JP2018104140A - 記録装置、媒体収容カセット - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙カセットのロック解除を行う操作部の操作性をより一層向上させる。【解決手段】媒体に対して記録を行う記録部と、媒体を収容する収容部を備えるとともに、前記記録部を備える装置本体に対して装着及び引き出し可能な媒体収容カセットと、前記装置本体に対する前記媒体収容カセットのロック及びロック解除を行うロック手段と、前記媒体収容カセットの前面側に設けられ、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、を備え、前記操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を少なくとも備えて成ることを特徴とする。【選択図】図5
Description
本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。また、本発明は媒体を収容する媒体収容カセットに関する。
プリンターや複写機に代表される記録装置において、装置本体に対して着脱可能な給紙カセットは従来から広く用いられている。
給紙カセットは、多くの場合カセット前面に把持部を備え、この把持部を把持して給紙カセットを手前側に引き出すことができる様に構成されている。
給紙カセットは、多くの場合カセット前面に把持部を備え、この把持部を把持して給紙カセットを手前側に引き出すことができる様に構成されている。
特許文献1には、従来の給紙カセットの把持部が下側から指をかけて手前に引く構成であり、ユーザーが腰をかがめた姿勢で給紙カセットを引き出す必要があり、ユーザーに負担を強いていたことに鑑みて、上側から把持できる第1把持部と下側から把持できる第2把持部を設け、上下いずれの側からでも指をかけて手前に引くことを可能とした給紙カセットが開示されている。
ところで、記録装置では装置本体に対して給紙カセットを装着した状態でロックするロック手段が設けられることがあり、そして給紙カセットには、前記ロック手段のロック解除を行う為の操作レバーが設けられることがある。この操作レバーについても、操作性の向上が求められるが、特許文献1記載の給紙カセットは、引き出しの際の把持部について操作性の向上が図られているものの、給紙カセットのロック解除を行う為の操作レバーについての操作性は考慮されていない。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、給紙カセットのロック解除を行う操作部の操作性をより一層向上させることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に対して記録を行う記録部と、媒体を収容する収容部を備えるとともに、前記記録部を備える装置本体に対して装着及び引き出し可能な媒体収容カセットと、前記装置本体に対する前記媒体収容カセットのロック及びロック解除を行うロック手段と、前記媒体収容カセットの前面側に設けられ、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、を備え、前記操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を少なくとも備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体に対する前記媒体収容カセットのロック及びロック解除を行うロック手段の状態切り換えを行う操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の少なくとも上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の少なくとも下側に位置する下側操作部と、を備えて成るので、ユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができる。
操作部に対してユーザーがどの様に指を掛けるかは、ユーザーの背の高さ、操作時の姿勢、好みなどによって変わり、また、前記媒体収容カセットの高さ位置や、前記媒体収容カセットを複数段備える場合にはどの段を操作するかによっても変わる。
本態様では、上述のようにユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができるので、ユーザーの様々な要請に応えることができる。
本態様では、上述のようにユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができるので、ユーザーの様々な要請に応えることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記上側操作部と前記下側操作部は、一の操作レバーにより構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記上側操作部と前記下側操作部は、一の操作レバーにより構成されているので、前記操作部を低コストに構成できる。
