JP3877601B2 - 発光ダイオードを使用した表示器 - Google Patents

発光ダイオードを使用した表示器 Download PDF

Info

Publication number
JP3877601B2
JP3877601B2 JP2002017773A JP2002017773A JP3877601B2 JP 3877601 B2 JP3877601 B2 JP 3877601B2 JP 2002017773 A JP2002017773 A JP 2002017773A JP 2002017773 A JP2002017773 A JP 2002017773A JP 3877601 B2 JP3877601 B2 JP 3877601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
light emitting
emitting diode
frame member
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002017773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003216076A (ja
JP2003216076A5 (ja
Inventor
隆司 澁谷
Original Assignee
株式会社島田電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島田電機製作所 filed Critical 株式会社島田電機製作所
Priority to JP2002017773A priority Critical patent/JP3877601B2/ja
Publication of JP2003216076A publication Critical patent/JP2003216076A/ja
Publication of JP2003216076A5 publication Critical patent/JP2003216076A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3877601B2 publication Critical patent/JP3877601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオードを使用した表示器に係り、特にエレベーターかご位置表示器等に好適な壁掛け或いは壁面に露出させて取付け可能な薄型の表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベーターが設置されている建物では、エレベーターホール或いはかご内には、かごが現在どの階床にいるのかを示すかご位置表示器が設けられている。このかご位置表示器は、通常、ホール或いはかご出入口の上方に建物壁面或いはかごパネル内に埋め込まれている。
図11は従来のエレベーターホールにエレベーターかご位置表示器101が設置された状態の一例を示す断面図であって、この位置表示器101は、階床を示す数字が表記されたグラス104を備え、この裏側に位置するランプ105を点灯させることによって、かごの現在いる階床を表示するようにしている。このランプ105はソケット106に入れられており、このソケット106はブラケット107を介してランプハウス108に取付けられ、パネル102の下面には蓋体109を有する点検口110が設けられている。ランプが切れて点灯しなくなったときは、蓋体109を開けて中からランプを取外し、新しいランプと交換するようになっている。
しかし、このようなかご位置表示器にあっては、パネル102の下面に蓋体109を有する点検口110を別途設けなければならず、このためコストが掛かり且つメンテナンスが面倒であるという問題があった。
【0003】
そこでパネルに点検口を設けず点検可能にしたエレベーターかご位置表示器が提供されている。例えば特開平9−77404号に開示されたエレベーターかご位置表示器がその一例である。
図12は、この公報に開示されたエレベーターかご位置表示器を示す断面図である。このかご位置表示器は、エレベーター出入口に配設されたパネル1に形成された一対の開口端2a、2bを有する取付孔2と、前記一対の開口端に遊びを設けて係合する一対の係合部4、5を有し階床が表記されたグラス3と、前記一対の係合部4、5の一方に設けられたばね6と、前記グラス3の裏面側に配設されたランプ13とを備え、前記グラス3を前記ばね6の付勢力によって前記開口端の一方2bに寄せて取付孔に固定し、また前記付勢力に抗して前記グラス3を前記開口端の他方2aに寄せて取付孔2から取外せるように構成されている。
この構成によると、パネル1には点検口を設ける必要がなくなり、コストを低減でき、またランプ13のメンテナンスにはパネル1の前方から簡単に行うことができる。
しかし、点検口を省ける代わり反面、取付孔の形状が複雑になり、しかも構造上壁埋め込み型にならざるを得ず、部品コスト及び壁工事等の費用が嵩むという課題を有していた。
【0004】
また、光源に複数の発光ダイオードを使用し、該発光ダイオードを選択的に点灯し異なる色を用いてかごの位置及び状態情報を知らせるエレベーターかご位置表示器も知られている。例えば特開平6−247648号に開示されたエレベーター用指示要素がその一例である。
このエレベーター用指示要素は、複数の発光ダイオードが装着された印刷回路板と、該複数の発光ダイオードを覆い矢印、階床数字等のシンボルが付され且つ観察者に所定の色で且つ影が無く表示する光ディフューザーと、該光ディフューザーを覆うレンズとからなり、これらの部材は取付けパネル壁面に埋め込まれ2本のスタッドにより着脱自在に固定される構成を有している。
