JP2009097198A - 開閉蓋支持装置、該開閉蓋支持装置を備えた記録装置 - Google Patents

開閉蓋支持装置、該開閉蓋支持装置を備えた記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁石の磁力で開閉蓋の閉じた状態を保持する開閉蓋支持装置において、開閉蓋が半開き状態でロックされた状態となることを防止する。
【解決手段】 閉じた状態の排出用トレイ3の前面上部を押し込む操作を行うと、プッシュラッチ装置30のロッド33が押し込み位置まで押し込まれる。プッシュラッチ装置30のロッド33は、符号Fで示した方向へ進出し、その進出位置が保持される。排出用トレイ3は、進出方向Fへ進出するロッド33の先端に押動され、符号Aで示した方向へ回動していく。それによって、回動軸12と歯車係合している回転体25が符号Gで示した方向へ回転する。レバー24が符号Hで示した方向へ変位し、鉄片支持部材23に支持されている鉄片22が符号Jで示した方向へ変位する。
【選択図】図8

Description

本発明は、開閉蓋を回動可能に筐体に支持し、磁石又は磁性体のいずれか一方が筐体側に配設され他方が開閉蓋の対応する部分に配設され、閉位置にある開閉蓋の回動位置が磁石と磁性体との間に作用する磁力で保持される開閉蓋支持装置に関する。
近年、コンパクトで持ち運びが便利であるとともに、使用しないときは操作ボタン類が一切外観に現れない状態とすることができる斬新でスタイリッシュなデザインのインクジェットプリンタが広く普及しつつある。例えば、使用しない状態では、排出トレイ(排出用スタッカ)を閉じると、被記録材の排出口を覆い隠すことができるとともに、その閉じた状態の排出トレイがプリンタ本体の一部となって一体的にインクジェットプリンタの外観を構成するものが公知である。
このようなインクジェットプリンタにおいて、例えば、閉じた状態の排出トレイは、プリンタ本体の一部となって一体的にインクジェットプリンタの外観を構成するため、そのままではユーザが排出トレイを開くことができない。例えば、排出トレイの外側に取っ手を設けたり、押しボタン等の開閉ボタンをプリンタ本体の外側から見える位置に設けたりすれば、ユーザが排出トレイを開くことが可能になるが、それによって、インクジェットプリンタのデザインが損なわれてしまうという課題が生ずる。
このような課題を解決可能な従来技術の一例としては、テレビラックやオーディオラック等に一般的に採用されている、開閉蓋(開閉扉)を外側から軽く押すだけで開閉させることが可能なプッシュラッチ装置を利用した開閉蓋支持装置が公知である。例えば、本体側に設けたプッシュラッチ装置のロッド先端に磁石を配設し、開閉蓋のロッド先端に対応する部分に鉄片等を配設したものが一般的に知られている。
このような構成の開閉蓋支持装置は、閉じた状態の開閉蓋を外側から軽く押して放すと、プッシュラッチ装置のロッドが開閉蓋を開く方向へ進出する。それによって、開閉蓋は、ロッドの先端に押動され、ロッド先端の磁石と開閉蓋の鉄片との磁力による係合が解除されながら、開方向へ回動して開いた状態となる。また、開いた状態の開閉蓋を閉じるときは、開閉蓋を閉じた状態からさらに軽く押し込む。それによって、ロッドが退避した位置で保持され、開閉蓋は、ロッド先端の磁石と開閉蓋の鉄片との間に作用する磁力によって、閉じた状態が保持される。
また、上記のように開閉蓋が閉じた状態をマグネットで保持するのではなく、開閉蓋の内側に茸状のフック部材を備え、そのフック部材を挟持する左右一対の保持アームがロッド先端に設けられたプッシュラッチ装置を備えた開閉蓋支持装置が公知である(例えば、特許文献1を参照)。
特開平7−34746号公報
しかしながら、テレビラック等に一般的に採用されているロッド先端に磁石等を設けたプッシュラッチ装置を利用した開閉蓋支持装置は、閉じた状態の開閉蓋を軽く押し込んだ状態からゆっくりと放すと、ロッド先端の磁石と開閉蓋の鉄片との磁力による係合が解除されずに、開閉蓋が僅かに開いただけの半開き状態でロックされた状態になってしまう虞がある。このような半開き状態になってしまうと、ユーザは、その僅かに開いた開閉蓋の隙間を利用して無理に開閉蓋をこじ開けるか、或いは、再度開閉蓋を軽く押して閉じた状態に戻した上で、あらためて開閉蓋を軽く押して放す操作をしなければならない。そのため、テレビラック等に採用されている、ロッド先端に磁石等を設けたプッシュラッチ装置を利用した開閉蓋支持装置は、操作性の面で課題が残る。
また、特許文献1に記載されているプッシュラッチ装置は、その構造上、開閉蓋が僅かに開いただけの半開き状態でロックされた状態になってしまうことは生じにくい。しかし、特許文献1に記載されているプッシュラッチ装置は、茸状のフック部材等を開閉蓋の内側の対応する位置に突設する必要があるため、開いた状態の開閉蓋の外観が損なわれる。さらに、突設されているフック部材等を誤って破損等してしまう虞もあり、そうなるとプッシュラッチ装置による開閉機構が全く機能しなくなってしまう。