JP4958706B2 - 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム - Google Patents

印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4958706B2
JP4958706B2 JP2007251314A JP2007251314A JP4958706B2 JP 4958706 B2 JP4958706 B2 JP 4958706B2 JP 2007251314 A JP2007251314 A JP 2007251314A JP 2007251314 A JP2007251314 A JP 2007251314A JP 4958706 B2 JP4958706 B2 JP 4958706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
post
processing
print
job
print job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007251314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009078513A (ja
Inventor
真之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007251314A priority Critical patent/JP4958706B2/ja
Priority to US12/236,370 priority patent/US8634758B2/en
Publication of JP2009078513A publication Critical patent/JP2009078513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4958706B2 publication Critical patent/JP4958706B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5016User-machine interface; Display panels; Control console
    • G03G15/502User-machine interface; Display panels; Control console relating to the structure of the control menu, e.g. pop-up menus, help screens
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5075Remote control machines, e.g. by a host
    • G03G15/5083Remote control machines, e.g. by a host for scheduling
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00109Remote control of apparatus, e.g. by a host

Description

本発明は、印刷処理の実行に伴って後処理を行うジョブを受付可能な印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラムに関する。
近年、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置を利用したPOD(Print On Demand)印刷システムが提案されている(特許文献1参照)。このようなPOD印刷システムにより、オフセット印刷には必要な版下作成やその他複雑な作業が不要になる。
米国特許出願公開US−2004−0190057号明細書
しかしながら、POD印刷システムの製品実用化を目指すことを想定してみると、まだまだ検討の余地が残されていると考える。
例えば、従来の印刷システムでは、印刷システムにより受け付けられる複数のジョブの生産性を考慮した様々な要求が操作者からなされる可能性がある。特に、印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段に係る要望が今後なされる可能性がある。より具体的には、該印刷手段による印刷処理を行うのに伴って当該後処理手段による後処理を行う対象となるジョブから当該後処理を分離したいといった要望がなされる可能性がある。
しかしながら、現状、このような要望自体がないこともあって何ら対策がとられていない状況にある。
そこで、本発明は、このような要望に対処した製品実用化を目指した仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷システムは、印刷手段による印刷処理を行うのに伴って後処理を行う対象となる印刷ジョブであって、前記印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段によって前記後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記印刷ジョブから前記後処理を分離するための後処理分離指示をユーザインタフェースを介して受け付ける指示受付手段と、前記後処理分離指示を受け付けなかった場合、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させるのに伴って当該ジョブにて必要な後処理を前記特定種類の後処理手段により実行させるよう制御し、前記後処理分離指示を受け付けた場合は、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させる一方で当該印刷処理を実行するのに伴って前記特定種類の後処理手段による後処理を実行しないよう制御するジョブ制御手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷システムの制御方法は、印刷手段による印刷処理を行うのに伴って後処理を行う対象となる印刷ジョブであって、前記印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段によって前記後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けることができるように構成された印刷システムの制御方法であって、前記印刷ジョブから前記後処理を分離するための後処理分離指示をユーザインタフェースを介して受付可能にし、前記後処理分離指示を受け付けなかった場合、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させるのに伴って当該ジョブにて必要な後処理を前記特定種類の後処理手段により実行させるよう制御し、前記後処理分離指示を受け付けた場合は、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させる一方で当該印刷処理を実行するのに伴って前記特定種類の後処理手段による後処理を実行しないよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、印刷手段から搬送される印刷媒体を受取可能な後処理手段に係る今後発生しうる要望に対処した仕組みを提供できる。例えば、該印刷手段による印刷処理を行うのに伴って該後処理手段による後処理を行う対象となるジョブから当該後処理を分離したいといった要望に対処した仕組みを提供できる。このように製品実用化に向けた利便性及び/又は柔軟性及び/又は生産性に富んだ印刷システムの提供に貢献できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る印刷システムが適用されたDTPシステムの一例を示すシステム構成図である。
図1において、DTP(デスクトップパブリッシング)システムは、クライアントPC1801と、クライアントPC1801にネットワーク1809を介して接続されたプリンタ1803(印刷装置または画像形成装置)とを備える。プリンタ1803には、当該プリンタ1803で印刷された印刷用紙に対して中綴じ製本等の後処理を行うインラインフィニッシャ1803a(第1タイプの後処理装置)がインライン接続されている。インライン接続とは、プリンタ1803と同一の印刷用紙の搬送路(紙パス)で接続された状態をいう。
ネットワーク1809には、ニアラインフィニッシャ1804(第2タイプの後処理装置)と、フィニッシャシステム1807が接続されている。ネットワーク1809はIPネットワークであり、接続される機器はIPをサポートする。ネットワーク1809に接続された各デバイスは互いに通信可能に構成されている。
また、DTPシステムは、ネットワーク1809に接続されていないオフラインフィニッシャ1802(第2タイプの後処理装置)を備える。
フィニッシャシステム1807は、2台のニアラインフィニッシャ1805,1806と、コントローラ1811と、これらを互いに接続するネットワーク(または専用線)1810とで構成される。このように、コントローラ1811を介してネットワーク1810に接続しているフィニッシャもニアラインフィニッシャと呼ばれる。なお、図示では、2台のニアラインフィニッシャ1805,1806がネットワーク1810に接続されているがこれに限定されず、1台であっても3台以上であってもよい。また、ネットワーク1810に接続された各デバイスは互いに通信可能に構成されている。