この指示要素によると、各部材がパネルに着脱自在に固定されているので、光ディフューザー及び/又は印刷回路板を取り替えることにより、異なるシンボル及び異なる色の光に簡単に変更できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構成では、複数の発光ダイオードが印刷回路板上で林立し、該発光ダイオードを光ディフューザーで覆い、更に該光ディフューザー上にレンズを設けパネル壁面に埋め込む構造となっているため、パネル表面から印刷回路板までの距離が長くなり、埋め込み構造にならざるを得ない。また、かかる指示要素は、矢印、階床等を表示するシンボル毎に形成しなければならないことから、各指示要素を連続して配設することが出来ず、例え隣接して配設しても各指示要素間は光ディフューザー及びレンズにより隔離しなければならない。そのため、結局、部品点数が多くなり、しかも各部品が複雑な構造になり、製造コストが高価になり且つ組立てが難しく、しかも埋め込み構造にしなければならないので、建物或いはかごパネルには該表示器を取付けるための工事が必要になり工事費等が嵩み、一方でメンテナンスが面倒であるという課題があった。
【0006】
本発明は、前記公知技術が抱える課題を解決するためになされたものであって、その発明の目的は、組立てを簡単にした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
本発明の他の目的は、組立てを簡単にすると共にメンテナンスを容易にした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、発光ダイオードの光を効率よく表示プレートへ伝達するようにした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
更に他の目的は、発光ダイオードの交換を容易にした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
【0007】
更にまた他の目的は、バリエーションに富んだ表示を可能とした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
更にまた他の目的は、発光ダイオードに接続されたリード線を整然と配線できるようにした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
更にまた他の目的は、両面から表示可能とした発光ダイオードを使用した薄型の表示器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の手段・構成により達成することができる。
【0009】
本発明の第1の発光ダイオードを使用した表示器は、(a)所定間隔を空けて一列に配設された複数の開口を有すると共に、該各開口に対応しこの開口と一側壁又は両側壁との間に形成された一対のスリットを有する透光性樹脂材料からなる中間パネルと、(b)該各開口に挿入された各種表示記号が付された透光性の表示プレートと、(c)該中間パネル及び表示プレートの少なくとも一方の表面を被覆する透光性の表面パネルと、からなる積層体と、該積層体の周囲に着脱自在に取付けられ該積層体を固定する枠部材と、該枠部材のうち前記スリットを覆う枠部材内に前記一対のスリット間に対向する位置に配設された発光ダイオード光源と、を備え、前記一対のスリットは、前記開口の上下又は左右何れかの周縁辺と側壁とを結ぶ平行線上又は該線上から上下又は左右にずれた線上にあって、該側壁から該開口縁への途中までの長さに亘る所定の長さを有し、且つ前記中間パネルの厚さに亘って形成されたことを特徴とする
この構成により、発光部位に高輝度の発光ダイオードを使用し、且つ該発光ダイオードが積層体の側壁に配設されるので、表示器を薄型にできる。また、枠部材が積層体に着脱自在に装着されることにより、発光源の取替えが簡単になると共にメンテナンスが容易になる。
【0010】
この発明の表示器は、前記中間パネルを構成する透光性を有する樹脂材料に、無色透明又は色付きアクリル樹脂を使用し、また前記表示プレートがその一面にマイクロクラック加工により各種表示記号を付すことが望ましい。また、前記各開口には、隣接する開口が存在する側の一辺と前記表示プレートとの間に遮光部材がそれぞれ配設されることが望ましい。更に、前記枠部材は、該枠部材表面が表面加工され、内部に発光ダイオード装着板及び配線が挿通されるダクトで形成され、また前記ダクトは、横断面の開口部が狭く、奥部が広がったコ字状であり、対向する内周壁にそれぞれ溝が形成され、該溝に発光ダイオード装着板がスライド装着され、更にまた、前記発光ダイオード装着板は、該表面上に1個乃至複数個の発光ダイオードが装着されることが望ましい。
【0011】
この構成により、発光ダイオードからの光は、透明なアクリルパネルを通過して表示プレートに到達し、該表示プレートに刻設された各種表示記号を効率良く照射できる。また、発光ダイオードからの光は、各開口に対応して設けられた一対のスリット及び/又は遮光部材で遮られ他の開口へ到達し、該開口内に挿入された表示パネルを照射することが阻止される。更に、複数の発光ダイオード装着板は枠部材にスライド装着できるので、異なる発光ダイオード装着板の入れ換えが簡単になり、しかも、1個乃至複数個の発光ダイオードに任意の色を発光するダイオードを選定して装着し、所定の順序で発光することにより、バリエーションに富んだ表示を行うことができる。
更にまた、発光ダイオードに接続されたリード線は、ダクト内を通り外部へ導出されるので、リード線がバラバラにならず配線が整然となる。結局、この構成により、従来プレート及び発光光源をそれぞれ個別の箱体に収納していた箱体が不要になり表示器を薄型に形成できる。しかも、壁に露出して簡単に取付可能となるので、表示内容の変更に伴い、部品交換が容易になり、或いは表示器を簡単に交換できる。
【0012】
本発明の第2の発光ダイオードを使用した表示器は、(a)所定間隔を空けて一列に配設された複数の開口を有すると共に、該各開口に対応しこの開口と一側壁又は両側壁との間に形成された一対のスリットを有する透光性樹脂材料からなる中間パネルと、(b)該各開口に挿入され、少なくとも一方の面の全面にマイクロクラック加工が施された透光性の表示プレートと、(c)前記表示プレートに対応する位置に各種表示記号が付され、該中間パネル及び表示プレートの少なくとも一方の表面を被覆する透光性の表面パネルと、からなる積層体と、該積層体の周囲に着脱自在に取付けられ該積層体を固定する枠部材と、該枠部材のうち該スリットを覆う枠部材内に一対のスリット間と対向して配設された複数の発光ダイオード光源とを備え、前記一対のスリットは、前記開口の上下又は左右何れかの周縁辺と側壁とを結ぶ平行線上又は該線上から上下又は左右にずれた線上にあって、該側壁から該開口縁への途中までの長さに亘る所定の長さを有し、且つ前記中間パネルの厚さに亘って形成されたことを特徴とする。この構成により、発光部位に高輝度の発光ダイオードを使用し、且つ該発光ダイオードが積層体の側壁に配設し、両面から表示プレートが照射されるので、両面表示ができる表示器を薄型にできる。また、枠部材が積層体に着脱自在に装着されることにより、発光源の取替えが簡単になると共にメンテナンスが容易になる。
