JP2019101778A - 印刷指示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】確認印刷の実施時に作業オペレータにかかる負担を低減する。【解決手段】本発明の印刷指示装置では、確認印刷内容候補生成部225が、確認印刷用画像形成装置の装置構成情報と、本番印刷用ジョブチケットの内容に基づいて、確認印刷内容候補を生成する。次いで、確認印刷内容選択UI U2上に表示された確認印刷内容候補の中から、ユーザーによって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用ジョブチケット生成部226によって、確認印刷用ジョブチケットが生成される。次いで、確認印刷用ジョブチケットが、ネットワーク通信I/F27を介して確認印刷用画像形成装置3に送信される。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷指示装置及びプログラムに関する。
従来、平版印刷を行うオフセット印刷機、版を必要としないデジタル印刷機、後処理機等を用いて印刷ワークフローを構築する「ハイブリッドワークフロー」というシステムが存在する。ここで、図12を参照して、ハイブリッドワークフローとして構築された印刷工程管理システムの構成例について説明する。図12は、印刷工程管理システム50の構成例を示す概要図である。図12に示す印刷工程管理システム50は、工程管理アプリケーション(Management Information System;以下、「MIS」と称する)501、印刷ワークフローアプリケーション(以下、「印刷WFアプリケーション」と称する)502、オフセット印刷機503、デジタル印刷機504及び後処理機505を備える。
MIS501は、例えば印刷会社内に設置され、顧客から受注したジョブが営業担当者等により登録された場合に、印刷WFアプリケーション502に対して、印刷設定等の情報を含む作業指示書(以下、「ジョブチケット」とも称する)を送信する。
印刷WFアプリケーション502は、MIS501からジョブチケットが送信されると、該ジョブチケットを編集するとともに、編集後のジョブチケットの出力先(オフセット印刷機503、デジタル印刷機504、後処理機505等)を指定する。そして、指定された出力先に対してジョブチケットを送信することにより、出力先に印刷や後処理等の実行を指示する。
特許文献1には、MISから送信される作業指示書に記述された情報、及び、端末装置から入力された情報に基づいてジョブチケットを生成するワークフロー作成支援装置に、ジョブチケット生成用の複数のテンプレートを予め登録しておくことが記載されている。また、特許文献1には、選択画面データ作成部が、MISから送信された作業指示書に記述された情報、及び、端末装置から入力された各種の情報を基に、選択候補となるテンプレートを絞り込み、選択候補のテンプレートのリストを端末装置に提供することが記載されている。さらに、特許文献1には、端末装置で選択された一つのテンプレートの情報及び複数のパラメータに関する情報に基づいて、ジョブ定義ファイル作成部がジョブ定義ファイルを作成することが記載されている。
特開2017−16315号公報
ところで、ハイブリッドワークフローの運用においては、オフセット印刷機による本番印刷や後処理機による本番製本等を行う前に、デジタル印刷機(及びインライン後処理機)による確認印刷を行うことが一般的に行われる。確認印刷は、印刷物における面付けの配置や位置、画像の色味の再現性、後処理の内容等をユーザー(作業オペレータ)確認するために行う印刷である。ユーザーは、確認印刷によって出力された印刷物を目視で確認することにより、意図した印刷設定が印刷物に反映されているか否かを判断する。
確認印刷は、本番印刷用に生成されたジョブチケット(以下、「本番印刷用ジョブチケット」と称する)に基づいて実施される。したがって、確認印刷を行う機械(デジタル印刷機、後処理機等)は、本番印刷用ジョブチケットに付与されている設定が実行できる装置構成を有することが必要となる。
しかし、確認印刷において作業オペレータが確認したい内容は、必ずしも本番印刷に使用される(本番印刷用ジョブチケットに設定された)印刷設定と全く同じであるとは限らない。例えば、本番印刷において印刷及び中綴じ製本を行う場合であっても、確認印刷において作業オペレータが確認したい内容は、面付け状況等の印刷内容のみである状況も想定される。
このように、確認印刷において作業オペレータが確認したい内容が、本番印刷用ジョブチケットに含まれる印刷設定内容と異なる場合、作業オペレータは、印刷WFアプリケーションを用いて、本番印刷用ジョブチケットを編集する必要がある。具体的には、作業オペレータは、確認印刷時には実施が不要な設定の解除や、確認印刷時に必要となる設定の追加を行うことにより、本番印刷用ジョブチケットを編集する。そして、このような編集作業を行うにあたって、作業オペレータは、確認印刷用のデジタル印刷機の構成、すなわち、確認印刷で確認したい印刷設定を実施可能な印刷設定を事前に把握しておく必要がある。確認印刷の実施時に行われるこのような確認作業及び編集作業は、作業オペレータの負担となっていた。
特許文献1に記載の技術では、MISから入稿されたジョブチケットと同じ内容で印刷を行うための使用テンプレートが、選択候補のテンプレートとして選定される。したがって、特許文献1に記載の技術によっては、確認印刷の実施時に作業オペレータにかかる上述のような負担を低減することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、確認印刷の実施時に作業オペレータにかかる負担を低減することにある。
ことにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面を反映した印刷指示装置は、印刷機情報取得部と、本番印刷設定内容取得部と、確認印刷内容候補生成部と、確認印刷内容候補表示処理部と、確認印刷用ジョブチケット生成部と、通信部と、を備える構成とする。印刷機情報取得部は、ネットワークを介して接続された印刷機の装置構成情報を取得する。本番印刷設定内容取得部は、ネットワークを介して接続された印刷工程管理装置から送信される、本番印刷用の印刷設定内容を取得する。確認印刷内容候補生成部は、印刷機情報取得部が取得した装置構成情報と、本番印刷設定内容取得部が取得した印刷設定内容とに基づいて、本番印刷の前に実行される確認印刷の印刷設定の候補である確認印刷内容候補を生成する。確認印刷内容候補表示処理部は、確認印刷内容候補生成部が生成した確認印刷内容候補を、ユーザーインタフェース上に表示する。確認印刷用ジョブチケット生成部は、ユーザーインタフェースを介してユーザーによって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用のジョブチケットである確認印刷用ジョブチケットを生成する。通信部は、確認印刷用ジョブチケット生成部で生成された確認印刷用ジョブチケットを、印刷機に送信する。
また、本発明の一側面を反映したプログラムは、ネットワークを介して接続された印刷機の装置構成情報を取得することと、ネットワークを介して接続された印刷工程管理装置から送信される、本番印刷用の印刷設定内容を取得することと、装置構成情報と印刷設定内容とに基づいて、本番印刷の前に実行される確認印刷の印刷設定の候補である確認印刷内容候補を生成することと、確認印刷内容候補を、ユーザーインタフェース上に表示することと、ユーザーインタフェースを介してユーザーによって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用のジョブチケットである確認印刷用ジョブチケットを生成することと、確認印刷用ジョブチケットを、印刷機に送信することと、をコンピュータに実行させる。
本発明では、ユーザーは、実行したい確認印刷内容をユーザーインタフェース上で選択するだけで、本番印刷用ジョブチケットを編集することなく、確認印刷を実施できる。それゆえ、本発明によれば、確認印刷の実施時に作業オペレータにかかる負担を低減できる。
