JP4953956B2 - 回路基板搬送・保持装置 - Google Patents
回路基板搬送・保持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4953956B2 JP4953956B2 JP2007190003A JP2007190003A JP4953956B2 JP 4953956 B2 JP4953956 B2 JP 4953956B2 JP 2007190003 A JP2007190003 A JP 2007190003A JP 2007190003 A JP2007190003 A JP 2007190003A JP 4953956 B2 JP4953956 B2 JP 4953956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- circuit board
- pair
- members
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 180
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 67
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 45
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 30
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 29
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 29
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 24
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 12
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 11
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 10
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 10
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 10
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 10
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 9
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 7
- 239000006071 cream Substances 0.000 description 5
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 5
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 4
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000000274 adsorptive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000011151 fibre-reinforced plastic Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000011707 mineral Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
そのため、特許文献1に記載の回路基板搬送・保持装置においては、クランプ部材の一方を、回路基板の板面に直角な回動軸線まわりに回動可能とし、回路基板の両側面の平面度や平行度が悪い場合でも、クランプ部材が回動軸線まわりに回動して回路基板の側面に沿い、安定して回路基板を保持し得るようにされている。
本発明は、以上の事情の下に、上記問題の発生を回避しつつ、形状不良の回路基板をも安定してクランプすることができるなど、より実用的な回路基板搬送・保持装置を得ることを課題として為されたものである。
本発明によれば、また、ベルトコンベヤにより下方から回路基板を支持するとともに、その回路基板の両側面の一対のガイド部材のガイド面に対する摺動によりその回路基板を案内して搬送方向に搬送した後、一対のクランプ部材がそれぞれのクランプ面において回路基板の側面に当接し、回路基板をその回路基板の板面に平行でかつ前記搬送方向と直交するクランプ方向からクランプして保持する回路基板搬送・保持装置であって、(A)前記一対のガイド部材の少なくとも一方の、前記搬送方向に隔たった複数個所の各々において,先端部がそれぞれ前記ガイド面から突出し、前記ベルトコンベヤに支持された回路基板の側面に当接してその回路基板をクランプするクランプ位置と、前記ガイド面より後退したアンクランプ位置とに移動可能に設けられ、それぞれ前記一対のクランプ部材の一方として機能する複数のクランプ部材と、(B)それら複数のクランプ部材を前記クランプ位置と前記アンクランプ位置とに移動させるクランプ部材移動装置とを含み、かつ、前記複数のクランプ部材の前記先端部が弾性材料により形成される一方、前記一対のガイド部材の前記ガイド面の各々が前記弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成されたことを特徴とする回路基板搬送・保持装置が得られる。