プリンタ1803は、プリント機能のみならず、スキャン機能や複写機能、ファクシミリ通信機能、ファイリング機能等の複数の機能を有するMFP(マルチファンクションプリンタ)であるが、プリント機能のみを有するプリンタであってもよい。クライアントPC1801は、情報処理装置またはプリンタを制御する機能を有する印刷制御装置から成る。
ここでインラインフィニッシャ、オフラインフィニッシャ、ニアラインフィニッシャについて、フィニッシャに対する制御方法の観点から説明する。
インラインフィニッシャとは、単体でホストコンピュータ(例えば、クライアントPC1801)と通信することができず、例えば、プリンタと同一の用紙搬送路で接続された後処理装置である。プリンタから搬送される印刷用紙に対してフィニッシャにおいて行う処理内容(例えば、製本処理)はプリンタから設定される。この処理内容は、後処理の設定情報により決定される。
また、クライアントPC1801等の情報処理装置上で動作するプリンタドライバを用いて、プリンタのオプション構成としてインラインフィニッシャを設定してもよい。これにより、インラインフィニッシャでの処理内容が指定された印刷ジョブ(特定種類の印刷ジョブ)を生成することができる。
オフラインフィニッシャとは、外部装置と通信する手段を持たない(オフライン状態)ものである。かつ、フィニッシャにおいて行う処理内容がフィニッシャにおいて設定されるものである。例えば、オフラインフィニッシャの操作部から処理内容をユーザ(又はオペレータ)が設定したり、後処理の対象用紙に印刷されたバーコード等の印刷情報を読み取って自動的に処理内容を設定したりすることができる。
ニアラインフィニッシャとは、外部装置と通信する手段を備え、フィニッシャにおいて行う処理内容を、フィニッシャの操作部から入力可能なだけでなく、ネットワークを介して別の機器、例えばホストコンピュータからジョブチケットとして入力できるものである。
次に、インラインフィニッシャ、オフラインフィニッシャ、及びニアラインフィニッシャの特徴を印刷用紙の搬送経路の観点から説明する。以下に説明する内容は一般的な特徴であり、理解を助ける目的であって、これに限定されるものではない。
インラインフィニッシャは、プリンタとフィニッシャとが物理的に接続されており、プリンタの印刷出力した紙が搬送経路を通ってフィニッシャに速やかに送られる。オフラインフィニッシャは、プリンタとは物理的に接続されておらず、プリンタの印刷出力した紙は台車やトレイ、ベルトコンベアなどで一旦バッファされ、その後にフィニッシャの入力部にセットされる。
ニアラインフィニッシャは、オフラインフィニッシャと同様に、印刷出力された紙が一旦バッファされた後にその入力部にセットされるが、前述したように、処理内容(ジョブチケット)を通信手段を介して入力することができる。また、インラインフィニッシャが、ホストコンピュータ等の外部機器と通信するための通信部を備え、この通信部を介して後処理指示をジョブチケットとして入力可能にして、ニアラインフィニッシャとして動作することも可能である。
図2は、図1のプリンタ1803の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プリンタ1803は、画像読み取りを行うスキャナ部と画像データを画像処理するスキャナIP部とを含むスキャナ入力部1914と、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部1913とを備える。また、プリンタ1803は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をコンピュータ等とやりとりするためのNIC(Network Interface Card)部1912を備える。また、他のプリンタなどの外部デバイスとの情報交換を行う専用I/F部1911も備える。また、プリンタ1803は、印刷データの送信元であるコンピュータ等とのUSB I/F部1910とを備える。
ジョブ制御部1901は、例えば、不図示のプロセッサ及びRAM、ハードディスク等を有し、所定のプログラムをプロセッサで実行する。また、ジョブ制御部1901は、プリンタ1803の使われ方に応じて、画像信号を一時保存したり、経路を決定したりする制御を行う。
また、ジョブ制御部1901は、スキャナ入力部1914からの画像データやFAX部1913を介して入力されたファクシミリジョブの画像データやNIC部1912を介して入力されたコンピュータ等の外部装置からの画像データ等に対する処理が可能である。さらに、ジョブ制御部1901は、専用I/F部1911を介して入力された他のプリンタからの画像データに対する処理が可能である。それら画像データは、例えば、ハードディスクに一時格納された後に読み出され、プリンタ部1905等に転送される。プリンタ部1905に転送された画像データはプリント処理(印刷処理)される。
画像データには、ビットマップデータに限らず、画像を描写可能に記述されたデータが含まれる。例えば、画像データとしてPDLデータを受信した場合、該PDLデータがPDL部1903により印刷可能な形式のデータに変換され、そのデータに画像処理部1904により必要な画像処理が施される。画像処理が施されたデータがプリンタ部1905によりプリント処理される。
操作部1902は、不図示の操作キーやボタン、表示手段であるLCD(Liquid Crystal Display)等を備え、ユーザからの指示を受け付けたり、保存された複数の印刷ジョブの一覧表示を行う。プリンタ1803内に保存された印刷ジョブは、クライアントPC1801で生成され、ネットワーク1809を介して受信したものであったり、操作部1902を介して指示されたものである。
ジョブ制御部1901は、操作部1902を介して受け付けたユーザからの指示により、ハードディスクから読み出した画像データをコンピュータや他のプリンタ等の外部装置に転送可能に制御する。また、ジョブ制御部1901は、圧縮伸張部1909で圧縮された文書を文書格納部1908に保存し管理することもできる。
ユーザは、使用可能なフィニッシャへの設定等を操作部1902により行うことが可能である。使用可能なフィニッシャは、プリンタ部1905にインライン接続されたインラインフィニッシャ1803aに加えて、NIC部1912を介して接続されたニアラインフィニッシャ1804がある。共通データベース(DB)1907には、後述する後処理の設定情報が保存される。
フィニッシャには、その機能によって多種多様なフィニッシャがある。本実施の形態では、インラインフィニッシャ1803aやニアラインフィニッシャ1805には中綴じ製本機能を有する中綴じ製本機を、オフラインフィニッシャ1802には図3(a)に示すような断裁機能を有する断裁機を用いている。また、ニアラインフィニッシャ1804には図3(b)に示すようなくるみ製本機を、ニアラインフィニッシャ1806には紙折り機を用いている。
図4は、ニアラインフィニッシャ1804,1805,1806における機能部分の構成を示すブロック図である。なお、図示の構成例は、ニアラインフィニッシャ1804,1805,1806に共通する部分のみである。
ニアラインフィニッシャは、印刷用紙に対して中綴じ製本やくるみ製本、紙折りやステイプルなどの後処理を実行する後処理デバイス2200と、後処理デバイス2200を制御するコントローラ2100とを備える。
コントローラ2100は、制御プログラム実行機能と周辺装置制御機能とを兼ね備えた、フィニッシャ全体を制御するプロセッサ、制御部内部の各構成要素を接続するシステムバス、プロセッサが実行する制御プログラムや各種データ等を格納するROMを備える。また、コントローラ2100は、ジョブチケットなどを保存するRAMを備える。
本実施の形態では、コントローラ2100は、ネットワーク部2101と、記憶装置2102と、ジョブ制御部2103と、操作部2104と、ジョブ制御情報解釈部2105と、デバイス制御部2016とを備える。
ネットワーク部2101は、外部のホストコンピュータやMFPなどの他のネットワーク機器と通信を行い、後処理指示が記述されたジョブチケット(「ジョブ制御情報」とも呼ぶ)を受信する。記憶装置2102は、一時的に情報を保存するDRAMのような一次記憶装置やHDDのような二次記憶装置である。記憶装置2102には、ニアラインフィニッシャの名称、形式、IDなどのプロファイル情報を記憶する領域2102aと、前述のジョブ制御情報などを記憶する領域2102bなどが用意されている。なお、領域2102a,2102bに記憶されるデータは、ジョブ制御部2103内のROM(不図示)に格納されていてもよい。また、これらのデータは、ネットワークを介してプリンタ1803に転送し、プリンタ1803によって読み取られる(或いは予め書き込まれる)ように構成してもよい。このような方法によって、プリンタ1803で得られた印刷物を当該ニアラインフィニッシャやオフラインフィニッシャによって利用する際の後述する各種の制御が実行可能となる。
ジョブ制御部2103は、ニアラインフィニッシャにおいて印刷ジョブの制御を行うプロセッサ(CPU)やメモリ等を有する。操作部2104は、ユーザからのID入力などを受け付ける。
ジョブ制御情報解釈部2105は、入力されたジョブ制御情報を解釈してデバイスを制御できる形式に変換する。フィニッシャを制御するためのジョブ制御情報は後処理設定情報とも呼ばれる。デバイス制御部2016は、後処理デバイス2200を制御する。後処理デバイス2200は、後処理(ポストプレス処理)を行う処理機構であり、例えばくるみ製本機能を実現するためのハードウエアを有する。