本発明の一実施形態に係る本発明の一実施形態に係る印刷指示装置を含む印刷工程管理システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るクライアントPC、確認印刷用画像形成装置、本番印刷用画像形成装置及び後処理装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に印刷WFアプリケーションの各機能部の構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るジョブリストの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る確認印刷内容選択用のUIの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る印刷工程管理システムの構成の具体例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る確認印刷用画像形成装置の装置構成の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る確認印刷内容候補列挙部による色再現性確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る確認印刷内容候補列挙部による後処理確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る確認印刷内容候補列挙部による確認印刷内容と確認印刷実行可能印刷機候補との紐づけの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るクライアントPCによる印刷指示手法の手順を示すフローチャートである。 従来の印刷工程管理システムの構成例を示す概要図である。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷指示装置及びプログラムについて、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素は、同一の符号を付し、構成要素の重複説明は省略する。
<印刷工程管理システムの全体構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷指示装置及びプログラムの内容について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る印刷指示装置を含む印刷工程管理システム100の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷工程管理システム100は、サーバー1、クライアントPC(Personal Computer)2(印刷指示装置の一例)、確認印刷用画像形成装置3(印刷機の一例)、本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5を備える。サーバー1、クライアントPC2、確認印刷用画像形成装置3、本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5は、互いにネットワークNにより接続される。
サーバー1には、MISの工程管理アプリケーションがインストールされている。サーバー1は、受注ジョブに関する作業指示書(ジョブチケット)を生成し、該ジョブチケットをクライアントPC2に送信する。
クライアントPC2には、印刷WFアプリケーションがインストールされている。クライアントPC2は、サーバー1から受信した本番印刷用ジョブチケットに記載の内容に基づいて、面付け、RIP(Raster Image Processor)等の処理を行うことにより、例えば、PDF(Portable Document Format)形式の本番印刷用の画像データを生成する。
また、本実施形態では、クライアントPC2は、確認印刷用画像形成装置3の装置構成の情報と、サーバー1から受信した本番印刷用ジョブチケットに記載された印刷設定内容とに基づいて、確認印刷内容選択用のUI(User Interface)を生成する。そして、確認印刷内容選択用のUIを介して作業オペレータから入力された内容に基づいて、確認印刷用ジョブチケットを生成する。
また、クライアントPC2は、確認印刷用ジョブチケットの送信先の装置(確認印刷用画像形成装置3及び/又は後処理装置5)を選択して、選択した装置に対して確認印刷用ジョブチケットを送信することにより、確認印刷の実行を指示する。さらに、クライアントPC2は、本番印刷用画像形成装置4に対して本番印刷用ジョブチケットを送信することにより、本番印刷の実行を指示する。
確認印刷用画像形成装置3は、例えば、コピー機能、スキャン機能、印刷機能等を備える複合機(MFP:MultiFunction Printer)として構成されるデジタル印刷機である。コピー機能は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を用紙に印刷する機能であり、スキャン機能は、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存する機能である。印刷機能は、ネットワークN等を通じて外部(クライアントPC2等)から受信した印刷ジョブに基づいて、用紙に文書や画像等を印刷して出力する機能である。本実施形態では、確認印刷用画像形成装置3は、クライアントPC2からの印刷指示を受けて、クライアントPC2から送信された確認印刷用ジョブチケットに基づく確認印刷を行う。
また、確認印刷用画像形成装置3は、インライン後処理装置38(図2参照)を有し、インライン後処理装置38は、画像が形成された用紙に対してステープル、パンチ、中綴じ等の後処理を行う。なお、確認印刷用画像形成装置3として、インライン後処理装置を備えない画像形成装置を用いてもよい。また、確認印刷用画像形成装置3は、複数台設けられてもよい。
本番印刷用画像形成装置4は、平版印刷を行うオフセット印刷機であり、クライアントPC2からの印刷指示を受けて本番印刷を行う。後処理装置5は、本番印刷用画像形成装置4、又は、インライン後処理機を備えない確認印刷用画像形成装置(不図示)から出力された印刷物に対して、ステープル、パンチ、中綴じ等の後処理を行う。
<印刷工程管理システムの制御系の構成>
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係るクライアントPC2、確認印刷用画像形成装置3、本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5の制御系の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るクライアントPC2、確認印刷用画像形成装置3、本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5の制御系の構成例を示すブロック図である。
クライアントPC2は、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22、HDD(Hard Disk Drive)23、表示部25、入力部26及びネットワーク通信I/F(Interface)27(通信部の一例)を備える。CPU21は、各種演算及び制御を行う機能を有し、クライアントPC2を構成する各部の動作を制御する。メモリ22は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成される。ROMには、CPU21によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア/アプリケーション)が格納される。RAMは、CPU21がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。
HDD23には、各種データが格納される。本実施形態では、HDD23に、本実施形態に係るプログラムの一例である印刷WFアプリケーション24が格納される。印刷WFアプリケーション24は、サーバー1から本番印刷用の印刷ジョブが入稿され、かつ、作業オペレータによって本番印刷の実行が指示された場合に、本番印刷用画像形成装置4(及び後処理装置5)に対して印刷の指示を行う。
作業オペレータによって確認印刷の実行が指示された場合には、印刷WFアプリケーション24は、本番印刷用ジョブチケットに基づいて確認印刷用ジョブチケットを生成する。そして、確認印刷を実行させる対象となる確認印刷用画像形成装置3に対して、確認印刷用ジョブチケットを送信する。印刷WFアプリケーション24の詳細については、図3を参照して後述する。なお、印刷WFアプリケーション24は、HDD23ではなくメモリ22に格納されてもよい。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成され、印刷WFアプリケーション24のUIの画面等が表示される。入力部26は、例えば、キーボードやマウス等で構成され、作業オペレータによる操作内容に応じた操作信号を生成してCPU21に出力する。なお、表示部25及び入力部26は、タッチパネルとして一体に形成されてもよい。
ネットワーク通信I/F27は、ネットワークNを介して接続される各装置との間で信号又はデータの送受信を行う。例えば、ネットワーク通信I/F27は、サーバー1から送信された本番印刷用ジョブチケットを受信したり、該本番印刷用ジョブチケットを本番印刷用画像形成装置4、後処理装置5へ送信したりする。また、ネットワーク通信I/F27は、印刷WFアプリケーション24から出力される確認印刷用ジョブチケットを、確認印刷用画像形成装置3、後処理装置5へ送信する。
確認印刷用画像形成装置3は、CPU31、メモリ32、HDD33、ネットワーク通信I/F34、RIP(Raster Image Processor)部35、画像形成部36、給排紙部37及びインライン後処理装置38を備える。
CPU31は、各種演算及び制御を行う機能を有し、確認印刷用画像形成装置3を構成する各部の動作を制御する。メモリ32は、ROMやRAM等で構成される。ROMには、CPU31によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア/アプリケーション)が格納される。RAMは、CPU31がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。
HDD33には、印刷物として出力済みの画像データ、プリンタドライバ等が記憶される。ネットワーク通信I/F34は、ネットワークNを介して接続される各装置との間で信号又はデータの送受信を行う。
RIP部35は、クライアントPC2から送信されてネットワークI/F34が受信した印刷ジョブの各ページをラスタライズして、ページ毎の画像データを生成し、必要に応じて、画像処理やスクリーニング等を行う。画像形成部36は、RIP部35で生成された画像データ、又は、クライアントPC2から送信されてネットワークI/F34が受信した本番印刷用の画像データを、用紙上に印刷(画像形成)する。
給排紙部37は、用紙を画像形成部36に給紙する給紙部、及び、画像形成部36で画像が形成された用紙を排紙する排紙部で構成される。インライン後処理装置38は、確認印刷用画像形成装置3の本体と一体に形成される後処理装置である。インライン後処理装置38は、ネットワークI/F34が受信したジョブチケットに含まれる印刷設定に基づいて、給排紙部37の排紙部から排紙される用紙に対して、ステープル、パンチ、中綴じ等の後処理を行う。
本番印刷用画像形成装置4は、ネットワーク通信I/F41、CPU42、メモリ43、HDD44、印刷処理部45及び給排紙部46を備える。
ネットワーク通信I/F41は、ネットワークNを介して接続される各装置との間で信号又はデータの送受信を行う。CPU42は、各種演算及び制御を行う機能を有し、本番印刷用画像形成装置4を構成する各部の動作を制御する。メモリ43は、ROMやRAM等で構成される。ROMには、CPU42によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア/アプリケーション)が格納される。RAMは、CPU42がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。HDD44には、各種データが記憶される。
印刷処理部45は、クライアントPC2から送信されてネットワークI/F41が受信した、例えばPDF形式の本番印刷用の画像データを、用紙上に印刷する。給排紙部46は、用紙を印刷処理部45に給紙する給紙部、及び、印刷処理部45で印刷処理が行われた用紙を排紙する排紙部で構成される。
後処理装置5は、ネットワーク通信I/F51、CPU52、メモリ53、HDD54、給排紙部55及び後処理部56を備える。
ネットワーク通信I/F51は、ネットワークNを介して接続される各装置との間で信号又はデータの送受信を行う。CPU52は、各種演算及び制御を行う機能を有し、後処理装置5を構成する各部の動作を制御する。メモリ53は、ROMやRAM等で構成される。ROMには、CPU52によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア/アプリケーション)が格納される。RAMは、CPU52がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。HDD54には、各種データが記憶される。
給排紙部55は、本番印刷用画像形成装置4、又は、インライン後処理装置を備えない確認印刷用画像形成装置(不図示)から排出された用紙を後処理部56に給紙する給紙部、及び、後処理部56で印刷処理が行われた用紙を排紙する排紙部で構成される。後処理部56は、クライアントPC2から送信されてネットワーク通信I/F51が受信したジョブチケットに記載された印刷設定に基づいて、給排紙部55から給紙される用紙に対して、ステープル、パンチ、中綴じ等の後処理を行う。
[印刷ワークフローアプリケーションの各機能部]
次に、図3を参照して、印刷WFアプリケーション24の各機能部の構成について説明する。図3は、印刷WFアプリケーション24の各機能部の構成例を示す説明図である。
印刷WFアプリケーション24は、図3に示すように、確認印刷実施有無判定部221、印刷機情報取得部222、本番印刷設定内容取得部223、確認印刷内容候補列挙部224(確認印刷内容候補生成部の一例)を備える。また、印刷WFアプリケーション24は、確認印刷内容候補表示処理部225、確認印刷用ジョブチケット生成部226及び確認印刷用ジョブ出力部227を備える。
確認印刷実施有無判定部221は、ネットワーク通信I/F27(図2参照)が受信したジョブチケットの記載内容に基づいてこれから行われる印刷が、本番印刷及び確認印刷のいずれであるかを、作業オペレータによる操作入力に基づいて判定する。具体的には、まず、確認印刷実施有無判定部221は、作業オペレータによる確認印刷の実施の有無の指示を受け付けるUIを表示部25の画面に表示する。そして、確認印刷実施有無判定部221は、該UIを介して入力される作業オペレータによる確認印刷の実施の有無の指示に基づいて、本番印刷及び確認印刷のいずれを実施するのかを決定する。作業オペレータによる確認印刷の実施の有無の指示を受け付けるUIは、例えば、確認印刷の実行を指示するための確認印刷ボタンを備えたジョブリスト等で構成することができる。
ここで、図4を参照して、作業オペレータによる確認印刷の実施の有無の指示を受け付けるUIの一例としての、ジョブリストU1の構成について説明する。図4は、ジョブリストU1の構成例を示す説明図である。図4に示すジョブリストU1は、「No.」、「ジョブ名」、「ステータス」及び「確認印刷」の項目を有する。
