JP7015096B2 - 液位検出装置 - Google Patents

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本発明は、液位検出装置に関する。
タンク内に貯留された液体の液位を検出する液位検出装置は、ホール素子を有する装置本体と、装置本体に対して回動可能に設けられたマグネットを有するホルダと、基端部がホルダに組付けられたフロートアームと、フロートアームの先端部に設けられたフロートとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
装置本体を構成するセンサハウジングには、凹部が形成されており、この凹部にホルダが回動可能に保持される。ホルダには、その周囲に3つの突片が周方向へ等間隔に形成されている。また、センサハウジングには、凹部の外側で周方向に沿って溝部が形成され、さらに、凹部の縁部に形成された3つの切欠きが周方向へ等間隔に形成されている。そして、ホルダは、突片を切欠きに合わせて凹部に嵌め込んだ状態で回動させることで、突片が溝部に係合され、凹部に対してホルダが抜け止めされる。したがって、この液位検出装置は、ホルダの突片が切欠きに達して外れない範囲の回動角度でホルダが回動可能とされている。
特許第5382855号公報
ところで、タンク等の設置場所への搭載性やフロートアームの設計の自由度を高めるためには、センサハウジングの溝部に係合するホルダの鍔部の数を少なくしてホルダの回動角度を極力大きくするのが好ましい。しかし、ホルダの鍔部を少なくすると、センサハウジングの凹部におけるホルダの保持が不安定となってガタついてしまい、ホルダの回動不良が生じて液面の検出精度が低下するおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い検出精度を確保しつつホルダの回動角度を大きくすることが可能な液位検出装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る液位検出装置は、下記(1)~(3)を特徴としている。
(1) 円形状の回動凹部を有するセンサハウジングと、前記回動凹部に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダと、前記ホルダに固定されたフロートアームと、前記フロートアームの先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロートと、前記ホルダに設けられた円環状のマグネットと、前記センサハウジングに設けられ、前記マグネットの変位を検出するホール素子と、を備え、前記センサハウジングは、前記回動凹部の内周部に周方向にわたって形成された係止溝と、前記回動凹部の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝に連通する一対の挿通穴と、を有し、前記ホルダは、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部を外周部に有し、前記鍔部を前記挿通穴に合わせた状態で前記回動凹部に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部が前記係止溝へ係合して前記回動凹部から抜け止めされ、前記ホルダには、前記回動凹部の底面に当接される一対の支持突起が設けられ、前記支持突起が周方向における前記鍔部の中間位置に配置されていることを特徴とする液位検出装置。
(2) 前記センサハウジングには、前記ホール素子を有する軸部が前記回動凹部の底面に突設され、前記ホルダには、前記マグネットの内周側に、前記軸部が挿入される軸凹部が形成されていることを特徴とする上記(1)に記載の液位検出装置。
(3) 前記支持突起は、前記ホルダの周方向に沿って前記鍔部よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の液位検出装置。
上記(1)の構成の液位検出装置によれば、センサハウジングの回動凹部に対してホルダを抜け止めするための一対の鍔部が互いに反対方向へ突出されているので、ホルダの回動角度を大きくすることができ、設計の自由度を高めることができる。これにより、タンク等への搭載性を高めることができる。
しかも、ホルダに回動凹部の底面と当接される一対の支持突起を設け、これらの支持突起を、周方向における鍔部の中間位置に配置させることで、回動角度を大きくするために鍔部の数を少なくしても、鍔部と支持突起とによってホルダの姿勢を安定させることができ、液位の検出精度を高めることができる。
上記(2)の構成の液位検出装置によれば、鍔部と支持突起とでセンサハウジングに対するホルダの姿勢が安定されるので、ホルダが大きく傾いてセンサハウジングの軸部の外周部とホルダの軸凹部の内周部とが強く接触することでホルダの回動不良が生じて液面の検出精度が低下するような不具合を抑制することができる。