本態様によれば、前記上側操作部と前記下側操作部は、一の操作レバーにより構成されているので、前記操作部を低コストに構成できる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記操作レバーが前記装置本体に対する前記媒体収容カセットの着脱方向に変位することにより、前記ロック手段の状態切り換えが行われることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作レバーが前記装置本体に対する前記媒体収容カセットの着脱方向に変位することにより、前記ロック手段の状態切り換えが行われるので、前記操作レバーの操作が直感的に判り易く、ユーザーの操作性が向上する。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記操作レバーの前記上側操作部と前記下側操作部は、前記媒体収容カセットの前面における前記凹部の外側領域の裏面側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作レバーの前記上側操作部と前記下側操作部は、前記媒体収容カセットの前面における前記凹部の外側領域の裏面側に位置しているので、前記上側操作部と前記下側操作部が前記凹部の開口内に突出する構成に比して前記凹部の開口を大きく確保でき、操作性が向上する。
本態様によれば、前記操作レバーの前記上側操作部と前記下側操作部は、前記媒体収容カセットの前面における前記凹部の外側領域の裏面側に位置しているので、前記上側操作部と前記下側操作部が前記凹部の開口内に突出する構成に比して前記凹部の開口を大きく確保でき、操作性が向上する。
本発明の第5の態様は、第3のまたは第4の態様において、前記ロック手段は、前記装置本体側に設けられた本体側係合部と、前記媒体収容カセット側に設けられ、前記本体側係合部に対して係合及び係合解除可能なカセット側係合部と、前記操作レバーの動きを前記カセット側係合部の前記本体側係合部に対する進退動作に変換する変換機構と、を備え、前記変換機構は、前記操作レバーの変位方向に対し交差する方向に延設されるとともに前記カセット側係合部を備える回動軸と、前記操作レバーによって押されることで、前記回動軸を、前記カセット側係合部が前記本体側係合部から離れる際の回動方向に回動させるレバー係合部と、前記回動軸を、前記カセット側係合部が前記本体側係合部に進出する際の回動方向に付勢する付勢手段と、を備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記変換機構を、構造簡単にして低コストに構成できる。
本態様によれば、前記変換機構を、構造簡単にして低コストに構成できる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記操作部は、前記凹部の内側の右側に位置する右側操作部と、前記凹部の内側の左側に位置する左側操作部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作部は、前記凹部の内側の右側に位置する右側操作部と、前記凹部の内側の左側に位置する左側操作部と、を備えるので、ユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部に加え、前記右側操作部及び前記左側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができ、より一層操作性が向上する。
本発明の第7の態様は、媒体に対して記録を行う記録部を備える装置本体に対して装着及び引き出し可能な媒体収容カセットであって、媒体を収容する収容部と、前記装置本体に設けられた本体側係合部と係合可能であり、前記本体側係合部とともに前記装置本体に対して前記媒体収容カセットをロックするロック手段を構成するカセット側係合部と、前記媒体収容カセットの前面側に設けられ、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、を備え、前記操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を少なくとも備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体に対する前記媒体収容カセットのロック及びロック解除を行うロック手段の状態切り換えを行う操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の少なくとも上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の少なくとも下側に位置する下側操作部と、を備えて成るので、ユーザーは前記上側操作部及び前記下側操作部のいずれを操作しても前記ロック手段の状態切り換えを行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図2は同外観斜視図であって給紙カセットを取り外した状態の図、図3は給紙カセットを前方側から見た斜視図、図4は給紙カセットを後方側から見た斜視図である。
また、図5は前面パネルを外した状態の給紙カセットの斜視図、図6は操作レバー及び変換機構の斜視図、図8、図9、図10は操作レバー及び変換機構の断面図、図11及び図12は給紙カセットの要部側面図、図13は手掛け凹部の正面図である。
更に、図14は他の実施形態に係る手掛け凹部の正面図である。