【0013】
この表示器は、前記中間パネルを構成する透光性を有する樹脂材料に無色透明又は色付きアクリル樹脂を使用し、前記表面パネルが前記中間パネル及び表示プレートの両方の表面を被覆することが望ましい。また、前記各開口には、隣接する開口が存在する側の一辺と前記表示プレートとの間に遮光部材がそれぞれ配設されることが望ましい。更に、前記枠部材は、該枠部材表面が表面加工され、内部に発光ダイオード装着板及び配線が挿通されるダクトで形成し、前記ダクトは、横断面の開口部が狭く、奥部が広がったコ字状であり、対向する内周壁にそれぞれ溝が形成され、該溝に発光ダイオード装着板がスライド装着され、更に前記発光ダイオード装着板は、該表面上に1個乃至複数個の発光ダイオード装着することが望ましい。
【0014】
この構成により、発光ダイオードからの光は、透明なアクリルパネルを通過して表示プレートに到達し、該表示プレートに刻設された各種表示記号を効率良く照射できる。また、発光ダイオードからの光は、各開口に対応して設けられた一対のスリット及び/又は遮光部材で遮られ他の開口へ到達し、該開口内に挿入された表示パネルの照射が阻止される。更に、複数の発光ダイオード装着板は枠部材にスライド装着できるので、異なる発光ダイオード装着板の入れ換えが簡単になり、しかも、1個乃至複数個の発光ダイオードに任意の色を発光するダイオードを選定して装着し、所定の順序で発光することにより、バリエーションに富んだ表示を行うことができる。更にまた、発光ダイオードに接続されたリード線は、ダクト内を通り外部へ導出されるので、リード線がバラバラにならず配線が整然となる。
結局、この構成により、従来技術でプレート及び発光光源等が個別の箱体に収納されていた、その箱体が不要とされ、表示器を薄型に形成でき、しかも、表示内容の変更に伴い、表示プレート、発光ダイオード或いは発光ダイオード装着基板等の部品交換が容易になり、他の表示器に簡単に変更でき、しかも壁面に露出して簡単に取付可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、本発明は、図示されたエレベーターかご位置表示器に限定されず、一般の表示器、例えば各種位置或いは状態等を表示する表示器として構成できるものであり、この構成は、以下の本実施形態の説明で示唆する方法から実施でき、或いは極めて容易に類推できることであるので、個々の表示器に関する説明は省略する。
【0016】
図1は、エレベーターかご位置表示器を示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図、同図(C)は(A)のA−Aの断面図である。なお、図の点線で示された部分は、後述する部材の輪郭或いは位置関係を示し、説明を容易にするためのもので、実際の表示器では表面から隠れ見えない。
図2は、第2プレートを示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。図3は、第1、第3プレートを示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。
【0017】
エレベーターかご位置表示器20は、表示パネル積層体30と、該積層体の周囲に装着され該積層体を固定する枠部材50とからなる。うち表示パネル積層体30は、所定の幅、長さ及び厚さを有する同一形状のパネル、例えば矩形状の第1、第2及び第3パネル36、31及び38の3枚が順次積層された積層構造をなしている。
第1、第3パネル36、38は、何れも同じ形状を有し、図3に図示され、うち第3プレート38は同図において該プレート部分の符号に括弧が付されている。各第1、第3パネル36、38は、所定の幅部分36a(38a)、長さ部分36b(38b)及び厚さを有する矩形状板体からなる。なお、符号37a〜37g、39a〜39gはねじ取付孔である。(図には37a、37d、37e、37g及び39a、39d、39e、39gのみ図示)。
第1パネル36は、表面パネルとして機能するものであって、透光性を有する材料、例えば透明或いは着色ガラス、或いはアクリル樹脂材料で形成される。また第3パネル38は、第2パネル31の裏面に積層され裏面カバーとして機能するものであって、第1パネル36と同じ材料或いは不透明な樹脂材料で形成される。
【0018】
第2パネル31は、第1、第3パネル36、38の間に介在される中間パネルで、発光ダイオード(以下、LEDという)からの光を伝達し表示プレートを照射する導光体として機能するものであって、表面中央の長手同一軸線上に一定間隔を空けて複数の開口33a〜33hと、該開口33a〜33hに対応したスリット34aと34a’〜34hと34h’とを有し、透光性を有するアクリル樹脂材料、例えば無色透明又は色付きのアクリル樹脂材料で形成される。具体的なアクリル樹脂材料として例えば以下のものが使用される。
三菱レイヨン製の製品名:グレースモークアクリル(N083、84、85、97、99)、ブラウンスモーク(550)、グリンスモーク(540)、オパールアクリル(441、435、432、422)、或いは日東樹脂工業製の製品名:CLAREX(000、102、122、132、133、205、300、305、405、432、435、441500、505、604、610、705、903、905)、カナセ工業製の製品名:カナセライト300クリア、332オパール、305L蛍光グリン。
