JP2003062420A - 気体中の活性酸素の捕獲方法 - Google Patents

気体中の活性酸素の捕獲方法

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JP2003062420A
JP2003062420A JP2001257440A JP2001257440A JP2003062420A JP 2003062420 A JP2003062420 A JP 2003062420A JP 2001257440 A JP2001257440 A JP 2001257440A JP 2001257440 A JP2001257440 A JP 2001257440A JP 2003062420 A JP2003062420 A JP 2003062420A
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JP2001257440A
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Kazuyoshi Okubo
一良 大久保
Yumiko Yoshiki
由美子 吉城
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Moy Kk Off
OFFICE MOY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコの煙、車等の燃焼排気あるいは大気な
どの気体中に存在する活性酸素の除去に関連する方法、
除去剤、それを含むフィルターおよびそのフィルターを
備えたタバコ、マスク、空気調節機あるいは空気清浄機
を提供すること。 【解決手段】 活性酸素を含有する気体を、OH型四級
アミンを有する強塩基性樹脂またはそれとハイドロジェ
ンドナーとの反応生成物樹脂と接触せしめることを基本
とする一連の発明。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体中の活性酸素の
除去に関連する方法、用途、フィルターおよびフィルタ
ーを備えた特定の物質に関する。さらに詳しくは、タバ
コの煙、車等の燃焼排気あるいは大気などの気体中に存
在する活性酸素の除去に関連する方法、除去剤、それを
含むフィルターおよびそのフィルターを備えたタバコ、
マスク、空気調節機あるいは空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素は生体の生命維持にとって必要不可
欠な分子(O2)で、多くの生物はO2から水分子(H2
O)への四電子還元を利用してエネルギーを得ている。
この酸素の還元によるエネルギー獲得過程において生じ
る反応性に富む中間体を活性酸素(X)と呼んでいる。
近年、活性酸素やフリーラジカルが老化を促進し、生体
に障害を与え、種々の疾病原因となることが指摘されて
いる。化学反応性や物理化学的諸性質の解明および生体
への障害、生体内活性酸素防御機構の解明は、広い分野
から注目されている。
【0003】発癌は、イニシエーション、プロモーショ
ン過程を経て生じるが、O2が一電子還元されたスーパ
ーオキシドアニオン(O2・-)を抑制することにより、
このプロモーション過程を阻害できると言われている。
またO2が二電子還元された過酸化水素(H22)など
の過酸化物に癌のプロモーション効果があることも報告
されており、発癌への活性酸素の関与が明らかにされつ
つある。他方で、活性酸素あるいはフリーラジカルを癌
の治療に利用している場合も少なくない。このように、
生理作用に両面性を有している活性酸素は、好気性生物
の生体内ではバランスよく利用、消去されており、その
バランスが崩れた場合に疾病が生じると考えられてい
る。
【0004】狭義の活性酸素とは、上述のO2・-、H2
2に、ヒドロキシルラジカル(HO・)および一重項酸
素(12)を加えた4種を一般には指している。
【0005】O2・-は分子状酸素の一電子還元によって
生じるが、生体内ではマクロファージや白血球、細胞内
顆粒、酵素などの系において広範囲にわたって発生する
ことが知られている。しかし、O2・-は比較的反応性が
低く、毒性を示さないことが分かってきている。生体内
では、さらにスーパーオキシドディスムターゼ(SO
D)などの働きによりO2・-の不均化がおこり、さらに
一電子還元されてH22が生成される。H22もそれほ
ど高い反応性を示さないが、細胞膜を迅速に通過するこ
と、遷移金属と反応し、反応性に富むHO・を産生する
ことから、細胞内外での障害を引き起こす。
【0006】ラジカル連鎖反応によって生じた脂質過酸
化物は、遷移金属の触媒反応によって、アルコキシラジ