上記(3)の構成の液位検出装置によれば、ホルダの周方向に沿って鍔部よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有する支持突起は、リブからなる支持突起よりもセンサハウジングの回動凹部の底面に対する接触面積を拡大することができる。そして、回動凹部の底面に対する支持突起の接触面積と鍔部の接触面積とを略同等とすることもできる。その結果、支持突起は鍔部と同等の摺動耐久性を確保することができ、液位検出装置は製品としての耐久信頼性が向上する。
本発明によれば、高い検出精度を確保しつつホルダの回動角度を大きくすることが可能な液位検出装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る液位検出装置の全体の斜視図である。 図2は、本実施形態に係る液位検出装置の分解斜視図である。 図3は、本実施形態に係る液位検出装置の要部斜視図である。 図4は、本実施形態に係る液位検出装置の断面図である。 図5は、ホルダの構造を説明する図であって、図5の(a)はホルダの前面側から視た斜視図、図5の(b)はホルダの後面側から視た斜視図である。 図6は、センサハウジングの斜視図である。 図7は、センサハウジングの一部の正面図である。 図8は、ホルダの鍔部及び支持突起を説明するホルダの裏面図である。 図9は、鍔部及び支持突起によるホルダの姿勢制御について説明する図であって、図9の(a)は上下方向の断面図、図9の(b)は水平方向の断面図である。 図10は、支持突起のない比較例に係るホルダの傾きを説明する水平方向の断面図である。 図11は、他の実施形態に係る液位検出装置のホルダの構造を説明する図であって、図11の(a)はホルダの前面側から視た斜視図、図11の(b)はホルダの後面側から視た斜視図である。 図12は、他の実施形態に係る液位検出装置のセンサハウジングの斜視図である。 図13は、図12に示したセンサハウジングの一部の正面図である。 図14は、図11に示したホルダの鍔部及び支持突起を説明するホルダの裏面図である。 図15は、図14に示した鍔部及び支持突起によるホルダの姿勢制御について説明する図であって、図15の(a)は上下方向の断面図、図15の(b)は水平方向の断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る液位検出装置10の全体の斜視図である。図2は、本実施形態に係る液位検出装置10の分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る液位検出装置10の要部斜視図である。図4は、本実施形態に係る液位検出装置10の断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る液位検出装置10は、装置本体20と、ホルダ70と、フロートアーム71と、フロート72とを有している。装置本体20は、センサハウジング21と、端子22と、保持部材23とを備えている。
図3及び図4に示すように、端子22及び保持部材23は、それぞれセンサハウジング21に組付けられる。端子22には、センサハウジング21の内部に設けられたホール素子25のリード26が電気的に接続される。また、端子22には、保持部材23によって保持される検出線24が接続されており、これらの検出線24は、センサハウジング21の上部から引き出されている。
ホルダ70には、フロートアーム71の基端が接続されている。フロートアーム71の他端は自由端とされており、この自由端には、フロート72が固定されている。ホルダ70は、内部に円環状のマグネット75を有する円形状に形成されており、センサハウジング21の前面側に装着されて回動可能に保持される。
液位検出装置10は、例えば、自動車等の車両に搭載される燃料タンクの被取付部に取り付けられ、燃料タンクの内部に貯留する燃料の液位を検出する。
液位検出装置10は、液面を追従するフロート72の移動に伴ってフロートアーム71が揺動し、フロートアーム71が接続されたホルダ70が装置本体20に対して回動する。すると、装置本体20内のホール素子25がホルダ70のマグネット75の磁束の変化を検出し、その検出結果が検出線24を介して測定部に送信される。測定部では、ホール素子25からの検出結果に基づいて、液位の測定を行い、必要に応じて警告を行う。例えば、測定部は、燃料タンク内の燃料切れなどの警告を行う。
図5は、ホルダ70の構造を説明する図であって、図5の(a)はホルダ70の前面側から視た斜視図、図5の(b)はホルダ70の後面側から視た斜視図である。
図5の(a)に示すように、ホルダ70は、その前面側に、アーム固定部82を有している。フロートアーム71は、アーム固定部82によってホルダ70に固定されている。アーム固定部82は、係止孔81と、保持部83と、係止部84とを有している。係止孔81は、ホルダ70の周縁における一部に形成されている。フロートアーム71の一端である基端は、直角に屈曲された係止端71aとされており、この係止端71aが、係止孔81へ挿し込まれる(図4参照)。