また、図5は前面パネルを外した状態の給紙カセットの斜視図、図6は操作レバー及び変換機構の斜視図、図8、図9、図10は操作レバー及び変換機構の断面図、図11及び図12は給紙カセットの要部側面図、図13は手掛け凹部の正面図である。
更に、図14は他の実施形態に係る手掛け凹部の正面図である。
以下、図1及び図2を参照しつつ媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行うプリンター1の全体構成について概説する。
図1及び図2においてプリンター1は、スキャナー部2及び装置本体3によって大略構成されている。装置本体3は、記録用紙を搬送する搬送経路(不図示)や記録ヘッド7(後述)を備えており、また、本実施例では媒体収容カセットの一例として四つの給紙カセット10A、10B、10C、10Dを着脱可能に備えている。図2において符号8A、8B、8C、8Dは、それぞれ給紙カセット10A、10B、10C、10Dが収容されるカセット収容部を示している。
図1及び図2においてプリンター1は、スキャナー部2及び装置本体3によって大略構成されている。装置本体3は、記録用紙を搬送する搬送経路(不図示)や記録ヘッド7(後述)を備えており、また、本実施例では媒体収容カセットの一例として四つの給紙カセット10A、10B、10C、10Dを着脱可能に備えている。図2において符号8A、8B、8C、8Dは、それぞれ給紙カセット10A、10B、10C、10Dが収容されるカセット収容部を示している。
符号5は、装置手前側に設けられた、プリンター1の各種操作を行う操作部である。符号6は、記録が行われて排出される記録用紙を受けるトレイであり、より具体的には直近に記録が行われた記録面を下にして排出される記録用紙を受けるフェイスダウン排紙トレイである。
符号7は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッド(所謂ラインヘッド)であり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例では装置奥行き方向が用紙幅方向であり、装置幅方向が用紙給送、搬送、排出のこれらを行う方向となっている。
符号7は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッド(所謂ラインヘッド)であり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例では装置奥行き方向が用紙幅方向であり、装置幅方向が用紙給送、搬送、排出のこれらを行う方向となっている。
続いて、給紙カセット10の構成について概説する。尚、以下ではカセット収容部8A、8B、8C、8Dのこれらを特に区別せずに説明する場合はカセット収容部8と総称し、同様に給紙カセット10A、10B、10C、10Dのこれらを特に区別せずに説明する場合は給紙カセット10と総称することとする。
図3及び図4において符号11は給紙カセット10において記録用紙を収容する用紙収容部であり、符号22は給紙カセット10の着脱方向(プリンター1の奥行き方向)に沿って延びる被ガイド突起である。被ガイド突起22は、カセット収容部8側のガイドレール(不図示)によってガイドされる突起である。尚、被ガイド突起22は用紙収容部11の両サイドに設けられているが、図3及び図4では一方側のサイドに設けられた被ガイド突起22のみが表れている。
用紙収容部11の内部にはエッジガイド20、21A、21Bが設けられている。エッジガイド20は記録用紙の後端をガイドするエッジガイドであり、エッジガイド21A、21Bは記録用紙の左右端をガイドするエッジガイドである。
また、給紙カセット10の前面側には手掛け凹部13が形成されており、この手掛け凹部13に手を掛けることで、ユーザーは作業性容易に給紙カセット10を引き抜くことができる。
また、給紙カセット10の前面側には手掛け凹部13が形成されており、この手掛け凹部13に手を掛けることで、ユーザーは作業性容易に給紙カセット10を引き抜くことができる。
また、給紙カセット10の前面を構成する前面パネル17には表示窓14が形成されており、その内側に、収容する記録用紙のサイズを示す記号(例えば”A3”、A4”、等)を視認できる様になっている。記録用紙のサイズを示す記号は、表示プレート15に表示されており、この表示プレート15は、張り出し部12の裏側に設けられたプレート保持部16によって保持されている。表示プレート15はプレート保持部16に対して着脱可能となっており、給紙カセット10に収容する用紙サイズに適した記号が付された表示プレート15に、容易に交換できる様になっている。
そして用紙収容部11において装置前方側には張り出し部12が設けられている。
張り出し部12は、用紙収容部11の幅よりも装置側方(本実施例では装置右側)に張り出している。
上述した表示窓14は、張り出し部12に設けられている。
張り出し部12は、用紙収容部11の幅よりも装置側方(本実施例では装置右側)に張り出している。
上述した表示窓14は、張り出し部12に設けられている。
以上が給紙カセット10の大略構成であり、以下、装置本体3に対する給紙カセット10のロック及びロック解除を行う機構について図5以降をも参照しつつ説明する。
