JP7015096B2 - 液位検出装置 - Google Patents
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(1) 円形状の回動凹部を有するセンサハウジングと、前記回動凹部に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダと、前記ホルダに固定されたフロートアームと、前記フロートアームの先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロートと、前記ホルダに設けられた円環状のマグネットと、前記センサハウジングに設けられ、前記マグネットの変位を検出するホール素子と、を備え、前記センサハウジングは、前記回動凹部の内周部に周方向にわたって形成された係止溝と、前記回動凹部の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝に連通する一対の挿通穴と、を有し、前記ホルダは、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部を外周部に有し、前記鍔部を前記挿通穴に合わせた状態で前記回動凹部に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部が前記係止溝へ係合して前記回動凹部から抜け止めされ、前記ホルダには、前記回動凹部の底面に当接される一対の支持突起が設けられ、前記支持突起が周方向における前記鍔部の中間位置に配置されていることを特徴とする液位検出装置。
(2) 前記センサハウジングには、前記ホール素子を有する軸部が前記回動凹部の底面に突設され、前記ホルダには、前記マグネットの内周側に、前記軸部が挿入される軸凹部が形成されていることを特徴とする上記(1)に記載の液位検出装置。
(3) 前記支持突起は、前記ホルダの周方向に沿って前記鍔部よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の液位検出装置。
しかも、ホルダに回動凹部の底面と当接される一対の支持突起を設け、これらの支持突起を、周方向における鍔部の中間位置に配置させることで、回動角度を大きくするために鍔部の数を少なくしても、鍔部と支持突起とによってホルダの姿勢を安定させることができ、液位の検出精度を高めることができる。
上記(2)の構成の液位検出装置によれば、鍔部と支持突起とでセンサハウジングに対するホルダの姿勢が安定されるので、ホルダが大きく傾いてセンサハウジングの軸部の外周部とホルダの軸凹部の内周部とが強く接触することでホルダの回動不良が生じて液面の検出精度が低下するような不具合を抑制することができる。
上記(3)の構成の液位検出装置によれば、ホルダの周方向に沿って鍔部よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有する支持突起は、リブからなる支持突起よりもセンサハウジングの回動凹部の底面に対する接触面積を拡大することができる。そして、回動凹部の底面に対する支持突起の接触面積と鍔部の接触面積とを略同等とすることもできる。その結果、支持突起は鍔部と同等の摺動耐久性を確保することができ、液位検出装置は製品としての耐久信頼性が向上する。
図1は、本実施形態に係る液位検出装置10の全体の斜視図である。図2は、本実施形態に係る液位検出装置10の分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る液位検出装置10の要部斜視図である。図4は、本実施形態に係る液位検出装置10の断面図である。
図9は、鍔部78及びリブ79によるホルダ70の姿勢制御について説明する図であって、図9の(a)は上下方向の断面図、図9の(b)は水平方向の断面図である。図10は、リブ79のない比較例に係るホルダ170の傾きを説明する水平方向の断面図である。
図11に示すように、他の実施形態に係る液位検出装置のホルダ70Aは、回動凹部30の底面30aに当接される支持突起80以外は、上述したホルダ70の構成と同様であるので、同一の構成部材については同符号を付して詳細な説明は省略する。
図15は、鍔部78及び支持突起80によるホルダ70Aの姿勢制御について説明する図であって、図15の(a)は上下方向の断面図、図15の(b)は水平方向の断面図である。
[1] 円形状の回動凹部(30)を有するセンサハウジング(21,21A)と、
前記回動凹部(30)に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダ(70,70A)と、
前記ホルダ(70,70A)に固定されたフロートアーム(71)と、
前記フロートアーム(71)の先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロート(72)と、
前記ホルダ(70,70A)に設けられた円環状のマグネット(75)と、
前記センサハウジング(21,21A)に設けられ、前記マグネット(75)の変位を検出するホール素子(25)と、を備え、
前記センサハウジング(21,21A)は、前記回動凹部(30)の内周部に周方向にわたって形成された係止溝(32)と、前記回動凹部(30)の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝(32)に連通する一対の挿通穴(33)と、を有し、
前記ホルダ(70,70A)は、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部(78)を外周部に有し、前記鍔部(78)を前記挿通穴(33)に合わせた状態で前記回動凹部(30)に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部(78)が前記係止溝(32)へ係合して前記回動凹部(30)から抜け止めされ、
前記ホルダ(70,70A)には、前記回動凹部(30)の底面(30a)に当接される一対の支持突起(リブ79,80)が設けられ、前記支持突起(リブ79,80)は、周方向における前記鍔部(78)の中間位置に配置されている
ことを特徴とする液位検出装置。
[2] 前記センサハウジング(21,21A)には、前記ホール素子(25)を有する軸部(31)が前記回動凹部(30)の底面(30a)に突設され、
前記ホルダ(70,70A)には、前記マグネット(75)の内周側に、前記軸部(31)が挿入される軸凹部(76)が形成されている
ことを特徴とする上記[1]に記載の液位検出装置。
[3] 前記支持突起(80)は、前記ホルダ(70A)の周方向に沿って前記鍔部(78)よりも長く延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部(80a)を有することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の液位検出装置。
21:センサハウジング
25:ホール素子
30:回動凹部
30a:底面
31:軸部
32:係止溝
33:挿通穴
70::ホルダ
71:フロートアーム
72:フロート
75:マグネット
76:軸凹部
78:鍔部
79:リブ(支持突起)
Claims (3)
- 円形状の回動凹部を有するセンサハウジングと、
前記回動凹部に嵌め込まれて回動可能に保持された円形状のホルダと、
前記ホルダに固定されたフロートアームと、
前記フロートアームの先端に設けられ、タンク内に貯留された液体の液面に追従して変位するフロートと、
前記ホルダに設けられた円環状のマグネットと、
前記センサハウジングに設けられ、前記マグネットの変位を検出するホール素子と、を備え、
前記センサハウジングは、前記回動凹部の内周部に周方向にわたって形成された係止溝と、前記回動凹部の縁部における対向位置に形成されて前記係止溝に連通する一対の挿通穴と、を有し、
前記ホルダは、互いに反対方向へ突出する一対の鍔部を外周部に有し、前記鍔部を前記挿通穴に合わせた状態で前記回動凹部に嵌め込まれて回動されることで、前記鍔部が前記係止溝へ係合して前記回動凹部から抜け止めされ、
前記ホルダには、前記回動凹部の底面に当接される一対の支持突起が設けられ、前記支持突起が周方向における前記鍔部の中間位置に配置されている
ことを特徴とする液位検出装置。 - 前記センサハウジングには、前記ホール素子を有する軸部が前記回動凹部の底面に突設され、
前記ホルダには、前記マグネットの内周側に、前記軸部が挿入される軸凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の液位検出装置。 - 前記支持突起は、前記ホルダの周方向に沿って延設され、その先端部外周面から径方向外方へ突出するガタ止め鍔部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液位検出装置。
Priority Applications (3)
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- 2018-03-13 JP JP2018045754A patent/JP7015096B2/ja active Active
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