保持部83は、側方へ張り出す保持片85を有しており、この保持片85とホルダ70の前面との間に保持溝86が形成されている。この保持溝86には、フロートアーム71の基端近傍部分が側方から嵌め込まれる。係止部84は、保持部83における係止孔81と反対側に形成されている。係止部84は、ホルダ70の前方側へ突出する爪部87を有している。爪部87は、保持部83の保持溝86に嵌め込まれたフロートアーム71の周面を係止する。
図5の(b)に示すように、ホルダ70は、後面側における中心部分に軸凹部76を有している。円環状に形成されたマグネット75は、軸凹部76の内周側に配置されている。また、ホルダ70の後面側には、マグネット75の外周側に、ガイド凹部77が形成されている。さらに、ホルダ70は、後面側における縁部に、一対の鍔部78を有している。これらの鍔部78は、ホルダ70の上下位置に配置されており、径方向外方へ互いに反対方向へ突出されている。これらの鍔部78は、ホルダ70の後方側へ僅かに突出されている。また、ホルダ70は、後面側における縁部に、後述する回動凹部30の底面30aに当接される支持突起である一対のリブ79を有している。これらのリブ79は、ホルダ70の左右位置に配置されており、後方へ向かって僅かに突出されている。即ち、それぞれのリブ79は、周方向において、鍔部78の中間位置に配置されている。
図6は、センサハウジング21の斜視図である。図7は、センサハウジング21の一部の正面図である。図8は、ホルダ70の鍔部78及びリブ79を説明するホルダ70の裏面図である。
図6及び図7に示すように、装置本体20のセンサハウジング21は、その前面側に、ホルダ70が回動可能に収容される円形状の回動凹部30を有している。この回動凹部30の中心には、ホール素子25が設けられた軸部31が突設されている。また、センサハウジング21には、回動凹部30の内周部分に、周方向にわたって係止溝32が形成され、さらに、センサハウジング21の前面側には、回動凹部30の縁部における対向位置に、一対の挿通穴33が形成されている。挿通穴33は、センサハウジング21における回動凹部30を挟んだ左右位置に形成されており、それぞれ係止溝32と連通されている。また、回動凹部30の底部には、軸部31の周囲を囲うように形成されたガイド突条34が周方向にわたって形成されている。また、センサハウジング21の前面側には、回動凹部30の中心よりも下方側に、一対のストッパ35が突設されている。これらのストッパ35は、回動凹部30の外側において、左右に間隔をあけて配置されている。
センサハウジング21へホルダ70を組付けるには、センサハウジング21の挿通穴33の位置にホルダ70の鍔部78を合わせた状態で、回動凹部30にホルダ70を嵌め込む。このようにすると、鍔部78が挿通穴33へ通されるとともに、ホルダ70の軸凹部76内にセンサハウジング21の軸部31が挿入される。また、ホルダ70のガイド凹部77内にセンサハウジング21のガイド突条34が入り込む。
次に、回動凹部30に嵌め込んだホルダ70を、係止孔81が上方に配置されるように回動させる。このようにすると、ホルダ70の鍔部78がセンサハウジング21の係止溝32に入り込み、センサハウジング21の回動凹部30に対してホルダ70が抜け止めされる。
そして、この回動凹部30に保持されたホルダ70のアーム固定部82にフロートアーム71を装着すると、その回動角度が、フロートアーム71とセンサハウジング21に設けられたストッパ35とが当接されることで規制される。これにより、ホルダ70の鍔部78が挿通穴33の位置へ移動することによるホルダ70のセンサハウジング21からの脱落が防止される。
このように、センサハウジング21の回動凹部30に嵌め込まれて回動可能に保持されたホルダ70は、図8に示すように、鍔部78の後面側及びリブ79の縁部が、それぞれ回動凹部30を形成する底面30a(図7参照)に接触する接触部(図8における斜めハッチング箇所)とされ、これらの接触部が底面30aに接触することで、ホルダ70の姿勢を保持する。つまり、鍔部78及びリブ79は、ホルダ70が回動する際に、回動凹部30の底面30aに対して摺動することで、ホルダ70の姿勢を保持する機能を有している。これにより、ホルダ70の後面側の全体が回動凹部30の底面30aに接触する構造と比較し、摩擦抵抗が下げられてホルダ70が円滑に回動するようになっている。また、鍔部78は、回動凹部30の底面30aと対向する係止溝32の内面32aに対して接触してホルダ70の姿勢を保持する機能も有している。
次に、鍔部78及びリブ79によるホルダ70の姿勢の保持機能について説明する。