さらに、インクジェットプリンタの排出トレイの内側は、開いた状態では記録実行後の被記録材の載置面となるため、特許文献1に記載されているような茸状のフック部材等を内側に突設させることができないという制約がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、磁石の磁力で開閉蓋の閉じた状態を保持する開閉蓋支持装置において、開閉蓋が半開き状態でロックされた状態となることを防止することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、開閉蓋を回動可能に筐体に支持し、磁石又は磁性体のいずれか一方が前記筐体側に配設され他方が前記開閉蓋の対応する部分に配設され、閉位置にある前記開閉蓋の回動位置が前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力で保持される開閉蓋支持装置であって、前記磁石又は前記磁性体を前記開閉蓋に変位可能に支持し、前記開閉蓋の開方向への回動に連動して、当該磁石又は当該磁性体の支持位置を前記筐体に配設された前記磁性体又は前記磁石から離間する方向へ変位させる変位手段を備えている、ことを特徴とした開閉蓋支持装置である。
開閉蓋を閉じた状態においては、開閉蓋は、磁石と磁性体との間に作用する磁力によって、その回動位置が保持される。ここで、その磁力で開閉蓋の閉じた状態をより確実に保持するには、例えば、より磁力の強い大きい磁石を採用したり開閉蓋を閉じた状態における磁石と磁性体との間隔をより狭くしたりして、開閉蓋が閉位置にある状態で磁石と磁性体との間に作用する磁力が強くなるようにすれば良い。
しかし、それによって、磁石と磁性体との間に作用する磁力で開閉蓋を係止可能な開閉蓋の回動範囲が広がることになる。そのため、例えば、前記のプッシュラッチ装置を採用した支持装置においては、前述したような開閉蓋が半開き状態でロックされた状態が生じやすくなってしまうという弊害が生ずる。また、このような開閉蓋が半開き状態でロックされた状態が生じないようにするために、磁石と磁性体との間に作用する磁力を弱く設定すると、今度は、開閉蓋の閉じた状態を確実に保持することができなくなってしまう。
本発明の第1の態様に記載の開閉蓋支持装置は、閉じた状態の開閉蓋を開くときには、その開方向への開閉蓋の回動に連動して、磁石又は磁性体の開閉蓋における支持位置が筐体側に配設された磁性体又は磁石から離間する方向へ変位する。すなわち、閉じた状態にある開閉蓋を開方向へ回動させることによって、磁石と磁性体とは、開閉蓋が筐体から離間していく方向へ回動していくことで、その回動方向へ離間していくと同時に、かつ変位手段により磁石又は磁性体の支持位置が変位することで、その変位方向へも離間していくことになる。
それによって、閉じた状態の開閉蓋を開くときには、開方向への開閉蓋の回動による変位量を超える変位量で、磁石と磁性体とを一気に離間させることができる。そのため、磁石と磁性体との間に作用する磁力を弱くすることなく、その磁力で開閉蓋を係止可能な回動範囲を狭くすることができる。したがって、開閉蓋を閉じた状態においては、磁石と磁性体との間に作用する磁力で閉じた状態を強固に保持することができ、かつ開閉蓋を開くときには、前述したような開閉蓋が半開き状態でロックされた状態が生じないようにすることができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の開閉蓋支持装置によれば、磁石の磁力で開閉蓋の閉じた状態を保持する開閉蓋支持装置において、開閉蓋が半開き状態でロックされた状態となることを防止することができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の開閉蓋支持装置において、ロッドを押し込み位置まで押し込むことにより前記ロッドの保持位置を進出位置と退避位置とで交互に切り替え可能なプッシュラッチ装置を備え、前記開閉蓋を閉位置よりさらに閉方向へ押し込む操作によって、前記開閉蓋で前記ロッドを前記押し込み位置まで押し込むことが可能であり、前記ロッドが退避位置にある状態では、前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力により前記開閉蓋を閉位置で保持可能であり、前記ロッドが進出位置にある状態では、前記ロッドの先端と前記開閉蓋とが当接する前記開閉蓋の回動位置において前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力で前記開閉蓋が係止されない範囲に、前記変位手段により前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体の支持位置が変位する、ことを特徴とした開閉蓋支持装置である。
プッシュラッチ装置のロッドが進出位置にある状態では、そのロッドの先端と開閉蓋とが当接する開閉蓋の回動位置において、磁石と磁性体との間に作用する磁力で開閉蓋が係止されてしまうと、その状態つまり半開き状態で開閉蓋が磁力でロックされてしまう虞が生ずる。本発明の第2の態様に記載の開閉蓋支持装置は、進出位置にあるプッシュラッチ装置のロッドの先端と開閉蓋とが当接する開閉蓋の回動位置において、磁石と磁性体との間に作用する磁力で開閉蓋が係止されない範囲に、開閉蓋に支持された磁石又は磁性体の支持位置が変位する。したがって、進出位置にあるプッシュラッチ装置のロッドの先端と開閉蓋とが当接する開閉蓋の回動位置において、開閉蓋が半開き状態でロックされた状態となることを防止することができる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様に記載の開閉蓋支持装置において、前記筐体に設けられる、前記開閉蓋を回動可能に軸支する回動軸を備え、前記変位手段は、前記開閉蓋に軸支され、前記回動軸と回転伝達可能に係合する回転体を有し、前記回転体が前記開閉蓋の回動に伴い回転することによって、前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体の支持位置が変位する、ことを特徴とした開閉蓋支持装置である。
