JP4605398B2 - 給送用カセット装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置に対して着脱自在に装着することができる給送用カセット装置及び該給送用カセット装置が装着可能な記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置に対して装着される給送用カセット装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置には、下記の特許文献1に示すように記録装置本体の側面に門型をした手提げハンドルが取り付けられたものがある。該手提げハンドルは前後に回動し得るように構成されており、記録実行時には邪魔にならないよう、後方に倒して使用され、持ち運び時には上方に立ち上げ、直立姿勢にして中央のグリップ部を持って持ち運びができるように構成されている。
一方、ポータブルタイプの記録装置の中には積畳状態で多数枚の被記録材を収容し得る給送用カセット装置を装着することができるタイプの記録装置が存在する。そして、このような給送用カセット装置としては記録装置本体の上部後方に形成された開口部に前下がり傾斜で挿入し、傾斜姿勢で使用されるタイプの給送用カセット装置が存在する。
しかし、このような傾斜姿勢の給送用カセット装置を記録装置本体に取り付けると、上記手提げハンドルの回動操作が妨げられる場合があり、このような場合には手提げハンドルを回動操作するその都度、一々給送用カセット装置を記録装置本体から取り外さなくてはならない。また、手提げハンドルの左右のアーム長を長くすれば上記給送用カセット装置との干渉を回避できるが、手提げハンドルが大型化してしまい、記録装置の携帯性を損ねてしまう結果になる。
更に、使用時と持ち運び時とで行われる手提げハンドルの姿勢を切り替えるための手提げハンドルの回動操作は面倒であるし、記録の実行に直接関係のない手提げハンドルを設けることは部品点数の増加を招き、記録装置の外観を損ねる一因ともなっていた。また、上記給送用カセット装置は被記録材の収容と給送のみを目的にした構造になっており、それ以上の機能は特に設けられていなかった。
特開2004−82455号公報
本発明の目的は、ポータブルタイプの記録装置の携帯性を損ねることなく、従来の手提げハンドルを排除して煩わしい手提げハンドルの回動操作や、手提げハンドルの回動に伴って必要になる給送用カセット装置の着脱操作を行う必要がなく、部品点数の削減や記録装置の外観の向上にも寄与し得るハンドル機能を備えた給送用カセット装置及び該給送用カセット装置が装着可能な記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る給送用カセット装置は、持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置に対して着脱自在に装着することができる給送用カセット装置であって、前記給送用カセット装置には記録装置本体に装着した状態で手に提げて記録装置を持ち運ぶことができるハンドルとしての機能が備えられていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、給送用カセット装置にハンドルとしての機能が備えられているから、別途設けられていた従来の手提げハンドルを排除することが可能になる。従って、煩わしい手提げハンドルの回動操作や手提げハンドルの回動に伴って必要になる給送用カセット装置の着脱操作が不要になる。また、給送用カセット装置の一部をハンドルとして使用することで部品点数の削減や記録装置の外観の向上にも寄与し得るようになる。
本発明の第2の態様に係る給送用カセット装置は、前記第1の態様において、前記給送用カセット装置は、積畳状態で複数枚の被記録材を収容し得るカセット本体と、該カセット本体に対して出没自在に設けられ、引き出した状態でハンドルとして使用することができるハンドル部と、前記カセット本体を前記記録装置本体に装着し、前記ハンドル部を引き出すことによって自動的にロック状態にしてカセット本体と記録装置本体とを一体化させることができる自動ロック機構とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、前記第1の態様による作用効果に加えて、カセット本体によって被記録材の収容と給送という本来の給送用カセット装置の機能が実行され、ハンドル部によって手提げハンドルとしての機能が実行される。また、ハンドル部はカセット本体に対して出没自在に設けられているから、持ち運び時以外は引っ込めた状態にしておけば記録装置の外観を損ねることもない。更に、自動ロック機構を設けることによって給送用カセット装置を記録装置本体に装着し、ハンドル部を引き上げるだけで強固なロック状態が形成され、記録装置全体をハンドル部によって確実に持ち上げ、安全に持ち運ぶことが可能になる。