図9は、鍔部78及びリブ79によるホルダ70の姿勢制御について説明する図であって、図9の(a)は上下方向の断面図、図9の(b)は水平方向の断面図である。図10は、リブ79のない比較例に係るホルダ170の傾きを説明する水平方向の断面図である。
図9の(a)に示すように、鍔部78が上下に配置された状態で、ホルダ70の回動軸Xに対して上下に交差する力がホルダ70に作用すると、一方の鍔部78が回動凹部30の底面30aに接触し(図9の(a)におけるA1で示す箇所)、他方の鍔部78が係止溝32の内面32aに接触する(図9の(a)におけるA2で示す箇所)。これにより、ホルダ70は、上下方向への傾きが抑えられる。
また、図9の(b)に示すように、鍔部78が上下に配置された状態で、ホルダ70の回動軸Xに対して左右に交差する力がホルダ70に作用すると、一方のリブ79が回動凹部30の底面30aに接触し(図9の(b)におけるA3で示す箇所)、上下の鍔部78の縁部が係止溝32の内面32aに接触する(図9の(b)におけるA4で示す箇所)。これにより、ホルダ70は、左右方向への傾きが抑えられる。
このように、本実施形態に係る液位検出装置10によれば、センサハウジング21の回動凹部30からホルダ70を抜け止めするための一対の鍔部78を対向位置に配置することで、ホルダ70の回動角度を大きくすることができる。具体的には、3つの鍔部を周方向へ等間隔に配置させて抜け止めする従来構造の場合の回動角度(約120度)よりも大きな回動角度(約180度)とすることができる。
更に、図10に示すように、一対の鍔部78の間にリブ79がない比較例に係るホルダ170の場合では、ホルダ170の回動軸Xに対して左右に交差する力がホルダ170に作用すると、リブ79によるホルダ170の傾き抑制がないため、ホルダ170が左右に大きく傾いてしまう。すると、センサハウジング21の軸部31の外周部とホルダ170の軸凹部76の内周部とが強く接触し(図10におけるB1,B2で示す箇所)、ホルダ170の回動不良による液面の検出精度の低下を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る液位検出装置10では、ホルダ70の後面側における縁部に一対のリブ79を設け、これらのリブ79を、周方向における鍔部78の中間位置に配置したことで、鍔部78とリブ79とによってホルダ70の姿勢を安定させることができる。
したがって、ホルダ70が大きく傾いてセンサハウジング21の軸部31の外周部とホルダ70の軸凹部76の内周部とが強く接触し、ホルダ70の回動不良が生じて液面の検出精度が低下するような不具合を抑制することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、鍔部78とリブ79とを半径方向にずれた位置に配置してもよい。このようにすると、ホルダ70の回動による回動凹部30の底面30aに対する鍔部78とリブ79との摺動箇所が半径方向にずらされ、摩耗を極力抑えることができる。
図11は、他の実施形態に係る液位検出装置のホルダ70Aの構造を説明する図であって、図11の(a)はホルダ70Aの前面側から視た斜視図、図115(b)はホルダ70Aの後面側から視た斜視図である。
図11に示すように、他の実施形態に係る液位検出装置のホルダ70Aは、回動凹部30の底面30aに当接される支持突起80以外は、上述したホルダ70の構成と同様であるので、同一の構成部材については同符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、ホルダ70Aは、後面側における縁部に、回動凹部30の底面30aに当接される一対の支持突起80を有している。これらの支持突起80は、ホルダ70Aの左右位置に配置されており、周方向において、鍔部78の中間位置に配置されている。支持突起80は、縁部から後方へ向かって僅かに突出されてホルダ70Aの周方向に沿って鍔部78よりも長く延設されると共に、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部80aを有し、断面L字状に形成されている(図15(b)参照)。
図12は、他の実施形態に係る液位検出装置のセンサハウジング21Aの斜視図である。図13は、図12に示したセンサハウジング21Aの一部の正面図である。図14は、図11に示したホルダ70Aの鍔部78及び支持突起80を説明するホルダ70Aの裏面図である。
図12及び図13に示すように、他の実施形態に係る液位検出装置のセンサハウジング21Aは、支持突起80を挿通させるための切欠き穴36以外は、上述したセンサハウジング21の構成と同様であるので、同一の構成部材については同符号を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、センサハウジング21Aの前面側には、支持突起80のガタ止め鍔部80aを挿通させるための一対の切欠き穴36が形成されている。これらの切欠き穴36は、センサハウジング21Aにおける回動凹部30を挟んだ上下位置に形成されており、それぞれ係止溝32と連通されている。
