JP4957611B2 - 内燃機関の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、気筒内への空気の流入を遮断する吸気弁のバルブ・リフトを連続的に変更可能な機構を有する内燃機関の制御方法に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、連続的にバルブ・リフトを変更可能なCVVL(continuously variable valve lift)システムが知られている。CVVLシステムは、クランクシャフトの回転に関係なく、モータでバルブリフト量を変えて、同時にバルブの開閉タイミングを変えることができる。このCVVLシステムを用いた場合、最大リフト量とともに作用角(開弁クランク角範囲)が連続的に変化し、リフト量の増大とともに吸気弁の開タイミングが進角するとともに閉タイミングが遅角する。
特開2005−188283号公報
内燃機関(エンジン)が暖機した状態でエンジンを始動する場合、燃焼室すなわち気筒内の温度は上昇している。エンジンのクランキング中は気筒内のピストンは比較的低速で移動する。そのため、このクランキング中、気筒内に吸入された空気は比較的長く気筒内に留まる。そして、この空気は、気筒サイクルの吸入行程及び圧縮行程にわたって更に加熱されることで高温となる。エンジンの運転効率を高めるために幾何学的圧縮比すなわち膨張比が高く設定されている場合には、圧縮行程中の圧縮によって気筒内の空気は特に高温となる。例えば、この空気の温度は、空気と燃料とを意図した態様で燃焼させることが出来ないほどに高くなる場合がある。意図しない燃焼態様すなわち異常燃焼には、例えばプレイグニッションやノッキングが含まれる。このような異常燃焼は、エンジンの品質ひいては信頼性に関する問題につながる可能性がある。
クランクシャフトの回転に関係なくモータでバルブのリフト量および開閉タイミングを変えることができる前記CVVLを利用する前記特許文献1では、エンジン始動時のクランキング初期において、吸気弁リフトが最小とされ、吸気弁は気筒サイクルの吸気下死点より前に閉弁する。そして、エンジンを所定期間クランキングした後において、吸気弁リフトが増大させられ、吸気弁は吸気上死点近くで閉じる。このようにクランキング初期において吸気弁が吸気下死点前で閉じれば、気筒空気充填量は低く抑えられ、圧縮行程での気筒空気温度はある程度低く抑えられる。しかしながら、前記のように、エンジンが暖機状態にある場合、特にエンジンの圧縮比が高い場合には、クランキング初期の気筒空気温度をさらに低下させる必要性がある。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、往復移動するピストンを収容するとともに燃焼室を形成する気筒と、前記気筒内へ導入される空気が通過する吸気通路と、前記吸気通路から前記気筒内への空気の流入を遮断する吸気弁とを有し、前記吸気弁の開弁時期および閉弁時期を変更可能な内燃機関の制御方法であって、前記内燃機関の始動時において、当該内燃機関の温度が予め設定された所定温度よりも低い場合には、前記吸気弁を吸気上死点よりも遅角側でかつ吸気行程の前半時期に設定された第1開時期で開くとともに当該吸気弁を吸気下死点よりも遅角側に設定された第1閉時期で閉じる工程と、前記内燃機関の始動時において、当該内燃機関の温度が前記所定温度よりも高い場合には、前記吸気弁を前記第1開時期よりも少なくとも進角側の予め設定された第2開時期で開くとともに前記吸気弁を前記第1閉時期および吸気下死点よりも遅角側の予め設定された第2閉時期で閉じ、かつ、前記吸気弁のリフト量を最大とする工程と、前記内燃機関の温度が前記所定温度より高い場合に、キーシリンダにキーが挿入されてから、当該キーに対してエンジンを始動させるための操作が行われるまでの間に、吸気弁のリフト量を最大リフト量とする工程とを有し、前記第1閉時期と第2閉時期の間隔が、前記第1開時期と第2開時期の間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする内燃機関の制御方法を提供する(請求項1)。
この方法では、内燃機関の温度が所定温度よりも高い場合に、前記吸気弁の閉弁時期が前記内燃機関の温度が低い場合に比べて遅角側かつ吸気下死点以降(第2閉時期)となるように制御されており、前記温度が高い場合には、気筒内の空気の一部が吸気の吹き返しにより気筒外に排出されるとともに、空気が保持していた熱の一部が燃焼室から放出される。その結果、気筒内の吸入空気量が減少して内燃機関の有効圧縮比が低くなるとともに、気筒内の熱量が減少するので、圧縮行程中の気筒内の空気温度は、その上昇が抑えられ、空気と燃料とが意図した態様で燃焼するのに適した温度に維持されることになる。このことは、異常燃焼の発生を抑制する。
また、この方法では、内燃機関の温度が所定温度よりも高い場合に、吸気弁の閉弁時期が遅角側に制御される一方、吸気弁の開弁時期が進角側(第2開時期)に制御されており、バルブ・リターン・スプリングに抗して吸気弁を開いた状態に維持する期間が、内燃機関の温度が低いときの方が高いときよりも短く設定されている。ここで、エンジン潤滑油の粘性そしてエンジン動作部品の摺動抵抗は、機関温度が低いほど大きい。従って、吸気弁を開いた状態に維持する期間が前記のように設定されていることで、内燃機関の温度が低い場合において吸気弁を開くための動力が抑制されるとともに、内燃機関の温度が高い場合において前記動力の増大を抑制しつつ吸気弁の長い期間にわたる開弁が実現される。このことは、より広い内燃機関の温度範囲にわたって、機関運転効率を良好に維持する。
