JP6897209B2 - カバー体、媒体収容カセット - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を収容する媒体収容カセットに対し着脱可能なカバー体、及び当該カバー体を備えた媒体収容カセットに関する。
プリンターや複写機に代表される記録装置において、装置本体に対して着脱可能な給紙カセットは従来から広く用いられている。
給紙カセットは、多くの場合カセット前面に把持部を備え、この把持部を把持して給紙カセットを手前側に引き出すことができる様に構成されている。
特許文献1には、従来の給紙カセットの把持部が下側から指をかけて手前に引く構成であり、ユーザーが腰をかがめた姿勢で給紙カセットを引き出す必要があり、ユーザーに負担を強いていたことに鑑みて、上側から把持できる第1把持部と下側から把持できる第2把持部を設け、上下いずれの側からでも指をかけて手前に引くことを可能とした給紙カセットが開示されている。
特開2007−204170号公報
ところで、記録装置では装置本体に対して給紙カセットを装着した状態でロックするロック手段が設けられることがあり、そして給紙カセットには、前記ロック手段のロック解除を行う為の操作レバーが設けられることがある。
この様な構成において、不用意な給紙カセットの挿抜を規制したいという要請もあり、その様な要請に応える為に装置本体と給紙カセットとを例えば南京錠で連結する構成を採用することも考えられる。しかしこの場合、装置本体と給紙カセットの双方に南京錠を通す為のフック(突起)を形成する必要があり、前記フックの形成によって装置の寸法が大きくなるとともに装置の美観上も好ましくない。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、装置寸法の増大を抑えつつ、不用意な給紙カセットの挿抜の規制を実現することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係るカバー体は、媒体を収容する媒体収容部、並びに装置本体に対する前記媒体収容部のロック及びロック解除を行うロック手段及び前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部を備えた媒体収容カセットに対して着脱可能なカバー体であって、前記媒体収容カセットにおいて前記操作部が設けられた凹部に入り込んで前記凹部を塞ぐ本体部と、前記本体部から突出して前記本体部を前記凹部に対してロックする第1状態と、前記第1状態よりも前記本体部からの突出量が少なく、前記凹部への前記本体部の入り込み及び前記凹部からの取り外しを許容する第2状態と、をスライドして切り換えるスライド部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、装置本体に対するロック及びロック解除の状態切り換えを行う操作部を備えた媒体収容カセットに対して着脱可能なカバー体は、前記操作部が設けられた凹部に入り込んで前記凹部を塞ぐ本体部と、前記本体部を前記凹部に対してロックするスライド部とを備えて成り、即ち前記凹部に前記本体部が入り込むことで前記操作部の操作(ロック解除操作)が規制されることとなるので、装置寸法の増大を押さえつつ、不用意な媒体収容カセットの着脱操作を規制することができる。
加えて、前記スライド部がスライドすることにより前記第1状態と前記第2状態とを切り換える構成であるので、例えば前記スライド部がスライドするのではなく回動する様な構成に比べて状態切り換えを行う為に必要なスペースが小さくて済む。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記スライド部の先端が前記凹部の内側に設けられた係合穴に係合することにより前記スライド部の前記第1状態が形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記スライド部の先端が前記凹部の内側に設けられた係合穴に係合することにより前記スライド部の前記第1状態が形成されるので、前記本体部を前記凹部に確実にロックすることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記スライド部は、前記凹部における前記媒体収容カセットの幅方向にスライドすることにより、前記第1状態と前記第2状態とを切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記凹部における前記媒体収容カセットの幅方向にスライドすることにより、前記第1状態と前記第2状態とを切り換える構成において、上述した第1のまたは第2の態様の作用効果が得られる。
尚、前記凹部における前記媒体収容カセットの幅方向とは、鉛直方向と交差する方向を意味する。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記凹部の奥行き方向に沿って変位可能な押圧ボタンを備え、前記押圧ボタンを押すことで、前記スライド部が前記第2状態から前記第1状態に切り換わる構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記凹部の奥行き方向に沿って変位可能な押圧ボタンを備え、前記押圧ボタンを押すことで、前記スライド部が前記第2状態から前記第1状態に切り換わる構成を備えるので、操作性容易に、前記スライド部を前記第2状態から前記第1状態に切り換えることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、鍵部材を挿入する開口を備え、前記鍵部材を前記開口に挿入することで、前記スライド部が前記第1状態から前記第2状態に切り換わる構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、部材を挿入する開口を備え、前記鍵部材を前記開口に挿入することで、前記スライド部が前記第1状態から前記第2状態に切り換わる構成を備えるので、操作性容易に、前記スライド部を前記第1状態から前記第2状態に切り換えることができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記カバー体は、前記本体部が前記凹部に入り込み且つ前記スライド部が前記第1状態をとる際に前記凹部に設けられた前記操作部の変位動作を規制することを特徴とする。
