JP2024032422A - 液面検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通部品で複数の回転角度に適応できる液面検出装置を提供する。【解決手段】本実施形態における液面検出装置1は、本体10と、回転軸17周りに支持されるホルダー30と、ホルダー30を回転させるアーム50と、ホルダー30に収容され回転軸17周りに回転する磁石と、を備える。ホルダー30は、外周縁30aから径方向外側に突出する短ストッパー36と、長ストッパー38と、を有する。本体10は、短ストッパー36の周方向の移動範囲を規制することによりホルダー30の回転範囲を第一角度にする第一ストッパー受け部と、長ストッパー38の周方向の移動範囲を規制することによりホルダー30の回転範囲を第二角度にする第二ストッパー受け部と、短ストッパー36および長ストッパー38の移動範囲を規制することによりホルダー30の回転範囲を第三角度にする第三ストッパー受け部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本開示は、容器内に貯留されている液体の液面を検出する液面検出装置に関する。
従来、一つの本体部に、多種類のアームを準備し付け替えることにより、多種類のアームの回転角度に対応可能な液面検出装置が知られている。
特開2005-265468号公報
上述した液面検出装置は、アームの回転角度に応じてアームを多種類準備する必要がある。このため、アームなどの部品を多種類準備することなく多種類の回転角度に対応することができる液面検出装置が求められていた。
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、共通部品で複数の検出度範囲に適応できる液面検出装置を提供することを目的とする。
本開示の液面検出装置は、上述した課題を解決するために、回転軸を有する本体と、前記回転軸周りに回転可能に支持されるホルダーと、液面に配置されるフロートが配置される先端と、前記ホルダーに固定される末端と、を有し、前記液面の高さに連動する前記フロートの移動により前記ホルダーを回転させるアームと、前記ホルダーに収容され前記ホルダーと共に前記回転軸周りに回転する回転体と、前記本体に配置され、前記回転体の変位を検出する検出部と、を備え、前記ホルダーは、前記ホルダーの外周縁から径方向外側に突出する第一ストッパーと、前記ホルダーの外周縁から前記径方向外側に突出する第二ストッパーと、を有し、前記本体は、前記ホルダーを収容するホルダー収容部と、前記ホルダー収容部の外周縁の径方向外側に形成され、前記第一ストッパーの周方向の移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を第一角度にする第一ストッパー受け部と、前記ホルダー収容部の外周縁の前記径方向外側に形成され、前記第二ストッパーの前記周方向の移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を前記第一角度と異なる第二角度にする、第二ストッパー受け部と、前記ホルダー収容部の外周縁の前記径方向外側に形成され、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーの移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を前記第一角度および前記第二角度と異なる第三角度にする、第三ストッパー受け部と、を有する。
本開示の液面検出装置においては、共通部品で複数の検出範囲に適応できる。
本実施形態における液面検出装置の外観斜視図。 液面検出装置の分解斜視図。 本体の外観構成図。 ホルダーの外観構成図。 ホルダーの回転範囲を約90度に設定した場合の検出装置の説明図。 ホルダーの回転範囲を約90度に設定した場合の検出装置の他の説明図。 ホルダーの回転範囲を約60度に設定した場合の検出装置の説明図。 ホルダーの回転範囲を約60度に設定した場合の検出装置の他の説明図。 ホルダーの回転範囲を約120度に設定した場合の検出装置の説明図。 ホルダーの回転範囲を約120度に設定した場合の検出装置の他の説明図。
本開示の液面検出装置1の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示の液面検出装置1は、例えば自動車や二輪車などの車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載される燃料タンク内の燃料の残量を計測する液面検出装置1に適用することができる。
図1は、本実施形態における液面検出装置1の外観斜視図である。
図2は、液面検出装置1の分解斜視図である。
図3は、本体の外観構成図である。
図4は、ホルダーの外観構成図である。
以下の説明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「右」および「左」は、図1から3、5から10における定義「Fr.」、「Re.」、「To.」、「Bo.」、「R」、および「L」に従う。