該各開口33a〜33hは、矩形或いは正方形状を有し、頂部の開口33aは、他の開口33b〜33hより若干大きな矩形状開口をなし、例えば「満員」表示プレート40aが嵌め込まれる。他の開口33b〜33hは、ほぼ同じ正方形状開口であって、該各開口にはそれぞれ、アップダウンを示す矢印、或いは階床フロア数字1〜5を示す表示プレート40b〜40hが嵌め込まれる。
【0019】
側壁に設けられる一対のスリット34aと34a'〜34hと34h'は、矩形ないし正方形状開口33a〜33hの上下周縁辺、例えば開口33aにあっては上下周縁辺33a、33a、或いは開口33cにあっては33c、33c(他の開口33b、33d〜33hも同じで図では該上下周縁辺は33a、33cについてのみ図示)から側壁31bへ伸びるほぼ平行線上、或いは該平行線からパネル31の長手方向の上下に若干ずれた位置にあって、側壁から開口への途中までの長さに亘って形成される。途中までの長さは、後述する枠部材50の取付片端で覆われる長さにすることが好ましい。また、該スリット34aと34a'〜34hと34h'を該平行線間の内側に設ける場合、表示板上に形成される文字又は記号の外輪郭と接する平行線上に設けられる。すなわち、表示板上に形成された文字が「満員」の場合、文字「満員」の外輪郭と接する平行線上(間隔hで図示されている)に設けられる。(図4(A)(a)参照)。数字「5」も同じであって数字の外輪郭と接する平行線上(間隔hで図示されている)に設けられる。(図4(B)(a)参照)。該スリット34aと34a'〜34hと34h'は、所定の幅、例えば0.2mmを有する溝であって、後述するLED光源からの光が該スリットで反射され、他の開口へ到達して他の開口内の表示プレートをぼんやり照射し、誤った表示乃至不快感を与えることを防止する光遮蔽機能を果たす。
【0020】
この実施形態では、該スリットが一方の側壁31bに形成されているが、他の側壁31dにも同様の方法により形成してもよい。
またこの実施形態では、第1〜第3パネル31、36及び38は、縦長の短冊状のもので説明したが、これに限定されず、任意の形状で形成したパネルを使用することもできる。例えば、各パネルは、横長矩形状、円形状、楕円形状等に形成できる。また、第2パネルに設けられた複数の開口形状は、矩形状或いは正方形状でなく任意の形状、例えば円形状、楕円形状、三角形状に形成してもよい。
【0021】
図4は、表示プレートを示し、同図(A)は「満員」表示プレートであって(a)はその正面図、(b)は側面図、同図(B)は「5」表示プレートであって(a)はその正面図、(b)は側面図である。
各表示プレート40a〜40hは、前記第2パネル31に形成された開口33a〜33hより若干小さい形状に形成され該開口へ嵌り込む大きさを有し、その厚さは第2パネル31とほぼ同じ厚さtであって、第2パネル31と同一材料で形成される。各表示プレート40a〜40hの一部、「満員」表示プレート40a、及び「5」表示プレート40cが図4(A)、(B)に示されている。
図4にみられるように、表示プレート40a、40cには、各裏面に「満員」或いは「5」の文字、数字がマイクロクラック加工により刻設される。なお、このマイクロクラック技術は、液晶ディスプレーのバックライト開発過程から生まれた公知の技術であって、透明アクリル板に幅数μm、深さ15〜20μm程度のマイクロクラックが形成され、導光板の片端から入光する光がパネル内に伝わってマイクロクラックの部分で屈折され、パネル両面に光が散乱して出射されることで、従来のサインパネルでは出せなかった輝きと画像部全体に渡って均一に発光する特徴を持っている。
【0022】
図5は、光反射及び光遮蔽部材を示し、同図(A)は光反射部材の正面図、同図(B)は光遮蔽部材の正面図である。
光反射部材46は、LEDからの光を反射させ効率良く表示プレートを照射するものであって、第2パネルの厚さtと開口幅33a〜33h(33a、33cのみ図示)とほぼ同じ長さを有し、光を反射する部材、例えば樹脂材からなる白色フィルムが使用される。
また光遮蔽部材47は、LEDからの光が他の開口へ到達する光を遮光するものであって、第2パネルの厚さtと開口幅33a〜33h(33a、33cのみ図示)とほぼ同じ長さを有し、光を遮蔽する部材、例えば樹脂材からなる黒色フィルムが使用される。このフィルムには、特にカーボンブラック等を練り込み、加熱延伸したポリエチレンテレタレートフィルムの両面に特殊艶消し加工をしたソマブラックフィルムが好ましい。
光反射部材及び光遮蔽部材は、第2パネルの開口に合わせ矩形状片で形成されたが、該各部材の形状は第2パネル開口形状の変更に伴い、該開口にそれぞれ合致するように変形される。
【0023】
図6は、枠部材を示し、同図(A)は表示パネル積層体の各側壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(B)は表示パネル積層体の下壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(C)は同表示パネル積層体の上壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(D)は(C)の一部側面図である。図7は、図6(C)のA−Aの拡大断面図である。枠部材50は、表示パネル積層体30の両側壁に取付けられる側壁枠部材片50b、50dと、上壁に取付けられる上壁枠部材片50aと、下壁に取付けられる下壁枠部材片50cとからなり、積層体30の各側壁或いは上下壁とほぼ同じ長さを有し、任意の材料、例えば各種木材、アルミ、ステンレス、各種樹脂材料等で形成される。なお、側壁枠部材片50b、50dは、同一構造を有するので、図6(A)に同一図面で図示され、一方の枠部材片50dは、符号に括弧が付されている。各枠部材片50a〜50dは、積層体に取付けられた状態で化粧枠となるように第1パネルと同一面側の表面に化粧仕上げが施される。例えば各種木材にあっては、各種木目が現われるように、またアルミ、ステンレスにあっては表面加工により艶出し、更に各種樹脂材料にあっては各種色の樹脂材料を使用して化粧仕上げが行われる。各枠部材片の両端部は、互いに接合された際に矩形状の額縁に似た枠体が形成されるように所定角度、例えば45度の傾斜面で切断され、また各枠部材片50a〜50dのうち、積層体30の上部に取付けられる枠部材片50aの背部にリード線(図示せず)が該枠部材片から外部へ導出されるリード線導出口59が設けられ、更に長手軸方向と直交する断面形状が横断面の開口部が狭く、奥部は広がったコ字状のダクトに形成される。