本態様によれば、前記カバー体は、前記本体部が前記凹部に入り込み且つ前記スライド部が前記第1状態をとる際に前記凹部に設けられた前記操作部の変位動作を規制するので、振動や衝撃等によって前記媒体収容カセットの前記装置本体に対するロック状態が意図せず解除されてしまうことを回避できる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記操作部は、前記凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、前記上側操作部と前記下側操作部とを連結する連結部と、を備え、前記スライド部の先端が前記連結部に形成された規制穴に入り込むことにより、前記操作部の変位動作が規制されることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作部は、前記凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を備えて成るので、ユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができ、ユーザーの操作性が良好となる。
その上で前記スライド部の先端が前記上側操作部と前記下側操作部とを連結する連結部に形成された規制穴に入り込むことにより、前記操作部の変位動作が規制される構成であるので、前記上側操作部或いは前記下側操作部に、前記スライド部の先端が入り込む規制穴を形成する構成に比して、前記上側操作部或いは前記下側操作部を操作する際の操作感の低下を抑制できる。
本発明の第8の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記凹部は、前記媒体収容カセットの前記装置本体からの引き出し方向前面に形成されており、前記本体部は、前記媒体収容カセットの前面側に、前記凹部の内側の輪郭に沿った形状及び大きさを備えるパネル部を有し、前記本体部が前記凹部を塞いだ状態において、前記パネル部の面と前記媒体収容カセットの前面とが面一になることを特徴とする。
本態様によれば、前記本体部が前記凹部を塞いだ状態において、前記パネル部の面と前記媒体収容カセットの前面とが面一になるので、前記媒体収容カセットの美観が向上するとともに、前記カバー体が前記媒体収容カセットに装着された際の当該媒体収容カセットの寸法増加を回避できる。
本発明の第9の態様に係る媒体収容カセットは、媒体を収容する媒体収容部と、装置本体に対する前記媒体収容部のロック及びロック解除を行うロック手段と、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、前記操作部が設けられた凹部と、前記凹部に入り込んで前記凹部を塞ぐ本体部、及び前記本体部から突出して前記本体部を前記凹部に対してロックする第1状態と、前記第1状態よりも前記本体部からの突出量が少なく、前記凹部への前記本体部の入り込み及び前記凹部からの取り外しを許容する第2状態と、をスライドして切り換えるスライド部を備えて成るカバー体とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、上述した第1の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターから給紙カセットを取り外した状態の外観斜視図。 給紙カセットを前方側から見た斜視図。 給紙カセットを後方側から見た斜視図。 前面パネルを外した状態の給紙カセットの斜視図。 操作レバー及び変換機構の斜視図。 第1回動軸、第2回動軸、ロックレバー、のこれらの斜視図。 操作レバー及び変換機構の断面図。 操作レバー及び変換機構の断面図。 操作レバー及び変換機構の断面図。 給紙カセットの要部側面図。 給紙カセットの要部側面図。 手掛け凹部の正面図。 他の実施形態に係る手掛け凹部の正面図。 給紙カセットにカバー体を装着した状態の斜視図。 カバー体の斜視図。 カバー体に鍵部材を差し入れた状態の斜視図。 給紙カセット前面部の断面斜視図。 カバー体の分解斜視図。 カバー体内部の要部平面図。 カバー体内部の要部平面図。 カバー体内部の要部断面図。 カバー体内部の要部断面図。 カバー体内部の要部断面図。 他の実施形態に係る手掛け凹部の正面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図2は同外観斜視図であって給紙カセットを取り外した状態の図、図3は給紙カセットを前方側から見た斜視図、図4は給紙カセットを後方側から見た斜視図である。
また、図5は前面パネルを外した状態の給紙カセットの斜視図、図6は操作レバー及び変換機構の斜視図、図8、図9、図10は操作レバー及び変換機構の断面図、図11及び図12は給紙カセットの要部側面図、図13は手掛け凹部の正面図である。
更に、図14は他の実施形態に係る手掛け凹部の正面図である。
以下、図1及び図2を参照しつつ媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行うプリンター1の全体構成について概説する。