給紙カセット10は、カセット収容部8に装着される際、装着状態にロックされ、ロック解除操作を行わない限り引き抜くことができない様に構成されている。給紙カセット10のロックは、図5、図11、図12に示す「カセット側係合部」としてのロックレバー27と、図11、図12に示す「本体側係合部」としての係止フック26との係合により行われる。
ロックレバー27と係止フック26は、給紙カセット10を装置本体にロックするロック手段25を構成する。
尚、係止フック26は給紙カセット10側ではなく装置本体3(カセット収容部8)側に設けられているが、図11、図12では説明の便宜上係止フック26のみを示し、装置本体3の図示は省略している。
給紙カセット10は、カセット収容部8に装着される際、装着状態にロックされ、ロック解除操作を行わない限り引き抜くことができない様に構成されている。給紙カセット10のロックは、図5、図11、図12に示す「カセット側係合部」としてのロックレバー27と、図11、図12に示す「本体側係合部」としての係止フック26との係合により行われる。
ロックレバー27と係止フック26は、給紙カセット10を装置本体にロックするロック手段25を構成する。
尚、係止フック26は給紙カセット10側ではなく装置本体3(カセット収容部8)側に設けられているが、図11、図12では説明の便宜上係止フック26のみを示し、装置本体3の図示は省略している。
ロックレバー27は、本実施形態では用紙収容部11の右側面の、前方側に設けられている。ロックレバー27は、詳しくは後述するが第1回動軸34を中心にして図11及び図12における時計回り方向及び反時計回り方向に回動可能に設けられており、回動することにより係止フック26に対して進退する。これによりロックレバー27は、図11に示すロック状態、即ち係止フック26に係止する状態と、図12に示すロック解除状態、即ち係止フック26から外れる状態と、を切り換えることができる。尚、符号11bは、ロックレバー27の回動限度を規制するレバー規制部である。
ロック状態とロック解除状態の切り換え、即ちロックレバー27の回動動作(第1回動軸34の回動動作)は、手掛け凹部13の内側に設けられた「操作部」としての操作レバー31を操作することで行うことができる。給紙カセット10の前面パネル17を取り外した状態を示す図5において操作レバー31は、用紙収容部11の前面部11aに対し、給紙カセット10の着脱方向(図5の矢印E方向)にスライド動作可能に設けられている。
操作レバー31の動きは、変換機構30(図6)により、ロックレバー27の係止フック26に対する進退動作、即ちロックレバー27の回動動作(第1回動軸34の回動動作)に変換される。
図6において変換機構30は、操作レバー31の変位方向に対し交差する方向(本実施形態では装置幅方向)に延設されるとともにロックレバー27を備える第1回動軸34と、第1回動軸34の延設方向と同じ方向に延設されるとともに第1回動軸34が嵌合し、第1回動軸34とともに回動する第2回動軸35と、を備えている。
図6において変換機構30は、操作レバー31の変位方向に対し交差する方向(本実施形態では装置幅方向)に延設されるとともにロックレバー27を備える第1回動軸34と、第1回動軸34の延設方向と同じ方向に延設されるとともに第1回動軸34が嵌合し、第1回動軸34とともに回動する第2回動軸35と、を備えている。
第2回動軸35の上方側には、操作レバー31によって装置手前側に引かれることで、第2回動軸35及び第1回動軸34を、ロックレバー27が係止フック26から離れる際(ロック解除する際)の回動方向(図6において反時計回り方向)に回動させるレバー係合部35a、35a(図7も参照)が設けられている。
また変換機構30は、付勢手段としての圧縮ばね36を備え、この圧縮ばね36が、第2回動軸35の下方側に設けられた被押圧部35bを装置手前側に押圧し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が、ロックレバー27が係止フック26に進出する際(ロックする際)の回動方向に付勢される(図9も参照)。
尚、図7の符号35cは、圧縮ばね36が嵌合するばね嵌合部を示している。
また変換機構30は、付勢手段としての圧縮ばね36を備え、この圧縮ばね36が、第2回動軸35の下方側に設けられた被押圧部35bを装置手前側に押圧し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が、ロックレバー27が係止フック26に進出する際(ロックする際)の回動方向に付勢される(図9も参照)。
尚、図7の符号35cは、圧縮ばね36が嵌合するばね嵌合部を示している。
図6において操作レバー31にはアーム部32、32が一体に設けられており、アーム部32、32が操作レバー31と一体に変位動作する。アーム部32にはレバー挿入空間32bが形成されており、このレバー挿入空間32bに、レバー係合部35aが入り込んだ状態となっている(図8、図10も参照)。
尚、図8及び図10は、変換機構30を含む給紙カセット10の前方部をレバー係合部35aの位置において第2回動軸35の回動軸線と直交する面で切断した断面図であり、図8は前面パネル17の図示を省略しており、図10では前面パネル17及び操作レバー31の図示を省略している。
また、図9は、変換機構30を含む給紙カセット10の前方部を被押圧部35b及び圧縮ばね36の位置において第2回動軸35の回動軸線と直交する面で切断した断面図である。
