JP2018202796A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】回動部材が設けられたプリンタにおいて、回動部材がプリンタに対する操作の妨げとならないようにする。【解決手段】一実施形態に係るプリンタは、筐体と、筐体に回転可能に支持され、把持部が形成された回動部材と、を備え、回動部材は、第1位置から第2位置まで回動可能であって、鉛直方向を向くように起立した起立状態にした場合に所定の停止位置に向かって回動し、当該停止位置は、第1位置と第2位置の間に設けられ、回動部材が自重で移動しない位置である。【選択図】図5

Description

本発明は、ハンドル等の回動部材を備えたプリンタに関する。
従来から、ファンフォールド紙(連続帳票ともいう。)に印字できるように構成されたプリンタが知られている(例えば特許文献1)。ファンフォールド紙は、複数枚のラベルや帳票からなる帯状の用紙であり、各ラベル又は各帳票が扇子のように交互に畳まれており、一枚ずつ展開しながら利用される(特許文献の図1参照)。
特許文献1に記載されたプリンタでは、ファンフォールド状ラベルがプリンタの背面に配設された用紙挿入口から挿入され、プリンタの前面から排出されるように構成されている。
特開2003−191547号公報
ところで、プリンタの中には、使用者が持ち運びしやすいようにハンドルを備えた携帯型プリンタがある。そのような携帯型プリンタに対して、特許文献1に記載されたようにファンフォールド状ラベルをプリンタの背面の用紙挿入口から挿入するように構成した場合、ハンドルが妨げとなってファンフォールド状ラベルを用紙挿入口に挿入し難くなることがある。例えば、引用文献1にハンドルを設けた場合、当該ハンドルが最も後方に位置するときには、ハンドルが妨げとなって背面の用紙挿入口からファンフォールド状ラベルを挿入し難くなることがある。
ファンフォールド紙の用紙挿入口は一例であるが、ハンドル等の回動部材が設けられたプリンタにおいて、当該プリンタに対する操作やプリンタの分解作業等に回動部材が妨げとなることがある。プリンタに対する操作の他の例としては、電気的コネクタを挿入する場合や、充電式バッテリを交換する場合の操作が挙げられる。プリンタの分解作業の例としては、プリンタの筐体に設けられた締結ねじを工具で緩めるときの作業が挙げられる。
そこで、本発明は、回動部材が設けられたプリンタにおいて、回動部材がプリンタに対する操作の妨げとならないようにすることを目的とする。
本発明のある態様は、
筐体と、
前記筐体に回転可能に支持され、把持部が形成された回動部材と、
を備え、
前記回動部材は、第1位置から第2位置まで回動可能であって、鉛直方向を向くように起立した起立状態にした場合に所定の停止位置に向かって回動し、
前記停止位置は、前記第1位置と前記第2位置の間に設けられ、前記回動部材が自重で移動しない位置である、プリンタである。
本発明のある態様によれば、回動部材が設けられたプリンタにおいて、回動部材がプリンタに対する操作の妨げとならないようにすることができる。
実施形態に係るプリンタの斜視図である。 実施形態に係るプリンタにおいてファンフォールド紙が印字される様子を概略的に示す図である。 図3Aおよび図3Bは実施形態に係るプリンタの斜視図であって、図3Aはハンドルが最も前方の位置に位置する場合を示し、図3Bはハンドルが最も後方の位置に位置する場合を示す。 実施形態に係るプリンタの背面図であって、ハンドルが最も後方の位置に位置する場合を示す。 図5Aおよび図5Bはハンドルが中間停止位置に位置する場合の実施形態に係るプリンタを示す図である。図5Aは斜視図であり、図5Bは背面図である。 実施形態に係るプリンタの斜視図であって、開閉カバーが開放状態の場合を示す。 図7Aは実施形態に係るプリンタのハンドルの斜視図であり、図7Bは当該ハンドルの平面図の一部を示し、図7Cは図7Bの矢視Aから見た図である。 図8Aは、ハンドルが最も前方の位置に位置する場合の図7BのB−Bの断面図であって、ハンドルと筐体の係合状態を説明する図である。図8Bは図8AのG1部の拡大図である。 図9Aは、ハンドルが中間停止位置に位置する場合の図7BのB−Bの断面図であって、ハンドルと筐体の係合状態を説明する図である。図9Bは図9AのG1部の拡大図である。 図10Aは、ハンドルが最も後方の位置に位置する場合の図7BのB−Bの断面図であって、ハンドルと筐体の係合状態を説明する図である。図10Bは図10AのG1部の拡大図である。
以下、本発明に係るプリンタの一実施形態について説明する。