液面検出装置1(以下「検出装置1」という。)は、本体10と、ホルダー30と、アーム50と、磁石60と、磁気センサー70と、を有する。
本体10は、例えば合成樹脂の成形品である。本体10は、取付部10aを介して、燃料タンクなどの搭載先に取り付けられる。本体10は、本体前面11と、ストッパー移動面12と、ホルダー収容部15と、回転軸17と、一対の第一壁面21と、一対の第二壁面22と、一対の第三壁面23と、センサー収容部28と、を有する。
本体前面11(第一面)は、前後方向に(回転軸17に)直交する面であり、本体10の最も前方に位置する面である。本体前面11は、本体10の上方に配置されている。ストッパー移動面12(第二面)は、本体前面11に対して後方に(回転軸17方向に)に所定距離凹んだ面である。ストッパー移動面12は、本体10の下方に配置されている。
ホルダー収容部15は、ホルダー30の一部を収容するように形成された、ストッパー移動面12に対して所定距離凹んだ凹空間である。ホルダー収容部15は、本体10の下方に配置される。ホルダー収容部15は、円柱状のホルダー30の形状に対応した円柱状の凹部である。具体的には、ホルダー収容部15は、ホルダー30の後方側であって、短ストッパー36および長ストッパー38(後述)が配置される位置よりも後方部分を収容するように形成される。これにより、ホルダー収容部15は、短ストッパー36および長ストッパー38がストッパー移動面12上を移動するようにホルダー30の一部を収容する。
回転軸17は、前後方向に沿う軸方向を有し、ホルダー収容部15の中心位置に配置される。回転軸17は、本体前面11よりも前方に位置する先端を有する。回転軸17は、先端近傍に支持溝18を有する。支持溝18は、ホルダー収容部15に収容されたホルダー30の抜け止めとなる抜け止め具19を支持する。
一対の第一壁面21、一対の第二壁面22および一対の第三壁面23は、ストッパー移動面12から本体前面11まで(本体前面11側に)略直交して立ち上がる壁面である。
一対の第一壁面21は、ホルダー30の回転範囲を約90度(第一角度)にする第一ストッパー受け部81を形成する。一対の第一壁面21は、ホルダー収容部15の上方であって外周縁15aの径方向外側に回転軸17について左右対称となるように配置される。第一壁面21は、短ストッパー36の周方向の移動範囲を規制し得る形状を有する。
一対の第二壁面22は、ホルダー30の回転範囲を約60度(第一角度よりも小さい第二角度)にする、第二ストッパー受け部82を形成する。一対の第二壁面22は、ホルダー収容部15の上方であって外周縁15aの径方向外側に回転軸17について左右対称となるように配置される。第二壁面22は、長ストッパー38の周方向の移動範囲を規制し得る形状を有する。一対の第二壁面22は、第一壁面21よりもホルダー収容部15の外周縁15aの径方向外側に形成される。
各第一壁面21の径方向外側の端縁21aと各第二壁面22の径方向内側の端縁22bとが、短ストッパー36の径方向外側の端縁36aの軌道に沿った円弧状に、第一円弧壁24a、24bで連結されている。また、各第二壁面22の径方向外側の端縁22bが、長ストッパー38の径方向外側の端縁38aの軌道に沿った円弧状に、第二円弧壁25で連結されている。なお、各第一壁面21の径方向内側の端縁21bは、ホルダー収容部15の外周縁15aに位置する。
第一壁面21、第一円弧壁24a、24bは、第一壁面211を一端とし、第一壁面212を他端とする、回転軸17を中心点とした円弧軌道上に沿って定義される円弧状空間を形成する。この空間は、第一ストッパー受け部81として機能する。第二壁面22、第二円弧壁25は、第二壁面221を一端とし、第二壁面222を他端とする、回転軸17を中心点とした円弧軌道上に沿って定義される円弧状空間を形成する。この空間は第二ストッパー受け部82として機能する。第二ストッパー受け部82は、第一ストッパー受け部81よりもホルダー収容部15の外周縁15aの径方向外側に、第一ストッパー受け部81と周方向に重なり合って形成される。すなわち、第一ストッパー受け部81および第二ストッパー受け部82は、本体前面11に対しては、径方向において階段状に連続した円弧状の凹部として形成される。
一対の第三壁面23は、ホルダー30の回転範囲を第一ストッパー受け部81による回転範囲である90度よりも大きい約120度(第一角度および第二角度と異なる第三角度)にする、第三ストッパー受け部83を形成する。一対の第三壁面23は、ホルダー収容部15の上方であって外周縁15aの径方向外側に回転軸17について左右対称となるように形成される。第三壁面23は、短ストッパー36および長ストッパー38の移動範囲を規制し得る形状を有する。一対の第三壁面23は、第一壁面21に対してホルダー収容部15の外周縁15aに沿う周方向位置と重なり合わない位置に配置される。左方(一方の一対の)の第三壁面231は、左方の(一方の一対の)第一壁面211の反対の面である。右方の(他方の一対の)第三壁面232は、右方の(他方の一対の)第一壁面212の反対の面である。