図1及び図2においてプリンター1は、スキャナー部2及び装置本体3によって大略構成されている。装置本体3は、記録用紙を搬送する搬送経路(不図示)や記録ヘッド7(後述)を備えており、また、本実施例では媒体収容カセットの一例として四つの給紙カセット10A、10B、10C、10Dを着脱可能に備えている。図2において符号8A、8B、8C、8Dは、それぞれ給紙カセット10A、10B、10C、10Dが収容されるカセット収容部を示している。
符号5は、装置手前側に設けられた、プリンター1の各種操作を行う操作パネルである。符号6は、記録が行われて排出される記録用紙を受けるトレイであり、より具体的には直近に記録が行われた記録面を下にして排出される記録用紙を受けるフェイスダウン排紙トレイである。
符号7は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッド(所謂ラインヘッド)であり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例では装置奥行き方向が用紙幅方向であり、装置幅方向が用紙給送、搬送、排出のこれらを行う方向となっている。
続いて、給紙カセット10の構成について概説する。尚、以下ではカセット収容部8A、8B、8C、8Dのこれらを特に区別せずに説明する場合はカセット収容部8と総称し、同様に給紙カセット10A、10B、10C、10Dのこれらを特に区別せずに説明する場合は給紙カセット10と総称することとする。
図3及び図4において符号11は給紙カセット10において媒体の一例である記録用紙を収容する、媒体収容部としての用紙収容部であり、符号22は給紙カセット10の着脱方向(プリンター1の奥行き方向)に沿って延びる被ガイド突起である。被ガイド突起22は、カセット収容部8側のガイドレール(不図示)によってガイドされる突起である。尚、被ガイド突起22は用紙収容部11の両サイドに設けられているが、図3及び図4では一方側のサイドに設けられた被ガイド突起22のみが表れている。
用紙収容部11の内部にはエッジガイド20、21A、21Bが設けられている。エッジガイド20は記録用紙の後端をガイドするエッジガイドであり、エッジガイド21A、21Bは記録用紙の後端と交差する方向の両側端をガイドするエッジガイドである。
また、給紙カセット10の前面側には手掛け凹部13が形成されており、この手掛け凹部13の内側の操作レバー31(後述)を操作することで、ユーザーは作業性容易に給紙カセット10を引き抜くことができる。
また、給紙カセット10の前面を構成する前面パネル17には表示窓14が形成されており、その内側に、収容する記録用紙のサイズを示す記号(例えば”A3”、A4”、等)を視認できる様になっている。記録用紙のサイズを示す記号は、表示プレート15に表示されており、この表示プレート15は、張り出し部12の裏側に設けられたプレート保持部16によって保持されている。表示プレート15はプレート保持部16に対して着脱可能となっており、給紙カセット10に収容する用紙サイズに適した記号が付された表示プレート15に、容易に交換できる様になっている。
そして用紙収容部11において装置前方側には張り出し部12が設けられている。
張り出し部12は、用紙収容部11の幅よりも装置側方(本実施例では装置右側)に張り出している。
上述した表示窓14は、張り出し部12に設けられている。
以上が給紙カセット10の大略構成であり、以下、装置本体3に対する給紙カセット10のロック及びロック解除を行う機構について図5以降をも参照しつつ説明する。
給紙カセット10は、カセット収容部8に装着される際、装着状態にロックされ、ロック解除操作を行わない限り引き抜くことができない様に構成されている。給紙カセット10のロックは、図5、図11、図12に示す「カセット側係合部」としてのロックレバー27と、図11、図12に示す「本体側係合部」としての係止フック26との係合により行われる。
ロックレバー27と係止フック26は、給紙カセット10を装置本体にロックするロック手段25を構成する。
尚、係止フック26は給紙カセット10側ではなく装置本体3(カセット収容部8)側に設けられているが、図11、図12では説明の便宜上係止フック26のみを示し、装置本体3の図示は省略している。
ロックレバー27は、本実施形態では用紙収容部11の右側面の、前方側に設けられている。ロックレバー27は、詳しくは後述するが第1回動軸34を中心にして図11及び図12における時計回り方向及び反時計回り方向に回動可能に設けられており、回動することにより係止フック26に対して進退する。これによりロックレバー27は、図11に示すロック状態、即ち係止フック26に係止する状態と、図12に示すロック解除状態、即ち係止フック26から外れる状態と、を切り換えることができる。尚、符号11bは、ロックレバー27の回動限度を規制するレバー規制部である。
ロック状態とロック解除状態の切り換え、即ちロックレバー27の回動動作(第1回動軸34の回動動作)は、手掛け凹部13の内側に設けられた「操作部」としての操作レバー31を操作することで行うことができる。給紙カセット10の前面パネル17を取り外した状態を示す図5において操作レバー31は、用紙収容部11の前面部11aに対し、給紙カセット10の着脱方向(図5の矢印E方向)にスライド動作可能に設けられている。
操作レバー31の動きは、変換機構30(図6)により、ロックレバー27の係止フック26に対する進退動作、即ちロックレバー27の回動動作(第1回動軸34の回動動作)に変換される。
図6において変換機構30は、操作レバー31の変位方向に対し交差する方向(本実施形態では装置幅方向)に延設されるとともにロックレバー27を備える第1回動軸34と、第1回動軸34の延設方向と同じ方向に延設されるとともに第1回動軸34が嵌合し、第1回動軸34とともに回動する第2回動軸35と、を備えている。
第2回動軸35の上方側には、操作レバー31によって装置手前側に引かれることで、第2回動軸35及び第1回動軸34を、ロックレバー27が係止フック26から離れる際(ロック解除する際)の回動方向(図6において反時計回り方向)に回動させるレバー係合部35a、35a(図7も参照)が設けられている。
また変換機構30は、付勢手段としての圧縮ばね36を備え、この圧縮ばね36が、第2回動軸35の下方側に設けられた被押圧部35bを装置手前側に押圧し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が、ロックレバー27が係止フック26に進出する際(ロックする際)の回動方向に付勢される(図9も参照)。
尚、図7の符号35cは、圧縮ばね36が嵌合するばね嵌合部を示している。
図6において操作レバー31にはアーム部32、32が一体に設けられており、アーム部32、32が操作レバー31と一体に変位動作する。アーム部32にはレバー挿入空間32bが形成されており、このレバー挿入空間32bに、レバー係合部35aが入り込んだ状態となっている(図8、図10も参照)。
尚、図8及び図10は、変換機構30を含む給紙カセット10の前方部をレバー係合部35aの位置において第2回動軸35の回動軸線と直交する面で切断した断面図であり、図8は前面パネル17の図示を省略しており、図10では前面パネル17及び操作レバー31の図示を省略している。
また、図9は、変換機構30を含む給紙カセット10の前方部を被押圧部35b及び圧縮ばね36の位置において第2回動軸35の回動軸線と直交する面で切断した断面図である。
操作レバー31は、非操作時は、圧縮ばね36の付勢力によって、装置奥側に付勢されており、装置手前側への変位動作が可能な状態となっている(図8の状態)。
この状態から操作レバー31に手を掛けて装置手前側、即ち給紙カセット10の引き抜き側に引き寄せると(図8〜図10において左方向)、操作レバー31の装置手前側への変位に伴ってアーム部32のレバー押圧部32aが、レバー係合部35a、35aを装置手前側に押し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が図8〜図10の反時計回り方向に回動して、ロックレバー27が係止フック26から離間してロック解除となる(図10)。
尚、ロック解除された状態で操作レバー31から手を離すと、圧縮ばね36の付勢力によって操作レバー31は元の位置に戻る(図8、図9の状態)。
次に、給紙カセット10前面の手掛け凹部13と操作レバー31との位置関係について図13を参照しつつ説明する。操作レバー31は、手掛け凹部13の内側において上側に位置する上側操作部31aと、手掛け凹部13の内側において下側に位置する下側操作部31bと、を備えている(図5、図9も参照)。
従ってユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作しても給紙カセット10のロック及びロック解除、即ちロックレバー27の状態切り換えを行うことができる。
即ち、操作部としての操作レバー31に対してユーザーがどの様に指を掛けるかは、ユーザーの背の高さ、操作時の姿勢、好みなどによって変わり、また、給紙カセット10の高さ位置や、どの段の給紙カセット10を操作するかによっても変わる。
本実施形態では、上述のようにユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作してもロックレバー27の状態切り換えを行うことができるので、ユーザーの様々な要請に応えることができる。
また、操作レバー31は手掛け凹部13の内側に配置されており、カセット前面に露出しない構成の為、カセット前面の凹凸が少なく、美観に優れた給紙カセット10を構成できる。
尚、本実施形態では上側操作部31aと下側操作部31bは、一の操作レバー31により構成されているので、操作部を低コストに構成できる。
また本実施形態では、操作レバー31が、プリンター1の装置本体3に対する給紙カセット10の着脱方向に変位することにより(図5の矢印E方向)、ロックレバー27の状態切り換えが行われるので、操作レバー31の操作が直感的に判り易く、ユーザーの操作性が向上する。
また本実施形態では、操作レバー31の上側操作部31aと下側操作部31bは、手掛け凹部13の外側領域の裏面側に位置している。
より詳しくは、図13において符号13aは手掛け凹部13の上側縁部を、符号13bは下側縁部を、符号13cは右側縁部を、符号13dは左側縁部を、それぞれ示していて、本実施形態において上側操作部31aは上側縁部13aよりも上側の領域を持ち、下側操作部31bは下側縁部13bよりも下側の領域を持つ。
図13において符号A1、A2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において上側操作部31aと下側操作部31bの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、いわば手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。本実施形態ではこのような手指のかかりしろが確保されている。
この様な構成によって、上側操作部31aと下側操作部31bが手掛け凹部13の開口内に突出する構成に比して、手掛け凹部13の開口を大きく確保でき、操作性が向上する。
尚、本実施形態は上述の様に操作レバー31は手掛け凹部13の内側において上側に位置する上側操作部31aと、下側に位置する下側操作部31bとを備えているが、これに加えて更に、図14に示す様に右側操作部31cと、左側操作部31dとを更に備える様に構成しても良い。
図14において符号310は他の実施形態に係る操作レバー31を示しており、符号B1、B2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において右側操作部31cと左側操作部31dの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。
この様に構成することで、ユーザーは手掛け凹部13の内部において上下左右いずれの側にも手指を掛けることができ、給紙カセット10のロック及びロック解除を行う際の操作性がより一層向上する。
尚、上述した実施形態は、例えば以下の様に変更することができる。
(1)上記実施形態では、手掛け凹部13の内側において上下、或いは上下左右に手指を掛けることができる操作部を設けたが、上下左右に限らず、例えば斜め方向にも操作部を設けても良いし、或いは操作レバー31を円環状に形成し、手掛け位置を上下左右等に限定しない構成としても良い。
(2)上記実施形態は、本発明を媒体の一例としての記録用紙を収容する給紙カセットに適用したが、給紙カセットに限らず、操作部を操作して装着のロック及びロック解除を行うその他の着脱体に対して適用することもできる。
続いて、図15以降も参照しつつ、カバー体40について説明する。
図15〜図17に示す様に給紙カセット10の手掛け凹部13に対し、カバー体40が着脱可能に構成されている。
カバー体40は、手掛け凹部13に入り込んで当該手掛け凹部13を塞ぐ本体部40aと、本体部40aを手掛け凹部13に対してロックするスライド部材45(図16及び図17ではスライド部材45の先端部45aが現れている)とを備えて成る。そして本体部40aが手掛け凹部13に入り込むことで上述した操作部としての操作レバー31の操作(ロック解除操作)が規制されることとなる。この様なカバー体40によって装置寸法の増大を押さえつつ、不用意な給紙カセット10の着脱操作を規制することができる。
加えてスライド部材45が、スライドすることにより本体部40aを手掛け凹部13に対してロックする第1状態(図15、図16の状態)と、当該第1状態よりも本体部40aからの先端部45aの突出量が少なく、手掛け凹部13への本体部40aの入り込み及び取り外しを許容する第2状態(図17の状態)とを切り換える構成であるので、例えばスライド部材45が回動する様な構成に比べて状態切り換えを行う為に必要なスペースが小さくて済む。
カバー体40は、図17に示す様に取り外された状態において前面に形成された鍵穴(開口)51に鍵部材55が差し入れられ、且つ抜けない状態となっており、カバー体40と鍵部材55とが一体で保管される様になっている。
この状態からカバー体40を給紙カセット10の手掛け凹部13に差し入れ、カバー体40の前面中央に設けられた凹部42a内の操作突起46a(操作カム46)を押し込むと、図16に示す様に本体部40aの両側部から側方に向けてスライド部材45の先端部45aが飛び出す。
飛び出した先端部45aは、手掛け凹部13内側の両側部にある係合穴13g(図18)に入り込み、これによってカバー体40が手掛け凹部13に対してロックされる。
尚、前面中央に設けられた操作突起46a(操作カム46)を押し込むと、本体部40aに対する鍵部材55の拘束が解除され、鍵部材55を鍵穴51から引き抜くことが可能となる。
以上がカバー体40の概略機能である。
以下、カバー体40の構成について更に詳述する。
図19に示す様にカバー体40は、本体部40aの外側を構成する筐体41と、本体部40aの前面を構成するパネル部42と、を備えている。またカバー体40は、筐体41の内部に収容されるベースフレーム43、サブフレーム44、二つのスライド部材45、操作カム46、三つのロック部材47、二つのコイルばね48、三つのコイルばね49、二つのコイルばね50、のこれらを備えている。
符号55は、上述した鍵部材である。
以下、スライド部材45のスライド方向を単に左右方向と言い、操作突起46a(操作カム46)の押し込み及び復帰方向を単に奥行き方向と言うこととする。また、ベースフレーム43のフレーム面と直交する方向(本実施形態では鉛直方向となる)を単に厚み方向と言うこととする。
サブフレーム44はベースフレーム43に対して厚み方向に所定の間隔を空けた状態で固定され、サブフレーム44とベースフレーム43との間に形成された隙間に、二つのスライド部材45と、三つのロック部材47とが配置される。
二つのスライド部材45は、同じ部材であって取り付けの向きのみが異なる関係を有しており、ベースフレーム43とサブフレーム44との間に挟まれた状態で、ベースフレーム43及びサブフレーム44によって左右方向にガイドされる。
ロック部材47は略T字の形状を成し、ベースフレーム43とサブフレーム44との間に挟まれた状態で、ベースフレーム43及びサブフレーム44によって奥行き方向にガイドされる。図20及び図21において符号43e、43f、43g、のこれらは、三つのロック部材47を奥行き方向にガイドする、ベースフレーム43に形成されたガイド溝である。サブフレーム44にも同様のガイド溝が形成されており、ロック部材47は、ベースフレーム43とサブフレーム44との間に挟まれた状態において、一部がベースフレーム43及びサブフレーム44から厚み方向に突出する。ロック部材47においてベースフレーム43から厚み方向に突出する部分は、後述するが、鍵部材55と係合する。
また三つのロック部材47は、スライド部材45と係合して当該スライド部材45のスライド方向の位置(左右方向の位置)を規制する部材でもある。具体的には、スライド部材45には図22〜図24に示す様にスライド方向(左右方向)に沿って適宜の間隔を空けて第1凹部45c、第2凹部45d、第3凹部45e、のこれらが形成されている。
そしてこれらの凹部に三つのロック部材47が図24に示す様に入り込むことで、スライド部材45の第1状態、即ちカバー体40を手掛け凹部13にロックする状態(先端部45aが係合穴13gに入り込んだ状態)が維持される。
尚、図22〜図24では、第1凹部45cに係合するロック部材を符号47−1で示している。また同様に、第2凹部45dに係合するロック部材を符号47−2で示し、第3凹部45cに係合するロック部材を符号47−3で示している。
第1凹部45cと第3凹部45eは、ほぼ同じ幅で形成されており、第2凹部45dは、第1凹部45c及び第3凹部45eよりも大きい幅で形成されており、スライド部材45が第2状態(図22:ロック解除状態)から第1状態(図24:ロック状態)に移行する過程において、図23に示す様に最初に真ん中のロック部材47−2のみが相手側の第2凹部45dに入り込む様に構成されている。この理由については、後に説明する。
続いて操作突起46aが形成された操作カム46は、サブフレーム44によって奥行き方向にガイドされる。操作カム46には図22〜図24に示す様にカム部46bが形成されており、このカム部46bが、スライド部材45に形成されたカム面45fと係合する。操作カム46を奥側に押し込んだ際、カム部46bがカム面45fを押し退け、これによりスライド部材45が、本体部40aから突出する方向にスライドする。
尚、コイルばね48は、スライド部材45が本体部40a内に引き込む方向にスライド部材45を付勢する付勢手段である。
また、コイルばね49は、ロック部材47がスライド部材45に圧接する方向にロック部材47を付勢する付勢手段である。
更にコイルバネ50は、操作カム46が本体部40a内に引き込む方向に操作カム46を付勢する付勢手段である。
続いて鍵部材55と、三つのロック部材47との関係について図20及び図21を参照しつつ説明する。
ベースフレーム43には左右方向に適宜の間隔を空けて三つの規制突起43b、43c、43dが形成されている。この規制突起43b、43c、43dは、対応しない鍵部材によって三つのロック部材47が押し込まれない様に、つまり鍵機能を実現する様に設けられたものである。従って対応する鍵部材55には、三つの規制突起43b、43c、43dを避ける様に、三つの溝部、即ち第1溝部55d、第2溝部55e、第3溝部55f、のこれらが形成されている。
鍵部材55が鍵穴51に差し込まれると、第1溝部55dに規制突起43bが入り込み、同様に第2溝部55eに規制突起43cが、第3溝部55fに規制突起43dが、それぞれ入り込む。これにより鍵部材55の第1係合部55aがロック部材47−1を押し込み、同様に第2係合部55bがロック部材47−2を、第3係合部55cがロック部材47−3を、それぞれ押し込む。
各ロック部材47が押し込まれると、各ロック部材47は図24から図22への変化で示される様にスライド部材45に形成された各凹部(45c、45d、45e)から抜け出て、スライド部材45がスライド可能となる。スライド部材45がスライド可能になると、コイルばね48の付勢力によって、スライド部材45が本体部40a内に引き込む。即ちスライド部材45の先端部45aが係合穴13gから抜け出て、カバー体40の手掛け凹部13に対するロックが解除される。
このとき、スライド部材45に形成されたストッパー45bが、図20から図21への変化で示されるように鍵部材55に形成された受け入れ溝55gに入り込み、これにより鍵部材55が引き抜けない状態となる。尚、符号43aは、ベースフレーム43に形成された長穴であり、スライド部材45に形成されたストッパー45bは、長穴43aを介してベースフレーム43のフレーム面から突出し、鍵部材55と係合可能となっている。
この状態(図21の状態)で、カバー体40を手掛け凹部13に差し入れることが可能となる。そしてこの状態から操作突起46a(操作カム46)が押し込まれると、スライド部材45のスライドに伴って鍵部材55の受け入れ溝55gからストッパー45bが抜け出て、鍵部材55を引き抜くことが可能となる(図20の状態)。
ここで、鍵部材55が引き抜かれたということは、本来はカバー体40が手掛け凹部13に対してロックされたことを意味するが、部品精度の関係上、ロックが完了しないまま鍵部材55の受け入れ溝55gからストッパー45bが抜け出て、鍵部材55を引き抜くことが可能な状態となってしまう虞もある。
そこで本実施形態に係るカバー体40は、二段階でロックがされる機構を設けている。図22〜図24を参照しつつ説明したスライド部材45の三つの凹部(45c、45d、45e)のうち真ん中の第2凹部45dが、その両側の第1凹部45c及び第3凹部45eより幅が大きく形成されているのは、図22から図23への変化で示されるように操作突起46a(操作カム46)を押し込んだ際に最初にロック部材47−2を相手側の第2凹部45dに入り込ませる為である。
即ち操作突起46a(操作カム46)を押し込んでいった際に、三つのロック部材47の全てを同じタイミングでスライド部材45に係合させるのではなく、タイミングをずらして係合させる。本実施形態では、最初にロック部材47−2が相手側の第2凹部45dに入り込み、更に操作カム46を押し込むと、他のロック部材47−1、47−3が、それぞれ相手側の第1凹部45c、45eに入り込む。
設計上、最初にロック部材47−2が相手側の第2凹部45dに入り込んだ状態では、スライド部材45に形成されたストッパー45bが、鍵部材55に形成された受け入れ溝55gに入り込み始めた位置となる。
従ってこの状態で仮に部品精度の関係でスライド部材45に形成されたストッパー45bが、鍵部材55に形成された受け入れ溝55gに入り込んでおらず、鍵部材55が引き抜けたとしても、三つのロック部材のうちロック部材47−2が第2凹部45dに既に入り込んでいるので、カバー体40の手掛け凹部13に対するロック状態は適切に維持される。そしてこの状態から操作突起46a(操作カム46)を押し込めば、他のロック部材47−1、47−3も、相手側の凹部(45c、45e)に入り込み、更なるロックが行われる。
以上の様な二段階ロック機構により、手掛け凹部13に対するカバー体40のロックが完了しないまま鍵部材55が引き抜かれてしまう問題を回避できる。
以上説明したように本実施形態に係るカバー体40は、給紙カセット10の手掛け凹部13に入り込んで当該手掛け凹部13を塞ぐ本体部40aと、本体部40aを手掛け凹部13に対してロックするスライド部材45とを備えて成る。そして本体部40aが手掛け凹部13に入り込むことで上述した操作部としての操作レバー31の操作(給紙カセット10のロック解除操作)が規制されることとなる。即ち給紙カセット10からカバー体40が大きく飛び出すことなくロックがされるので、装置寸法の増大を押さえつつ、不用意な給紙カセット10の着脱操作を規制することができる。
またカバー体40は、スライド部材45の先端部45aが手掛け凹部13の内側に設けられた係合穴13gに係合することにより、スライド部材45の第1状態(カバー体40の本体部40aを手掛け凹部13に対してロックする状態)が形成されるので、本体部40aを前記手掛け凹部13に確実にロックすることができる。
またカバー体40は、スライド部材45は、手掛け凹部13の左右方向(給紙カセット10の幅方向)にスライドすることにより、第1状態と、第2状態(本体部40aからの突出量が少なく、手掛け凹部13への本体部40aの入り込み及び取り外しを許容する状態)と、を切り換えるので、例えばスライド部材45がスライドするのではなく回動する様な構成に比べて状態切り換えを行う為に必要なスペースが小さくて済む。
またカバー体40は、手掛け凹部13の奥行き方向(給紙カセット10の着脱方向)に沿って変位可能な押圧ボタンとしての操作突起46a(操作カム46)を備え、操作カム46を押し込むことで、スライド部材45が前記第2状態から前記第1状態に切り換わる構成であるので、操作性容易に、スライド部材45を前記第2状態から前記第1状態に切り換えることができる。
またカバー体40は、鍵部材55を挿入する開口としての鍵穴51を備え、鍵部材55を鍵穴51に挿入することで、スライド部材45が前記第1状態から前記第2状態に切り換わる構成であるので、操作性容易に、スライド部材45を前記第1状態から前記第2状態に切り換えることができる。
またカバー体40は、本体部40aが手掛け凹部13に入り込み且つスライド部材45が前記第1状態をとる際に、操作部としての操作レバー31の変位動作を規制する様に構成しても良い。
具体的には、図14の変形例である図25に示す様に、上側操作部31aと下側操作部31bとを連結する連結部となっている右側操作部31c及び左側操作部31dに、規制穴としての係合穴130gを形成し、この係合穴130gに、スライド部材45の先端部45aが入り込む様に構成する。
これにより、振動や衝撃等によって給紙カセット11の装置本体3に対するロック状態が意図せず解除されてしまうことを回避できる。
尚、係合穴130gは、必ずしも右側操作部31c及び左側操作部31dに形成する必要はなく、上側操作部31aや下側操作部31bに形成しても良い。また、右側操作部31c及び左側操作部31dに代えて、単に上側操作部31aと下側操作部31bとを連結する連結部として構成し、当該連結部に係合穴130gを形成しても良い。その場合、操作部に係合穴を形成する構成に比して、操作感の低下を抑制できる。
また本実施形態においてカバー体40は、手掛け凹部13の内側の輪郭に沿った形状及び大きさを備えるパネル部42を有し、本体部40aが手掛け凹部13を塞いだ状態において、図15に示す様にパネル部42の前面42bと給紙カセット10の前面10eとが略面一になる。
従って給紙カセット10の美観が向上するとともに、カバー体40が給紙カセット10に装着された際の当該給紙カセット10の寸法増加を回避できる。
尚、以上説明したカバー体40は、更に以下の様に変更しても良い。
(1)上記実施例ではカバー体40を給紙カセット10の手掛け凹部13から取り外した状態で、鍵部材55からカバー体40から引き抜けないように拘束される構成としたが、鍵部材55がカバー体40から引き抜ける構成としても良い。
(2)カバー体40の操作突起46a(操作カム46)を押し込んだ際、当該操作カム46が直接的に或いは他の部材を介して間接的に操作部としての操作レバー31を変位させ、ロックレバー27(図11)が係止フック26(図11)に係止する状態、即ちロック状態に切り換わるように構成しても良い。
(3)スライド部材45は本実施形態では左右に突出する様に二つ設けられているが、左右のいずれか一方にのみ突出するように一つのみ設けても良い。尚、本実施形態の様に左右に突出することで、カバー体40を安定して固定できる。
また、スライド部材45が左右に突出するのではなく、上下に突出するように構成しても良いし、或いは上下左右に突出するように構成しても良い。
(4)給紙カセット10を複数備える構成において(本実施形態では4つの給紙カセット10A〜10D)、カバー体40は、任意の一つの給紙カセットにのみ適用しても良いし、任意の複数の給紙カセットに適用しても良いし、全ての給紙カセットに適用しても良い。
その際、鍵部材55は、複数のカバー体40の全てで共通のものとしても良いし(一つの鍵部材で全てのカバー体40の解錠する)、任意の複数のカバー体40で共通のものとしても良いし、複数のカバー体40の全てで異なるものとしても良い。
(5)カバー体40は、本実施形態では給紙カセットに適用したが、これに限られず、着脱のロック及びロック解除を行う操作部と、当該操作部が設けられる凹部と、を備えたその他の構成に適用することも可能である。
1…インクジェットプリンター、2…スキャナー部、3…装置本体、5…操作パネル、6…フェイスダウン排紙トレイ、7…記録ヘッド、8、8A〜8D…カセット収容部、10、10A〜10D…給紙カセット、10e…カセット前面、11…用紙収容部、11a…前面部、11b…レバー規制部、12…張り出し部、13…手掛け凹部、13g…係合穴、14…表示窓、15…表示プレート、16…プレート保持部、17…前面パネル、20…エッジガイド、21A、21B…エッジガイド、22…被ガイド突起、25…ロック手段、26…係止フック(本体側係合部)、27…ロックレバー(カセット側係合部)、30…変換機構、31…操作レバー、31a…上側操作部、31b…下側操作部、31c…右側操作部、31d…左側操作部、32…アーム部、32a…レバー押圧部、32b…レバー挿入空間、34…第1回動軸、35…第2回動軸、35a…レバー係合部、35b…被押圧部、35c…ばね嵌合部、36…圧縮ばね、40…カバー体、40a…本体部、41…筐体、42…パネル部、42a…凹部、42b…前面、43…ベースフレーム、43a…長穴、43b、43c、43d…規制突起、43e、43f、43g…ガイド溝、44…サブフレーム、45…スライド部材、45a…先端部、45b…ストッパー、45c…第1凹部、45d…第2凹部、45e…第3凹部、45f…カム面、46…操作カム、46a…操作突起、46b…カム部、47…ロック部材、48…コイルばね、49…コイルばね、50…コイルばね、51…鍵穴、55…鍵部材、55a…第1係合部、55b…第2係合部、55c…第3係合部、55d…第1溝部、55e…第2溝部、55f…第3溝部、55g…受け入れ溝

Claims (9)

  1. 媒体を収容する媒体収容部、並びに、凹部に設けられ装置本体に対する前記媒体収容部のロック及びロック解除を行う操作部を備えた媒体収容カセットに対して着脱可能なカバー体であって、
    前記媒体収容カセットにおいて前記凹部に入り込んで前記凹部を塞ぐ本体部と、
    前記本体部から突出して前記本体部を前記凹部に対してロックする第1状態と、ロックを解除して前記凹部への前記本体部の入り込み及び前記凹部からの取り外しを許容する第2状態と、をスライドして切り換えるスライド部と、
    前記凹部の奥行き方向に沿って変位可能な押圧ボタンと、を備え
    前記スライド部は、前記押圧ボタンが押されることで、前記第2状態から前記第1状態に切り換わる、
    ことを特徴とするカバー体。
  2. 請求項1に記載のカバー体において、前記スライド部の先端が前記凹部の内側に設けられた係合穴に係合することにより前記スライド部の前記第1状態が形成される、
    ことを特徴とするカバー体。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカバー体において、前記スライド部は、前記凹部における前記媒体収容カセットの幅方向にスライドすることにより、前記第1状態と前記第2状態とを切り換える、
    ことを特徴とするカバー体。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカバー体において、鍵部材を挿入する開口を備え、
    前記鍵部材を前記開口に挿入することで、前記スライド部が前記第1状態から前記第2状態に切り換わる構成を備える、
    ことを特徴とするカバー体。
  5. 請求項に記載のカバー体において、
    前記スライド部前記第2状態のとき、前記鍵部材は前記開口から抜けない状態となり、前記鍵部材は前記カバー体と共に前記凹部から取り外し可能であることを特徴とするカバー体。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカバー体において、当該カバー体は、前
    記本体部が前記凹部に入り込み且つ前記スライド部が前記第1状態をとる際に、前記スライド部によって前記凹部に設けられた前記操作部の変位動作を規制する、
    ことを特徴とするカバー体。
  7. 請求項に記載のカバー体において、前記操作部は、前記凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、前記上側操作部と前記下側操作部とを連結する連結部と、を備え、
    前記スライド部の先端が前記連結部に形成された規制穴に入り込むことにより、前記操作部の変位動作が規制される、
    ことを特徴とするカバー体。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカバー体において、前記凹部は、前記媒体収容カセットの前記装置本体からの引き出し方向前面に形成されており、
    前記本体部は、前記媒体収容カセットの前面側に、前記凹部の内側の輪郭に沿った形状及び大きさを備えるパネル部を有し、
    前記本体部が前記凹部を塞いだ状態において、前記パネル部の面と前記媒体収容カセットの前面とが面一になる、
    ことを特徴とするカバー体。
  9. 媒体を収容する媒体収容部と、
    凹部に設けられ装置本体に対する前記媒体収容部のロック及びロック解除を行う操作部と、
    前記凹部に入り込んで前記凹部を塞ぐ本体部、記本体部から突出して前記本体部を前記凹部に対してロックする第1状態と、ロックを解除して前記凹部への前記本体部の入り込み及び前記凹部からの取り外しを許容する第2状態と、をスライドして切り換えるスライド部、及び前記凹部の奥行き方向に沿って変位可能な押圧ボタンを備えて成るカバー体と、を備え、
    前記カバー体の前記スライド部は、前記押圧ボタンが押されることで、前記第2状態から前記第1状態に切り換わる、
    媒体収容カセット。
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