JP5382855B2 - 非接触式液面レベルセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロートの挙動によって、センサハウジングに回転自在に装着された円環状のマグネットを回転させ、このマグネットの回転に伴って前記マグネットの周囲に生じる磁束密度の変化を前記センサハウジングに組み付けた検出回路部品群により検出して、液面レベルの検出を行う非接触式液面レベルセンサに関する。
図15及び図16は、上記の非接触式液面レベルセンサの従来例を示したものである。
ここに示した非接触式液面レベルセンサ1は、樹脂製のセンサハウジング3と、センサハウジング3に回転自在に組み付けられる回転軸5と、この回転軸5の外周に嵌合して該センサハウジング3に回転自在に装着される円環状のマグネット7と、マグネット7に一体回転可能に係合した連結部材(ホルダー)9と、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロート11と、一端13aがフロート11に連結されると共に他端13bが連結部材9に連結されてフロート11の上下移動をマグネット7の回転に変換するフロートアーム13と、前記センサハウジング3に組み込まれて前記マグネット7の回転に伴ってマグネット7の周囲のステータに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として出力する検出回路部品群15と、を備えている。
連結部材9は、図15に示したように、マグネット7に外嵌する円筒部9aと、該円筒部9aの一端側開口を塞ぐように円筒部9aの一端側に一体形成された天板部9bと、天板部9bに一体形成されてフロートアーム13の他端の結合部となるアーム結合部9cとを有している。
円筒部9aの内側には、前記マグネット7の外表面に形成された突部7aに係合して、連結部材9とマグネット7とを相対回転不可に結合する結合部が設けられている。
上記連結部材9は、全体的にはマグネット7の外周に嵌合するキャップ状の形状になっていて、マグネット7の外方への露出面を覆って保護する役目も果たす。
連結部材9は、予めマグネット7を円筒部9a内に係合させた状態で、図15に示したように、センサハウジング3の表面側から、センサハウジング3上の回転軸5に被せる。すると、マグネット7が回転軸5に嵌合して、連結部材9が回転自在にセンサハウジング3に装着された状態になる。
但し、回転軸5に嵌合させた連結部材9は、センサハウジング3に対して抜け止めはされていない。
アーム結合部9cは、天板部9bの表面に直径方向に延在するアーム係合溝9dと、このアーム係合溝9dの一端側でマグネット7の中心軸方向に延びるアーム端嵌入穴9eとを具備した構成で、フロートアーム13の他端13bを相対回転不可に結合することができる。
フロートアーム13は細径の金属棒を折曲形成したもので、その一端13aは、フロート11の貫通穴11aを挿通した先端部に止め輪17を装着することで、フロート11に連結される。また、フロートアーム13の他端13bは、連結部材9のアーム結合部9cに係合することで、連結部材9に対して相対回転不可に連結される。
検出回路部品群15は、図16に示すように、金属板製の回路部材21に、ホール素子、ホールIC等の磁電変換素子や、抵抗、コンデンサ等の部品22を接続して検出装置を構成したもので、マグネット7の回転に伴ってマグネット7の周囲のステータに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として回路部材21の先端の外部接続端子部21aに出力する。
上記検出回路部品群15は、露出状態にあると、外部の機材等との干渉で部品22が破損したり、部品22の電気的接続部が破損するおそれがある。そこで、検出回路部品群15を外部から保護する構造が必要となる。
そこで、検出回路部品群の保護構造として、検出回路部品群の上を覆う樹脂製のカバー部材をセンサハウジングに取り付けるようにした構造が、普及している(下記特許文献1参照)。
図15に示した非接触式液面レベルセンサ1の場合も、検出回路部品群15を外部から保護する構造として、センサハウジング3に上方から嵌合装着されるカバー部材25を備えている。
このカバー部材25は、センサハウジング3に嵌合装着した際に、検出回路部品群15の上を覆って検出回路部品群15を保護する背面カバー部25aと、連結部材9の上を覆って連結部材9やフロートアーム13の他端13bがセンサハウジング3から抜け落ちることを防止する前面カバー部25bと、センサハウジング3の側面の上に重なる側面カバー部25cとを備えた略筒状構造になっている。
特開2004−037197号公報