左方に位置する第三壁面231の径方向外側の端縁23aには、長ストッパー38の径方向外側の端縁38aの軌道に沿った円弧状に、所定量の第三円弧壁26aが形成されている。また、右方に位置する第三壁面232の径方向外側の端縁23aには、長ストッパー38の径方向外側の端縁38aの軌道に沿った円弧状に、所定量の第四円弧壁26bが形成されている。なお、各第三壁面23の径方向内側の端縁23bは、ホルダー収容部15の外周縁15aに位置する。第三壁面23、第三円弧壁26a、第四円弧壁26bは、第三壁面231を一端とし、第三壁面232を他端とする、回転軸17を中心点とした円弧軌道上に沿って定義される円弧状空間を形成する。この空間は、第三ストッパー受け部83として機能する。第三ストッパー受け部83は、第一ストッパー受け部81および第二ストッパー受け部82と周方向において重なり合わない位置に配置される。
センサー収容部28は、磁気センサー70を収容する。センサー収容部28は、本体前面11の反対側の面上に後方から見て凹部となるように形成される。センサー収容部28は、前後方向において、ホルダー収容部15に収容されたホルダー30(磁石60)と重なり合うように配置される。
ホルダー30は、例えば合成樹脂の成形品である。ホルダー30は、磁石収容部31と、軸孔35と、短ストッパー36と、長ストッパー38と、第一アーム固定部41と、第二アーム固定部44と、を有する。
磁石収容部31は、前方にホルダー前面32、後方に開口33を有し、磁石60を収容する空間を有する略円筒状の部材である。磁石収容部31の一部は、ホルダー収容部15に収容される部分となる。軸孔35は、磁石収容部31の円筒軸方向の中心軸にそって形成される孔である。軸孔35が、回転軸17に対して回転可能に配置されることにより、ホルダー30は回転軸17周りに回転可能に支持される。
短ストッパー36(第一ストッパー)は、ホルダー30の外周縁30aから、ホルダー30の径方向に沿って所要長さ外側に(径方向外側に第一長さで)突出する突起状部材である。短ストッパー36は、ホルダー前面32の前後方向位置に対して、前方および後方に亘って所要の長さを有する。例えば、短ストッパー36は、ホルダー30がホルダー収容部15に収容される際にストッパー移動面12上になる位置に後端(後端面)を有する。また、短ストッパー36は、本体前面11よりも前方になる位置に前端(前端面)を有する。
長ストッパー38(第二ストッパー)は、ホルダー30の外周縁30aから、ホルダー30の径方向に沿って所要長さ外側に(径方向外側に第一長さよりも大きい第二長さで)突出する突起状部材である。長ストッパー38は、ホルダー前面32の前後方向位置に対して、前方および後方に亘って所要の長さを有する。例えば、長ストッパー38は、ホルダー30がホルダー収容部15に収容される際にストッパー移動面12上になる位置に後端(後端面)を有する。長ストッパー38は、本体前面11よりも前方になる位置に前端(前端面)を有する。
短ストッパー36および長ストッパー38は、互いにホルダー30の外周縁30aに、所定間隔で配置される。例えば、短ストッパー36および長ストッパー38が、約100度(約260度)の間隔を経て配置される。これにより、短ストッパー36および長ストッパー38の間には、外周縁30aに沿う短円弧39a(他方の円弧)と、長円弧39b(一方の円弧)が形成される。なお、短円弧39aは、一対の第一壁面21の間に形成される円弧の距離よりも大きい距離に設定される。
第一アーム固定部41および第二アーム固定部44は、ホルダー前面32に配置され、アーム50をホルダー30に固定する。
第一アーム固定部41は、アーム50の先端51側が短ストッパー36および長ストッパー38の間に形成される長円弧39bの間から伸びるようにアーム50を固定する。第一アーム固定部41は、第一支持孔42と、第一支持溝43と、を有する。第一支持孔42は、ホルダー30の外周縁30aにおける短円弧39a側に配置され、挿入されたアーム50の先端51を支持する。第一支持溝43は、第一支持孔42に挿入される末端52から伸びる部分を溝内に挟むことにより支持する。第一支持溝43は、末端52側から約90度折り曲げられるアーム50の長さ方向に沿ってアーム50を支持するよう、第一支持孔42の軸方向に対して溝の伸びる方向が90度傾いた状態で配置される。第一アーム固定部41は、ホルダー30が後述する第一態様および第二態様でホルダー収容部15に収容される際に、アーム50が第三壁面23を含む本体10に干渉しないように配置される。
第二アーム固定部44は、アーム50の先端51側が短ストッパー36および長ストッパー38の間に形成される短円弧39aの間から伸びるようにアーム50を固定する。第二アーム固定部44は、第二支持孔45と、第二支持溝46と、を有する。第二支持孔45は、ホルダー30の外周縁30aにおける長円弧39b側に配置され、挿入されたアーム50の末端52を支持する。第二支持溝46は、第二支持孔45に挿入される末端52から伸びる部分を溝内に挟むことにより支持する。第二支持溝46は、末端52側から約90度折り曲げられるアーム50の長さ方向に沿ってアーム50を支持するよう、第二支持孔45の軸方向に対して溝方向が90度傾いた状態で配置される。第二アーム固定部44は、ホルダー30が後述する第三態様でホルダー収容部15に収容される際に、アーム50が第三壁面23を含む本体10に干渉しないように配置される。
アーム50は、例えば金属からなる棒状部材である。アーム50は、先端51と、末端52と、を有する。先端51は、液面に配置されるフロート55が配置される側の端部である。末端52は、ホルダー30に固定される側の端部である。アーム50は、末端52側においてアーム50全体の長さに比べて小さい長さ位置において、90度折り曲げられている。アーム50は、液面の高さに連動するフロート55の移動により、ホルダー30を回転させる。
磁石60(回転体)は、ホルダー30に収容されホルダー30と共に回転軸17周りに回転する、円環状の磁石60である。磁石60は、例えば周方向に着磁されている。
磁気センサー70(検出部)は、本体10に配置され、磁石60の変位を検出する。磁気センサー70は、例えばホールICなどの磁気検出素子であり、基板71上に配置されている。基板71は、電力供給や、検出結果の出力を行う端子72を有する。
次に、本実施形態における検出装置1の作用について説明する。本実施形態における検出装置1は、ホルダー30を第一態様、第二態様および第三態様のいずれかでホルダー収容部15に収容するのみで、共通部品でありながら、ホルダー30の回転範囲(回転角度)を3通りに設定することができる。以下、具体的に説明する。
図5は、ホルダー30の回転範囲r1を約90度に設定した場合の検出装置1の説明図である。図6は、ホルダー30の回転範囲r1を約90度に設定した場合の検出装置1の他の説明図である。図7は、ホルダー30の回転範囲r2を約60度に設定した場合の検出装置1の説明図である。図8は、ホルダー30の回転範囲r2を約60度に設定した場合の検出装置1の他の説明図である。図9は、ホルダー30の回転範囲r3を約120度に設定した場合の検出装置1の説明図である。図10は、ホルダー30の回転範囲r3を約120度に設定した場合の検出装置1の他の説明図である。
第一態様は、図5の状態を回転範囲の始点、図6の状態を回転範囲の終点として、ホルダー30の回転範囲r1を約90度(第一角度)に規制する態様である。第一態様においては、ホルダー30は、短ストッパー36が第一ストッパー受け部81内に位置し、長ストッパー38が第三ストッパー受け部83内に位置するように配置される。
これにより、ホルダー30の回転範囲の始点は、短ストッパー36の側面(周方向に直交する面)が当たることにより左方の第一壁面211位置に設定される。ホルダー30の回転範囲の終点は、短ストッパー36の側面が当たることにより右方の第一壁面212位置に設定される。すなわち、第一ストッパー受け部81により、短ストッパー36の移動範囲が規制される。このとき、短円弧39aの角度(中心角度)が一対の第一壁面21の間に形成される円弧の角度よりも大きい角度に設定されている。このため、短ストッパー36が第一ストッパー受け部81内で回転する場合には、長ストッパー38は第三壁面23に当たらず、短ストッパー36の回転が長ストッパー38により規制されない。
第一態様においては、アーム50は、第一アーム固定部41に固定される。これにより、アーム50の先端51側が長円弧39b、すなわち一対の第三壁面23の間から伸びるように、末端52側がホルダー30に固定される。このため、アーム50が本体10に干渉せず、短ストッパー36の移動はアーム50によっても規制されない。
第二態様は、図7の状態を回転範囲の始点、図8の状態を回転範囲の終点として、ホルダー30の回転範囲r2を約60度(第二角度)に規制する態様である。第二態様においては、ホルダー30は、長ストッパー38が第二ストッパー受け部82内に位置し、短ストッパー36が第三ストッパー受け部83内に位置するように配置される。
これにより、ホルダー30の回転範囲の始点は、長ストッパー38の側面(周方向に直交する面)が当たることにより左方の第二壁面221位置に設定される。ホルダー30の回転範囲の終点は、長ストッパー38の側面が当たることにより右方の第二壁面222位置に設定される。すなわち、第二ストッパー受け部82により、長ストッパー38の移動範囲が規制される。このとき、短円弧39aの角度が一対の第二壁面22の間に形成される円弧の角度よりも大きい角度に設定されている。このため、長ストッパー38が第二ストッパー受け部82内で回転する場合には、短ストッパー36は第三壁面23に当たらず、長ストッパー38の回転が短ストッパー36により規制されない。
第二態様においては、アーム50は、第一態様同様に第一アーム固定部41に固定される。これにより、アーム50の先端51側が長円弧39b、すなわち一対の第三壁面23の間から伸びるように、末端52側がホルダー30に固定される。このため、アーム50が本体10に干渉せず、長ストッパー38の移動はアーム50によっても規制されない。
