JP2005219237A - ハンドルを備えたポータブル機器、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手提げ用のハンドルを機器の外観を構成する筐体に取り付けるポータブル機器において、筐体及び手提げ用ハンドルの破損を防止すること。
【解決手段】 ポータブル機器としてのプリンタは、外観を構成する筐体の左右側壁に形成された軸受部によって軸支される手提げ用のハンドル6を備えている。筐体を構成するサイドハウジング左11にはプレート12が着脱自在に取り付けられ、ハンドル6の軸部6bを軸支する軸受部22は、プレート12に形成された穴12bを貫通する様に外側に突出するフランジ形状を成している。従ってこれにより、プリンタの自重が作用する軸受部22と軸部6bとの間において荷重が分散されることから応力集中が起きないとともに、軸受部22のフランジ形状はプレート12によっても支持されるので、より一層強度が向上する。
【選択図】図11

Description

本発明は、機器の外観を構成する筐体の左右側壁に形成された軸受部によって軸支される手提げ用のハンドルを備えたポータブル機器に関し、更にその中でも被記録媒体に記録を行う記録装置と、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
設置場所をかえて使用されるポータブル機器には、持ち運びの際のユーザーの便宜を考慮して、手提げ用のハンドルが設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。このハンドルは、一般的にコの字形の形状を成し、装置本体の外観を構成する筐体(本体ケース)の両側壁に形成された軸受部に回動自在に軸支されて、取り付けられている。
特開平7−186491号公報
しかし、上述のように筐体に手提げ用のハンドルを軸支させるポータブル機器においては、ハンドルを把持することによって機器本体を持ち上げると、機器の自重は前記軸受部に集中することから、持ち運びの際に前記軸受部に荷重が集中して筐体が破損したり、手提げ用ハンドルが破損したりする虞があった。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、手提げ用のハンドルを機器の外観を構成する筐体に取り付けるポータブル機器において、筐体及び手提げ用ハンドルの破損を防止することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、機器の外観を構成する筐体の左右側壁に形成された軸受部によって軸支される手提げ用のハンドルを備えたポータブル機器であって、前記筐体の左右側壁にプレート板が取り付けられ、前記軸受部が、前記筐体の側壁から、前記プレート板に形成された穴を貫通する様に外側に突出するフランジ形状を成していることを特徴とする。
上記態様によれば、機器の外観を構成する筐体の左右側壁に形成された軸受部によって軸支される手提げ用のハンドルを備えたポータブル機器は、前記筐体の左右側壁にプレート板を備え、前記軸受部が、前記筐体の側壁から、前記プレート板に形成された穴を貫通する様に外側に突出するフランジ形状を成していることから、前記ハンドルを把持して機器を持ち運ぶ際に、前記フランジ形状によって前記ハンドルが前記軸受部から受ける荷重が分散される。従って応力集中が起きず、前記ハンドル及び、前記軸受部の破損を防止することができるとともに、前記フランジ形状は前記プレート板によってサポートされるので、前記フランジ形状に荷重が加わっても当該荷重の一部を前記プレート板が担うことになり、前記軸受部の強度がより一層向上して破損等の発生を防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記筐体が、前記機器本体を載設する下部ハウジングと、当該下部ハウジングの上部に設けられる上部ハウジングと、前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングの両側に設けられる、キャップ形状をなすサイドハウジングと、を備え、前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングにより構成される本体部に、前記サイドハウジングが、前記本体部の両側部を覆う様にして取り付けられるとともに、前記軸受部が、前記サイドハウジングに形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記機器の外観を構成する前記筐体は、下部ハウジングと、該下部ハウジングの上部に設けられる上部ハウジングとによって本体部が形成され、キャップ形状をなすサイドハウジングが、前記本体部の両側部を覆う様にして取り付けられることによってなされているので、前記本体体はその両側部が前記サイドハウジングによってキャップされる様に覆われたことにより、前記下部ハウジングと前記上部ハウジングとの結合状態が強固に保持され、外部から衝撃を受けた際や落下等に際しても前記下部ハウジングと前記上部ハウジングとが分離せず、機器の外観を構成する筐体の機械的強度を飛躍的に向上させることができる。そして、この様な構成において前記手提げ用のハンドルは、前記サイドハウジングに形成された軸受部によって軸支されるので、前記ハンドルによって機器を持ち運ぶ際にも前記上部ハウジングと前記下部ハウジングとが分離することがなく、運搬の際の安全性が向上する。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、前記サイドハウジングの上部に開口部が形成されるとともに、当該開口部にメモリカードを挿入するスロットが配置され、前記サイドハウジングが、当該サイドハウジングに設けられる突起と、前記本体部に設けられ、前記突起が挿入される穴部とによって構成された嵌合部によって前記筒状体に取り付けられるとともに、少なくとも1箇所の前記嵌合部が前記開口部近傍に配置されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記サイドハウジングの上部に開口部が形成されるとともに、当該開口部にメモリカードを挿入するスロットが配置されているので、ユーザが前記機器を持ち上げる際に、上記開口部の周縁に指を掛けて持ち上げられて、ひいては前記開口部の周縁が破損する虞があるが、上記開口部近傍には上記嵌合部が配置されているので、これによって上記開口部近傍の強度が向上し、上述の様な破損の発生を防止することができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記プレート板が、スナップ嵌め構造によって前記筐体に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記プレート板が、スナップ嵌め構造によって前記筐体に着脱自在に取り付けられていることから、前記プレート板を交換することによって前記機器の外観を容易に変化させることが可能となり、ユーザフレンドリとなる。
本発明の第5の態様は、上記第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記ポータブル機器が、被記録媒体に記録を行う記録装置であることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体に記録を行う記録装置において、上述した第1から第4の態様と同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、上記第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記ポータブル機器が、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置であることを特徴とする。
上記態様によれば、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置において、上述した第1から第4の態様と同様な作用効果を得ることができる。
以下、図1乃至図15を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「ポータブル機器」、「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は外観を構成する筐体を分解した状態を示す分解斜視図、図3はスタッカ13の取付部の斜視図、図4はスタッカ13を保持する手段の斜視図、図5はスタッカ13の斜視図、図6(A)はカバー14の取付部の斜視図、(B)はカバー14の部分拡大斜視図、図7(A)はカバー14開放時の衝撃防止手段の斜視図、(B)は同拡大斜視図である。また、図8及び図9はサイドハウジング左と上部ハウジング7との結合手段の斜視図、図10はサイドハウジング右と上部ハウジング7との結合手段の斜視図、図11はサイドハウジング左11、プレート12、ハンドル6の分解斜視図、図12は軸受部22近傍の断面図、図13(A)は軸部6bの斜視図、図13(B)は穴11eの斜視図、図14はサイドハウジング左11を裏から見た斜視図、図15(A)、(B)はインタフェース部26の斜視図である。
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙への記録に適した小型サイズに構成されたものである。
このプリンタ1はA4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙を傾斜姿勢で複数枚セット可能な給送装置(ASF)2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられる、記録ヘッド(図示せず)を備えたキャリッジ(図示せず)を、装置前部には記録の行われた記録用紙をスタックするスタッカ13を備えている。スタッカ13は、非使用時には図示する様に略垂直に立設された収納状態となり、使用時には、プリンタ前方側に開いて記録用紙をスタック可能な使用状態となる(図示せず)。
装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、プリンタ前面において右側上部には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体(メモリカード)を挿脱可能なカードスロット16(図2参照)が設けられるとともに、これを覆う開閉自在なカバー14が設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶したメモリカードから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、プリンタ1の外観を構成する筐体(ハウジング)は、図2に示す様に複数の部材によって構成される。装置本体は下部ハウジング8に載設され、装置本体上部には上部ハウジング7が取り付けられる。そして下部ハウジング8と上部ハウジング7とで構成された本体部に、キャップ形状を成すサイドハウジング右9とサイドハウジング左11とが左右からキャップする様に装着され、そしてこれらの側面には、本実施形態においては化粧板としての機能を果たすプレート10、12が着脱自在に取り付けられる。
更に、サイドハウジング右9とサイドハウジング左11とにはハンドル6が回動自在に取り付けられ(詳細は後述)、これによって持ち運びの際にハンドル6を把持することでプリンタ1を容易に運搬することが可能となっている。尚、下部ハウジング8と上部ハウジング7とによって上下に分割された構成を採る本体部をハンドル6によって支持する場合でも、上述の様にサイドハウジング右9とサイドハウジング左11とで左右からキャップする様な構成であることから、ハンドル6を把持して運搬する際にも本体部が上下に分離する様なこともなく、運搬の際の安全性(即ちハウジングの機械的強度)が向上している。
次に、スタッカ13の取付構造について説明する。図3に示す様に、下部ハウジング8の前方側には、下部ハウジング8から略垂直に且つプリンタ1の前面に対して平行に立ち上がる様なガイド板20が形成されていて、ガイド板20の両側端部には、ガイド板20と略直交する様に下部ハウジング8から上方に延び、且つプリンタ1前方側に突出する様なリブ18、19が形成されている。
リブ18、19の上端には、リブ18、19が延びる方向にスリットが形成されていて、これによってそれぞれに弾性変形部18a、19aが形成され、それぞれがスタッカ13の側面に対して近接離間する方向に弾性変形可能となっているとともに、弾性変形部18a、19aにおいて内側(スタッカ13に望む側)には、係止突起18b、19bが形成されている。
一方、スタッカ13は回動軸となる突起13b(図5参照)が、リブ18、19の下部に形成された軸受部18c、19cに嵌入することで回動自在に取り付けられ、回動することで図3に示す様に手前側に開いた使用状態と、略垂直に立設された収納状態とを切り換える。このスタッカ13の両側壁には係止穴13aが形成されていて(図3〜図5では一方側のみ図示)、スタッカ13が収納状態となると、図4に示す様に弾性変形部18aが弾性変形することで係止突起18bが係止穴13aに嵌入し、これによってスタッカ13が収納状態に保持される。
ここで、リブ18、19はスタッカ13の回動支点(基端側)である軸受部18c、19cから上方に延びるリブ形状を成していることから、弾性変形部18a、19aを形成するスリット長さの自由度が向上し、これによってスタッカ13を保持する保持力の調整が容易となっている。加えて、スタッカ13を保持する手段を小さいスペースで設置することが可能となっている。
尚、スタッカ13においては、図5に示す様にその先端部に排出方向に延びるリブ13dが用紙幅方向に局在する様に形成されている。これは、スタッカ13の先端部には樹脂成形時のひけ防止の為に空洞部13cが形成されていることから、排出される記録用紙先端の、前記空洞部13cへの入り込みを防止する為であり、従ってリブ13dは、記録用紙がスタッカ13の用紙支持面から離れて上方へ向かうように形成されている。
続いて、カバー14を開放する際の衝撃を防止する手段について説明する。図1及び図2に示すように、カードスロット16を覆うカバー14は上下に長い形状を成していて、プリンタ1の前面右側の外観を形成する。カバー14が取り付けられるサイドハウジング右9の前面底部には、図6(A)に示すように軸受部9e、9fによって回動軸15が軸支され、該回動軸15に、カバー14の下部に形成された把持部14a、14bがスナップ嵌め式に嵌合し、これによってカバー14はプリンタ1の底部近傍を回動支点として回動可能に取り付けられる。
ここで、把持部14aの側面には図6(B)に示すように突起14cが形成されていて、当該突起14cは、カバー14が取り付けられた際に図7(A)、(B)に示す様に軸受部9fに円弧状に形成された溝17に入り込み、カバー14の回動動作に伴って突起14cが溝17の内部を変位する様になっている。この溝17の内部には凸部17aが形成されていて、突起14cが、カバー14の回動動作に伴って符号14c’で示す位置(カバー14がカードスロット16を覆う状態における、突起14cの位置)から、符号14c”で示す位置(カバー14がカードスロット16を開放する状態における、突起14cの位置)に移動する際に、突起17aと係合してカバー14の回動速度を緩和する様になっている。
即ち、カバー14は上下に長い形状を成し、その下部を回動支点として回動するので、装置手前に開く際に大きな衝撃が加わる可能性があるが、この様な衝撃緩衝手段によって、衝突音や破損等の発生を防止できる様になっている。
尚、カバー14には図示しない金属片が設けられ、一方でサイドハウジング右9の側には前記金属片に対応する位置に、図示しない磁石が、図示しない取付用舌片を利用して熱カシメによって、容易に脱落しない様に強固に取り付けられている。従ってカバー14は前記磁石が前記金属片を吸着することによって、閉じた状態が保持される様になっている。
続いて、上部ハウジング7、下部ハウジング8、サイドハウジング右9、サイドハウジング左11の結合構造及び、ハンドル6の取付構造について説明する。
上述したように、プリンタ1の外観を構成する筐体は上部ハウジング7と下部ハウジング8とによって構成された本体部に、サイドハウジング右9とサイドハウジング左11とがキャップする様な構成により、機械的強度の向上が図られているが、サイドハウジング右9とサイドハウジング左11とは、スナップ嵌め式構造等による簡単な取付構造によって取り付けられる様になっている。
図8及び図9はサイドハウジング左11の、上部ハウジング7及び下部ハウジング8への取付構造を示すものであり、図8に示す様に上部ハウジング7の上面には穴7a、7bが形成されていて、一方でサイドハウジング左11の側には、穴7a、7bの位置に対応する様に突起11a、11bがそれぞれ形成され、突起11aが穴7aに、突起11bが穴7bに嵌入する様になっている。また、下部ハウジング8の底面には図9に示す様に穴8bが形成され、一方でサイドハウジング左11の側には、穴8bの位置に対応する様に突起11cが形成され、突起11cが穴8bにスナップ嵌め式に嵌入する様になっている。以上により、簡単な取付構造で、容易に筐体の組立が可能となっている。
尚、上記ではサイドハウジング左11の側を説明したが、サイドハウジング右9の、上部ハウジング7及び下部ハウジング8への取付構造も同様である。また、図10に示すようにサイドハウジング右9にはカードスロット16の位置に開口部9dが形成されている為、ユーザによって開口部9dの周縁9g(自由端側)に指を掛けて上方に持ち上げられ、ひいては開口部9dの周縁9gが破損する虞がある。そこで、本実施形態では当該開口部9dの近傍に、突起9aと穴7cとから構成される嵌合部を配置することで、開口部9dの周縁9gの破損を防止している。尚、符号23は穴9hを介してねじ孔7eに螺嵌される取付ねじを示しており、当該取付ねじによってサイドハウジング右9(サイドハウジング左11も同様に)が上部ハウジング7に確実に固定される様になっている。
次に、ハンドル6の取付構造について説明する。図11に示す様に、ハンドル6は略コの字形の形状を成し、両端部において内部に突出する軸部6a、6bが、サイドハウジング右9とサイドハウジング左11とに回動可能に軸支される様になっている。尚、以下ではサイドハウジング左11の側を説明するが、サイドハウジング右9も同様に構成されている。
図11において、サイドハウジング左11に対してスナップ嵌め式に着脱自在に取り付けられるプレート12には、軸部6bを挿通させる穴12aが形成され、サイドハウジング左11には、軸部6bを挿通させる穴11eが形成されるとともに、軸部6bを軸支する軸受部22が形成されている。この軸受部22は、図12に示す様にプレート12に形成された穴12aを貫通する様に外側に突出するフランジ形状を成し、その突出したフランジ形状が穴12aにちょうど嵌合する様になっている。
軸部6bと穴11eの形状についてより詳しく説明すると、軸部6bは、図13(A)に示すように軸線方向と直交する方向に突出する様な係止突起6c、6dが形成されるとともに、係止突起6eには、軸部6bの延びる方向とは反対側に突出する様な突起6eが形成されている。一方で、穴11eは、図13(B)に示す様に上述の様な形状を成す軸部6bがちょうど嵌合するような形状をなし、軸部6bが一旦穴11eに挿入されると、図14に示す様にハンドル6がある所定の角度にある状態以外では、係止突起6c、6dが穴11eの周縁に係止することで、穴11eから抜け落ちない様になっている。尚、図13(B)はサイドハウジング左11の内側から穴11eを見た図であり、軸部6bは、紙面裏側から表側に向かって挿入される。
また、穴11eの近傍には凹部11fが形成されている。凹部11fは、軸部6bに形成された突起6eが嵌入する穴であり、図14(A)に示すように突起6eが凹部11fに嵌入することで、ハンドル6の回動動作が規制されてハンドル6がプリンタ1本体に対して固定された状態となる(本実施形態では、ハンドル6がほぼ垂直に立った状態に固定される)。従ってこれにより、ハンドル6を把持してプリンタ1を持ち上げた場合でも、プリンタ1が不安定に揺動することがなく、安定して運搬できるとともに、プリンタ1の姿勢が傾くことによって発生する、インクの流出等の不具合を防止することができる。尚、符号11gはハンドル6の回動動作の際に突起6eを案内するガイド溝であり、当該ガイド溝11gによって、ハンドル6が軽快に回動操作可能な範囲が規定される様になっている。
以上のように構成されたハンドル6の取付構造によって、以下の様な作用効果を得ることができる。即ち、ハンドル6を把持することによりプリンタ1が持ち上げられると、プリンタ1の自重は軸受部22に集中することから、持ち運びの際に軸受部22が破損したり、或いはハンドル6側の軸部6bが破損したりする虞がある。しかし、上述の様な構成によれば、上記フランジ形状によってハンドル6と軸受部22との間の接触面積が増加し、従って両者の間に作用する荷重が分散されるので、応力集中が起きず、軸部6b及び、軸受部22の破損を防止することができる。
また、プレート12をサイドハウジング左11にスナップ嵌め式に取り付けるスナップ嵌め部の一部を構成する、プレート12に形成された係止片12bと、サイドハウジング左11に形成された穴11dとによって、プレート12は上方へのズレを生じない様にサイドハウジング左11に取り付けられる構成となっているので、プリンタ1がハンドル6を介して持ち上げられた際に、軸受部22のフランジ形状は穴12a即ちプレート12によってサポートされるので、軸受部22に荷重が加わっても当該荷重の一部をプレート12が担うこととなり、軸受部22の強度がより一層向上して破損等の発生を防止することが可能となる。
尚、上記実施形態ではプレート12をスナップ嵌め構造によって取り付けているが、これに限られずねじ止め構造他、種々の取付手段によって取り付けても上記作用効果を得ることが可能なのは言うまでもない。
ところで、サイドハウジング左11の背面側には、図15(A)に示す様に外部機器と接続する為の雌コネクタ24、25を備えたインタフェース部26が設けられている。例えば、図15(B)に示す様にハンドル6が下方に下がった状態において雌コネクタ25に雄コネクタ27が挿入され、そしてこの状態でハンドル6を把持して上方に持ち上げられると、ハンドル6と雄コネクタ27とが干渉してしまい、場合によっては雌コネクタ25或いはその周囲の取付部を破損させてしまう虞がある。しかし、本実施形態においてはサイドハウジング左11に、挿入された雄コネクタ27の上部を覆う様な庇部11hが形成されており、ハンドル6と雄コネクタ27とが干渉した場合でも、雄コネクタ27は庇部11hによって上方への変位が規制される様になっている。従ってこれにより、雌コネクタ24、25或いはその周囲の取付部の破損が確実に防止される様になっている。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 外観を構成する筐体を分解した状態を示す分解斜視図。 スタッカの取付部の斜視図。 スタッカを保持する手段の斜視図。 スタッカの斜視図。 カードスロットを覆うカバーの取付部の斜視図。 カバー開放時の衝撃防止手段の斜視図。 サイドハウジング左と上部ハウジングとの結合手段の斜視図。 サイドハウジング左と上部ハウジングとの結合手段の斜視図。 サイドハウジング右と上部ハウジングとの結合手段の斜視図。 サイドハウジング左、プレート、ハンドルの分解斜視図。 軸受部の断面図。 (A)は軸部の斜視図、(B)は軸部を挿入する穴の斜視図。 サイドハウジング左を裏から見た斜視図。 インタフェース部の斜視図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、4 表示部、5 操作部、6 ハンドル、7 上部ハウジング、8 下部ハウジング、9 サイドハウジング右、10 プレート、11 サイドハウジング左、12 プレート、13 スタッカ、14 カバー、15 回動軸、16 カードスロット、17 ガイド孔、18、19 リブ、20 ガイド板、21、22 軸受部、23 取付ねじ、24、25 雌コネクタ、26 インタフェース部

Claims (6)

  1. 機器の外観を構成する筐体の左右側壁に形成された軸受部によって軸支される手提げ用のハンドルを備えたポータブル機器であって、
    前記筐体の左右側壁にプレート板が取り付けられ、
    前記軸受部が、前記筐体の側壁から、前記プレート板に形成された穴を貫通する様に外側に突出するフランジ形状を成している、
    ことを特徴とするポータブル機器。
  2. 請求項1において、前記筐体が、前記機器本体を載設する下部ハウジングと、
    当該下部ハウジングの上部に設けられる上部ハウジングと、
    前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングの両側に設けられる、キャップ形状をなすサイドハウジングと、を備え、
    前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングにより構成される本体部に、前記サイドハウジングが、前記本体部の両側部を覆う様にして取り付けられるとともに、前記軸受部が、前記サイドハウジングに形成されている、
    ことを特徴とするポータブル機器。
  3. 請求項2において、前記サイドハウジングの上部に開口部が形成されるとともに、当該開口部にメモリカードを挿入するスロットが配置され、
    前記サイドハウジングが、当該サイドハウジングに設けられる突起と、前記本体部に設けられ、前記突起が挿入される穴部とによって構成された嵌合部によって前記筒状体に取り付けられるとともに、少なくとも1箇所の前記嵌合部が前記開口部近傍に配置されている、
    ことを特徴とするポータブル機器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記プレート板が、スナップ嵌め構造によって前記筐体に着脱自在に取り付けられている、
    ことを特徴とするポータブル機器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、前記ポータブル機器が、被記録媒体に記録を行う記録装置である、
    ことを特徴とするポータブル機器。
  6. 請求項1から4のいずれか1項において、前記ポータブル機器が、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置である、
    ことを特徴とするポータブル機器。
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