図5は、プリンタ1803内の印刷ジョブの制御に関連するモジュールの構成を示すブロック図である。
プリンタ1803は、印刷ジョブ制御部901、印刷ジョブテーブル902、後処理テーブル903、後処理装置の設定情報904、後処理の設定情報905、及び操作部1902を備える。なお、印刷ジョブ制御部901は、ジョブ制御部1901が有する機能の一部である。また、印刷ジョブテーブル902、後処理テーブル903、後処理装置の設定情報904、及び後処理の設定情報905は共通データベース1907に含まれる。
印刷ジョブ制御部901は、ユーザが操作部1902から指示入力した印刷ジョブ(特定種類の印刷ジョブ)の分割、前処理(プリント処理)と後処理に分割された印刷ジョブから後処理を抽出して保存を行う。さらに、印刷ジョブ制御部901は、後処理を実行させる装置の選択、後処理の設定情報の保存等の処理を行う。
印刷ジョブテーブル902には、後述する図6に示す内容の情報が保存される。後処理テーブル903には、後述する図7に示す内容の情報が保存される。後処理装置の設定情報904には、後述する図8に示す内容の情報が保存される。後処理の設定情報905には、後述する図9に示す内容の情報が保存される。
図6は、図5における印刷ジョブテーブル902の内容の一例を示す図である。
印刷ジョブテーブル902には、プリンタ1803で処理可能な印刷ジョブの情報が格納されている。本実施の形態では、印刷ジョブテーブル902の項目として、ジョブID1001、ジョブ名称1002、処理状況処理1003、及び後処理の状態1004が含まれている。例えば、ジョブIDが「002」の欄では、ジョブ名称は「マニュアルB」で、処理状況は「ホールド」、後処理の状態は「分割」である。「ホールド」とは、処理を留めおくという意味である。「分割」は、後処理を前処理と同時に処理せず、印刷ジョブを分割して処理するという意味である。
図7は、図5における後処理テーブル903の内容の一例を示す図である。
本実施の形態では、後処理テーブル903の項目として、後処理ID1101、後処理名称1102、処理状況1103、後処理装置ID1104、及び元印刷ジョブID1105が含まれている。例えば、後処理IDが「002」の欄では、後処理名称は「くるみ製本」で、処理状況は「ホールド」、後処理装置IDは「002」(に相当する装置)で、元印刷IDは「002」(に相当する印刷ジョブ)である。「ホールド」とは、上述したように、処理を留めおくという意味である。
図8は、図5における後処理装置の設定情報904の一例を示す図である。
本実施の形態では、後処理装置の設定情報904の項目として、後処理装置ID1201、装置名称1202、装置形式1203、及び処理状況1204が含まれている。例えば、後処理装置IDが「002」の欄では、装置名称は「くるみ製本B」で、装置形式は「ニアライン」、処理状況は「ジョブ実行可能中」である。
図9は、図5における後処理の設定情報905の一例を示す図である。図示例は、製本機で行われる設定情報を記述したものである。
「FINISHING」タグにおいて、「FinishingType」は製本機の種類を、「Manufacturer」は製造したメーカ名を、「ProductName」は型式を表している。図示では、「ABC社が製造した11ABCという型式の製本機(Type:Bookbinding)」を表している。
「Booklet」や「Cutting」(不図示)といったタグは、それぞれの機種(製本機や裁断機)に固有の能力を記述したタグである。例えば、図9の製本機の設定情報には、「Booklet」タグにおいては、タイプ名として「中綴じ折」が定義されている。また、「Medium」タグにおいては、メディアタイプとして、「Plain」が、メディア重量として「60Kg」と定義されている。さらに、「StapleSpaceInterval」タグには、ステイプル間隔を調整不能(「False」)であり、間隔は100mmであることが定義されている。
なお、本実施形態では、印刷装置又は画像形成装置であるプリンタ1803が印刷システムとして機能する構成を例示しているが、これに限定されるものでもない。例えば、プリンタ1803及びインラインフィニッシャ1803aで構成された装置(又はシステム)が本実施形態における印刷システムとして機能してもよい。このように、本実施形態の印刷システムは、様々な形態のものが包含されるが、本実施形態の印刷システムが具備する以下の仕組みに相当する構成を具備するものであることが望ましい。
例えば、本実施形態の印刷システムとして機能するプリンタ1803は、印刷手段から搬送される印刷媒体を受取可能な特定種類の後処理手段に係る今後発生しうる要望に対処した仕組みを提供できるように構成されている。特に、プリンタ1803は、該印刷手段による印刷処理を行うのに伴って該後処理手段による後処理を行う対象となるジョブから当該後処理を分離したいといった要望に対処した仕組みを提供できるように構成されている。このプリンタ1803のように、製品実用化に向けた利便性及び/又は柔軟性及び/又は生産性に富んだ印刷システムの提供に貢献できる印刷装置及び/印刷システムであることが望ましい。
また、本実施形態では、プリンタ部1905が印刷手段として機能する構成を例示している。そして、この印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段としてインラインフィニッシャ1803aが機能する構成を例示している。また、前述の後処理とは、プリンタ部1905によって印刷処理が施された印刷物(例えば、印刷用紙などの各種印刷媒体)に対して実行される対象となるフィニッシング処理(加工処理)を意味する。例えば、本実施形態の印刷システムではサポートしている、ステイプル、穴あけ、断裁、中綴じ製本、くるみ製本や天糊製本などの糊付け製本といった各種のフィニッシングは、この後処理の具体例である。但し、これらの実施形態については、例示的なものであってこれに限定されるものでもない。
また、本実施形態の印刷システムは、上述の各種効果を得るための仕組みとして以下に示す構成要件を具備している。
例えば、印刷システムに相当するプリンタ1803は、プリンタ部1905による印刷処理を行うのに伴ってインラインフィニッシャ1803aによって後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けるためのジョブ受付手段を具備している。本実施形態では、スキャナ入力部1914、FAX部1913、NIC部1912、専用I/F部1911、USBI/F部1910等の印刷対象となる印刷データを入力するユニットが当該ジョブ受付手段として機能する構成を例示する。また、処理対象となるジョブに係る各種コマンドをユーザ入力するために利用される操作部1902やPC1801のモニタやポインティングデバイスといったユーザインタフェースも当該手段としての役目を果たす。なお、これらも例示的なものであってこれに限定されるものでもない。但し、プリンタ1803のように、プリンタ部1905による印刷処理を行うのに伴ってインラインフィニッシャ(特定種類の後処理手段に相当)1803aによる後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けるジョブ受付手段を具備することが望ましい。
そして、プリンタ1803は、このジョブ受付手段により受け付ける印刷ジョブから前述の後処理を分離するための後処理分離指示をユーザインタフェースを介して受け付けるための指示受付手段を具備している。本実施形態では、ジョブ制御部1901がこの指示受付手段として機能する構成を例示している。なお、処理対象となるジョブに係る各種コマンドをユーザ入力するために利用される操作部1902やPC1801のモニタやポインティングデバイスといったユーザインタフェースも当該指示受付手段としての役目を果たす。但し、これらの点についても例示的なものであってこれに限定されるものでもない。
なお、この印刷ジョブから後処理を分離するという表現に関し、後述する具体例では、印刷ジョブを分割するという表現を利用している。また、後述の具体例では、印刷ジョブを前処理(印刷処理に相当)と後処理(フィニッシング処理に相当)に分割するという表現も利用している。このように、本実施形態の印刷システムの仕組みをより理解できるように表現を換言して説明しているが、これらの意味するところは同じである。
そして、本実施形態では、印刷システムとして機能するプリンタ1803が、ジョブ制御手段として機能するジョブ制御部1901を具備している。そして、これにより、以下に示す制御が実行されるように構成されている。例えば、本実施形態にて前述のような、印刷処理に連動して後処理を行う対象となる印刷ジョブのために、前述のユーザインタフェースを介してユーザから前述の後処理分離指示を受け付けなかったとする。この場合、この指示が無いことを条件に、ジョブ制御部1901は、この印刷ジョブにて必要な印刷処理をプリンタ部1905により実行させるのに伴って当該ジョブにて必要な後処理をインラインフィニッシャ1803aによって実行させる。このように、当該ケースにおいては、ジョブ制御部1901は、プリンタ部1905による印刷処理に連動してインラインフィニッシャ1803aによる後処理を実行することを許可する。