「No.」の項目には、“1”から始まる連番が表示される。「ジョブ名」の項目には、「○○社受注ジョブ」、「△△社受注ジョブ」等の、サーバー1(MIS)から入稿された各ジョブのジョブ名が表示される。「ステータス」の項目には、「完了済み」、「未出力」等の、各ジョブのステータスの情報が表示される。「確認印刷」の項目には、「確認印刷」と表記された確認印刷ボタンB1が設けられ、確認印刷ボタンB1は、各ジョブに対応して設けられる。
作業オペレータによっていずれかの確認印刷ボタンB1が押下された場合、確認印刷実施有無判定部221は、これから行われる印刷は確認印刷であると判断する。そして、確認印刷実施有無判定部221は、印刷WFアプリケーション24のモードを、確認印刷実施用のモードである「確認印刷モード」に移行させる。
図3に戻って説明を続ける。印刷機情報取得部222は、確認印刷の実施にあたって、確認印刷用画像形成装置3の装置構成の情報を取得する。装置構成には、例えば、確認印刷用画像形成装置3におけるインライン後処理装置38の有無の情報、インライン後処理装置38を有する装置である場合の実施可能な後処理の内容、色空間の設定内容、給紙トレイに収容された用紙の種類や大きさ等の情報等がある。
一般的に、MISやWFアプリケーション等を用いたハイブリッドワークフロー連携では、JDF(Job Definition Format)と呼ばれる規格や、JMF(Job Messaging Format)と呼ばれる規格を用いてデータ通信が行われる。JDF、JMFは印刷業界で共通して使用される規格であり、JDF、JMFに準拠した手法で通信を行うことにより、異なるベンダー間でのデータ通知(送受信)が可能となる。つまり、JDF、JMFを用いたデータ通信を行うことにより、開発元が異なるWFアプリケーション同士や印刷機間を連携させることができる。
印刷工程管理システム100は、JDF、JMFに記載された共通フォーマットの印刷指示やジョブ状態情報等を参照することで、印刷や後処理の実施、印刷工程管理が可能となる。以下では、JDF、JMFを用いた通信を行う場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されず、データ通信の形式として、他の方式(MIB等)を利用してもよい。
印刷機情報取得部222は、例えば、JMFコマンドの1つである”KnownDevices”コマンドを使用することにより、確認印刷用画像形成装置3の装置構成の情報を取得する。確認印刷用画像形成装置3の装置構成の情報を取得する際、印刷機情報取得部222は、確認印刷用画像形成装置3に対して装置情報取得要求(Query)を送信する。装置情報取得要求を受信した確認印刷用画像形成装置3は、Queryに対する応答(Response)として、自装置の装置構成情報を返信する。
装置構成情報は、例えばXML(Extensible Markup Language)で記述される。XMLで記述された装置構成情報の例を下記に示す。
<DevCap ID="xxx" Name="StitchingParams">
<EnumerationState AllowedValueList="Corner Side" Name="StitchType"/>
<IntegerState AllowedValueList="1 ~ 2" Name="NumberOfStitches"/>
</DevCap>
上記の装置構成情報の一行目における“StitchingParams”はステープル設定を指す。ステープル設定には、この印刷機(確認印刷用画像形成装置3)で実施が可能なステープル設定の情報が記載される。上記の装置構成情報には、実施可能なステープルの種類は「コーナーステープル」及び「サイドステープル」であり、実施可能なステープルの点数は「1点」及び「2点」であることが示されている。また、上記の装置構成情報には、センターステープルに関する記載がないことから、この印刷機は、中綴じ機能を有していないことも分かる。
確認印刷内容候補列挙部224は、MISとしてのサーバー1から送信されたジョブチケットの内容に基づいて、本番印刷としてどのような設定・内容が求められているかの情報、すなわち、本番印刷設定内容を取得する。MISから送信される本番印刷用ジョブチケットは、一般的にJDF形式で記載される。JDFは、上述したJMFと同様にXML形式で記述される。JDF形式で記載されたジョブチケットの例を下記に示す。
<FoldingParams ID="xxx" Class="Parameter" FoldCatalog="F4-1" NoOp="false" Status="Available"/>
上記のジョブチケットにおける“FoldingParams”は、折り設定を指す。上記ジョブチケットには、「中折り」を示す“F4−1”の記載があることから、サーバー1から送信された本番印刷用ジョブチケットにおける印刷設定内容においては、中折り設定されていることが分かる。
確認印刷内容候補列挙部224は、印刷機情報取得部222が取得した確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報、及び、確認印刷内容候補列挙部224が取得した本番印刷設定内容に基づいて、確認印刷内容の候補と、確認印刷の実行可能印刷機の候補とを列挙する。確認印刷内容の候補(以下、「確認印刷内容候補」と称する)は、確認印刷において実施されることが想定される印刷設定内容の候補である。確認印刷内容候補列挙部224については、後述の図6〜図10を参照して詳述する。
確認印刷内容候補表示処理部225は、確認印刷内容候補列挙部224で列挙された確認印刷内容候補及び確認印刷の実行可能印刷機の候補(以下、「確認印刷実行可能印刷機候補」と称する)を、表示部25の画面に確認印刷内容選択用のUIとして表示させる制御を行う。
ここで、図5を参照して、確認印刷内容選択用のUI(以下、「確認印刷内容選択用UI」と称する)の構成例について説明する。図5は、確認印刷内容選択用のUI U2の構成例を示す説明図である。
確認印刷内容選択用のUI U2は、図4に示したジョブリストU1でいずれかのジョブが選択された後に、表示部25の画面に表示されるUIである。図5に示す例では、図4のジョブリストU1のジョブ名の項目にて「△△社受注ジョブ」が選択された場合の表示例を示す。
確認印刷内容選択用のUI U2には、選択可能な確認印刷内容が列挙されており、各確認印刷内容に対して「確認実行」と記載された確認実行ボタンB2が設けられている。図5には、確認印刷内容候補として、「面付け確認」、「色味確認」、「後処理確認(パンチ)」、「後処理確認(中綴じ)」、「後処理確認(パンチ+中綴じ)」、及び、「本番同等確認」が記載されている。これらの確認印刷内容候補は、確認印刷内容候補列挙部224によって列挙されたものであり、該確認印刷内容の詳細については、後述する確認印刷内容候補列挙部224の説明時に併せて説明する。
図3に戻って説明を続ける。確認印刷用ジョブチケット生成部226は、確認印刷内容選択用のUI U2を介して作業オペレータによって入力された内容に応じて、確認印刷用ジョブチケットを生成する。
確認印刷用ジョブ出力部227は、確認印刷用ジョブチケット生成部226で生成されたジョブチケットを、ネットワーク通信I/F27(図2参照)出力する。そして、ネットワーク通信I/F27は、確認印刷用ジョブ出力部227から入力されたジョブチケットを、確認印刷用画像形成装置3に送信する。
<確認印刷内容候補列挙部の処理内容>
次に、確認印刷内容候補列挙部224の処理内容について説明する。確認印刷では、一般的に「面付け確認」、「色再現性確認」、「後処理確認」、「本番同等確認」等が行われる。
[面付け確認]
オフセット印刷機である本番印刷用画像形成装置4で本番印刷を行う場合、クライアントPC2の印刷WFアプリケーション24は面付け処理を行う。そして、例えばPDF等の面付け済みのデータを、印刷WFアプリケーション24が本番印刷用画像形成装置4に送信し、本番印刷用画像形成装置4が、受信したデータに基づいて画像を用紙に印刷する。