ところが、前述のようにセンサハウジング3とは別体のカバー部材25を使って検出回路部品群15を外部との干渉から保護する構造では、別体のカバー部材25の製造にコストがかかるだけでなく、カバー部材25をセンサハウジング3に組み付けるために、組立工程も増えるという問題が生じた。
また、円環状のマグネット7の回動に応じた磁束密度の変化を検出する構成の非接触式液面レベルセンサでは、検出精度を向上させるためには、マグネット7の回動軸に傾きが生じないように、マグネット7と一体回転する連結部材9やマグネット7に対する支持強度や位置決め精度を向上させることが望ましい。
しかし、図15に示した非接触式液面レベルセンサ1では、連結部材9やマグネット7は、マグネット7よりも細径の回転軸5との嵌合のみで支持しているため、連結部材9やマグネット7の支持強度や位置決め精度の向上を図ることが難しいという問題があった。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、センサハウジングに組み付ける検出回路部品群を、センサハウジングとは別体のカバー部材を使わずとも、外部との干渉から保護することができて、別体のカバー部材の削減によりコストの削減や、組立工程数の低減を図ることができる非接触式液面レベルセンサを提供すること、更に、連結部材やマグネットの支持強度や位置決め精度の向上により検出精度の向上を図ることができる非接触式液面レベルセンサを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)樹脂製のセンサハウジングと、該センサハウジングに回転自在に装着される円環状のマグネットと、前記マグネットに一体回転可能に係合した連結部材と、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロートと、一端が前記フロートに連結されると共に他端が前記連結部材に連結されて前記フロートの上下移動を前記マグネットの回転に変換するフロートアームと、前記センサハウジングに組み込まれて前記マグネットの回転に伴って前記マグネットに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として出力する検出回路部品群と、この検出回路部品群の上を覆って保護する樹脂製の保護壁と、を備えた非接触式液面レベルセンサであって、
前記保護壁は、前記検出回路部品群を前記センサハウジングにインサート成形することによって、前記センサハウジングに一体形成され、
前記センサハウジングが、前記マグネットの周囲に係合溝を形成するフランジ部を備え、且つ、前記フランジ部の周方向には、係合溝に連通する切欠が設けられ、
前記連結部材は、前記マグネットに外嵌する円筒部と、該円筒部の一端側に一体形成されて前記フロートアームの他端を相対回転不可に結合するアーム結合部とを備えると共に、前記円筒部の外周には、取付開始位置で当該連結部材を前記フランジ部上に突き合わせたときに前記切欠を挿通して前記係合溝側に落ちた状態になり、その状態で当該連結部材を一方に回転操作すると前記係合溝に回転自在に係合して前記センサハウジングから連結部材の抜けを規制する係合突片が設けられ、
前記係合溝と前記係合突片との係合によって、前記連結部材及びマグネットが前記センサハウジングに抜け止めされていることを特徴とする非接触式液面レベルセンサ。
(2)前記センサハウジングが、前記フランジ部の外面部に、逆方向から移動してくる部材の乗り越えを規制する逆転止め用段差部を備えると共に、
前記連結部材には、前記係合突片が前記係合溝に係合した状態で当該連結部材を一方に所定角度回転させたときに、前記逆転止め用段差部を乗り越えた係合状態となる逆転止め突起を備え、
前記逆転止め突起と前記逆転止め用段差部との係合により、当該連結部材が前記取付開始位置へ逆回転することが阻止されることを特徴とする上記(1)に記載の非接触式液面レベルセンサ。
上記(1)の構成によれば、センサハウジングに取り付けた検出回路部品群の上を覆って検出回路部品群を保護する樹脂製の保護壁は、センサハウジングのインサート成形によってセンサハウジングに一体形成されるため、センサハウジングとは別体のカバー部材を使わずとも、検出回路部品群を外部との干渉から保護することができる。
従って、別体のカバー部材の削減によりコストの削減や、組立工程数の低減を図ることができる。
また、円環状のマグネットに嵌合装着されてフロートアームの他端の連結部となる連結部材は、マグネットに外嵌する円筒部の外周に設けた係合突片が、センサハウジング側の係合溝との係合によって、センサハウジングからの抜け止めを果たすため、別体のカバー部材により連結部材を抜け止めする必要がない。