センサハウジング21Aへホルダ70Aを組付けるには、センサハウジング21Aの挿通穴33及び切欠き穴36の位置にホルダ70Aの鍔部78及びガタ止め鍔部80aをそれぞれ合わせた状態で、回動凹部30にホルダ70Aを嵌め込む。このようにすると、鍔部78及びガタ止め鍔部80aが挿通穴33及び切欠き穴36へそれぞれ通されるとともに、ホルダ70Aの軸凹部76内にセンサハウジング21Aの軸部31が挿入される。
次に、回動凹部30に嵌め込んだホルダ70Aを、係止孔81が上方に配置されるように回動させる。このようにすると、ホルダ70Aの鍔部78がセンサハウジング21Aの係止溝32に入り込み、センサハウジング21Aの回動凹部30に対してホルダ70Aが抜け止めされる。
そして、この回動凹部30に保持されたホルダ70Aのアーム固定部82にフロートアーム71を装着すると、その回動角度が、フロートアーム71とセンサハウジング21Aに設けられたストッパ35とが当接されることで規制される。これにより、ホルダ70Aの鍔部78が挿通穴33の位置へ移動することによるホルダ70Aのセンサハウジング21Aからの脱落が防止される。
このように、センサハウジング21Aの回動凹部30に嵌め込まれて回動可能に保持されたホルダ70Aは、図14に示すように、鍔部78の後面側及び支持突起80の後面側が、それぞれ回動凹部30を形成する底面30a(図13参照)に接触する接触部(図14における斜めハッチング箇所)とされ、これらの接触部が底面30aに接触することで、ホルダ70Aの姿勢を保持する。つまり、鍔部78及び支持突起80は、ホルダ70Aが回動する際に、回動凹部30の底面30aに対して摺動することで、ホルダ70Aの姿勢を保持する機能を有している。これにより、ホルダ70Aの後面側の全体が回動凹部30の底面30aに接触する構造と比較し、摩擦抵抗が下げられてホルダ70Aが円滑に回動するようになっている。また、鍔部78は、回動凹部30の底面30aと対向する係止溝32の内面32aに対して接触してホルダ70Aの姿勢を保持する機能も有している。
支持突起80は、図14に示すように、ホルダ70Aの周方向に沿う支持突起80の長さW1が鍔部78の長さW2よりも長くなるようにホルダ70Aの周方向に沿って延設され、ホルダ70Aの後面側の縁部から僅かに突出したその先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部80aを有する。そこで、支持突起80は、上述したリブ79よりもセンサハウジング21Aの回動凹部30の底面30aに対する接触面積を拡大することができる。そして、回動凹部30の底面30aに対する支持突起80の接触面積と鍔部78の接触面積とを略同等とすることもできる。その結果、支持突起80は鍔部78と同等の摺動耐久性を確保することができ、ホルダ70Aを備えた他の実施形態に係る液位検出装置は製品としての耐久信頼性が更に向上する。
次に、鍔部78及び支持突起80によるホルダ70Aの姿勢の保持機能について説明する。
図15は、鍔部78及び支持突起80によるホルダ70Aの姿勢制御について説明する図であって、図15の(a)は上下方向の断面図、図15の(b)は水平方向の断面図である。
図15の(a)に示すように、鍔部78が上下に配置された状態で、ホルダ70Aの回動軸Xに対して上下に交差する力がホルダ70Aに作用すると、一方の鍔部78が回動凹部30の底面30aに接触し(図15の(a)におけるA1で示す箇所)、他方の鍔部78が係止溝32の内面32aに接触する(図15の(a)におけるA2で示す箇所)。これにより、ホルダ70Aは、上下方向への傾きが抑えられる。
また、図15の(b)に示すように、鍔部78が上下に配置された状態で、ホルダ70Aの回動軸Xに対して左右に交差する力がホルダ70Aに作用すると、一方の支持突起80のガタ止め鍔部80aが回動凹部30の底面30aに接触し(図15の(b)におけるA3で示す箇所)、上下の鍔部78の縁部が係止溝32の内面32aに接触する(図15の(b)におけるA4で示す箇所)。これにより、ホルダ70Aは、左右方向への傾きが抑えられる。
このように、ホルダ70Aを備えた他の実施形態に係る液位検出装置によれば、ホルダ70を備えた上記液位検出装置10と同様に、センサハウジング21Aの回動凹部30からホルダ70Aを抜け止めするための一対の鍔部78を対向位置に配置することで、ホルダ70Aの回動角度を大きくすることができる。更に、他の実施形態に係る液位検出装置によれば、鍔部78と支持突起80とによってホルダ70Aの姿勢を安定させることができ、液位の検出精度を高めることができる。
ここで、上述した本発明に係る液位検出装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 円形状の回動凹部(30)を有するセンサハウジング(21,21A)と、