第三態様は、図9の状態を回転範囲の始点、図10の状態を回転範囲の終点として、ホルダー30の回転範囲r3を約120度(第三角度)に規制する態様である。第三態様においては、ホルダー30は、短ストッパー36および長ストッパー38が第三ストッパー受け部83内に位置するように配置される。
これにより、ホルダー30の回転範囲の始点は短ストッパー36の側面が当たることにより左方の第三壁面231位置に設定される。ホルダー30の回転範囲の終点は、長ストッパー38の側面が当たることにより右方の第三壁面232位置に設定される。すなわち、第三ストッパー受け部83により、短ストッパー36および長ストッパー38の移動範囲が規制される。また、短ストッパー36および長ストッパー38の間隔は、第三角度に応じて設定され得る。
第三態様においては、アーム50は、第二アーム固定部44に固定される。これにより、アーム50の先端51側は短円弧39a、すなわち第三壁面23の間から伸びるように、末端52側がホルダー30に固定される。このため、アーム50が本体10に干渉せず、短ストッパー36および長ストッパー38の移動はアーム50によっても規制されない。
このような本実施形態における検出装置1は、共通部品でありながら、本体10への組み付け態様を異ならせるのみで、ホルダー30の回転角度を3通りという複数の範囲に設定することができる。すなわち、検出装置1は、検出可能な水位の範囲を3通りに設定することができるため、搭載先の燃料タンクの容量を選ぶことなく、使用することができる。ゆえに、検出装置1は、部品点数を増やすことなく、異なる検出範囲を有する複数容量の燃料タンクに汎用的に用いられ得る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、ストッパーの形状、配置間隔、ホルダーの回転範囲などに例示のために用いた数値は一例であり、本発明の範囲に含まれ得る態様であれば、形状、配置間隔、回転範囲などの数値はこれらに限らない。
回転体として磁石を、検出部として磁気センサーを用いる例を説明したが、アームに連動した回転量を検出できれば、回転体および検出部はこれに限らない。
1 液面検出装置
10 本体
10a 取付部
11 本体前面(第一面)
12 ストッパー移動面(第二面)
15 ホルダー収容部
15a 外周縁
17 回転軸
18 支持溝
19 抜け止め具
21、211、212 第一壁面
21a、21b 端縁
22、221、222 第二壁面
22a、22b 端縁
23、231、232 第三壁面
23a、23b 端縁
24a、24b 第一円弧壁
25 第二円弧壁
26a 第三円弧壁
26b 第四円弧壁
28 センサー収容部
30 ホルダー
30a 外周縁
31 磁石収容部
32 ホルダー前面
33 開口
35 軸孔
36 短ストッパー(第一ストッパー)
36a 端縁
38 長ストッパー(第二ストッパー)
38a 端縁
39a 短円弧
39b 長円弧
41 第一アーム固定部
42 第一支持孔
43 第一支持溝
44 第二アーム固定部
45 第二支持孔
46 第二支持溝
50 アーム
51 先端
52 末端
55 フロート
60 磁石(回転体)
70 磁気センサー(検出部)
71 基板
72 端子
81 第一ストッパー受け部
82 第二ストッパー受け部
83 第三ストッパー受け部

Claims (6)

  1. 回転軸を有する本体と、
    前記回転軸周りに回転可能に支持されるホルダーと、
    液面に配置されるフロートが配置される先端と、前記ホルダーに固定される末端と、を有し、前記液面の高さに連動する前記フロートの移動により前記ホルダーを回転させるアームと、
    前記ホルダーに収容され前記ホルダーと共に前記回転軸周りに回転する回転体と、
    前記本体に配置され、前記回転体の変位を検出する検出部と、を備え、
    前記ホルダーは、
    前記ホルダーの外周縁から径方向外側に突出する第一ストッパーと、
    前記ホルダーの外周縁から前記径方向外側に突出する第二ストッパーと、を有し、
    前記本体は、
    前記ホルダーを収容するホルダー収容部と、
    前記ホルダー収容部の外周縁の径方向外側に形成され、前記第一ストッパーの周方向の移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を第一角度にする第一ストッパー受け部と、
    前記ホルダー収容部の外周縁の前記径方向外側に形成され、前記第二ストッパーの前記周方向の移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を前記第一角度と異なる第二角度にする、第二ストッパー受け部と、
    前記ホルダー収容部の外周縁の前記径方向外側に形成され、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーの移動範囲を規制することにより前記ホルダーの回転範囲を前記第一角度および前記第二角度と異なる第三角度にする、第三ストッパー受け部と、を有する、液面検出装置。
  2. 前記ホルダーは、第一態様、第二態様および第三態様のいずれかで前記ホルダー収容部に収容され、
    前記第一態様は、前記第一ストッパーが前記第一ストッパー受け部内に位置し、前記第二ストッパーが前記第三ストッパー受け部内に位置し、前記ホルダーの回転範囲が前記第一角度に規制される態様であり、
    前記第二態様は、前記第二ストッパーが前記第二ストッパー受け部内に位置し、前記第一ストッパーが前記第三ストッパー受け部内に位置し、前記ホルダーの回転範囲が前記第二角度に規制される態様であり、
    前記第三態様は、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーが前記第三ストッパー受け部内に位置し、前記ホルダーの回転範囲が前記第三角度に規制される態様である、請求項1記載の液面検出装置。
  3. 前記本体は、
    前記回転軸に直交する第一面と、
    前記第一面に対して前記回転軸方向に所定距離凹んだ第二面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第一ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第一ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第一壁面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第二ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第二ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第二壁面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第三ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第三壁面と、を有し、
    前記ホルダー収容部は、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーが前記第二面上を移動するように前記ホルダーの一部を収容する前記第二面に対する凹部である、請求項1記載の液面検出装置。
  4. 前記第一ストッパーは、前記ホルダーの外周縁から前記径方向外側に第一長さで突出し、
    前記第二ストッパーは、前記ホルダーの外周縁から前記径方向外側に前記第一長さよりも大きい第二長さで突出し、
    前記第二ストッパー受け部は、前記第一ストッパー受け部よりも前記ホルダー収容部の外周縁の前記径方向外側に前記第一ストッパー受け部と重なり合って形成され、且つ前記第一角度よりも小さくなるように前記ホルダーの回転範囲を前記第二角度に規制し、
    前記第三ストッパー受け部は、前記第一ストッパー受け部に重なり合わず、且つ前記第一角度よりも大きくなるように前記ホルダーの回転範囲を前記第三角度に規制する、請求項2記載の液面検出装置。
  5. 前記本体は、
    前記回転軸に直交する第一面と、
    前記第一面に対して前記回転軸方向に所定距離凹んだ第二面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第一ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第一ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第一壁面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第二ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第二ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第二壁面と、
    前記第二面から前記第一面側に立ち上がり、前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーが当たることにより前記ホルダーの前記第三ストッパー受け部内の回転範囲の始点および終点となる一対の第三壁面と、を有し、
    一方の前記一対の第三壁面は、一方の前記一対の第一壁面の反対の面であり、他方の前記一対の第三壁面は、他方の前記一対の第一壁面の反対の面である、請求項4記載の液面検出装置。
  6. 前記アームの前記末端は、
    前記ホルダーが前記第一態様および第二態様で前記ホルダー収容部に収容される場合、前記先端側が前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーの間に形成される一方の円弧の間且つ前記一対の第三壁面の間から伸びるように、前記ホルダーに固定され、
    前記ホルダーが前記第三態様で前記ホルダー収容部に収容される場合、前記先端側が前記第一ストッパーおよび前記第二ストッパーの間に形成される他方の円弧の間且つ前記一対の第三壁面の間から伸びるように、前記ホルダーに固定される、請求項5記載の液面検出装置。
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