開閉蓋は、筐体に設けられた回動軸に軸支されている。また、開閉蓋に軸支されている回転体は、その回動軸と回転伝達可能に係合している。ここで、回動軸と回転体とが回転伝達可能に係合とは、例えば、回動軸と回転体とが回転伝達可能に歯車係合している状態である。したがって、開閉蓋に軸支されている回転体は、開閉蓋の回動に伴って回転することになる。そして、変位手段は、その回転体の回転によって、開閉蓋に支持された磁石又は磁性体の支持位置が変位する。
すなわち、開閉蓋に支持された磁石又は磁性体の支持位置は、開閉蓋の開方向への回動量に比例した変位量で変位する。したがって、回動軸と回転体との直径比等を調節することで、開閉蓋の回動量に対する開閉蓋に支持された磁石又は磁性体の支持位置の変位量が適切な変位量となるように調節することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第3の態様に記載の開閉蓋支持装置において、前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体を、前記開閉蓋の開方向への回動に連動した前記変位手段による変位方向と対向する方向へ付勢する付勢手段を備えている、ことを特徴とした開閉蓋支持装置である。
例えば、閉じた状態の開閉蓋を開く過程で、重力によって開閉扉が開方向へ付勢される場合には、開く途中でユーザが開閉扉から手を放すと、開閉扉が自重で勢いよく開いてしまう虞がある。つまり、開く途中でユーザが開閉扉から手を放すと、開閉蓋が開位置から閉方向へ跳ね返ったり大きな振動音が生じてしまったりする虞が生ずる。
本発明の第4の態様に記載の開閉蓋支持装置は、上記のような付勢手段を設けることで、開閉蓋が変位手段を介して閉じる方向へ付勢されることになる。それによって、閉じた状態の開閉蓋を開くときには、開閉蓋に回動抵抗が生ずるため、開閉扉が自重で勢いよく開いてしまうことを防止することができる。また、開く途中でユーザが開閉扉から手を放しても、開閉扉は、自重で勢いよく開かずに、ゆっくりとなめらかに開くことになるので、ユーザが開閉蓋を開くときの操作感を向上させることができる。さらに、開閉扉は、付勢手段によって閉じる方向へ付勢されるので、ユーザは、より少ない力で開閉蓋を閉じることができる。したがって、ユーザが開閉蓋を閉じるときの操作感も向上させることができる。
本発明の第5の態様は、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載の開閉蓋支持装置において、前記磁石又は前記磁性体は、前記開閉蓋の内部に支持され、前記開閉蓋が閉位置にある状態では、前記筐体に配設された前記磁性体又は前記磁石と対面する部分が前記開閉蓋の外部に進出した状態となる、ことを特徴とした開閉蓋支持装置である。
本発明の第5の態様に記載の開閉蓋支持装置によれば、開閉蓋を閉じた状態において、その開閉蓋に支持されている磁石又は磁性体を筐体側の磁性体又は磁石により近接させた状態とすることができる。それによって、閉位置における開閉蓋の回動位置を磁力の弱い小さな磁石でも確実に保持することが可能になるので、本発明に係る開閉蓋支持装置をより低コストに実現することができる。
本発明の第6の態様は、被記録材への記録実行手段と、前記記録実行手段で記録を実行した後の被記録材を排出する排出手段と、前記記録実行手段及び前記排出手段を内蔵する筐体と、開いた状態では記録装置の排出口から排出される被記録材が積重され、閉じた状態では前記排出口を覆う開閉蓋と、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の開閉蓋支持装置と、を備えた記録装置である。
本発明の第6の態様に記載の記録装置によれば、このような開閉蓋を備えた記録装置において、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<インクジェットプリンタ50の概略構成>
まず、本発明に係る「記録装置」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、排出用トレイ3を開いた状態のインクジェットプリンタ50の外観斜視図である。図2は、インクジェットプリンタ50の要部側断面図である。
プリンタ本体1の上面には、各種操作ボタン類を有する操作パネル4が配設されている。また、プリンタ本体1の上面には、各種表示を行う液晶表示パネル10が、符号Cで示した方向へ回動させて立位姿勢で使用可能に、回動軸11で軸支されている。プリンタカバー5は、回動軸6がプリンタ本体1の軸受部に係合した状態で回動可能にプリンタ本体1に支持されている。インクジェットプリンタ50は、使用しないときにプリンタカバー5を閉じた状態とすることによって、プリンタ本体1の上面に配設されている操作パネル4及び液晶表示パネル10がプリンタカバー5で覆い隠されて保護される。プリンタ本体1には、インクジェットプリンタ50を持ち運びするためのハンドル20が回動可能に配設されている。