また、連結部材の円筒部の外周部の係合突片は、センサハウジング側の係合溝との係合によって、連結部材を回転自在にセンサハウジングに結合する支持機構として機能し、円環状のマグネットよりも大径の円周上に位置した係合突片が支持機構として機能することにより、連結部材やマグネットの支持強度や位置決め精度を向上させることが可能になり、連結部材やマグネットの支持強度や位置決め精度の向上により検出精度の向上を図ることができる。
上記(2)の構成によれば、センサハウジングに対する連結部材の抜け止めは、連結部材の外周の係合突片を、センサハウジング側のフランジ部の切欠から係合溝側に差し込んだ後、連結部材を適宜角度だけ旋回させて、係合突片の抜けがフランジ部により規制させることで達成するが、そのままでは、連結部材が逆方向に旋回して係合突片が切欠の位置まで戻ると、連結部材がセンサハウジングから抜け落ちる可能性がある。しかし、上記構成では、連結部材の抜け止めのために連結部材を一方に所定角度旋回させたときには、連結部材に装備した逆転止め突起がセンサハウジング側の逆転止め用段差部に係合して、連結部材の逆方向への旋回自体が阻止されるため、連結部材及びマグネットがセンサハウジングに所定の回転範囲で回転自在に支持されている状態を安定保持することができる。
本発明による非接触式液面レベルセンサによれば、センサハウジングとは別体のカバー部材を使わずとも、検出回路部品群を外部との干渉から保護することができる。
また、別体のカバー部材により連結部材を抜け止めする必要がない。
従って、別体のカバー部材の削減によりコストの削減や、組立工程数の低減を図ることができる。
また、連結部材やマグネットの支持強度や位置決め精度を向上させることが可能になり、連結部材やマグネットの支持強度や位置決め精度の向上により検出精度の向上を図ることができる。
本発明に係る非接触式液面レベルセンサの一実施形態の分解斜視図である。 図1に示したセンサハウジングに組み付けられる検出回路部品群の構成を示す分解斜視図である。 図1に示したセンサハウジングの正面側から見た斜視図である。 図3に示したセンサハウジングの正面図である。 図4のA−A断面図である。 図1に示した連結部材の下面図である。 図6に示した連結部材の矢印B方向からの斜視図である。 図1に示した連結部材の上面図である。 図8に示した連結部材の矢印C方向からの斜視図である。 (a)は連結部材の係合突片がセンサハウジングの係合溝に係合ししているが、逆転止め突起が逆転止め用段差部を乗り越える前の状態の側面図、(b)は(a)の状態から連結部材が一方に所定角度旋回操作されて逆転止め突起が逆転止め用段差部を乗り越えた状態の側面図である。 本発明に係る非接触式液面レベルセンサに使用する連結部材の他の実施形態の下面側から見た斜視図である。 図11に示した連結部材の上面図である。 図12の矢印D方向からの斜視図である。 図12のE矢視図である。 従来の非接触式液面レベルセンサの分解斜視図である。 従来の非接触式液面レベルセンサの分解斜視図である。
以下、本発明に係る非接触式液面レベルセンサの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る非接触式液面レベルセンサの一実施形態の分解斜視図、図2は図1に示したセンサハウジングに組み付けられる検出回路部品群の構成を示す分解斜視図、図3は図1に示したセンサハウジングの正面側から見た斜視図、図4は図3に示したセンサハウジングの正面図、図5は図4のA−A断面図、図6は図1に示した連結部材の下面図、図7は図6に示した連結部材の矢印B方向からの斜視図、図8は図1に示した連結部材の上面図、図9は図8に示した連結部材の矢印C方向からの斜視図である。
この一実施形態の非接触式液面レベルセンサ31は、車輌用燃料タンク等に搭載されて燃料等の液体の貯溜量の検出に使用されるもので、樹脂製のセンサハウジング33と、センサハウジング33のマグネット収容空間に突設されたマグネット支持軸35と、このマグネット支持軸35の外周に回転自在に嵌合することによって該センサハウジング33に回転自在に装着される円環状のマグネット37と、マグネット37に一体回転可能に係合した連結部材(ホルダー)39と、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロート41と、一端43aがフロート41に連結されると共に他端43bが連結部材39に連結されてフロート41の上下移動をマグネット37の回転に変換するフロートアーム43と、センサハウジング33に組み込まれてマグネット37の回転に伴ってマグネット37の周囲のステータに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として出力する検出回路部品群45と、この検出回路部品群45の上を覆って保護する樹脂製の保護壁47と、を備えている。
