JP4959342B2 - たばこフィルター用素材及びたばこフィルター - Google Patents
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Description
特許文献1:特開昭59−88078号公報(特許請求の範囲)
特許文献2:特開昭59−151882号公報(特許請求の範囲)
特許文献3:特開昭60−54669号公報(特許請求の範囲)
特許文献4:特表2002−528105号公報(特許請求の範囲)
特許文献5:特表2002−528106号公報(特許請求の範囲)
特許文献6:特表2003−505618号公報(特許請求の範囲)
特許文献7:特開昭57−71388号公報(特許請求の範囲)
特許文献8:特開平11−100713号公報(特許請求の範囲、段落番号[0012])
特許文献9:特開昭53−142600号公報(特許請求の範囲、第2頁左上欄1行〜右上欄2行、実施例)
特許文献10:特開昭60−168373号公報(特許請求の範囲、第1頁右欄16行〜第2頁右上欄15行)
特許文献11:特開昭62−111679号公報(特許請求の範囲、第2頁左上欄1〜17行)
特許文献12:特開平7−31452号公報(特許請求の範囲、段落番号[0004][0006]、実施例)
本発明のたばこフィルター用素材(以下、単にフィルター素材、素材などということがある)は、担体が、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒で被覆処理(以下、単に、処理ということがある)されており、少なくともアミノ基を有する多糖類および極性溶媒(および必要に応じて後述の保湿成分や酸性成分)を含有している。すなわち、本発明のたばこフィルター用素材は、アミノ基を有する多糖類で被覆されているとともに、前記極性溶媒の一部又は全部を含有している。このようなたばこフィルター用素材(詳細には、担体に被膜(又は皮膜)が形成されたたばこフィルター用素材)は、後述するように、通常、担体を、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒を含む溶液(アミノ基を有する多糖類溶液)で処理することにより得ることができる。
担体は、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒(又はアミノ基を有する多糖類溶液)で処理できればよく、担体の形状(又は構造)に応じて、例えば、天然又は合成繊維{例えば、セルロースエステル繊維(セルロースアセテート繊維など)、セルロース繊維[木材繊維(針葉樹、広葉樹などの木材パルプ繊維など)、種子毛繊維(例えば、リンターなどの綿花)、ジン皮繊維、葉繊維(例えば、マニラ麻、ニュージーランド麻など)など]、再生セルロース繊維(ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、硝酸人絹など)、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維(ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維など)など}などの繊維(又は繊維状物質)、粒子状物質(例えば、活性炭、珪藻土、シリカゲル、アルミナ、酸化チタン、ジルコニア、ゼオライトなどの無機粒子、木屑、その他の天然又は合成高分子からなる粒子など)、蛋白質(ゼラチン、カゼインなど)などで構成できる。これらの担体の構成成分は、単独で又は2種以上組みあわせて担体を構成してもよい。
前記のように、本発明において、最も好ましい担体はトウ構造の担体(特に、トウ構造のフィルタ担体)である。トウ構造(トウ構造フィルター)は、無限長をもつフィラメントからなるもので、慣用のフィルター素材(繊維)を紡糸(乾式、溶融又は湿式紡糸)することで形成できる。トウ構造(すなわち、モノフィラメントの集束構造)の担体を構成する繊維としては、前記例示の繊維、例えば、セルロース繊維、再生セルロース繊維(ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨンなど)、セルロース誘導体繊維(セルロースエステル繊維など)、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維(ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維など)などの合成繊維などが挙げられる。これらの繊維は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
本発明において用いられるアミノ基を含有する多糖類としては、グルカン誘導体であって、置換基にアミノ基を有する(保有する)ものであれば特に限定されないが、代表的なものとしてはキトサンが挙げられる。
また、キトサンの塩基解離定数pKbは、例えば、25℃において、5.5以上(例えば、6〜12程度)、好ましくは6以上(例えば、6.3〜10程度)、さらに好ましくは6.5以上(例えば、6.8〜9程度)であってもよく、より一層高いアルデヒド(特に、ホルムアルデヒド)除去率を得るためには、通常、7以上(例えば、7.3〜11程度)、好ましくは7.5以上(例えば、7.8〜10程度)、さらに好ましくは8以上(例えば、8.5〜9.5程度)であってもよい。
