JP4957339B2 - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体側に設けられるプッシュラッチ装置と、前記本体に対して回動自在に接続される扉体の裏面側に設けられる係合構造部とを備える排出用スタッカの開閉装置として適用した記録装置に関する。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行うプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、液体噴射装置、記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。近年、例えば4×6インチ以下の用紙を対象にしたコンパクトで持ち運びが便利なインクジェットプリンタが登場している。このインクジェットプリンタは、パーソナルコンピュータに接続しなくてもメモリーカード等を挿入するだけでデジタルカメラ等で撮影した画像データを直接、写真として印刷することができるいわゆるダイレクトプリンタである。
また、この種のインクジェットプリンタには、使用していない状態では外観表面に操作ボタン等が一切現れないフラットな角箱状のすっきりしたデザインのインクジェットプリンタが存在している。このようなインクジェットプリンタでは、使用していない状態では排出用スタッカが上方に折り畳まれており、プリンタ本体の前面の一部を構成している。また、プリンタ本体上面に設けられている操作パネルは、インクジェットプリンタを使用していない状態ではトレイサポートとしても機能するカバー部材によって覆い隠されている。
そして、インクジェットプリンタを使用する場合には、カバー部材の手前側を上部後方に回動させて開け、プリンタ本体の上面に現れた操作ボタン等の所定の操作手段を操作(押す)ことによって排出用スタッカの裏面側のプリンタ本体内に備えられている拡開レバーを排出用スタッカ側に飛び出させ、排出用スタッカを手前に倒して拡開状態にしてから印刷を実行するようにしていた。
従って、排出用スタッカを手前に倒して印刷を開始できるようにするためには、上述したカバー部材を上方に持ち上げて拡開させる動作と、操作パネル上の所定のボタンを押して排出用スタッカを手前に倒す動作との2つのアクションが必要であり、取り扱いが面倒であった。また、上記操作パネル上の所定のボタンと排出用スタッカは位置的に離れており、特に初めてそのインクジェットプリンタを使用する場合には排出用スタッカの開閉方法が直感的に分かり難い構造になっていた。
また、従来の排出用スタッカの開閉装置は、拡開時に排出用スタッカの裏面を押す押圧手段と、閉塞時に排出用スタッカ裏面の金属片をプリンタ本体側のマグネットで吸着する吸着手段との2つの手段によって構成されており、部品点数が多く、マグネットを使用していることもあって製品のコストアップにつながっていた。
一方、テレビのラックや各種の収納棚等に目を向けると、開閉対象である扉体の表面を軽く押すだけで扉体の開閉を行うことができる扉体の開閉装置を備えたラックや収納棚等が広く使用されている。このようなラックや収納棚等には、下記の特許文献1及び2に示すようなプッシュラッチ装置を適用した扉体の開閉装置が使用されている。
このうち特許文献1では、扉体側に茸状のフック部材を備え、本体側に上記フック部材を挟持する左右一対の保持アームが設けられたプッシュラッチ装置を備えた扉体の開閉装置が開示されている。また、特許文献2では、扉体側に舌片状をした受け部材を備え、本体側に上記受け部材に係止されるフック部材が設けられたプッシュラッチ装置を備えた扉体の開閉装置が開示されている。
そして、このような構成の扉体の開閉装置をインクジェットプリンタの排出用スタッカの開閉装置として利用できれば、排出用スタッカの開閉操作がより直感的になって分かり易くなると考えられる。しかし、持ち運びが可能でコンパクトなインクジェットプリンタの場合には上記プッシュラッチ装置を収納するための大きな空間を確保することは難しく、よりコンパクトな構造のプッシュラッチ装置が求められる。
また、排出用トレイの裏面は、印刷されて排出されて来た用紙をストックするための載置面になっているため、該載置面から突出する上記茸状のフック部材や舌片状の受け部材等の構成を採用することはできない。また、排出用スタッカを拡開した状態では、閉塞状態において排出用スタッカを収納していたプリンタ本体前面の凹陥部も外観構成部材となる。従って、当該凹陥部の外観を損ねる上記保持アームやフック部材の大きな露出は好ましくない。
また、排出用スタッカが閉じていることを忘れて印刷を実行した場合には、排出用スタッカの保持が確実であるほど、用紙の紙詰まりや、印刷不良を招くことになる。従って、排出用スタッカの保持が確実になるプッシュラッチ装置を排出用スタッカの開閉装置に適用する場合にはユーザに排出用スタッカが閉じていることを知らせる何らかの告知手段等が必要になってくる。
特開平7−34746号公報 特開2006−307533号公報
