JP4956449B2 - 表示器具 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオードを使用した表示器具に関し、更に詳しくはエレベータが運行するエレベータホールの壁面等に取付穴を開設することなく設置される表示器具、エレベータのホール側等に面して埋設された樹脂組成物を用いた表示器具等に関するものである。
エレベータが運行するエレベータホールの壁面には、図7に示すような通常ホールランタン101と呼ばれる表示器具が各エレベータ102の出入口103の上壁104若しくは側壁105等に設置されている。このホールランタン101は、側壁105に設置されている乗場釦106を押すことで、各エレベータ102に設置されている中のひとつが点灯若しくは点滅(以下単に「点灯」という。)し、どのエレベータ102が最も早く来るかを表示すると共にエレベータ102が到着したことを知らせるものであり、エレベータホール107にいる全ての人に点灯している状態を分からせる必要がある。そのためホールランタン101が点灯する場合には、ホールランタン101の壁面より突出している部分109を光源の色に変色させ、正面にいる人だけでなく側方にいる人にも点灯している状態が確認できるようにする必要がある。
従来、このホールランタン101は、図8、図9に示す通り、壁面111に開設された取付穴112に嵌め込まれたケース113の底面114に光源として光が拡散するランプ115を配設し、ケース113を閉塞するように突起状の樹脂からなる表示体108が組み込まれたケース蓋116を嵌め込む構造を採用していた。これにより表示体108とランプ115との間に所定の距離を確保して表示体108全体をランプ115の色に変色させようとしていた。しかし、表示体108に使用されている樹脂が透明のアクリル樹脂であると、正面から見る人にはランプ115により表示体108が変色していることが分かり、ホールランタン101の点灯を確認できるが、側方から見る人には表示体108の壁面より突出している部分109の変色が分かり難く、ホールランタン101の点灯を確認することが難しいとの不具合があった。
この問題を解決するため下記特許文献1には、表示体108の材料として光拡散性を有する樹脂を使用することが提案されていて、この樹脂を使用し表示体108との間の距離を確保してランプ115を照射すると表示体108全体を変色させることが可能となり、表示体108の壁面より突出している部分109を側方から見ても変色していることが分かり、どの位置から見てもホールランタン101の点灯を確認できるようになった。従って、ホールランタン101を設置するには表示体108とランプ115との間に所定の距離を確保するため壁面111に取付穴112を開設することは必須であり、工事が大掛かりとなり、後日ホールランタン101を設置する場合、工事費が嵩むとの不具合を有していた。
また、図10に示すとおり、近年光源にランプ115の代替として薄い発光ダイオード121を用いることが行われており、これによりホールランタン101の奥行きh2を薄くすることができ、図9に示すランプ115の場合の奥行きh1と比較し、発光ダイオード121に変更した分(h1−h2)だけ薄くすることが可能となった。しかし、ホールランタンの奥行きを薄くするため発光ダイオードの周囲を直接突起状の表示体で覆うと、前述の光拡散性を有する樹脂を使用した場合であっても、一般に使用されている従来の発光ダイオードは指向性が高く前方に向かって照射するので前面部しか変色せず、正面から見る人には表示体が点灯していることが分かるが、側方から見る人には表示体が点灯していることが分かり難くいとの不具合は解決できなかった。よって、発光ダイオードを使用した場合でも壁面に取付穴を開設して表示体との間に所定の距離を確保する必要があり、ホールランタンの奥行きを薄くするにも限界があった。
更に、図11に示す通り、エレベータ102のホール107側及び出入口103側に面した乗場三方枠131に埋設された樹脂組成物132を表示体108として用いてホールランタン101とする場合、光源にランプ115を用いると表示体108とランプ115との間に所定の距離を確保するため、ランプ115の設置場所を設ける必要があり、狭い場所で設置するのに不具合があった。また、従来の発行ダイオードを使用すると指向性が高いため、表示体108に内設すると、正面であるエレベータ102の出入口103側から見る人には表示体108が点灯していることが分かるが、側面であるホール107側から見る人には表示体108が点灯していることが分かり難くいとの不具合があった。
特開2005−247999
本発明は上述の不具合点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、壁面に設置する場合に取付穴を開設することなく表面に貼設することができ、しかも光源に発光ダイオードを用いた場合であって表示体との間に所定の距離を確保することなく表示体全体を光源の色に変色させ、側方から見る人にも点灯していることが分かる表示器具を提供することである。