本発明の特徴は、前記アミノ基を有する多糖類と極性溶媒とを組み合わせて担体を処理する点にある。アミノ基を有する多糖類は、アミノ基が水素結合を形成しているためか、塩基性又は求核性が弱く、粉粒状などの形状で担体に含有させても、アルデヒド(特にホルムアルデヒド)などの成分を有効に選択除去(吸着除去)できない。このため、本発明では、前記アミノ基を有する多糖類に極性溶媒を共存させることにより、前記アミノ基を有する多糖類のアミノ基が形成する水素結合を阻害し、アミノ基の水素結合の影響が緩和された状態又は生じない状態でアミノ基を有する多糖類を担体に保持させる。
本発明のたばこフィルター用素材は、さらに保湿成分を含んでいてもよい。すなわち、前記のように、本発明では、少なくとも極性溶媒を使用すればよいが、このような極性溶媒は、種類によっては、揮発しやすい場合があり、フィルタプラグおよびたばこの保管中に経時的にホルムアルデヒド類の除去性能が変化する虞がある。そこで、前記極性溶媒と、この極性溶媒(水など)に対して相溶性があり、非揮発性(又は高沸点)であって、極性溶媒の揮発を抑制可能な保湿成分(又は極性溶媒の保持成分)とを組みあわせてもよい。このような保湿成分を組み合わせて用いることにより、経時変化が少なく、かつホルムアルデヒド類の選択吸着性が優れる皮膜とすることができる。
前記たばこフィルター用素材は、さらに酸性成分で被覆処理されていてもよい。すなわち、前記アミノ基を有する多糖類溶液は、酸性成分を含んでいてもよい。このような酸性成分を使用すると、前記極性溶媒に対して非溶解性の(又は溶解性に乏しい)アミノ基を有する多糖類であっても、効率よく極性溶媒に溶解できる。すなわち、前記アミノ基を有する多糖類が誘導体化され、極性溶媒(水など)に対する溶解性を有している場合には、酸性成分は必ずしも必要ではない。しかし、前記アミノ基を有する多糖類が、例えば、極性溶媒に対して非溶解性(又は難溶性)の多糖類である場合には、アミノ基を有する多糖類(キトサンなど)と酸性成分とを組み合わせて担体を処理することが好ましい。詳細には、前記アミノ基を有する多糖類(キトサンなど)は、緻密かつ硬質な物質であり、吸着性能を有効に発揮できない。そのため、アミノ基を有する多糖類(キトサンなど)を適当な溶媒に溶解して担体に含有させると、担体に付着するキトサンの表面積を大きくすることが考えられるが、アミノ基を有する多糖類(キトサンなど)は、通常、慣用の前記極性溶媒(水、アルコール類など)に溶解しない。
本発明のたばこフィルター用素材は、担体を、少なくともアミノ基を有する多糖類および極性溶媒で被覆処理することにより得ることができ、通常、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒(および必要に応じて酸性成分)を含む溶液(極性溶媒溶液、アミノ基を有する多糖類溶液)で処理(被覆処理)することにより製造できる。すなわち、本発明のたばこフィルター用素材は、通常、担体をアミノ基を有する多糖類溶液で処理し、少なくともアミノ基を有する多糖類および極性溶媒(および必要に応じて保湿成分、酸性成分)を担体に含有させることにより得ることができる。
アミノ基を有する多糖類溶液において、アミノ基を有する多糖類、極性溶媒、保湿成分、酸性成分(ヒドロキシ酸など)などの成分は、前記たばこフィルター用素材の項で例示した成分を利用できる。
被覆処理方法(処理方法)としては、担体の形状(繊維状、フィルター状など)や材料などに応じて適宜選択でき、担体とアミノ基を有する多糖類溶液とを接触させることができれば特に限定されず、例えば、(i)担体をアミノ基を有する多糖類溶液に浸漬(又は含浸、ディッピング)する方法、(ii)担体にアミノ基を有する多糖類溶液を噴霧又は散布(又は撒布)する方法、(iii)担体にアミノ基を有する多糖類溶液を塗布する方法などが挙げられる。これらの処理方法は、単独で又は2種以上組みあわせてもよい。
本発明のたばこフィルター用素材は、たばこフィルターを構成するのに有用である。たばこフィルターは、前記たばこフィルター用素材の形態に応じて、本発明のたばこフィルター用素材を単独で又は2種以上組みあわせて構成してもよく、本発明のたばこフィルター用素材と他のたばこフィルター用素材[例えば、被覆処理された粉粒状のたばこフィルター用素材と前記繊維状素材(被覆処理されていない繊維状素材など)など]とで構成してもよい。例えば、本発明のたばこフィルター用素材は、複数に分割[2分割(デュアル(dual))、3分割(トリプル(triple))など)された構造を有するたばこフィルターの少なくとも一つの分割部分を構成し(例えば、2分割されたフィルターの一方の部分、3分割されたフィルターの両端部分など)、他の分割部分(例えば、2分割のフィルターの他方の部分、3分割されたフィルターの中間部分など)を他のたばこフィルター用素材[例えば、活性炭などの粒状物質が充填されたフィルター素材(活性炭などの粒状物質を含む部分(ダルメシアン(dalmatian)部分)と粒状物質を含まない他の部分(ナチュラル(natural))とを有するフィルター素材など)など]で構成してもよい。
上記のたばこ[ピース・ライト・ボックス(登録商標第2122839号)(日本たばこ産業株式会社製)]の通気抵抗を直接、たばこ葉の部分を含むたばこ煙用フィルタサンプルを用いて測定した。このサンプルにおいて、フィルタ部分の長さは25mm、円周は約25mmであった。通気抵抗は、たばこ煙用フィルタサンプル内に、流量17.5ml/秒で空気を通過させたときの圧力損失(mmWG)を、自動通気抵抗測定器(フィルトローナ社製、FTS300)を用いて測定した。
たばこ煙用フィルタサンプルを用い、ピストンタイプの定容量型自動喫煙器(ボルグワルド社製RM20/CS)により、流量17.5ml/秒で喫煙時間2秒/回、喫煙頻度1回/分の条件で喫煙を行った。フィルタを通過した煙中のニコチン及びタールはガラス繊維製フィルタ(ケンブリッジフィルタ)で捕集し、ニコチン量はガスクロマトグラフ((株)日立製作所製G−3000)を用いて測定した。
タール除去率(%)=100×(1−Ct/Tt)。
たばこ煙用フィルタサンプルを用い、ピストンタイプの定容量型自動喫煙器(ボルグワルド社製RM20/CS)により、流量17.5ml/秒で喫煙時間2秒/回、喫煙頻度1回/分の条件で喫煙を行った。フィルタを通過した煙中のホルムアルデヒドは、DNPH(ジニトロフェニルヒドラジン)溶液で捕集し、DNPHで誘導体化した上でガスクロマトグラフ((株)日立製作所製G−3000)を用いてUV(紫外線)の吸光度を用い測定した。
比較例1ではキトサン粒子を用いた。キトサン粒子は、大日精化工業株式会社製、「ダイキトサンM(Daichitosan M)」を粉砕機を用いて粉砕して調製した。このキトサン粒子を篩いにかけ、28メッシュを通過し、かつ60メッシュは通過しない粒子を集めた。
比較例2では、通常、たばこ煙フィルタによく用いられる活性炭を用いた。活性炭としては二村化学工業株式会社製 破砕炭CW350SZを用いた。この破砕炭を篩いにかけ、30メッシュを通過しかつ、50メッシュは通過しない粒子を集めた。比較例1と同様にして、フィルタ間に活性炭を充填した。活性炭の充填量は煙草一本当たり20mgであった。
比較例1と同様にして、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
比較例1と同様にして、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
比較例1と同様にして、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
比較例1と同様にして、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
比較例1と同様にして、セルロースジアセテート捲縮繊維トウのフィルタ本体(25mm)の末端から14mmの部分をカミソリで切断した。切断した長片すなわち、タバコ葉充填片のフィルター部に長20mm内径8mmのガラス管を残フィルター長に相当する長さ(11mm)だけ挿入し、これらをシーリングテープにて結束した。
Claims (14)
- 担体が、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒で被覆処理され、前記極性溶媒を含むたばこフィルター用素材。
- 担体が、トウ構造の担体である請求項1記載のたばこフィルター用素材。
- アミノ基を有する多糖類がキトサンである請求項1記載のたばこフィルター用素材。
- 担体100重量部に対して、アミノ基を有する多糖類2〜20重量部を含む請求項1記載のたばこフィルター用素材。
- 極性溶媒が、水およびアルコール類から選択された少なくとも1種のヒドロキシル基を有する溶媒である請求項1記載のたばこフィルター用素材。
- ヒドロキシル基を有する溶媒の割合が、アミノ基を有する多糖類のグリコース単位1モルに対して、ヒドロキシル基換算で、8モル以上である請求項5記載のたばこフィルター用素材。
- 担体が、さらに、リン酸およびヒドロキシ酸から選択された少なくとも1種の酸性成分で被覆処理されている請求項1記載のたばこフィルター用素材。
- 酸性成分の割合が、アミノ基を有する多糖類のグリコース単位1モルに対して、酸基換算で0.1〜3モルである請求項7記載のたばこフィルター用素材。
- 担体がトウ構造の担体であり、(i)平均脱アセチル化度70%以上のキトサンを、前記担体100重量部に対して3〜15重量部、(ii)ヒドロキシル基を有する溶媒を、前記キトサンのグリコース単位1モルに対してヒドロキシル基換算で9モル以上、および(iii)モノヒドロキシC2−6アルカンモノカルボン酸を、前記キトサンのグリコース単位1モルに対して、カルボキシル基換算で0.5〜2モル含む請求項7記載のたばこフィルター用素材。
- 担体を、アミノ基を有する多糖類および極性溶媒を少なくとも含む溶液で被覆処理する請求項1記載のたばこフィルター用素材の製造方法。
- 担体を、アミノ基を有する多糖類、極性溶媒および酸性成分を含む溶液で被覆処理する方法であって、前記アミノ基を有する多糖類として、酢酸を1重量%の濃度で含む水溶液を溶媒とする1重量%の酢酸水溶液であるとき、20℃の条件で、溶液粘度が1〜10mPa・sのキトサンを用いる請求項10記載の製造方法。
- 請求項1記載のたばこフィルター用素材で構成されたたばこフィルター。
- 請求項1記載のたばこフィルター用素材でたばこフィルターを構成することにより、前記たばこフィルターを通過するたばこ煙中のホルムアルデヒドを低減する方法であって、ニコチンおよびタールをそれぞれ保持率80%以上に保持しつつ、ホルムアルデヒド保持率を65%以下にする方法。
- 請求項12記載のたばこフィルターを備えたたばこ。
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