カル(RO・)やアルキルペルオキシラジカル(ROO
・)が生じることから、脂質過酸化の過程で生じるRO
・及びROO・が生体に影響を及ぼすとする説が唱えら
れるようになってきた。
【0007】これらの過酸化物を分解するカタラーゼ、
グルタチオンペルオキシダーゼ、ペルオキシダーゼなど
の酵素群、金属イオンを不活性化するトランスフェリ
ン、フェリチン、ラクトフェリン、セルロプラスミンな
どの金属安定化に寄与するタンパク質群、O2・-を不均
化するSODなどは、生体内フリーラジカルの発生を未
然に防ぐ抗酸化物質として働いていると考えられてい
る。またアスコルビン酸や尿酸、アルブミン結合型ピリ
ルビンなどの水溶性物質とトコフェロール、ユビキノー
ルおよび女性ホルモンのエストロゲン類などの脂溶性物
質が生体内でフリーラジカルの捕捉を行っていると考え
られている。また、天然抗酸化物質の検索も盛んに行わ
れるようになり、トコフェロール類、フェノール化合物
(フラボノイド、タンニンなど)、カロチノイド、ペプ
チド類、メラノイジン、β−ジケトンなど、主に植物由
来の抗酸化成分が見出されている。
【0008】上述のような状況下において、本発明者
は、活性酸素(以下Xということがある)、ハイドロジ
ェンドナー(以下Yということがある)およびメディエ
ーター(以下Zということがある)の三者が揃うと発光
が生じてXが消去されるXYZ系活性酸素消去発光を発
見し、月刊ジャパンフードサイエンス:日本食品出版
(株)に連載中である。この発光は、活性酸素が消去さ
れる際のエネルギーが光に変換されたものであるとの認
識に至り、XYZ系活性酸素消去発光の現象は、生体内
外で生じる普遍的な現象であることを明らかにしてきて
いる。しかも生体内外に存在するXが単独であることは
稀で、発生XはYかZに吸着しXYかXZとして存在し
ている。従って、XYによりZの検索と定量、XZによ
りYの検索と定量が可能であり、発光を利用した分析と
分布解析が期待できる。さらにYによるXZの検出とそ
のXの消去、ZによるXYの検出とそのXの消去も可能
である。
【0009】さらに、本発明者は、XYZ系活性酸素消
去発光は、酸素環境下における基本的現象であること、
メディエーターとしてのZは全く新規な概念であるこ
と、Xも加熱等で容易に発生し、XYとXZとして比較
的安定な状態で存在すること、X、Y、Z、XYおよび
XZが必ずしも水に溶けている必要のないことを特徴と
する、全く新規な発光現象であることを明らかにしてき
た。さらに、炭水化物、タンパク質、四級アミン化合物
などから選択された素材を水酸化アルカリ水溶液に浸漬
し、ついで水洗・中和することによって得られる活性酸
素捕捉剤、水不溶性ポリフェノールを主成分とする活性
酸素捕捉剤、さらにそれらを使用した活性酸素の除去方
法を明らかにしてきた。しかし、これら個々の捕捉剤あ
るいは組み合わせ捕捉剤でもタバコ等の煙、車等の燃焼
排気および大気の活性酸素の捕獲は困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、気体
中の活性酸素の捕獲方法を提供することにある。本発明
の他の目的は、タバコ等の煙、車等の燃焼排気および炎
天下の大気などの気体中に発生し、存在する活性酸素を
捕獲する方法に関する。本発明のさらに他の目的は、閉
じられた空間内の雰囲気中に発生した活性酸素を捕獲し
て該空間内の雰囲気を清浄にする方法を提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は、気体中の活性酸素の
存在量を測定して気体の活性酸素による汚染状態を評価
する方法を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、気体中の活性
酸素捕獲用フィルターを提供することにある。本発明の
さらに他の目的は、本発明の上記フィルターを備えたマ
スクを提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、本発明の上記フィルターを備えた空気調節機および
空気清浄機を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、本発明の上記フィルターを備えたタバコを提供
することにある。本発明のさらに他の目的および利点
は、以下の説明から明らかになろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、活性酸素を含有する
気体を、OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂または
それとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂と接触
せしめることを特徴とする気体中の活性酸素の捕獲方法
によって達成される。
【0013】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第2に、閉じられた空間内の活性酸素を含有す
る気体を、OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂また
はそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂と接
触せしめて閉じられた空間内の気体から活性酸素を除去
することを特徴とする気体の清浄化方法によって達成さ
れる。
【0014】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第3に、活性酸素の存在する恐れのある気体
を、OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂またはそれ
とハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂と接触せし
め、そして該樹脂に捕捉された活性酸素の量を求めるこ
とを特徴とする、気体の活性酸素による汚染状態を評価
する方法によって達成される。
【0015】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第4に、OH型四級アミンを有する強塩基性樹
脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
脂からなることを特徴とする、気体中の活性酸素除去剤
によって達成される。本発明によれば、本発明の上記目
的および利点は、第5に、OH型四級アミンを有する強
塩基性樹脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応
生成物樹脂の、気体中の活性酸素を除去するための使用
によって達成される。
【0016】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第6に、OH型四級アミンを有する強塩基性樹
脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
脂を含有することを特徴とする、気体中の活性酸素を除
去するためのフィルターによって達成される。本発明に
よれば、本発明の上記目的および利点は、第7に、OH
型四級アミンを有する強塩基性樹脂またはそれとハイド
ロジェンドナーとの反応生成物樹脂を含有するフィルタ
ーを備えたマスクによって達成される。
【0017】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第8に、OH型四級アミンを有する強塩基性樹
脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
脂を含有するフィルターを備えた空気調節機によって達
成される。
【0018】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第9に、OH型四級アミンを有する強塩基性樹
脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
脂を含有するフィルターを備えた空気清浄機によって達
成される。本発明によれば、本発明の上記目的および利
点は、第10に、OH型四級アミンを有する強塩基性樹
脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
脂を含有するフィルターを備えたタバコによって達成さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】本明細書中、活性酸素(X)とは
2・-、H22、HO・、HOO・、ROOH、RO・
及びROO・を指す。これらの活性酸素は、食品、生
体、煙等中ではXY、XZとして発生し、存在してい
る。ハイドロジェンドナー(Y)はハイドロジェン(H
・)、プロトン(H+)、エレクトロン(e-)供与体で
あり、その例としてはカテキン類、タンニン類、メラノ
イジン、没食子酸、フラボノイド、アントシアニン等が
拳げられる。また、メディエーター(Z)としては、例
えばアセトアルデヒド、炭酸塩、ヘム・ノンヘムタンパ
ク質、四級アミン等の他、生体の皮膚、消化器、呼吸
器、心臓、血管、眼、脳、骨髄、生殖器、血清などを挙
げることができる。これらの単独、組み合わせによる相
乗効果、ミネラル等による増幅効果があることも既に明
らかにしてある。
【0020】本発明の気体中の活性酸素の捕獲方法にお
いて、OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂はいわゆ
る強塩基性アニオン交換樹脂として知られる樹脂の四級
アミンが水酸基(OH)型となっている樹脂のことであ
る。強塩基性アニオン交換樹脂は、四級アミンとして、
例えば下記式
【0021】
【化1】 ここで、Rは樹脂骨格を構成する有機基であり、例えば
スチレンポリマーあるいはスチレン/ジビニルベンゼン
コポリマーからなる骨格を表している、で表される基を
有している。OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
は、上記Cl型四級アミンを有する強塩基性アニオン交
換樹脂を、水酸化アルカリ水溶液例えば1N苛性ソーダ
水溶液で処理し、中性になるまで水洗することにより調
製することができる。
【0022】強塩基性アニオン交換樹脂は、例えばアン
バーライト(Amberlite)IRA;ダイアノン
(Dianon)SA;ダウエックス(Dowx)I;
デュオライト(Duolite)A;AG1、AG M
P−1およびAG2(バイオ−ラド ラボラトリーズ
社)の商品名で市販品として入手できる。これらは通常
粉末ないし粒状物として入手できる。
【0023】OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂と
ハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂は、OH型四
級アミンを有する強塩基性樹脂とハイドロジェンドナー
例えば没食子酸とを水中で攪拌下に接触させることによ
り容易に調製することができる。反応生成物樹脂は四級
アミンの水酸基(OH-)がハイドロジェンドナーのア
ニオン例えば没食子酸アニオンで置換された構造を持つ
ものと信じられる。
【0024】タバコの煙が拡散した空気中には活性酸素
Xが存在する。タバコの煙が拡散した空気は活性酸素を
含有する気体である。タバコの煙が活性酸素を含有する
ことは、ジャパンフードサイエンス 39(2)13−
20(2001)で明らかにされている。すなわち、紙
巻きタバコの煙を注射器で捕集して1mlの10Nギ酸
溶液にバブリングし、その25μlをPhoton−H
PLCで分解した結果、タバコ1本当り過酸化水素(H
OOH)換算で28.6μg〜335.2μgに相当す
る活性酸素Xを含み、これらを水に捕獲してその消去発
光を調べた結果XYおよびXZとして存在していること
が明らかにされている。
【0025】OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂が
前記XYZ系活性酸素消去発光において、各試薬とどの
ように作用するかを次のようにして調べた。発光の測定
は、CCDカメラNo.1により10分間の発光を累積
して行った(感度8.5)。
【0026】X試薬として、2%過酸化水素(H22
水溶液、Y試薬として、10%のアセトアルデヒド(M
eCHO)水溶液に没食子酸(GA)を飽和溶解させた
もの、Z試薬として、10%MeCHO水溶液にKHC
3を飽和溶解させたものを使用した。
【0027】喫煙後のタバコのフィルターを薄く輪切り
にし、マルチプレートのウエルに入れ、上記X試薬、X
試薬とY試薬(以下XY試薬という)またはX試薬とZ
試薬(以下XZ試薬という)を各X、YおよびZ試薬1
mlずつ加え、発光の測定を行った。その結果、OH型
四級アミンを有する強塩基性樹脂はZ(XY試薬により
検出)として8000輝度(cd/m2)、Y(XZ試
薬により検出)およびYZ(X試薬により測定)として
60輝度を示した。すなわち、XはYかZに吸着するこ
とから、この樹脂は相当量のXおよびXYを捕獲でき、
さらにある程度のXZも捕獲できることがわかる。
【0028】また、同様にして、OH型四級アミンを有
する強塩基性樹脂とハイドロジェンドナーとの反応生成
物樹脂のXYZ系活性酸素消去発光についても調べた。
反応生成物樹脂として没食子酸をハイドロジェンドナー
とした樹脂の場合、CCDカメラNo.1による10分
間の発光検出(感度8.0)で、Y(XZ試薬で検出)
として8000輝度(cd/m2)を示した。XはZと
同様にYにも吸着することから、この樹脂も活性酸素X
を捕獲できることがわかる。
【0029】以上より、OH型四級アミンを有する強塩
基性樹脂はZとして活性酸素XYを捕獲するX捕獲剤で
あり、他方該樹脂とハイドロジェンドナーとの反応生成
物樹脂はYとして活性酸素XZを捕獲するX捕獲剤であ
ることがわかる。
【0030】活性酸素を含有する気体中の活性酸素を上
記樹脂で捕獲するには、活性酸素を含有する気体を上記
樹脂と接触させればよい。具体的には、該樹脂を充填し
た筒に該気体を通じることにより活性酸素を捕獲するこ
とができる。活性酸素を含有する気体を生じる活性酸素
の発生源としては、上記の如く、タバコの煙、車の燃焼
排気、ゴミの燃焼ガスあるいは加熱された大気等が挙げ
られる。
【0031】本発明の活性酸素の捕獲方法を、閉じられ
た空間内の気体に対し適用するとき、閉じられた空間内
から活性酸素を除去することができ、閉じられた空気内
の気体を清浄にすることができる。
【0032】さらに、本発明の活性酸素の捕獲方法を、
活性酸素の存在する恐れのある気体に適用して、樹脂に
捕捉された活性酸素の量を求めると、該気体の活性酸素
による汚染状態を評価することができる。樹脂に捕捉さ
れた活性酸素の量は、XYZ系活性酸素消去発光等によ
り求めることができる。
【0033】本発明において用いられる上記OH型四級
アミンを有する強塩基性樹脂および上記反応生成物樹脂
は、上記の如く、気体中の活性酸素除去のために使用で
き、活性酸素除去剤として作用する。従ってこれらの樹
脂を含有するフィルターは気体中の活性酸素を除去する
ためのフィルターとして使用することができる。
【0034】このようなフィルターは、例えば粉粒状の
上記樹脂を繊維状フィルター素材に担持させたり(例え
ば活性炭入りタバコフィルターのように)あるいは面状
フィルター片の間に担持させたり(例えば活性炭入り防
毒マスクのように)あるいは上記樹脂自体を繊維状に成
形し、フィルターとしたり、あるいは上記樹脂自体を不
織布に成形し、フィルターとすることにより調製するこ
とができる。
【0035】このようなフィルターは、生体に種々の障
害を与えることが知られている活性酸素を、大気中から
取り込むのを防止するため、マスクとして使用すること
ができ、空気清浄機や空気調節機(いわゆるエアコン)
に取り付けることにより、循環する空気中に存在する活
性酸素を除去して室内の空気を清浄に保つことができ
る。また、このようなフィルターを取り付けたタバコ
は、喫煙時、活性酸素の発生源であるタバコの煙から直
接活性酸素を除去することを可能とするため、喫煙者が
直接活性酸素を生体中に取り入れるのを防止するだけで
なく、喫煙者がタバコの煙から呼気として大量の活性酸
素を大気中に放出するのを防止することも可能となる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
する。 (1)装着フィルターによるタバコの煙X捕獲と消去発
光:ピンセットで市販紙巻きタバコから装着フィルター
を抜き取り、皮膚用ハサミで細切りにし、XYZ系活性
酸素消去発光を調べてみた。輝度の測定にはCCDカメ
ラNo.1により感度8.0で10分間発光を検出して
行った。また、X試薬として2%過酸化水素水溶液、Y
試薬として10%MeCHO水溶液にGAを飽和溶解さ
せたもの、Z試薬として10%MeCHOおよびBuO
H水溶液に、KHCO3を飽和溶解させたものを用い
た。その結果、XZ試薬でYとして15輝度の消去発光
がみられ、XYおよびX試薬によるZおよびYZとして
の発光も僅かに(いずれも3輝度)観察された。従っ
て、この装着フィルターによる煙Xのある程度の捕獲が
期待される。
【0037】装着フィルターには活性炭が含まれている
ものもあることから、通常の装着フィルターと活性炭含
有装着フィルターのタバコを喫煙してみると、喫煙後の
フィルターにはタール系と思われる色素が吸着し、黄褐
色に変色していた。これらのフィルターを細切りにして
Xの消去発光を調べてみた結果、両フィルターともZ試
薬によるXY発光として120輝度、Y試薬によるXZ
発光として70輝度、水によるYXZ発光として30輝
度が観察された。活性炭による差異はみられなかった
が、明らかにタバコ煙のXは装着フィルターで捕獲され
ていることがわかった。しかし、捕獲の程度は明らかで
ない。なお、この場合の輝度の測定はCCDカメラN
o.1により感度10で20分間発光を検出して行っ
た。試薬としては上記試薬と同じものを用いた。
【0038】(2)OH型四級アミンを有する強塩基性
樹脂(AG1×8):タバコ煙等のX捕獲からその消去
機構を探るため、そのOHフォームのXYZ系活性酸素
消去発光を再度調べてみた。その結果、予想通りXY試
薬でZとして8000輝度もの発光が観察され、XZお
よびX試薬によるYおよびYZとして60輝度の発光も
観察された。すなわちXはYかZに吸着することから、
この樹脂は相当量のX、XYを、ある程度のXZも捕獲
できることを意味している。なお、この場合の輝度の測
定は、CCDカメラNo.1により感度8.5で10分
間発光を検出して行った。試薬としては上記試薬と同じ
ものを用いた。
【0039】(3)OH型AG1×8樹脂フィルターに
よるタバコの煙Xの捕獲とその消去発光:市販紙巻きタ
バコからピンセットで装着フィルターを抜き取り、その
1/4を輪切りして再度紙巻きタバコに装着し、その上
にOH型AG1×8樹脂を充填した。さらにフィルター
1/4を蓋のように装着して新規フィルターを作成し
た。このタバコを喫煙した後、新規フィルターを細切り
にして混和し、捕獲Xの消去発光を観察した。その結
果、Z試薬によるXYとして400輝度、水によるYX
Zとして330輝度、Y試薬によるXZとして250輝
度の発光が観察された。その合計980輝度に相当する
Xを新規フィルターが捕獲したことを意味し、30輝度
が1mMHOOHに相当することから、約33mMHO
OHに相当するXを捕獲したことになる。驚異的捕獲量
である。
【0040】ZはOHフォーム樹脂そのものであるか
ら、Y試薬でXZとして発光するXは遊離Xに由来す
る。その吸着量は250輝度で全吸着量の約25%に相
当する。このように遊離Xが意外に多いことは注目に値
する。なお、この場合の輝度の測定および試薬は、
(1)の場合と同じである。
【0041】次に、タバコ1本の煙X量と新規フィルタ
ーの捕獲量を概算するために、タバコ部位を4/4、3
/4、2/4、1/4にして前述同様に捕獲し、その消
去発光を試みた。その結果、タバコ部位4/4、3/
4、2/4ではXYとして500輝度、YXZとして2
50輝度、XZとして120輝度とほぼ同じであった
が、タバコ部位1/4ではいずれもほぼ半分の発光であ
った。この結果から、新規フィルターの捕獲限界量は8
70輝度であり、タバコ1本の煙X量、または燃焼X発
生量は870×2輝度と概算できる。なお、この場合の
輝度の測定および試薬は、(1)の場合と同じである。
【0042】(4)Y・X・Zとしての捕獲と消去機
構:新規フィルターはタバコの燃焼発生Xを[Y・X・
Z]として捕獲していることがわかった。そこで、次に
水、10%アセトアルデヒド、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールによるその消去発光を次
のようにして試みた。喫煙後の新規フィルターを細切り
してマルチプレートの各ウエル底に敷き、各溶媒を1m
lずつ加え、消去発光を観察した。その結果、水からエ
タノールまでは250(水)、500(10%アセトア
ルデヒド)、660(メタノール)、750(エタノー
ル)輝度と発光が強くなり、プロパノール、ブタノール
ではそれぞれ660、550輝度と弱くなった。すなわ
ち、エタノールで最も効率よいXの消去発光が達成され
ることがわかった。この発光は[Y・O−O・Z]のO
−O解裂に起因するものと考えられる。その光エネルギ
ーへの変換が注目される。従って、酸素からXの発生を
経て、その消去発光は図1のようにまとめることができ
る。酸素が還元されて遊離Xが発生して、YかZに吸着
し、YかZでサンドイッチ化[Y・X・Z]した後、
水、アルコールで消去発光すると考えられる。
【0043】(5)捕獲器と車の排気Xの捕獲:新規フ
ィルターにより発生Xの捕獲が可能となったことから、
図2に示す簡易捕獲器を作成した。乾電池式コンパクト
クリーナー(Panasonic BH−665)の吸
引口を伸ばし、そこに底を切り取ったゴムスポイトを図
に示すように被せ、ビニールテープで固定した。そのス
ポイトの先に新規フィルターを取り付け、吸引すること
により簡便にXを捕獲することができる。
【0044】早速、ガソリン車のエンジンをスタート
し、その排気口で、簡易X捕獲器で数分間捕獲し、その
消去発光を試みた。その結果、水とZ試薬ではほとんど
発光がみられなかったが、Y試薬ではXZとして少なく
とも60輝度以上、500輝度の発光を観察することが
できた。しかし、Y試薬を加えた時に気泡と褐変反応が
生じることからタバコの煙等の捕獲には適しているが、
発生遊離Xの捕獲には改良が必要であるものと思われ
る。なお、この場合の輝度の測定および試薬は、(1)
の場合と同じである。
【0045】(6)GAフォームAG1×8樹脂のXY
Z系活性酸素消去発光:OH型のAG1×8樹脂は感度
8.5で8000cd/m2/10min(輝度、以後
このように表現す)の見事なZで、Xの吸着効率は抜群
であることがわかった(上記(2)参照)。このOH型
のAG1×8樹脂は選択的にY成分を吸着することも既
に報告した(ジャパンフードサイエンス 39(12)
17−24(2000)。この選択的吸着に着目して、
没食子酸(GA)を吸着させたGA型AG1×8樹脂を
作成した。そのXYZ系活性酸素消去発光を調べた結
果、予想通りXZ試薬でYとして8000cd/m2
10min(感度8.0)もの発光が観察された。Xは
Z同様にYにも吸着することから、この樹脂も発生X捕
獲素材として用いられる。OH型AG1×8樹脂はZと
してのX捕獲素材であり、GA型AG1×8樹脂はYと
してのX捕獲素材である。なお、この場合の試薬は
(1)の場合と同じである。
【0046】(7)GA型AG1×8樹脂による車の排
気Xの捕獲:OH型AG1×8樹脂同様にGA型AG1
×8樹脂でフィルターを作成し、簡易X捕獲器に付け、
ガソリン車(PICO 650cc)の燃焼排出Xの捕
獲を試みた。アイドリング中の排出口から15、30、
45秒間、フル回転の排出口から15秒間捕獲した。捕
獲したXの消去発光を調べた結果、15秒間の捕獲Xは
Z試薬でXYとして70cd/m2/20min(感度
10)と明らかな消去発光が観察された。捕獲時間が3
0、45秒と長くなるにつれ発光も強くなり、フル回転
15秒間では120cd/m2/20min(感度1
0)もの発光がみられた。しかし、水、Y試薬では発光
がみられないことから遊離Xを捕獲していることは明ら
かである。なお、この場合の試薬は(1)と同じであ
る。
【0047】(8)周囲のXの捕獲とその消去発光:手
始めに周囲のXの捕獲とその消去発光をガソリン車同様
に調べてみた。その結果、ブランクに相当するフィルタ
ーそのもののZ試薬によるXYとしての30cd/m2
/20min(感度10)であったが、オイルライター
の炎上15秒間で35cd/m2/20min、実験台
15分間で60cd/m2/20min、湯沸器上数分
間で70cd/m2/20min、ガスコンロ上15分
間で80cd/m2/20minと明らかな消去発光が
観察された。周囲の大気中に遊離Xが発生し、存在して
いることは予想外のことで、環境との関係で注目に値
し、強いインパクトを与えることになる。さらに捕獲場
所を変えて同様に調べた結果、スナック中で15分間、
バス操車場での15分と30分間の捕獲で60cd/m
2/20minもの明らかな消去発光が観察された。遊
離Xはどのようにして発生し、空中でどのようにして存
在しているのか興味の引かれることである。なお、この
場合の試薬は(1)と同じである。
【0048】(9)異なる場所でのXの捕獲とその消去
発光:異なる場所でのXの捕獲(1時間)とその消去発
光を(8)と同様に調べてみた。その結果、空調設備が
整ったホテル宴会場と発明者の教授室ではブランク並の
30、40cd/m2/20min(感度10)であっ
たが、千歳空港、木材チップ発酵浴槽(58℃)、小樽
車道脇駐車場では120、140、240cd/m2
20minと明らかに高い捕獲X消去発光が観察され
た。発生源は、加熱と排気ガスと思われる。なお、この
場合使用したZ試薬は(1)の場合と同じである。
【0049】(10)東北大学農学部構内でのXの捕獲
とその消去発光:温度の異なる東北大学農学部構内での
Xの捕獲(1時間)とその消去発光を前述同様に調べて
みた。その結果、空調なしの教授室では70cd/m2
/20min(感度10)であり、樹木の下1、2で
は、80cd/m2/20minであったが、炎天下の
コンクリート脇ではその倍である140cd/m2/2
0minであった。Xの発生と温度は微妙な関係にある
ことが示唆される。この場合に用いたZ試薬は(1)と
同じである。
【0050】(11)加熱オーブン排気口からのXの捕
獲とその消去発光:Xの発生と温度には微妙な関係があ
りそうなことから、加熱オーブン内を空にし、その排気
口からのXの捕獲(15分間)とその消去発光を試み
た。その結果、ブランクではZ試薬によるXYとしての
30cd/m2/20min(感度10)であったが、
オーブンの温度を50、100、150、200℃と上
げるに従い、40、70、90、120cd/m2/2
0minと直線的に強くなる消去発光が観察された。こ
のことは予想外のことで、空中酸素が加熱によってX化
していることを意味している。
【0051】これまでの結果から、XYZ系活性酸素消
去発光におけるYの作用機構を図3にまとめた。図から
も明らかなようにYは活性酸素の発生と消去の2面性を
有している。GA型AG1×8樹脂はバナナ、茶類同様
に強力なYであり、Xの発生・吸着剤でもあり、Zとの
共存では消去剤でもある。従って、GA型AG1×8樹
脂フィルターは発生Xを捕獲すると同時に酸素をX化し
吸着している可能性も否定することはできない。従っ
て、Xの捕獲に関してはさらなるデータの集積が必要で
ある。
【0052】Xの発生と存在様式を整理して図4に示し
た。遊離Xはガソリン車、都市ガス、ライター、燃焼等
で発生し、お茶類、バナナ、植物素材では主にXYとし
て、疾病患者の血清ではXZとして、加熱食品、コーヒ
ーではXYとXZとして、煙、特にタバコの煙では発生
X、XYおよびXZとしてそれぞれ存在している。酸素
は空気の主要成分(20.8体積%)で、化合物として
は水、土砂、岩石などの成分として存在し、その量は地
殻、大洋および大気の全量の50%に達する。存在量は
地球上第一位である。一般的には酸化時に発熱を伴うた
め、酸化がますます速まる。大気中の酸素は燃料の燃焼
には不可欠である。この途中の活性酸素Xを捕獲し、定
量化することは環境の修復、健全な生活を営む上で最も
重要で、基本的なことのように思われる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、以上のとおり、タバコ
の煙等中の活性酸素をOH型四級アミンを有する強塩基
性樹脂あるいはそれとハイドロジェンドナーとの反応生
成物樹脂で有利に捕獲することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】XYZ機構を説明する図である。
【図2】簡易X捕獲器の説明図である。
【図3】Yの作用機構を説明する図である。
【図4】Xの発生と存在様式をまとめた図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉城 由美子 宮城県仙台市青葉区花京院2−2−38− 702 Fターム(参考) 4B045 AA45 AB16 BB01 BC12 4C080 AA07 BB02 CC02 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM28 QQ11 4D019 AA10 BA11 BB03 BB13 BC05 CB04 4D020 AA02 BA16 BA19 BB07 CA02 CC21 CD02 4G066 AC33B AD06B AD20B AE10B AE10C CA37 DA02 DA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性酸素を含有する気体を、OH型四級
    アミンを有する強塩基性樹脂またはそれとハイドロジェ
    ンドナーとの反応生成物樹脂と接触せしめることを特徴
    とする気体中の活性酸素の捕獲方法。
  2. 【請求項2】 閉じられた空間内の活性酸素を含有する
    気体を、OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂または
    それとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂と接触
    せしめて閉じられた空間内の気体から活性酸素を除去す
    ることを特徴とする気体の清浄化方法。
  3. 【請求項3】 活性酸素の存在する恐れのある気体を、
    OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂またはそれとハ
    イドロジェンドナーとの反応生成物樹脂と接触せしめ、
    そして該樹脂に捕捉された活性酸素の量を求めることを
    特徴とする、気体の活性酸素による汚染状態を評価する
    方法。
  4. 【請求項4】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    からなることを特徴とする、気体中の活性酸素除去剤。
  5. 【請求項5】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    の、気体中の活性酸素を除去するための使用。
  6. 【請求項6】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    を含有することを特徴とする、気体中の活性酸素を除去
    するためのフィルター。
  7. 【請求項7】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    を含有するフィルターを備えたマスク。
  8. 【請求項8】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    を含有するフィルターを備えた空気調節機。
  9. 【請求項9】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹脂
    またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹脂
    を含有するフィルターを備えた空気清浄機。
  10. 【請求項10】 OH型四級アミンを有する強塩基性樹
    脂またはそれとハイドロジェンドナーとの反応生成物樹
    脂を含有するフィルターを備えたタバコ。
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