一方、前述の印刷ジョブのために前述のユーザインタフェースを介してユーザから前述の後処理分離指示を受け付けたとする。この場合、この指示を受け付けたことを条件に、ジョブ制御部1901は、この印刷ジョブにて必要な印刷処理をプリンタ部1905により実行させる。そして、このケースの場合、当該ジョブのために該後処理分離指示がなされているので、これを条件に、ジョブ制御部1901は、該ジョブにおいてこの印刷処理を実行するのに伴ってインラインフィニッシャ1803aによる後処理は実行しないように制御する。このように、当該ケースにおいては、ジョブ制御部1901は、プリンタ部1905による印刷処理に連動してインラインフィニッシャ1803aによる後処理を実行することを禁止する。
このように、ジョブ制御手段の一例として機能するジョブ制御部1901は、ユーザインタフェースによって受付可能にした後処理分離指示の有無に基づき、前述のような選択的な制御を実行する。そして、このジョブ制御手段として機能するジョブ制御部1901によって、更に以下の制御も実行する。
例えば、前述のような、印刷処理に連動して後処理を行う対象となる印刷ジョブのために、前述の後処理分離指示を前述のユーザインタフェースを介して受け付けたとする。この場合、該指示に基づいて、ジョブ制御部1901は、該印刷ジョブにて必要な後処理をインラインフィニッシャ1803aにより実行せずに、これとは別の種類の後処理手段によって当該後処理を実行できるようにプリンタ1803を制御する。
なお、本実施形態では、前述のニアラインフィニッシャ1804,1805,1806やオフラインフィニッシャ1802が、この別の種類の後処理手段として機能する構成を例示している。このように、前述の印刷媒体受取手段を具備しない後処理手段が、当該後処理手段として利用できるように本実施形態の印刷システムは構成されている。そして、この仕組みの具体例として本実施形態にてプリンタ1803は以下の仕組みを具備している。
例えば、前述のように、インラインフィニッシャ1803aとは別の種類の後処理手段として、本実施形態ではニアラインフィニッシャ1804,1805,1806が存在する。これらのニアラインフィニッシャは、前述の後処理分離指示が行われた印刷ジョブにて必要な後処理に関する情報をネットワーク(例えば図1のネットワーク1809)を介して受信する受信手段(例えば図4のネットワーク部2101)を具備している。この仕組みを利用して本実施形態にてジョブ制御部1901は、この後処理分離指示を受け付けた場合、該ネットワークを介して当該情報をプリンタ1803から当該ニアラインフィニッシャに送信するよう制御する。
なお、本実施形態では、プリンタ1803に具備される送信手段として機能する図2のNIC部1912などが、当該データ送信の際に制御される。また、これとは別の具体例として、プリンタ1803は以下の仕組みを具備している。例えば、前述のように、インラインフィニッシャ1803aとは別の種類の後処理手段として、オフラインフィニッシャ1802が存在する。これに代表されるオフラインフィニッシャは、前述のニアラインフィニッシャには具備される前述のような機能を果たす受信手段(例えば、図4のネットワーク部2101)を具備していない。本実施形態では、このようなオフラインフィニッシャでも対応できるようにプリンタ1803は構成されている。
ジョブ制御部1901は、前述の印刷ジョブのために前述の後処理分離指示を前述のユーザインタフェースを介してユーザから受け付けたとする。この場合、この指示に基づいて、ジョブ制御部1901は、このような本実施形態で適用されるオフラインフィニッシャのために、この印刷ジョブにて必要な後処理に関する情報を記述した指示書をプリンタ部1905によって作成できるように制御する。この情報の具体例としては、例えば、如何なる印刷ジョブの印刷物に対して如何なる種類の後処理を如何なる後処理条件で実行するのかをユーザが目視で識別できる情報である。このような情報が印刷されたシートが当該指示書として適用される。
以上のように、印刷システムとして機能するプリンタ1803は、様々な仕組みを具備しているわけだが、本実施形態では更に以下の仕組みも具備している。
例えば、スキャナ入力部1914やNIC部1912などに代表される前述のジョブ受付手段を用いることで本実施形態のプリンタ1803は、プリンタ部1905によって印刷処理の対象となる複数の印刷ジョブを順次受付可能に構成されている。この仕組みを利用して、本実施形態では、前述の指示受付手段としても機能するジョブ制御部1901が、前述のユーザインタフェースに対する各種の操作制御も実行する。
例えば、ジョブ制御部1901は、これら複数の印刷ジョブのうち、前述の後処理分離指示が許容される対象の印刷ジョブに対しては前述のユーザインタフェースにて前述の後処理分離指示をユーザにより実行できるように制御する。その一方でジョブ制御部1901は、これら複数の印刷ジョブのうちの該後処理分離指示が許容されない対象の印刷ジョブに対しては該ユーザインタフェースにてユーザにより該後処理分離指示を実行できないように制御する。このように、ジョブ制御部1901は、プリンタ部1905によって印刷対象となる各ジョブ毎に後処理分離指示の受付許可/禁止に関する制限を行う。そして、プリンタ1803は、この仕組みに関連した更なる仕組みとして以下の仕組みも具備している。
例えば、前述のように後処理分離指示がなされた印刷ジョブであっても、該ジョブにてインラインフィニッシャ1803aによる後処理を実行させるための後処理結合指示を前述のユーザインタフェースにより受付できるように、ジョブ制御部1901は制御する。そして、一旦は後処理が分離された印刷ジョブに対して、この後処理結合指示を受け付けたとする。この場合、この指示を受けてジョブ制御部1901は、この印刷ジョブについてはプリンタ部1905による印刷処理を行った時点で処理を終了させずに該印刷処理を実行するのに伴ってインラインフィニッシャ1803aによる後処理を行うよう制御する。このように当該ケースでは、ジョブ制御部1901は、前述の後処理分離指示がなされた印刷ジョブであってもこの後処理結合指示を条件に、プリンタ部1905による印刷処理に連動してインラインフィニッシャ1803aによる後処理を実行することを許可する。
なお、この後処理結合指示がなされる対象となる印刷ジョブは、必ずしも、前述の後処理分離指示が一旦はなされた印刷ジョブだけに限らない。例えば、そもそも、印刷処理のみを要する印刷ジョブであって、糊付け製本やステイプルといったインラインフィニッシャ1803aによる後処理は行う必要がない印刷ジョブも、この後処理結合指示がなされる対象となる印刷ジョブの一例である。このような印刷ジョブを前述のジョブ受付手段によって受け付けた場合も、該ジョブに対して当該後処理結合指示をユーザインタフェースを介してユーザが行えるように、ジョブ制御部1901によって制御する。このように、本実施形態の印刷システムは、後処理分離指示が一度もなされていない印刷ジョブについても、後処理結合指示がなされる対象となる印刷ジョブとして取り扱うこととができるように構成されている。
そして本実施形態では、これらの仕組みを利用した更なる仕組みとして以下の仕組みもプリンタ1803が具備している。例えば、ジョブ制御部1901は、プリンタ部1905による印刷処理が終了していない印刷待ち状態の複数の印刷ジョブに関する情報を、文書格納部1908等のメモリに記憶する各ジョブの印刷データと関連付けて管理する管理手段としても機能する。そして、ジョブ制御部1901は、この情報を前述のユーザインタフェース等を介してユーザに通知するよう制御している。
この一例として本実施形態にてジョブ制御部1901は、前述の後処理分離指示を受け付けた印刷ジョブをユーザが特定できるようにするための識別情報を前述のユーザインタフェースによって通知するよう制御している。その一方で、ジョブ制御部1901は、前述の後処理結合指示を受け付けた印刷ジョブをユーザが特定できるようにするための識別情報も前述のユーザインタフェースによって通知するよう制御している。この際、ジョブ制御部1901は、これらの識別情報を互いにどちらの情報であるのかユーザが区別できる状態で当該ユーザインタフェースにより表示させる。例えば、後述する図16に関する構成もこの仕組みの具体例の1つである。但し、これらの点についても、これに限定されるものでもなく、例えば、いずれか一方の識別情報をユーザに通知する構成でもよい。
以上のように、本実施形態の印刷システムは、上述した各種の仕組みを具備することによって、インラインフィニッシャにまつわる様々な要望に対処した仕組みが提供できるといった効果が得られるように構成されている。例えば前述のように本実施形態の印刷システムは、プリンタ部1905による印刷処理を行うのに伴ってインラインフィニッシャ1803aによる後処理を行う対象となるジョブから該後処理を分離したいといった要求に対処した仕組みを提供可能に構成されている。このように本実施形態の印刷システムは、製品実用化に向けた利便性及び/又は柔軟性及び/又は生産性に富んだ印刷環境の提供に貢献できるように構成されている。
なお、本実施形態では、上述した特定種類の後処理手段に係る制御に関する各種の構成要件のうちの少なくともいずれかに相当する構成を有す印刷装置及び/又は後処理装置及び/又は印刷システムでも本実施形態は適用される。そして、これに該当するものは本発明に包含される。
また、本実施形態では、上述したように、これらの構成要件に相当する各種の判断及び/又は制御を行う手段としてジョブ制御部1901が機能する構成を例示したが、本実施形態はこれに限定されるものでもない。例えば、ジョブ制御部1901によって実行される又はジョブ制御部1901が協働することによって実行される上述した各種の判断及び/又は制御のうちの、全て又は一部を別のユニットが行う構成でもよい。これにより、例えば、1つのCPUで装置及び/又はシステムが制御される構成や、複数のCPUが協働することで装置及び/又はシステムが制御される構成のどちらに対しても本発明は適用される。