面付け確認用の確認印刷では、本番印刷で使用されるものと同様の面付け済みのデータを確認印刷用画像形成装置3が印刷し、作業オペレータが、出力された印刷物における画像の配置又は位置等が意図したものとなっているか否かを確認する。面付け確認においては、画像の配置又は位置等を確認することができればよいため、後処理設定の実施は必要とされない。
[色再現性確認]
色再現性確認においては、作業オペレータは、指定の色空間設定において意図した色再現が可能か(実現されているか否か)を確認する。色再現性確認においては、色再現性の確認を行えればよいため、後処理設定の実施は必要とされない。
[後処理確認]
後処理確認においては、作業オペレータは、ステープル、パンチ等の後処理が、印刷物における意図した位置に実行されるか否かを確認する。
[本番同等確認]
本番同等確認においては、作業オペレータは、面付け、色再現性、後処理等の全てを加味した印刷、すなわち、本番印刷を想定した印刷を行った場合における出力結果を確認する。
これらの確認印刷内容の項目は、プリセットとしてクライアントPC2のメモリ22又はHDD23等に記憶させておく。確認印刷内容候補列挙部224は、印刷機情報取得部222が取得した確認印刷用画像形成装置3の装置構成の情報と、サーバー1から送信される本番印刷用ジョブチケットの内容とに基づいて、確認印刷の内容を具体化する。そして、確認印刷内容候補列挙部224は、具体化した確認印刷内容と、確認印刷実行可能印刷機候補とを紐づける。
ここで、確認印刷内容候補列挙部224の処理の具体例について、図6〜図10を参照して説明する。図6は、印刷工程管理システム100の構成の具体例を示す説明図であり、図7は、確認印刷用画像形成装置3の装置構成の例を示す説明図である。図8は、確認印刷内容候補列挙部224による色再現性確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順を示すフローチャートである。図9は、確認印刷内容候補列挙部224による後処理確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順を示すフローチャートである。図10は、確認印刷内容候補列挙部224による確認印刷内容と確認印刷実行可能印刷機候補との紐づけの例を示す説明図である。
図6に示す印刷工程管理システム100は、クライアントPC2(図示略)にインストールされた印刷WFアプリケーション24、確認印刷用画像形成装置3a〜3d、本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5を備える。
確認印刷用画像形成装置3a〜3dは、図7に示す装置構成を有する。図7に示す表は、「印刷機名」、「使用可能後処理」及び「使用可能色空間(プロファイル)」の項目を有する。「印刷機名」の項目には、確認印刷用画像形成装置3a〜3dの名称が格納される。「使用可能後処理」の項目には、確認印刷用画像形成装置3a〜3d(以下、これらを総称して「確認印刷機」とも称する)において使用可能な後処理の内容が記載される。「使用可能色空間(プロファイル)」には、各確認印刷機において使用可能な色空間として設定された色空間プロファイル(iccプロファイル)が記載される。
確認印刷用画像形成装置3aは、図6に示すようにインライン後処理装置を備えていない。したがって、図7の表の「使用可能後処理」の項目には「なし」と記載されている。また、「使用可能色空間(プロファイル)」の項目には“Output_A.icc”と記載されている。確認印刷用画像形成装置3bは、図6に示すように、インライン後処理装置として、パンチを行うことができるパンチ機を備えているため、図7の表の「使用可能後処理」の項目には、「パンチ」と記載されている。また、「使用可能色空間」の項目には“Output_B.icc”と記載されている。
確認印刷用画像形成装置3cは、図6に示すように、インライン後処理装置として、中綴じ及びパンチを行うことができる装置を備えている。したがって、図7の表の「使用可能後処理」の項目には「中綴じ」及び「パンチ」と記載されている。また、「使用可能色空間(プロファイル)」の項目には、“Output_A.icc”と記載されている。確認印刷用画像形成装置3dは、図6に示すように、インライン後処理装置として、ステープルを行うことができるステープル機を備えている。したがって、図7の表の「使用可能後処理」の項目には、「ステープル」と記載されている。また、「使用可能色空間(プロファイル)」の項目には、“Output_B.icc”が設定されている。
図6に示すように、印刷WFアプリケーション24から本番印刷用画像形成装置4に対して本番印刷の指示として送信される本番印刷用ジョブチケットでは、後処理として中綴じ及びパンチが設定されている。中綴じ及びパンチの後処理は、例えば、中綴じされた数冊の冊子をバインダーで束ねる等の使用用途において実施される。また、本番印刷用ジョブチケットには、出力色空間として“Output_A.icc”が指定されている。
本番印刷用画像形成装置4及び後処理装置5は、本番印刷用ジョブチケットにおいて指定される設定を全て処理可能な構成を有する。
本番印刷用ジョブチケットにおいて「面付け確認」が指定される場合、各確認印刷機は、確認印刷として印刷を行えばよいだけである。したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、確認印刷機が後処理の内容や色空間の設定等を実行可能か否かについて、加味する必要はない。つまり、確認印刷内容候補列挙部224による確認印刷内容のこれ以上の具体化は不要である。したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、面付け確認の確認印刷実行可能印刷機候補として、すべての確認印刷機(確認印刷用画像形成装置3a〜3d)を選定する。
本番印刷用ジョブチケットにおいて「色再現性確認」が指定されている場合、確認印刷内容候補列挙部224は、指定の色空間(プロファイル)を用いた印刷を確認印刷用画像形成装置3a〜3dが実行可能かを判定すればよい。したがって、確認印刷内容候補列挙部224による確認内容項目の具体化は不要である。
したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、まず、印刷機情報取得部222が取得した装置構成情報から、確認印刷用画像形成装置3a〜3dで使用可能な色空間設定の情報を取得する。そして、確認印刷内容候補列挙部224は、取得した色空間設定の中から、本番印刷用ジョブチケットに設定された色空間設定と合致するものを検索し、合致したものを、色再現性確認の確認印刷実行可能印刷機候補に選定する。確認印刷内容候補列挙部224による色再現性確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順については、後述の図8を参照して詳述する。
本番印刷用ジョブチケットにおいて「後処理確認」が指定されている場合、確認印刷内容候補列挙部224は、まず、「本番印刷用ジョブチケットに設定されている後処理設定」と「確認印刷用画像形成装置で実行可能な後処理」との共通部分を抽出する。そして、確認印刷内容候補列挙部224は、後処理確認印刷として実行可能な項目(確認印刷内容)を具体化し、具体化した確認印刷内容と実行可能印刷機候補とを紐づける。確認印刷内容候補列挙部224による後処理確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順については、後述の図9を参照して詳述する。
本番印刷用ジョブチケットにおいて「本番印刷同等確認」が指定されている場合、確認印刷内容候補列挙部224は、本番印刷用ジョブチケットにおいて指定されている内容(後処理及び色空間の設定内容)を満たせる確認印刷機があるか否かを判定すればよい。したがって、確認印刷内容候補列挙部224による、これ以上の確認内容項目の具体化は不要である。確認印刷内容候補列挙部224は、本番印刷用ジョブチケットにおいて指定されている内容(後処理及び色空間の設定内容)を満たせる確認印刷機があるか否かの判定を、後述の図8及び図9に示す処理手順に従って行う。
