JP4939776B2 - エレベーターの表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの進行方向を示す矢印、メッセージボード、各階の案内板等を表示するエレベーターの表示装置に関する。
従来、エレベーターの進行方向、すなわち上昇、下降を示す矢印などの被表示物を表示する表示装置としては、例えば図6のようなランプ式のホールランタン10が用いられていた。図6において(a)は表示装置の正面図、(b)は左側面の断面構成図を示し、1は例えばステンレス製の長方形状のフェースプレートである。
このフェースプレート1を上下に2分割した各領域には略正方形状のガラス(又はアクリル板)2a,2bが互いに所定間隔隔てて固設されている。3は筺体の一方の面を開口して成る胴体箱であり、この胴体箱3の開口端は、ガラス2a,2bを囲む領域を覆うようにフェースプレート1の裏面に固着されている。
胴体箱3内の上側のガラス2aに対向する面にはレセプタル4aおよびエレベーターの上昇を表示するための電球から成るランプ5aが固設されている。胴体箱3内の下側のガラス2bに対向する面にはレセプタル4bおよびエレベーターの下降を表示するための電球から成るランプ5bが固設されている。6は、エレベーターの下降を表示するためのランプ5bの点灯光が上側のガラス2a側に放射されることを遮蔽するセパレータである。
上記のように構成されたホールランタン10は、一般的にホールドアの右上角又は中央上部幕板に設けられるものであり、例えば図7に示すように、乗場の壁11に角穴12を開けて確保した収納スペースに胴体箱3が収納される。角穴12の開口縁部はフェースプレート1により隙間なく隠される。尚図中13はランプ5a,5bの配線14を通す管である。
図8は前記ホールランタン10の電気回路を表しており、21a〜21nは、エレベーターコントローラ20からの制御信号により、前記ランタン10の表示を制御するランタンコントローラである。ランタンコントローラ21a〜21n各々は、スイッチング素子としての例えばトランジスタ22UP,22DNを備え、上昇表示用のランプ5aおよびトランジスタ22UPの直列回路と、下降表示用のランプ5bおよびトランジスタ22DNの直列回路とがAC100Vラインに並列に接続されている。
前記ランタンコントローラ21a〜21n内のトランジスタ22UPがオン制御されることにより上昇表示用のランプ5aが点灯され、トランジスタ22DNがオン制御されることにより下降表示用のランプ5bが点灯される。
図9は、複数台のエレベーターが併設された乗場のようすを表しており、前記エレベーターの各号機毎にホールランタン10a〜10fが設けられている。25は乗場の扉26横に設置された呼びボタンである。
この呼びボタン25によって、各号機に共通の乗場呼びが登録された時、複数台のエレベーターを管理する群管理制御装置(図示省略)が即時に最適なエレベーターを選択して、登録された乗場呼びに割り当てる。この場合該当号機上方に取り付けられたホールランタン(10a〜10fのうちいずれか)のランプ5a又は5bを呼び方向に点灯して、乗客に予報表示する。このときにホールチャイムも鳴動させる。
該当号機が前記割り当て呼びにサービスすべく、乗場呼びに答えて近づき減速すると、前記点灯させていたランタンを点滅に変化させて、乗客を誘導する。さらに階に着床し、戸開中は前記ランタンを点滅状態に保つ。
また、前記ランプの代わりに発光ダイオードを用いた従来の表示装置は、例えば図10(a),(b)のように構成されている。図10(a),(b)において、表示装置30の31は例えばステンレス製で長方形状に形成されたフェースプレートである。このフェースプレート31を上下に2分割した各領域には、LED基板型照明を構成する透光性のアクリル板32a,32bが互いに所定間隔隔てて固設されている。
上側のアクリル板32aの表面(フェースプレート31の正面側)には、エレベーターの上昇を表示するための上方向矢印記号が描画されている。アクリル板32aの裏面(フェースプレート31の裏面側)には、縦4列、横3列に配列された12個の緑色発光ダイオード(LED)33Gが配設されている。