また、図9は、変換機構30を含む給紙カセット10の前方部を被押圧部35b及び圧縮ばね36の位置において第2回動軸35の回動軸線と直交する面で切断した断面図である。
操作レバー31は、非操作時は、圧縮ばね36の付勢力によって、装置奥側に付勢されており、装置手前側への変位動作が可能な状態となっている(図8の状態)。
この状態から操作レバー31に手を掛けて装置手前側、即ち給紙カセット10の引き抜き側に引き寄せると(図8〜図10において左方向)、操作レバー31の装置手前側への変位に伴ってアーム部32のレバー押圧部32aが、レバー係合部35a、35aを装置手前側に押し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が図8〜図10の反時計回り方向に回動して、ロックレバー27が係止フック26から離間してロック解除となる(図10)。
尚、ロック解除された状態で操作レバー31から手を離すと、圧縮ばね36の付勢力によって操作レバー31は元の位置に戻る(図8、図9の状態)。
この状態から操作レバー31に手を掛けて装置手前側、即ち給紙カセット10の引き抜き側に引き寄せると(図8〜図10において左方向)、操作レバー31の装置手前側への変位に伴ってアーム部32のレバー押圧部32aが、レバー係合部35a、35aを装置手前側に押し、これにより第2回動軸35及び第1回動軸34が図8〜図10の反時計回り方向に回動して、ロックレバー27が係止フック26から離間してロック解除となる(図10)。
尚、ロック解除された状態で操作レバー31から手を離すと、圧縮ばね36の付勢力によって操作レバー31は元の位置に戻る(図8、図9の状態)。
次に、給紙カセット10前面の手掛け凹部13と操作レバー31との位置関係について図13を参照しつつ説明する。操作レバー31は、手掛け凹部13の内側において上側に位置する上側操作部31aと、手掛け凹部13の内側において下側に位置する下側操作部31bと、を備えている(図5、図9も参照)。
従ってユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作しても給紙カセット10のロック及びロック解除、即ちロックレバー27の状態切り換えを行うことができる。
従ってユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作しても給紙カセット10のロック及びロック解除、即ちロックレバー27の状態切り換えを行うことができる。
即ち、操作部としての操作レバー31に対してユーザーがどの様に指を掛けるかは、ユーザーの背の高さ、操作時の姿勢、好みなどによって変わり、また、給紙カセット10の高さ位置や、どの段の給紙カセット10を操作するかによっても変わる。
本実施形態では、上述のようにユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作してもロックレバー27の状態切り換えを行うことができるので、ユーザーの様々な要請に応えることができる。
また、操作レバー31は手掛け凹部13の内側に配置されており、カセット前面に露出しない構成の為、カセット前面の凹凸が少なく、美観に優れた給紙カセット10を構成できる。
本実施形態では、上述のようにユーザーは上側操作部31a及び下側操作部31bのいずれを操作してもロックレバー27の状態切り換えを行うことができるので、ユーザーの様々な要請に応えることができる。
また、操作レバー31は手掛け凹部13の内側に配置されており、カセット前面に露出しない構成の為、カセット前面の凹凸が少なく、美観に優れた給紙カセット10を構成できる。
尚、本実施形態では上側操作部31aと下側操作部31bは、一の操作レバー31により構成されているので、操作部を低コストに構成できる。
また本実施形態では、操作レバー31が、プリンター1の装置本体3に対する給紙カセット10の着脱方向に変位することにより(図5の矢印E方向)、ロックレバー27の状態切り換えが行われるので、操作レバー31の操作が直感的に判り易く、ユーザーの操作性が向上する。
また本実施形態では、操作レバー31の上側操作部31aと下側操作部31bは、手掛け凹部13の外側領域の裏面側に位置している。
より詳しくは、図13において符号13aは手掛け凹部13の上側縁部を、符号13bは下側縁部を、符号13cは右側縁部を、符号13dは左側縁部を、それぞれ示していて、本実施形態において上側操作部31aは上側縁部13aよりも上側の領域を持ち、下側操作部31bは下側縁部13bよりも下側の領域を持つ。
図13において符号A1、A2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において上側操作部31aと下側操作部31bの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、いわば手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。本実施形態ではこのような手指のかかりしろが確保されている。
この様な構成によって、上側操作部31aと下側操作部31bが手掛け凹部13の開口内に突出する構成に比して、手掛け凹部13の開口を大きく確保でき、操作性が向上する。