【0024】
各枠部材片の断面形状は、何れもほぼ同一形状を有するので、共通部分を図7の拡大断面図を参照して説明する。この拡大図にみられるように、コ字状をした枠部材片は、コ字状開口の入口52が狭く、奥部に該入口より大きいスペースを有する中空室53bが形成される。開口入口52には、一対の取付片52b、52b'が長手方向にほぼ平行に形成され、各取付片の間隔は積層体30が挿入される長さであり、該各取付片にねじ穴が設けられている。なお、図6(A)〜(C)に図示された取付片52b(52d)における小さな○はこのねじ穴を示す。中空室53bは、長手軸方向と直交する断面形状がほぼ正方形状の壁で囲まれ、開口入口52に対向した壁面中央部に突起部54b、54b'が設けられ、該突起部にそれぞれ凹状溝55b、55b'が形成される。該各凹状溝55b、55b'の間隔は、後述するLED装着板の幅とほぼ同じ長さであり、該各凹状溝内に該LED装着板がスライド装着される。中空室53bの奥壁に凹状溝56bが形成され、積層体30の側壁に該取付片が装着される際に、該凹状溝56b部分が弾性変形により拡がり、該取付片の取付を容易にする。
【0025】
以上は、各枠部材片50a〜50dの共通部分に関する説明であるが、うち枠部材片50aには、他の枠部材片とは異なるリード線導出口が設けられる。すなわちこの導出口は、中空室53bの奥壁に設けられた長穴58と側壁51b’に設けられた円形穴59とからなる。該導出口からは、一端が各LED等に接続された複数のリード線が、枠部材片の中空室53bで収束され、長穴58及び円形穴59を通って外へ導出される。符号57bは枠部材の側壁面の形状を示す。
なお枠部材50は、複数の枠部材片50a〜50dで形成されたが、各枠部材片のうち3個の枠部材片50a、50c、50dを結合し、逆コ字状の枠部材片で形成し、残りの枠部材片50bを逆コ字状の枠部材片及び積層体に着脱自在に装着してもよい。また該枠部材は、積層体30の形状変更に合わせて、積層体の周囲に装着できるように任意の形状に変更される。
【0026】
図8は、補強材を示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。補強材60は、ほぼL字状をなし積層体31に枠部材片50a〜50dが取付けられる際に、各枠部材片50a〜50dの接合部において、枠部材の裏面に装着され接合固定を確実にするものである。この補強材は、2つの細長短片61a、6cが一端で一体結合されほぼL字状をなし所定の厚さを有する板体61からなり、金属乃至合成樹脂材料で形成される。この板体61の細長短片61a、6cには、複数の取付ねじ穴62a〜62dが穿設される。
【0027】
図9はLED装着基板を示し、同図(A)は3個のLEDを装着された基板の正面図、同図(B)は5個のLEDを装着された基板の正面図、同図(C)は各基板の側面図である。図10は、LED回路を示し、同図(A)は図9(A)に対応する回路図、同図(B)は図9(B)に対応する回路図である。
図9には、複数のLED装着基板70、75のうち、LED装着基板70には3個のLED、またLED装着基板75には5個のLEDがそれぞれ装着され、各LED装着基板70、75は、装着されるLEDの個数が異なるのみで基板の形状はほぼ同一である。すなわち各LED装着基板70、75は、幅部分71a、76aが枠部材の突起間の距離と同じで、厚さは該突起に設けられた溝幅より若干薄くなっている。
LED装着基板70は、表面中央の長手方向同一軸線上に3個のLED72a〜72cがほぼ等間隔に装着され、裏面に抵抗器73(点線で図示)が取付けられ、両者が電気的に接続されている。3個のLEDは、例えば何れも電圧24Vで作動する緑色発光ダイオードであって、該ダイオードには抵抗器73が直列接続され、その抵抗値は、例えば680オームのものが使用される。
LED装着基板75も、表面中央の長手方向同一軸線上に5個のLED77a〜77eが等間隔に装着され、裏面に抵抗器78a、78b(点線で図示)が取付けられ、両者が電気的に接続されている。
5個のLEDは、例えば何れも電圧24Vで作動する赤色或いは黄色の発光ダイオードであって、該ダイオードは赤色発光ダイオード或いは黄色発光ダイオード毎に、3個の発光ダイオード77a〜77cと抵抗器78aとの直列接続体と、2個の発光ダイオード77d、77eと抵抗器78bとの直列接続体とが電源に並列接続され、抵抗器78a、78bの抵抗値は、820オーム或いは910オームのものが使用される。
【0028】
次に、表示器の組立て方法及び表示方法を説明する。
先ず、中間となる第2パネル31の裏面に第3パネル38が接合され、該第2パネル31の各開口33a〜33hに、表示内容に応じた表示プレート40a〜40hがそれぞれ挿入される。すなわち、開口33aには「満員」表示プレート40aが、開口33b〜33hには「上矢印」、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」及び「下矢印」が付された表示プレートがそれぞれ挿入される。また該表示プレート挿入の際に、各開口の周壁33a〜33h(図2(A)に33a、33cのみ図示)の周側壁と各表示プレートとの間に反射部材46が、また隣接する側壁33a〜33h(図2(A)に33a、33cのみ図示)と各表示プレートとの間に光遮光部材47がそれぞれ挟み込まれる。次いで、第2パネル31の表面に第1パネル36が接合され、第1、第2及び第3パネル36、31、38からなる積層体30が形成される。
【0029】
次に、この積層体30の周囲側壁には、各枠部材片50a〜50dが取付けられる。該各枠部材片のうち、枠部材片50b内には、予め所定のLED装着基板70、75が装着される。その装着方法は、第2パネルの各開口に挿入された表示片に応じて、赤色、黄色或いは緑色の光を発光するLED装着基板70、75をダクトの溝内にスライド挿入され、各LED装着基板を各開口内の表示片と対応させる。この位置合わせには、各LED装着基板間に必要に応じてスペーサ(図示せず)が挿入される。
