JP2005309561A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置の増設や交換の際に、その印刷装置専用のプリンタドライバなどのプログラムをホスト装置に新たに導入することなく、ユーザの要望に適合する動作条件で適切な印刷処理を行うことができるようにする。
【解決手段】 ホスト装置からの印刷ジョブを実行する際の給紙トレイや両面印刷などの動作条件に関する指定情報を、印刷ジョブデータから取得可能なIPアドレスやジョブオーナ名などのホスト側情報に対応させてフラッシュメモリ32に登録保存しておき、ホスト装置から印刷ジョブを受け取ると、その印刷ジョブデータに含まれるホスト側情報からフラッシュメモリ32の登録保存情報を参照して動作条件を決定し、その動作条件にしたがって所要の動作を実行させるものとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、PCなどのホスト装置から印刷ジョブを受け取って実行するプリンタや複合機等の印刷装置に関するものである。
印刷装置が増設されたりあるいは交換されたりした場合には、新規の印刷装置専用のプリンタドライバをホスト装置に新たに導入することが一般的であるが、専用のプリンタドライバを導入することなく、必要十分な機能で適切な印刷処理が可能な構成とすると、プリンタドライバの入手及び導入にユーザが煩わされずに済み、印刷装置の利便性が向上するものと考えられる。また、このように専用のプリンタドライバを不要とすれば、AS400やUNIX(登録商標)などのOSごとにプリンタドライバを用意する必要がなくなり、コストを削減する利点も得られる。
これに関連する技術として、従来から、予めある用紙条件や書式条件などの印刷条件を想定して作成されたドキュメントデータなどの印刷対象データを、想定された印刷条件以外の条件で出力する場合などに行う印刷条件の変更に伴う煩わしさを軽減するため、各プリンタに適する印刷条件への変換に関する情報が格納された変換規則テーブルに従い、アプリケーションによって予め指定された印刷条件を、出力先プリンタに適する印刷条件に変換して、指定された出力先プリンタより、印刷対象データを印刷させる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−55792号公報
しかるに、前記従来の技術は、アプリケーションによる出力条件と各プリンタドライバによる出力条件との互換性を持たせるために、変換規則テーブルをホスト装置に格納して、プリンタドライバ毎に変換規則を適用するものである。したがって、変換規則テーブル及びこれに基づいて変換処理を行うプログラムをホスト装置に個別に導入する必要がある。このため、新規の印刷装置をネットワークで共用するホスト装置が多数に及ぶ場合には、相応のコストや手間を要する不都合が生じる。特に各種のサーバとして運用されているホスト装置では、変換プログラムの導入のためにサーバの運用を一時的に停止する必要があるため、プログラムの導入作業が制限され、印刷装置の増設や交換に伴って迅速に対応することができない不都合がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、印刷装置の増設や交換の際に、その印刷装置専用のプリンタドライバなどのプログラムをホスト装置に新たに導入することなく、ユーザの要望に適合する動作条件で適切な印刷処理を行うことができるように構成された印刷装置を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明による印刷装置においては、請求項1に示すとおり、ホスト装置で所定のデータ形式で生成されて送信された印刷ジョブのデータからホスト側情報を取得するホスト側情報取得手段と、印刷ジョブを処理する際の動作条件に関する指定情報を印刷ジョブのデータから取得可能なホスト側情報に対応させて予め登録保存する記憶手段と、前記ホスト装置から印刷ジョブを受け取ると、その印刷ジョブのデータに含まれるホスト側情報から前記記憶手段の登録保存情報を参照して当該印刷ジョブに適合する指定情報を取得し、その指定情報に基づいて所要の動作を実行させる制御手段とを備えたものとした。
これによると、ホスト装置やこれを使用するユーザの利用形態に応じた適切な指定情報を、ホスト装置やユーザに関するホスト側情報に対応させて予め登録しておけば、印刷装置専用のプリンタドライバなどのプログラムをホスト装置に新たに導入することなく、ユーザの要望する適切な動作条件で印刷処理を行うことができる。