連結部材39は、図1及び図2に示したように、マグネット37に外嵌する円筒部39aと、該円筒部39aの一端側開口を塞ぐように円筒部39aの一端側に一体形成された天板部39bと、円筒部39aの外周に一体形成されてフロートアーム43の他端43bの結合部となるアーム結合部39cとを有している。
円筒部39aの内側には、前記マグネット37の外表面に形成された突部37aに係合して、連結部材39とマグネット37とを相対回転不可に結合する結合部40(図6及び図7参照)が設けられている。
上記連結部材39は、全体的にはマグネット37の外周に嵌合するキャップ状の形状になっていて、マグネット37の外方への露出面を覆って保護する役目も果たす。
連結部材39は、予めマグネット37を円筒部39a内に係合させた状態で、図1に示したように、センサハウジング33の表面側から、センサハウジング33上のマグネット支持軸35に被せる。すると、マグネット37がマグネット支持軸35に嵌合する。
その後、後述する連結部材39の係合突片61を、センサハウジング33の後述する係合溝51に係合させることで、マグネット37及び連結部材39がセンサハウジング33に回転自在に連結された状態になる。
アーム結合部39cは、図1及び図9に示すように、円筒部39aの外周面に形成されてフロートアーム43の他端43bの直線の直線部43cが割り込むアーム係合溝39dと、このアーム係合溝39dの一端側で他端43bが嵌合するアーム端嵌入穴39eとを具備した構成で、フロートアーム43の他端43bを相対回転不可に結合することができる。
フロートアーム43は細径の金属棒を折曲形成したもので、その一端43aは、フロート41の貫通穴41aを挿通した先端部に止め輪17を装着することで、フロート41に連結される。また、フロートアーム43の他端43bは、連結部材39のアーム結合部39cに係合することで、連結部材39に対して相対回転不可に連結される。
検出回路部品群45は、図2に示すように、金属板製の回路部材(リードフレーム)23に、ホール素子、ホールIC等の磁電変換素子や、抵抗、コンデンサ等の部品22を接続して検出装置を構成したもので、マグネット37の回転に伴ってマグネット37の周囲のステータに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として回路部材23に導通接続される外部接続端子に出力する。
上記検出回路部品群45は、露出状態にあると、外部の機材等との干渉で部品22が破損したり、部品22の電気的接続部が破損するおそれがある。そこで、検出回路部品群45を保護する樹脂製の保護壁47を設けるが、本実施形態の場合、保護壁47は、検出回路部品群45をセンサハウジング33にインサート成形することによって、センサハウジング33に一体形成している。
図1に示したセンサハウジング33は、センサハウジング33に組み込まれた検出回路部品群45の上がインサート成形により形成された保護壁47で覆われた状態を示している。
また、本実施形態の場合、センサハウジング33は、図3〜図5に示すように、マグネット支持軸35に嵌合するマグネット37の周囲に該マグネット37と同心の円周状に係合溝51を形成するフランジ部53を備え、且つ、フランジ部53の周方向の3箇所には、係合溝51に連通する切欠55が設けられている。
更に、センサハウジング33は、フランジ部53の外面部に、逆方向から移動してくる部材の乗り越えを規制する一対の逆転止め用段差部57,58を備えている。
ここに、一対の逆転止め用段差部57,58は、移動してくる部材が当たる一方の面を部材が乗り越え可能な傾斜面57a,58aに設定すると共に、他方の面を乗り越え不可能な垂直面57b,58bに設定したものである。
具体的には、逆転止め用段差部57の垂直面57bは、図4で矢印X方向に回動してくる部材の乗り越えを阻止する。また、逆転止め用段差部58の垂直面58bは、図4で矢印Y方向に回動してくる部材の乗り越えを阻止する。
一方、本実施形態の連結部材39には、図6〜図9に示すように、前述したセンサハウジング33の係合溝51に係合する3個の係合突片61と、逆転止め用段差部57に係合する逆転止め突起63とを備えている。
3個の係合突片61は、センサハウジング33のフランジ部53に形成した3個の切欠55の位置に対応して、円筒部39aの外周の下面寄りに一体成形されている。