前記一対のクランプ部材の少なくとも一方の前記クランプ面が弾性材料により形成される一方、前記一対のガイド部材の前記ガイド面の各々が前記弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成された回路基板搬送・保持装置。
上記弾性材料はクランプすべき回路基板の腰の強さ(材質,厚さ,クランプ方向における寸法等により決まる)や、クランプされる両側面の平行度等に応じて適宜選定されるべきであるが、一般的には、ヤング率が1MPa以上で、かつ、10MPa以下,8MPa以下,5MPa以下あるいは3MPa以下のいずれかの範囲に属するものが好適であり、例えば、ゴムまたはその類似物が好適である。また、弾性材料より摩擦係数の小さい材料には、例えば、金属や硬質樹脂、例えば、ポリテトラフルオルエチレンがある。ガイド面は、金属をポリテトラフルオルエチレンによってコーティングすることにより形成してもよい。
クランプ部材は、ガイド部材に案内されて所定位置まで搬送された回路基板をクランプし得るように構成されればよく、例えば、クランプ部材がガイド部材の上方に設けられ、浮上装置によりベルトコンベヤから浮き上がらされた回路基板がクランプ部材によりクランプされるようにすることが可能である。また、ガイド部材の長手方向の複数箇所にクランプ部材が設けられ、通常はクランプ方向においてガイド部材より後退させられているが、クランプ時にはガイド部材より前進させられ、回路基板をクランプするようにすることも可能である。
(2)回路基板を支持して搬送方向に搬送するベルトコンベヤと、
そのベルトコンベヤにより搬送される回路基板の前記搬送方向に平行な両側面の各一方ずつを案内するガイド面をそれぞれ有する一対のガイド部材と、
前記回路基板を支持する基板支持部材と、
その基板支持部材と前記ベルトコンベヤとを相対的に昇降させ、基板支持部材に前記回路基板を支持させて前記ベルトコンベヤから浮き上がらせる浮上装置と、
それぞれ前記回路基板の前記両側面に接触するクランプ面を有し、それらクランプ面が前記一対のガイド面より上方に位置する一対のクランプ部材と、
それら一対のクランプ部材の少なくとも一方を前記搬送方向と直交するクランプ方向に移動させ、それらクランプ部材に、ベルトコンベヤから浮き上がらされた回路基板を前記クランプ面によりクランプさせるクランプ部材移動装置と
を含み、かつ、前記一対のクランプ部材の少なくとも一方の前記クランプ面が弾性材料により形成される一方、前記一対のガイド部材の前記ガイド面が前記弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成された回路基板搬送・保持装置。
(3)前記一対のクランプ部材の一方の前記クランプ面が弾性材料により形成され、他方がその弾性材料より硬い材料により形成された(1)項または(2)項に記載の回路基板搬送・保持装置。
弾性材料より硬い材料には、例えば、金属や硬質樹脂、例えば、ポリテトラフルオルエチレンがある。
弾性材料から成るクランプ面が容易に弾性変形して回路基板の形状不良を吸収する一方、弾性部材より硬い材料から成るクランプ面は回路基板の一側面をほぼ一定の位置に位置決めする。したがって、形状が不良である回路基板であっても、弾性材料より硬い材料から成るクランプ面を基準とすることによって高い位置決め精度を確保しつつ安定してクランプすることができる。
回路基板の形状不良の原因が、両側面の一方のみにあり、その一方が弾性材料より硬い材料により形成されたクランプ面においてクランプされる場合でも、その硬いクランプ面により回路基板の位置決めが為されるとともに、回路基板の側面の他方が弾性材料により形成されたクランプ面により、搬送方向に平行な方向において比較的広い領域でクランプされ、かつ、比較的大きい摩擦力が得られ、回路基板が安定してクランプされる。
(4)前記一対のクランプ部材の双方の前記クランプ面が弾性材料により形成された(1)項または(2)項に記載の回路基板搬送・保持装置。
一対のクランプ部材の双方のクランプ面を弾性材料により形成すれば、回路基板の形状不良の吸収能力を高め、安定して回路基板をクランプすることができる。特に、弾性材料がゴムから成るものである場合には、回路基板の両側面が摩擦係数の大きいクランプ面によりクランプされることとなるため、一層安定して回路基板をクランプすることができる。例えば、回路基板搬送・保持装置が、スクリーン印刷機に設けられる場合には、印刷後、スクリーンが回路基板から離間させられる際に、回路基板に引張力が作用し、回路基板搬送・保持装置から外れ易いのであるが、本項の構成を採用すれば、この回路基板の外れを特に良好に防止することができる。
また、回路基板の形状不良の原因が、回路基板の両側面のいずれにあっても、回路基板が十分安定してクランプされる。