この場合、プリンタドライバにより生成される印刷ジョブデータは汎用性の高いページ記述言語、例えばPCL(Printer Control Language)やPS(PostScript)などで記載されることが一般的であり、このような所定のデータ形式による印刷ジョブデータを解析することでホスト側情報を取得することができる。
また、記憶手段には、ホスト側情報と指定情報との対応関係を動作条件決定テーブルとして記憶させ、ホスト装置やユーザの利用形態に応じてホスト側情報と指定情報との組み合わせを複数登録しておけば良い。このとき、印刷装置で実行可能な印刷処理は、登録された動作条件に限定されるが、例えばデータベースの保守などのように定型作業が大半を占めるホスト装置では、帳票印刷などのように印刷処理時の動作条件も限定されるため、格段の不都合はない。
前記印刷装置においては、請求項2に示すとおり、さらに、前記記憶手段に予め登録保存されるホスト側情報と指定情報との組み合わせに関する情報を入力する操作手段を備えた構成とすることができる。これによると、記憶手段の登録保存情報に対して適宜に新規登録及び更新を行うことができるため、ホスト装置やユーザの利用形態の変化に迅速に適合した印刷処理を行うことができる。
前記印刷装置においては、請求項3に示すとおり、前記ホスト側情報は、ネットワーク接続された前記ホスト装置に割り当てられるIPアドレスである構成とすることができる。これによると、ホスト装置に応じて動作条件が決定されるため、ホスト装置の利用形態に応じた適切な動作条件で印刷処理を行うことができる。この場合、IPアドレスは、ネットワーク上で印刷ジョブの指示元のホスト装置を識別するホスト装置識別情報となる。
前記印刷装置においては、請求項4に示すとおり、前記ホスト側情報は、前記ホスト装置を使用するユーザ名に応じて印刷ジョブのデータに付与されるジョブオーナ名である構成とすることができる。これによると、ユーザに応じて動作条件が決定されるため、ユーザの利用形態に応じた適切な動作条件で印刷処理を行うことができる。この場合、ジョブオーナ名は、印刷ジョブの指示元のユーザを識別するユーザ識別情報となり、一般的にはホスト装置を使用する際に用いられるログイン名である。
前記印刷装置においては、請求項5に示すとおり、前記指定情報は、記録紙の供給元となる給紙トレイに関するものである構成とすることができる。これによると、ホスト装置やユーザの利用形態に応じて給紙トレイを予め指定登録しておくことで、所要の給紙トレイの使用が可能になる。
前記印刷装置においては、請求項6に示すとおり、前記指定情報は、両面印刷に関するものである構成とすることができる。これによると、ホスト装置やユーザの利用形態に応じて両面印刷の要否を予め指定登録しておくことで、必要な場合に両面印刷機能の使用が可能になる。
前記印刷装置においては、請求項7に示すとおり、前記指定情報は、印刷済みの記録紙に対するパンチ動作に関するものである構成とすることができる。これによると、ホスト装置やユーザの利用形態に応じてパンチ動作の要否を予め指定登録しておくことで、必要な場合にパンチ機能の使用が可能になる。この場合、パンチの位置も指定可能とすると良い。
前記印刷装置においては、請求項8に示すとおり、前記指定情報は、印刷済みの記録紙に対するステイプル動作に関するものである構成とすることができる。これによると、ホスト装置やユーザの利用形態に応じてステイプル動作の要否を予め指定登録しておくことで、必要な場合にステイプル機能の使用が可能になる。この場合、ステイプルの位置も指定可能とすると良い。
前記印刷装置においては、請求項9に示すとおり、前記指定情報は、印刷済みの記録紙の排出先となる排紙トレイに関するものである構成とすることができる。これによると、ホスト装置やユーザの利用形態に応じて排紙トレイを予め指定登録しておくことで、所要の排紙トレイの使用が可能になる。
前記印刷装置においては、請求項10に示すとおり、前記指定情報は、記録紙の供給元となる給紙トレイに関する指定項目、両面印刷に関する指定項目、印刷済みの記録紙に対するパンチ動作に関する指定項目、印刷済みの記録紙に対するステイプル動作に関する指定項目、印刷済みの記録紙の排出先となる排紙トレイに関する指定項目のうちの少なくとも2つの組合せからなる構成とすることができる。
なお、前記印刷ジョブデータから取得するホスト側情報は、IPアドレスやジョブオーナ名のようなホスト側識別情報の他に、給紙トレイや用紙サイズなどのように動作条件に関する指定情報も可能であり、給紙トレイなどの汎用性の高い指定項目については、印刷ジョブデータの解析により取得することができる。この場合、プリンタドライバでの指定内容と印刷装置での動作条件とが整合するように、ホスト装置上のプリンタドライバが本来対象とする印刷装置の設定と実際に印刷ジョブを処理する印刷装置の設定との相違を考慮して、対応する指定情報を登録しておくことで、指定情報の置換(読み替え)が行われ、ユーザが要望する適切な動作を実行させることができる。
また、印刷装置側で登録される指定項目の1つの選択肢に対して、ホスト装置側で指定可能な複数の選択肢を重複して登録すると共に、その複数の選択肢を別の指定項目の異なる選択肢に振り分けるように登録する、例えば印刷装置の第1の給紙トレイに対して、ホスト装置側で指定可能な第1・第2の給紙トレイを重複して登録すると共に、その第1・第2の給紙トレイを片面印刷及び両面印刷に振り分けて登録するようにしても良い。このようにすると、印刷ジョブデータから取得不能な指定項目でも、ホスト装置側で適宜に指定する、例えばホスト装置側で印刷指示の際に給紙トレイの選択で片面印刷及び両面印刷の別を選択することが可能になる。
このように本発明によれば、ホスト装置やこれを使用するユーザの利用形態に応じた適切な指定情報を、ホスト装置やユーザに関するホスト側情報に対応させて予め登録しておくことで、印刷装置専用のプリンタドライバなどのプログラムをホスト装置に新たに導入することなく、ユーザの要望する適切な動作条件で印刷処理を行うことができ、ネットワーク対応型の印刷装置の利便性を向上させる上で大きな効果が得られる。さらに、給紙トレイ、両面印刷、パンチ、ステイプル、排紙トレイの各指定項目に関する指定をホスト装置やユーザごとに登録することができるため、印刷装置が有する機能が制限されることなく活用することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用されたネットワークシステムの全体を示すブロック図である。このネットワークシステムでは、プリンタ1・2が、所要のOSが導入されたパソコンやワークステーションからなるホスト装置21〜25とネットワーク(LAN)接続され、ホスト装置21〜25での印刷指示に応じて指定されたプリンタ1・2が印刷を実行するようになっており、本発明が適用されたプリンタ11がネットワークに新たに追加されると、ホスト装置21〜25では、印刷ポートの指定をプリンタ11に変更するだけで、それまでプリンタ1・2を制御するためにホスト装置21〜25に導入されていたプリンタドライバのままで所要の印刷処理を実行させることができる。
図2は、図1に示したプリンタの概略構成を示すブロック図である。プリンタ11は、CPU31と、CPU31での制御のためのプログラムなどを格納するフラッシュメモリ32と、CPU31での制御のためのワークエリアとなるRAM33と、スプールデータを格納するハードディスク34と、ネットワークを介してホスト装置21〜25との間でデータを送受するためのネットワークコントローラ35と、EPPやUSBなどによりネットワークを介さずにパソコンなどの装置と接続するためのI/Fコントローラ36と、装置の動作の指示及び各種設定項目の入力操作のための操作表示パネル37と、取得した印刷ジョブデータ内の画情報に基づいて記録紙に画像を形成するプリンタエンジン38と、これを制御するエンジンコントローラ39と、適切な記録画像が得られるように画像処理を行うイメージプロセスコントローラ40とを有している。
またこのプリンタ11は、複数の給紙トレイ及び各給紙トレイ上の記録紙を供給するためのピックアップローラや通過センサなどからなる給紙部42と、これを制御する給紙制御部43と、両面印刷のために記録紙の裏表を逆にする反転経路上のローラや通過センサなどからなる表裏反転部44と、これを制御する反転制御部45とを有している。
さらにこのプリンタ11は、パンチやステイプルなどの仕上げ処理を行うフィニッシャ51を備え、このフィニッシャ51は、フィニッシャCPU52と、本体側のフィニッシャ通信部46との信号の送受のための通信部53と、記録紙にファイリング用の穴を穿設するパンチ部54と、これを制御するパンチ制御部55と、複数の記録紙をステイプルで綴じるステイプル部56と、これを制御するステイプル制御部57と、排紙トレイ上に記録紙を排出させるための搬送ローラや通過センサなどからなる排紙部58と、これを制御する排紙制御部59とを有している。この他、フィニッシャ51は、記録紙を2つ折りなどに折りたたむ紙折り部、記録紙を仕分けるソータ部などを有するものとしても良い。
図3は、図1に示したプリンタが受け取る印刷ジョブデータに付加される印刷属性に関する情報を示している。ホスト装置21〜25にて印刷を指示すると、ホスト装置21〜25のプリンタドライバで印刷ジョブデータが生成され、その印刷ジョブデータがプリンタ11に送られる。この印刷ジョブデータは、汎用性の高いページ記述言語、すなわちPCL(Printer Control Language)あるいはPS(PostScript)などで記載され、そのデータ形式に基づいてプリンタ11で解析を行うことにより、ホスト装置21〜25において専用でないプリンタドライバで生成された印刷ジョブデータでも、ホスト装置21〜25のIPアドレス(IP address)、ジョブ名(Job Name)、ジョブオーナ名(Job Owner)、ページ数などの印刷属性に関する情報を取得することができる。
図4は、図1に示したプリンタに記憶された動作条件決定テーブルを示している。プリンタ11では、ホスト装置21〜25からの印刷ジョブを実行する際の動作条件に関する指定情報(プリンタの動作設定)を、印刷ジョブデータから取得可能なホスト側情報(Hostからの指示)に対応させた動作条件決定テーブルが、フラッシュメモリ(記憶手段)32に記憶されており、CPU(ホスト側情報取得手段、制御手段)31では、ホスト装置21〜25から印刷ジョブを受け取ると、その印刷ジョブデータを解析してホスト側情報を取得し、そのホスト側情報から動作条件決定テーブルを参照して動作条件を決定して、その動作条件にしたがって所要の動作を実行させるようになっている。
ここでは、ホスト側情報(Hostからの指示)として、ホスト装置21〜25のIPアドレス(IP address)、印刷ジョブのジョブオーナ名(Job Owner)、給紙トレイの番号、並びに用紙サイズの各情報が印刷ジョブデータから取得され、ルールナンバ(Rule No.)ごとに登録されたホスト側情報の各項目と比較照合して、受け取った印刷ジョブのホスト側情報がいずれのルールナンバ(Rule No.)に該当するかが判定される。そして、該当するルールナンバでの指定情報(プリンタの動作設定)に基づいて、当該印刷ジョブを処理する際の動作パラメータが設定され、これにしたがって各部の動作が制御される。
ホスト側情報(Hostからの指示)のうち、IPアドレスは、ネットワークに参加したホスト装置21〜25に割り当てられるものであり、印刷ジョブの指示元のホスト装置を識別するホスト装置識別情報となる。ジョブオーナ名は、ホスト装置21〜25を使用するユーザ名(ログイン名)に応じて印刷ジョブに付与されるものであり、印刷ジョブの指示元のユーザを識別するユーザ識別情報となる。これらのホスト側識別情報に基づいて動作条件を決定することでホスト装置やユーザの利用形態に応じた適切な印刷処理を行うことができる。
ホスト側情報(Hostからの指示)のうち、給紙トレイ及び用紙サイズの各項目は、ホスト装置21〜25上のアプリケーションやプリンタドライバでユーザにより指定されて印刷ジョブデータから取得されるものである。このホスト側指定情報のうち、給紙トレイの項目では、記録紙供給元の給紙トレイの番号、並びに給紙トレイを指定せずにプリンタ側の設定に任せることを指定することができる。用紙サイズの項目では、各種の定型サイズ、並びにサイズを指定せずにプリンタ側の設定に任せることを指定することができる。
他方、動作条件決定テーブルに登録される指定情報(プリンタの動作設定)のうち、印刷許可(実行)の項目では、印刷を許可するか否かを指定することができる。給紙トレイの項目では、給紙トレイの番号、並びに給紙トレイを指定せずにプリンタ側の設定に任せることを指定することができる。両面印刷の項目では、両面印刷の実行の要否、さらに両面印刷の場合にはレイアウトを指定することができる。パンチの項目では、パンチ動作の要否、さらにパンチ動作を行う場合にはその位置を指定することができる。ステイプルの項目では、ステイプル動作の要否、さらにステイプル動作を行う場合にはその位置を指定することができる。排紙トレイの項目では、排紙トレイの番号を指定することができる。さらに、両面印刷、パンチ、ステイプル、排紙トレイの各項目では、ホスト側の指定に従う選択肢が設けられている。なおこの他に、記録紙を折りたたむ紙折り動作や、ソータでの記録紙の仕分け動作などを指定可能としても良い。
ここで、給紙トレイのようにホスト側指定情報と登録指定情報との双方に指定項目を有するものは、ホスト側指定情報から該当するルールナンバを判定してそのルールナンバの登録指定情報を動作条件として設定することにより、指定内容の読み替えが行われ、ホスト装置上のプリンタドライバが本来対象とするプリンタと実際のプリンタとで給紙トレイの指定方法が異なる、例えば指定番号のふり方が異なる場合でも、プリンタドライバでの指定内容とプリンタでの実際の動作条件とを整合させることができる。なお、給紙トレイの他にパンチ動作などの他の指定項目についても、印刷ジョブデータから指定情報を取得可能であれば、ホスト側指定情報と登録指定情報との双方に指定項目を設けて、ホスト装置のプリンタドライバでの指定が反映されるものとすると良い。
図4に示した例では、ルールナンバ001〜004・006・007において、ホスト側指定情報と登録指定情報との双方に指定項目を有し、トレイ番号の読み替えが行われる。またルールナンバ004・005では、両面印刷の項目に指定(Short、Long)があるため、ホスト側情報に関係なく強制的に両面印刷が実行される。ルールナンバ006では、ステイプルの項目に指定(LU:Left-Up、LC:Left-Center)があるため、ステイプル動作が実行される。ルールナンバ007では、パンチの項目に指定(YES)があるため、パンチ動作が実行される。ルールナンバ100では、印刷許可(実行)の項目に拒否の指定(NG)があるため、印刷拒絶処理が行われる。
図5は、図1に示したプリンタでの登録手順を示すフロー図である。ここでは、液晶表示部及び操作キーを有する操作表示パネル(操作手段)37の操作により動作条件決定テーブルの登録情報が入力される。まずステップ101にてルールナンバ(Rule No.)の入力画面が表示され、ここでオペレータがルールナンバの入力操作を行い、つづくステップ102にてルールナンバの入力が終了すると、ステップ103にてそのルールナンバで既に登録済みか否かが判定され、登録済みであればステップ104に進んで既定義データの呼び出しが行われ、以後の入力操作で登録情報の更新を行うことができる。他方、入力したルールナンバが登録済みでなければステップ105に進み、以後の入力操作は新規登録となる。
ステップ105では新規入力の画面表示が行われ、ここでオペレータがIPアドレス(IP address)の入力操作を行い、つづくステップ106にてIPアドレスの入力が終了すると、つづくステップ107〜112にて、残りのホスト側情報、すなわちジョブオーナ名(Job Owner)、給紙トレイ(Host Tray)、用紙サイズ(Host用紙サイズ)の順に各入力画面が表示されてオペレータが各項目について入力操作を行う。
次にステップ113〜124にて印刷ジョブ処理時の動作条件設定の元になる指定情報、すなわち印刷許可(実行)、給紙トレイ、両面印刷、プリンタパンチ動作、スティプル動作、排紙トレイの順に各入力画面が表示されてオペレータが各項目について入力操作を行う。そして全ての項目について入力が終了するとステップ125に進み、ここで該当するルールナンバで入力情報をフラッシュメモリ32の動作条件決定テーブル(プリンタ動作設定表)に保存する処理が行われる。
図6は、図1に示したプリンタでの処理手順を示すフロー図である。まずステップ201にて印刷ジョブを受け付けると、ステップ202に進み、ここで印刷ジョブのパラメータ抽出、すなわちPCLやPSなどのデータ形式による印刷ジョブデータを解析して、ホスト装置のIPアドレス(IP address)、印刷ジョブのジョブオーナ名(Job Owner)、プリンタドライバで指定した給紙トレイ(Hostトレイ選択)並びに用紙サイズ(Host用紙サイズ)の各項目ごとの指定情報を取得する処理が行われる。
次にステップ203にて、動作条件決定テーブル(プリンタ動作設定表)の読み出しが行われ、以後、ルールナンバ(Rule No.)001から順に、ホスト側情報の各項目の指定内容と動作条件決定テーブルの登録内容とが比較照合される。すなわちステップ204にてまずルールナンバのパラメータの初期化が行われ、ついでステップ205にてルールナンバのパラメータが1増分される。そしてステップ206にて、該当条件が成立するか否か、すなわち印刷ジョブからの取得パラメータと動作条件決定テーブル(プリンタ動作設定表)の登録パラメータとが一致するか否かの判定が行われ、ここで該当条件が成立しなければステップ205に戻って次のルールナンバの比較照合に進む。
他方、ステップ206にて該当条件を満足すると判定されると、ステップ207に進み、ここで印刷拒絶条件が成立するか否か、すなわち印刷許可(実行)のパラメータが印刷拒否(NG)であるか否かが判定され、印刷拒否であればステップ208に進んで印刷拒絶処理が行われ、次の印刷ジョブの受付待ち状態に戻る。なお、ここでは最後のルールナンバ(Rno=100)を印刷拒否として、動作条件決定テーブル(プリンタ動作設定表)中に条件を満足するルールナンバがない場合に、ルールナンバごとの比較照合のループから抜け出るようにしている。
他方、ステップ207にて印刷拒絶条件が成立しないものと判定されると、ステップ209に進み、該当するルールナンバの指定情報に基づいて各部の動作条件を規定する印刷パラメータの変更が行われる。そしてステップ210にて印刷コマンドに応じてプリンタエンジン38にて画像形成印刷処理が開始され、さらにステップ211にて変更済みの印刷パラメータにしたがってフィニッシャ51などで所要の動作が実行されて印刷処理が完了し、次の印刷ジョブの受付待ち状態に戻る。
本発明にかかる印刷装置は、印刷装置の増設や交換の際に、その印刷装置専用のプリンタドライバなどのプログラムをホスト装置に新たに導入することなく、ユーザの要望に適合する動作条件で適切な印刷処理を行うことができる効果を有し、PCなどのホスト装置とネットワーク接続されてホスト装置からの印刷ジョブを実行する印刷装置などとして有用である。
本発明による印刷装置が適用されたネットワークシステムの全体を示すブロック図 図1に示した印刷装置の概略構成を示すブロック図 図1に示したプリンタが受け取る印刷ジョブデータに付加される印刷属性に関する情報を示す図 図1に示した印刷装置に記憶された動作条件決定テーブルを示す図 図1に示した印刷装置での登録手順を示すフロー図 図1に示した印刷装置での処理手順を示すフロー図
符号の説明
1・2・11 プリンタ
21〜25 ホスト装置
31 CPU(制御手段)
32 フラッシュメモリ(記憶手段)
37 操作表示パネル(操作手段)
42 給紙部
44 両面印刷用の表裏反転部
54 パンチ部
56 ステイプル部
58 排紙部

Claims (10)

  1. ホスト装置で所定のデータ形式で生成されて送信された印刷ジョブのデータからホスト側情報を取得するホスト側情報取得手段と、印刷ジョブを処理する際の動作条件に関する指定情報を印刷ジョブのデータから取得可能なホスト側情報に対応させて予め登録保存する記憶手段と、前記ホスト装置から印刷ジョブを受け取ると、その印刷ジョブのデータに含まれるホスト側情報から前記記憶手段の登録保存情報を参照して当該印刷ジョブに適合する指定情報を取得し、その指定情報に基づいて所要の動作を実行させる制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. さらに、前記記憶手段に予め登録保存されるホスト側情報と指定情報との組み合わせに関する情報を入力する操作手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ホスト側情報は、ネットワーク接続された前記ホスト装置に割り当てられるIPアドレスであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記ホスト側情報は、前記ホスト装置を使用するユーザ名に応じて印刷ジョブのデータに付与されるジョブオーナ名であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  5. 前記指定情報は、記録紙の供給元となる給紙トレイに関するものであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記指定情報は、両面印刷に関するものであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  7. 前記指定情報は、印刷済みの記録紙に対するパンチ動作に関するものであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  8. 前記指定情報は、印刷済みの記録紙に対するステイプル動作に関するものであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  9. 前記指定情報は、印刷済みの記録紙の排出先となる排紙トレイに関するものであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
  10. 前記指定情報は、記録紙の供給元となる給紙トレイに関する指定項目、両面印刷に関する指定項目、印刷済みの記録紙に対するパンチ動作に関する指定項目、印刷済みの記録紙に対するステイプル動作に関する指定項目、印刷済みの記録紙の排出先となる排紙トレイに関する指定項目のうちの少なくとも2つの組合せからなることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の印刷装置。
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