次に、図8を参照して、確認印刷内容候補列挙部224による色再現性確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順について説明する。
まず、確認印刷内容候補列挙部224は、本番印刷設定内容取得部223から、本番印刷用ジョブチケットに設定された色空間設定の内容を取得する(ステップS1)。次いで、確認印刷内容候補列挙部224は、ステップS1で取得した色空間設定と合致する使用可能色空間を有する確認印刷機が存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2で、ステップS1で取得した色空間設定と合致する使用可能色空間を有する確認印刷機が存在すると判定された場合(ステップS2がYES判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、該確認印刷機を確認印刷実行可能印刷機候補に選定する(ステップS3)。
一方、ステップS2で、ステップS1で取得した色空間設定と合致する使用可能色空間を有する確認印刷機は存在しないと判定された場合(ステップS2がNO判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、処理を終了する。なお、ステップS2がNO判定の場合に、ステップS1で取得した色空間設定の確認印刷を行わせる確認印刷機を、作業オペレータに選択又は追加させてもよい。
次に、図9を参照して、確認印刷内容候補列挙部224による後処理確認の確認印刷実行可能印刷機候補の選定処理の手順について説明する。
まず、確認印刷内容候補列挙部224は、本番印刷設定内容取得部223から、本番印刷用ジョブチケットに設定された後処理設定の内容を取得する(ステップS11)。次いで、確認印刷内容候補列挙部224は、ステップS11で取得した後処理設定の内容を細分化する(ステップS12)。以下では、図6に示した具体例に基づく処理を説明する。
図6に示した具体例では、印刷WFアプリケーション24から本番印刷用画像形成装置4に対して行われた本番印刷指示(本番印刷用ジョブチケット)において、後処理設定として、中綴じ及びパンチが設定されている。したがって、ステップS12では、確認印刷内容候補列挙部224は、後処理設定を「パンチ」、「中綴じ」及び「(パンチ及び中綴じの)両方」に細分化する。
次いで、確認印刷内容候補列挙部224は、印刷WFアプリケーション24がインストールされたクライアントPC2と接続された確認印刷用画像形成装置3の中に、パンチを実施可能な確認印刷機が存在するか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13で、パンチを実施可能な確認印刷機が存在すると判定された場合(ステップS13がYES判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、該当する確認印刷機をパンチ確認機として抽出する(ステップS14)。以下の説明では、ステップS14で確認印刷内容候補列挙部224が行った抽出を「第1の抽出」と称する。
図6に示す具体例では、パンチを実施可能な確認印刷機は、確認印刷用画像形成装置3b及び3cである。したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、第1の抽出では、確認印刷用画像形成装置3b及び3cを抽出する。
一方、ステップS13で、パンチを実施可能な確認印刷機が存在しないと判定された場合(ステップS13がNO判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、中綴じを実施可能な確認印刷機が存在するか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15で、中綴じを実施可能な確認印刷機が存在すると判定された場合(ステップS15がYES判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、該当する確認印刷機を中綴じ確認機として抽出する(ステップS16)。以下の説明では、ステップS16で確認印刷内容候補列挙部224が行った抽出を「第2の抽出」と称する。
図6に示す具体例では、中綴じを実施可能な確認印刷機は、確認印刷用画像形成装置3cである。したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、第2の抽出では、確認印刷用画像形成装置3cを抽出する。
ステップS15で、中綴じを実施可能な確認印刷機が存在しないと判定された場合(ステップS15がNO判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、第1の抽出で抽出された確認印刷機と第2の抽出で抽出された確認印刷機とに共通する確認印刷機が存在するか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17で、第1の抽出で抽出された確認印刷機と第2の抽出で抽出された確認印刷機とに共通する確認印刷機が存在すると判定された場合(ステップS17がYES判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、該当する確認印刷機をパンチ及び中綴じ確認機として抽出する(ステップS18)。
図6に示す具体例では、第1の抽出で抽出された確認印刷機と、第2の抽出で抽出された確認印刷機とで共通する確認印刷機は、確認印刷用画像形成装置3cとなる。したがって、確認印刷内容候補列挙部224は、ステップS18では、確認印刷用画像形成装置3cを抽出する。
一方、ステップS17で、第1の抽出で抽出された確認印刷機と第2の抽出で抽出された確認印刷機とに共通する確認印刷機が存在しないと判定された場合(ステップS17がNO判定の場合)、確認印刷内容候補列挙部224は、処理を終了する。
確認印刷内容候補列挙部224は、確認印刷実行可能印刷機候補の抽出後は、抽出した確認印刷実行可能印刷機候補と、確認印刷内容とを紐づける処理を行う。図10に、確認印刷内容候補列挙部224による確認印刷内容と確認印刷実行可能印刷機候補との紐づけの例を示す。
図10に示すように、確認印刷内容の「面付け確認」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補(図10では「実行可能確認印刷機」と表記)は、確認印刷用画像形成装置3a〜3d、すなわち、すべての確認印刷機である。確認印刷内容の「色再現性確認」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷用画像形成装置3a及び3cである。
確認印刷内容の「後処理確認」の「パンチ」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷用画像形成装置3b及び3cであり、「中綴じ」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷用画像形成装置3cである。また、「パンチ+中綴じ」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷用画像形成装置3cであり、確認印刷内容の「本番同等確認」に対応づけられた確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷用画像形成装置3cである。
<確認印刷用ジョブチケット生成部の処理内容>
次に、確認印刷用ジョブチケット生成部226(図3参照)の処理内容について説明する。確認印刷用ジョブチケット生成部226は、確認印刷内容選択用のUI U2(図5参照)を介して作業オペレータによって選択された確認印刷内容に応じて、本番印刷用ジョブチケットを書き換えることにより、確認印刷用ジョブチケットを生成する。より詳細には、確認印刷用ジョブチケット生成部226は、確認印刷内容選択用のUI U2で確認印刷内容として選択されなかった項目を本番印刷用ジョブチケットから無効化する処理を行う。
確認印刷内容選択用のUI U2で確認印刷内容として選択されなかった項目を本番印刷用ジョブチケットから無効化する処理を行う理由は、無効化する処理を行わないことにより、以下のような問題が発生する懸念があるからである。
例えば、確認印刷内容として後処理確認(パンチ)が選択され、該後処理確認の印刷を確認印刷用画像形成装置3c(図6参照)で行う場合を想定する。本番印刷用ジョブチケットにおいて中綴じ設定が設定されていた場合、確認印刷用ジョブチケットにおいて中綴じ設定を無効化しないと、確認印刷用画像形成装置3cにおいて中綴じが実行されてしまう。
また、例えば、確認印刷内容として色再現性確認が選択され、該色再現性確認の印刷を確認印刷用画像形成装置3aで印刷する場合を想定する。本番印刷用ジョブチケットにおいて、パンチ及び中綴じの設定がされている場合には、これらの設定を無効化しないで印刷すると、これらの設定を実行する機能を持たない確認印刷用画像形成装置3aにおいては、禁則が発生してしまう。すなわち、印刷を継続することができない。
確認印刷用ジョブチケット生成部226は、確認印刷内容選択用のUI U2で確認印刷内容として選択されなかった項目を、明示的に設定をオフにすることにより、本番印刷用ジョブチケットから無効化する。本番設定用ジョブチケットから、確認印刷時に実行させたくない項目の記載を削除することによっても、該項目を無効化することは可能である。しかしながら、確認印刷時に実行させたくない項目の記載を削除した場合には、削除された項目に関しては、確認印刷用画像形成装置3のデフォルト設定が動作することになる。
例えば、確認印刷内容として後処理確認(パンチ)が選択され、該後処理確認の印刷を確認印刷用画像形成装置3cで行う場合を想定する。この場合、確認印刷用画像形成装置3cにおいて中綴じの設定がデフォルト設定でオンにされていると、確認印刷用ジョブチケットから中綴じ設定が削除された場合であっても、確認印刷用画像形成装置3cによって中綴じが実行されてしまう。
本実施形態では、確認印刷用ジョブチケット生成部226が、確認印刷時に実行させたくない項目を明示的にOFFにすることにより、上述のような問題の発生を防ぐことができる。
<印刷指示装置による印刷指示手法>
次に、図11を参照して、印刷指示装置としてのクライアントPC2(の印刷WFアプリケーション24)による印刷指示手法について説明する。図11は、クライアントPC2による印刷指示手法の手順を示すフローチャートである。
クライアントPC2の印刷WFアプリケーション24の確認印刷実施有無判定部221(図3参照)は、確認印刷が実施されるか否かを判定する(ステップS21)。ジョブリストU1(図4参照)に形成された確認印刷ボタンB1のいずれか1つが作業オペレータによって選択された場合、確認印刷実施有無判定部221は、押下された確認印刷ボタンB1と対応付けられたジョブに基づく確認印刷が実施されると判定する。作業オペレータによる確認印刷ボタンB1の押下を検知できなかった場合、確認印刷実施有無判定部221は、作業オペレータによって選択されたジョブ名に対応するジョブに基づく本番印刷が実施されると判定する。
ステップS21で、確認印刷は実施されないと判定された場合(ステップS21がNO判定の場合)、確認印刷実施有無判定部221は処理を終了する。一方、ステップS21で、確認印刷は実施されると判定された場合(ステップS21がYES判定の場合)、印刷機情報取得部222は、確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報を取得する(ステップS22)。上述のように、印刷機情報取得部222は、確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報を、JMFコマンドの1つであるKnownDevicesコマンド等を用いて取得することができる。
次いで、本番印刷設定内容取得部223は、サーバー1から送信された本番印刷用ジョブチケットに記載の内容から、本番印刷設定の内容を取得する(ステップS23)。次いで、確認印刷内容候補列挙部224は、ステップS22で印刷機情報取得部222が取得した確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報と、ステップS23で本番印刷設定内容取得部223が取得した本番印刷設定内容とに基づいて、確認印刷内容候補及び確認印刷実行可能印刷機候補を列挙する(ステップS24)。
本番印刷設定内容取得部223が取得した本番印刷設定内容に、色空間の設定が含まれる場合、確認印刷内容候補列挙部224は、図8に示した処理を行う。また、本番印刷設定内容取得部223が取得した本番印刷設定内容に、後処理設定が含まれる場合、確認印刷内容候補列挙部224は、図9に示した処理を行う。
次いで、確認印刷内容候補表示処理部225は、ステップS24で確認印刷内容候補列挙部224が列挙した確認印刷内容候補及び確認印刷実行可能印刷機候補を、UI(図5の確認印刷内容選択用のUI U2)として表示する(ステップS25)。次いで、確認印刷用ジョブチケット生成部226は、確認印刷内容選択用のUI U2を介して作業オペレータによって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用ジョブチケットを生成する(ステップS26)。
次いで、確認印刷用ジョブ出力部227は、ステップS26で確認印刷用ジョブチケット生成部226が生成した確認印刷用ジョブチケットを、ネットワーク通信I/F27(図2参照)を介して、確認印刷用画像形成装置3に送信する(ステップS27)。ステップS27で確認印刷用ジョブチケットが送信される確認印刷用画像形成装置3は、作業オペレータによって選択された確認印刷内容と対応付けられた装置であり、確認印刷内容と確認印刷用画像形成装置3との対応付け(紐つけ)は、確認印刷内容候補列挙部224によって行われる。
<各種効果>
上述の実施形態では、印刷機の一例である確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報と、本番印刷用の印刷設定内容の一例である本番印刷用ジョブチケットの内容に基づいて、確認印刷内容候補生成部225によって、確認印刷の印刷設定の候補である確認印刷内容候補が生成される。次いで、ユーザーインタフェースの一例である確認印刷内容選択UI U2上に表示された確認印刷内容候補の中から、ユーザー(作業オペレータ)によって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用ジョブチケット生成部226によって確認印刷用ジョブチケットが生成される。次いで、確認印刷用ジョブチケットが、通信部の一例であるネットワーク通信I/F27を介して確認印刷用画像形成装置3に送信される。したがって、本実施形態によれば、ユーザーは、実行したい確認印刷内容を選択するだけで、本番印刷用ジョブチケットを編集することなく、確認印刷を実施できる。すなわち、本実施形態によれば、確認印刷の実施時に作業オペレータにかかる負担を低減することができる。
また、上述の実施形態では、確認印刷内容選択UI U2には、確認印刷内容生成部の一例である確認印刷列挙部224によって生成(列挙)された、確認印刷内容候補及び確認印刷実行可能印刷機候補が表示される。そして、確認印刷内容候補及び確認印刷実行可能印刷機候補は、確認印刷内容候補列挙部224によって、印刷機情報取得部222が取得した確認印刷用画像形成装置3の装置構成情報、及び、確認印刷内容候補列挙部224が取得した本番印刷設定内容に基づいて紐付けられる。そして、ユーザーによって実行したい確認印刷内容が選択された場合、選択された確認印刷内容を実施可能な確認印刷用画像形成装置3に対して、確認印刷用ジョブチケットが送信される。