さらに、この方法では、吸気弁の開弁時期の進角量が閉弁時期の遅角量よりも小さく設定されており、前記吸気弁が過剰に進角されるのが抑制されて、吸気上死点での吸気弁の開き量が小さく抑えられている。そのため、本方法を用いれば、吸気弁とピストンとの干渉を回避しながら、ピストン・ヘッドを吸気弁により近付けた設計を行なうことができる。そして、このような設計では、ピストンが上死点にあるときの燃焼室容積を減少させて幾何学的圧縮比そして膨張比を高めることができ、機関運転効率のより高い内燃機関を実現することができる。ここで、より高い幾何学的圧縮比は、圧縮行程中の気筒の空気温度を高めることになるが、本方法によれば、前述のとおり、気筒の空気温度の上昇を抑制することができる。結果として、この方法は、内燃機関の品質と動作効率を同時に向上させることが出来る。
また、本発明では、前記第2閉時期で閉じる際の前記吸気弁のリフト量が最大に設定されているので、吸気の吹き返し量を確保して内燃機関の有効圧縮比を大きく低減することができ、異常燃焼抑制効果を高めることができる。
ここで、エンジン始動時の異常燃焼は、始動時の最初の回転の際に起こり易いので、エンジンが始動される時には、予め吸気弁のリフト量を大きくしておく必要がある。特に、エンジン停止時にリフト量を最小リフト量にしておく場合は、少しでも速くリフト量を大きくしたい。そして、キーシリンダにキーが挿し込まれたということは、まもなくエンジンが始動するということである。そこで、本発明では、このキーが挿入されたことを事前に検知して、予めリフト量を大きくする。これにより、運転開始直後において、異常燃焼を抑制したエンジン始動を行うことが可能になる。
このようにして、本方法によれば、内燃機関の品質と動作効率とを同時に向上させることができる。
また、前記内燃機関の温度が高いほど前記第2閉時期が遅角側に設定されているのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、吸気弁の閉弁時期が温度に応じてより適切に制御されるので、始動性を確保しつつ異常燃焼をより確実に抑制することが可能となる。
以上のとおり、本発明によれば、内燃機関の動作効率を向上させることができるとともに内燃機関の異常燃焼を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明が適用されるエンジンシステムの全体構造を概略的に示したものである。このエンジンシステムは、エンジン本体(内燃機関)1と、このエンジン本体1に付随する様々なアクチュエータを制御するためのエンジン制御器(制御手段)100とを有している。
前記エンジン本体1は、自動車等の車両に搭載される4サイクルの火花点火式内燃機関であって、前記車両を推進すべく、その出力軸は変速機を含む駆動システムを介して駆動輪に連結されている。このエンジン本体1は、シリンダブロック12とその上に載置されるシリンダヘッド13とを備えている。このシリンダブロック12とシリンダヘッド13との内部には複数のシリンダ(気筒)11が形成されている。このエンジン本体1は、例えば、直列4気筒の自動車駆動用エンジンで、4つのシリンダ11が形成されている。また、前記シリンダブロック12には、ジャーナル、ベアリングなどによってクランクシャフト14が回転自在に支持されている。
前記各シリンダ11内にはピストン15がそれぞれ摺動自在に嵌挿されており、各ピストン15の上方にはそれぞれ燃焼室17が区画されている。
ここで、本実施形態では、前記ピストン15が上死点に位置するときの燃焼室17の容積と、ピストン15が下死点に位置するときの燃焼室17の容積との比であるエンジン本体1の幾何学的圧縮比がほぼ14に設定されている。もちろん、この幾何学的圧縮比の値は14に限らない。例えば、機関効率の向上といった観点からは前記幾何学的圧縮比はより高い方が好ましい。しかしながら、幾何学的圧縮比を高くしていくと、圧縮行程において気筒内の温度が高くなりすぎてしまい予期せぬタイミングで自着火が生じる可能性が高くなる。そのため、前記エンジン本体1の幾何学的圧縮比としては13以上16以下が好ましい。
前記シリンダヘッド13には、各燃焼室17に連通する2つの吸気ポート18と2つの排気ポート19とが形成されている。また、前記シリンダヘッド13には、各吸気ポート18をそれぞれ前記燃焼室17から遮断するための吸気弁21と、各排気ポート19をそれぞれ前記燃焼室17から遮断するための排気弁22とが設けられている。本実施形態では、シリンダ11毎に2つの吸気弁21と2つの排気弁22を有する4弁のダブルオーバヘッドカム式が採用されている。前記吸気弁21は後述する吸気弁駆動機構(可変動弁装置)30により駆動されることで、所定のタイミングで各吸気ポート18を開閉する。一方、前記排気弁22は後述する排気弁駆動機構40により駆動されることで、前記各排気ポート19を開閉する。
前記吸気弁駆動機構30および前記排気弁駆動機構40は、それぞれ吸気カムシャフト31と排気カムシャフト41とを有している。この吸気カムシャフト31および排気カムシャフト41は、周知のチェーン/スプロケット機構等の動力伝達機構を介してクランクシャフト14に連結されている。前記動力伝達機構は、前記クランクシャフト14が二回転する間に、カムシャフト31,41が一回転するように構成されている。
