JP4179291B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液面に浮くフロートを備えた液面検出装置に関するものである。
液面検出装置は、自動車の燃料タンクに貯蔵される燃料等の液面レベルを監視するために利用される。
例えば、液面検出装置として、フロートと、マグネットを保持するホルダと、これらを連結するアームと、ホルダを回動自在に保持する本体部と、マグネットの磁束と交差するように本体部に内蔵される磁電変換素子とを備えるものが開示されている(特許文献1を参照)。
具体的には、フロートは、測定対象である液体に浮かぶものであり、アームは、フロートの上下運動をホルダの回転運動に変換するものである。磁電変換素子は、交差するマグネットの磁束密度を検出するものであり、この液面検出装置は、これによりホルダの回転角度すなわち液面レベルを検出することができる。
また、ホルダには、アームが挿入される挿入口を有し且つこの挿入口から挿入されたアームを弾性力を利用して保持する保持部が設けられている。アームは、挿入口から保持部に挿入され、保持部の弾性力を利用して、ホルダに固定される。(特許文献1を参照)。
特開2002−206959号公報
特許文献1では、挿入口にアームの抜け防止手段が設けられていないため、アームに外力が作用すると、アームが保持部の挿入口から抜け出る(保持部から外れる)恐れがある。しかし、挿入口に、単なるアームの抜け防止手段を設けると、アームを挿入口から保持部に挿入することが、この抜け防止手段により困難になる。即ち、フロートのアームの組付性が損なわれる。
このことは、特許文献1で開示されている液面検出装置に限らず、抵抗式のフロートを有する液面検出装置にも同じことが言える。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、フロートが連結されるアームの組付性を損なわないでアームが外れることを防止できる液面検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の液面検出装置は、液面に浮くフロートと、回転軸を中心に回動可能なホルダと、フロートとホルダとを連結してフロートの上下運動をホルダの回転運動に変換するアームと、ホルダの回転角度を検出する回転角度検出器とを備え、ホルダが、アームを挿入する挿入口を有し且つ挿入口から挿入されたアームを保持する保持部と、アームが挿入口から抜け出ることを防止するフックとフックの弾性変形を抑止するストッパとを有する抜け防止手段とを備え、フックが、アームを挿入口へ挿入する際にアームにより第1方向へ弾性変形するように且つアームが挿入口から抜け出ようとする際にアームにより第1方向と第2方向とへ弾性変形するように構成され、ストッパが、フックの第1方向の弾性変形を抑止しないように且つフックが第2方向へ弾性変形すると第1方向の弾性変形を抑止するように構成される構成とする。
この構成では、フックが、アームを挿入口へ挿入する際にアームにより第1方向へ弾性変形するように且つアームが挿入口から抜け出ようとする際にアームにより第1方向と第2方向とへ弾性変形するように構成され、ストッパが、フックの第1方向の弾性変形を抑止しないように且つフックが第2方向へ弾性変形すると第1方向の弾性変形を抑止するように構成される。
これにより、アームを挿入口へ挿入する際には、フックがアームにより第1方向へ弾性変形し、且つ、ストッパは、フックの第1方向の弾性変形を抑止しないように構成されている。このため、アームは、フックに妨げられないで挿入口へ挿入することができる。
一方、アームが挿入口から抜け出ようとする際には、フックがアームにより第1方向と第2方向とへ弾性変形し、且つ、ストッパは、フックが第2方向へ弾性変形すると第1方向の弾性変形を抑止するように構成されている。このため、フックの第1方向の弾性変形がストッパにより抑止され、アームは、フックにより、挿入口から抜け出ることが防止される。即ち、アームのホルダに対する組付性を損なわないでアームがホルダから外れることを防止できる。
請求項2に記載の液面検出装置は、フックが、第1方向と第2方向とが互いに略直交するように構成される構成とする。
この構成では、第1方向と第2方向とが互いに略直交するため、これらの方向の弾性変形は、互いに混在しない。即ち、これらの方向の弾性変形を、容易に、互いに分離することができる。これにより、ストッパを、フックの第1方向の弾性変形を抑止しないで且つフックが第2方向へ弾性変形すると第1方向の弾性変形を抑止するように、容易に構成できる。
具体的には、フックとストッパの各形状、及びこれらの位置関係を、より容易に定めることができる。この結果、上述の効果をより容易に得ることができる。
請求項3に記載の液面検出装置は、フックが、第1方向の弾性変形がストッパにより抑止された際、アームが挿入口から抜け出ることを防止する鉤部を備える構成とする。
この構成では、フックが、アームが挿入口から抜け出ることを防止する鉤部を備えるため、簡易な構成で上術の効果を得ることができる。
請求項4に記載の液面検出装置は、保持部とフックとストッパとが、樹脂材料からホルダと一体的に形成される構成とする。
この構成では、保持部とフックとストッパとが、樹脂材料からホルダと一体的に形成されるため、簡易な構成で上術の効果を得ることができる。
請求項5に記載の液面検出装置は、回転角度検出器が、ホルダに固定されたマグネットと、マグネットの磁束と交差するように且つ回転運動しないように固定された磁電変換素子とを備え、ホルダの前記回転角度が、磁電変換素子により磁電変換素子と交差するマグネットの磁束密度を測定することによりを検出される構成とする。
この構成では、回転角度検出器がマグネットと磁電変換素子とを備えるもので、この構成においても、上述の効果を得ることができる。
請求項6に記載の液面検出装置は、回転角度検出器が、回転運動しないように固定され且つその端部を介して外部に電気的に接続される電気抵抗体と、ホルダに固定され且つ外部に電気的に接続される摺動接点とを備え、摺動接点が、電気抵抗体に押圧接触し且つホルダの回動により電気抵抗体上を円弧状に摺動し、ホルダの前記回転角度が、摺動接点と電気抵抗体の端部間の電気抵抗を測定することにより検出される構成とする。
この構成では、回転角度検出器が電気抵抗体と摺動接点とを備えるもので、この構成においても、上述の効果を得ることができる。
以下、本発明による液面検出装置を、自動車に搭載される液面検出装置である燃料レベルゲージ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による液面検出装置である燃料レベルゲージ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、図1中のIV矢視図である。
図5は、図1に示す燃料レベルゲージ1が備える回転角度検出器の一部を構成するマグネット6の磁束分布を説明する模式図である。
図1と図2において、各図中の矢印が示す上方は、燃料レベルゲージ1が自動車に取り付けられた状態の上方を示す。
図1および図2において、燃料レベルゲージ1は、燃料9の液面91のレベルを検出するものであり、図示しない燃料タンク内に固定される。また、燃料9の液面91は、低位の状態を示す。
フロート2は、樹脂等からなり、燃料9の液面91に確実に浮かぶように見掛けの比重が設定される。
アーム3は、たとえば金属棒から形成され、フロート2とホルダであるマグネットホルダ4とを連結する。アーム3の一方の端部には、図1に示すように、フロート2が固定され、アーム3の他方の端部は、マグネットホルダ4に固定される。液面91のレベルの変動にともないフロート2が上下方向(図中の矢印が示す上下方向)へ動くと、この動きは、アーム3によりマグネットホルダ4に伝達されて、マグネットホルダ4の回転運動に変換される。
マグネットホルダ4は、ポリアセタール(ポリオキシメチレン)樹脂等の弾性材料からなり、図2に示すように、回転角度検出器の一部を構成するマグネット6を内蔵すると共に、後述するボディ5に回動可能に係合する。マグネットホルダ4は、図1と図2に示すように、ボディ5に設けられた軸部51に回動可能に嵌合する孔部41と、アーム3を保持固定するための保持部42と、アーム3が保持部42から抜け出る(外れる)ことを防止する抜け防止手段であるフック44とストッパ45と、貫通孔43とを有する。
保持部42は、マグネットホルダ4のボディ5と反対側の端面上に2個配置され、図3に示すように形成される。なお、図3は、アーム3が未装着な状態を示すとともに、アーム3を一点鎖線により示す。
保持部42は、その内径寸法D2がアーム3の外径寸法D1より小さく形成され、保持部42の挿入口42aの開口寸法Wがその内径寸法D2より小さく形成される。2個の保持部42は、それぞれの中心軸を一致させて配置される。
貫通孔43は、図1および図2に示すように、マグネットホルダ4の孔部41と平行に形成される。貫通孔43の内径寸法は、アーム3の外径寸法D1と同等かわずかに小さく形成される。貫通孔43は、図1に示すように、その中心軸が、両保持部42の中心軸と交差するように配置される。
本発明の特徴である抜け防止手段は、フック44とストッパ45とから構成される。
フック44は、図1において第2方向である矢印C1、C2が示す方向と図4において第1方向である矢印B1、B2が示す方向との両方向へ弾性変形が可能なように、マグネットホルダ4の側面からL字形状に延出した形状を有する。また、フック44は、その先端に、アーム3が保持部42の挿入口42aから抜け出ることを防止する鉤部44aを備える。尚、図4の簡略化のため、アーム3は、その断面のみを示す。
ストッパ45は、フック44が矢印C1が示す方向へ弾性変形すると矢印B2が示す方向の弾性変形を抑止するもので、この機能を発揮できる位置であってマグネットホルダ4の側面に形成される。即ち、ストッパ45は、図4に示すようにフック44の鉤部44aより下方(図中の矢印が示す下方)の近傍であって、図1に示すように鉤部44aよりマグネットホルダ4の側面側に形成される。
マグネットホルダ4に内蔵されるマグネット6は、たとえばフェライト磁石等からなり、筒型のものが用いられ、孔部41と同心上に配置される。さらに、マグネット6は、図5に示すように、その径方向へ着磁されるため、マグネット6の磁束は、孔部41の径方向に発生する。マグネット6は、マグネットホルダ4の樹脂成形時に一体的にインサート成形される。この成型時に、保持部42とフック44とストッパ45も形成される。
ボディ5は、マグネットホルダ4の回転範囲を規制するための規制部53を備える。また、マグネットホルダ4の回転角度を検出する磁電変換素子であるホール素子7を内蔵するとともに、ホール素子7を外部と電気的に接続するためのターミナル8とを備える。
ホール素子7は回転角度検出器の一部を構成し、図2に示すように、軸部51内に配置され、軸部51の外周側に、マグネットホルダ4に固定されるマグネット6が軸部51と同心上に配置される。このため、ホール素子7は、図5に示すように、常にマグネット6の磁束Mを受ける。
ホール素子7は、半導体からなり、ホール素子7に電圧が印加された状態で外部から磁界が加えられると、ホール素子7を通過するその磁界の磁束密度に比例したホール電圧を発生する。ホール素子7通過する磁界の磁束密度は、液面91の変動によりマグネットホルダ4が回転すると変化するため、ホール素子7の出力電圧であるホール電圧が変化する。このホール電圧を検出することにより、マグネットホルダ4の回転角度、すなわち液面91のレベルを測定することができる。
このホール素子7とマグネット6とから回転角度検出器が構成される。
ターミナル8は、導電性金属から形成され、図2に示すように、その一端が、ホール素子7のリード71に電気的に接続される。この接続は、たとえば、かしめ、あるいはヒュージング等による。一方、ターミナル8の他端は、ボディ5の端部から外方へ突出して、外部のワイヤーハーネス(図示せず)のコネクタ(図示せず)に接続される。
ホール素子7およびターミナル8は、互いに電気的に接続後、ボディ5の樹脂成形時に一体的にインサート成形される。
ボディ5は、図2に示すように、軸部51を備え、この軸部51によりマグネットホルダ4を回動自在に保持する。軸部51の先端近傍には、リング状の溝52が軸部51と同心上に設けられる。軸部51を、マグネットホルダ4の孔部41へ嵌合させた後、この溝52に止め輪54を装着する。これにより、マグネットホルダ4のボディ5から離れる方向(図2の矢印が示す左方向)への移動が規制される。
すなわち、マグネットホルダ4の孔部41にボディ5の軸部51を挿入して、マグネットホルダ4をボディ5に当接させ、続いて、止め輪54を軸部51の溝52に装着する。これにより、マグネットホルダ4は、ボディ5に対して回動自在に保持される。
アーム3を貫通孔43に挿入後、貫通孔43を中心としてアーム3を回転させ、アーム3を保持部42に図3の矢印が示す左側から押込む。これにより、保持部42が弾性変形して、アーム3を保持固定し、これにより、アーム3がマグネットホルダ4に対して固定される。
ボディ5に形成された規制部53は、図1に示すように、実線で示すフロート2の位置が最低位側および破線で示す最高位側のそれぞれに対応して設けられる。各規制部53は、ボディ5と一体成形により形成され、アーム3のフロート2と反対側の端部、つまり、図2に示すように、アーム3の貫通孔43から突き出す部分が当接するように設けられる。
これにより、フロート2が、図1に示すように、上下動すると、マグネットホルダ4は角度θだけ回転する。すなわち、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1におけるマグネットホルダ4の回転範囲は角度θである。
次に、本発明の特徴である抜け防止手段であるフック44とストッパ45の作用とその効果について説明する。
図6(a)は、図1に示すアーム3をホルダであるマグネットホルダ4の保持部42への装着を説明するための説明図であり、図6(b)は、図6(a)中のVIB矢視図である。
図7(a)は、図1に示すアーム3に外力A2が作用した状態を説明するための説明図であり、図7(b)は、図7(a)中のVIIB矢視図である。
上述したように、図6(a)において、アーム3を貫通孔43に挿入後、貫通孔43を中心としてアーム3を回転させ、アーム3を保持部42に矢印A1が示す方向へ押込む。これにより、保持部42が弾性変形して、アーム3を保持固定し、これにより、アーム3がマグネットホルダ4に対して固定される。
ここで、上述したように、フック44の鉤部44aは、図6(a)に示すように、ストッパ45より外側(図中の矢印が示す下側)に形成され、フック44は、図6(b)において、第1方向である矢印B1、B2が示す方向へ弾性変形が可能なように形成されている。
このため、フック44は、図6(b)に示す矢印B2が示す方向へ弾性変形できる。これにより、アーム3を、矢印A1が示す方向へ保持部42内に押込む際、フック44は、矢印B2が示す方向へ弾性変形する。この結果、アーム3を、保持部42の挿入口42aから、フック44の鉤部44aの妨げを受けないで保持部42に押込むことができる。
一方、図7(a)に示すように、外力A2がアーム3に作用した場合、アーム3は、貫通孔43を中心として、外力A2の方向へ回転しようとする。ここで、上述したように、フック44は、図7(a)において、第2方向である矢印C1、C2が示す方向へも弾性変形が可能なように形成されている。
このため、外力A2がアーム3に作用すると、フック44は、矢印C1が示す方向へ弾性変形し、鉤部44aの一部が、ストッパ45の内側に位置するようになる。これにより、外力A2がアーム3に作用した場合、フック44の鉤部44aがストッパ45に当接して、フック44が矢印B2が示す方向へ弾性変形することを抑止する。
この結果、アーム3は、フック44の鉤部44aによって、保持部42の挿入口42aから抜け出ることが防止される。
即ち、アーム3のマグネットホルダ4に対する組付性を損なわないでそのアーム3のマグネットホルダ4からの抜け(外れ)を防止することができる。
尚、フック44は、第1方向である矢印B1、B2が示す方向と第2方向である矢印C1、C2が示す方向とが互いに略直交するように構成されるため、これらの方向の弾性変形は、互いに混在しない。即ち、これらの方向の弾性変形を、容易に、互いに分離することができる。これにより、フック44の第1方向B1、B2の弾性変形を抑止しないで且つフック44が第2方向C1、C2へ弾性変形すると第1方向B1、B2の弾性変形を抑止するストッパ45の位置を、より容易に定めることができる。
また、上述の効果を得るための、フック44とストッパ45の各形状、及びこれらの位置関係を、より容易に定めることができる。
例えば、第1方向B1、B2と第2方向C1、C2が、60度の角度を有する場合、これらの方向の弾性変形は、互いに混在する。即ち、フック44が第1方向B1、B2に弾性変形すると、この弾性変形のコサイン(COS)60度の変形量だけ、フック44が第2方向C1、C2へも弾性変形することとなる。
この結果、ストッパ45がフック44の第1方向B1、B2の弾性変形を抑止しないで且つフック44が第2方向C1、C2へ弾性変形する場合に第1方向B1、B2の弾性変形を抑止するため、フック44とストッパ45の各形状、及びこれらの位置関係を、より設計検討する必要が生じる。
つまり、フック44を、第1方向B1、B2と第2方向C1、C2が互いに略直交するように構成した場合、上述の効果(ストッパ45がフック44の第1方向B1、B2の弾性変形を抑止しないで且つフック44が第2方向C1、C2へ弾性変形する場合に第1方向B1、B2の弾性変形を抑止する)をより容易に得ることができる。
(変形例)
図8は、図3の変形例を示す断面図である。
図9(a)は、図8に示す変形例において、アーム3をマグネットホルダ4の保持部42への装着を説明するためとアーム3に外力A2が作用した状態とを説明するための説明図であり、図9(b)は、図9(a)中のIXB矢視図であり、図9(c)は、図9(a)中のIXC矢視図である。
変形例による液面検出装置である燃料レベルゲージ1では、上述の実施形態と異なり、図8に示すように、保持部42の挿入口42aを保持部42の上側(図中の矢印が示す上側)に設ける。即ち、アーム3を、図中矢印が示す保持部42の左側からでなくて上側から押し込んで保持部42へ装着する。これに伴い、抜け防止手段であるフック44とストッパ45の形状を変更する。
具体的に、フック44は、図9(a)において第2方向である矢印C1、C2が示す方向と図9(b)において第1方向である矢印B1、B2が示す方向との両方向へ弾性変形が可能なように、マグネットホルダ4の側面からL字形状に延出した形状を有する。さらに、フック44の鉤部44aは、保持部42の挿入口42aの高さまで延出する。
尚、フック44は、上述の実施形態と異なり、図9(b)において矢印が示す左右方向でなくて矢印が示す上下方向に延出する形状を有する。また、第1方向である矢印B1、B2が示す方向は、図中の矢印が示す上下方向でなくて図中の矢印が示す左右方向である点が、上述の実施形態と異なる。
ストッパ45は、フック44が矢印C1が示す方向へ弾性変形すると矢印B1が示す方向の弾性変形を抑止するもので、この機能を発揮できる位置であってマグネットホルダ4の側面に形成される。即ち、ストッパ45は、図9(b)に示すようにフック44の鉤部44aより右側(図中の矢印が示す右側)の近傍であって、図9(a)に示すように鉤部44aよりマグネットホルダ4の側面側に形成される。
以上の構成において、図9(a)と図9(b)に示すように、アーム3を貫通孔43に挿入しつつ、アーム3を保持部42に矢印A1が示す方向へ押込む。これにより、保持部42が弾性変形して、アーム3を保持固定し、これにより、アーム3がマグネットホルダ4に対して固定される。
ここで、上述したように、フック44の鉤部44aは、図9(a)に示すように、ストッパ45より外側(図中の矢印が示す下側)に形成され、フック44は、図6(b)において、第1方向である矢印B1、B2が示す方向へ弾性変形が可能なように形成されている。
このため、フック44は、図9(b)に示す矢印B2が示す方向へ弾性変形できる。これにより、アーム3を、矢印A1が示す方向へ保持部42内に押込む際、フック44は、矢印B2が示す方向へ弾性変形する。この結果、アーム3を、フック44の鉤部44aの妨げを受けないで保持部42に押込むことができる。
一方、図9(c)に示すように、外力A2がアーム3に作用した場合、アーム3は、外力A2の方向へ外れようとする。ここで、上述したように、フック44は、図9(a)において、第2方向である矢印C1、C2が示す方向へも弾性変形が可能なように形成されている。
このため、外力A2がアーム3に作用すると、フック44は、矢印C1が示す方向へ弾性変形し、鉤部44aの一部が、ストッパ45より内側に位置するようになる。これにより、外力A2がアーム3に作用した場合、フック44の鉤部44aがストッパ45に当接して、フック44が矢印B2が示す方向へ弾性変形することを抑止する。
この結果、アーム3は、フック44の鉤部44aによって、保持部42の挿入口42aから抜け出ることが防止される。
即ち、アーム2のマグネットホルダ4に対する組付性を損なわないでそのアーム2のマグネットホルダ4からの抜けを防止することができる。つまり、本変形例でも、上述の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明では、第1要件として、フック44が、アーム3を保持部42の挿入口42aへ挿入する際に第1方向B1、B2へ弾性変形するように構成され、且つ、アーム3が挿入口42aから抜け出ようとする際に第1方向B1、B2と第2方向C1、C2とへ弾性変形するように構成されることを必要とする。
また、第2要件として、ストッパ45が、フック44の第1方向B1、B2の弾性変形を抑止しない位置であって、且つ、フック44が第2方向C1、C2へ弾性変形すると第1方向B1、B2の弾性変形を抑止する位置に配設されることを必要とする。
必ずしも、第1方向B1、B2と第2方向C1、C2とが、互いに略直交することを要しない。この場合は、フック44とストッパ45の各形状、及びこれらの位置関係を、より設計検討する必要が生じるが、上述の効果を得ることができる。即ち、この第1要件と第2要件を満足する限り、本発明では、上述の例に限らず種々の変形が考えられる。
尚、保持部42の個数を2個に限る必要はなく、1個あるいは3個以上としてもよい。
また、マグネット6の材質をフェライト磁石の代わりに、他の材質、たとえば希土類磁石としてもよい。
また、磁電変換素子としてホール素子7の代わりに、これ以外の磁電変換素子、たとえば磁気抵抗素子等を用いてもよい。
また、本発明による液面検出装置は、マグネットホルダ4に固定されたマグネット6と、そのマグネット6の磁束と交差するようにボディ5に固定された磁電変換素子(ホール素子等)7とを備えるものに限る必要はない。例えば、ボディ5に固定され且つその端部を介して外部に電気的に接続される電気抵抗体と、ホルダに固定され且つ外部に電気的に接続される摺動接点とを備えるものであってもよい。
具体的には、この摺動接点は、電気抵抗体に押圧接触し且つホルダの回動により電気抵抗体上を円弧状に摺動し、ホルダの回転角度を、摺動接点と電気抵抗体の端部間の電気抵抗を測定することにより検出するものである。すなわち、測定対象である液体の液面に浮くフロートを備える液面検出装置であれば、ホルダの回転角度を検出する方法は何であっても、本発明を適用することができる。
また、本発明による液面検出装置は、自動車用の燃料レベルゲージ1に限らず、それ以外の液面検出装置に適用してもよい。また、液面検出対象としての液体も、燃料に限る必要はなく、水、潤滑油、各種薬品等であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態による液面検出装置である燃料レベルゲージ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、図1中のIII−III線断面図である。 図4は、図1中のIV矢視図である。 図5は、図1に示す燃料レベルゲージ1が備える回転角度検出器の一部を構成するマグネット6の磁束分布を説明する模式図である。 図6(a)は、図1に示すアーム3をホルダであるマグネットホルダ4の保持部42への装着を説明するための説明図であり、図6(b)は、図6(a)中のVIB矢視図である。 図7(a)は、図1に示すアーム3に外力A2が作用した状態を説明するための説明図であり、図7(b)は、図7(a)中のVIIB矢視図である。 図8は、図3の変形例を示す断面図である。 図9(a)は、図8に示す変形例において、アーム3をマグネットホルダ4の保持部42への装着を説明するためとアーム3に外力A2が作用した状態とを説明するための説明図であり、図9(b)は、図9(a)中のIXB矢視図であり、図9(c)は、図9(a)中のIXC矢視図である。
符号の説明
1 燃料レベルゲージ(液面検出装置)
2 フロート
3 アーム
4 マグネットホルダ(ホルダ)
41 孔部
42 保持部
42a 挿入口
43 貫通孔
44 フック(抜け防止手段)
44a 鉤部(抜け防止手段)
45 ストッパ(抜け防止手段)
5 ボディ
51 軸部
52 溝
53 規制部
53 規制部
54 止め輪
6 マグネット(回転角度検出器)
7 ホール素子(回転角度検出器、磁電変換素子)
71 リード
8 ターミナル
9 燃料
91 液面
D1 外径寸法
D2 内径寸法
W 開口寸法
θ 回転角度

Claims (6)

  1. 液面に浮くフロートと、
    回転軸を中心に回動可能なホルダと、
    前記フロートと前記ホルダとを連結して前記フロートの上下運動を前記ホルダの回転運動に変換するアームと、
    前記ホルダの回転角度を検出する回転角度検出器とを備え、
    前記ホルダは、前記アームを挿入する挿入口を有し且つ該挿入口から挿入された該アームを保持する保持部と、該アームが該挿入口から抜け出ることを防止するフックと該フックの弾性変形を抑止するストッパとを有する抜け防止手段とを備え、
    前記フックは、前記アームを前記挿入口へ挿入する際に該アームにより第1方向へ弾性変形するように、且つ、該アームが該挿入口から抜け出ようとする際に該アームにより第1方向と第2方向とへ弾性変形するように構成され、
    前記ストッパは、前記フックの前記第1方向の弾性変形を抑止しないように、且つ、該フックが前記第2方向へ弾性変形すると該第1方向の弾性変形を抑止するように構成されることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記フックは、前記第1方向と前記第2方向とが互いに略直交するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記フックは、前記第1方向の弾性変形が前記ストッパにより抑止された際、前記アームが前記挿入口から抜け出ることを防止する鉤部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記保持部と、前記フックと前記ストッパとは、樹脂材料から前記ホルダと一体的に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の液面検出装置。
  5. 前記回転角度検出器は、前記ホルダに固定されたマグネットと、該マグネットの磁束と交差するように且つ回転運動しないように固定された磁電変換素子とを備え、
    前記ホルダの前記回転角度は、前記磁電変換素子により前記磁電変換素子と交差する前記マグネットの磁束密度を測定することによりを検出されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の液面検出装置。
  6. 前記回転角度検出器は、回転運動しないように固定され且つその端部を介して外部に電気的に接続される電気抵抗体と、前記ホルダに固定され且つ外部に電気的に接続される摺動接点とを備え、
    前記摺動接点は、前記電気抵抗体に押圧接触し且つ前記ホルダの回動により前記電気抵抗体上を円弧状に摺動し、
    前記ホルダの前記回転角度は、前記摺動接点と前記電気抵抗体の前記端部間の電気抵抗を測定することにより検出されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の液面検出装置。
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