各枠部材50a〜50dが積層体30の周囲に嵌め込まれ、任意の固着手段、例えばボルト、ナットにより固定される。この状態の一部が図1(C)に図示され、該図から、枠部材片50bの開口52が積層体30の側壁に嵌め込まれ一対の取付片52b、52b’に設けられた取付孔にボルト80bが挿通され締結された状態が容易に理解できるはずである。
一方また、各枠部材50a〜50dは、各枠部材片の接合部にそれぞれL字状補強材60a〜60dが当接され、該補強材取付ねじ穴62a〜62dにボルトが挿入され(該ボルトは図1(A)、(B)に符号81a、81cのみ図示)各枠部材片が堅固に固定される。この組立て状態で各LED装着基板に装着された各LEDは、図1(C)に見られるように第2パネルの側壁に近接乃至ほぼ接触状態の位置に保たれる。また、各LED及び抵抗器に接続された複数本のリード線(図示せず)は、各枠部材片50b、50aの中空室を経て枠部材片50aの導出口58、59から外に導出される。
【0030】
導出されたリード線は、エレベーターの表示制御盤(図示せず)に接続され、エレベーターの表示制御盤からの指令により、エレベーターかご位置に応じて、表示プレートが発光される。
例えば、かごが1階フロアから他フロアからの呼びに応じて上昇する場合、表示プレート40bが青色に点灯し、かごの移動に応じて各フロア1から呼び階床の表示プレート「1」、「2」・・「5」で黄色に発光される。また、かご内の乗客が満員の場合は、「満員」表示プレート40aが赤色で表示される。
また、第2パネルの他の側壁31dに同様のスリットが形成され、該側壁に取付けられる枠部材片50d内にLED装着板が装着される場合、LED装着基板は、該枠部材片50bに装着された配列でもよく、他の色を発色するLED装着基板に換えて配列してもよく、或いは他の光源を用いてもよい。
この場合の表示方法は、前記の表示方法と同様に行ってもよく、他の配列或いは他の色を発光するLED或いはLEDの組合わせに代えて配設したり、更には他の光源を用い、これらの光源を単独或いは組合わせることにより、任意の形式で表示プレートを照射することができる。
【0031】
次に本発明の第2の実施形態を前記第1実施形態の図面を引用して説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と共通の構成を有するので、説明を簡単にし特徴を明確にするために共通部分の説明を省略し、異なる部分について詳述する。
この表示器は、前記表示器とは別の方法で何れか一方の表面或いは両面から表示サインを表示できるようにしたものであって、前記積層体30を構成する第1及び第3パネル36、38の何れか1つのパネル或いは両パネル面上に各種表示記号が付された点に特徴がある。
すなわち第1、第3パネル36、38は、何れか1つのパネル或いは両パネルに各表示プレート33a〜33hに対応する表面上に各種表示記号、例えば「満員」、「上下矢印」、「5」等の数字が設けられる。第1、第3パネル36、38の材質は、透明或いは不透明材料何れでもよく、透光性のない不透明材料を使用した場合は、該各種表示記号を該記号の部分が透光できるように特殊加工、例えば打ち抜き等が施される。また同様に透明材料を使用した場合、該記号の部分に表示文字を付し、或いは全面を透光性のない塗料等を塗布し、該各種記号の部分から透光され表示サインが表示される。
また、第1、第3パネル36、38の表面に前記各種表示記号を付される場合、各パネル36、38の該表示記号は、一方のパネルに付された該表示記号が裏面からみた形状に付され、表示器の表裏又は左右何れからみても裏返しされた状態でなく正常な文字、記号が表示されるようになされる。
また、前記各表示プレート33a〜33hは、表面又は裏面、或いは表裏面双方にマイクロクラック加工が施され、LEDからの光は該加工が施された面から照射される。
【0032】
枠部材50は、各枠部材片50a〜50dの表裏何れかの表面(表示サインが表示される面)或いは両面に化粧仕上げが施される。また、該枠部材片の何れかの枠部材片に建物等の壁面に取付できるように公知の取付手段(図示せず)が設けられ、該取付手段により表示器を壁面等に垂直に取付けられ、表示器の表裏或いは左右へ該表示記号が表示される。
この表示器の組立て方法及び使用方法は、第1実施形態の表示器と同じであるので説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の発明によれば、発光部位に高輝度の発光ダイオードを使用し、且つ該発光ダイオードが積層体の側壁に配設されるので、表示器を薄型にできる。また、枠部材が積層体に着脱自在に装着されることにより、発光源の取替えが簡単になると共にメンテナンスが容易になる。
また発光ダイオードからの光は、透明なアクリルパネルを通過して表示プレートに到達し、該表示プレートに刻設された各種表示記号を効率良く照射できる。
更に発光ダイオードからの光は、各開口に対応して設けられた一対のスリット及び/又は遮光部材で遮られ他の開口へ到達し、該開口内に挿入された表示パネルを照射することを阻止できる。更にまた、複数のLED装着板は枠部材にスライド装着できるので、異なるLED装着板への入れ換えが簡単になり、しかも、1個乃至複数の発光ダイオードに任意の色を発光するダイオードを選定して装着し、所定の順序で発光することにより、バリエーションに富んだ表示を行うことができる。
更にまた、LEDに接続されたリード線は、ダクト内を通り外部へ導出できるので、リード線がバラバラにならず配線が整然となる。
結局、この構成により、従来プレート及び発光光源が個別の箱体に収納した箱体を不要にでき表示器を薄型に形成できる。しかも、壁に露出して簡単に取付可能となるので、表示内容の変更に伴い、部品交換が容易になり、或いは他の表示器を簡単に交換できる。
【0034】
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、建物壁面から突出させて取付け、左右方向への表示が可能になる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のエレベーターかご位置表示器を示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図、同図(C)は(A)のA−Aの断面図である。
【図2】 前記表示器の第2プレートを示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。
【図3】 前記表示器の第1、第3プレートを示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。
【図4】 前記表示器の表示プレートを示し、同図(A)は「満員」表示プレートであって(a)はその正面図、(b)は側面図、同図(B)は「5」表示プレートであって(a)はその正面図、(b)は側面図である。
【図5】 前記表示器の光反射及び光遮蔽部材を示し、同図(A)は光反射部材の正面図、同図(B)は光遮蔽部材の正面図である。
【図6】 前記表示器の枠部材を示し、同図(A)は表示パネル積層体の各側壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(B)は表示パネル積層体の下壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(C)は同表示パネル積層体の上壁に取付けられる枠部材片の正面図、同図(D)は(C)の一部側面図である。
【図7】 図7は、図6(C)のA−Aの拡大断面図である。
【図8】 前記表示器の補強材を示し、同図(A)は正面図、同図(B)は(A)の右側面図である。
【図9】 前記表示器のLED装着基板を示し、同図(A)は3個のLEDを装着された基板の正面図、同図(B)は5個のLEDを装着された基板の正面図、同図(C)は各基板の側面図である。
【図10】 前記表示器のLED回路を示し、同図(A)は図9(A)に対応する回路図、同図(B)は図9(B)に対応する回路図である。
【図11】 従来技術の断面図である。
【図12】 同従来技術の断面図である。
【符号の説明】
20 表示器
30 積層体
31 中間パネル(第2パネル)
33a〜33h 開口
34aと34a’〜34hと34h’ 一対のスリット
36 表面パネル(第1パネル)
38 第3パネル(裏面パネル)
40a〜40h 表示パネル
46 反射部材
47 光遮蔽部材
50 枠部材
50a〜50d 枠部材片
53a ダクト
70、75 発光ダイオード装着板
72a〜72c、77a〜77e 発光ダイオード

Claims (14)

  1. (a)所定間隔を空けて一列に配設された複数の開口を有すると共に、該各開口に対応しこの開口と一側壁又は両側壁との間に形成された一対のスリットを有する透光性樹脂材料からなる中間パネルと、
    (b)該各開口に挿入された各種表示記号が付された透光性の表示プレートと、
    (c)該中間パネル及び表示プレートの少なくとも一方の表面を被覆する透光性の表面パネルと、
    からなる積層体と、
    該積層体の周囲に着脱自在に取付けられ該積層体を固定する枠部材と、
    該枠部材のうち前記スリットを覆う枠部材内に前記一対のスリット間に対向する位置に配設された発光ダイオード光源と、
    を備え、
    前記一対のスリットは、前記開口の上下又は左右何れかの周縁辺と側壁とを結ぶ平行線上又は該線上から上下又は左右にずれた線上にあって、該側壁から該開口縁への途中までの長さに亘る所定の長さを有し、且つ前記中間パネルの厚さに亘って形成されたことを特徴とする発光ダイオードを使用した表示器。
  2. 前記中間パネルの透光性樹脂材料が無色透明又は色付きアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  3. 前記表示プレートの各種表示記号が該表示プレートの一面にマイクロクラック加工により設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードを用いた表示器。
  4. 前記各開口には、隣接する開口が存在する側の一辺と前記表示プレートとの間に遮光部材がそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  5. 前記枠部材は、該枠部材の表面が表面加工され、内部に発光ダイオード装着板及び配線が挿通されるダクトで形成されたことを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  6. 前記ダクトは、横断面の開口部が狭く、奥部が広がったコ字状であり、対向する内壁にそれぞれ溝が形成され、該溝に発光ダイオード装着板がスライド装着されることを特徴とする請求項5記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  7. 前記発光ダイオード装着板は、該表面上に1個乃至複数個の発光ダイオードが装着されていることを特徴とする請求項6記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  8. (a)所定間隔を空けて一列に配設された複数の開口を有すると共に、該各開口に対応しこの開口と一側壁又は両側壁との間に形成された一対のスリットを有する透光性樹脂材料からなる中間パネルと、
    (b)該各開口に挿入され、少なくとも一方の面の全面にマイクロクラック加工が施された透光性の表示プレートと、
    (c)前記表示プレートに対応する位置に各種表示記号が付され、該中間パネル及び表示プレートの少なくとも一方の表面を被覆する透光性の表面パネルと、からなる積層体と、
    該積層体の周囲に着脱自在に取付けられ該積層体を固定する枠部材と、
    該枠部材のうち該スリットを覆う枠部材内に一対のスリット間と対向して配設された複数の発光ダイオード光源とを備え、
    前記一対のスリットは、前記開口の上下又は左右何れかの周縁辺と側壁とを結ぶ平行線上又は該線上から上下又は左右にずれた線上にあって、該側壁から該開口縁への途中までの長さに亘る所定の長さを有し、且つ前記中間パネルの厚さに亘って形成されたことを特徴とする発光ダイオードを使用した表示器。