プリンタ本体1の前面には、記録実行後の記録紙Pが排出される排出口7が設けられており、その排出口7を開閉可能に排出用トレイ3が配設されている。排出用トレイ3は、回動可能にプリンタ本体1に軸支されている。インクジェットプリンタ50を使用しないときには、排出用トレイ3を閉じた状態とすることによって、排出口7が排出用トレイ3で覆い隠された状態となる。また、インクジェットプリンタ50を使用するときには、符号Aで示した方向へ排出用トレイ3を回動させて開いた状態とすることによって、排出口7から排出される記録実行後の記録紙Pが排出用トレイ3に積重される。
インクジェットプリンタ50は、記録紙Pに記録を実行する「記録実行手段」として、搬送駆動ローラ51、搬送従動ローラ52、プラテン53、排出駆動ローラ54、排出従動ローラ55、キャリッジ61及び記録ヘッド62をプリンタ本体1内に備えている。また、インクジェットプリンタ50は、「記録実行手段」へ向けて記録紙Pを一ずつ自動給送する自動給送装置を構成する載置部71、エッジガイド72、給送用ローラ73及びリタードローラ74を備えている。プリンタ本体1の上面には、記録紙Pを前記の自動給送装置で供給するための給送用開口部2が設けられている。符号Bで示した方向へ開いた状態のプリンタカバー5は、自動給送装置で給送する記録紙Pが載置される給送用トレイとして機能する。
載置部71は、給送用開口部2に臨む位置に配設されている。公知のエッジガイド72は、記録紙Pの幅方向(搬送方向Yと交差する方向)へスライド可能に載置部71に配設されており、記録紙Pのサイズに応じて記録紙Pの幅方向の載置位置を規定することができる。開いた状態のプリンタカバー5に載置された記録紙Pは、図示していないホッパにより給送用ローラ73の外周面に押圧され、給送用ローラ73の駆動回転により、搬送駆動ローラ51へ向けて給送される。このとき、公知のリタードローラ74の従動回転抵抗によって、最上位の記録紙Pから他の記録紙Pが分離され、記録紙Pの重送が防止される。
給送用ローラ73の駆動回転により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送量でプラテン53上を搬送される。キャリッジ61の底部には、記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する記録ヘッド62が配設されている。キャリッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平行で一定の間隔となる状態を維持しながら搬送方向Yと略直交する方向へ往復動可能に支持されている。
プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が搬送方向Yと略直交する方向へ往復動しながら記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面へインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送量で記録紙Pを搬送する動作とが交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録紙Pは、「排出手段」としての排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向Yへ搬送される。記録実行後の記録紙Pは、排出口7から排出され、開いた状態の排出用トレイ3に積重される。
図3は、排出用トレイ3を開いた状態のインクジェットプリンタ50の前面を拡大図示した斜視図である。図4は、インクジェットプリンタ50の前面の要部を図示した平面視の断面図である。
排出用トレイ3を開いた状態では、記録実行後の記録紙Pが排出される排出口7及びその上方に配置された前面パネル8が露出する。前面パネル8には、メモリカードスロット81が設けられている。前面パネル部8の孔82からは、プリンタ本体1の内部に配設されたプッシュラッチ装置30のロッド33の先端331が外側へ突出している。また、プリンタ本体1の内側には、前面パネル部8の近傍に磁石9が配設されている。
<プッシュラッチ装置30の構成>
ここで、プッシュラッチ装置30の構成について、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5は、プッシュラッチ装置30を分解して図示した斜め上方からの斜視図である。図6はプッシュラッチ装置30を分解して図示した斜め下方からの斜視図である。
プッシュラッチ装置30は、スライダホルダ31、スライダ32、ロッド33、カム溝34、揺動アーム35及び付勢バネ36を備えている。
スライダホルダ31には、スライダ32を進退方向へスライド可能に支持する凹部311が形成されている。凹部311の左右の凸部は。スライダ32の左右の側面と摺接するサイドガイド312、313になっている。サイドガイド312、313の近傍には、スライダ32を係止するための係止爪314が3つ設けられている。スライダホルダ31の凹部311には、後部寄りの中間から向かってやや右側の位置に、揺動アーム35の揺動穴352と係合する揺動軸315が設けられている。
スライダ32は、排出用トレイ3の裏面に当接して排出用トレイ3を開方向へ押し出すロッド33が一体に設けられている。スライダ32の下面に設けられたカム溝34は、ロッド33の押込み動作によってロッド33の進出位置と退避位置とを切り替えて保持可能な平面視ハート形をした2位置保持ループ形状をなしている。カム溝34の後方側には、スライダ32の進退方向と平行に2本の角溝324、325が設けられている。この角溝324には、付勢バネ36が収容される。
揺動アーム35は、基部側が幾分幅広に形成され、端部が丸く加工された平板状の部材である。揺動アーム35の自由端側の上面には、上方へ向けて突出する係合軸351が設けられている。揺動アーム35の基端側には、係合軸351に対して外側に偏心した位置に揺動穴352が設けられている。揺動アーム35は、係合軸351がスライダ32のカム溝34と係合し、揺動穴352がスライドホルダ31の揺動軸315と係合し、この揺動軸315を揺動支点として揺動可能にスライダホルダ31に支持される。
また、揺動アーム35は、揺動穴352の近傍に、2つの係合爪353、354が一定の距離を隔てて並設されている。係合爪353、354は、スライダ32の下面に形成されている2本の角溝324、325とそれぞれ係合する。係合爪353は、スライダ32の角溝324に収容された付勢バネ36の一端に当接する当接面となる。
付勢バネ36は、圧縮コイルバネによって構成されており、スライダ32を進出方向へ付勢する。付勢バネ36は、軸線がスライダ32の進退方向と平行であり、かつ軸線の位置がロッド33の軸線位置と同一直線上となるように配設される。さらに、付勢バネ36の軸線の位置は、揺動アーム35の揺動穴352の中心から左右いずれかの方向にずれた位置に設定されている。このように、揺動穴352の中心からずれた位置に付勢バネ36の軸線の位置を設定することによって、スライダ32を進出方向へ付勢する付勢力に加えて、揺動アーム35を向かって左側に揺動させようとする付勢力を単一の付勢バネ36によって実現することができる。
カム溝34の奥部側の交差した頂部は、ロッド33の退避位置を保持する保持点341になっている。また、カム溝34の手前側のくぼみ部は、ロッド33の進出位置を保持する保持点342になっている。そして、この保持点341、342を挟んでカム溝34の向かって右側の経路がロッド33を退避方向へ押し込むときに通る押込み経路343となり、向かって左側の経路がロッド33を進出方向へ押し出すときに通る押出し経路344となる。押出し経路344の底面は、保持点341に向かうに従って徐々に高くなるように形成されている。保持点341には、係合軸351が逆方向の押出し経路344側に進入しないようにするための段差345が設けられている。
このような形状のカム溝34によって、揺動アーム35の係合軸351は、保持点341を始点として押込み経路343、保持点342、押出し経路344の順でカム溝34内を移動し、再び保持点341に戻るように一方向のみに循環移動することとなる。それによって、ロッド33を押し込み位置まで押し込むことによりロッド33の保持位置を進出位置と退避位置とで交互に切り替え可能なプッシュラッチ装置30の基本的なラッチ機能が実現される。
<本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第1実施例>
つづいて、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第1実施例について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7及び図8は、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第1実施例を模式的に図示した側断面図である。図7は、排出用トレイ3が閉じた状態を図示したものであり、図8は、排出用トレイ3が開くときの状態を図示したものである。
「開閉蓋」としての排出用トレイ3は、「筐体」としてのプリンタ本体1に回動可能に支持されている。より具体的には、排出用トレイ3のトレイ本体21は、プリンタ本体1に固設されている回動軸12に回動可能に軸支されている。
プリンタ本体1には、前面パネル部8の近傍に磁石9が内設されている。そして、排出用トレイ3のトレイ本体21には、閉じた状態でプリンタ本体1に内設された磁石9に対応する部分に、「磁性体」としての鉄片22が内設されている。つまり、閉位置にある排出用トレイ3の回動位置は、プリンタ本体1の磁石9と排出用トレイ3の鉄片22との間に作用する磁力で保持される。尚、プリンタ本体1側に鉄片22を配設し、排出用トレイ3に磁石9を配設しても良い。或いは、プリンタ本体1及び排出用トレイ3の両方に磁石9を配設し、いずれか一方をN極とし他方をS極としても良い。
排出用トレイ3のトレイ本体21の内部には、「変位手段」を構成する、鉄片支持部材23、レバー24及び回転体25が配設されている。鉄片支持部材23は、鉄片22を支持する部材である。鉄片22は、この鉄片支持部材23に固着されている。レバー24の一端側には、軸部241が設けられており、この軸部241に鉄片支持部材23が軸支されている。また、レバー24の他端側には、軸部242が設けられている。回転体25は、回転軸251でトレイ本体21に回転可能に軸支されている。回転体25の回転軸251より偏心した部分には、レバー24の他端側の軸部242が回動自在に連結されている。そして、回転体25は、プリンタ本体1に固設されている回動軸12と回転伝達可能に歯車係合している。
排出用トレイ3が閉じた状態では、プッシュラッチ装置30のロッド33は退避位置で保持されている。この状態では、磁石9と鉄片22との間に作用する磁力により排出用トレイ3の回動位置が閉位置で保持された状態となる。そして、この閉じた状態の排出用トレイ3の前面上部を符号Dで示した方向へ押し込む操作を行うと、プッシュラッチ装置30のロッド33が符号Eで示した方向へ押し込み位置まで押し込まれる(図7)。
それによって、プッシュラッチ装置30のロッド33は、符号Fで示した方向(以下、「進出方向F」という。)へ進出し、その進出位置が保持される。排出用トレイ3は、進出方向Fへ進出するロッド33の先端に押動され、符号Aで示した方向(以下、「開方向A」という。)へ回動していく。排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくと、回動軸12と歯車係合している回転体25は、符号Gで示した方向へ回転する。それによって、レバー24が符号Hで示した方向へ変位し、鉄片支持部材23に支持されている鉄片22が符号Jで示した方向へ変位する(図8)。
このように、鉄片22は、排出用トレイ3の開方向Aへの回動に連動して、その支持位置がプリンタ本体1に配設された磁石9から離間する方向(符号Jで示した方向)へ変位する。すなわち、プリンタ本体1に配設された磁石9に対して、鉄片22は、閉じた状態にある排出用トレイ3を開方向Aへ回動させることによって、その開方向Aへ離間していくと同時に、かつ「変位手段」により符号Jで示した方向へも離間していくことになる。それによって、閉じた状態の排出用トレイ3を開方向Aへ開くときには、開方向Aへの排出用トレイ3の回動による変位量を超える変位量で、鉄片22をプリンタ本体1の磁石9から一気に離間させることができる。つまり、磁石9と鉄片22との間に作用する磁力を弱くすることなく、その磁力で排出用トレイ3を係止可能な回動範囲を狭くすることができる。
それによって、進出位置にあるロッド33の先端と排出用トレイ3とが当接する排出用トレイ3の回動位置においては、プリンタ本体1の磁石9と排出用トレイ3の鉄片22との間に作用する磁力で開方向Aへの回動が係止されない範囲に、排出用トレイ3の鉄片22の支持位置を変位させることができる。したがって、閉じた状態の排出用トレイ3を開くときには、磁石9と鉄片22との間に作用する磁力によって排出用トレイ3が半開き状態でロックされた状態となってしまうことを防止することができる。また、排出用トレイ3を閉じた状態においては、磁石9と鉄片22との間に作用する磁力で、排出用トレイ3が閉じた状態を強固に保持することができる。
尚、排出用トレイ3に支持された鉄片22の支持位置は、排出用トレイ3の開方向Aへの回動量に比例した変位量で変位する。したがって、排出用トレイ3の回動量に対する鉄片22の符号Jで示した方向への変位量は、回動軸12と回転体25との直径比等を調節することで、適切な変位量となるように調節することができる。また、当該実施例の「変位手段」は、インクジェットプリンタ50を正面から観た場合に、鉄片22が上下方向へ変位するように構成されているが、例えば、鉄片22が左右方向へ変位するように構成しても良いし、鉄片22が前後方向へ変位するように構成しても本発明による作用効果を得ることができるのは言うまでもない。
<本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第2実施例>
つづいて、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第2実施例について、図9〜図12を参照しながら説明する。
図9〜図12は、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第2実施例を模式的に図示した側断面図である。図9は、排出用トレイ3が閉じた状態を図示したものであり、図10〜図12は、排出用トレイ3が開くときの状態を段階的に図示したものである。
第2実施例の排出用トレイ3は、第1実施例に加えて、排出用トレイ3の開方向Aへの回動に連動した変位方向(符号Jで示した方向)と対向する方向へ鉄片22を付勢する「付勢手段」が設けられている。この「付勢手段」は、上板26、下板27及びコイルばね28で構成される。上板26は、鉄片支持部材23に一体に設けられている。下板27は、図示の位置において排出用トレイ3のトレイ本体21に固設されている。コイルばね28は、上板26と下板27との間に縮設されている。尚、それ以外の構成は、第1実施例と同様であるため、同様の部分についての説明は省略する。
縮設されたコイルばね28のばね力によって、レバー24は、図9に図示した位置に付勢された状態となるため、回転体25の回転位置も図9に図示した位置に付勢された状態となる。したがって、排出用トレイ3を開方向Aへ回動させることによって、回動軸12に歯車係合している回転体25が符号Gで示した方向へ回転したときに、回転体25には元の回転位置(図9に図示した回転位置)に戻ろうとする力が作用することになる。すなわち、排出用トレイ3は、縮設されたコイルばね28のばね力によって、閉じた状態となる回動位置(図9)へ付勢されることになる。
それによって、閉じた状態の排出用トレイ3を開方向Aへ開くときには、排出用トレイ3に回動抵抗が生ずるため、進出方向Fへ進出するロッド33が排出用トレイ3を押動する力や排出用トレイ3の自重等で勢いよく開いてしまうことを防止することができる。また、開く途中でユーザが排出用トレイ3から手を放しても、排出用トレイ3は、自重で勢いよく開かずに、ゆっくりとなめらかに開くことになるので、ユーザが排出用トレイ3を開くときの操作感を向上させることができる。さらに、排出用トレイ3を閉じるときには、ユーザは、より少ない力で排出用トレイ3を閉じることができる。したがって、ユーザが排出用トレイ3を閉じるときの操作感も向上させることができる。
さらに、縮設されたコイルばね28は、排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくに従って圧縮されていく(図10〜図12)。そのため、レバー24を介して回転体25に作用するコイルばね28のばね力は、排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくに従って強くなっていく。したがって、排出用トレイ3に作用する回動抵抗は、排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくに従って強くなっていくことになる。
すなわち、排出用トレイ3が開方向Aへ回動するときには、排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくに従って、その排出用トレイ3に作用する重力に対向するように作用する回動抵抗が増加していくことになる。したがって、コイルばね28のばね力を適切に調節すれば、あたかもオイルダンパ機構等を設けた如く、排出用トレイ3がゆっくりと略一定の回動速度で開方向Aへ自重で回動するようにすることも可能になる。それによって、ユーザが排出用トレイ3を開くときの操作感をさらに向上させることができる。
<本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第3実施例>
つづいて、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第3実施例について、図13及び図14を参照しながら説明する。
図13及び図14は、本発明に係る「開閉蓋支持装置」の第3実施例を模式的に図示した側断面図である。図13は、排出用トレイ3が閉じた状態を図示したものであり、図14は、排出用トレイ3が開くときの状態を図示したものである。
第3実施例は、第1実施例に加えて、排出用トレイ3のトレイ本体21に開口部29が設けられている。排出用トレイ3が閉位置にある状態では、鉄片22のプリンタ本体1に配設された磁石9と対面する部分が、図示の如く開口部29を介して排出用トレイ3の外部に進出した状態となる(図13)。また、鉄片22は、鉄片支持部材23に対して固着されておらず、図示していないばねやゴム材等の弾性部材を介して鉄片支持部材23に支持されている。そして、鉄片22は、排出用トレイ3が開方向Aへ回動していくに従って、トレイ本体21内に退避するように、符号Jで示した方向へ変位していく(図14)。尚、それ以外の構成は、第1実施例と同様であるため、同様の部分についての説明は省略する。
排出用トレイ3を閉じた状態では、開口部29を介して外部に進出した鉄片22がプリンタ本体1の磁石9が内設されている部分に当接する(図13)。したがって、排出用トレイ3を閉じた状態においては、第1実施例及び第2実施例と比較して、排出用トレイ3の鉄片22をプリンタ本体1の磁石9により近接させた状態とすることができる。それによって、閉位置における排出用トレイ3の回動位置は、より磁力の弱い小さな磁石9でも確実に保持することが可能になるので、本発明に係る「開閉蓋支持装置」をより低コストに実現することができる。
また、排出用トレイ3を開方向Aへ回動させていくと、鉄片22がトレイ本体21内に退避するように変位していく(図14)。したがって、排出用トレイ3を開いた状態においては、インクジェットプリンタ50の外観が損なわれることを防止することができるとともに、鉄片22が排出用トレイ3に排出される記録紙Pの排出の妨げとなることも防止することができる。
さらに、鉄片22は、ばね等の弾性部材(図示せず)を介して鉄片支持部材23に支持されているので、プリンタ本体1の磁石9が内設されている部分に確実に当接させることができる。それによって、プリンタ本体1と鉄片22との当接面のクリアランス管理が容易になるというメリットがある。
以上説明したように、本発明によれば、磁石9の磁力で排出用トレイ3等の「開閉蓋」の閉じた状態を保持する「開閉蓋支持装置」において、排出用トレイ3等が半開き状態でロックされた状態となることを防止することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
インクジェットプリンタの外観斜視図。 インクジェットプリンタの要部側断面図。 排出用トレイを開いたプリンタの前面を拡大図示した斜視図。 インクジェットプリンタの前面の要部を図示した平面視の断面図。 プッシュラッチ装置を分解して図示した斜め上方からの斜視図。 プッシュラッチ装置を分解して図示した斜め下方からの斜視図。 排出用トレイが閉じた状態を図示した第1実施例の側断面図。 排出用トレイが開く状態を図示した第1実施例の側断面図。 排出用トレイが閉じた状態を図示した第2実施例の側断面図。 排出用トレイが開く状態を図示した第2実施例の側断面図。 排出用トレイが開く状態を図示した第2実施例の側断面図。 排出用トレイが開いた状態を図示した第2実施例の側断面図。 排出用トレイが閉じた状態を図示した第3実施例の側断面図。 排出用トレイが開く状態を図示した第3実施例の側断面図。
符号の説明
1 プリンタ本体、3 排出用トレイ、9 磁石、12 回動軸、21 トレイ本体、22 鉄片、23 鉄片支持部材、24 レバー、25 回転体、26 上板、27 下板、28 コイルばね、29 開口部、30 プッシュラッチ装置、33 ロッド、50 インクジェットプリンタ、51 搬送駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排出従動ローラ、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、P 記録紙、Y 記録紙の搬送方向

Claims (6)

  1. 開閉蓋を回動可能に筐体に支持し、磁石又は磁性体のいずれか一方が前記筐体側に配設され他方が前記開閉蓋の対応する部分に配設され、閉位置にある前記開閉蓋の回動位置が前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力で保持される開閉蓋支持装置であって、
    前記磁石又は前記磁性体を前記開閉蓋に変位可能に支持し、前記開閉蓋の開方向への回動に連動して、当該磁石又は当該磁性体の支持位置を前記筐体に配設された前記磁性体又は前記磁石から離間する方向へ変位させる変位手段を備えている、ことを特徴とした開閉蓋支持装置。
  2. 請求項1に記載の開閉蓋支持装置において、ロッドを押し込み位置まで押し込むことにより前記ロッドの保持位置を進出位置と退避位置とで交互に切り替え可能なプッシュラッチ装置を備え、
    前記開閉蓋を閉位置よりさらに閉方向へ押し込む操作によって、前記開閉蓋で前記ロッドを前記押し込み位置まで押し込むことが可能であり、
    前記ロッドが退避位置にある状態では、前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力により前記開閉蓋を閉位置で保持可能であり、
    前記ロッドが進出位置にある状態では、前記ロッドの先端と前記開閉蓋とが当接する前記開閉蓋の回動位置において前記磁石と前記磁性体との間に作用する磁力で前記開閉蓋が係止されない範囲に、前記変位手段により前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体の支持位置が変位する、ことを特徴とした開閉蓋支持装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉蓋支持装置において、前記筐体に設けられる、前記開閉蓋を回動可能に軸支する回動軸を備え、
    前記変位手段は、前記開閉蓋に軸支され、前記回動軸と回転伝達可能に係合する回転体を有し、前記回転体が前記開閉蓋の回動に伴い回転することによって、前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体の支持位置が変位する、ことを特徴とした開閉蓋支持装置。
  4. 請求項3に記載の開閉蓋支持装置において、前記開閉蓋に支持された前記磁石又は前記磁性体を、前記開閉蓋の開方向への回動に連動した前記変位手段による変位方向と対向する方向へ付勢する付勢手段を備えている、ことを特徴とした開閉蓋支持装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の開閉蓋支持装置において、前記磁石又は前記磁性体は、前記開閉蓋の内部に支持され、前記開閉蓋が閉位置にある状態では、前記筐体に配設された前記磁性体又は前記磁石と対面する部分が前記開閉蓋の外部に進出した状態となる、ことを特徴とした開閉蓋支持装置。
  6. 被記録材への記録実行手段と、
    前記記録実行手段で記録を実行した後の被記録材を排出する排出手段と、
    前記記録実行手段及び前記排出手段を内蔵する筐体と、
    開いた状態では記録装置の排出口から排出される被記録材が積重され、閉じた状態では前記排出口を覆う開閉蓋と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の開閉蓋支持装置と、を備えた記録装置。
JP2007268359A 2007-10-15 2007-10-15 開閉蓋支持装置、該開閉蓋支持装置を備えた記録装置 Withdrawn JP2009097198A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019095707A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 コニカミノルタ株式会社 トナー補給装置および画像形成装置
JP2020029061A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 ブラザー工業株式会社 液体吐出ヘッド

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