次に、上述した特定種類の後処理手段に係る本実施形態における各種の構成要件に関する制御の具体例を順に説明する。なお、以下の具体例で説明する構成以外の構成については、全て前述の構成のとおりなので、この点については省略する。また、以下の説明における具体例に示す構成もまた例示的なものであって、これに限定されるものでもない。
また、以下に説明する具体例では、図10〜図16の各種ユーザインタフェース画面をジョブ制御部1901が、前述のユーザインタフェースの一例として機能する操作部1902に表示させるよう制御する構成を例示している。しかし、この点についてもこれに限定されるものでもない。例えば、上述したように、PC1801といった外部装置のユーザインタフェースでこれらと同等の画面を提供可能にした構成でもよい。
また、図17及び図18の各フローチャートの処理を実行するためのコンピュータ読取可能なプログラムをジョブ制御部1901のCPUがプリンタ1803内部のメモリから読出して実行する。これにより、これらの処理が遂行される。このような構成を例示するがこれに限定されるものでもない。例えば、上述したように、PC1801といった外部装置のCPUによってこれらの処理が遂行される構成でもよい。
まず、プリンタ1803の操作部1902に表示する画面を図10〜図16を参照して説明する。なお、操作部1902に表示する画面はタッチパネルとなっており、ユーザが画面上のタッチパネルキーを触れることにより、その機能が実行される。
次に、図10〜図13を参照して、印刷ジョブを前処理(印刷処理に相当)と後処理(フィニッシング処理に相当)に分割する際に操作部1902に表示される一連の画面について説明する。
図10は、プリンタ1803に保存された印刷ジョブを表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。
ホールドジョブリスト画面1401上のリスト1402には、印刷ジョブに設定されている項目が表示される。図示例では、ジョブ名、ユーザ名、日付/時刻、及び分割状態が表示されているが、これらに限定されるものではない。
分割キー1403は、ユーザがリスト1402上で選択した印刷ジョブの分割を望む場合に使用される。結合キー1404は、ユーザがリスト1402上で選択した、前処理と後処理に分割された印刷ジョブの結合を望む場合に使用される。プリント開始キー1405は、ユーザが選択した印刷ジョブのプリントを望む場合に使用される。
図11は、ユーザにより選択された印刷ジョブを分割する場合に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。図12は、選択された印刷ジョブを分割するかどうかを確認するダイアログを表示する画面の一例を示す図である。図13は、印刷ジョブの分割が実行された後に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。
ユーザは、図11に示すように、ホールドジョブリスト画面1401上のリスト1402から前処理と後処理に分割する印刷ジョブを選択する。図示例では、ジョブ名が「Cマニュアル」、「Eパンフレット」の各印刷ジョブが選択されている。ユーザが分割可能な印刷ジョブを選択すると、分割キー1403が有効表示され、キー押下可能となる。ユーザが有効表示された分割キー1403を押下すると、図12に示すように、ホールドジョブリスト画面1401の上に、印刷ジョブを分割するかどうかを確認する分割確認ダイアログ1501が表示される。
分割確認ダイアログ1501には、「はい」キー1502と「いいえ」キー1503が配置されている。ここで、「はい」キー1502が押下されると、選択された印刷ジョブに対して前処理と後処理を分割する処理が実行される。一方、「いいえ」キー1503が押下されると、分割確認ダイアログ1501を閉じて、ホールドジョブリスト画面1401を表示する。印刷ジョブの分割処理が実行された場合、図13に示すように、分割されたジョブ名が「Cマニュアル」、「Eパンフレット」の各印刷ジョブの分割状態欄に「分割」が表示される。
次に、図14〜図16を参照して、分割された印刷ジョブを結合する際に操作部1902に表示される一連の画面について説明する。
図14は、分割された印刷ジョブを結合する場合に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。図15は、分割された印刷ジョブを結合するかどうかを確認するダイアログを表示する画面の一例を示す図である。図16は、分割された印刷ジョブの結合が実行された後に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。
ユーザは、図14に示すように、ホールドジョブリスト画面1401上のリスト1402から前処理と後処理の結合を望む印刷ジョブを選択する。図示例では、ジョブ名が「Eパンフレット」の印刷ジョブが選択されている。ユーザが結合可能な印刷ジョブを選択すると、結合キー1404が有効表示され、キー押下可能となる。ユーザが有効表示された結合キー1404を押下すると、図15に示すように、ホールドジョブリスト画面1401の上に、分割された印刷ジョブを結合するかどうかを確認する結合確認ダイアログ1601が表示される。
結合確認ダイアログ1601には、「はい」キー1602と「いいえ」キー1603が配置されている。ここで、「はい」キー1602が押下されると、選択された印刷ジョブの前処理と後処理を結合する処理が実行される。一方、「いいえ」キー1603が押下されると、結合確認ダイアログ1601を閉じて、ホールドジョブリスト画面1401が表示される。分割された印刷ジョブの結合処理が実行された場合、図16に示すように、結合処理されたジョブ名が「Eパンフレット」の印刷ジョブの分割状態欄に「結合済」が表示される。
次に、図17のフローチャートを参照して、本実施の形態における印刷ジョブを前処理と後処理に分割する処理及び分割された印刷ジョブを結合する処理について説明する。なお、各ステップ内の画面表示は操作部1902で、実際の処理はジョブ制御部1901で行われる。
図17は、印刷ジョブを分割又は結合する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、ジョブ制御部1901は、図10に示すようなホールドジョブリスト画面1401を操作部1902に表示する。
次に、ステップS202では、ジョブ制御部1901は、リスト1402から印刷ジョブが選択されたかを判断する。印刷ジョブが選択されている場合は、ステップS203に移行し、選択されていない場合は本処理を終了する。
次に、ステップS203では、ジョブ制御部1901は、選択された印刷ジョブを前処理と後処理に分割可能か否かを判断する。分割できる場合は、ステップS204に移行し、分割できない場合はステップS207に移行する。
ステップS204では、ジョブ制御部1901は、ホールドジョブリスト画面1401上の分割キー1403を有効表示する。その後、ステップS205では、ジョブ制御部1901は、分割キー1403が押されたかどうかを判断する。分割キー1403が押され、且つ分割確認ダイアログ1501上の「はい」キー1502が押下された場合は、ステップS206に移行し、ジョブ制御部1901は、選択された印刷ジョブに対して前処理と後処理を分割する処理を実行する。一方、分割キー1403が押されなかった場合は、本処理を終了する。
ステップS207では、ジョブ制御部1901は、選択された印刷ジョブの前処理に後処理の結合が可能か否かを判断する。結合できる場合は、ステップS208に移行し、結合できない場合は、本処理を終了する。
ステップS208では、ジョブ制御部1901は、ホールドジョブリスト画面1401上の結合キー1404を有効表示する。その後、ステップS209では、ジョブ制御部1901は、結合キー1404が押されたかどうかを判断する。結合キー1404が押され、且つ結合確認ダイアログ1601上の「はい」キー1602が押下された場合は、ステップS210に移行し、ジョブ制御部1901は、選択された印刷ジョブの前処理に後処理を結合する結合処理を実行する。一方、結合キー1404が押されなかった場合は、本処理を終了する。
次に、図18のフローチャートを参照して、本実施の形態における印刷ジョブの種別を判別して後処理をどのフィニッシャで実行させるかを示す処理について説明する。
図18は、後処理を実行させるフィニッシャの選択処理を示すフローチャートである。なお、各ステップ内の画面表示は操作部1902で、実際の処理はジョブ制御部1901で行われる。
まず、ステップS301では、ジョブ制御部1901は、図10に示すようなホールドジョブリスト画面1401を操作部1902に表示する。
次に、ステップS302では、ジョブ制御部1901は、リスト1402から印刷ジョブが選択されたかを判断する。印刷ジョブが選択されている場合は、ステップS303に移行し、選択されていない場合は本処理を終了する。
次に、ステップS303では、ジョブ制御部1901は、プリント開始するか否か、すなわちプリント開始キー1405が押されたか否かを判断する。プリント開始キー1405が押された場合、ステップS304に移行し、押されていない場合は本処理を終了する。