前記吸気弁駆動機構30は、可変カム・タイミングメカニズム(以下VCT機構と略称する)32を備えており、これはチェーンドライブ機構によってクランクシャフト14に駆動連結されている。このチェーンドライブ機構は、ドリブン・スプロケット104の他に、図示しないが、クランクシャフト14のドライブ・スプロケットと、それら両スプロケットに巻き掛けられたチェーンとを備える。
前記VCT機構32は、前記ドリブン・スプロケット104に一体に回転するように固定されたケースと、それに収容されるとともに吸気カムシャフト31を構成するインナシャフト105に一体に回転するように固定されたロータと、を有する。前記ケースとロータとの間には複数の液圧室が、回転軸X(図3に示す)の周りに(周方向に)並んで形成される。そして、図示しないポンプにより加圧された液体(例えばエンジンオイル)が各々の液圧室に選択的に供給されて、互いに対向する液圧室の間に圧力差を形成する。
前記VCT機構32は、VCT制御システム156により制御される。このVCT制御システム156は、電磁バルブ156aを備え、後述するエンジン制御器100からの制御信号を受けて、電磁バルブ156aが液圧のデューティ制御をすることで、前記液圧室に供給する液体の流量や圧力等を調整する。これにより前記スプロケット104と前記インナシャフト105との間の実際の位相差が変更され、それによって、周知のようにインナシャフト105の所望の回転位相が達成される。前記カムシャフト31の位相角は、カム位相センサ35により検出され、その信号θVCT_Aはエンジン制御器100に送信される。
前記インナシャフト105は、各々のシリンダ11に対応して一体的に設けられたディスク形状のカム106を有する。このカム106は、前記インナシャフト105の軸心から偏心して設けられ、前記VCT機構32により規定される位相で回転する。この偏心カム106の外周にはリング状アーム107の内周が回転自在に嵌め合わされており、インナシャフト105がその軸心X周りに回転すると、リング状アーム107は、同じ軸心Xの回りを公転しながら偏心カム106の中心の周りを回動する。
また、前記インナシャフト105には、シリンダ11毎にロッカーコネクタ110が配設されている。このロッカーコネクタ110は円筒状で、インナシャフト105に外挿されて同軸に軸支されている、すなわち、インナシャフト105の軸心X周りに回動可能に支持されている。一方、該ロッカーコネクタ110の外周面はベアリング・ジャーナルとされ、シリンダヘッド13に配設されたベアリング・キャップ(図示せず)によって回転可能に支持されている。
前記ロッカーコネクタ110には、第1及び第2のロッカーカム111,112が一体的に設けられている。両者の構成は同じなので、図3にはロッカーカム111について示す。このロッカーカム111は、カム面111aと円周状のベース面111bとを有し、それらはいずれもタペット115の上面に接触するようになっている。ロッカーカム111は、連続的には回転せず揺動運動することを除いては、一般的な動弁機構のカムと同様にタペット115を押圧して吸気弁21を開くものである。このようにして、VCT機構32では、前記インナシャフト105の前記クランクシャフト14に対する回転位相を変更することで、ロッカーコネクタ110等を介して吸気弁21のバルブタイミング(開弁時期および閉弁時期)を変更する。前記タペット115はバルブスプリング116で支えられている。そして、このバルブスプリング116は、周知のように保持器117,118の間に支持されている。
本吸気弁駆動機構30は、前記インナシャフト105及び前記ロッカーカム部品110〜112の組立体の上方に設けられるコントロールシャフト120等から構成される可変バルブリフト機構(リフト可変機構、以下VVL機構と略称する)33を備えている。
前記コントロールシャフト120は、図示しないベアリングによって回転可能に支持されており、その長手方向の中央付近には、外周面から突出する同軸状のウォームギヤ121が一体的に設けられている。
前記ウォームギヤ121はウォーム122と係合し、このウォーム122は、例えばステッピングモータ123の出力軸に固定されている。従って、エンジン制御器100からの制御信号を受けた前記ステッピングモータ123を作動させれば、前記ウォーム122およびウォームギヤ121を介してコントロールシャフト120を所望の位置に回動させることができる。こうして回動されるコントロールシャフト120には、シリンダ11毎にコントロールアーム131が取り付けられており、これらコントロールアーム131はコントロールシャフト120の回動によって一体的に回動される。
前記コントロールアーム131は、コントロールリンク132によってリング状アーム107に連結されている。具体的には、コントロールリンク132の一端部がコントロールピボット133によってコントロールアーム131の先端部に回転自在に連結され、該コントロールリンク132の他端部がコモンピボット134によってリング状アーム107に回転自在に連結されている。
ここで、前記コモンピボット134は、前記のようにコントロールリンク132の他端部をリング状アーム107に連結するとともに、このリング状アーム107を貫通して、前記コントロールリンク132の他端部をロッカーリンク135の一端部にも回転自在に連結している。そして、このロッカーリンク135の他端部はロッカーピボット136によってロッカーカム111に回転自在に連結されており、これにより前記リング状アーム107の回転は前記ロッカーカム111に伝えられる。
より具体的に、前記インナシャフト105が回転して、これと一体に偏心カム106が回転するとき、図3の左側に示すように偏心カム106が下側に位置すれば、リング状アーム107も下側に位置するようになる。一方、同図の右側に示すように偏心カム106が上側に位置すれば、リング状アーム107も上側に位置するようになる。
ここで、前記リング状アーム107と前記コントロールリンク132とを連結するコモンピボット134の位置は、コントロールピボット133の位置と、偏心カム106及びリング状アーム107の共通中心位置との、3者相互の位置関係によって規定されるから、図3に示すようにコントロールピボット133の位置が変化しない(コントロールシャフト120が回動しない)とすれば、コモンピボット134は、偏心カム106及びリング状アーム107の共通中心周りの回転のみに対応して概略上下に往復動作するようになる。
そして、このコモンピボット134の往復動作はロッカーリンク135によって第1のロッカーカム111に伝えられ、該第1ロッカーカム111を、ロッカーコネクタ110で連結された第2のロッカーカム112と共に軸心X周りに揺動させる。こうして揺動するロッカーカム111は、そのカム面111aがタペット115の上面に接触する間、当該タペット115をバルブスプリング116のばね力に抗して押し下げる。このようにしてタペット115が押し下げられると、このタペット115がさらに吸気弁21を押し下げることで、吸気ポート18は開口する。
一方で、ロッカーカム111のベース面111bがタペット115の上面に接触した状態では、タペット115は押し下げられない。これは、軸心Xを中心とするロッカーカム111のベース面111bの半径が、その軸心Xとタペット115の上面との間隔以下に設定されているからである。
前述の如きコントロールピボット133と、コモンピボット134と、偏心カム106及びリング状アーム107の共通中心との相互の位置関係において、コントロールピボット133の位置が変化すれば、これにより3者相互の位置関係に変化が生じ、コモンピボット134は前記とは異なる軌跡を描いて往復動作するようになる。
このようにして、本実施形態では、前記ステッピングモータ123の作動によりコントロールシャフト120及びコントロールアーム131を回転させて、コントロールピボット133の位置を変えることにより、ロッカーカム111,112の揺動範囲を変更することができる。例えば、コントロールアーム131を図3の右図において時計回りに回動させて、コントロールピボット133を同図に示す位置から左斜め上側にずらすと、ロッカーカム111の揺動範囲は、ベース面111bがタペット115の上面に接触する傾向の相対的に強いものとなり、バルブリフト量は小さくなる。
そして、さらにコントロールアーム131を回動させて、ロッカーカム111の揺動範囲をより大きく変化させると、このロッカーカム111のベース面111bのみがタペット115の上面に接触し、カム面111aをタペット115の状面から離間させることができる。こうなるとバルブリフト量はゼロになる。
以上のようにして本実施形態の吸気弁駆動機構30は、VCT機構32及びこれに関連する構成部品によってバルブタイミングの位相を変化させることができるとともに、VVL機構33のステッピングモータ123の作動制御によってバルブリフト量をゼロから最大値まで変化させることができ、吸気弁21の開作動タイミング及び閉作動タイミングのいかなる組合せも可能になる。
ここで、前記排気弁駆動機構40は前記吸気弁駆動機構30と同様の構造を有しているので、この排気弁駆動機構40についての説明は省略する。
前記のようなVVL機構33の動作によって大リフト制御状態から小リフト制御状態まで連続的に変更される吸気弁21のリフトカーブを、図4に実線で示す。同図において、リフトカーブL2は、大リフト制御状態を示し、L3は小リフト制御状態を示している。また、この図4には、従来のCVVL(リフトピーク位相が略不変タイプ)のリフトカーブを破線で示している。
この図に示すように、本吸気弁駆動機構30によれば、リフトストロークすなわちリフト量及び作動角が小さくなるに従って、リフトピークとなるクランク角位置が進角している。これは、前述したように、大リフト制御状態から小リフト制御状態への移行にあたって、前記コントロールアーム131などの回動により前記コントロールリンク132の位置を前記カムシャフト31の回転方向手前側に移動させることで、前記コモンピボット134の往復円弧運動の軌跡がカムシャフト31の回転方向手前側に移動することによる。具体的には、大リフト制御状態においては、吸気弁21がリフトピーク近傍にあるときの前記偏心カム106の中心は、図3に示す点Taに位置するが、小リフト制御状態においては、リフトピーク近傍での偏心カム106の中心位置は図3の左側図に示す点Tbに移動し、吸気弁21のリフトピークは、回転軌跡T0上を角度θ3だけ進角する。
このように、本吸気弁駆動機構30では、リフトストロークが小さくなるにしたがってリフトピーク時期が進角することから、吸気弁21の開弁時期はリフト量が変化してもあまり変化せずに、概ねシリンダ11の圧縮上死点(TDC)付近になる一方、吸気弁21の閉弁時期はリフト量の変化に伴い大きく変化することになる。つまり、吸気弁21のバルブリフト特性は、クランクシャフト14の回転に関係なく、リフト量の増大に伴って吸気弁21の閉弁時期が遅角するともに吸気弁21の開弁時期が進角し、且つ、その吸気弁21の開弁時期の進角量が吸気弁21の閉弁時期の遅角量に比べて小さくなるように変化する。
一方、図4に破線で示す従来のCVVL(リフトピーク位相が略不変タイプ)のリフトカーブでは、アイドルリフトを燃費要求に合わせた設定となるようにした場合、閉弁時期を大きく遅角させるリフト設定時には、閉弁時期の遅角分と略同等分、開弁時期が進角し、開弁時期が進角しすぎてピストンと干渉の懸念がある。ピストンの干渉回避のため開弁時期の進角には制約があり、開弁時期の進角を抑えつつ十分な閉弁時期の遅角を実現することはできない。
前記吸気ポート18は、吸気マニホールド55を介してサージタンク55aに連通している。このサージタンク55aの上流の吸気通路にはスロットルボデー56が設けられている。このスロットルボデー56の内部には、外部から前記サージタンク55aに向かう吸気流量を調整するためのスロットル弁57が枢動自在に設けられている。このスロットル弁57は、前記吸気通路の開口面積すなわち流路面積を変更して吸気流量を変更するとともに、スロットル弁57の下流の吸気通路内の圧力を変更することが出来る。このスロットル弁57は、スロットルアクチュエータ58により駆動される。このスロットルアクチュエータ58は、前記スロットル弁57の開度が後述するエンジン制御器100で算出されたスロットル開度TVOとなるようにこのスロットル弁57を駆動する。ここで、請求項における吸気通路とは、このスロットル弁57下流の、前記吸気ポート18、吸気マニホールド55およびサージタンク55a全てを含む。本実施形態では、このスロットル弁57の開度と前記吸気弁21の閉弁時期とを調整することで、前記シリンダ11内に充填される空気充填量を適切な値に制御する。
前記排気ポート19は、排気マニホールド60を介して排気管に連通している。この排気管には排ガス浄化システムが配置されている。この排ガス浄化システムの具体的構成は特に限定されるものではないが、例えば三元触媒、リーンNOx触媒、酸化触媒等の触媒コンバータ61を有するものが挙げられる。
前記吸気マニホールド55と前記排気マニホールド60とはEGRパイプ62によって連通しており、排ガスの一部が吸気側に循環するよう構成されている。前記EGRパイプ62には、このEGRパイプ62を通って吸気側に循環するEGRガスの流量を調整するためのEGRバルブ63が設けられる。このEGRバルブ63は、EGRバルブアクチュエータ64により駆動される。このEGRバルブアクチュエータ64は、前記EGRバルブ63の開度が後述するエンジン制御器100で算出されたEGR開度EGRopenとなるようにこのEGRバルブ63を駆動し、これにより前記EGRガスの流量を適切な値に調整する。
前記シリンダヘッド13には、先端が前記燃焼室17に臨むように点火プラグ51が取り付けられている。この点火プラグ51は、点火システム52により後述するエンジン制御器100で算出された点火時期の信号SAに基づいて通電されると、前記燃焼室17内に火花を発生させる。
また、前記シリンダヘッド13には、燃料を燃焼室17内に直接噴射するための燃料噴射弁53がその先端が前記燃焼室17に臨むように取り付けられている。より詳細には、この燃料噴射弁53は、その先端が、上下方向において前記2つの吸気ポート18の下方に位置するよう、かつ、水平方向において前記2つの吸気ポート18の中間に位置するように配置されている。この燃料噴射弁53は、その内部に設けられたソレノイドが、燃料システム54により後述するエンジン制御器100で算出された燃料噴射量FPの信号に基づいて所定期間だけ通電されることで、前記燃焼室17内に所定量の燃料を噴射する。
前記エンジン制御器100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行するためのCPUと、RAMやROMからなりプログラム及びデータを格納するメモリと、各種信号の入出力を行なうI/Oバスとを備えている。
前記エンジン制御器100には、前記I/Oバスを介して、エンジン水温センサ77で検出されたエンジン冷却水の温度TENG、エアフローメーター71により検出された吸入空気量AF、吸気温度センサ78により検出された吸気温度TIM、吸気圧センサ72により検出された吸気マニホールド55内の空気圧力MAP、クランクアングルセンサ73により検出されたクランク角パルス信号、酸素濃度センサ74により検出された排ガスの酸素濃度EGO、アクセル開度センサ75により検出された自動車のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量α、車速センサ76により検出された車速VSPといった各種の信号が読み込まれる。また、このエンジン制御器100には、車両に設けられたイグニッションキースイッチ(操作手段、キー、以下IGキーと称する)の位置が、このIGキーが挿入されるキーシリンダ内に設けられたセンサ79で検出されて読み込まれる。前記クランク角パルス信号からはエンジン本体1の回転数(回転速度)NENGが算出される。
そして、このエンジン制御器100は、前記各入力情報に基づいて、シリンダ11内へ導入される空気量すなわちシリンダ11内の空気充填量や点火時期等が運転条件に応じて適切な値になるように、各種アクチュエータに対する指令値を演算する。例えば、スロットル開度TVO、燃料噴射量FP、点火時期SA、VVL機構33の制御目標値θVVL_D、VCT機構32の制御目標値θVCT_D、EGR開度EGRopenの指令値等を計算し、それらを、前記スロットルアクチュエータ58、燃料システム54、点火システム52、EGRバルブアクチュエータ64、VCT機構32およびVVL機構33等に出力する。
前記エンジン制御器100のROMに格納されたプログラムが実行する具体的な制御ルーチンを図5〜図8のフローチャートを用いて説明する。
まず第1実施形態の制御ルーチンは、図5および図6のフローチャートに示す手順により実行される。
このルーチンは、停車(エンジン停止)の検出とともにスタートする。そして、キーシリンダーへのキー挿し込みが検出されたかどうかを判定し(ステップS1)、キーシリンダーへのキー挿し込みが検出されるのを待つ。
そして、キーシリンダーへのキー挿し込みが検出されると(ステップS1でYES)、吸気温度センサ78およびエンジン水温センサ77の検出値を読み込み(ステップS2)、それらセンサの検出値から、気筒内温度が所定温度(例えば、エンジン冷却水の温度TENG90℃相当の温度)以上かどうかを判定する(ステップS3)。
前記気筒内温度が所定温度より低いと判定したときは(ステップS3でNO)、通常の始動時ということで、燃費向上のため、吸気弁21のバルブリフトが比較的小さい値に予め設定されたアイドルリフトとなるようにリフト可変のモータ123を制御する(ステップS4)。その後、キー操作に連動してエンジンを始動させて(ステップS5)、エンジンの運転状態に応じてバルブリフトを制御する後述する通常運転時の制御に移行する(ステップS10)。
また、前記気筒内温度が所定温度以上と判定したときは(ステップS3でYES)、プリイグニッション等の異常燃焼の発生確率が高いと判断して、吸気弁21のバルブリフトが最大となるようにリフト可変のモータ123を制御する(ステップS6)。その後、キー操作に連動してエンジンを始動させ(ステップS7)、次いで、吸気温度センサ78およびエンジン水温センサ77の検出値を読み込んで、気筒内温度が所定温度より低くなったかどうかを判定し(ステップS8)、気筒内温度が所定温度より低くなるまで待つ。
前記気筒内温度が所定温度より低くなったら(ステップS8でYES)、プリイグニッション等の発生確率が低くなった判断して、通常の始動時と同様に、燃費向上のため、吸気弁21のバルブリフトが前記アイドルリフトとなるようにリフト可変のモータ123を制御し(ステップS9)、その後は、エンジンの運転状態に応じてバルブリフトを制御する通常運転時の制御に移行する(ステップS10)。
こうして通常運転時の制御に移行すると、まず、エンジン停止指令信号を検出したかどうかを判定する(ステップS11)。そして、エンジン停止指令信号が検出されるまで待ち、エンジン停止指令信号が検出されたら(ステップS11でYES)、エンジンを停止させるために、燃料噴射をカットするとともに点火をカットする(ステップS12)。その後、エンジンが完全に停止したかどうかを判定し(ステップS13)、エンジンが完全に停止するまで待って、完全に停止したら(ステップS13でYES)、吸気弁21のバルブリフトが最小リフトとなるようリフト可変のモータ123を制御する(ステップS14)。
次に第2実施形態による制御を、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、エンジン1の制御全体のルーチンを示す。最初に、ステップS31で、始動制御フラグFSTARTが1であるかどうかを判定する。この判定がNO、すなわち、始動制御フラグFSTARTが0に設定された場合には、以下の通常運転時の制御を行う。
まず、前記アクセルペダルの踏み込み量α等の各種信号を読み込む(ステップS32)。そして、読み込んだアクセルペダルの踏み込み量α、エンジン本体1の回転数NENG、車速VSPに基づき、目標トルクTQを算出し(ステップS33)し、算出した前記目標トルクTQとエンジン本体1の回転数NENGとに基づき、燃料噴射量FP、目標空気充填量CE、および点火時期SAを算出する(ステップS34)。
次に、前記目標空気充填量CEとエンジン本体1の回転数NENGとに基づき、前記VVL機構33の制御目標値θVVL_Dを算出する(ステップS35)。図7に示すように、この制御目標値θVVL_Dは、目標空気充填量CEおよび回転数NENGの増加に伴って大きく設定されている。
次に、前記目標空気充填量CEとエンジン本体1の回転数NENGとに基づき、前記VCT機構32によるバルブタイミングの変更量、すなわち、吸気弁21の遅角量の目標値θVCT_Dを算出する(ステップS36)。図7に示すように、このVCT機構32の制御目標値θVCT_Dは、目標空気充填量CEおよび回転数NENGの増加に伴って大きく設定されており、これらの増加に伴って吸気弁21のバルブタイミングは遅角側に制御される。
次に、前記目標空気充填量CEとエンジン本体1の回転数NENGとに基づき、前記スロットル弁57の目標値TVOを算出する(ステップS37)。
前記各目標値が算出された後は、ステップS38に進み、算出された各目標値等に基づき各アクチュエータを駆動する。具体的には、信号θVVL_DはVVL機構33のステッピングモータ123に出力され、このステッピングモータ123が吸気弁21のバルブカーブがθVVL_Dに対応したカーブとなるように動作する。信号θVCT_DはVCT機構32に出力され、吸気カムシャフト31のクランクシャフト14に対する位相がθVCT_Dに対応した値となるように、このVCT機構32が動作する。信号FPは、燃料システム54に出力され、一気筒サイクル当りFPに対応した量の燃料が燃料噴射弁53から噴射される。そして、信号SAは、点火システム52に出力され、気筒サイクル中のSAに対応した時期に、点火プラグ51が発火して、燃焼室17内の混合気を着火する。これにより、必要とされる量の空気、燃料からなる混合気を、適切な時期に着火して燃焼させることで、エンジン本体1が必要とする出力トルクをクランクシャフト14から発生する。
一方、前記ステップS31での判定がYESであり始動制御フラグFSTART=1の場合には、後述するように、図8に示される制御ルーチンで決定された始動用のVVL機構33の制御目標値θVVL_D、予め設定された始動用の点火時期SA,スロットル弁57の目標値TVOに基づき、VVL機構33のステッピングモータ123、燃料システム54、スロットルアクチュエータ58などのアクチュエータが駆動される(ステップS100)。
エンジン本体1の停止時には、アクセルペダルの踏み込み量αがゼロであるので、前記ステップS33及びS34において、目標トルクTQおよび目標空気充填量CEは最小値となる。これに伴い、続くステップS35及びS36において、VVL機構33の制御目標値θVVL_D及びVCT機構32の制御目標値θVCT_Dはそれぞれ最小値となる。その結果、ステップS38では、吸気弁21の位相が最進角するようにVCT制御システム156の電磁バルブ156aが駆動されるとともに、吸気弁21のリフト量が最小リフト量となるように前記ステッピングモータ123が駆動される。具体的には、吸気弁21のリフトカーブが図4のL3となるように制御される。
このようにして、本制御方法では、エンジンの停止時に吸気弁21のリフト量を最小リフト量とすることで、前記バルブスプリングから大荷重がVVL機構33にかかった状態となるのを回避し、停止中の油膜切れを回避する。
次に、主にエンジンの始動時に実行される制御ルーチンを、図8のフローチャートに基づき説明する。
この制御ルーチンは、最初にステップS41において、IGスイッチ位置がOFFであればリターンし、OFF以外の位置すなわちACC,ONまたはSTARTになるまで待機する。IGスイッチ位置がOFF以外であれば、ステップS42へ進み、センサ検出値等の各種信号を読み込む。そして、ステップS43へ進み、エンジン本体1の回転数NENGの値が予め設定された始動回転数NENG_STARTより大きいかどうかを判定する。このステップS43での判定がYESの場合、すなわち、回転数NENGが十分に大きいと判断された場合には、エンジン始動は完了しておりエンジン本体1は通常の運転中であると判断し、始動制御フラグFSTARTを0にセットする(ステップS44,S45)。そして、制御ルーチンをリターンする。
一方、前記ステップS43での判定がNOの場合には、回転数NENGが低くエンジン始動が完了していないとして始動制御フラグFSTARTを1にセットする(ステップS46,47)。
そして、ステップS48に進み、エンジン水温センサ77が検出するエンジン冷却水の温度TENGすなわちエンジン温度に応じて前記VVL機構33の制御目標値θVVL_Dを設定する。具体的には、図8に示すように、エンジン温度TENGがT2以上となる高温状態の場合には、前記制御目標値θVVL_Dを最大リフト量に設定し、エンジン温度TENGがT1以下となる冷間始動時の場合には、制御目標値θVVL_Dを最小リフト量に設定する。エンジン温度TENGがT1〜T2の場合には、前記制御目標値θVVL_Dを前記最大リフト量と最小リフト量との間でエンジン温度TENGの増加に比例して大きくなるようにする。前記T1は例えば40℃であり、前記T2は例えば80℃である。
前述のように、本吸気弁駆動機構20では、吸気弁21のバルブリフト特性は、クランクシャフト14の回転に関係なく、リフト量の増大に伴って吸気弁21の開弁時期が進角するとともに吸気弁21の閉弁時期が遅角し、且つ、その吸気弁21の開弁時期の進角量が吸気弁21の閉弁時期の遅角量に比べて小さくなるように変化する。そのため、バルブリフト量が小さく制御されるエンジン温度が低い冷間始動時の吸気弁21の開弁時期(第1開時期)の方が、バルブリフト量が大きく制御されるエンジン温度が高い始動時の吸気弁21の開弁時期(第2開時期)よりもわずかに進角側となり、冷間始動時の吸気弁21の閉弁時期(第1閉時期)の方が、エンジン温度が高い始動時の吸気弁21の閉弁時期(第2閉時期)よりも遅角側となる。具体的には、前記吸気弁21の開弁時期はいずれも吸気上死点TDC付近であって吸気行程の前半時期となる。また、エンジン温度TENGがT2以上の高温始動時における吸気弁21の閉弁時期は吸気下死点BDC以降であって最遅角時期となる。
このように高温始動時における吸気弁21の閉弁時期を冷間始動時に比べて遅角側かつ吸気下死点BDC以降となるように制御すれば、この高温始動時においてシリンダ11内の空気の一部が吸気の吹き返しによりシリンダ11外に排出されるとともに、空気が保持していた熱の一部が燃焼室17から放出されるので、エンジン本体1の有効圧縮比が低くなるとともにシリンダ11内の熱量が減少する結果、圧縮行程中のシリンダ11内の空気温度の上昇が抑えられ、プレイグニッション等の異常燃焼の発生が抑制される。
また、エンジン温度TENGが低い方が吸気弁21を開いた状態に維持する期間が短く制御されることで、エンジン温度の低下に伴ってエンジン潤滑油の粘性そしてエンジン動作部品の摺動抵抗が増大することにより増大する吸気弁21を開くための動力が小さく抑えられる。
さらに、前記のように、吸気弁21の開弁時期の進角量が小さく、前記吸気弁21が過剰に進角されるのが抑制されているため、本エンジン本体1では、吸気弁21とピストン15との干渉を回避しながら、ピストン・ヘッドを吸気弁21により近付けた設計を行なうことができる。そして、このような設計では、ピストン15が上死点TDCにあるときの燃焼室17の容積を減少させて幾何学的圧縮比そして膨張比を高めることができ、機関運転効率のより高いエンジン本体1を実現することができる。ここで、より高い幾何学的圧縮比は、圧縮行程中のシリンダ11の空気温度を高めることになるが、前述のとおり、本エンジン本体1では、シリンダ11の空気温度の上昇が抑制されており、異常燃焼を抑制しつつ機関効率を向上させることができる。
特に、前記のようにVVL機構33の制御目標値θVVL_Dをエンジン温度TENGの増加に比例して大きくなるようにすれば、このエンジン温度TENGに応じて吸気弁21のリフト量がより適切な値に制御されるので、各条件においてプレイグニッション等を抑制しつつシリンダ11内の空気充填量をより適切な量とすることで始動性を向上させることができる。
前記ステップ48の後は、ステップ49へと進み、実際のVVL機構33の制御量θVVL_Aが前記制御目標値θVVL_Dと等しいか否かを判定する。ステップ49においてNOと判定した場合、すなわち、実際のVVL機構33の制御量θVVL_Aが制御目標値θVVL_Dと等しくないと判定した場合には、ステップS50へと進み、エンジン制御器100は前記ステッピングモータ123を駆動する。そして、ルーチンをリターンする。一方、ステップ49においてYESと判定した場合、すなわち、実際のVVL機構33の制御量θVVL_Aが制御目標値θVVL_Dと等しいと判定した場合には、ステップS50を飛び越して、リターンする。つまり、エンジン制御器100は、実際のVVL機構33の制御量θVVL_Aが制御目標値θVVL_Dと等しくなるまで、前記ステッピングモータ123の駆動を継続する。
ここで、前記高温始動時におけるVVL機構33の制御目標値θVVL_Dは最大リフト量に限らない。ただし、この制御目標値θVVL_Dを最大リフト量にして、高温始動時における吸気弁21の閉弁時期を最遅角時期に制御すれば、より確実に有効圧縮比を低下させてプレイグニッション等の異常燃焼の発生を回避することができる。
また、前記VCT機構32、VVL機構33の具体的構成は前記に限らず、高温始動時における吸気弁21の閉弁時期が低温始動時における吸気弁21の閉弁時期よりも遅角側となり、この遅角量が、高温始動時における吸気弁21の開弁時期と低温始動時における吸気弁21の開弁時期との変化量よりも小さく設定されていればよい。
本発明の実施形態のエンジンを含むエンジンシステムの概略図である。 本発明の実施形態のエンジンの可変動弁装置の概略図である。 本発明の実施形態のリフト可変装置を説明するための説明図である。 本発明の実施形態のエンジンの可変動弁装置におけるバルブリフト特性の変化を示すリフト特性図である。 本発明の第1実施形態の制御ルーチンを示すフローチャート(その1)である。 本発明の第1実施形態の制御ルーチンを示すフローチャート(その2)である。 本発明の第2実施形態のエンジン制御の全体ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のエンジン停止時に実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
1 エンジン本体(内燃機関)
11 シリンダ(気筒)
14 クランクシャフト
21 吸気弁
30 吸気弁駆動機構(可変動弁装置)
31 カムシャフト
32 VCT機構
33 VVL機構(リフト可変機構)
100 エンジン制御器(制御手段)
123 ステッピングモータ(モータ)

Claims (2)

  1. 往復移動するピストンを収容するとともに燃焼室を形成する気筒と、前記気筒内へ導入される空気が通過する吸気通路と、前記吸気通路から前記気筒内への空気の流入を遮断する吸気弁とを有し、前記吸気弁の開弁時期および閉弁時期を変更可能な内燃機関の制御方法であって、
    前記内燃機関の始動時において、当該内燃機関の温度が予め設定された所定温度よりも低い場合には、前記吸気弁を吸気上死点よりも遅角側でかつ吸気行程の前半時期に設定された第1開時期で開くとともに当該吸気弁を吸気下死点よりも遅角側に設定された第1閉時期で閉じる工程と、
    前記内燃機関の始動時において、当該内燃機関の温度が前記所定温度よりも高い場合には、前記吸気弁を前記第1開時期よりも少なくとも進角側の予め設定された第2開時期で開くとともに前記吸気弁を前記第1閉時期および吸気下死点よりも遅角側の予め設定された第2閉時期で閉じ、かつ、前記吸気弁のリフト量を最大とする工程と、
    前記内燃機関の温度が前記所定温度より高い場合に、キーシリンダにキーが挿入されてから、当該キーに対してエンジンを始動させるための操作が行われるまでの間に、吸気弁のリフト量を最大リフト量とする工程とを有し、
    前記第1閉時期と第2閉時期の間隔が、前記第1開時期と第2開時期の間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする内燃機関の制御方法。
  2. 前記内燃機関の温度が高いほど前記第2閉時期が遅角側に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
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