下側のアクリル板32bの表面(フェースプレート31の正面側)には、エレベーターの下降を表示するための下方向矢印記号が描画されている。アクリル板32bの裏面(フェースプレート31の裏面側)には、縦4列、横3列に配列された12個の赤色発光ダイオード(LED)33Rが配設されている。
図10(c)は表示装置30の電気回路を表しており、図示のように直、並列接続された12個の緑色発光ダイオード33G、抵抗34aおよびスイッチ35aから成る直列回路と、図示のように直、並列接続された赤色発光ダイオード33R、抵抗34bおよびスイッチ35bから成る直列回路とが、図示極性ダイオード36を介してDC24Vラインに並列に接続されている。
図示省略のコントローラによってスイッチ35aがオン制御されることにより、上方向矢印記号表示用の緑色発光ダイオード33Gが点灯してアクリル板32a表面の上方向矢印記号が照光され、スイッチ35bがオン制御されることにより、下方向矢印記号表示用の赤色発光ダイオード33Rが点灯してアクリル板32b表面の下方向矢印記号が照光される。
また、メッセージボードや各階の案内板を表示する表示装置は、例えば図11の40に示すように、正面に「こちらの扉が開きます」と記載された透光性のアクリル板42aと、「反対側の扉が開きます」と記載された透光性のアクリル板42bとを、フェースプレート41に、図10(a)と同様に取り付けて構成されている。
前記アクリル板42aの裏面には、図11(b)のように接続されたアクリル板42a表示用の16個の発光ダイオード43aが配設され、アクリル板42bの裏面には、図11(b)のように接続されたアクリル板42b表示用の16個の発光ダイオード43bが配設されている。
図11(b)は表示装置40の電気回路を表しており、図示のように直、並列接続された16個の発光ダイオード43a、抵抗44aおよびスイッチ45aから成る直列回路と、図示のように直、並列接続された発光ダイオード43b、抵抗44bおよびスイッチ45bから成る直列回路とが、図示極性ダイオード46を介してDC24Vラインに並列に接続されている。
図示省略のコントローラによってスイッチ45aがオン制御されることにより、アクリル板42a表示用の発光ダイオード43aが点灯してアクリル板42a表面のメッセージが照光され、スイッチ45bがオン制御されることにより、アクリル板42b表示用の発光ダイオード43bが点灯してアクリル板42b表面のメッセージが照光される。
尚、従来のエレベーターのホールランタンとしては、例えば下記特許文献1に記載のように、照光体が取り付けられたフェースプレートの裏面に設けたボックス内に、冷陰極蛍光ランプ、発光ダイオード等の発光体を収納したものが提案されている。
特開2004−182468号公報
前記図6〜図9に示すランプを用いた表示装置は、電球の大きさが大きいため厚みが増し装置全体が大型化するという欠点があった。またランプの点灯時には多量の熱が発生するため、この熱による悪影響を避けるためランプとガラス(アクリル)間の距離を充分長くとる必要があり、装置が大型化してしまう。また据え付け部分の壁に熱がこもってしまうという問題もある。またランプの発熱により寿命が短く、特に点滅させて使用すると寿命が著しく短い。
また図10、図11に示す発光ダイオードを用いた表示装置も、フェースプレートの裏面に(表示面に対向して)多数の発光ダイオードが配設されているため、厚みが増して装置全体が大型化するという欠点があった。
また前記特許文献1に記載のホールランタンは、照光体に対向して発光体が設けられるため、前記と同様に厚みが増して装置全体が大型化してしまう。
また前記特許文献1のホールランタンおよび従来の表示装置は、装置の厚みが厚いため、据え付けるための穴開け工事の時間と費用が多くかかる。
さらに表示しようとするメッセージ等の被表示物が多くなればなるほど装置が大型化するとともに、必要とする面方向への表示スペースが拡大してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、装置の小型化を図って表示スペースを縮小するとともに、装置の据え付け工事の時間と費用を縮少したエレベーターの表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のエレベーターの表示装置は、光を透過し乱反射する導光板と、前記導光板の周縁部に配設された複数の色の発光素子と、前記導光板の表面に配設され、複数の表示内容を、前記複数の色の発光素子の各発光色で各々感光反応する複数の感光材料により重ねて表現された被表示物とを備えたことを特徴としている。