したがって、本実施形態によれば、ユーザーが実行したい確認印刷内容を実施可能な確認印刷用画像形成装置3が、確実に選択される。また、本実施形態によれば、ユーザーは、確認印刷用画像形成装置3の装置構成について事前に把握しておいたり、調べたりすることなく、確認印刷内容選択UI U2で所望の確認印刷内容候補を選択するという容易な操作により、適切な確認印刷用画像形成装置3に対して、確認印刷の実行を指示することができる。
また、上述の実施形態では、確認印刷用ジョブチケット生成部226が、ユーザーによって選択されていない確認印刷内容候補の印刷設定を、確認印刷用ジョブチケットにおいて無効化する処理を行う。それゆえ、本実施形態によれば、確認印刷時に、ユーザーが実行を意図しない確認印刷内容が、誤って実行されてしまうことを防ぐことができる。
また、上述の実施形態では、確認印刷用ジョブチケット生成部226は、ユーザーによって選択されていない確認印刷内容候補の印刷設定を、確認印刷用ジョブチケット上でオフにすることにより、確認印刷時に実行が不要な確認印刷内容候補を無効化する。したがって、本実施形態によれば、確認印刷用画像形成装置3のデフォルト設定が動作することにより、確認印刷時に実行が不要な確認印刷内容が、意図せず実行されてしまうことを防ぐことができる。
<各種変形例>
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。例えば、次のような各種変形例も本発明に含まれる。
上述した実施形態では、確認印刷を行う目的に応じて、確認印刷用ジョブチケットの内容をさらに変更してもよい。例えば、なるべく無駄なく確認印刷を行いたいという目的においては、確認印刷内容として色再現性確認以外の項目が選択された場合に、確認印刷用画像形成装置3の出力カラーモード設定をモノクロに書き換えてもよい。このような処理を行うことにより、トナーの消費を抑えることができる。
また、選択された確認印刷内容(例えば、後処理等)の実行は必須だが、それ以外の確認印刷内容については、可能な範囲内で本番印刷に近づけたいという目的においては、確認が必須な設定以外の設定も無効化しなくてもよい。例えば、後処理確認(パンチ)が選択されており、出力先の確認印刷機として確認印刷用画像形成装置3c(図7参照)が選択されている場合、中綴じの設定を無効化しなくてもよい。このような処理を行うことにより、ユーザーが最低限確認したい確認印刷内容が、確認印刷用画像形成装置3で確実に実行される。さらに、確認印刷用画像形成装置3が実行可能な範囲内で、本番印刷で実行される設定が実行される。それゆえ、ユーザーは、本番印刷に近い状態で確認印刷を実施させることができる。
なお、このような確認印刷用ジョブチケットの変更内容の候補を、選択肢としてUI上に表示させることにより、作業オペレータに確認印刷用ジョブチケットの変更内容を選択させてもよい。選択肢は、例えば図5に示した確認印刷内容選択用のUI U2上に設けることができる。
また、上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。上述した実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。また、図中に実線で示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…サーバー、2…クライアントPC、3,3a〜3d…確認印刷用画像形成装置、4…本番印刷用画像形成装置、5…後処理装置、21…CPU、22…メモリ、23…HDD、24…印刷WFアプリケーション、25…表示部、26…入力部、27…ネットワーク通信I/F、31…CPU、32…メモリ、33…HDD、35…RIP部、36…画像形成部、37…給排紙部、38…インライン後処理装置、42…CPU、43…メモリ、44…HDD、45…印刷処理部、46…給排紙部、50…印刷工程管理システム、52…CPU、53…メモリ、54…HDD、55…給排紙部、56…後処理部、100…印刷工程管理システム、221…確認印刷実施有無判定部、222…印刷機情報取得部、223…本番印刷設定内容取得部、224…確認印刷内容候補列挙部、225…確認印刷内容候補表示処理部、226…確認印刷用ジョブチケット生成部、227…確認印刷用ジョブ出力部

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続された印刷機の装置構成情報を取得する印刷機情報取得部と、
    前記ネットワークを介して接続された印刷工程管理装置から送信される、本番印刷用の印刷設定内容を取得する本番印刷設定内容取得部と、
    前記印刷機情報取得部が取得した前記装置構成情報と、前記本番印刷設定内容取得部が取得した前記印刷設定内容とに基づいて、前記本番印刷の前に実行される確認印刷の印刷設定の候補である確認印刷内容候補を生成する確認印刷内容候補生成部と、
    前記確認印刷内容候補生成部が生成した前記確認印刷内容候補を、ユーザーインタフェース上に表示する確認印刷内容候補表示処理部と、
    前記ユーザーインタフェースを介してユーザーによって選択された前記確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用のジョブチケットである確認印刷用ジョブチケットを生成する確認印刷用ジョブチケット生成部と、
    前記確認印刷用ジョブチケット生成部で生成された前記確認印刷用ジョブチケットを、前記印刷機に送信する通信部と、を備える
    印刷指示装置。
  2. 前記確認印刷用ジョブチケット生成部は、前記ユーザーによって選択されていない確認印刷内容候補の印刷設定を、前記確認印刷用ジョブチケットにおいて無効化する処理を行う
    請求項1に記載の印刷指示装置。
  3. 前記確認印刷用ジョブチケット生成部による、前記ユーザーによって選択されていない確認印刷内容候補の印刷設定を前記確認印刷用ジョブチケットにおいて無効化する処理は、前記ユーザーによって選択されていない前記確認印刷内容候補の印刷設定が前記確認印刷用ジョブチケット上でオフにされることによって実現される
    請求項2に記載の印刷指示装置。
  4. 前記確認印刷用ジョブチケット生成部は、前記ユーザーによって選択された前記確認印刷内容候補が色再現性の確認である場合以外は、前記印刷機の出力カラーモード設定をモノクロに変更する
    請求項3に記載の印刷指示装置。
  5. 前記確認印刷用ジョブチケット生成部は、前記ユーザーによって選択された前記確認印刷内容候補が後処理の確認である場合に、前記後処理の確認に関する印刷設定項目以外の印刷設定項目の前記確認印刷用ジョブチケットにおける無効化を、実施しない
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の印刷指示装置。
  6. ネットワークを介して接続された印刷機の装置構成情報を取得することと、
    前記ネットワークを介して接続された印刷工程管理装置から送信される、本番印刷用の印刷設定内容を取得することと、
    前記装置構成情報と前記印刷設定内容とに基づいて、前記本番印刷の前に実行される確認印刷の印刷設定の候補である確認印刷内容候補を生成することと、
    前記確認印刷内容候補を、ユーザーインタフェース上に表示することと、
    前記ユーザーインタフェースを介してユーザーによって選択された確認印刷内容候補に基づいて、確認印刷用のジョブチケットである確認印刷用ジョブチケットを生成することと、
    前記確認印刷用ジョブチケットを、前記印刷機に送信することと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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