本発明は、上記問題点の存在を踏まえてなされたものである。すなわち、本発明は、1アクションの直感的な操作によって扉体の開閉動作を簡単に行うことができ、部品点数の削減と扉体の保持手段であるマグネットの廃止とによって製品コストの削減にも寄与し得る扉体の開閉装置及び該扉体の開閉装置を排出用スタッカの開閉装置として適用した記録装置等を提供することを課題とするものである。
また、プッシュラッチ装置の薄型化及び本体の外観を損ねない最低限の露出に止めたプッシュラッチ装置の採用と、扉体裏面の平滑さと外観を保った係合構造部の採用とによって外観にほとんど凹凸を有しないシンプルなデザインの対象物や扉体の裏面を載置面として使用している対象物にも適用できるようにすることである。
加えて、扉体の開閉状態をユーザに知らせることでユーザの不注意等によって生ずる操作上の不具合を未然に防止することができるようにすることである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る扉体の開閉装置は、本体側に設けられるプッシュラッチ装置と、前記本体に対して回動自在に接続される扉体の裏面側に設けられる係合構造部とを備え、前記プッシュラッチ装置は、扉体側に突出する押込みロッドを有し、該押込みロッドと一体になって摺動するスライダと、該スライダの一部と回動自在に接続され、当該スライダの動きに連動するフックレバーを備え、前記押込みロッドが前記扉体側に突出する位置で前記フックレバーは本体内に収容される係合解除位置へ、前記押込みロッドが前記扉体の裏面側に当接し前記扉体が閉じた位置で前記フックレバーは本体外に突出する係合位置へ、回動するフックレバーとを備え、前記係合構造部は、前記フックレバーが前記係合位置で前記扉体に係合する凹部を備えていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、扉体を単に押すだけの1アクションの直感的な操作によって扉体の開閉動作を簡単に行うことができると共に、部品点数の削減と扉体の保持手段であるマグネットの廃止とによって製品コストの削減に寄与することができる。
また、扉体が開いた状態ではフックレバーは本体内に収容された係合解除位置にあるため本体表面には露出せず、本体の外観を損ねることはない。一方、扉体が閉じている状態ではフックレバーは本体外に突出した係合位置に移動するが、扉体によって隠れるため外部からフックレバーを見ることはできず、この場合も本体の外観を損ねることはない。
また、当該フックレバーと係合する扉体の裏面側に設けられる係合構造部は、扉体の裏面から突出しない受入れ凹部によって構成されているから、扉体裏面の外観を係合構造部によって損ねることはなく、扉体裏面の平滑さを保っている。
本発明の第2の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1の態様において、前記係合構造部は、前記受け入れ凹部に前記フックレバーのレバーアーム先端に設けられている係合爪が進入した状態で該係合爪と係合する係合片を備えていることを特徴とするものである。これにより、前記係合解除位置と係合位置との切り換えを構造簡単にして且つ安定性をもって実現することができる。
本発明の第3の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1の態様又は第2の態様において、前記本体の表面の一部には前記蓋体を閉塞する時に蓋体を受け入れる扉体収納用の凹陥部が設けられており、該凹陥部に扉体を収納させた閉塞状態では、本体の表面と扉体の表面とが面一になるように設定されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、扉体が閉塞された状態では本体の表面と扉体の表面とが面一になり、扉体の表面には扉体の開閉装置の構成部材が何ら現れないから扉体が本体に融合したシンプルなデザインの対象物に対しての扉体の開閉装置の適用が可能になる。
本発明の第4の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第3の態様において、前記凹陥部には前記押込みロッドを受け入れる出没用の穴部と、前記フックレバーのレバーアームの出入りを許容する出入り用の窓部とが設けられており、前記押込みロッドとフックレバーを除くプッシュラッチ装置の他の部位は前記凹陥部の裏面側の本体内部に収容されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、扉体が開いた時に露出する本体の凹陥部には押込みロッドの先端部を受け入れる出没用の穴部と、フックレバーのレバーアームの出入りを許容する出入り用の窓部のみが設けられているだけである。また、上記穴部から僅かに突出している押込みロッドの先端部のみが前方から確認できるだけであるから、当該凹陥部の外観を損ねることはない。