以上の3個の係合突片61は、フランジ部53に対する取付開始位置(3個の係合突片61の位置と、3個の切欠55の位置が重なる位置)で当該連結部材39をフランジ部53上に突き合わせたときに切欠55を挿通して係合溝51側に落ちた状態になり、その状態で図10に示すように当該連結部材39を一方に回転操作すると係合溝51に回転自在に係合してセンサハウジング33から連結部材39の抜けを規制する。
即ち、本実施形態の非接触式液面レベルセンサ31では、係合溝51と係合突片61との係合によって、連結部材39及びマグネット37がセンサハウジング33に抜け止めされる。
逆転止め突起63は、図7に示すように円筒部39aの頂部側から側方に張り出して設けられていて、図10に示したように、係合突片61が係合溝51に係合した状態で当該連結部材39を一方に所定角度回転させたときに、センサハウジング33側の逆転止め用段差部57,58を乗り越えた係合状態となる。
本実施形態の非接触式液面レベルセンサ31では、前述した逆転止め突起63と逆転止め用段差部57,58との係合によって、連結部材39が取付開始位置へ逆回転することが阻止されて、連結部材39及びマグネット37が前記センサハウジング33に所定の回転範囲で回転自在に支持されている状態が保持される。
以上に説明した一実施形態の非接触式液面レベルセンサ31では、センサハウジング33に取り付けた検出回路部品群45の上を覆って検出回路部品群45を保護する樹脂製の保護壁47(図1参照)は、センサハウジング33のインサート成形によってセンサハウジング33に一体形成されるため、センサハウジング33とは別体のカバー部材を使わずとも、検出回路部品群45を外部との干渉から保護することができる。
従って、別体のカバー部材の削減によりコストの削減や、組立工程数の低減を図ることができる。
また、一実施形態の非接触式液面レベルセンサ31では、円環状のマグネット37に嵌合装着されてフロートアーム43の他端43bの連結部となる連結部材39は、マグネット37に外嵌する円筒部39aの外周に設けた複数個の係合突片61が、センサハウジング33側の円周状の係合溝51との係合によって、センサハウジング33からの抜け止めを果たすため、別体のカバー部材により連結部材39を抜け止めする必要がない。
また、連結部材39の円筒部39aの外周部の複数個の係合突片61は、センサハウジング33側の係合溝51との係合によって、連結部材39及びマグネット37を回転自在にセンサハウジング33に結合する支持機構として機能し、円環状のマグネット37よりも大径の円周上に位置した係合突片61が支持機構として機能することにより、連結部材39やマグネット37の支持強度や位置決め精度を向上させることが可能になり、連結部材39やマグネット37の支持強度や位置決め精度の向上により検出精度の向上を図ることができる。
更に、上記非接触式液面レベルセンサ31において、センサハウジング33に対する連結部材39の抜け止めは、連結部材39の外周の複数個の係合突片61を、センサハウジング33側のフランジ部53の切欠55から係合溝51側に差し込んだ後、連結部材39を適宜角度だけ旋回させて、係合突片61の抜けがフランジ部53により規制させることで達成するが、そのままでは、連結部材39が逆方向に旋回して係合突片61が切欠55の位置まで戻ると、連結部材39がセンサハウジング33から抜け落ちる可能性がある。しかし、上記実施形態では、連結部材39の抜け止めのために連結部材39を一方に所定角度旋回させたときには、連結部材39に装備した逆転止め突起63がセンサハウジング33側の逆転止め用段差部57,58に係合して、連結部材39の逆方向への旋回自体が阻止されるため、連結部材39及びマグネット37がセンサハウジング33に所定の回転範囲で回転自在に支持されている状態を安定保持することができる。
なお、本発明に係る非接触式液面レベルセンサ31において、連結部材39に装備する係合突片61の数量や、センサハウジング33のフランジ部53に形成する切欠55の数量は、上記実施形態に示した数量に限らない。2個、又は4個以上に設定することが可能である。但し、係合突片61や切欠55の数量が少ないと、連結部材39の取り付けにガタが発生して、マグネット37の回転軸に傾きを招く原因となり、また、係合突片61や切欠55の数量が多過ぎると、フロート41の上下動範囲に対応する連結部材39及びマグネット37の回転範囲の確保が難しくなる可能性がある。
上記実施形態で、係合突片61や切欠55の数量を3個とした設定は、マグネット37の回転軸に傾きが生じにくく、しかも、連結部材39及びマグネット37の回転範囲を比較的大きく(例えば、100度以上)確保することもできて、効力を十分に発揮できる設定である。
また、本発明に係る非接触式液面レベルセンサ31に使用する連結部材において、逆転止め突起を装備する位置や向き等は、適宜設計変更可能であり、上記実施形態に限らない。