また、別の目的は、エレベータのホール側等に面した乗場三方枠・ホールの壁面・乗りかご内の壁面等に埋設された樹脂組成物を表示体とし、しかも光源に発光ダイオードを用いた場合であっても、表示体と発光ダイオードとの間に所定の距離を確保することなく表示体全体を光源の色に変色させ、正面から見る人だけでなく、側方から見る人にも点灯していることが分かる表示器具若しくは照明器具を提供することである。
また、別の目的は、エレベータの乗りかご内に表示器具・照明器具等を設置する場合に、簡易な工事により設置することが可能な奥行きが浅い表示器具・照明器具等を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る表示器具は、板状体の表面に取付穴を開設することなく螺子等にて設置される両側面を有する直方体状で突起状の表示器具であって、内部の構造物が見えない光拡散性を有する樹脂組成物である乳白アクリル樹脂からなり裏面側に嵌合穴部が形成されている内部表示体と前記内部表示体の表面側に一体成形されている表層部表示体とからなる直方体状の表示体と、前記表示体の表面に対向した裏面側に形成されている嵌合穴部に嵌合される状態で内設され前記表示体の表面に向かって照射し前記嵌合穴部の前面部を照射すると共に前記表示体の表面に対し平行若しくは傾斜する方向に照射し前記嵌合穴部の周辺部を照射し前記内部表示体全体を光源の色に変色させて前記表層部表示体全体を光源の色に変色させる拡散性発光ダイオードとを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項に係る表示器具は、請求項1に記載の表示器具であって、表示器具はエレベータが運行するエレベータホールに使用されるホールランタンであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項に係る表示器具は、請求項1に記載の表示器具であって、表示器具はエレベータが運行するエレベータホールに使用されるインジケータであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項に係る表示器具は、請求項1に記載の表示器具であって、表示器具はエレベータの乗りかご内の壁面・天井等に設置される表示器具であることを特徴とするものである。
上記構成を備えた請求項1に係る表示器具は、表示体に発光ダイオードが内設されていて、表示体と発光ダイオードとの間に所定の距離が設けられていない。従って、表示器具を設置するときに取付穴を開設することなくエレベータホールの壁面等の板状体の表面に貼設することができ、簡易な工事により設置できるので工事費を低減することができる。
また、本発明の表示器具は、エレベータのホール側等に面した乗場三方枠やホールの壁面等に樹脂組成物を埋設した場合、この樹脂組成物を表示体として用いることができ、しかも光源に発光ダイオードを用いた場合であっても、発光ダイオードを表示体に内設できるので、光源の設置場所の確保が不要となり、狭い場所に設置することができると共に、簡易な工事により設置できるので工事費を低減することができる。
また、請求項1に係る表示器具は、表示体に内設されている発光ダイオードが、表示体の表面に対し平行若しくは傾斜する方向に照射し、しかも表示体は光拡散性を有する樹脂で成形されているので、発光ダイオードを被覆している表示体の周辺部も変色させることができる。従って、正面から見る場合はもちろん、側方から見る場合であっても表示体の変色が分かり、どの角度から見ても表示器具の点灯を確認することができる。
しかも請求項に示す表示器具のように、表示体に光拡散性を有する樹脂として乳白アクリル樹脂を使用すると、光源として使用している発光ダイオードが透けて見えないので外観を向上することができ、更に請求項2及び3に示すように、それらの表示器具は、エレベーホールの壁面等に設置するホールランタン若しくはインジケータに使用するのに好適である。
また、本発明の表示器具のように、エレベータの乗りかご内の壁面・天井等に埋設された光拡散性を有する樹脂組成物を表示体とし、その表示体の表面に対し平行若しくは傾斜する方向に照射する発光ダイオードを光源として表示体に内設すると、光源の設置場所の確保が不要となり、表示器具を狭い場所で設置することができ、しかも乗りかご内の壁面・天井等に埋設されている樹脂組成物を表示体として利用するので、簡易な工事で設置でき工事費を低減することができる。


また、本発明の表示器具のように、発光ダイオードが表示体に内設されていると、光源の設置場所の確保が不要となるので奥行きを浅くすることができ、エレベータの乗りかご内の壁面に貼設することができ、また壁面に埋め込む場合でも浅い凹部を形成することで設置できるので、簡易な工事により設置でき工事費を低減することができる。




以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がない限り、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。
第1実施態様:
図1は、本発明に係る表示器具であるホールランタンの分解斜視図を示しており、図2は、図1のホールランタンの側面図であり、図3は組み立てられた状態を正面及び側面から見た説明図である。
本発明に係るホールランタン1は、表示体10と、基部20と、発光ダイオード50とを備えている。
表示体10は、内部表示体30及び表層部表示体40が一体に成形されており、内部表示体30及び表層部表示体40共に、中央部に遮光を目的とした金属製の仕切り43を挟んで上側表示体10Aと下側表示体10Bとが接合されている。表示体10の材質としては、光拡散性を有する乳白アクリル樹脂を用いるのが好適である。この乳白アクリル樹脂としては、一般に市販されているものを使用することができ、例えば、日東樹脂工業株式会社製のDR−IV T2―AXを使用することができる。なお、仕切り43を挿入しない場合には、上側表示体10Aと下側表示体10Bとの接合界面に遮光性塗料を塗布して両者(10A,10B)を直接接合すると良い。
基部20は、金属製であって、板状体である例えばエレベータホールの壁の表面60に螺子61で固定し、内部表示体30を嵌合させて表示体10を設置することができるようにするものであって、壁面60に密接させて固定するための螺子穴23が形成されている底面21と、底面21と直角に一体に成形されている周面22とからなり、周面22のうちの上周面22Aと下周面22Bには、嵌合された内部表示体30を固定するためのビス穴24が形成されている。
内部表示体30は、基部20に内嵌することができる大きさに成形されていて、基部20の底面21と接する裏面31側には、上側内部表示体30A及び下側内部表示体30B共に中央部に各1箇所、後述する発光ダイオード50を嵌合させる嵌合穴部32が形成されている。嵌合穴部32は、表層部表示体40側の発光ダイオード50の照射部51が嵌合される内部嵌合穴部32Aと裏面31側の発光ダイオード50の基盤52が嵌合される裏面側嵌合穴部32Bから構成されている。なお、内部表示体30の上面33A側と下面33B側には、上述の基部20のビス穴24に対応するビス穴34が形成されている。
表層部表示体40は、内部表示体30を基部20に内嵌させた状態において基部20と外形が同じ大きさになるように内部表示体30より大きく成形されている。
発光ダイオード50は、上側内部表示体30A及び下側内部表示体30Bの各中央部に形成されている嵌合穴部32に嵌合され、照射部51が表層部表示体40の表面44に向かって照射すると共に表面44に対して平行もしくは傾斜する方向にも照射する。このような発光ダイオード50としては、一般に市販されているものを使用することができ、例えば、TDOグラフィックス株式会社製のシャイニングアイ(L)を使用することができる。即ち、発光ダイオード50は、内部表示体30に嵌合された状態において、照射部51が内部嵌合穴部32Aの前面部35を照射すると共に、内部嵌合穴部32Aの周辺部36をも照射するものである。
上記構成のホールランタン1をエレベータホールの壁面60に設置するには、まず初めに基部20を壁面60に螺子61で固定し、次いで表層部表示体40と一体となった内部表示体30の各中央部に形成されている嵌合穴部32に発光ダイオード50を各々裏面31側から嵌合させた後、発光ダイオード50が嵌合されている内部表示体30を基部20に内嵌させ、最後にビス62で基部20と内部表示体30を固定することにより行う。よって、壁面60に取付穴を開設する必要がなくホールランタン1を容易に壁面60に貼設することが可能となる。
また、発光ダイオード50は、内部表示体30に嵌合された状態において、照射部51が内部嵌合穴部32Aの前面部35を照射すると共に、内部嵌合穴部32Aの周辺部36をも照射するので、内部表示体30の全体が発光ダイオード50の色に変色し、それにより内部表示体30と一体成形されている表層部表示体40全体が発光ダイオード50の色に変色する。よって、ホールランタン1の点灯を確認するとき、正面から見る場合はもちろん、側方から見る場合であっても表示体10が発光ダイオードの色に変色しているのが分かり、どの角度からでも点灯を確認することができる。
第2実施態様:
第2実施態様の表示器具は、第1実施態様と発光ダイオード50が異なる以外は、構成が同じであるので異なる部分について説明する。
第2実施態様の発光ダイオード50は、図2に示す通り、上側内部表示体30A及び下側内部表示体30Bの各中央部に形成されている嵌合穴部32に嵌合された状態において、照射部51が表層部表示体40の表面44に対して平行もしくは傾斜する方向にのみ照射するものである。即ち、発光ダイオード50は、内部表示体30に嵌合された状態において、照射部51が内部嵌合穴部32Aの前面部35を照射するものではなく、内部嵌合穴部32Aの周辺部36のみを照射するものである。
したがって、第2実施態様の場合には、発光ダイオード50は、内部表示体30に嵌合された状態において、照射部51が内部嵌合穴部32Aの前面部35を照射するものではなく、内部嵌合穴部32Aの周辺部36のみを照射するので、内部表示体30の周辺部36が発光ダイオード50の色に変色し、それにより内部表示体30と一体成形されている表層部表示体40全体が発光ダイオード50の色に変色する。よって、ホールランタン1の点灯を確認するとき、正面から見る場合はもちろん、側方から見る場合であっても表示体10が発光ダイオードの色に変色しているのが分かり、どの角度からでも点灯を確認することができる。
第3実施態様:
第3実施形態の表示器具は、エレベータのホール側及び出入口側に面した乗場三方枠に埋設された樹脂組成物を表示体とした表示器具1をホールランタンとして用いた場合であり、図4は、ホールランタンが取付けられているエレベータの乗り場周辺を示した斜視図、図5は、ホールランタンを乗場三方枠に取付けた状態を上方より見た説明図である。尚、ホールランタン1は、第1実施態様と同じく表示体10と発光ダイオード50とを備えているが、表示体10の構成が異なり、発行ダイオード50の構成は同じであるので、以下表示体10について説明する。
図4、図5に示す通り、表示体10は、エレベータ71の出入口72の左右両側及び上方の端部に設けられている乗場三方枠73の左側枠73Aの一部として、出入口72側とホール74側とに面して埋設されている。
表示体10は、垂直方向の中央部に遮光を目的とした金属製の仕切り43を挟んで、上側表示体10Aと下側表示体10Bとが接合されている。また、表示体10は、ホール74側に突設された突設部11を有すると共に、反ホール側に、表示体10を螺子62で壁に固定するための凹部12が形成されている。更に、出入口72側に面している表面14とは反対の裏面15には、上側表示体10A及び下側表示体10B共に中央部に各1箇所(図では、上側表示体10Aのみ示している。)、発光ダイオード50を嵌合させる嵌合穴部16が形成されている。嵌合穴部16は、表面14側の発光ダイオード50の照射部51が嵌合される内部嵌合穴部16Aと裏面15側の発光ダイオード50の基盤52が嵌合される裏面側嵌合穴部16Bとから構成されている。表示体10の材質としては、光拡散性を有する乳白アクリル樹脂を用いるのが好適である。この乳白アクリル樹脂としては、一般に市販されているものを使用することができ、例えば、日東樹脂工業株式会社製のDR−IV T2―AXを使用することができる。なお、仕切り43を挿入しない場合には、上側表示体10Aと下側表示体10Bとの接合界面に遮光性塗料を塗布して両者(10A,10B)を直接接合すると良い。
上記構成のホールランタン1をエレベータ71のホール74側及び出入口72側に面した乗場三方枠73に設置する場合、三方枠73の一部として予め埋設された樹脂組成物を表示体10として用いることができ、しかも発光ダイオード50を内設するだけなので、簡易な工事により設置することが可能となり、また、発光ダイオード50の設置場所の確保が不要となるので、狭い場所に設置することが可能となる。
しかも、発光ダイオード50は、表示体10に嵌合された状態において、照射部51が内部嵌合穴部16Aの前面部17を照射すると共に、内部嵌合穴部16Aの周辺部18も照射するので、表示体10の全体が発光ダイオード50の色に変色する。よって、ホールランタン1の点灯を確認するとき、出入口72側から見る場合はもちろん、ホール74側から見る場合であっても表示体10が発光ダイオード50の色に変色しているのが分かり、正面からだけでなく側面から見た場合でも点灯を確認することが可能となる。
第4実施態様:
第4実施形態は、エレベータのホール側に面した壁の一部として埋設された樹脂組成物を表示体とした表示器具1をインジケータとして用いた場合であり、第3実施態様と表示体10が異なる以外は、構成が同じであるので異なる部分について説明する。
図6(1)は、第4実施形態におけるインジケータ1の正面図、(2)は側面図である。第4実施形態の表示体10は、エレベータのホール側の壁の一部を形成するようにホール側に面して埋設されていて、表示体10の表面14にエレベータの移動している階数を示す数字19が表示されている。また、表示体10は、第3実施形態のように上側表示体と下側表示体とに分かれていないで一体となっているが、横方向に連続して複数個の表示体10が連結されていて、各表示体10の間には、遮光を目的として金属製の仕切り43が挟まれている。なお仕切りを用いないときは、接合界面に遮光性塗料を塗布して接合するとよい。また、裏面15には、発光ダイオード50を嵌合させる嵌合穴部16が各表示体10に形成されている。嵌合穴部16は、表面14側の発光ダイオード50の照射部51が嵌合される内部嵌合穴部16Aと裏面15側の発光ダイオード50の基盤52が嵌合される裏面側嵌合穴部16Bとから構成されている。
従って、上記構成のインジケータも第3実施形態と同様で、発光ダイオード50を表示体10に内設することが可能となるので光源の設置場所が不要となり、狭い場所に設置でき、簡易な工事が可能となる。
尚、第4実施態様は、エレベータのホール側に面した壁の一部として埋設された樹脂組成物を表示体とした表示器具1の場合を説明したが、乗りかご内の壁の一部として埋設された樹脂組成物を表示体とし、その表示体に発光ダイオードを内設させて店内案内掲示板・インジケータ等の表示器具並びに照明器具等に用いることが出来るのは言うまでもない。
第5実施態様:
第5実施形態は、エレベータのホール側に面した壁の一部として埋設された樹脂組成物を表示体として用いるのではなく、別個の樹脂組成物を表示体とし、各表示体を複数個横に連結した場合であり、第4実施態様とは表示体が異なるだけである。即ち、表示体は壁面に事前に埋設されているのではなく別個に独立したものであり、その各表示体に第4実施態様と同様に発光ダイオードを内設した表示器具であり、その表示器具を店内案内掲示板として用いた場合である。
この場合には、表示器具が別個に独立しているので、設置場所を適宜選択することが可能となる。即ち、エレベータの乗りかご内に後日凹部を形成し、設置することが可能となる。しかも、発光ダイオードは表示体に内設されているので、形成されている凹部の奥行きを浅くすることができ、簡易な工事で容易に設置することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るホールランタンの分解斜視図であり、(1)表示体、(2)発光ダイオード、(3)基部である。 図1に係るホールランタンの組み立て前の側面図であり、(1)表示体、(2)発光ダイオード、(3)基部である。 図1に係るホールランタンを組み立てた状態における、(1)正面から見た説明図、(2)側面から見た説明図である。 第3実施形態に係るホールランタンが取付けられているエレベータの乗り場周辺を示した斜視図である。 図4に係るホールランタンを乗場三方枠に取付けた状態を上方より見た説明図である。 第4実施形態に係るインジケータの(1)は正面図、(2)は側面図である。 ホールランタンの設置状態を示す説明図である。 従来例に係るホールランタンの拡大斜視図である。 図8に係るホールランタンの取付状態を示す断面説明図である。 別の従来例2に係るホールランタンの取付状態を示す断面説明図である。 別の従来例3に係るホールランタンの取付状態を示す断面説明図である。
符号の説明
1 ホールランタン(表示器具)
10,30,40 表示体
11 突設部
12 凹部
16,32 嵌合穴部
17,35 前面部
18,36 周辺部
20 基部
43 仕切り
50 発光ダイオード(LED)
51 照射部
52 基盤
60 壁の表面(板状体の表面)
72 出入口
73 乗場三方枠
74 ホール

Claims (4)

  1. 板状体の表面(60)に取付穴を開設することなく螺子等にて設置される両側面を有する直方体状で突起状の表示器具(1)であって、内部の構造物が見えない光拡散性を有する樹脂組成物である乳白アクリル樹脂からなり裏面(31)側に嵌合穴部(32)が形成されている内部表示体(30)と前記内部表示体(30)の表面側に一体成形されている表層部表示体(40)とからなる直方体状の表示体(10)と、前記表示体(10)の表面(44)に対向した裏面(31)に形成されている嵌合穴部(32)に嵌合される状態で内設され前記表示体(10)の表面(44)に向かって照射し前記嵌合穴部(32)の前面部(35)を照射すると共に前記表示体(10)の表面(44)に対し平行若しくは傾斜する方向に照射し前記嵌合穴部(32)の周辺部(36)を照射し前記内部表示体(30)全体を光源の色に変色させて前記表層部表示体(40)全体を光源の色に変色させる拡散性発光ダイオード(50)とを備えたことを特徴とする表示器具。
  2. 前記表示器具は、エレベータが運行するエレベータホールに使用されるホールランタンであることを特徴とする請求項に記載の表示器具。
  3. 前記表示器具は、エレベータが運行するエレベータホールに使用されるインジケータであることを特徴とする請求項に記載の表示器具。
  4. 前記表示器具は、エレベータの乗りかご内の壁面・天井等に設置される表示器具であることを特徴とする請求項に記載の表示器具。
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