本発明の第5の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記プッシュラッチ装置は扁平なケース内に平板状のスライダと、平板状のフックレバーと、前記スライダに突出傾向を付与する付勢バネと、前記押込みロッドの連続する2回の押込み動作によって前記フックレバーの係合状態と係合解除状態とを切り替える2位置保持ループ型のガイド溝と、該ガイド溝に係合し、予め定められた一方向のみに移動するように設けられている平板状の揺動アームとが収容されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、プッシュラッチ装置を構成するすべての部品が扁平なケース内に収容された薄型のプッシュラッチ装置を提供することができるから、狭い収容空間にもプッシュラッチ装置を収容でき、コンパクトな本体と扉体とからなる対象物に対しても扉体の開閉装置を適用することが可能となる。
本発明の第6の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1〜第5のいずれか1つの態様において、前記扉体は表裏両面が外観に現れる化粧面であり、前記扉体の表面は扉体を開閉する開閉スイッチとしての機能を有し、前記扉体の裏面は被載置物を載置する載置面としての機能を備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、扉体の開閉装置を構成するプッシュラッチ装置と係合構造部が本体や扉体の外観を損なわない配置及び構造によって構成され、扉体の表裏両面が平滑に形成されている構成と相まって扉体のシンプルなデザインと機能性とを損なうことなく、操作性に優れる扉体の開閉装置を提供することが可能となる。
本発明の第7の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第1〜第6のいずれか1つの態様において、前記プッシュラッチ装置には前記フックレバーが係合状態にあるか係合解除状態にあるかを検知する位置センサが設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、扉体が開いている状態にあるのか、扉体が閉じている状態にあるのかを位置センサが検知して電気信号として取り出すことができるから、当該電気信号を利用して使用者の不注意等によって生ずる操作上の不具合、例えば扉を開にして行うべき動作を閉のまま行ってしまうような不具合を未然に防止することができる。
本発明の第8の態様に係る扉体の開閉装置は、前記第7の態様において、前記位置センサが検知した位置情報に基づいて扉体の開閉状態を知らせる告知手段が設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、ユーザに現在の扉体の開閉状態を知らせる告知手段が設けられているから、当該告知手段によってユーザが行おうとしている誤操作を未然に防止し、正しい手順で操作を行うように促すことが可能となる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、記録装置本体と、記録装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に記録装置本体に対して回動自在に接続される排出用スタッカと、記録装置本体側に設けられるプッシュラッチ装置と排出用スタッカの裏面側に設けられる係合構造部とを備える排出用スタッカの開閉装置とを備え、前記排出用スタッカの開閉装置は前記第1〜第7のいずれか1つの態様の扉体の開閉装置を備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、外観にほとんど凹凸を有しないシンプルなデザインの記録装置や排出用スタッカの裏面を記録実行後の被記録材をストックする載置面として利用しているような記録装置にも適用でき、1アクションの直感的な操作によって排出用スタッカの開閉動作を迷わずに簡単に行うことができる。また、部品点数の削減と排出用スタッカの保持手段であるマグネットの廃止とによって記録装置の製品コストの削減にも寄与することができる。加えて排出用スタッカの開閉状態をユーザに知らせることで排出用スタッカを閉じたままで記録の実行をした場合に生ずる被記録材の詰まりや記録品質の低下等の不具合を未然に防止することができる。
本発明の第10の態様に係る液体噴射装置は、液体噴射装置本体と、液体噴射装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に液体噴射装置本体に対して回動自在に接続される排出用スタッカと、液体噴射装置本体側に設けられるプッシュラッチ装置と排出用スタッカの裏面側に設けられる係合構造部とを備える排出用スタッカの開閉装置とを備え、前記プッシュラッチ装置は、排出用スタッカ側に突出する押込みロッドを有し、該押込みロッドと一体になって摺動するスライダと、該スライダの一部と回動自在に接続され、当該スライダの動きに連動するフックレバーを備え、前記押込みロッドが前記扉体側に突出する位置で前記フックレバーは前記液体噴射装置本体内に収容される係合解除位置へ、前記押込みロッドが前記扉体の裏面側に当接し前記扉体が閉じた位置で前記フックレバーは前記液体噴射装置本体外に突出する係合位置へ、回動するフックレバーとを備え、前記係合構造部は、前記フックレバーが前記係合位置で前記扉体に係合する凹部を備えていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る扉体の開閉装置を記録装置の排出用スタッカの開閉装置に適用した実施例と、当該排出用スタッカの開閉装置を備える液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えば4×6インチ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした極めてコンパクトで持ち運びが容易で、表面に凹凸がほとんど現れないシンプルなデザインのインクジェットプリンタである。また、このインクジェットプリンタ100は、パーソナルコンピュータに接続しなくてもデジタルカメラ等で撮影した画像データを写真として直接用紙Pに印刷することができる、いわゆるダイレクトプリンタと呼ばれているタイプのインクジェットプリンタである。
図1はカバー部材と排出用スタッカを閉塞した状態のインクジェットプリンタを示す斜視図、図2はカバー部材と排出用スタッカを拡開した状態のインクジェットプリンタを示す斜視図である。このインクジェットプリンタ100は、図1及び図2に示すように、角箱状の液体噴射装置本体、記録装置本体の一例であるプリンタ本体(扉体の開閉装置における本体に相当する)3を備えている。プリンタ本体3は、その前面、後面、左右の側面及び底面が閉塞され上面が開放されている深底容器形状をしたハウジング4と、使用しない状態では図1に示すようにプリンタ本体3の上面を閉塞し、図2に示す使用時の状態では給送用トレイ5の上方に張り出した用紙Pの上部を支承するトレイサポートとしても機能するカバー部材6と、図1に示す使用しない状態において上記カバー部材6の下方に位置し、ハウジング4の開放された上面を閉塞する操作パネル7と、上記ハウジング4の前面の一部を凹陥させた凹陥部16と、当該凹陥部16に収納される開閉自在に設けられている排出用スタッカ(扉体の開閉装置における扉体に相当する)8と、上記ハウジング4の左右の側板に対して回動自在に接続される門型をした手提げハンドル9とを備えている。
また、上記操作パネル7上には、中央に液晶モニタ11、その周囲に各種の操作ボタン12a、12b、12c、・・・12nが取り付けられており、操作パネル7の後部には矩形状に切り欠かれた給送用開口13が設けられている。尚、上記液晶モニタ11と操作ボタン12a、12b、12c、・・・12nとしては、タッチパネルスイッチも含めて種々の形状ないし構造のものを採用することが可能である。また、上記給送用開口13は、用紙Pの取込み口になっており、当該給送用開口13には複数枚の用紙Pを連続して自動的に給送することができる自動給送ユニット2における給送用トレイ5が臨んでいる。
また、排出用スタッカ8は、左右の側面の下部に回動支点となる回動軸17、17が設けられており、記録実行時には図2に示すように上記回動軸17、17を中心にほぼ水平姿勢になるまで手前に回動するようになっている。そして、この状態において上面に来る排出用スタッカ8の裏面18が記録が実行されて排出されて来る用紙Pを受け取る載置面になっている。また、排出用スタッカ8が拡開した状態では、図2に示すようにハウジング4の前面の凹陥部16が現れるようになっている。そして、当該凹陥部16の下部には用紙Pの排出口19が、凹陥部16の上部にはデジタルカメラ等で撮影した画像データ等が収録されたメモリーカード等を挿入するカードスロット15等が設けられている。
[実施例]
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンタ100の排出用スタッカの開閉装置1を例に採って本発明の扉体の開閉装置1(排出用スタッカと同じ符号1を使用する)の構成と作動態様について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は排出用スタッカとカバー部材を拡開した状態のプリンタ本体の凹陥部を示す斜視図である。図4はフックレバーが係合解除位置にある時のフックレバーと押込みロッドの突出状態を示す斜視図、図5はフックレバーが係合位置にある時のフックレバーと押込みロッドの突出状態を示す斜視図である。図6はプッシュラッチ装置を分解して示す斜め上方からの斜視図、図7はプッシュラッチ装置を分解して示す斜め下方からの斜視図である。図8は排出用スタッカが拡開状態にある時のフックレバーとスライダの位置関係を示す平断面図、図9は図8の状態から排出用スタッカを閉じた時のフックレバーとスライダの位置関係を示す平断面図である。図10は図9の状態で排出用スタッカの表面を指で押した瞬間のフックレバーとスライダの位置関係を示す平断面図、図11は図10の状態から排出用スタッカの表面から指で離して排出用スタッカが拡開した時のフックレバーとスライダの位置関係を示す平断面図である。