図11〜図14は本発明に係る非接触式液面レベルセンサ31で使用する連結部材の他の実施形態を示したもので、図11は本発明に係る連結部材の他の実施形態の下面側から見た斜視図、図12は図11に示した連結部材の上面図で、図13は図12の矢印D方向からの斜視図、図14は図12のE矢視図である。
この実施形態の連結部材39Aも、基本的な構成は一実施形態の連結部材39と同様であり、同様又は相当する構成については、同番号を付して説明する。
この実施形態の連結部材39Aも、マグネット37に外嵌する円筒部39aと、該円筒部39aの一端側開口を塞ぐように円筒部39aの一端側に一体形成された天板部39bと、円筒部39aの外周に一体形成されてフロートアーム43の他端43bの結合部となるアーム結合部39cとを有している。
また、円筒部39aの内側には、前記マグネット37の外表面に形成された突部37aに係合して、連結部材39とマグネット37とを相対回転不可に結合する結合部40(図11参照)が設けられている。
また、円筒部39aの下面寄りの位置には、センサハウジング33の係合溝51に係合する係合突片61が周方向の3箇所に突設されている。
さらに、円筒部39aの上面側には、センサハウジング33の逆転止め用段差部57,58に係合して回り止めを果たす逆転止め突起63が延設されている。
本実施形態の連結部材39Aも、一実施形態に示した連結部材39の場合と同様の操作で、図3〜図5に示したセンサハウジング33に取り付けることができ、一実施形態の連結部材39と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
22 部品
23 回路部材
31,31A 非接触式液面レベルセンサ
33 センサハウジング
37 マグネット
37a 突部
39,39A 連結部材
39a 円筒部
39b 天板部
39c アーム結合部
39d アーム係合溝
39e アーム端嵌入穴
41 フロート
43 フロートアーム
47 保護壁
51 係合溝
53 フランジ部
55 切欠
57,58 逆転止め用段差部
57a,58a 傾斜面
57b,58b 垂直面
61 係合突片
63 逆転止め突起

Claims (2)

  1. 樹脂製のセンサハウジングと、該センサハウジングに回転自在に装着される円環状のマグネットと、前記マグネットに一体回転可能に係合した連結部材と、測定すべき液面レベルの変位に応じて上下移動するフロートと、一端が前記フロートに連結されると共に他端が前記連結部材に連結されて前記フロートの上下移動を前記マグネットの回転に変換するフロートアームと、前記センサハウジングに組み込まれて前記マグネットの回転に伴って前記マグネットに生じる磁束密度の変化を検出して電気信号として出力する検出回路部品群と、この検出回路部品群の上を覆って保護する樹脂製の保護壁と、を備えた非接触式液面レベルセンサであって、
    前記保護壁は、前記検出回路部品群を前記センサハウジングにインサート成形することによって、前記センサハウジングに一体形成され、
    前記センサハウジングが、前記マグネットの周囲に係合溝を形成するフランジ部を備え、且つ、前記フランジ部の周方向には、係合溝に連通する切欠が設けられ、
    前記連結部材は、前記マグネットに外嵌する円筒部と、該円筒部の一端側に一体形成されて前記フロートアームの他端を相対回転不可に結合するアーム結合部とを備えると共に、前記円筒部の外周には、取付開始位置で当該連結部材を前記フランジ部上に突き合わせたときに前記切欠を挿通して前記係合溝側に落ちた状態になり、その状態で当該連結部材を一方に回転操作すると前記係合溝に回転自在に係合して前記センサハウジングから連結部材の抜けを規制する係合突片が設けられ、
    前記係合溝と前記係合突片との係合によって、前記連結部材及びマグネットが前記センサハウジングに抜け止めされていることを特徴とする非接触式液面レベルセンサ。
  2. 前記センサハウジングが、前記フランジ部の外面部に、逆方向から移動してくる部材の乗り越えを規制する逆転止め用段差部を備えると共に、
    前記連結部材には、前記係合突片が前記係合溝に係合した状態で当該連結部材を一方に所定角度回転させたときに、前記逆転止め用段差部を乗り越えた係合状態となる逆転止め突起を備え、
    前記逆転止め突起と前記逆転止め用段差部との係合により、当該連結部材が前記取付開始位置へ逆回転することが阻止されることを特徴とする請求項1に記載の非接触式液面レベルセンサ。
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