また前記発光素子は異なる2色の発光素子を有し、前記被表示物は、前記2色の発光素子の各発光色で各々感光反応する感光材料で表現され、エレベーターの進行方向に対応した上、下2つの方向を各々別個に表現した被表示物を有していること特徴としている。
また前記表示装置は、複数台のエレベーターが併設された乗場に、各エレベーターに対応して設けられ、前記発光素子は異なる2色の発光素子を有し、前記被表示物は、前記2色の発光素子の各発光色で各々感光反応する感光材料で表現され、エレベーターの呼び方向に対応した上、下2つの方向を各々別個に表現した被表示物を有し、前記複数台のエレベーターのうち、登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーター側の表示装置の、当該呼び方向に対応した方向を表現した被表示物を表示させる表示制御部を備えたことを特徴としている。
また前記表示制御部は、前記登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーターが当該乗場階に所定距離近づいてから所定時間、前記発光素子を点滅させることによって前記被表示物を表示させることを特徴としている。
(1)請求項1〜4に記載の発明によれば、被表示物は、感光材料が、導光板を通して導かれる発光素子の光に感光反応することによって表示される。光源として作用する発光素子は、発熱による悪影響を考慮する必要はなく、且つ導光板の周縁部に設けられるので、表示装置の厚みを薄くすることができ、小型化が図られる。このため装置の据え付け工事の時間と費用が縮少される。また発光素子の寿命は長いので、長期に亘って交換は不要となる。
(2)また、複数の色の発光素子とそれらの色に各々感光反応する感光材料で各々表現した被表示物とを導光板に設けておくことにより、唯一つの導光板の表面にて色で区別された異なる表示をすることができ、表示スペースを縮小することができる。
(3)また、複数の表示内容を、複数の色の発光素子の発光色に各々感光反応する複数の感光材料で重ねて表現しておき、例えば各色の発光素子を切り替えて発光させることにより、複数の表示内容を唯一つの導光板にて表示することができ、表示スペースを著しく縮小することができる。
(4)請求項2に記載の発明によれば、エレベーターの2つの進行方向を極めて小さい表示スペースで表示することができる。
(5)請求項3、4に記載の発明によれば、複数台のエレベーターが併設された乗場において、グループ制御におけるエレベーターの呼び方向の予約表示を、極めて小さい表示スペースで行うことができる。
(6)請求項4に記載の発明によれば、発光素子を点滅させるので、従来のランプを点滅させる場合と比べて、表示装置として非常に寿命が長い。

以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態例の斜視図を示し、表示装置50の51は、透光性の合成樹脂等の素材、例えばアクリルにより5mm程度の厚さに長方形状に成形されたアクリル導光板(導光板)である。
このアクリル導光板51の周縁部、例えば右側面は研磨されており、この研磨面には、異なる色の発光ダイオード、例えば黄色発光ダイオード52Y、青色発光ダイオード52B、緑色発光ダイオード52Gが、縦方向に所定間隔隔てて配設されている。
アクリル導光板51の表面の、黄色発光ダイオード52Yに近い部位には、黄色で感光反応する塗料で表現された数字の「1」が印刷された黄色感光フィルム53Yが貼り付けられ、青色発光ダイオード52Bに近い部位には、青色で感光反応する塗料で表現された数字の「2」が印刷された青色感光フィルム53Bが貼り付けられ、緑色発光ダイオード52Gに近い部位には、緑色で感光反応する塗料で表現された数字の「3」が印刷された緑色感光フィルム53Gが貼り付けられている。
前記感光フィルム53Y、53B、53Gに印刷された数字の「1」、「2」、「3」は、例えばエレベーターの存在階床番号を表示する被表示物として用いられ、中央の数字部分を白ヌキとしてその周囲を各色の感光発光塗料で印刷してもよいし、逆に中央の数字部分のみを各色の感光発光塗料で印刷しても良い。
前記発光ダイオード52Y、52B、52Gは、図10、図11の場合と同様に、各々トランジスタなどのスイッチング素子と直列接続され、それら直列回路は直流電源、例えばDC24Vラインに並列接続される(図示省略)。
上記のように構成された表示装置50は所定の取り付け部材によってエレベーター施設内に配設される。
例えば図示省略のエレベーターコントローラによって、黄色発光ダイオード52Y側のスイッチング素子がオン制御されると該発光ダイオード52Yが点灯する。この点灯された黄色発光ダイオード52Yの黄色光は、アクリル導光板51内を通過しながら乱反射し、黄色光の波長に感応した感光フィルム53Yの塗料のみが発光し、数字の「1」が表示される。
感光フィルム53Bの数字「2」および感光フィルム53Gの数字「3」の表示も前記同様の動作となる。尚前記各発光ダイオード52Y、52B、52Gは、アクリル導光板51の右側面に設けるに限らず左側面又は両側面に設けても良い。
上記表示装置50によれば、発光ダイオードを用いているため輝度が高く、寿命は長く、発熱による悪影響はない。またアクリル導光板51の裏面側に発光ダイオードを設けていないので薄型に構成することができ、装置の小型化を図ることが可能である。このため装置の据え付け工事の時間と費用が縮少される。
次に本発明の第2の実施形態例を図2とともに説明する。この第2の実施形態例は、表示装置の薄型化を図るとともに、複数の被表示物、例えばエレベーターの2つの進行方向に対応した上方向矢印記号および下方向矢印記号を、1つの被表示物分の面方向スペースのみで表示できるようにしたものである。
図2において表示装置60の61は、透光性の合成樹脂等の素材、例えばアクリルにより5mm程度の厚さに長方形状に成形されたアクリル導光板(導光板)である。
このアクリル導光板61の周縁部、例えば天面および底面は研磨されており、この研磨面には、複数の赤色発光ダイオード62Rおよび緑色発光ダイオード62Gが、所定間隔で交互に配設されている。
前記アクリル導光板61の天面側の赤色発光ダイオード62Rおよび緑色発光ダイオード62GはLEDユニット62aとして構成され、底面側の赤色発光ダイオード62Rおよび緑色発光ダイオード62GはLEDユニット62bとして構成されている。
アクリル導光板61の一方の面(正面)には、赤色光で感光反応する塗料で書かれた下方向矢印記号が印刷された赤色感光フィルム63R(被表示物)が貼り付けられ、該感光フィルム63R上には、緑色光で感光反応する塗料で書かれた上方向矢印記号が印刷された緑色感光フィルム63G(被表示物)が貼り付けられている。
前記上、下のLEDユニット62a、62bは、アクリル導光板61の正面側に配設されたフェースプレート64に固着されている。
前記発光ダイオード駆動用のDC24Vラインには、複数の赤色発光ダイオード62Rおよび赤色発光出力用のトランジスタ65Rを直列制御した回路と、複数の緑色発光ダイオード62Gおよび緑色発光出力用のトランジスタ65Gを直列接続した回路とが並列に接続されている。
尚図2(c)はアクリル導光板61上に貼り付けられた赤色感光フィルム63Rを見た図であり、下側のLEDユニット62bの各発光ダイオード62R、62Gの配線は図示省略している。また図2(d)は赤色感光フィルム63R上に貼り付けられた緑色感光フィルム63Gを見た図であり、上、下側のLEDユニット62a、62bの各発光ダイオード62R、62Gの配線は図示省略している。
図2(a)の66は、前記トランジスタ65R、65GおよびDC24Vラインと前記各発光ダイオード62R、62Gを結ぶ配線を通す配管である。
また図2(b)の67は配線接続用のコネクタであり、該コネクタ67の「1」には例えば図2(c)に示すトランジスタ65Rのコレクタが接続され、「2」には例えばトランジスタ65Gのコレクタが接続され、「3」には例えばDC24Vラインが接続されるものである。
例えば図示省略のエレベーターコントローラによって、赤色発光出力用のトランジスタ65Rがオン制御されると、複数の赤色発光ダイオード62Rが点灯する。この点灯された赤色発光ダイオード62Rの赤色光は、アクリル導光板61内を通過しながら乱反射し、赤色光の波長に感応した赤色感光フィルム63Rの塗料のみが発光し、下方向矢印記号が表示される。
また緑色発光出力用のトランジスタ65Gがオン制御された場合は、前記と同様の動作により緑色感光フィルム63Gの塗料のみが発光し、上方向矢印記号が表示される。
上記表示装置60によれば、発光ダイオードを用いているため輝度が高く、寿命は長く、発熱による悪影響はない。またアクリル導光板61の裏面側に発光ダイオードを設けていないので、厚みを例えば10mm以下にし薄型に構成することができ、装置の小型化を図ることが可能である。このため装置の据え付け工事の時間と費用が縮少される。
図2(e)は表示装置60を壁68に据え付けたようすを表している。この図からわかるように、表示装置60は、フェースプレート64を壁68に例えばネジ止め(図示省略)するなどで固定できるため、従来のように壁68に角穴を穿設する必要はなく、配管66を通すためのφ10mm程度の丸穴を穿設するだけで済み、工事が容易となる。
また前記発光ダイオード62R、62Gはアクリル導光板61の周縁部にのみ設けるので、従来の例えば図10、図11に示す、バックライトとして発光ダイオードを配設した装置に比べて、発光ダイオードの設置個数は少なくて済む。
尚前記複数の赤色発光ダイオード62Rおよび緑色発光ダイオード62Gは、アクリル導光板61の天面、底面に設けるに限らず、図3のようにアクリル導光板61の側面(一方の側面又は両側面)に設けても良い。
図3(a)はアクリル導光板61の上に貼り付けられる赤色感光フィルム63Rを見た図であり、図3(b)は赤色感光フィルム63R上に貼り付けられる緑色感光フィルム63Gを見た図である。
尚図2、図3において、アクリル導光板61の表面に貼り付ける赤色感光フィルム63R、緑色感光フィルム63Gの順番を逆にしても良い。
上記のように唯一つのアクリル導光板の表面にて発光色で区別された2つの被表示物、すなわち上方向矢印記号と下方向矢印記号とを表示することができるので、従来の例えば図10の表示装置に比べて、面方向への表示スペースが1/2に縮小される。
図2、図3では2色の発光ダイオードにより、唯一つの導光板上で2色の感光フィルムによる2種類の被表示物を表示した実施例であったが、これに限らず、3色以上の発光ダイオードにより、唯一つの導光板上で3色以上の感光フィルムによる3種類以上の被表示物を表示するように構成しても良い。この場合は前記と同様に面方向への表示スペースが1/3以下に縮小される。
またアクリル導光板61上に重ねて貼り付ける複数の色の感光フィルムは、前記上下方向矢印記号に限らず、図11で述べた「こちらの扉が開きます」、「反対側の扉が開きます」等のメッセージが記載されたものであっても良い。
前記図2、図3の表示装置60は、例えば前記図9で述べたように、群管理制御装置(表示制御部)により制御がなされる複数台のエレベーターが設置された乗場の号機毎に配設され、前記複数台のエレベーターのうち、登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーター側の表示装置の、当該呼び方向に対応した方向を表現した被表示物、すなわち上方向矢印記号又は下方向矢印記号が表示されるものである。
さらに前記群管理制御装置は、前記登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーターが当該乗場階に所定距離近づいてから所定時間、前記発光ダイオードを点滅させるものである。
図4は、2枚のアクリル導光板71a、71bの側端部どうしを略90°の角度で固着させて2方向から被表示物、例えば下方向矢印記号の表示が視認できるようにした形状の表示装置(70)を示している。
図4において、アクリル導光板71a、71bの各表面には下方向矢印記号が書かれた赤色感光フィルム63Rが各々貼り付けられ、両側面には複数の赤色発光ダイオード62Rが配設されている。
図4に示す形状の表示装置70においても、アクリル導光板71a、71bの各裏面には発光ダイオードなどの光源を設けないので、装置を小型化することができる。
図5は、本発明を、エレベーターかご内に設けられた店内案内板に適用した実施例を示している。図5において、1階から5階までの各階の案内板は前記同様のアクリル導光板81a〜81eを横方向に連ねて配設され、各アクリル導光板81a〜81eの各天面には複数の赤色発光ダイオード62R(他の色でも良い)が配設され、各表面には、各階の売り場案内の文字列が記載された赤色感光フィルム83a〜83e(前記発光ダイオードと同じ他の色であっても良い)が各々貼り付けられている。
この構成により、各階の売り場案内を、極めて薄型の表示装置80によって表示することができる。これはエレベーターかご内のパネルの厚さが薄いことを考えれば、非常に有利である。
また前記単色に限らず、前述したように複数色の発光ダイオードにより、複数色の感光フィルムによる複数種類の文字列、メッセージ、絵などを表示するように構成しても良い。
本発明の一実施形態例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態例を表し、(a)は表示装置の側面構成図、(b)は要部背面図、(c)、(d)は要部説明図、(e)は表示装置を壁に据え付けたようすを示す断面略図。 本発明の他の実施形態例を示す要部説明図。 本発明の他の実施形態例を示す要部斜視図。 本発明の他の実施形態例を示すかご内の説明図。 従来の表示装置の一例を示し、(a)は正面図、(b)は左側面の断面構成図。 従来の表示装置を壁に据え付けたようすを示す断面図。 従来の表示装置の電気回路図。 複数台のエレベーターが設置された乗場のようすを示す説明図。 従来の表示装置の他の例を表し、(a)は正面図、(b)は背面構成図、(c)は電気回路図。 従来の表示装置の他の例を表し、(a)は正面図、(b)は電気回路図。
符号の説明
50、60、70、80…表示装置
51、61、71a、71b、81a〜81e…アクリル導光板
52Y…黄色発光ダイオード
52B…青色発光ダイオード
52G、62G…緑色発光ダイオード
53Y…黄色感光フィルム
53B…青色感光フィルム
53G、63G…緑色感光フィルム
62R…赤色発光ダイオード
63R、83a〜83e…赤色感光フィルム
64…フェースプレート
65R、65G…トランジスタ
66…配管

Claims (4)

  1. 光を透過し乱反射する導光板と、
    前記導光板の周縁部に配設された複数の色の発光素子と、
    前記導光板の表面に配設され、複数の表示内容を、前記複数の色の発光素子の各発光色で各々感光反応する複数の感光材料により重ねて表現された被表示物とを備えたことを特徴とするエレベーターの表示装置。
  2. 前記発光素子は異なる2色の発光素子を有し、
    前記被表示物は、前記2色の発光素子の各発光色で各々感光反応する感光材料で表現され、エレベーターの進行方向に対応した上、下2つの方向を各々別個に表現した被表示物を有していること特徴とする請求項1に記載のエレベーターの表示装置。
  3. 前記表示装置は、複数台のエレベーターが併設された乗場に、各エレベーターに対応して設けられ、
    前記発光素子は異なる2色の発光素子を有し、
    前記被表示物は、前記2色の発光素子の各発光色で各々感光反応する感光材料で表現され、エレベーターの呼び方向に対応した上、下2つの方向を各々別個に表現した被表示物を有し、
    前記複数台のエレベーターのうち、登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーター側の表示装置の、当該呼び方向に対応した方向を表現した被表示物を表示させる表示制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記登録された乗場呼びに割り当てられたエレベーターが当該乗場階に所定距離近づいてから所定時間、前記発光素子を点滅させることによって前記被表示物を表示させることを特徴とする請求項3に記載のエレベーターの表示装置。
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