前記回動凹部(30)に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダ(70,70A)と、
前記ホルダ(70,70A)に固定されたフロートアーム(71)と、
前記フロートアーム(71)の先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロート(72)と、
前記ホルダ(70,70A)に設けられた円環状のマグネット(75)と、
前記センサハウジング(21,21A)に設けられ、前記マグネット(75)の変位を検出するホール素子(25)と、を備え、
前記センサハウジング(21,21A)は、前記回動凹部(30)の内周部に周方向にわたって形成された係止溝(32)と、前記回動凹部(30)の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝(32)に連通する一対の挿通穴(33)と、を有し、
前記ホルダ(70,70A)は、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部(78)を外周部に有し、前記鍔部(78)を前記挿通穴(33)に合わせた状態で前記回動凹部(30)に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部(78)が前記係止溝(32)へ係合して前記回動凹部(30)から抜け止めされ、
前記ホルダ(70,70A)には、前記回動凹部(30)の底面(30a)に当接される一対の支持突起(リブ79,80)が設けられ、前記支持突起(リブ79,80)は、周方向における前記鍔部(78)の中間位置に配置されている
ことを特徴とする液位検出装置。
[2] 前記センサハウジング(21,21A)には、前記ホール素子(25)を有する軸部(31)が前記回動凹部(30)の底面(30a)に突設され、
前記ホルダ(70,70A)には、前記マグネット(75)の内周側に、前記軸部(31)が挿入される軸凹部(76)が形成されている
ことを特徴とする上記[1]に記載の液位検出装置。
[3] 前記支持突起(80)は、前記ホルダ(70A)の周方向に沿って前記鍔部(78)よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部(80a)を有することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の液位検出装置。
10:液位検出装置
21:センサハウジング
25:ホール素子
30:回動凹部
30a:底面
31:軸部
32:係止溝
33:挿通穴
70::ホルダ
71:フロートアーム
72:フロート
75:マグネット
76:軸凹部
78:鍔部
79:リブ(支持突起)

Claims (3)

  1. 円形状の回動凹部を有するセンサハウジングと、
    前記回動凹部に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダと、
    前記ホルダに固定されたフロートアームと、
    前記フロートアームの先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロートと、
    前記ホルダに設けられた円環状のマグネットと、
    前記センサハウジングに設けられ、前記マグネットの変位を検出するホール素子と、を備え、
    前記センサハウジングは、前記回動凹部の内周部に周方向にわたって形成された係止溝と、前記回動凹部の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝に連通する一対の挿通穴と、を有し、
    前記ホルダは、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部を外周部に有し、前記鍔部を前記挿通穴に合わせた状態で前記回動凹部に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部が前記係止溝へ係合して前記回動凹部から抜け止めされ、
    前記ホルダには、前記回動凹部の底面に当接される一対の支持突起が設けられ、前記支持突起が周方向における前記鍔部の中間位置に配置されている
    ことを特徴とする液位検出装置。
  2. 前記センサハウジングには、前記ホール素子を有する軸部が前記回動凹部の底面に突設され、
    前記ホルダには、前記マグネットの内周側に、前記軸部が挿入される軸凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液位検出装置。
  3. 前記支持突起は、前記ホルダの周方向に沿って延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液位検出装置。
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