ステップS304では、ジョブ制御部1901は、選択された印刷ジョブの種別を判断する。一貫型の印刷ジョブ若しくは結合された印刷ジョブの場合は、ステップS310に移行する。一方、分割された印刷ジョブの場合は、ステップS305に移行し、分割された印刷ジョブに対してプリント処理(印刷処理)を実行する。
なお、この一貫型の印刷ジョブとは、前述の本実施形態の構成で説明したように、印刷処理に連動してインラインフィニッシャ1803aによって後処理を行う対象となるジョブを意味する。分割された印刷ジョブとは、前述したように、後処理分離指示がなされた印刷ジョブを意味する。また、結合された印刷ジョブとは、前述したように、後処理結合指示がなされた印刷ジョブを意味する。
次に、ステップS306では、ジョブ制御部1901は、分割された印刷ジョブの後処理をニアラインフィニッシャで実行するか否かを判断する。ここでは、ジョブ制御部1901は、後処理の設定情報905に基づき、当該設定情報に合致するニアラインフィニッシャを後処理装置の設定情報904から検索する。後処理の設定情報905に合致するニアラインフィニッシャが見つかった場合は、ステップS307に移行して、ジョブ制御部1901は、当該ニアラインフィニッシャに後処理の指示データを送信する。一方、合致するニアラインフィニッシャが見つからなかった場合は、ジョブ制御部1901は、オフラインフィニッシャで実行すると判断して、ステップS308に移行し、オフラインフィニッシャ用の指示書を印刷する。
ステップS310では、ジョブ制御部1901は、一貫型の印刷ジョブ若しくは結合された印刷ジョブに対してプリント処理を実行し、その後、インラインフィニッシャ1803aで当該印刷ジョブの後処理を実行させる(ステップS311)。
本実施の形態によれば、後処理の分割設定がされていない印刷ジョブに対して印刷処理を実行する場合、印刷ジョブに必要な印刷処理をプリンタ1803に実行させ、且つ印刷ジョブに必要な後処理をインラインフィニッシャ1803aに実行させる。一方、後処理の分割設定がされた印刷ジョブに対して印刷処理を実行する場合、印刷ジョブに必要な印刷処理をプリンタ1803に実行させ、且つ印刷ジョブに必要な後処理をニアラインフィニッシャ又はオフラインフィニッシャに実行させる。この結果、複数の印刷ジョブを一度に印刷システムに投入した場合、先行する印刷ジョブの処理が完了しないと後続の印刷ジョブの処理が開始できない状況でも、後処理をインライン、ニアライン、オフラインのいずれかのフィニッシャに実行させることができる。これにより、印刷処理と共に後処理を要する複数の印刷ジョブに対するトータルの生産性の向上を可能にする。
本実施の形態では、プリンタ1803において、印刷ジョブから分割する後処理をフィニッシャ単位(後処理装置単位)で分割することが可能である。また、前処理と後処理に分割された印刷ジョブに対して、後処理の実行を一時的に保留したり、後処理を実行させるフィニッシャを変更することも可能である。また、後処理の実行が保留された場合、当該後処理の設定情報を保存する。このような保留や保存を実行する手段として、例えば、ジョブ制御部1901が挙げられる。
また、本実施の形態には、2つの印刷ジョブを同じ設定で出力することも含む。具体的には、一方の印刷ジョブの設定情報を保存し、保存した設定情報を他方の印刷ジョブに適用する。これにより、印刷ジョブに対する設定の煩雑さを解消する。この場合、2つの適用ケースがある。1つ目は、印刷ジョブ全体の設定情報を保存して、別の印刷ジョブに適用するケースである。2つ目は、印刷ジョブを構成する処理の一部(例えば、後処理)の設定情報を保存して、別の印刷ジョブの処理の一部に適用するケースである。
また、分割された後処理を、分割前の印刷ジョブに再度結合したり、分割前の印刷ジョブとは異なる他の印刷ジョブに結合したりすることも可能である。
さらに、保存された後処理の設定情報を他の印刷ジョブに適用(流用)したり、印刷ジョブを構成する一部の処理(例えば、後処理)の設定情報を別の印刷ジョブの後処理に適用することも可能とする。本実施形態では、これに対応する仕組みを実現する手段として、例えば、ジョブ制御部1901が挙げられる。
また、操作部1902において、ニアラインフィニッシャ又はオフラインフィニッシャにより後処理を実行させるキーの有効表示/無効表示がユーザに選択できるようにしてもよい。さらに、操作部1902に印刷後のジョブ履歴或いはジョブ一覧表示画面を表示し、再度、印刷指示が行われる度に、前回の印刷時に使用されたフィニッシャとは異なるフィニッシャをユーザが選択できるようにしてもよい。例えば、再印刷する度に、インラインフィニッシャで後処理を行うか/非インラインフィニッシャで後処理を行うかが選択可能になることが挙げられる。
本実施の形態によれば、印刷ジョブを前処理と後処理に分割し、当該後処理の実行を保留することができる。これにより、後処理を実行するフィニッシャの稼働状況に応じて前処理のみを先に実行させ、フィニッシャの稼働状況にとらわれずに印刷ジョブに対する印刷処理を実行させることができる。
また、印刷ジョブの後処理を実行するフィニッシャを切り替えることで、フィニッシャの稼働状況を鑑みて、最適なフィニッシャを選択することができ、後処理の生産性を向上させることができる。さらに、後処理を元の印刷ジョブから分割するだけでなく、元の印刷ジョブ又は他の印刷ジョブに結合することも可能であるため、印刷ジョブの実行状況によって最適な処理の組み合わせで実行することが可能になる。加えて、印刷ジョブの設定情報或いは印刷ジョブの一部処理(例えば、後処理)の設定情報を保存して、別の印刷ジョブ或いは印刷ジョブの後処理に流用することができる。これにより、複雑かつ煩雑な設定情報の入力を省力化することができる。
上記実施の形態では、本発明の適用例としてプリンタ1803を用いて説明したが、クライアントPC1801に本発明を適用しても上述の効果が同様に得られることは言うまでもない。
上記実施形態において例示した構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。例えば、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(プログラムコード)を記録した記憶媒体をシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(CPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータ実行可能なプログラム自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラム及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現する場合も含まれる。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、またはインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
このように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の実施形態に係る印刷システムが適用されたDTPシステムの一例を示すシステム構成図である。 図1のプリンタの構成を示すブロック図である。 (a)ニアラインフィニッシャの一例である断裁機の外観図であり、(b)オフラインフィニッシャの一例であるくるみ製本機の外観図である。 ニアラインフィニッシャにおける機能部分の構成を示すブロック図である。 プリンタ内の印刷ジョブの制御に関連するモジュールの構成を示すブロック図である。 図5における印刷ジョブテーブルの内容の一例を示す図である。 図5における後処理テーブルの内容の一例を示す図である。 図5における後処理装置の設定情報の一例を示す図である。 図5における後処理の設定情報の一例を示す図である。 プリンタに保存された印刷ジョブを表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。 ユーザにより選択された印刷ジョブを分割する場合に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。 選択された印刷ジョブを分割するかどうかを確認するダイアログを表示する画面の一例を示す図である。 印刷ジョブの分割が実行された後に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。 分割された印刷ジョブを結合する場合に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。 分割された印刷ジョブを結合するかどうかを確認するダイアログを表示する画面の一例を示す図である。 分割された印刷ジョブの結合が実行された後に表示するホールドジョブリスト画面の一例を示す図である。 印刷ジョブを分割又は結合する処理の流れを示すフローチャートである。 後処理を実行させるフィニッシャの選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
901 印刷ジョブ制御部
902 印刷ジョブテーブル
903 後処理テーブル
904 後処理装置の設定情報
905 後処理の設定情報
1802 オフラインフィニッシャ
1803 プリンタ
1803a インラインフィニッシャ
1804,1805,1806 ニアラインフィニッシャ
1807 フィニッシャシステム
1901,2103 ジョブ制御部
1902,2104 操作部
2100 コントローラ
2200 後処理デバイス

Claims (10)