(5)前記一対のクランプ部材の一方が、前記弾性材料より成る第一層と、その弾性材料より硬い材料から成り、第一層を背後から支持する第二層とを備え、第一層の前面が前記クランプ面を形成し、前記一対のクランプ部材の他方が、前記第一層より厚くかつ前記弾性材料より成る第三層を少なくとも備え、その第三層の前面が前記クランプ面を形成する(1)項または(2)項に記載の回路基板搬送・保持装置。
第一層と第二層とを備えたクランプ部材は、クランプ面の摩擦係数が高く、しかも弾性変形能が小さいため、本項の回路基板搬送・保持装置によれば、上記(3)項の回路基板搬送・保持装置と(4)項の回路基板搬送・保持装置との利点を共に享受することができる。
(6)前記ベルトコンベヤが、
一対のベルト支持レールにより支持され、それぞれ前記回路基板の前記両側面に隣接する両側部の下面を支持する一対のベルトと、
前記ベルト支持レールの少なくとも一方を他方に接近離間させることにより前記一対のベルトの間隔を変更する間隔変更装置と
を含む(1)項ないし(5)項のいずれかに記載の回路基板搬送・保持装置。
(7)前記一対のガイド部材の各々が前記一対のベルト支持レールの各々とそれぞれ一体的に構成され、前記ガイド面が前記一対のベルトに支持された状態の前記回路基板の前記両側面に対向する(6)項に記載の回路基板搬送・保持装置。
ガイド部材をベルト支持レールと一体的に構成すれば装置の構成を単純化し得るとともに、ガイド部材をベルト支持レールに支持されたベルトに対して最適な相対位置に容易に維持することができる。一対のベルト支持レールの間隔が変更可能である場合に、特にこの効果が大きい。ガイド部材とベルト支持レールとは一体に形成されても、別体に形成された後互いに固定されてもよい。
(8)前記一対のクランプ部材の各々が前記一対のベルト支持レールの各々とそれぞれ一体的に構成され、前記クランプ面が前記一対のベルトから浮き上がらされた状態の前記回路基板の前記両側面に対向する位置に形成され、前記クランプ部材移動装置が前記一対のベルト支持レールの少なくとも一方を移動させることによりクランプ部材を移動させるものである(6)項または(7)項に記載の回路基板搬送・保持装置。
クランプ部材をベルト支持レールと一体的に構成すれば、クランプ部材をベルト支持レールに支持されたベルトに対して最適な相対位置に容易に維持することができる。
クランプ部材とベルト支持レールとは一体に形成されても、別体に形成された後互いに固定されてもよい。
前記間隔変更装置にクランプ部材移動装置を兼ねさせることもでき、そのようにすれば、装置の構成を単純化し得る。
(9)前記クランプ部材移動装置が前記一対のクランプ部材の一方を移動させ、他方を移動させないものである(2)項ないし(8)項のいずれかに記載の回路基板搬送・保持装置。
クランプ部材移動装置の構成を単純化し得る。
本項が(3)項または(5)項に従属する態様においては、クランプ部材移動装置により移動させられない方のクランプ部材である固定クランプ部材が、弾性材料より硬い材料により形成され、あるいは第一層と第二層とを備えたものとされることが望ましい。一対のクランプ部材の一方がクランプ部材移動装置により移動させられる可動クランプ部材、他方が移動させられない固定クランプ部材とされる場合には、固定クランプ部材が回路基板の位置を規定する主位置決め部材として機能することが望ましく、その主位置決め部材のクランプ面が弾性変形しにくい方が高い位置決め精度が得られるからである。
本基板保持装置52は、図3に示すように、サイドクランプ装置90および合わせ装置92を含む。合わせ装置92は、基板位置調節装置16の調節台94にY軸方向に移動可能に設けられた1対の合わせ部材96と、それら合わせ部材96をそれぞれ移動させる合わせ部材移動装置98とを含む。合わせ部材移動装置98は、例えば、エアシリンダを駆動源とする。また、一対の合わせ部材96はそれぞれ、互いに接近する側へ水平に突出させられ、搬送方向に平行な方向に長い板状の基板縁押さえ部ないし合わせ部100を有する。
本実施例の回路基板搬送・保持装置250においては、サイドクランプ装置251の一対のクランプ部材252,254の各クランプ面256,258がいずれもゴムにより形成されている。クランプ部材252,254は、前記クランプ部材110,111と同様に、一方のクランプ部材252が固定クランプ部材、他方のクランプ部材254が可動クランプ部材とされ、前記クランプ部材移動装置182と同様のクランプ部材移動装置により移動させられるが、各々の互いに対向する鉛直な側面260,262の各上端部であって、ガイド面210,212より上方の部分にそれぞれ、基板40の形状不良に応じて弾性変形可能な厚さのゴム製部264,266が搬送方向に平行に連続して設けられ、その前面が側面260,262内に位置し、クランプ面256,258を形成している。
本実施例の回路基板搬送・保持装置300のサイドクランプ装置301の一対のクランプ部材302,304も、前記クランプ部材110,111と同様に、一方のクランプ部材302が固定クランプ部材、他方のクランプ部材304が可動クランプ部材とされ、クランプ部材移動装置により移動させられる。固定クランプ部材302の可動クランプ部材304に対向する鉛直な側面306の上端部であって、ガイド面210より上方の部分には、ゴムより成る第一層308が形成されている。固定クランプ部材320は金属製であり、その第一層308に対して可動クランプ部材304とは反対側の部分が第一層308を背後から支持する第二層310を構成し、第一層308の前面がクランプ面312を形成している。また、可動クランプ部材304の固定クランプ部材302に対向する鉛直な側面314の上端部であって、ガイド面212より上方の部分には、第一層308より厚く、弾性変形により基板40の形状不良を吸収することが可能な厚さを備えたゴムより成る第三層316が設けられ、その第三層316の前面がクランプ面318を形成している。