(1)プリンタの構成
以下、実施形態に係るプリンタ1について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタ1の斜視図である。図2は、実施形態に係るプリンタ1においてファンフォールド紙が印字される様子を概略的に示す図である。
図1および図2に示すように、本実施形態のプリンタ1は、筐体2と、開閉カバー3と、表示パネル4と、プラテンローラ5と、サーマルヘッド6と、ハンドル8と、補助ローラ13,17とを備える。本実施形態のプリンタ1は携帯型プリンタであって、ユーザが持ち運びやすいようにハンドル8(回動部材の一例)が設けられている。
図1において理解されるように、プリンタ1の底面は略長方形をなしており、その長辺に沿った方向を前後方向と定義する。すなわち、搬送方向下流側のプラテンローラ5(図2参照)が設けられている側を前方(FR)と定義し、その反対側の搬送方向上流側を後方(RR)と定義する。当該前後方向を基準として、右側(RH)、左側(LH)、上側(UP)および下側(LO)を定義する。なお、以下の説明では適宜、右側(RH)の方向または左側(LH)の方向を横方向といい、上側(UP)の方向または下側(LO)の方向を上下方向という。
図2に示すように、プリンタ1の内部は、ロール紙に印字するときにロール紙を収容するための空間が設けられてもよく、筐体2にはロール紙を載置するための内部底面2aが形成されてもよい。
開閉カバー3は、プリンタ1の内部を開放または閉鎖するカバーである。図示しないが、開閉カバー3の後端には、開閉カバー3を筐体2に対して回動可能に支持するためのシャフトが設けられている。
図1に示すように、開閉カバー3の表側(つまり、プリンタ1の上面1u)には表示パネル4が設けられている。表示パネル4は、開閉カバー3が閉鎖した状態においてユーザに対する入出力インタフェースを提供し、例えばタッチパネル機能を備えた液晶表示パネルである。
図2に示すように、筐体2の搬送方向下流側には、プラテンローラ5が正逆方向に回転可能に支持されている。プラテンローラ5は、プリンタ1の背面において筐体2に形成された用紙挿入口9から挿入されるファンフォールド紙P(以下、適宜単に「用紙P」という。)を搬送する搬送手段であり、用紙Pの幅方向に沿って延在した状態で形成されている。なお、プラテンローラ5は、ステッピングモータ(図示せず)等に機械的に連結されて駆動される。
ファンフォールド紙Pは、印字媒体の一例である。
筐体2側には補助ローラ13が設けられ、開閉カバー3側には補助ローラ17が設けられている。図2に示すように、開閉カバー3が閉鎖状態のときには、補助ローラ13,17が用紙Pを挟んで対向し、用紙Pのプラテンローラ5への搬送を補助する。
サーマルヘッド6は、開閉カバー3が閉鎖状態のときにプラテンローラ5と対向するように、開閉カバー3に配置されている。
サーマルヘッド6は、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報を、用紙Pに印字する印字手段である。図2に示すように、開閉カバー3が閉鎖状態のときには、サーマルヘッド6の印字面が用紙Pの通紙ルートに向き、かつプラテンローラ5に対向する。サーマルヘッド6の印字面には、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(図示せず)が用紙Pの幅方向に沿って並んで設置されている。サーマルヘッド6は、サーマルヘッド6に印字信号を伝送する回路基板(図示せず)に接続されている。
図示されていないが、サーマルヘッド6の裏側にはサーマルヘッド6に対して付勢力を与える付勢部材としてのコイルばねが設けられている。
開閉カバー3が閉鎖されて印字が行われているときには、用紙Pがプラテンローラ5によって搬送されつつ、プラテンローラ5とサーマルヘッド6の間で挟持される。このとき、サーマルヘッド6は、上記付勢力によってプラテンローラ5に押し付けられ、それによって印字に適したヘッド圧が生成される。
図2に示すように、開閉カバー3が閉鎖状態である場合、プラテンローラ5が順方向に駆動されると、用紙挿入口9から挿入された用紙Pは、補助ローラ13,17に挟持されつつプラテンローラ5へ向かう。プラテンローラ5に対向するサーマルヘッド6によって印字された用紙Pは、プリンタ1の前面において筐体2と開閉カバー3の隙間である排出口7からプリンタ1の外部に排出される。
(2)ハンドルの位置
次に、プリンタ1のハンドル8の位置について、図3〜6を参照して説明する。
図3Aおよび図3Bは実施形態に係るプリンタ1の斜視図であって、図3Aはハンドル8が最も前方の位置に位置する場合を示し、図3Bはハンドル8が最も後方の位置に位置する場合を示す。図4は、実施形態に係るプリンタ1の背面図であって、ハンドル8が最も後方の位置に位置する場合を示す。図5Aおよび図5Bはハンドル8が中間停止位置に位置する場合の実施形態に係るプリンタ1を示しており、図5Aは斜視図であり、図5Bは背面図である。図6は、実施形態に係るプリンタ1の斜視図であって、開閉カバー3が開放状態の場合を示す。
図1に示したように、実施形態のプリンタ1では、ハンドル8が筐体2の左右の側面に取り付けられており、軸部42の回りを前後に回動する。
図3Aに示すように、ハンドル8は、ユーザがプリンタ1を持ち運びするときに把持する把持部81と、筐体2の左右の取り付け位置から把持部81に向けて延びる腕部82L,82R(以下、総称して「腕部82」ともいう。)とを備える。図3Aに示すように、ハンドル8が最も前方の位置(以下、「最前方位置」という。)にある場合、腕部82L,82Rがプリンタ1の上方向に対して僅かに後方に傾斜した位置である。ユーザが把持部81を把持してプリンタ1を持ち上げたとき、ハンドル8は鉛直方向の上方を向くように起立した状態となっており、その状態でハンドル8が最前方位置となる。なお、最前方位置は、第1位置の一例である。
ユーザがハンドル8を後方に手動で倒すことで、図3Bに示すように、ハンドル8を最も後方の位置(以下、「最後方位置」という。)に配置させることができる。ハンドル8が最後方位置に位置する場合、腕部82L,82Rがほぼプリンタ1の底面と平行な状態となっている。なお、最後方位置は、第2位置の一例である。
図3Aおよび図3Bに示すように、開閉カバー3の背面側には傾斜面3aが形成されている。そのため、ハンドル8が最前方位置と最後方位置の間で回動するときに、開閉カバー3との干渉を避けつつ把持部81の回動軸からの高さを極力下げることができる。
図4に示すように、プリンタ1の背面には、用紙Pを挿入するための用紙挿入口9と、用紙挿入口9を開放又は閉鎖するための蓋28と、4個のコネクタ差込口INT1〜4とが設けられている。4個のコネクタ差込口INT1〜4にはそれぞれに対応する蓋が配設されており、外部の電気的コネクタを差し込むときには、ユーザは、対応するコネクタ差込口の蓋を開放させる。
図4に示すように、ハンドル8が最後方位置に位置するときには、ハンドル8が妨げとなって、ユーザが用紙Pを用紙挿入口9に挿入する作業や、いずれかのコネクタ差込口にコネクタを差し込む作業がし難い状態となっていることが分かる。
そこで、本実施形態では、最前方位置と最後方位置の間に中間停止位置を設け、ハンドル8が中間停止位置に位置することが可能となるように構成されている。中間停止位置は、ハンドル8がその自重で移動する(最後方位置に倒れる)ことがない位置である。
図5Aに示すように、ハンドル8が中間停止位置に位置するときには、ハンドル8の把持部81がプリンタ1の上端に近い位置である。この状態では、図5Bに示すように、ハンドル8の把持部81は、ハンドル8が最後方位置に位置する場合よりも上方に位置するようになる。すなわち、ハンドル8の中間停止位置は、用紙挿入口9を用紙Pの挿入方向から見たときにハンドル8の把持部81と用紙挿入口9が重ならないように設定されている。同様に、ハンドル8の中間停止位置は、コネクタ差込口INT1〜4を外部のコネクタの差し込み方向から見たときにハンドル8の把持部81とコネクタ差込口INT1〜4が重ならないように設定されている。
そのため、ハンドル8が妨げにならず、ユーザが用紙Pを用紙挿入口9に挿入する作業や、コネクタ差込口INT1〜4のいずれかの差込口にコネクタを差し込む作業がし易い状態となっていることが分かる。
また、ハンドル8が中間停止位置に位置する場合には、ハンドル8の把持部81が開閉カバー3の後端よりも後ろに配置されているため、ハンドル8が開閉カバー3を開けるときの妨げとなることはない。
図5Aに示すように、ハンドル8が中間停止位置に位置する場合、ハンドル8の把持部81は、プリンタ1の上面1uよりも後方に位置するため、ハンドル8の把持部81は、平面視でプリンタ1の上面1uと重ならない。そのため、プリンタ1の上面1uに設けられた表示パネル4を見る、あるいは表示パネル4にタッチ操作するときに、ハンドル8が妨げとなることはない。また、プリンタ1の上面1uに各種スイッチを配設した場合でも、ハンドル8が当該各種スイッチの操作の妨げとなることはない。
本実施形態では、ハンドル8が最前方位置に位置する場合(図3A)、前述したように、腕部82L,82Rがプリンタ1の上方向に対して僅かに後方に傾斜している。そのため、プリンタ1が水平面上に配置されている場合にユーザが把持部81から手を離した後、何らの支えがない状態ではハンドル8が最前方位置に位置し続けることはなく、自重により後方に回動して中間停止位置で停止する。従って、ユーザは、ユーザがプリンタ1を持ち運んで置いた後、ハンドル8が自動的に中間停止位置まで倒れるため、表示パネル4に対する操作、用紙挿入口9からの用紙Pの挿入、コネクタ差込口INT1〜4に対するコネクタの差し込みといった作業を支障なく実行できる。よって、プリンタ1を置いた後に追加のハンドル操作を要しない。
なお、本実施形態では、ユーザが把持部81を把持してプリンタ1を持ち上げている状態、すなわち、ハンドル8が鉛直方向を向くように起立した起立状態で、ハンドル8が最前方位置に位置する場合について説明するが、その限りではない。最前方位置は、ハンドル8が起立した位置よりもさらに前方に設定されていてもよい。
本実施形態のプリンタ1では、ハンドル8が中間停止位置に位置する状態で開閉カバー3を開放すると、開閉カバー3の開放に伴って開閉カバー3の背面がハンドル8の把持部81に当接し、図6に示すように、ハンドル8が中間停止位置から最後方位置まで移動するように構成されている。そのため、ユーザは、開閉カバー3を開放して用紙Pをプリンタ内部にセットした後に、ハンドル8を最後方位置に移動させる(ハンドル8を後方に押し込む)作業をせずに済む。
(3)ハンドルの構成
次に、本実施形態のプリンタ1のハンドル8の構成について、図7〜10を参照して説明する。
図7Aは実施形態に係るプリンタのハンドルの斜視図であり、図7Bは当該ハンドルの平面図の一部を示し、図7Cは図7Bの矢視Aから見た図である。図8A、図9A、および、図10Aは、図7BのB−Bの断面図であって、それぞれ、ハンドル8が最前方位置、中間停止位置、および、最後方位置に位置するときのハンドルと筐体の係合状態を説明する図である。
図8B、図9B、および、図10Bは、それぞれ、図8A、図9A、および、図10AのG1部の拡大図である。
図7Aおよび図7Bに示すように、ハンドル8は、筐体2に設定された回動軸AXの回りをハンドル8が回動可能となるように筐体2に取り付けられる取付部30L,30R(以下、総称して「取付部30」ともいう。)を有する。取付部30L,30Rは、それぞれカバー83L,83R(以下、総称して「カバー83」ともいう。)に覆われて保護されており、ハンドル8が筐体2に取り付けられた状態では取付部30は露出していない。
図7Cに示すように、取付部30は、その中心に軸部受け孔30Cを有している。軸部受け孔30Cは、カバー83の外側から筐体2に形成された孔(図示せず)に向けて挿通される軸部42(図1参照)を受け入れるための孔である。軸部42によって、ハンドル8と筐体2が取り付けられる。
次に、図8〜10を参照して、ハンドル8の最前方位置、中間停止位置、および、最後方位置のそれぞれの位置におけるハンドル8の取付部30と筐体2との係合状態について説明する。
図8A,図9Aおよび図10Aに示すように、筐体2には、ハンドル8の取付部30と係合するためのハンドル取付部20が形成されている。ハンドル取付部20には、取付部30を収容するための収容室20Hが形成されており、ハンドル8の回動に応じてその取付部30が収容室20H内で回動軸AXを中心に回動する。ハンドル取付部20の周縁には、取付部30の周縁と係合するために周囲から突出した第1係合部21および第2係合部22が形成されている。第2係合部22は、中央近傍に凹み22dが形成されている点で第1係合部21と異なる。第1係合部21および第2係合部22は、円筒部31の中心(つまり、回動軸AXの位置)に対して概ね点対称の関係となっている。
図8Aに示すように、取付部30は、円筒部31と、円筒部31から外側に突出した当接部32とを有する。円筒部31は、ハンドル8の回動に応じて、回動軸AXの回りを回動する。
図8Bに拡大して見えるように、円筒部31の周縁には、円筒面31sからL1だけ突出した第1突起51と、第1突起51からさらに突出した第2突起52(円筒面31sからL2だけ突出した突起;但し、L2>L1)とが形成されている。また、円筒部31の周縁には、円筒面31sからL3だけ突出した第3突起53と、第3突起53からさらに突出した第4突起54(円筒面31sからL4だけ突出した突起;但し、L4>L3)とが形成されている。第1突起51および第2突起52と、第3突起53および第4突起54とは、それぞれ円筒部31の中心(つまり、回動軸AXの位置)に対して概ね点対称の関係となっている。
第4突起54は、本発明の「第3突起」の一例である。
なお、図8Aに示す例では、第2突起52が第1突起51上に形成されているが、その限りではない。第1突起51と第2突起52は、それぞれ別個に円筒面31sから突出するように形成してもよい。第1突起51から第2突起52に亘って全体的に傾斜した状態となるようにして2つの突起を一体として形成してもよい。第3突起53および第4突起54についても同様である。
図8Aに示すように、ハンドル8が最前方位置に位置するときには、取付部30の当接部32の側面がハンドル取付部20に形成されたストッパ面23に当接する。そのため、取付部30は、図8Aに示す状態よりもさらに反時計回りに回動することはできない。図8Bに示すように、ハンドル8が最前方位置に位置するときには、取付部30の第1突起51および第2突起52はハンドル取付部20の第1係合部21とは接触せず、取付部30の第3突起53および第4突起54はハンドル取付部20の第2係合部22とは接触しない。
ハンドル8が自重によって最前方位置から後方に回動して中間停止位置に位置するまでの間(つまり、ハンドル8が最前方位置から中間停止位置に移動するまでの間)に、第1係合部21が第1突起51と接触する(擦れる)。そのため、ハンドル8は最前方位置から中間停止位置まで移動する間に緩やかに速度を落として中間停止位置に近付くことになることから、中間停止位置でハンドル8がバウンドすることが防止される。
そして、図9に示すように、第1突起51よりも突起高さが高い第2突起52がハンドル取付部20の第1係合部21と係合することによってハンドル8の回動が規制され、ハンドル8が中間停止位置で停止する。なお、このとき、第3突起53は第2係合部22と僅かに接触する状態であるが、第4突起54は第2係合部22と接触していない。
図10Aに示すように、ハンドル8が最後方位置に位置するときには、取付部30の当接部32の側面がハンドル取付部20に形成されたストッパ面24に当接する。そのため、取付部30は、図10Aに示す状態よりもさらに時計回りに回動することはできない。図10Bに示すように、ハンドル8が最後方位置に位置するときには、第4突起54は、第2係合部22の凹み22dに嵌った状態で第2係合部22と係合する。第2突起52は、第1係合部21を乗り越えた位置(つまり、図10Bにおいて第1係合部21よりも時計回りで進んだ位置)に位置する。
ハンドル8が最後方位置に位置する場合には、当接部32は筐体2に形成されたストッパ面24に当接するだけでなく、筐体2の第2係合部22は第4突起54と係合するため、当接部32のストッパ面24への当接によってハンドル8が最後方位置からバウンドすることが防止される。すなわち、仮に、第4突起54が形成されていないとしたならば、ユーザが中間停止位置から最後方位置まで力まかせに移動させたときに、ハンドル8の取付部30の当接部32が筐体2のストッパ面24に強く当接し、その反動でハンドル8がバウンドしてしまう現象が生じてしまう。このような現象は品質上好ましくない。そこで、第2係合部22が第4突起54と係合するようにすることでハンドル8が最後方位置でバウンドしてしまう現象を無くす、あるいは当該現象を抑制することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のプリンタ1は、筐体2に回転可能に支持されたハンドル8を備え、ハンドル8は、最前方位置から最後方位置まで回動可能であって、鉛直方向を向くように起立した起立状態にした場合に所定の中間停止位置に向かって回動する。当該中間停止位置は、最前方位置と最後方位置の間に設けられ、ハンドル8が自重で移動しない位置である。そのため、ハンドル8を中間停止位置に位置させることで、ユーザが用紙Pを用紙挿入口9に挿入する作業や、いずれかのコネクタ差込口にコネクタを差し込む作業がし難い状態を回避することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明のプリンタは上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を仕手もよいのは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、ユーザが用紙Pを用紙挿入口9に挿入する作業や、いずれかのコネクタ差込口にコネクタを差し込む作業を考慮してハンドル8の中間停止位置を設定したが、その限りではない。ハンドル8の中間停止位置は、プリンタの外観に設けられた機能部品に対する操作、作業又は動作がハンドル8による妨げとならないようにする適切な位置に設定されればよい。すなわち、中間停止位置は、目的とする当該機能部品の配置に応じて設定される。
例えば、プリンタ1の背面に電源ボタンやサブ画面が設けられている場合には、電源ボタンの操作、若しくはサブ画面の視認性、又はその両方の妨げとならないようにハンドル8の中間停止位置を設定してもよい。その場合には、例えば、中間停止位置を図5Aに示した位置よりも前方に設定される。あるいは、ハンドル8の中間停止位置は、プリンタの分解作業において、プリンタの筐体に設けられた締結ねじを工具で緩めるときの作業の妨げとならないように設定してもよい。
1…プリンタ
1u…上面
2…筐体
2a…内部底面
20…ハンドル取付部
20H…収容室
21…第1係合部
22…第2係合部
28…蓋
23,24…ストッパ面
3…開閉カバー
4…表示パネル
5…プラテンローラ
6…サーマルヘッド
7…排出口
9…用紙挿入口
13,17…補助ローラ
8…ハンドル
81…把持部
82L,82R(82)…腕部
83L,83R(83)…カバー
30L,30R(30)…取付部
30C…軸部受け孔
31…円筒部
31s…円筒面
32…当接部
51…第1突起
52…第2突起
53…第3突起
54…第4突起
42…軸部
INL1〜INL4…コネクタ差込口
P…ファンフォールド紙(用紙)

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持され、把持部が形成された回動部材と、
    を備え、
    前記回動部材は、第1位置から第2位置まで回動可能であって、鉛直方向を向くように起立した起立状態にした場合に所定の停止位置に向かって回動し、
    前記停止位置は、前記第1位置と前記第2位置の間に設けられ、前記回動部材が自重で移動しない位置である、
    プリンタ。
  2. 印字媒体をプリンタ内部に挿入する挿入口を備え、
    前記回動部材が前記停止位置に位置する場合、前記挿入口を印字媒体の挿入方向から見たときに前記回動部材と前記挿入口が重ならないように、前記停止位置が設定されている、
    請求項1に記載されたプリンタ。
  3. 前記印字媒体は、ファンフォールド紙である、
    請求項2に記載されたプリンタ。
  4. 外部の電気的コネクタを接続するための差込口を備え、
    前記回動部材が前記停止位置に位置する場合、前記差込口を前記外部の電気的コネクタの差し込み方向から見たときに前記回動部材と前記差込口が重ならないように、前記停止位置が設定されている、
    請求項1〜3のいずれかに記載されたプリンタ。
  5. プリンタ内部を開放又は閉鎖するカバーを備え、
    前記回動部材が前記停止位置に位置する場合、前記カバーを開放することに伴って前記カバーが回動部材に当接し、それによって前記回動部材が前記停止位置から前記第2位置まで移動するように構成されている、
    請求項1〜4のいずれかに記載されたプリンタ。
  6. 前記回動部材は、前記筐体に設定された回動軸の回りを回動する円筒部を有し、
    前記円筒部には、円筒面から外側へ突出する第1突起と、第1突起からさらに外側へ突出する第2突起とが形成され、
    前記筐体には第1係合部が形成され、
    前記第1係合部は、前記回動部材が前記第1位置から前記停止位置に移動するまでの間に、前記第1突起と接触する、
    請求項1〜5のいずれかに記載されたプリンタ。
  7. 前記回動部材が前記停止位置に位置する場合に、前記第1係合部は前記第2突起と係合する、
    請求項6に記載されたプリンタ。
  8. 前記回動部材は、前記円筒部と連動して回動する当接部を有し、
    前記円筒部には、前記円筒面から外側へ突出する第3突起が形成され、
    前記筐体には第2係合部が形成され、
    前記回動部材が前記第2位置に位置する場合に、前記当接部は前記筐体に形成されたストッパ面に当接し、かつ前記筐体の前記第2係合部は前記第3突起と係合する、
    請求項6又は7に記載されたプリンタ。
  9. 前記回動部材が前記停止位置に位置する場合、前記回動部材は、平面視で前記プリンタの上面と重ならないように構成されている、
    請求項1〜8のいずれかに記載されたプリンタ。
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