  1. 印刷手段による印刷処理を行うのに伴って後処理を行う対象となる印刷ジョブであって、前記印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段によって前記後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けるジョブ受付手段と、
    前記印刷ジョブから前記後処理を分離するための後処理分離指示をユーザインタフェースを介して受け付ける指示受付手段と、
    前記後処理分離指示を受け付けなかった場合、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させるのに伴って当該ジョブにて必要な後処理を前記特定種類の後処理手段により実行させるよう制御し、
    前記後処理分離指示を受け付けた場合は、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させる一方で当該印刷処理を実行するのに伴って前記特定種類の後処理手段による後処理を実行しないよう制御するジョブ制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記ジョブ制御手段は、
    前記後処理分離指示を受け付けた場合、前記印刷ジョブにて必要な後処理を前記特定種類の後処理手段により実行せずに前記印刷媒体受取手段を具備しない別の種類の後処理手段によって実行できるように制御することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記別の種類の後処理手段は、前記印刷ジョブにて必要な後処理に関する情報をネットワークを介して受信する受信手段を具備するニアラインフィニッシャを含み、
    前記ジョブ制御手段は、
    前記後処理分離指示を受け付けた場合、前記ネットワークを介して前記情報を前記ニアラインフィニッシャに送信するよう送信手段を制御することを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
  4. 前記別の種類の後処理手段は、前記印刷ジョブにて必要な後処理に関する情報をネットワークを介して受信する受信手段を具備しないオフラインフィニッシャを含み、
    前記ジョブ制御手段は、
    前記後処理分離指示を受け付けた場合、前記オフラインフィニッシャのために前記情報を記述した指示書を前記印刷手段によって作成するよう制御することを特徴とする請求項2又は3記載の印刷システム。
  5. 前記ジョブ受付手段は、
    前記印刷手段によって印刷処理の対象となる複数の印刷ジョブを順次受け付け、
    前記指示受付手段は、
    前記複数の印刷ジョブのうちの前記後処理分離指示が許容される対象の印刷ジョブに対しては前記ユーザインタフェースにて前記後処理分離指示を実行可能にする一方で、前記複数の印刷ジョブのうちの前記後処理分離指示が許容されない対象の印刷ジョブに対しては前記ユーザインタフェースにて前記後処理分離指示を実行できないように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 前記指示受付手段は、
    前記後処理分離指示が行われた印刷ジョブにて前記特定種類の後処理手段による後処理を行うようにするための後処理結合指示を前記ユーザインタフェースを介して受け付けられるように制御し、
    前記ジョブ制御手段は、
    前記後処理結合指示を受け付けた印刷ジョブについては、前記印刷手段による印刷処理を行った時点で処理を終了すること無しに当該印刷処理を実行するのに伴って前記特定種類の後処理手段による後処理を行うことを許可することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。
  7. 前記指示受付手段は、
    前記印刷手段による印刷処理が終了していない印刷待ち状態の複数の印刷ジョブに関する情報として、前記後処理分離指示を受け付けた印刷ジョブをユーザが特定できるようにするための識別情報及び前記後処理結合指示を受け付けた印刷ジョブをユーザが特定できるようにするための識別情報のいずれかを前記ユーザインタフェースによって通知するよう制御することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
  8. 印刷手段による印刷処理を行うのに伴って後処理を行う対象となる印刷ジョブであって、前記印刷手段から搬送される印刷媒体を受け取るための印刷媒体受取手段を具備する特定種類の後処理手段によって前記後処理を行う対象となる印刷ジョブを受け付けることができるように構成された印刷システムの制御方法であって、
    前記印刷ジョブから前記後処理を分離するための後処理分離指示をユーザインタフェースを介して受付可能にし、
    前記後処理分離指示を受け付けなかった場合、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させるのに伴って当該ジョブにて必要な後処理を前記特定種類の後処理手段により実行させるよう制御し、
    前記後処理分離指示を受け付けた場合は、前記印刷ジョブにて必要な印刷処理を前記印刷手段により実行させる一方で当該印刷処理を実行するのに伴って前記特定種類の後処理手段による後処理を実行しないよう制御する
    ことを特徴とする印刷システムの制御方法。
  9. 請求項8記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  10. 請求項8記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム。
JP2007251314A 2007-09-27 2007-09-27 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4958706B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007251314A JP4958706B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム
US12/236,370 US8634758B2 (en) 2007-09-27 2008-09-23 Printing system, job processing method, storage medium, and printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007251314A JP4958706B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009078513A JP2009078513A (ja) 2009-04-16
JP4958706B2 true JP4958706B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40508557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007251314A Expired - Fee Related JP4958706B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8634758B2 (ja)
JP (1) JP4958706B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5173456B2 (ja) * 2008-01-28 2013-04-03 キヤノン株式会社 印刷システムと印刷システムの制御方法、及びそのプログラムと記憶媒体
JP5599021B2 (ja) * 2009-06-16 2014-10-01 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP2011003005A (ja) 2009-06-18 2011-01-06 Canon Inc 印刷システム、印刷システムの制御方法、及びプログラム
BR112012029164A2 (pt) * 2010-05-17 2017-02-21 Hewlett Packard Indigo Bv sistema de impressão, sistema de linha de acabamento e método para imprimir com acabamento em linha
JP5447876B2 (ja) 2011-05-31 2014-03-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成装置の制御プログラム
JP5874313B2 (ja) * 2011-10-25 2016-03-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム、画像形成装置、送信装置及びプログラム
JP5626539B2 (ja) * 2012-03-16 2014-11-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成システム
EP2908250B1 (en) * 2014-02-17 2017-03-29 Ricoh Company, Ltd. Interface unit for connecting a printing engine to a peripheral device