より詳しくは、図13において符号13aは手掛け凹部13の上側縁部を、符号13bは下側縁部を、符号13cは右側縁部を、符号13dは左側縁部を、それぞれ示していて、本実施形態において上側操作部31aは上側縁部13aよりも上側の領域を持ち、下側操作部31bは下側縁部13bよりも下側の領域を持つ。
図13において符号A1、A2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において上側操作部31aと下側操作部31bの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、いわば手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。本実施形態ではこのような手指のかかりしろが確保されている。
この様な構成によって、上側操作部31aと下側操作部31bが手掛け凹部13の開口内に突出する構成に比して、手掛け凹部13の開口を大きく確保でき、操作性が向上する。
尚、本実施形態は上述の様に操作レバー31は手掛け凹部13の内側において上側に位置する上側操作部31aと、下側に位置する下側操作部31bとを備えているが、これに加えて更に、図14に示す様に右側操作部31cと、左側操作部31dとを更に備える様に構成しても良い。
図14において符号310は他の実施形態に係る操作レバー31を示しており、符号B1、B2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において右側操作部31cと左側操作部31dの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。
この様に構成することで、ユーザーは手掛け凹部13の内部において上下左右いずれの側にも手指を掛けることができ、給紙カセット10のロック及びロック解除を行う際の操作性がより一層向上する。
図14において符号310は他の実施形態に係る操作レバー31を示しており、符号B1、B2は、手掛け凹部13の外側領域の裏面側において右側操作部31cと左側操作部31dの占める範囲を示しており(斜線で示した領域)、手指を掛けることができるかかりしろを示すものである。
この様に構成することで、ユーザーは手掛け凹部13の内部において上下左右いずれの側にも手指を掛けることができ、給紙カセット10のロック及びロック解除を行う際の操作性がより一層向上する。
<実施形態の変更例>
尚、上述した実施形態は、例えば以下の様に変更することができる。
(1)上記実施形態では、手掛け凹部13の内側において上下、或いは上下左右に手指を掛けることができる操作部を設けたが、上下左右に限らず、例えば斜め方向にも操作部を設けても良いし、或いは操作レバー31を円環状に形成し、手掛け位置を上下左右等に限定しない構成としても良い。
(2)上記実施形態は、本発明を媒体の一例としての記録用紙を収容する給紙カセットに適用したが、給紙カセットに限らず、操作部を操作して装着のロック及びロック解除を行うその他の着脱体に対して適用することもできる。
尚、上述した実施形態は、例えば以下の様に変更することができる。
(1)上記実施形態では、手掛け凹部13の内側において上下、或いは上下左右に手指を掛けることができる操作部を設けたが、上下左右に限らず、例えば斜め方向にも操作部を設けても良いし、或いは操作レバー31を円環状に形成し、手掛け位置を上下左右等に限定しない構成としても良い。
(2)上記実施形態は、本発明を媒体の一例としての記録用紙を収容する給紙カセットに適用したが、給紙カセットに限らず、操作部を操作して装着のロック及びロック解除を行うその他の着脱体に対して適用することもできる。
1…インクジェットプリンター、2…スキャナー部、3…装置本体、5…操作部、6…フェイスダウン排紙トレイ、7…記録ヘッド、8、8A〜8D…カセット収容部、10、10A〜10D…給紙カセット、11…用紙収容部、11a…前面部、11b…レバー規制部、12…張り出し部、13…手掛け凹部、14…表示窓、15…表示プレート、16…プレート保持部、17…前面パネル、20…エッジガイド、21A、21B…エッジガイド、22…被ガイド突起、25…ロック手段、26…係止フック(本体側係合部)、27…ロックレバー(カセット側係合部)、30…変換機構、31…操作レバー、31a…上側操作部、31b…下側操作部、31c…右側操作部、31d…左側操作部、32…アーム部、32a…レバー押圧部、32b…レバー挿入空間、34…第1回動軸、35…第2回動軸、35a…レバー係合部、35b…被押圧部、35c…ばね嵌合部、36…圧縮ばね
Claims (7)
- 媒体に対して記録を行う記録部と、
媒体を収容する収容部を備えるとともに、前記記録部を備える装置本体に対して装着及び引き出し可能な媒体収容カセットと、
前記装置本体に対する前記媒体収容カセットのロック及びロック解除を行うロック手段と、
前記媒体収容カセットの前面側に設けられ、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、を備え、
前記操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を少なくとも備えて成る、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記上側操作部と前記下側操作部は、一の操作レバーにより構成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、前記操作レバーが前記装置本体に対する前記媒体収容カセットの着脱方向に変位することにより、前記ロック手段の状態切り換えが行われる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項3に記載の記録装置において、前記操作レバーの前記上側操作部と前記下側操作部は、前記媒体収容カセットの前面における前記凹部の外側領域の裏面側に位置している、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項3または請求項4に記載の記録装置において、前記ロック手段は、前記装置本体側に設けられた本体側係合部と、
前記媒体収容カセット側に設けられ、前記本体側係合部に対して係合及び係合解除可能なカセット側係合部と、
前記操作レバーの動きを前記カセット側係合部の前記本体側係合部に対する進退動作に変換する変換機構と、を備え、
前記変換機構は、前記操作レバーの変位方向に対し交差する方向に延設されるとともに前記カセット側係合部を備える回動軸と、
前記操作レバーによって押されることで、前記回動軸を、前記カセット側係合部が前記本体側係合部から離れる際の回動方向に回動させるレバー係合部と、
前記回動軸を、前記カセット側係合部が前記本体側係合部に進出する際の回動方向に付勢する付勢手段と、を備えて成る、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記操作部は、前記凹部の内側の右側に位置する右側操作部と、前記凹部の内側の左側に位置する左側操作部と、を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 媒体に対して記録を行う記録部を備える装置本体に対して装着及び引き出し可能な媒体収容カセットであって、
媒体を収容する収容部と、
前記装置本体に設けられた本体側係合部と係合可能であり、前記本体側係合部とともに前記装置本体に対して前記媒体収容カセットをロックするロック手段を構成するカセット側係合部と、
前記媒体収容カセットの前面側に設けられ、前記ロック手段の状態切り換えを行う操作部と、を備え、
前記操作部は、前記媒体収容カセットの前面に形成された凹部の内側の上側に位置する上側操作部と、前記凹部の内側の下側に位置する下側操作部と、を少なくとも備えて成る、
ことを特徴とする媒体収容カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016252562A JP2018104140A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 記録装置、媒体収容カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016252562A JP2018104140A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 記録装置、媒体収容カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018104140A true JP2018104140A (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62786348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016252562A Pending JP2018104140A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 記録装置、媒体収容カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018104140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020045220A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | コニカミノルタ株式会社 | 給紙装置および画像形成装置 |
US11679946B2 (en) | 2020-03-25 | 2023-06-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus |
-
2016
- 2016-12-27 JP JP2016252562A patent/JP2018104140A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020045220A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | コニカミノルタ株式会社 | 給紙装置および画像形成装置 |
US11679946B2 (en) | 2020-03-25 | 2023-06-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus |
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