排出用スタッカの開閉装置1は、プリンタ本体3側に設けられるプッシュラッチ装置21と、排出用スタッカ8側に設けられる係合構造部22とを備えている(図2)。プッシュラッチ装置21は、排出用スタッカ8側に突出する押込みロッド23を有し、該押込みロッド23と一体になって摺動するスライダ24と、該スライダ24の一部と回動自在に接続され、スライダ24の動きに連動してプリンタ本体3内に収容される係合解除位置とプリンタ本体3外に突出する係合位置との間で回動するフックレバー15と、上記スライダ24に突出傾向を付与する付勢バネ26と、上記スライダ24に形成されている2位置保持型のガイド溝27と、該ガイド溝27に係合する係合軸28を備える揺動アーム29と、これら諸部材を収容するケース30とを備えることによって基本的に構成されている。
前記押込みロッド23は、一例として角棒状の部材であり、矩形平板状のスライダ24と一体成形されている。押込みロッド23は、凹陥部16に設けられている角穴形状の穴部31から前方に突出するように設けられている。スライダ24の下面には、前方の押込みロッド23寄りの部分にハート形をした上記ガイド溝27が設けられており、該ガイド溝27の後方の部分に前後方向に直線的に延びる2本の角溝32、32が設けられている。また、スライダ24の左前方(図8〜図11では左下方)のコーナ部には左方に張り出した耳部33が設けられており、この耳部33の下面には上記フックレバー15の基端部に設けられている後述する係合切欠き34と係合する連結軸35が下方に突出するように設けられている。
前記フックレバー15は、鎌状に湾曲した平板状のレバーアーム36と、該レバーアーム36の先端に設けられている係合爪37と、レバーアーム36の基端部に設けられている回動穴38と、レバーアーム36の基端部をスライダ24側に延長形成した延長部39の端部に設けられる上述した係合切欠き34とを備えている。尚、このうち上記係合爪37は、レバーアーム36の先端部の内側を円弧状にえぐって形成した幅狭の部分である。そしてこのようにして構成されるフックレバー15は上記係合切欠き34にスライダ24の連結軸35が係合することによってスライダ24の前後方向のストロークに対応して、上述したようにプリンタ本体3内に収容される係合解除位置とプリンタ本体3外に突出する係合位置との間で回動し得るようになっている。尚、プリンタ本体3の凹陥部16には、上記穴部31の左側の側傍に角窓状の窓部52が設けられており、この窓部52を通じてフックレバー15のレバーアーム36がプリンタ本体3の内外を行き来できるようなっている。
前記付勢バネ26は、コイル径及び線径の細い圧縮コイルバネによって構成されており、上述した2本の角溝32、32の1つに収容されるようになっている。
前記ガイド溝27は、上述したようにハート形をしており、ハート形のガイド溝27の前方側と後方側の端部に2つの保持点A、Bが設けられている。また、図8〜図11において、上記保持点A、Bを境にしてガイド溝27の右側の経路が係合解除位置にあるフックレバー15が係合位置に向けて回動する時に通る係合経路40になっている。そして、保持点A、Bを境にしてガイド溝27の左側の経路が係合位置にあるフックレバー15が係合解除位置に向けて回動する時に通る係合解除経路41になっている。従って、揺動アーム29の係合軸28は、保持点Aを始点として係合経路40、保持点B、係合解除経路41の順でガイド溝27を移動して再び保持点Aに戻るように一方向のみに移動し得るようになっている。また、保持点Aには係合軸28の逆方向の移動を防止するための段差42が設けられている。
前記揺動アーム29は、基部側が幾分幅広に形成され、端部が丸く加工された平板状の部材である。揺動アーム29の先端側の上面には上方に向けて突出する上記係合軸28が設けられており、揺動アーム29の基端側には上記係合軸28に対して外側(図8〜図11では右側)に偏心した位置に揺動穴43が設けられている。また、揺動穴43の内側の側傍には2つの係合爪44、44が一定の距離を空けて並設されている。これらの係合爪44、44は、スライダ24の下面に形成されている上記の2本の角溝32、32とそれぞれ係合するようになっている。
前記ケース30は、ケース本体45とケースカバー46とによって構成される扁平な矩形容器状の部材である。ケース本体45にはスライダ24の後部側の左右の側面と摺接する左右のサイドガイド47、47と、スライダ24の前部側の左側面と摺接するガイドリブ48とが設けられている。また、ケース本体45の左側手前のコーナ部付近には、上記フックレバー15における回動穴38と嵌合する回動軸49が上方に向けて立ち上げられており、ケース本体45の後部寄りの左右のサイドガイド47、47の中間付近の、幾分右寄りの位置には上記揺動アーム29の揺動穴43と嵌合する揺動軸50が上方に向けて立ち上げられている。
一方、ケースカバー46は、矩形平板状の部材で前部側には上記押込みロッド23の基部側を受け入れる矩形状の切欠き部51が設けられている。従って、プッシュラッチ装置21を構成するスライダ24、フックレバー15、付勢バネ26及び揺動アーム29は、上記扁平なケース30内にすべて収容されるようになっており、狭いスペースでも取り付けることが可能な薄型のプッシュラッチ装置21を構成している。
一方、係合構造部22は、上記フックレバー15のレバーアーム36先端に設けられている係合爪37の進入を受け入れる受入れ凹部53と、該受入凹部53内に進入した係合爪37と係合する係合片54とを備えることによって構成されている。尚、受入れ凹部53は、排出用スタッカ8の裏面18に形成された開口から排出用スタッカ8の内部に進入し、レバーアーム36の回動軌跡に合わせて方向を替え、図9〜図11に示すように右側の幾分ずれた位置まで達している。そして、右側に幾分ずれた位置にある受入凹部53の図9〜図11中の上方には庇状に左方に張り出した舌片状の部位があり、その舌片状の部位が上記係合片54になっている。従って、上記係合構造部22は、排出用スタッカ8の裏面18から突出しておらず、排出用スタッカ8の裏面18の載置面としての平滑性はそのまま保たれている。
そして、排出用スタッカ8の閉状態では、前記フックレバー15が排出用スタッカ8の前記受入れ凹部53に進入して係合されており、その係合状態では、プリンタ本体3の表面と排出用スタッカ8の表面とが図1に示したように面一になるように構成されている。
次に、このようにして構成される排出用スタッカの開閉装置1の作動態様を(1)排出用スタッカを閉じる場合と、(2)排出用スタッカを開く場合に分けて説明する。
(1)排出用スタッカを閉じる場合(図8、図9参照)
図8に示すように、排出用スタッカ8が開いている状態では、スライダ24は付勢バネ26の付勢力によって最も前部寄りに位置しており、スライダ24と一体の押込みロッド23は、プリンタ本体3の凹陥部16に形成されている穴部31から前方に大きく突出した状態になっている。一方、この時フックレバー15は、図8中、時計方向に一杯に回動した係合解除位置に位置しており、フックレバー15のレバーアーム36先端の係合爪37は窓部52内に収容された状態になっている。
そして、手前に倒れている排出用スタッカ8を上方に起こしてプリンタ本体3前面の凹陥部16内に押し込むと、排出用スタッカ8の裏面18が押込みロッド23の先端面に当接して押込みロッド23を図9に示すように後方に押し込むようになる。押込みロッド23が後方に押し込まれると、押込みロッド23と一体のスライダ24は付勢バネ26の付勢力に抗して図示のように後方に移動する。また、スライダ24の後方の移動に伴って、揺動アーム29は、揺動軸50を揺動中心として先端の係合軸28が図9中、矢印で示すように保持点Aから係合経路40を通って保持点Bに至るように最初に右側に揺動してから左側に揺動し、図9に示す位置で停止する。
また、スライダ24の後方への移動に伴って、フックレバー15におけるレバーアーム36は、図9中矢印で示すように反時計方向に回動し、凹陥部16内に収容された排出用スタッカ8の裏面18に設けられている受入凹部53内に進入する。そして、受入凹部53の奥部に設けられている係合片54にレバーアーム36先端の係合爪37が係合されるようになっている。尚、この状態では図9に示すように、レバーアーム36が窓部52から前方に大きく突出するようになるが、当該レバーアーム36は凹陥部16内に収納される排出用スタッカ8によって隠れるため、外部から視認することはできなくなっている。
(2)排出用スタッカを開く場合(図10、図11参照)
凹陥部16内に収容されている排出用スタッカ8を手前に倒して開き、記録の実行ができる状態にする場合を説明する。この場合には図10に示すように、排出用スタッカ8の表面を指で軽く押し、押込みロッド23及びスライダ24を少し後方に移動させる。スライダ24の後方への移動に伴って揺動アーム29は図10中、時計方向に揺動するようになり、揺動アーム29先端の係合軸28は保持点Bから左斜め前方に移動する。
次に、排出用スタッカ8の表面を押していた指を離すと、付勢バネ26の付勢力によってスライダ24は前方に移動するようになり、図11に示すように揺動アーム29先端の係合軸28は保持点Bを離れ、図中矢印で示すように係合解除経路41を通って保持点Aに到達する。また、スライダ24の前方への移動に伴ってフックレバー15は、図11中、矢印で示すように時計方向に回動するようになり、フックレバー15のレバーアーム36先端の係合爪37と係合片54との係合状態は解除される。そして、係合爪37は、受入れ凹部53から出てプリンタ本体3の凹陥部16に形成されている窓部52内に収容された係合解除位置に達する。尚、一旦保持点Aに到達した係合軸28は、係合経路40と係合解除経路41との重合部に設けられている段差42によって直接係合解除経路41に進入できないようになっている。従って、係合軸28は常にガイド溝27中を図中、時計方向のみに回転し得るようになっている。
[他の実施例]
本願発明に係る扉体の開閉装置1及び該扉体の開閉装置1を排出用スタッカの開閉装置に適用した記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、本発明の扉体の開閉装置1は、インクジェットプリンタ100等の記録装置や他の液体噴射装置に限らず、本体3と、該本体3に対して回動自在に接続される扉体8とを備える種々の装置や収納庫あるいは容器等に適用可能である。また、スライダ24を突出させる方向の付勢力を増大させたい場合には、2本ある角溝32の両方に付勢バネ26を縮設させておくことも可能である。因みにこのように構成した場合には付勢バネ26のコイル径や線径を大きくすることなく、付勢力を増大させることができ、プッシュラッチ装置21の薄型形状をそのまま維持することができる。
また、図12、図13に示すように、プッシュラッチ装置21に対して前記フックレバー15が係合状態にあるか、係合解除状態にあるかを検知する位置センサ56を設けることも可能である。尚、図12,図13中ではケース本体45の後部左側に位置するサイドガイド47上に一例としてリミットスイッチによって構成されている位置センサ56を設置している。
因みに図示の実施例の場合には、スライダ24が前方に移動してフックレバー15が係合解除状態にある時に、位置センサ56の検知レバー57が図12に示すようにスライダ24側に傾いてON状態になり、スライダ24が後方に移動してフックレバー15が係合状態にある時に位置センサ56の検知レバー57が図13に示すように後方を向く状態になってOFF状態になるように設定されている。
また、上記位置センサ56のON状態と0FF状態を逆に設定し、図12に示す状態がOFF状態、図13に示す状態がON状態になるように設定することも可能である。
また、上記位置センサ56によって検知した位置情報に基づいて扉体8の開閉状態を知らせる告知手段を設けることも可能である。告知手段としては音声のように聴覚に訴えるものと、ランプの点灯や点滅あるいは液晶モニタ11にメッセージを表示させる等の視覚に訴えるものが適用可能である。そして、このような位置センサ56と告知手段をインクジェットプリンタ100における排出用スタッカの開閉装置1に対して適用した場合には排出用スタッカ8を閉じた状態のまま記録を実行しようとするユーザに対して操作の誤りを気付かせ、用紙Pの詰まり等の不具合の発生を防止することできる。
更に、前記告知手段に代えて或いは加えて、記録装置の記録実行制御部における制御動作として、扉体8が閉であるときは用紙Pの搬送をスタートさせないようにしておくことで、用紙やインクの無駄を低減することができる。
排出用スタッカ閉塞時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 排出用スタッカ拡開時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 プリンタ本体の凹陥部を示す斜視図。 係合解除時のフックレバーと押込みロッドを示す斜視図。 係合時のフックレバーと押込みロッドを示す斜視図。 プッシュラッチ装置を分解して示す斜め上方からの斜視図。 プッシュラッチ装置を分解して示す斜め下方からの斜視図。 排出用スタッカが開いている状態のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 排出用スタッカを閉じた時のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 閉塞状態の排出用スタッカを指で押した瞬間のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 排出用スタッカが開いた後のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 位置センサがONの時のプッシュラッチ装置を示す平断面図。 位置センサがOFFの時のプッシュラッチ装置を示す平断面図。
符号の説明
1 排出用スタッカの開閉装置(扉体の開閉装置)、2 自動給送ユニット、3 プリンタ本体(本体)、4 ハウジング、5 給送用トレイ、6 カバー部材、7 操作パネル、8 排出用スタッカ(扉体)、9 手提げハンドル、11 液晶モニタ、12a、12b、12c、・・・12n 操作ボタン、13 給送用開口、15 フックレバー、16 凹陥部、17 回動軸、18 裏面、19 排出口、21 プッシュラッチ装置、22 係合構造部、23 押込みロッド、24 スライダ、25 カードスロット、26 付勢バネ、27 ガイド溝、28 係合軸、29 揺動アーム、30 ケース、31 穴部、32 角溝、33 耳部、34 係合切欠き、35 連結軸、36 レバーアーム、37 係合爪、38 回動穴、39 延長部、40 係合経路、41 係合解除経路、42 段差、43 揺動穴、44 係合爪、45 ケース本体、46 ケースカバー、47 サイドガイド、48 ガイドリブ、49 回動軸、50 揺動軸、51 切欠き部、52 窓部、53 受入れ凹部、54 係合片、56 位置センサ、57 検知レバー、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、A 保持点、B 保持点

Claims (9)

  1. 本体側に設けられるプッシュラッチ装置と、
    前記本体に対して回動自在に接続される扉体の裏面側に設けられる係合構造部と、を備
    え、
    前記プッシュラッチ装置は、
    扉体側に突出する押込みロッドを有し、該押込みロッドと一体になって摺動するスラ
    イダと、
    該スライダの一部と回動自在に接続され、当該スライダの動きに連動するフックレバ
    ーを備え、
    前記押込みロッドが前記扉体側に突出する位置で前記フックレバーは本体内に収容さ
    れる係合解除位置へ、
    前記押込みロッドが前記扉体の裏面側に当接し前記扉体が閉じた位置で前記フックレ
    バーは本体外に突出する係合位置へ、
    回動するフックレバーと、を備え、
    前記係合構造部は、前記フックレバーが前記係合位置で前記扉体に係合する凹部を備え

    前記凹部には、前記フックレバーのレバーアーム先端に設けられている係合爪が進入し
    た状態で該係合爪と係合する係合片を備え、
    ていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項に記載の扉体の開閉装置において、前記本体の表面の一部には前記蓋体
    を閉塞する時に蓋体を受け入れる扉体収納用の凹陥部が設けられており、該凹陥部に扉体
    を収納させた閉塞状態では、本体の表面と扉体の表面とが面一になることを特徴とする
    装置。
  3. 請求項に記載の扉体の開閉装置において、前記凹陥部には前記押込みロッドを受け入
    れる出没用の穴部と、前記フックレバーのレバーアームの出入りを許容する出入り用の窓
    部とが設けられており、前記押込みロッドとフックレバーを除くプッシュラッチ装置の他
    の部位は前記凹陥部の裏面側の本体内部に収容されていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の扉体の開閉装置において、前記プッシュラッチ装
    置は、扁平なケース内に、平板状のスライダと、平板状のフックレバーと、前記スライダ
    に突出傾向を付与する付勢バネと、前記押込みロッドの連続する2回の押込み動作によっ
    て前記フックレバーの係合状態と係合解除状態とを切り替える2位置保持ループ型のガイ
    ド溝と、該ガイド溝に係合し予め定められた一方向のみに移動するように設けられている
    平板状の揺動アームとが収容されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の扉体の開閉装置において、前記扉体は表裏両面が
    外観に現れる化粧面であり、前記扉体の表面は扉体を開閉する開閉スイッチとしての機能
    を有し、前記扉体の裏面は被載置物を載置する載置面としての機能を備えていることを特
    徴とする記録装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の扉体の開閉装置において、前記プッシュラッチ装
    置には前記フックレバーが係合状態にあるか係合解除状態にあるかを検知する位置センサ
    が設けられていることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の扉体の開閉装置において、前記位置センサが検知した位置情報に基づ
    いて扉体の開閉状態を知らせる告知手段が設けられていることを特徴とする記録装置。
  8. 記録装置本体と、
    該記録装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に記録装置本体に対し
    て回動自在に接続される排出用スタッカと、
    記録装置本体側に設けられるプッシュラッチ装置と排出用スタッカの裏面側に設けられ
    る係合構造部とを備える排出用スタッカの開閉装置と、を備え、
    前記排出用スタッカの開閉装置は請求項1〜のいずれか1項に記載の特徴とする記録装置。
  9. 液体噴射装置本体と、
    液体噴射装置本体の前面において下部に設けられる回動支点を中心に液体噴射装置本体
    に対して回動自在に接続される排出用スタッカと、
    液体噴射装置本体側に設けられるプッシュラッチ装置と排出用スタッカの裏面側に設け
    られる係合構造部とを備える排出用スタッカの開閉装置と、を備え、
    前記プッシュラッチ装置は、
    排出用スタッカ側に突出する押込みロッドを有し、該押込みロッドと一体になって摺
    動するスライダと、
    該スライダの一部と回動自在に接続され、当該スライダの動きに連動するフックレバ
    ーを備え、
    前記押込みロッドが前記扉体側に突出する位置で前記フックレバーは前記液体噴射装
    置本体内に収容される係合解除位置へ、
    前記押込みロッドが前記扉体の裏面側に当接し前記扉体が閉じた位置で前記フックレ
    バーは前記液体噴射装置本体外に突出する係合位置へ、
    回動するフックレバーと、を備え、
    前記係合構造部は、前記フックレバーが前記係合位置で前記扉体に係合する凹部を備え
    前記凹部には、前記フックレバーのレバーアーム先端に設けられている係合爪が進入した状態で該係合爪と係合する係合片を備え、
    ていることを特徴とする液体噴射装置。
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