下部軸受部の下面部から筒状に下方に延びている
ことを特徴とする液面レベルセンサ。 - 請求項1、2又は3記載の液面レベルセンサにおいて、
前記フレーム軸受部と前記下側保持部は共に樹脂製であり、前記フレーム軸受部と下側保持部との間には、前記回転軸部が挿入可能な中空穴を有する金属製のワッシャーが介設されている
ことを特徴とする液面レベルセンサ。 - 請求項4記載の液面レベルセンサにおいて、
前記ホルダー軸穴は、前記上側保持部の上面部から下に進むにしたがって徐々にその直径を細くし、前記上側保持部の下面部においては前記回転軸部と略同等の直径を有する
ことを特徴とする液面レベルセンサ。 - 請求項1記載の液面レベルセンサにおいて、
前記フレーム軸受部の下面部には、前記フレーム軸穴を囲むように下向きに延びる円筒状の凸状円筒部が形成され、
前記下側保持部の上面部には、前記凸状円筒部に対応した形状で、前記ホルダー軸穴の周りから上方に延びる円筒状の凹状円筒部が形成され、
前記凸状円筒部及び前記凹状円筒部が回転自在に嵌合されている
ことを特徴とする液面レベルセンサ。
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