本回路基板搬送・保持装置は、電子回路部品を回路基板350に装着する対基板作業機の一種である部品装着機に設けられ、基板350を搬送し、保持する。回路基板搬送・保持装置の一対のガイド部材は、一方が固定のガイド部材(図示省略)、他方が図9および図10に示す可動のガイド部材360とされ、間隔変更装置(図示省略)により固定ガイド部材に接近,離間する方向に移動させられ、固定ガイド部材および可動ガイド部材360にそれぞれ一体的に設けられたベルト支持レール362の間隔が変更される。この間隔変更装置は、例えば、前記実施例の間隔変更装置180と同様に構成されるが、本実施例においては、ナットがエアシリンダを介することなく、直接、可動ガイド部材360に取り付けられる。
弾性変形部は、例えば、弾性材料から成る弾性部材、エアバッグ,圧縮コイルスプリング,ハニカム構造体等弾性変形容易な構造を有する弾性部材等により形成される。ゴムまたはその類似物等の弾性材料は、それ自身が、無負荷の状態においては基本形状を維持する性質を備え、かつ、回路基板の搬送方向に連続したクランプ面を形成することが容易であるが、耐摩耗性が不十分であることが多く、弾性材料から成る弾性変形部の表面に、耐摩耗性において弾性材料より優れた材料によりクランプ面形成部を設けることが望ましい。あるいはクランプ部材に回路基板の搬送を案内するガイド部材を兼ねさせる場合、クランプ面形成部は弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成されることが望ましい。1対のクランプ部材の少なくとも一方が弾性変形部およびクランプ面形成部を含む態様においては、クランプ面が回路基板の側面に沿った状態に保たれ易く、弾性変形可能なクランプ部材を容易に形成し得る。耐摩耗性を有する材料としては、例えば、ステンレススチール,アルミニウム合金,ばね鋼等の金属、セラミックス,ジルコニア等の鉱物材料、グラスファイバ,カーボン等の繊維で強化された繊維強化プラスチック等が採用可能であり、摩擦係数の小さい材料としては、例えば、金属や硬質樹脂、例えば、ポリテトラフルオルエチレン等が採用可能である。クランプ面形成部は、例えば、薄い板状とされ、弾性変形部の前面を覆う状態で設けられてクランプ面を形成する。あるいは、弾性変形部の前面に耐摩耗性を有する材料あるいは摩擦係数の小さい材料をコーティングしてクランプ面形成部としてもよい。
また、弾性変形部を、圧縮コイルスプリング等回路基板の搬送方向に連続したクランプ面を形成できない、あるいは形成し難い弾性部材により形成する場合には、それら弾性部材と共同して回路基板をクランプするクランプ面形成部材を設けることが必要になる。このクランプ面形成部材はそれ自身が容易に弾性変形し得る構造を有することが必要であり、耐摩耗性に優れていることが望ましく、あるいは摩擦係数が低いことが望ましい。
1対のクランプ部材の両方を、弾性変形部とクランプ面形成部とを備えたものとしてもよく、一方は、クランプ面を含めて全体が耐摩耗性を有する材料により形成されたものとしてもよい。また、1対のクランプ部材の一方を固定のクランプ部材とし、他方を可動のクランプ部材としてクランプ部材移動装置により移動させてもよく、両方を可動のクランプ部材としてもよい。
このような回路基板保持装置によれば、クランプ面形成部が弾性変形部と共に弾性変形することにより、回路基板の形状不良が良好に吸収され、前記特許文献1に記載の回路基板保持装置に比較して簡単な構造で回路基板を安定してクランプすることができる。その上、クランプ面形成部が耐摩耗性を有する材料により形成されている場合には、クランプ部材が回路基板をクランプするために、繰り返し回路基板に接触,離間させられてもクランプ面が摩耗し難く、寿命の長いクランプ部材が得られ、交換コスト等の保守コストを低減することができる。
さらに、耐摩耗性を有するクランプ面形成部は、回路基板が搬送されるとき、その軽快な摺動を許容し、回路基板の搬送時に、クランプ面を、回路基板の側面を案内するガイド面として機能させることもでき、クランプ部材にガイド部材を兼ねさせることができる。この場合には、搬送装置により搬送された回路基板を浮上装置によりコンベヤベルトから浮き上がらせてクランプ部材にクランプさせることが不可欠ではなくなり、コンベヤベルト上に載置されたままの状態でクランプ部材にクランプさせてもよいのである。摩擦係数が小さいクランプ面形成部についても同様である。
基板40の側面206,208が外向きに円弧状に膨出したり、基板40が平面視において台形状を成したりしている場合でも、薄板416,418および弾性部412,414の弾性変形によりクランプ面420,422と側面206,208とが搬送方向に平行な方向において広い範囲で接触し、基板40が高い安定性を以てクランプされる。
図13〜図15に示す各実施例において他方のクランプ部材は、クランプ部材460,500,530と同様に構成されてもよく、前記クランプ部材110と同様に構成され、弾性変形部を備えないものとしてもよい。
また、図12〜図15に示す各実施例においてクランプ面434,466,506,536は、ガイド面436,468,508,538と同一面内に位置する状態で設けてもよい。
Claims (5)
- 回路基板を支持して搬送方向に搬送するベルトコンベヤと、
そのベルトコンベヤにより搬送される回路基板の前記搬送方向に平行な両側面の各一方ずつを摺動により案内するガイド面をそれぞれ有する一対のガイド部材と、
前記回路基板を支持する基板支持部材と、
その基板支持部材と前記ベルトコンベヤとを相対的に昇降させ、基板支持部材に前記回路基板を支持させて前記ベルトコンベヤから浮き上がらせる浮上装置と、
それぞれ前記回路基板の前記両側面に当接するクランプ面を有し、それらクランプ面が前記一対のガイド部材の前記ガイド面の各々より上方に位置する一対のクランプ部材と、
それら一対のクランプ部材の少なくとも一方を前記回路基板の板面に平行でかつ前記搬送方向と直交するクランプ方向に移動させることにより、それらクランプ部材の前記クランプ面を、前記浮上装置により前記ベルトコンベヤから浮き上がらされた回路基板の両側面に当接させ、それらクランプ部材に回路基板をクランプさせるクランプ部材移動装置と
を含み、かつ、前記一対のクランプ部材の少なくとも一方の前記クランプ面が弾性材料により形成される一方、前記一対のガイド部材の前記ガイド面の各々が前記弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成された回路基板搬送・保持装置。 - ベルトコンベヤにより下方から回路基板を支持するとともに、その回路基板の両側面の一対のガイド部材のガイド面に対する摺動によりその回路基板を案内して搬送方向に搬送した後、一対のクランプ部材がそれぞれのクランプ面において回路基板の側面に当接し、回路基板をその回路基板の板面に平行でかつ前記搬送方向と直交するクランプ方向からクランプして保持する回路基板搬送・保持装置であって、
前記一対のガイド部材の少なくとも一方の、前記搬送方向に隔たった複数個所の各々において,先端部がそれぞれ前記ガイド面から突出し、前記ベルトコンベヤに支持された回路基板の側面に当接してその回路基板をクランプするクランプ位置と、前記ガイド面より後退したアンクランプ位置とに移動可能に設けられ、それぞれ前記一対のクランプ部材の一方として機能する複数のクランプ部材と、
それら複数のクランプ部材を前記クランプ位置と前記アンクランプ位置とに移動させるクランプ部材移動装置と
を含み、かつ、前記複数のクランプ部材の前記先端部が弾性材料により形成される一方、前記一対のガイド部材の前記ガイド面の各々が前記弾性材料より摩擦係数の小さい材料により形成されたことを特徴とする回路基板搬送・保持装置。 - 前記一対のクランプ部材の一方の前記クランプ面が前記弾性材料により形成され、他方がその弾性材料より硬い材料により形成された請求項1または2に記載の回路基板搬送・保持装置。
- 前記一対のクランプ部材の双方の前記クランプ面が前記弾性材料により形成された請求項1または2に記載の回路基板搬送・保持装置。
- 前記一対のクランプ部材の一方が、前記弾性材料より成る第一層と、その弾性材料より硬い材料から成り、第一層を背後から支持する第二層とを備え、第一層の前面が前記クランプ面を形成し、前記一対のクランプ部材の他方が、前記第一層より厚くかつ前記弾性材料より成る第三層を少なくとも備え、その第三層の前面が前記クランプ面を形成する請求項1または2に記載の回路基板搬送・保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007190003A JP4953956B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 回路基板搬送・保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007190003A JP4953956B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 回路基板搬送・保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009027038A JP2009027038A (ja) | 2009-02-05 |
JP4953956B2 true JP4953956B2 (ja) | 2012-06-13 |
Family
ID=40398548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007190003A Active JP4953956B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 回路基板搬送・保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4953956B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108698399B (zh) * | 2016-02-24 | 2021-01-05 | 株式会社富士 | 丝网印刷机 |
JP6569091B2 (ja) * | 2017-05-23 | 2019-09-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
CN113015331A (zh) * | 2019-12-19 | 2021-06-22 | 芜湖瑞泰汽车零部件有限公司 | 一种汽车电子设备线路板双面焊接装置 |
JP7397171B2 (ja) * | 2020-03-26 | 2023-12-12 | 株式会社Fuji | はんだ印刷機 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003123B2 (ja) * | 1991-11-28 | 2000-01-24 | ソニー株式会社 | スクリーン |
JPH0983189A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板搬送方法とその装置 |
JPH09148796A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回路基板保持装置 |
JPH10310220A (ja) * | 1997-05-14 | 1998-11-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プリント基板搬送コンベア |
JP4789362B2 (ja) * | 2001-07-25 | 2011-10-12 | 富士機械製造株式会社 | 基板保持装置 |
JP4644021B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2011-03-02 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン印刷機 |
JP4944407B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2012-05-30 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン・基板位置合わせ方法および装置 |
-
2007
- 2007-07-20 JP JP2007190003A patent/JP4953956B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009027038A (ja) | 2009-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016199207A1 (ja) | 印刷装置及び対基板作業装置 | |
KR101194816B1 (ko) | 연성회로기판용 보강판 부착장치 및 보강판의 타발방법 | |
JP4644021B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
JP6622500B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP4953956B2 (ja) | 回路基板搬送・保持装置 | |
JP2009098052A (ja) | 基板搬送装置用基板把持機構 | |
JP4866231B2 (ja) | バックアップピンの回収方法、バックアップピンの供給方法、作業用治具、基板支持装置、表面実装機、クリーム半田印刷装置、及び基板検査装置 | |
JP2007245593A (ja) | 基板固定装置 | |
JP6963796B2 (ja) | アライメントステージ | |
JP4950831B2 (ja) | 基板搬送コンベヤ | |
JP5001633B2 (ja) | プリント基板保持方法および装置 | |
KR101746950B1 (ko) | 소재 로딩장치 | |
TW201724932A (zh) | 轉印裝置及轉印方法 | |
CN108698399B (zh) | 丝网印刷机 | |
JPH06247547A (ja) | 支持台の位置決め方法およびその装置 | |
JP2003037394A (ja) | 基板保持装置および電気回路の製造方法 | |
TW201731703A (zh) | 轉印裝置及轉印方法 | |
JP3284189B2 (ja) | スクリーン印刷装置 | |
JP3284188B2 (ja) | スクリーン印刷装置 | |
JP2006080260A (ja) | ガイド機構およびワーク搬送装置 | |
JP2006080158A (ja) | 表面実装装置 | |
JP5091286B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
WO2024121958A1 (ja) | 印刷機 | |
JP7455025B2 (ja) | 印字装置 | |
JP3315078B2 (ja) | スクリーン印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4953956 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |