JP4254715B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に収容される液体の液面レベルを検出する液面検出装置に関するもので、特に、自動車等の燃料タンク内に装着されて、燃料タンク内の燃料残存量を検出する液面検出装置に関するものである。
従来のこの種の液面検出装置としては、たとえば、一端側に液面に浮かぶフロートが連結されたフロートアームの他端側をハウジングにより回動自在に保持したものがある。この場合、フロートアームの他端側にマグネットが固定されるとともに、ハウジングにはマグネットに対向して磁気検出素子である磁気抵抗素子が配置されている。液面レベルの変位に応じて上方、または下方に変位するフロートに応動してフロートアームが回動すると、マグネットから発せられる磁束の磁気抵抗素子を通過する量が変化して液面レベルが検出される(特許文献1参照)。
上述した従来の液面検出装置は、液体の容器である自動車の燃料タンク内に、燃料タンクの開口部を閉鎖する蓋から垂下する容器側部材としてのブラケットにねじ留めされている。
特開平14−107205号公報
上述した従来の液面検出装置の場合、液面検出装置と外部電気回路との接続は、たとえば、一端が外部電気回路に接続された電線が蓋を貫通して燃料タンク内へ延出され、その他端に取り付けられた電気コネクタを液面検出装置のターミナルに結合することにより行われている。
すなわち、上述した従来の液面検出装置を容器側部材であるブラケットに取り付ける作業においては、液面検出装置を容器側部材にねじ止めする工程と、液面検出装置を外部電気回路と電気的に接続する工程の、2つの工程を実施している。このため、液面検出装置をブラケットに取り付ける作業が煩雑になり生産性が低下するという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、液面検出装置を容器側部材に取り付ける際に、固定と同時に外部回路との電気的接続を完了させることにより取付け作業性に優れる液面検出装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の液面検出装置は、回転部材と、回転部材を回動自在に保持する固定部材と、回転部材に固定され前記回転部材と一体に回転する変位部材と、変位部材の変位を検出可能に固定部材に固定された検出手段と、液体に浮かぶフロートと、一端側にフロートが固定され且つ他端側が回転部材に固定され液体の液面の上下動によるフロートの上下動を回転部材の回転運動に変換するアームと、を備え、液体を貯蔵する容器と一体的な容器側部材に固定されて検出手段により検出された変位部材の位置に基づき液面位置を検出する液面検出装置であって、液面検出装置を外部と電気接続するために固定部材に設けられた電極と、液面検出装置を容器側部材に固定するために固定部材に設けられた係止部と、電極と接触可能に容器側部材に設けられた導体部と、係止部と係合して液面検出装置を保持可能に容器側部材に設けられた保持部とを備え、固定部を容器側部材へ押し付けつつスライドさせて係止部保持部係合させると固定部材の容器側部材上における位置関係が規制され、それにより液面検出装置が容器側部材に固定され、それと同時に電極が導体部に押圧接触して両者の電気的導通が得られることを特徴としている。
上述のように構成された液面検出装置においては、液面検出装置を容器側部材に取り付ける場合、液面検出装置を容器側部材に固定すると、同時に外部回路との電気的接続も完了する。すなわち、従来の液面検出装置を容器側部材に取り付ける場合には、ねじ止め工程と電気的接続工程の2工程を実施する必要があったが、本発明の請求項1に記載の液面検出装置では、1工程で固定と電気的接続を完了することができる。
これにより、容器側部材への取付け作業性に優れる液面検出装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の液面検出装置は、容器側部材は容器内に固定されて容器内の液体を容器外へ送出するポンプであることを特徴としている。
一般に、液面検出装置およびポンプの容器内への挿入は、容器内に形成された開口部を介して行われるが、容器の気密性維持の観点から開口部の大きさは必要最小限度に設定されているため、挿入作業はやや困難である。
液面検出装置を上述したような構成とすれば、予め液面検出装置が取り付けられたポンプを容器内に挿入固定することが可能となるため、一回の挿入作業で液面検出装置およびポンプの容器内へ装着することができ、作業性を向上することができる。
本発明の請求項3に記載の液面検出装置は、電極は導電性金属から板ばね状に形成されることを特徴としている。
電極を板ばねから形成することにより、液面検出装置が容器側部材に固定されたときの電極の導体部に対する適切な押圧力、つまり良好な電気的導通が得られるような押圧力を容易に得ることが可能となる。また、電極を単純な構成で形成できるので、コスト上昇を抑制しつつ容器側部材への取付け作業性に優れる液面検出装置を提供することができる。
本発明の請求項4に記載の液面検出装置は、変位部材は永久磁石であり、検出手段は磁気検出素子であることを特徴としている。
この場合、検出手段は非接触状態で変位部材の位置、つまり回転部材の回転角度を高精度で検出することができる。
本発明の請求項5に記載の液面検出装置は、変位部材は導電部材からなる摺動片であり、検出手段は摺動片が摺動可能に配置された抵抗素子であることを特徴としている。
この場合、摺動片および抵抗素子は安価であるので、低コストな手段の採用により回転部材の回転角度を高精度で検出することができる。
以下、本発明の実施形態による液面検出装置を、自動車の燃料タンク内に装着されて燃料の液面位置を検出する燃料レベルゲージ1に適用した場合を例として、図に基づいて説明する。なお、各図において同一構成部分には同一符号を付してある。
図1は、本発明の一実施形態による液面検出装置である燃料レベルゲージ1の正面図であり、容器である燃料タンク11内に装着された状態を示している。図1において、燃料レベルゲージ1の各構成部品は、燃料9の液面91が最低位にある状態を示している。また、図1中において、燃料の液面91が最高位状態、つまり満タン時における液面91、フロート4およびアーム5の位置を破線で示している。なお、図1において、図の分かり易さのために、アーム5の一部を破断省略して示している。
本発明の一実施形態による液面検出装置である燃料レベルゲージ1は、容器側部材である燃料ポンプホルダ12に固定されている。燃料ポンプホルダ12は、燃料タンク11内の燃料9を燃料タンク11外部、たとえばエンジン(図示せず)へ送出するための燃料ポンプ(図示せず)を内蔵しており、燃料ポンプを燃料タンク11内の所定位置、すなわち燃料9の液面91が最低位近傍にあるときでも燃料9を送出可能な位置に保持するためのものである。
図2は、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。
なお、図1および図2において、図の上方が、燃料レベルゲージ1の使用状態における上方となっている。
図3は、図1中のIII矢視図である。
図4は、図1中のIV−IV線断面図である。
図5は、燃料レベルゲージ1の単体時における部分断面図である。
図6は、図1中のVI−VI線断面図である。
図7は、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1における、マグネット6の着磁状態、磁束分布を説明する模式図である。
燃料レベルゲージ1は、液体である燃料9を収容する燃料タンク11内において燃料ポンプホルダ12に固定されて、燃料9の液面91位置を検出するためのものである。
以下に、燃料レベルゲージ1の構成について説明する。
回転部材であるマグネットホルダ2は、たとえば樹脂材料等から形成されている。マグネットホルダ2には、図2に示すように、変位部材としての永久磁石であるマグネット6が固定されている。マグネットホルダ2は、後述する本体部であるボディ3に回動可能に係合している。これにより、マグネットホルダ2がボディ3に対して回転運動すると、マグネット6も、マグネットホルダ2と一体的に回転する、すなわちボディ3に対して変位することになる。
また、マグネットホルダ2には、図1に示すように、アーム5が固定されている。アーム5は、たとえば金属丸棒から形成されている。アーム5の一端側には、図1に示すように、後述するフロート4が固定されるとともに、アーム5の他端側は、マグネットホルダ2に固定されている。フロート4は、液体である燃料9に浮かぶように設定されているので、アーム5は、液面91の上下動によるフロート4の上下動をマグネットホルダ2の回転運動に変換する機能を果たしている。アーム5のフロート4とは反対側の端部は、図2に示すように、ボディ3側にほぼ直角に折り曲げられて、ストッパ部であるストッパ51が形成されている。ストッパ51は、マグネットホルダ2の回転軸、つまり後述する孔部21の中心軸と平行に形成されている。このストッパ部51は、マグネットホルダ2の固定孔23に嵌合することにより、アーム5をマグネットホルダ2に固定する機能を果たしている。同時に、ストッパ51は、図1に示すように、後述するボディ3に形成されたストッパ33に当接する。これにより、マグネットホルダ2の回転角度範囲が規制される。
フロート4は、樹脂材料等から形成され、アーム5に取り付けられた状態で燃料の液面91に確実に浮かぶように見掛けの比重が設定されている。液面91位置の変動に応じてフロート4が上下動すると、この動きは、アーム5によりマグネットホルダ2に伝達されて、マグネットホルダ2がボディ3に対して回転運動する。
マグネットホルダ2は、図2に示すように、後述するボディ3の軸部31に回動可能に嵌合する孔部21を備えている。孔部21の軸方向においてボディ3と反対側(図2において左側)端部には、マグネットホルダ2がボディ3に組み付けられた状態において、マグネットホルダ2の軸方向(図2において左右方向)移動を規制する規制部22が設けられている。また、マグネットホルダ2には、図2に示すように、アーム5に設けられたストッパ51と嵌合する固定孔23が設けられている。固定孔23は、図2に示すように、マグネットホルダ2の孔部21と平行に形成されている。固定孔23の直径寸法は、アーム5の直径寸法D1と同一あるいは直径寸法D1よりもわずかに小さく形成されている。すなわち、両者の大きさは、燃料レベルゲージ1の組付け工程においてアーム5をマグネットホルダ2に取り付ける際に、アーム5を固定孔23に作業者が手で容易に挿入可能且つ固定孔23に挿入後アーム5が手で回動可能な程度の締まり嵌めとなっている。
また、マグネットホルダ2には、図2に示すように、アーム5を保持するための固定部24が設けられている。
固定部24は、図1および図2に示すように、マグネットホルダ2のボディ3と反対側の端面上に2個配置されている。固定部24は、図5に示すように、アーム5を保持固定するための溝24aを備えている。溝24aは、図5に示すように、開口部24bと保持部24cからなっている。なお、図5は、アーム5が未装着状態を示すとともに、アーム5を一点鎖線により示している。保持部24cは、その軸方向、すなわち図5の紙面垂直方向に直交する断面形状を、図5に示すように、円形に形成されるとともに、その直径寸法D2は、アーム5の直径寸法D1より小さく形成されている。開口部24bは、その軸方向、すなわち図5の紙面垂直方向に直交する幅寸法Wを、図5に示すように、保持部24cの直径寸法D2より小さく形成されている。固定部24の溝24aにアーム5を装着する場合、図5の左側から、固定部24の溝24aにアーム5を押込んでいくと、固定部24が弾性変形して、保持部24cにアーム5が保持固定される。このとき、固定部24は弾性変形した状態であり、この固定部24の弾性力によりアーム5が保持される。また、2個の固定部24は、それぞれの保持部24cの中心軸を一致させて配置されている。さらに、両保持部24cの共通の中心軸は、固定孔23の中心軸と交差するように配置されている。
マグネットホルダ2を上述のように構成したことにより、マグネットホルダ2へのアーム5の取り付け作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、マグネットホルダ2には、変位部材としての永久磁石であるマグネット6が固定されている。マグネット6は、たとえばフェライト磁石等からなり、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては筒型のものが用いられ、図2に示すように、孔部21と同心上に配置されている。さらに、マグネット6は、図7に示すように、2極着磁されており、その磁束Mは、図7に示すように流れており、マグネット6の内周側の磁束は孔部21の径方向に流れている。また、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1では、マグネット6は、マグネットホルダ2を樹脂成形する際に、マグネットホルダ2内に一体的にインサート成形されている。
固定部材であるボディ3は、たとえば樹脂材料等から形成されている。ボディ3は、図2に示すように、軸部31を備え、この軸部31の外周にマグネットホルダ2の孔部21が嵌合することにより、マグネットホルダ2を回動自在に保持している。マグネットホルダ2の孔部21と嵌合する軸部31の先端側には、図2に示すように、直径が軸部31よりも小さい小径部32が延出されている。この小径部32には、図2に示すように、溝部32aが設けられている。この溝部32aには、図2に示すように、スナップリング10が装着されている。マグネットホルダ2の規制部22がスナップリング10に当接することにより、マグネットホルダ2のボディ3から離れる方向への移動(図2において左側に向かう移動)が規制される。
ボディ3の軸部31内には、図2に示すように、変位部材であるマグネット6の変位を検出する検出手段としての磁気検出素子であるホール素子7が内蔵されている。ホール素子7は、図2に示すように、マグネット6の内側、且つ軸部31の軸方向においてマグネット6との重なり長さができるだけ長くなるように配置されている。これにより、ホール素子7と交差するマグネット6の磁束M量を多くして、ホール素子7の出力電圧を高めて、液面91検出制度を高めることができる。ホール素子7を外部と電気的に接続するためのターミナル8を備えている。また、ボディ3は、マグネットホルダ2の回転角度範囲を規制するために一対のストッパ33を備えている。
ここで、ホール素子7の作動について簡単に説明する。
ホール素子7は、半導体からなり、ホール素子7に電圧が印加された状態で外部から磁界が加えられると、ホール素子7を通過する磁束密度に比例したホール電圧を発生する。つまり、ホール素子7と磁束Mが直交するときにホール素子7を通過する磁束密度が最大となりホール電圧が最高となる。そして、ホール素子7と磁束Mが平行となるときにホール素子7を通過する磁束密度が最小となりホール電圧が最低となる。
本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1では、液面91の変動によりマグネットホルダ2が回転すると、ホール素子7とマグネット6の磁束Mとの交差角度が変化し、それにともなって、ホール素子7の出力電圧であるホール電圧が変化する。したがって、このホール電圧を検出することにより、マグネットホルダ2の回転角度、すなわち液面91位置を測定することができる。
ボディ3は、燃料ポンプホルダ12に設けられた保持部13と係合することによりボディ3を燃料ポンプホルダ12に固定する、言い換えると燃料レベルゲージ1を燃料ポンプホルダ12に固定するための係止部としての段部34、突き出し部35および突き出し部36を備えている。図1に示すように、段部34は保持部13の係止爪13aと、突き出し部35は保持部13の係止腕35と、突き出し部36は保持部13の係止孔13cとそれぞれ係合している。
ボディ3は、ホール素子7を外部の電気回路と接続するための電極であるターミナル8を備えている。ターミナル8は、導電性金属、たとえば燐青銅板あるいはベリリウム銅板から形成されている、図2に示すように、その一端が、ホール素子7のリード71に電気的に接続されている。この接続は、たとえば、かしめ、あるいはヒュージング等による。一方、ターミナル8の他端は、図2に示すように、ボディ3から外方へ突出している。ターミナル8のボディ3から外方へ突出した部分には、図2に示すように、図2の右方向へ折り曲げられた板ばね部81が形成されている。さらに、板ばね部81の先端付近には、円弧状に突出した接点部82が形成されている。
燃料レベルゲージ1の単体状態において、ターミナル8のばね部82は、図5に示すように、燃料ポンプホルダ12側、つまり図5の右方向に突き出している。燃料レベルゲージ1が燃料ポンプホルダ12に取り付けられた状態では、ターミナル8のばね部82は、図5中の破線で示すような位置に変形している。すなわち、燃料レベルゲージ1が燃料ポンプホルダ12に取り付けられると、ばね部82は、図5に示すように変位量dだけ弾性変形しつつ変位する。このとき、ばね部82の弾性変形による弾性力Fは、図5中の矢印Fの方向に作用する。すなわち弾性力Fが、ターミナル8の接点部81が燃料ポンプホルダ12のターミナル14に押し付けられる押圧力となる。これにより、ターミナル8およびターミナル14間の良好な電気的導通が得られる。
ここで、燃料レベルゲージ1が燃料ポンプホルダ12に取り付けらた時に発生する弾性力Fの大きさは、ターミナル8の材質、板ばね部82の厚さ、幅、変位量d等を変えることにより、必要に応じて最適値に容易に設定することができる。
なお、ホール素子7およびターミナル8は、ボディ3の樹脂成形時に一体的にインサート成形されている。
ここで、燃料ポンプホルダ12および保持部13について説明する。
燃料ポンプホルダ12は、たとえば樹脂材料から略筒状に形成され、内部に燃料ポンプ(図示せず)を内蔵している。燃料ポンプホルダ12の外表面には、図1に示すように、燃料レベルゲージ1のターミナル8と接触して、詳しくは接点部82と接触して電気的導通を成す導体部であるターミナル14が設けられている。ターミナル14は、導電性金属、たとえば真鍮板等から形成されている。なお、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、ターミナル8は3個設けられ、それに対応してターミナル14も3個設けられている。ターミナル14は、図示しないリード線が接続され、このリード線が外部の電気回路に接続されている。したがって、ターミナル8をターミナル14に押圧接触させることにより、燃料レベルゲージ1は外部電気回路に接続される。
燃料ポンプホルダ12の一端、つまり図1における上端には、フランジ部12aおよびインロー部12bが設けられている。燃料ポンプホルダ12は、インロー部12bを燃料タンク11の開口孔11あに嵌合させて、燃料タンク12に、ねじ留め(図示せず)等により固定されている。
保持部13は、たとえば樹脂材料から、図1に示すように、上方に開口する略U字状に形成されている。保持部13は、本発明の一実施形態においては、燃料ポンプホルダ12と一体に樹脂成型により形成されている。保持部13のU字の上部側には、図1に示すように、係止腕13bが形成されている。係止腕13bは、図1および図2に示すように、ボディ3の突き出し部35に係合している。係止腕13b先端部には、図1に示すように、ボディ3の段部34に係止する係止爪13aが形成されている。保持部13のU字の底部には、図1および図2に示すよう、係止孔13cが形成されている。係止孔13cは貫通孔として設けられ、図1および図2に示すように、ボディ3の突き出し部36に係合している。
ボディ3は、保持部13のU字の内側に嵌合することにより図1の左右方向への移動が規制される。ボディ3は、段部34が係止爪13aと係合することにより図1の上方への移動が規制される。ボディ3は、突き出し部36が係止孔13cと係合することにより図1の下方への移動が規制される。ボディ3は、突き出し部35が係止腕13bと係合し且つ突き出し部36が係止孔13cと係合することにより図2の左方向への移動が規制される。以上により、ボディ3、すなわち燃料レベルゲージ1が燃料ポンプホルダ12に固定される。
次に、上述したように構成された本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1の作用効果、すなわち燃料レベルゲージ1の燃料ポンプホルダ12への取り付け作業工数低減について説明する。
本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1を燃料ポンプホルダ12に固定する作業においては、先ず、燃料レベルゲージ1のボディ3を燃料ポンプホルダ12の表面側に押し付けつつ、図1において保持部13の上方から下方へスライドさせる。
ここで、一対の係止腕13bは、その長手方向(図1の上下方向)において燃料ポンプホルダ12の表面から離れているため、容易に左右方向に広がるように変形する。したがって、ボディ3を保持部13のU字の内側へ容易にスライドさせることができる。
このとき、ボディ3が燃料ポンプホルダ12の表面側に押し付けられるために、ターミナル8のばね部81が弾性変形し且つターミナル8の接点部82が燃料ポンプホルダ12側のターミナル14に押圧接触する。そして、接点部82は、ターミナル14に押圧接触しつつ、すなわち接点部82は、ターミナル14との電気的導通を維持しつつターミナル14上を図1の下方に移動する。
さらにボディをスライドさせると、ボディ3の突き出し部36が保持部13の係止孔13cに係合し且つボディ3の段部34に保持部13の係止爪13aが係合して、燃料レベルゲージ1の固定作業が完了する。この時点において、接点部82はターミナル14との電気的導通を維持している。
従来の液面検出装置を容器あるいは容器側部材に装着する場合においては、液面検出装置を固定する工程と、液面検出装置を外部電気回路に電気的に接続する工程との2工程を実施する必要があった。
これに対して、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、上述したように、燃料レベルゲージ1を燃料ポンプホルダ12に固定する工程を実施すると同時に外部電気回路との電気的接続が完了する。すなわち、従来2工程要していた作業を1工程で完了することができる。
これにより、燃料ポンプホルダ12への取り付け作業性に優れる燃料レベルゲージ1を提供することができる。
なお、以上説明した本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、検出手段である磁気検出素子としてホール素子7を用いているが、これに限る必要はなく、他の種類の磁気検出素子、たとえばMRE素子(磁気抵抗素子)あるいは磁気ダイオード等を用いてもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、マグネット6の材質をフェライト磁石としているが、他の材質、たとえば希土類磁石、アルニコ磁石あるいはボンド系磁石としてもよい。
また、以上説明した本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、変位部材および検出手段の組合せを永久磁石であるマグネット6と磁気検出素子であるホール素子7としているが、この組合せに限定する必要はなく、他の種類の変位部材および検出手段の組合せを採用してもよい。たとえば、変位部材を導電部材からなる摺動片、いわゆるブラシとし、且つ検出手段を抵抗素子としてもよい。この場合、ブラシが液面91の変動に対応して回転すると、抵抗素子上におけるブラシとの接触点の位置が変わり、これにより、ブラシと抵抗素子の端部との間の抵抗値が変化する。この抵抗値に基づいて、液面91を測定することができる。
また、以上説明した本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、外部の電気回路と接続するためのターミナル8の個数を3個としているが、3個に限定する必要はなく、必要に応じて増減してもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、ボディ3側のターミナル8を板ばね状として板ばね部81および接点部82を設けているが、ターミナル8を平板状とし且つ燃料ポンプホルダ12側のターミナル14を板ばね状としターミナル14に板ばね部および接点部を設けてもよい。
また、以上説明した本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1においては、保持部13を燃料ポンプホルダ12と樹脂材料の一体成型品として形成しているが、両者を別々の部品として形成した後、保持部13を燃料ポンプホルダ12に固定する構成としてもよい。
また、以上説明した本発明の一実施形態においては、液面検出装置を自動車用の燃料レベルゲージ1に適用した場合を例に説明したが、その用途は自動車用の燃料レベルゲージ1に限る必要はない。自動車に搭載される他の液体、たとえばブレーキフルード、エンジン冷却水等の容器内の液面検出用に適用してもよい。さらに、自動車用に限らず、各種民生用機器が備える液体容器内の液面検出用に適用してもよい。
本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1の正面図である。 本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII矢視図である。 図1中のIV−IV線断面図である。 燃料レベルゲージ1の単体時における部分断面図である。 図1中のVI−VI線断面図である 本発明の一実施形態による燃料レベルゲージ1における、マグネット6の着磁状態、磁束分布を説明する模式図である。
符号の説明
1 燃料レベルゲージ(液面検出装置)
2 マグネットホルダ(回転部材)
21 孔部
22 規制部
23 固定孔
24 固定部
24a 溝
24b 開口部
24c 保持部
3 ボディ(固定部材)
31 軸部
32 小径部
32a 溝部
33 ストッパ
34 段部(係止部)
35 突き出し部(係止部)
36 突き出し部(係止部)
4 フロート
5 アーム
51 ストッパ
6 マグネット(変位部材、永久磁石)
7 ホール素子(検出手段、磁気検出素子)
71 リード
8 ターミナル(電極、板ばね)
81 板ばね部
82 接点部
9 燃料(液体)
91 液面
91a 液面
10 スナップリング
11 燃料タンク(容器)
11a 開口孔
12 燃料ポンプホルダ(容器側部材)
12a フランジ部
12b インロー部
13 保持部
13a 係止爪(保持部)
13b 係止腕(保持部)
13c 係止孔(保持部)
14 ターミナル(導体部)
D1 直径
D2 直径
d 変位量
F 弾性力
M 磁束
W 幅寸法

Claims (5)

  1. 回転部材と、
    前記回転部材を回動自在に保持する固定部材と、
    前記回転部材に固定され前記回転部材と一体に回転する変位部材と、
    前記変位部材の変位を検出可能に前記固定部材に固定された検出手段と、
    液体に浮かぶフロートと、
    一端側に前記フロートが固定され且つ他端側が前記回転部材に固定され前記液体の液面の上下動による前記フロートの上下動を前記回転部材の回転運動に変換するアームと、を備え、
    前記液体を貯蔵する容器と一体的な容器側部材に固定されて前記検出手段により検出された前記変位部材の位置に基づき前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    液面検出装置を外部と電気接続するために前記固定部材に設けられた電極と、
    液面検出装置を前記容器側部材に固定するために前記固定部材に設けられた係止部と、
    前記電極と接触可能に前記容器側部材に設けられた導体部と、
    前記係止部と係合して液面検出装置を保持可能に前記容器側部材に設けられた保持部とを備え、
    前記固定部を前記容器側部材へ押し付けつつスライドさせて前記係止部前記保持部係合させると前記固定部材の前記容器側部材上における位置関係が規制され、それにより液面検出装置が前記容器側部材に固定され、それと同時に前記電極が前記導体部に押圧接触して両者の電気的導通が得られることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記容器側部材は前記容器内に固定されて前記容器内の液体を前記容器外へ送出するポンプであることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記電極は導電性金属から板ばね状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記変位部材は永久磁石であり、
    前記検出手段は磁気検出素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液面検出装置。
  5. 前記変位部材は導電部材からなる摺動片であり、
    前記検出手段は前記摺動片が摺動可能に配置された抵抗素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液面検出装置。
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