本発明の第3の態様に係る給送用カセット装置は、前記第2の態様において、前記自動ロック機構は、前記カセット本体に対して付勢手段によって突出傾向が付与された状態で取り付けられ、前記記録装置本体に対して設けられている係合凹部と突出状態において係合するロックピンと、該ロックピンの出没を切り替え、前記ハンドル部と一体に設けられるシャッタ板とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、前記第2の態様による作用効果に加えて、記録装置本体に対してはロックピンと係合する係合凹部を形成するだけでよく、記録装置本体の構成変更を最小限に留めることができる。またハンドル部と連動するシャッタ板の採用によりハンドル部を引き上げた状態でロック状態、ハンドル部を引っ込めた状態でロック解除状態に簡単に切り替えることが可能になる。
本発明の第4の態様に係る給送用カセット装置は、前記第2の態様において、前記自動ロック機構は、前記記録装置本体に対して付勢手段によって突出傾向が付与された状態で取り付けられ、突出状態において前記カセット本体に対して設けられている係合凹部と係合するロックピンと、該ロックピンの出没を切り替え、前記ハンドル部と一体に設けられるシャッタ板とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、前記第2の態様による作用効果に加えて、カセット本体に対してはロックピンやロックピンに突出傾向を付与する付勢手段を設けることが不要になるから給送用カセット装置の小型、軽量化を図ることが可能になる。また、ハンドル部と連動するシャッタ板の採用によりハンドル部を引き上げた状態でロック状態、ハンドル部を引っ込めた状態でロック解除状態に簡単に切り替えることが可能になる。
本発明の第5の態様に係る給送用カセット装置は、前記第2〜第4のいずれか1つの態様において、前記給送用カセット装置にはハンドル部の出没動作とは無関係に前記自動ロック機構によるロック状態を独立して解除することができるロック解除機構が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、前記第2〜第4のいずれか1つの態様の作用効果に加えて、ハンドル部を引き上げた状態でもロック状態を解除することができるから、ハンドル部を握って給送用カセット装置を記録装置本体から取り外すことが可能になり、給送用カセット装置の取り外しや被記録材の補給が容易になる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、給送用カセット装置を着脱自在に装着することができる持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置であって、前記給送用カセット装置は前記第1〜第5のいずれか1つの態様の給送用カセット装置であることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、ポータブルタイプの記録装置の携帯性を損ねることなく、従来の手提げハンドルを排除して煩わしい手提げハンドルの回動操作や手提げハンドルの回動に伴って必要になる給送用カセット装置の着脱操作を行う必要がなく、部品点数の削減や記録装置の外観の向上にも寄与し得るハンドル機能を備えた給送用カセット装置が装着可能な記録装置を提供することが可能になる。
本発明の第7の態様に係る液体噴射装置は、給送用カセット装置を着脱自在に装着することができる持ち運びが可能なポータブルタイプの液体噴射装置であって、前記給送用カセット装置には液体噴射装置本体に装着した状態で手に提げて液体噴射装置を持ち運ぶことができるハンドルとしての機能が備えられていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る給送用カセット装置及び該給送用カセット装置が装着可能な液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はハンドル部を格納した状態のインクジェットプリンタの内部構造を示す側断面図、図2はハンドル部を格納した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。また、図3はハンドル部を引き出した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えば4×6インチ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした持ち運びが可能なポータブルタイプのインクジェットプリンタである。また、このインクジェットプリンタ100には、後述するように本発明の給送用カセット装置1が装着でき、パーソナルコンピュータに接続しなくても直接用紙Pに記録の実行ができる、いわゆるダイレクトプリンタと呼ばれているタイプのインクジェットプリンタに属する。
このインクジェットプリンタ100は、図1〜図3に示すような角箱状の液体噴射装置本体、記録装置本体の一例であるプリンタ本体3を備えている。プリンタ本体3の上部後方には、給送用カセット装置1を前下がり傾斜姿勢で装着することができる開口部5が形成されている。また、プリンタ本体3の内部には、給送用カセット装置1内の用紙Pを給送するための給送用ローラ7や給送された用紙Pを記録ポジション9に導き排出する搬送用ローラ11及び排出用ローラ13等を含む搬送系の諸部材や記録ポジション9に設けられるキャリッジ15や記録ヘッド17等を含む記録実行系の諸部材が適宜配置されている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して装着可能な本発明の給送用カセット装置1を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。
図4はハンドル部を格納した状態の給送用カセット装置を示す斜視図、図5はハンドル部を引き出した状態の給送用カセット装置を示す斜視図である。図6はメイン蓋体を拡開した状態の給送用カセット装置を示す斜視図、図7は自動ロック機構がロック解除状態にある時の給送用カセット装置を一部破断して示す平面図である。また図8は自動ロック機構がロック状態にある時の給送用カセット装置を一部破断して示す平面図である。
本発明の実施例に係る給送用カセット装置1には、プリンタ本体3に装着した状態で手に提げてインクジェットプリンタ100を持ち運ぶことができるハンドルとしての機能が備えられている。そして、本実施例では、給送用カセット装置1は、積畳状態で複数枚の用紙Pを収容し得るカセット本体21と、該カセット本体21の開放された上面を閉塞する蓋体23と、上記カセット本体21に対して出没自在に設けられ、引き出した状態でハンドルとして使用することができるハンドル部25と、上記カセット本体21をプリンタ本体3に装着し、ハンドル部25を引き出すことによってロック状態にし、カセット本体21とプリンタ本体3とを一体化させることができる自動ロック機構27とを備えている。
カセット本体21は、図6に示すように、上面が開放された浅底のトレイ状の容器である。プリンタ本体3に装着されるカセット本体21の装着側端部29には、蓋体23の一部であるシャッタ蓋体31が設けられており、該シャッタ蓋体31の下部中央には矩形状に切り欠かれた切欠部33が形成されている。尚、上記シャッタ蓋体31は、カセット本体21内の用紙Pを給送する場合にカセット本体21の装着側端部29に形成される給送用開口35を拡げる方向にスライドして用紙Pの給送を容易にし、一方、非給送時には、上記給送用開口35を狭める方向にスライドしてゴミの侵入等を防止する役割を有している。また、上記切欠部33は、用紙Pの給送時に上記シャッタ蓋体31が給送用ローラ7に干渉しないように形成されている。
カセット本体21の装着側端部29寄りの底面には、可動エッジガイド機構37が設けられている。可動エッジガイド機構37は、カセット本体21内に収容されている用紙Pの左右の側縁(エッジ)を保持して案内する役割を有し、幅方向に接近離反するように連動してスライドする左右に設けられるエッジガイド39、41と、該エッジガイド39、41の駆動伝達手段である図示しないラックピニオン機構とを一例として備えている。
また、上記シャッタ蓋体31の上部には、蓋体23の他の一部であるメイン蓋体43が設けられている。メイン蓋体43は、上記シャッタ蓋体31に比べて大きく、シャッタ蓋体31寄りに設けられる回動ピン45を回動支点として前後に所定の角度回動できるように構成されている。従って、用紙Pを補給する場合には、メイン蓋体43を手前にいっぱいに拡開することにより、カセット本体21の開放された上面が大きく現れるようになり、用紙Pの補給を容易にしている。また、メイン蓋体43の先端部中央には、カセット本体21の先端部中央に設けられている係合解除ボタン47の係合爪49と係合する係合受部51が設けられており、メイン蓋体43の閉塞時には、上記係合爪49が係合受部51に係合することによって不用意にメイン蓋体43が拡開しないようになっている。
ハンドル部25は、持ち運び時に手で握るグリップ部53と、グリップ部53の両端から上記カセット本体21側に延びる左右のアーム部55、55とを備えることによって構成されている。そして、このうちアーム部55、55は、上記カセット本体21に対して上下方向(用紙搬送方向と一致する)にスライドできるように構成されており、アーム部55、55をカセット本体21から引き出した状態がハンドル部25の使用可能状態、アーム部55、55をカセット本体21内に収納した状態がハンドル部25の格納状態になっている。
自動ロック機構27は、カセット本体21に対して設けられる付勢手段としての圧縮コイルバネ59と、該圧縮コイルバネ59によって常時突出傾向が付与されているロックピン61と、プリンタ本体3の開口部5における左右の内壁面に対して形成され、上記ロックピン61が突出状態にある時、上記ロックピン61と係合する凹部63と、上記アーム部55、55と一体に設けられ、カセット本体21の装着側端部29に向けて延びているシャッタ板65、65とを備えることによって構成されている。
また、上記圧縮コイルバネ59とロックピン61は、カセット本体21の装着側端部29において左右に1組ずつ設けられており、このうちロックピン61は、装着側端部29の側面に対して形成されている左右のピン受入穴67、67から外方に突出し得るように構成されている。また、上記シャッタ板65、65は、カセット本体21の左右の側面に沿うように延長形成されており、その一部には上記ロックピン61に当接することによって上記ピン受入穴67から突出している状態のロックピン61をカセット本体21内に引っ込めるように案内する案内傾斜板69が設けられている。