  9. 前記中間パネルを構成する透光性を有する樹脂材料は、無色透明又は色付きアクリル樹脂であることを特徴とする請求項8記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  10. 前記表面パネルが前記中間パネル及び表示プレートの両方の表面を被覆することを特徴とする請求項8に記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  11. 前記各開口には、隣接する開口が存在する側の一辺と前記表示プレートとの間に遮光部材がそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項8記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  12. 前記枠部材は、該枠部材の表面が表面加工され、内部に発光ダイオード装着板及び配線が挿通されるダクトで形成されたことを特徴とする請求項8記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  13. 前記ダクトは、横断面の開口部が狭く、奥部が広がったコ字状であり、対向する内壁にそれぞれ溝が形成され、該溝に発光ダイオード装着板がスライド装着されることを特徴とする請求項12記載の発光ダイオードを使用した表示器。
  14. 前記発光ダイオード装着板は、該表面上に1個乃至複数個の発光ダイオードが装着されていることを特徴とする請求項13記載の発光ダイオードを使用した表示器。
JP2002017773A 2002-01-25 2002-01-25 発光ダイオードを使用した表示器 Expired - Fee Related JP3877601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002017773A JP3877601B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 発光ダイオードを使用した表示器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002017773A JP3877601B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 発光ダイオードを使用した表示器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003216076A JP2003216076A (ja) 2003-07-30
JP2003216076A5 JP2003216076A5 (ja) 2004-09-09
JP3877601B2 true JP3877601B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=27653343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002017773A Expired - Fee Related JP3877601B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 発光ダイオードを使用した表示器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3877601B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI427341B (zh) * 2006-04-20 2014-02-21 Fujikura Ltd 顯示裝置、其製造方法、圖案顯示方法、遮蔽裝置及遮蔽方法
US8748909B2 (en) * 2006-11-03 2014-06-10 Apple Inc. Display system
JP2010067832A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Sharp Corp 発光モジュール
CN104180282A (zh) * 2014-07-31 2014-12-03 苏州汉森华纳节能科技有限公司 一种电梯节能贴挂垂直照明三角板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003216076A (ja) 2003-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3644482B2 (ja) 表示灯
JP2003178657A (ja) タッチボタン装置
WO2007069642A1 (ja) 表示装置
JP3877601B2 (ja) 発光ダイオードを使用した表示器
JPH05289076A (ja) 液晶表示装置
WO2018061505A1 (ja) 産業用電子機器
US7023617B2 (en) Display apparatus
US20030169501A1 (en) Illuminated mirrored kaleidoscope and its method of use
JP5999411B2 (ja) 発光表示装置
JP4939776B2 (ja) エレベーターの表示装置
JP7197351B2 (ja) 表示装置、照明装置、導光部材及び導光構造
JP2006208068A (ja) 車両用メータパネル
JP4956449B2 (ja) 表示器具
JP2005104594A (ja) エレベータの表示装置
KR20120003255A (ko) Led 경광등 모듈
JP2007064760A (ja) 照明装置
JPS5834466Y2 (ja) 表示装置
JP3775828B2 (ja) ディスプレイユニット
JP2005266184A (ja) 表示装置
JP2020021541A (ja) 照明装置
JP2006170881A (ja) 車両用メータパネル
JP5142732B2 (ja) 発光装置
JPH062290U (ja) 表示装置
JP2010044224A (ja) セグメント表示器
JP2003108045A (ja) 空気調和装置の表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees