JPS583066Y2 - 液面計 - Google Patents

液面計

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Publication number
JPS583066Y2
JPS583066Y2 JP972377U JP972377U JPS583066Y2 JP S583066 Y2 JPS583066 Y2 JP S583066Y2 JP 972377 U JP972377 U JP 972377U JP 972377 U JP972377 U JP 972377U JP S583066 Y2 JPS583066 Y2 JP S583066Y2
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JP
Japan
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slider
liquid level
tank
float
liquid
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Expired
Application number
JP972377U
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English (en)
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JPS53104661U (ja
Inventor
勇次 市川
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Publication of JPS53104661U publication Critical patent/JPS53104661U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タンク内の液面レベルを検出する液面計に係
り、特に車両用燃料タンクの如くタンク内の液体が揺動
或はタンク横方向に流動を生じせしめられる如きタンク
の為の液面計として好適な液面計に係る。
自動車などの車両用燃料タンクにはそのタンク内の液面
レベルを検出しそれに基き該タンク内の燃料残存量を指
示する液面計が取付けられている。
車両用燃料タンクに取付けられる液面計は、多くの場合
、フロート方式の液面計であり、そのフロート方式の液
面計の一つとしてタンク内に実質的に垂直に設けられた
支柱と、前記支柱に上下方向に摺動自在に担持され前記
支柱に対する上下変位により液面レベルを検出するフロ
ート兼用スライダとを含み、前記スライダの上下変位を
機械量或は電気量に変換して測定する、謂ゆるリニヤ型
フロート式液面計が従来から知られている。
しかし、この種の液面計を用いたタンクに於て、それが
貯容する液体(燃料)に種々の外力による揺動或は流動
が生じると、前記フロート兼用スライダに作用する部分
の液面レベルも変動し、タンク内に於る全体としての液
面レベル、換言すれば燃料残存量が確認し難くなる。
特に自動車などの車両に於る燃料タンクの場合には、車
体の走行振動、加速又は減速、或は車両の旋回により車
両の走行中宮にタンク内燃料液体の横方向の流動が起こ
り、その為液面計(燃料計)の表示値が安定せず、運転
者に不安感を与えるという問題がある。
これに対し、前記支柱及びフロート兼用スライダの外周
囲を実質的に下底部に於てのみ開口している筒体によっ
て囲繞し、前記フロートが前記筒体内を支柱に案内され
て上下動するよう構威し、フロートがタンク内燃料液体
の横方向の流動に基く液面の瞬間的な変動を感知しない
ようにしてタンク内に於る全体的液面レベルを安定して
表示するようにした液面計が従来から提案されている。
しかし、上述した液面計に於ても前記フロートはタンク
内燃料液体の横方向の流動に基く液面の瞬間的な変動を
少なからず感知し、液面表示から液体の瞬間的流動に基
く液体の瞬間的変動表示を取除くことは難しい。
本考案は従来のフロート式液面計、特にリニヤ型フロー
ト式液面計に於る上述した如き不具合に鑑みて提案され
たものであり、コンパクトで、しかも安定した液面の検
出測定を行うことのできる、改良された液面計を提供す
ることを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、タンク内に実質的に垂
直に設けられた支柱と、前記支柱に上下方向に摺動自在
に担持され前記支柱に対する上下変位により液面レベル
を検出するスライダと、一端にて前記スライダに対し上
下方向に回動可能に枢支され該スライダより互いに反対
の方向へ延在する二つのアームと、前記アームの各々の
他端に設けられたフロートと、前記アームの前記スライ
ダに対するその上方向への回動を所定角以下に規制する
手段とを有することを特徴とする液面計によって達成゛
される。
かかる構成によれば、液面が水平な状態より急激に何れ
かの方向へ傾斜すると、この傾斜によって液面が低下す
る側にあるフロートは液面の低下に伴ってそれを支持す
るアームがそのスライダに対する枢着部にて回動するこ
とによりスライダに下向きの力を及ぼすことなく自由に
下方へ移動する。
一方液面の傾斜によって液面が上昇する側にある′フロ
ー斗には上向きの力が作用するが、フロートを支持する
アームのスライダに対する上方への回動は所定角以下に
規制されているので、このフロニドに作用した上向きの
力はスライダに対しこれを上方へ駆動する力とこれをそ
の中心の周りに回転させようとする回転モーメントとを
及ぼす。
スライダにはその自重によりこれを下方へ駆動する力が
作用しているので、これに前記アームによりこれを上方
へ駆動する力と回転モーメントとが与えられると、スラ
イダを上方へ駆動する力とスライダの自重゛によるこれ
を下方へ駆動する力とは互いに打消す方向に作用し、ス
ライダには主として回転モーメントが作用し、スライダ
はその中心の周りに傾く方向に駆動され、支柱との間に
噛込みを生じ、支柱に対し上にも下にも移動せずその位
置に固定された状態となる。
従って液面の揺動による瞬間的な傾斜に対してはスライ
ダは上方にも下方にも移動せず、液面が揺動する前の水
平な状態にある液位をそのまま指示し続け、液面の揺動
により液面計の指示がふらつくことが回避される。
スライダに対しアームが成る所定の角度以下にて自由に
回動し得るように構成されていることは、上述の如く液
面が傾斜した際に該傾斜によって低くなる側のフロート
がスライダに下方への力を及ぼ・すことなく液面の低下
に伴って低下することを許し、これによってスライダに
作用している自重に加えてフロート・の重力が作用する
ことによりスライダが液面の傾斜に伴って瞬間的に下方
へ移動することを回避する上で重要な作用をなしている
と同時に、アームとその先端に設けられたフロートとが
アームとスライダとの枢着部の周りに下方へ折畳まれる
ことにより、タンク内への液面計の取付は当ってタンク
の上部に設けられた小さな開口より液面計をタンク内に
挿入してこれを取付けることができるという液面計の取
付けの便宜上の大きな効果を与えるものである。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
添付の第1図は本考案による液面計の一つの実施例を示
す正面図、第2図は第1図の線II −IIに沿う拡大
断面図である。
図に於て、1はタンクであり、このタンク1内にはそれ
の上壁1aより下底壁1bに向けて液面計の支柱2が実
質的に垂直に懸下して設けられている・。
この支柱2はタンク上壁1aに開口された液面計取付は
孔3を閉じるフランジカバー4の下底面にその上端部を
連結されており、下端部は前記タンク下底壁1bの近く
にまで延びている。
支柱2は、この実施例の場合、表裏両面に支柱2の上下
方向に延び・るメアンダ状の線形電気抵抗体5を形成さ
れた帯状のプリント基板により構成されており、前記線
形電気抵抗体5の各々はそれの上端部をリード線6な5
どを介して前記フランジカバー4の上面に設けられた外
部ターミナル7に電気的に接続されている。
前記支柱2の外周囲には四角筒状のスライダ8がそれの
上下方向に摺動自在な態様にて取付けられている。
スライダ8は、第2図に良く示されている如く、前記支
柱2の表裏両面に形成された線形電気抵抗体5の各々に
電気的に接触するばね性を備えた接片9.9を有し、こ
の両液片9は互いに電気的に接続されている。
前記接片9同志の電気接続はスライダ8を金属等の導電
性材料で構成するこ、とにより達成される。
この場合、前記外部ターミナル7に与えられる電流は、
リード線6、一方の側の線形電気抵抗体5、一方の側の
接片9、スライダ8、他方の側の接片9及び他方の側の
線形、電気抵抗体5を通って流れる゛ので、スライダ8
が支柱2に沿って上下移動すると、線形電気抵抗体5の
実効長さが増減され、それに伴いそれの電気回路中の電
気抵抗値が増減することにより、スライダ2の前記支柱
2に対する上下変位量が前記電気回路の電流変化によっ
て検出される。
尚、この場合、スライダ8は支柱2の下端部に設けられ
たストッパー1.0によりこれより抜けることはない。
前記スライダ8は二つのアーム11.12の一端部を該
スライダに対し実質的に上下方向に回動自在な態様にて
枢支している。
前記アーム11.12はスライダ8の一つの面に横方向
に互いに隔置された点にて枢支されており、そのそれぞ
れの端部、即ち先端部にはフロー) 13.14が取付
けられている。
又、前記アーム11.12はそれぞれ前記スライダ8に
取付けられたストッパ片15.16により前記スライダ
8に対するその上昇方向への回動を所定角以下に規制さ
れ、例えば図示する如き水平姿勢以上には回動で゛きな
いようになっている。
従って、今タンク内の液体が静的な状態にあり、即ち液
面の瞬間的横方向流動が生じていなく、それの液面が線
LHで示す如く実質的に水平な面を呈していてその状態
で液面が実質的に平行に上下変位すれば、フロー) 1
3.14が共に前記液面の上下変位に追随して互いに等
しく上下動し、それによりスライダ8がそのときの液面
レベルに対応する上下動位置に支柱2に案内されて上下
変位する。
それにより前述した如く線形電気抵抗体5の実効長さが
変化され、それによりそれを含む電気回路中の電気抵抗
値が変化し、スライダ8の上下変位量、換言すれば液面
レベルの変化量が電流値の変化によって検出される。
これに対し、タンク内の液体に車両の走行振動、加速、
減速酸は旋回等により横方向の瞬間的或は動的流動が生
じ、それの液面が図にて線L5で示す如く傾くと、図に
て左側のフロート13はアーム11と共にアーム11の
スライダ8に対する枢支点を回動支点として図にて反時
計廻り方向に回動してスライダ8に下向きの力を及ぼす
ことなくその時の液面に対応する位置にまで降下するが
、図にて右側のフロート14は浮き上がろうとする為、
スライダ8にはそれを上向きに駆動する力とそれを図に
て反時計廻り方向に回動させるべき回転モーメントが作
用する。
その為スライダ8に作用するそれ自身の自重による下向
きの力とアーム12によりこれに及ぼされる上向きの力
とは互いに打消す方向に作用し、スライダ8はほぼその
位置を保ったままでこれに作用する前記回転モーメント
によりスライダ8は支柱2に対して傾き、その一部にて
支柱2の外表面に比較的強く押付けられるようになり、
その為スライダ8は支柱2に対して上下変位できない状
態になり、従ってスライダ8はその時の液面レベルの如
何に拘らず、液体の横方向流動が生じる前の液面レベル
に相当する位置に実質的に維持され、液面計の指示値は
液体の横方向流動が生じる前の値と同一に維持される。
尚、タンク内液体の横方向流動が止み、或は比較的穏や
かな状態になると、再び、第1図に示す状態に戻り、ス
ライダ8は上述した如く液面レベルの変化に追随して支
柱2に対し上下変位するようになる。
上述した如き構造の液面計をタンクに取付ける場合、前
7記フロート及びアームを第1図に於て仮想線で示す如
く下方に垂れ下げた状態で行えば良く、この場合、タン
ク1に設ける液面計取付は孔3が小さくて済む。
又、第1図に示す如くアーム11゜12の長さを互いに
異ならしめ、上述した如くそれぞれのアームを下方に垂
れ下げたときフロート13.14が干渉しないようにし
ておけば、タンク内への取付は時によりコンパクトにな
り、前記液面計取付は孔3をより一層小さなものにする
ことができる。
以上に於いては本考案を特定の実施例について詳細に説
明したが、本考案はこれに限られるものではなく、本考
案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者
にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による液面計の一つの実施例を示す立面
図、第2図は第1図の線II −IIに沿う拡大断面図
である。 1〜タンク、1a〜タンク上壁、1b〜タンク下底壁、
2〜支柱、3〜液面計取付は孔、4〜フランジカバー、
5〜線形電気抵抗体、6〜リード線、7〜外部ターミナ
ル、8〜スライダ、9〜液片、10〜ストツパ、11゜
12〜アーム、13.14〜フロー)、15.16〜ス
トツパ片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク内に実質的に垂直に設けられた支柱と、前記支柱
    に上下方向に摺動自在に担持され前記支柱に対する上下
    変位により液面レベルを検出するスライダと、一端にて
    前記スライダに対し上下方向に回動可能に枢支され該ス
    ライダより互いに反対の方向へ延在する二つのアームと
    、前記アームの各々の他端に設けられたフロートと、前
    記アームの前記スライダに対するその上方向への回動を
    所定角以下に規制する手段とを有することを特徴とする
    液面計。
JP972377U 1977-01-28 1977-01-28 液面計 Expired JPS583066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP972377U JPS583066Y2 (ja) 1977-01-28 1977-01-28 液面計

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JP972377U JPS583066Y2 (ja) 1977-01-28 1977-01-28 液面計

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Publication Number Publication Date
JPS53104661U JPS53104661U (ja) 1978-08-23
JPS583066Y2 true JPS583066Y2 (ja) 1983-01-19

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ID=28821012

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JP972377U Expired JPS583066Y2 (ja) 1977-01-28 1977-01-28 液面計

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58166214A (ja) * 1982-03-26 1983-10-01 Hitachi Chem Co Ltd 液量検知センサ−用抵抗印刷配線板
JPS58151768U (ja) * 1982-04-07 1983-10-11 日野自動車株式会社 インタ−ク−ラ結合用ホ−ス

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JPS53104661U (ja) 1978-08-23

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