次に、このようにして構成される給送用カセット装置1を(1)プリンタ本体3に装着する場合と、装着した給送用カセット装置1を使用して(2)インクジェットプリンタ100を持ち運ぶ場合と、プリンタ本体3に装着されている給送用カセット装置1を(3)プリンタ本体3から取り外す場合に分けて本発明の給送用カセット装置1の作動態様を説明する。
(1)プリンタ本体に装着する場合(図4、図6、図8参照)
先ず図6に示すように、メイン蓋体43を開けて、所定枚数の用紙Pをカセット本体21内に積畳状態でセットする。またこの時、可動エッジガイド機構37を使用して左右のエッジガイド39、41を用紙の左右の側縁(エッジ)に沿わせた状態にしておく。そして、メイン蓋体43を図4に示すように閉め、ハンドル部25が設けられている給送用カセット装置1の上端部を持ってプリンタ本体3の開口部5に給送用カセット装置1の装着側端部29を挿入して給送用カセット装置1をプリンタ本体3に装着する。尚、この状態では、図8に示すように、自動ロック機構27はロック解除状態である。
(2)インクジェットプリンタを持ち運ぶ場合(図5、図7参照)
インクジェットプリンタ100を持ち運ぶ場合には、プリンタ本体3に装着されている給送用カセット装置1におけるハンドル部25を、図5に示すように、上方に引き出す。尚、この状態では、図7に示すようにハンドル部25と共にシャッタ板65、65も上方に移動するから、左右のロックピン61、61は、圧縮コイルバネ59、59に押されて突出状態になる。そして、プリンタ本体3の開口部5における左右の内壁面に形成されている凹部63、63にロックピン61、61が係合して、自動ロック機構27はロック状態になる。また、この状態では、給送用カセット装置1とインクジェットプリンタ100は一体化しているから、ハンドル部25におけるグリップ部53を手で握ってインクジェットプリンタ100を持ち運ぶことが可能になる。
(3)プリンタ本体から取り外す場合(図4、図6、図8参照)
プリンタ本体3に装着されている状態の給送用カセット装置1をプリンタ本体3から取り外す場合には、カセット本体21の上端部から突出しているハンドル部25を、図4に示すように、押し下げて左右のアーム部55、55がカセット本体21内に収容された格納状態にする。尚、この状態では図8に示すように、左右のロックピン61、61は左右のシャッタ板65、65における案内傾斜板69に押されて圧縮コイルバネ59、59を収縮させながら内方に移動してカセット本体21内に至り、自動ロック機構27のロック状態が解除される。そして、給送用カセット装置1の上端部を持ってプリンタ本体3の開口部5から給送用カセット装置1の装着側端部29を引き抜けば、給送用カセット装置1をプリンタ本体3から取り外すことができる。
[他の実施例]
本願発明に係る給送用カセット装置1、該給送用カセット装置1を備えた記録装置100及び液体噴射装置は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。
図9に示すように、例えばロックピン61と凹部63の配置を逆にして、プリンタ本体3側にロックピン61と付勢手段としての圧縮コイルバネ59を設け、カセット本体21側に凹部63を設けるようにすることが可能である。因みにこのように構成しても図示のように上述の実施例と同様の作用効果を奏することができ、しかも給送用カセット装置1の小型、軽量化が容易になる。
また、図10に示すように、直線的に移動するロックピン61に代えて所定の角度の範囲で回動するロックレバー71を設けることも可能である。図10に示す実施例では、カセット本体21側に回動支点Oを中心に回動する湾曲した図示のようなロックレバー71と、該ロックレバー71を外方に付勢する付勢手段としての圧縮コイルバネ59を設け、一方プリンタ本体3側には上記ロックレバー71の先端部と係合する凹部63を設けている。また、給送用カセット装置1には、ハンドル部25の出没動作とは無関係に上記自動ロック機構27によるロック状態を独立して解除することができるロック解除機構73を設けることも可能である。因みに図10に示す実施例では、ハンドル部25におけるグリップ部53等に設けた図示しないロック解除レバーから延びるロッド75の一端を上記ロックレバー71に対して接続し、該ロッド75を上方に移動させることによってロックレバー71のロック状態を解除するようにした機構が一例として開示されている。
また、このような回動式のロックレバーをプリンタ本体3側に設けることも可能である。図11では、図10に示すロックレバー71とは形状の違う一例として長円形状をしたロックレバー77を使用し、回動支点Oを中心にして付勢手段としての圧縮コイルバネ59の付勢力によってカセット本体21側にロックレバー77が起き上がるようにした自動ロック機構27が開示されている。因みにこのロックレバー77には、回動支点Oの位置を変化させてロックレバー77の回動半径Rを調整することのできる長穴と、ロックレバー77を伸長方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルバネ81とが設けられており、ロック解除時には、該ロックレバー77に接続されるワイヤ79等を引っ張ることによりロックレバー77の先端部と凹部63との係合を解除するようにしている。
この他、図12に示すように、ハンドル部25をカセット本体21の上端部に固定状態で設けるだけのシンプルな構成を採用することも可能であるし、上記ロックピン61やロックレバー71、77を付勢する付勢手段としては圧縮コイルバネ59の他、ねじりコイルバネや板バネ等の付勢手段を採用することも可能である。
ハンドル部を格納した状態のインクジェットプリンタの内部構造を示す側断面図。 ハンドル部を格納した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 ハンドル部を引き出した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 ハンドル部を格納した状態の給送用カセット装置を示す斜視図。 ハンドル部を引き出した状態の給送用カセット装置を示す斜視図。 メイン蓋体を拡開した状態の給送用カセット装置を示す斜視図。 ロック解除状態の給送用カセット装置を一部破断して示す平面図。 ロック状態の給送用カセット装置を一部破断して示す平面図。 給送用カセット装置の他の実施例を示す平面図。 自動ロック機構の構成を異ならせた他の実施例を示す平断面図。 自動ロック機構の構成を異ならせた更に他の実施例を示す平断面図。 給送用カセット装置の更に他の実施例を示す平面図。
符号の説明
1 給送用カセット装置、3 プリンタ本体(記録装置本体)、5 開口部、7 給送用ローラ、9 記録ポジション、11 搬送用ローラ、13 排出用ローラ、15 キャリッジ、17 記録ヘッド、21 カセット本体、23 蓋体、25 ハンドル部、27 自動ロック機構、29 装着側端部、31 シャッタ蓋体、33 切欠部、35 給送用開口、37 可動エッジガイド機構、39 エッジガイド、41 エッジガイド、43 メイン蓋体、45 回動ピン、47 係合解除ボタン、49 係合爪、51 係合受部、53 グリップ部、55 アーム部、59 圧縮コイルバネ(付勢手段)、61 ロックピン、63 凹部、65 シャッタ板、67 ピン受入穴、69 案内傾斜板、71 ロックレバー、73 ロック解除機構、75 ロッド、77 ロックレバー、79 ワイヤ、81 圧縮コイルバネ、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、O 回動支点、R 回動半径

Claims (5)

  1. 被記録材が収容され、持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置に対して着脱自在に装着することができる給送用カセット装置であって、
    前記給送用カセット装置には記録装置本体に装着した状態で手に提げて記録装置を持ち運ぶことができるハンドルとしての機能が備えられており、
    前記給送用カセット装置は、積畳状態で複数枚の被記録材を収容し得るカセット本体と、該カセット本体に対して出没自在に設けられ、引き出した状態でハンドルとして使用することができるハンドル部と、前記カセット本体を前記記録装置本体に装着し、前記ハンドル部を引き出すことによって自動的にロック状態にしてカセット本体と記録装置本体とを一体化させる自動ロック機構とを備えていることを特徴とする給送用カセット装置。
  2. 請求項に記載の給送用カセット装置において、前記自動ロック機構は、前記カセット本体に対して付勢手段によって突出傾向が付与された状態で取り付けられ、前記記録装置本体に対して設けられている係合凹部と突出状態において係合するロックピンと、該ロックピンの出没を切り替え、前記ハンドル部と一体に設けられるシャッタ板とを備えていることを特徴とする給送用カセット装置。
  3. 請求項に記載の給送用カセット装置において、前記自動ロック機構は、前記記録装置本体に対して付勢手段によって突出傾向が付与された状態で取り付けられ、突出状態において前記カセット本体に対して設けられている係合凹部と係合するロックピンと、該ロックピンの出没を切り替え、前記ハンドル部と一体に設けられるシャッタ板とを備えていることを特徴とする給送用カセット装置。
  4. 請求項のいずれか1項に記載の給送用カセット装置において、前記給送用カセット装置には、前記ハンドル部の出没動作とは無関係に前記自動ロック機構によるロック状態を独立して解除することができるロック解除機構が設けられていることを特徴とする給送用カセット装置。
  5. 給送用カセット装置を着脱自在に装着することができる持ち運びが可能なポータブルタイプの記録装置であって、
    前記給送用カセット装置は請求項1〜のいずれか1項に記載した給送用カセット装置であることを特徴とする記録装置。
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