JP6501632B2 (ja) * 2015-06-05 2019-04-17 キヤノン株式会社 情報処理システム、およびその制御方法
JP6473399B2 (ja) * 2015-08-28 2019-02-20 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び記憶媒体
JP6819334B2 (ja) * 2016-04-22 2021-01-27 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6743239B2 (ja) * 2019-04-25 2020-08-19 キヤノン株式会社 システム、後処理装置及びその制御方法
JP2022128156A (ja) * 2021-02-22 2022-09-01 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 印刷制御装置、印刷装置、印刷システム及びプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63268678A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Tokyo Electric Co Ltd 電子タイプライタ
JP2001232889A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Ricoh Co Ltd 印刷制御装置、印刷制御方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002108139A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP3937777B2 (ja) * 2001-09-14 2007-06-27 キヤノン株式会社 文書処理システム、情報処理装置、及びそれらの設定方法、プログラム、記録媒体
US7567360B2 (en) * 2003-03-27 2009-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system, method and program of controlling image forming system, and storage medium
US7995227B2 (en) * 2003-08-01 2011-08-09 Xerox Corporation Offline markless post processing of printed media
JP4393208B2 (ja) * 2004-01-19 2010-01-06 キヤノン株式会社 印刷制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2005267517A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Canon Inc プリントシステム、プリントシステムにおける処理方法およびプログラム
JP2005271296A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Canon Inc 印刷装置、情報処理装置及び印刷システム
JP4592081B2 (ja) * 2004-04-28 2010-12-01 キヤノン株式会社 印刷スケジュール制御装置及び印刷スケジュール制御方法並びにプログラム
JP4618788B2 (ja) * 2005-02-18 2011-01-26 キヤノン株式会社 印刷工程管理装置、プログラム、記録媒体、印刷工程管理装置の工程を管理するための印刷工程管理方法
JP4614387B2 (ja) * 2005-03-02 2011-01-19 キヤノン株式会社 情報処理装置および工程管理方法およびそのプログラム
JP2006301741A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Canon Inc 印刷装置と印刷制御装置及びその印刷制御方法
JP2006338096A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
JP4646792B2 (ja) * 2005-12-13 2011-03-09 キヤノン株式会社 情報処理装置およびジョブ処理装置と情報処理方法およびジョブ処理方法
JP4345789B2 (ja) * 2006-08-30 2009-10-14 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 製本システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009078513A (ja) 2009-04-16
US8634758B2 (en) 2014-01-21
US20090087242A1 (en) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958706B2 (ja) 印刷システム及びその制御方法、記憶媒体、並びにプログラム
US7777907B2 (en) Printing system using post-printing processing apparatus
US8068238B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program supporting embedded finishing manager
US8199144B2 (en) Information processing apparatus and related method, image forming apparatus and related control method, program, and recording medium
US20050157315A1 (en) Print control apparatus, control method therefor, and program for implementing the method
JP5164663B2 (ja) 印刷ジョブ管理装置、印刷ジョブ管理方法、及びコンピュータプログラム
JP4464312B2 (ja) 画像形成システム、情報処理装置及びその制御方法
US7999955B2 (en) Printing system, print server and computer program that differentiate between on-line and off-line finishing devices in said printing system
US9135528B2 (en) Information processing apparatus, job processing method in information processing apparatus, and storage medium
CN102253814B (zh) 信息处理设备及其控制方法
JP5043745B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法、及びコンピュータプログラム
US20190107977A1 (en) Print management method, apparatus, and computer-readable medium
JP2008059034A (ja) 印刷装置、及びプログラム
US20090059285A1 (en) Printing system, control method, recording medium, and printing apparatus
US8248653B2 (en) Information processing apparatus, print control method, and computer program
JP2019101778A (ja) 印刷指示装置及びプログラム
JP2007025748A (ja) 印刷形態評価システムおよび印刷形態評価プログラム、並びに印刷形態評価方法
JP4458016B2 (ja) データ入出力装置、データ入出力方法、およびデータ入出力プログラム
JP2008134873A (ja) 印刷制御システム、印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及び記録媒体
JP2010117780A (ja) 情報処理装置、ならびに情報処理プログラム
JP2008134872A (ja) 印刷制御システム、印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及び記録媒体
WO2021065124A1 (ja) サポートプログラム、情報処理装置、および印刷方法
JP2010201929A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
JP2007110556A (ja) 画像出力システム、画像出力制御装置、画像出力方法、画像出力プログラム及びこのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記憶媒体
JP2005309561A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees