JPH0983189A - 基板搬送方法とその装置 - Google Patents

基板搬送方法とその装置

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JPH0983189A
JPH0983189A JP7231489A JP23148995A JPH0983189A JP H0983189 A JPH0983189 A JP H0983189A JP 7231489 A JP7231489 A JP 7231489A JP 23148995 A JP23148995 A JP 23148995A JP H0983189 A JPH0983189 A JP H0983189A
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JP
Japan
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substrate
width
sandwiching
fixed
sandwiching means
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Pending
Application number
JP7231489A
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English (en)
Inventor
Naoichi Chikahisa
直一 近久
Akira Iizuka
章 飯塚
Takao Naito
孝夫 内藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板を正確に安定して位置決めすることがで
きる基板搬送装置の提供。 【構成】 加工位置まで搬送される基板1の両側縁をガ
イドする固定側レール2及び幅寄せ側レール24と、前
記両レール2、24にガイドされる前記基板1を加工位
置まで搬送する搬送手段17、17と、前記加工位置に
停止した前記基板1の両側縁を挟み込んで位置決めする
固定側挟込み手段2、4、8及び幅寄せ側挟込み手段2
4、25とを有する基板搬送装置において、前記固定側
挟込み手段2、4、8と前記幅寄せ側挟込み手段24、
25との何れか一方に、前記の位置決めすべき基板1を
相手側の前記挟込み手段に押し付ける規制用付勢手段2
7、28、29、29aを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】最近では、電子機器の生産性を向
上するために、基板搬送方法とその装置についても、基
板を正確に安定して搬送・位置決めすることが重要な課
題になっている。
【0002】従来例の挟み込み規制方式の基板搬送方法
とその装置を図7〜図11に基づいて説明する。
【0003】図7、図8において、1は基板、2は前記
基板1をガイドし位置決めするために上下方向のみに動
く固定側上下可動レール、4は固定側上側ガイドで基板
1の上面に接触して位置決めする部分にウレタンゴム層
5を有し、8は後述のテーブルフレーム16に固定され
前記固定側上下可動レール2を上下方向にガイドする固
定ガイドであり、これらによって、基板1の一方の側縁
を挟み込む固定側挟込み手段を構成している。
【0004】3は前記基板1の幅に合わせて基板1の幅
方向に移動し且つ上下方向にも動く移動側上下可動レー
ル、6は移動側上側ガイドで基板1の上面に接触して位
置決めする部分にウレタンゴム層7を有し、9は後述の
テーブルフレーム16上を前記基板1の幅方向に移動し
且つ前記移動側上下可動レールを上下方向にガイドする
移動ガイドであり、これらによって、基板1の他方の側
縁を挟み込む幅寄せ側挟込み手段を構成している。
【0005】10は前記基板1を支持するサポートピ
ン、11は前記サポートピン10を取り付けるサポート
プレート、12は前記固定側上下可動レール2と前記移
動側上下可動レール3とに下から当接して昇降させる昇
降バー、13は前記サポートプレート11と前記昇降バ
ー12とを上下方向に移動させる上下駆動用シリンダ、
14は前記上下駆動用シリンダの動作をガイドし前記サ
ポートプレート11の水平度を確保する上下駆動用ガイ
ドシャフト、15は前記上下駆動用ガイドシャフト14
のガイドブッシュである。
【0006】16は前記固定側挟込み手段のベースにな
る前記固定ガイド8と前記幅寄せ側挟込み手段のベース
になる前記移動ガイド9と前記上下駆動用シリンダ13
と前記上下駆動用ガイドシャフト14と前記ガイドブッ
シュ15とを取り付けてXY方向に移動し基板1を位置
決めするテーブルフレーム、17、17は前記基板1を
搬送する基板搬送ベルト、18は前記基板を止める基板
ストッパーである。
【0007】図9において、19、19は、前述のよう
に、前記幅寄せ側挟込み手段を構成する移動ガイド9と
移動側上下可動レール3と移動側上側ガイド6とを基板
1の幅に合わせて幅寄せ移動させる幅寄せスクリューシ
ャフトである。20、20はベベルギア、21はシャフ
トで前記左右の幅寄せスクリューシャフト19、19間
で駆動力を伝達する。22は前記左右の幅寄せスクリュ
ーシャフト19、19を駆動して前記幅寄せ側挟込み手
段を構成する前記移動ガイド9と前記移動側上下可動レ
ール3と前記移動側上側ガイド6とを基板1の幅に合わ
せて幅寄せ移動させる幅寄せ用パルスモータである。
【0008】図10において、23、23は基板1の位
置を規制する基準ピンで、基板1の基準ピン穴23a、
23aに挿通されて基板1を位置決めする。
【0009】上記構成の従来例の動作を図7、図8に基
づいて説明する。
【0010】図7、図8において、前記幅寄せ側挟込み
手段を構成する移動ガイド9と移動側上下可動レール3
と移動側上側ガイド6とを基板1の幅に対して少し余裕
を持たせて幅寄せした図7に示す状態で、基板搬送ベル
ト17、17が基板1を搬送してくる。基板1が所定位
置にくると、搬送されてきた基板1は基板ストッパー1
8に規制されて停止し、前記基板搬送ベルト17、17
も停止する。
【0011】基板1が停止すると、上下駆動用シリンダ
13が上昇して、サポートプレート11と昇降バー12
とを押し上げる。
【0012】昇降バー12が上昇し固定側上下可動レー
ル2と移動側上下可動レール3とに当接してこれらを持
ち上げる。固定側上下可動レール2と移動側上下可動レ
ール3とが基板1を持ち上げ、基板1は、基板搬送ベル
ト17、17と固定側上側ガイド4に設けたウレタンゴ
ム層5及び移動側上側ガイド6に設けたウレタンゴム層
7との間に挟み込まれた形で位置決めされる。このよう
にして位置決めされた基板1が実装される。
【0013】実装が終わると、上下駆動用シリンダ13
が下降し、それと共に、サポートプレート11と昇降バ
ー12とが下降し、固定側上下可動レール2と移動側上
下可動レール3とが下降する。これらの下降によって、
基板搬送ベルト17、17と前記ウレタンゴム層5及び
前記ウレタンゴム層7との間に挟み込まれていた基板1
が開放され、下降限に到達した固定側上下可動レール2
と移動側上下可動レール3とが備える基板搬送ベルト1
7、17上に搭載された状態になる。
【0014】次いで、基板ストッパー18が下降し、基
板搬送ベルト17、17が動作して、実装済の基板1が
搬出され、代わって実装前の基板1が搬入され、上記の
動作を繰り返す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
の構成では、基板1と、固定側挟込み手段の固定側上下
可動レール2及び幅寄せ側挟込み手段の移動側上下可動
レール3との間に緩衝機能が無いので、移動側上下可動
レール3を基板1の幅に合わせて幅寄せする場合、基板
1の損傷を避けるために、固定側上下可動レール2と移
動側上下可動レール3との間隔が基板1の幅より少し大
きいところで余裕を残して移動側上下可動レール3の移
動を停止させることが必要である。従って、間隔が基板
1の幅より少し広い前記の2つのレール間を基板搬送ベ
ルト17、17で搬送されてきた基板1を基板ストッパ
ー18が止めることになり、図9に示すように、基板1
が少し傾いた状態で停止することが多い。このように基
板1が傾いていると、基板1の認識マークを使用し位置
補正して実装を行っても、正確な位置補正ができず、実
装位置がずれるという問題点がある。
【0016】この問題点の対策には、作業者が手作業
で、基板1の側縁を固定側上下可動レール2の壁面に押
し当てるようにする必要があるという煩わしい問題点が
発生する。
【0017】上記の手作業の代わりに、図10に示すよ
うに、位置決め基準ピン23、23を突っ込んで位置決
めする基準ピン穴23a、23aを基板1に設けると、
作業者の手作業による基板1の位置修正作業を省略でき
るが、位置決め基準ピン23、23の径に対して基準ピ
ン穴23a、23aの径が大きすぎると、両者の径の差
だけ基板1が傾くという問題点が残る。
【0018】更に、図8の状態から、基板搬送ベルト1
7、17と、固定側上側ガイド4に設けたウレタンゴム
5層及び移動側上側ガイド6に設けたウレタンゴム層7
との間に挟み込まれていた基板1が開放された場合に、
基板1の表面の状態によっては、図11に示すように、
固定側上側ガイド4に設けたウレタンゴム層5や移動側
上側ガイド6に設けたウレタンゴム層7に基板1が貼り
付いてしまい、搬送ミスを起こすという問題点がある。
この場合、ウレタンゴム層5、7を無くすると、実装時
には、基板1を保持するテーブルフレーム16が基板1
を位置決するためにXY方向へ移動するので、その移動
による慣性で基板1がずれてしまい、正確な実装ができ
なくなるという問題点が起きる。
【0019】本発明は、上記の問題点を解決し、基板を
正確に安定して位置決めすることができ、且つ、搬出ミ
スがない基板搬送方法とその装置の提供を課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願第1発明の基板搬送
方法は、上記の課題を解決するために、搬送されてきた
基板をその両側縁をガイドレールでガイドしながら搬送
手段によって加工位置まで搬送し、前記加工位置に停止
した前記基板の両側縁を固定側挟込み手段と幅寄せ側挟
込み手段とで挟み込んで位置決めする基板搬送方法にお
いて、前記固定側挟込み手段と前記幅寄せ側挟込み手段
との何れか一方に設けた規制用付勢手段により、前記の
位置決めすべき基板を相手側の前記挟込み手段に押し付
けて位置決めすることを特徴とする。
【0021】本願第2発明の基板搬送方法は、上記の課
題を解決するために、搬送されてきた基板をその両側縁
をガイドレールでガイドしながら搬送手段によって加工
位置まで搬送し、前記加工位置に停止した前記基板の両
側縁を固定側挟込み手段と幅寄せ側挟込み手段とで挟み
込んで位置決めする基板搬送方法において、前記固定側
挟込み手段と前記幅寄せ側挟込み手段との夫々に設けら
れ挟み込んだ基板に当接して基板を保持するゴム弾性体
層の近傍に貼付き防止付勢手段を設け、前記の挟み込ま
れた基板が挟み込みから開放される際に、前記貼付き防
止付勢手段の付勢が、前記基板を前記ゴム弾性体層から
離して前記基板が前記ゴム弾性体層に貼り付くのを防止
することを特徴とする。
【0022】本願第3発明の基板搬送装置は、上記の課
題を解決するために、加工位置まで搬送される基板の両
側縁をガイドする固定側レール及び幅寄せ側レールと、
前記両レールにガイドされる前記基板を加工位置まで搬
送する搬送手段と、前記加工位置に停止した前記基板の
両側縁を挟み込んで位置決めする固定側挟込み手段及び
幅寄せ側挟込み手段とを有する基板搬送装置において、
前記固定側挟込み手段と前記幅寄せ側挟込み手段との何
れか一方に、前記の位置決めすべき基板を相手側の前記
挟込み手段に押し付ける規制用付勢手段を付加すること
を特徴とする。
【0023】本願第4発明の基板搬送装置は、上記の課
題を解決するために、加工位置まで搬送される基板の両
側縁をガイドする固定側レール及び幅寄せ側レールと、
前記両レールにガイドされる前記基板を加工位置まで搬
送する搬送手段と、前記加工位置に停止した前記基板の
両側縁を挟み込んで位置決めする固定側挟込み手段及び
幅寄せ側挟込み手段と、前記固定側挟込み手段及び前記
幅寄せ側挟込み手段に設けられ挟み込んだ基板に当接し
て基板を保持するゴム弾性体層とを有する基板搬送装置
において、前記ゴム弾性体層の近傍に、前記の挟み込ま
れた基板が挟み込みから開放される際に、前記基板を前
記ゴム弾性体層から離して前記基板が前記ゴム弾性体層
に貼り付くのを防止する貼付き防止付勢手段を付加する
ことを特徴とする。
【0024】
【作用】従来例の基板搬送方法を使用した基板搬送装置
で、加工位置まで搬送される基板の両側縁をガイドする
固定側レール及び幅寄せ側レールと、前記両レールにガ
イドされる前記基板を加工位置まで搬送する搬送手段
と、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁を挟み込
んで位置決めする固定側挟込み手段及び幅寄せ側挟込み
手段とを有するものにおいては、搬送される基板の両側
縁と、前記固定側レール及び幅寄せ側レールとの間に、
前記基板を滑らかにガイドするための間隙があり、この
間隙を残したままで、前記固定側挟込み手段と前記幅寄
せ側挟込み手段とで前記基板を位置決めするので、位置
決めされた基板が前記間隙分だけ傾くという問題点があ
る。
【0025】これに対して、本願第1発明及び本願第3
発明によれば、前記固定側挟込み手段と前記幅寄せ側挟
込み手段との何れか一方に規制用付勢手段を設け、前記
規制用付勢手段の付勢により、前記の位置決めすべき基
板を相手側の前記挟込み手段に押し付けて位置決めする
ので、従来例で問題になる間隙が無くなり、前記基板を
正確に位置決めできる。
【0026】従来例の基板搬送方法を使用した基板搬送
装置で、加工位置まで搬送される基板の両側縁をガイド
する固定側レール及び幅寄せ側レールと、前記両レール
にガイドされる前記基板を加工位置まで搬送する搬送手
段と、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁を挟み
込んで位置決めする固定側挟込み手段及び幅寄せ側挟込
み手段と、前記固定側挟込み手段及び前記幅寄せ側挟込
み手段に設けられ挟み込んだ基板に当接して基板を保持
するゴム弾性体層とを有するものにおいては、位置決め
された基板が前記固定側挟込み手段及び幅寄せ側挟込み
手段から開放される際に、基板の表面の状態によって
は、その基板が前記ゴム弾性体層に貼り付いて、搬出ミ
スが発生するという問題点がある。
【0027】これに対して、本願第2発明及び本願第4
発明によれば、前記ゴム弾性体層の近傍に、前記の挟み
込まれた基板が挟み込みから開放される際に、前記基板
を前記ゴム弾性体層から離して前記基板が前記ゴム弾性
体層に貼り付くのを防止する貼付き防止付勢手段を付加
しているので、位置決めされた基板が前記固定側挟込み
手段及び幅寄せ側挟込み手段から開放される際に、基板
の表面の状態の如何に関わらず、その基板が前記ゴム弾
性体層に貼り付くことが無く、搬出ミスが無くなる。
【0028】
【実施例】本願発明の基板搬送方法を使用する基板搬送
装置の実施例を図1〜図6に基づいて説明する。
【0029】図1〜図6に示す本実施例が従来例と異な
るのは、基板搬送装置の幅寄せ側挟込み手段に取り付け
た基板を規制するための規制用付勢手段の部分と、固定
側挟込み手段に取り付けた貼付き防止付勢手段の部分と
である。従って、従来例と同じ部分には、図7〜図11
の従来例と同一の符号を付けて説明を省略する。
【0030】先ず、本実施例の幅寄せ側挟込み手段に取
り付けた基板を規制するための規制用付勢手段の部分を
図1、図2に基づいて説明する。24はテーブルフレー
ム16上を基板1に対して水平方向には移動するが上下
方向には移動しない移動側固定レール、25は基板1の
上面に接触して位置決めする移動側上側ゴム層無しガイ
ド、26は固定側のレールのみを昇降させる固定側レー
ル昇降用バー、27は基板1に対する幅寄せのために基
板1の側縁を押す移動側レール内プッシャー部材、28
は前記移動側レール内プッシャー部材27を基板1の側
縁に対して弾性的に押し付ける規制用バネ材又は規制用
ゴム弾性材等からなる規制用付勢手段、29aは前記移
動側レール内プッシャー部材27に設けられた前記基板
1の幅方向に長い長穴、29は前記長穴29aに挿通さ
れて前記規制用付勢手段28による移動側レール内プッ
シャー部材27の移動を前記長穴29aの長さの範囲に
規制するストッパーピンである。
【0031】又、本実施例の幅寄せ側挟込み手段の移動
側固定レール24を基板1に対して幅寄せする機構を図
3に基づいて説明する。19、19は、幅寄せ側挟込み
手段を構成する移動側固定レール24と移動側上側ゴム
層無しガイド25とを基板1の幅に合わせて幅寄せ移動
させる幅寄せスクリューシャフトである。20、20は
ベベルギア、21はシャフトで前記左右の幅寄せスクリ
ューシャフト19、19間で駆動力を伝達する。22は
前記左右の幅寄せスクリューシャフト19、19を駆動
して前記の幅寄せ側挟込み手段を構成する移動側固定レ
ール24と移動側上側ゴム層無しガイド25とを基板1
の幅に合わせて幅寄せ移動させる幅寄せ用パルスモータ
である。
【0032】そして、30は前記幅寄せ用パルスモータ
22を駆動するモータドライバー、31は前記モータド
ライバー30を制御するコントローラ、32は前記コン
トローラ31に制御用のデータを入力する操作盤であ
る。
【0033】又、本実施例の固定側挟込み手段に取り付
けた貼付き防止付勢手段を図5、図6に基づいて説明す
る。
【0034】図5、図6において、固定側上側ガイド4
に設けたウレタンゴム層5に基板1が貼付くのを防止す
るために、貼付き防止付勢手段33をネジ33aを用い
て固定側上側ガイド4に取り付ける。基板1がウレタン
ゴム層5に接触するまでは、貼付き防止付勢手段33の
先端33bがウレタンゴム層5より下方に突き出してお
り、固定側上下可動レール2が上昇し基板1が上昇して
ウレタンゴム層5に接触する際には、基板1は、先ず、
前記貼付き防止付勢手段33の先端に当接し、前記貼付
き防止付勢手段33の付勢に抗して上昇してウレタンゴ
ム層5に接触する。従って、前記貼付き防止付勢手段3
3の付勢力は貼付きを防止できる程度の小さい力に設定
する。固定側上下可動レール2が下降する際には、貼付
き防止付勢手段33の付勢によって、基板1はウレタン
ゴム層5に付着することなくウレタンゴム層5から離れ
る。この場合、貼付き防止付勢手段33の固定側上側ガ
イド4の長手方向の長さは短くても良いので、図6に示
すように、幅の狭い貼付き防止付勢手段33を複数個取
付ける。取り付ける個数は、貼付き防止に必要な力で決
まる。
【0035】以下に、本実施例の動作を図1〜図6に基
づいて説明する。
【0036】図1〜図4において、先ず、操作盤32か
らコントローラ31に操作用データを入力しモータドラ
イバー31を動作させ幅寄せ用パルスモータ22を駆動
して、移動側固定レール24を基板1の幅方向に幅寄せ
し、移動側固定レール24と固定側上下可動レール2と
の基板搬送間隔を、(基板1の幅y)+2×(所定間隙
Δy1 )とする。前記所定間隙Δy1 は、基板1が基板
搬送ベルト17、17により搬送される際に、基板1が
滑らかに搬送されるに必要な両側の余裕分である。
【0037】次いで、基板搬送ベルト17、17を動か
して基板1を搬送する。搬送されてきた基板1が基板ス
トッパー18に規制されて停止すると、基板搬送ベルト
17、17も停止し、搬送動作が終了する。
【0038】次いで、上下駆動用シリンダ13が動作し
てサポートプレート11と固定側レール昇降バー26と
を押し上げる。この押し上げによって、サポートピン1
0が基板1の裏面に当接すると同時に、固定側レール昇
降バー26が固定側上下可動レール2の下面に当接し、
基板1と固定側上下可動レール2とを平行して押し上げ
る。この押し上げは、基板1の上面が、固定側挟込み手
段を構成する固定側上側ガイド4のウレタンゴム層5に
当接し、且つ、幅寄せ側挟込み手段を構成する移動側上
側ゴム層無しガイド25に当接した時点で停止する。
尚、基板1の上面が、固定側挟込み手段側で、固定側上
側ガイド4のウレタンゴム層5に当接する際には、基板
1は、先ず、前記貼付き防止付勢手段33の先端に当接
し、前記貼付き防止付勢手段33の付勢に抗して上昇し
てウレタンゴム層5に当接する。
【0039】上記の押し上げが停止すると、図4におい
て、操作盤32からコントローラ31に予め入力されて
いるデータに基づいてモータドライバー30が動作して
幅寄せ用パルスモータ22を駆動し、移動側固定レール
24を、基板1の幅方向に、2×(所定間隙Δy1 )+
付勢距離Δy2 だけ幅寄せする。
【0040】上記の幅寄せの場合に、図3に示すように
基準ピンと基準ピン穴とが無い場合には、前記の2×
(所定間隙Δy1 )の余裕間隙が無くなり、規制用付勢
手段28が長さLから付勢距離Δy2 だけ圧縮され、こ
の圧縮量に対応した付勢力で、基板1を固定側上下可動
レール2に押し付けて、基板1を正確に位置決めする。
【0041】又、上記の幅寄せの場合に、図4に示すよ
うに基準ピン23、23と基準ピン穴23a、23aと
がある場合には、基準ピン23と基準ピン穴23aとの
間に遊びがあっても、その遊びを基準ピン23の片側に
寄せ付けて、基板1を正確に位置決めする。
【0042】なお本実施例では、基板1を上昇させた後
に、幅寄せをしているが、先に両挟み込み手段によって
基板1の位置決めを行った後に、固定側上下可動レール
2とサポートピン10によって基板1を上昇させてもよ
い。
【0043】上記のようにして正確に位置決めされた基
板1を実装し、実装が終了すると、操作盤32からコン
トローラ31に予め入力されているデータに基づいてモ
ータドライバー30が動作して幅寄せ用パルスモータ2
2を駆動し、移動側固定レール24を、基板1の幅方向
に、2×(所定間隙Δy1 )+付勢距離Δy2 だけ幅を
広げ、上下駆動用シリンダ13が動作してサポートプレ
ート11と固定側レール昇降バー26とを下降させる。
【0044】上記の下降によって、基板1が下降する
が、この場合に、固定側挟込み手段側では、貼付き防止
付勢手段33の付勢によって、基板1はウレタンゴム層
5に付着することなくウレタンゴム層5から離れる。幅
寄せ側挟込み手段側では、貼付き防止付勢手段33の付
勢により基板1が保持されるので、移動側上側ガイドに
はウレタンゴム層が不要になり、基板1の上面に当接し
ているのは移動側上側ゴム層無しガイド25であるの
で、基板1は付着することなく移動側上側ゴム層無しガ
イド25から離れる。
【0045】次いで、基板ストッパー18が下降し、基
板搬送ベルト17、17が動作して、実装済の基板1が
搬出され、代わって実装前の基板1が搬入され、上記の
動作を繰り返す。
【0046】尚、本実施例では、規制用付勢手段を固定
側挟込み手段側に取り付けたが、これに限らず、規制用
付勢手段を幅寄せ側挟込み手段側に取り付けても良い。
又、固定側挟込み手段や幅寄せ側挟込み手段等の構造
は、本実施例の構造に限らず、目的に合わせて自由に設
計できる。又、貼付き防止付勢手段33の付勢を働かせ
る時点も、本実施例の時点に限らず、目的と構造とに合
わせて自由に設定できる。
【0047】
【発明の効果】本願第1発明及び本願第3発明によれ
ば、固定側挟込み手段と幅寄せ側挟込み手段との何れか
一方に規制用付勢手段を設け、前記規制用付勢手段の付
勢により、位置決めすべき基板を相手側の挟込み手段に
押し付けて位置決めするので、前記基板を傾き無く正確
に位置決めできるという効果を奏する。
【0048】本願第2発明及び本願第4発明によれば、
ゴム弾性体層の近傍に、挟み込まれた基板が挟み込みか
ら開放される際に、基板を前記ゴム弾性体層から離して
前記基板が前記ゴム弾性体層に貼り付くのを防止する貼
付き防止付勢手段を付加しているので、位置決めされた
基板が固定側挟込み手段及び幅寄せ側挟込み手段から開
放される際に、基板の表面の状態の如何に関わらず、そ
の基板が前記ゴム弾性体層に貼り付くことが無く、搬送
ミスが無くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例の構成を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例の構成の要部を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施例の構成の要部を示す平面図であ
る。
【図7】従来例の構成を示す斜視図である。
【図8】従来例の構成を示す斜視図である。
【図9】従来例の問題点を示す平面図である。
【図10】従来例の問題点を示す平面図である。
【図11】従来例の問題点を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 固定側上下可動レール 4 固定側上側ガイド 5 ウレタンゴム層 8 固定ガイド 10 サポートピン 11 サポートプレート 13 上下駆動用シリンダ 14 上下駆動用ガイドシャフト 15 ガイドブッシュ 16 テーブルフレーム 17 基板搬送ベルト 18 基板ストッパー 19 幅寄せスクリューシャフト 20 ベベルギア 21 シャフト 22 幅寄せ用パルスモータ 23 基準ピン 23a 基準ピン穴 24 移動側固定レール 25 移動側上側ゴム層無しガイド 26 固定側レール昇降用バー 27 移動側レール内プッシャー部材 28 規制用付勢手段 29 ストッパーピン 29a 長穴 30 モータドライバー 31 コントローラ 32 操作盤 33 貼付き防止付勢手段 33a ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてきた基板をその両側縁をガイ
    ドレールでガイドしながら搬送手段によって加工位置ま
    で搬送し、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁を
    固定側挟込み手段と幅寄せ側挟込み手段とで挟み込んで
    位置決めする基板搬送方法において、前記固定側挟込み
    手段と前記幅寄せ側挟込み手段との何れか一方に設けた
    規制用付勢手段により、前記の位置決めすべき基板を相
    手側の前記挟込み手段に押し付けて位置決めすることを
    特徴とする基板搬送方法。
  2. 【請求項2】 搬送されてきた基板をその両側縁をガイ
    ドレールでガイドしながら搬送手段によって加工位置ま
    で搬送し、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁を
    固定側挟込み手段と幅寄せ側挟込み手段とで挟み込んで
    位置決めする基板搬送方法において、前記固定側挟込み
    手段と前記幅寄せ側挟込み手段との夫々に設けられ挟み
    込んだ基板に当接して基板を保持するゴム弾性体層の近
    傍に貼付き防止付勢手段を設け、前記の挟み込まれた基
    板が挟み込みから開放される際に、前記貼付き防止付勢
    手段の付勢が、前記基板を前記ゴム弾性体層から離して
    前記基板が前記ゴム弾性体層に貼り付くのを防止するこ
    とを特徴とする基板搬送方法。
  3. 【請求項3】 加工位置まで搬送される基板の両側縁を
    ガイドする固定側レール及び幅寄せ側レールと、前記両
    レールにガイドされる前記基板を加工位置まで搬送する
    搬送手段と、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁
    を挟み込んで位置決めする固定側挟込み手段及び幅寄せ
    側挟込み手段とを有する基板搬送装置において、前記固
    定側挟込み手段と前記幅寄せ側挟込み手段との何れか一
    方に、前記の位置決めすべき基板を相手側の前記挟込み
    手段に押し付ける規制用付勢手段を付加することを特徴
    とする基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 加工位置まで搬送される基板の両側縁を
    ガイドする固定側レール及び幅寄せ側レールと、前記両
    レールにガイドされる前記基板を加工位置まで搬送する
    搬送手段と、前記加工位置に停止した前記基板の両側縁
    を挟み込んで位置決めする固定側挟込み手段及び幅寄せ
    側挟込み手段と、前記固定側挟込み手段及び前記幅寄せ
    側挟込み手段に設けられ挟み込んだ基板に当接して基板
    を保持するゴム弾性体層とを有する基板搬送装置におい
    て、前記ゴム弾性体層の近傍に、前記の挟み込まれた基
    板が挟み込みから開放される際に、前記基板を前記ゴム
    弾性体層から離して前記基板が前記ゴム弾性体層に貼り
    付くのを防止する貼付き防止付勢手段を付加することを
    特徴とする基板搬送装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179676A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Juki Corp 基板搬送装置
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JP2009176981A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Anritsu Corp 印刷はんだ検査装置
JP2011091460A (ja) * 2011-02-09 2011-05-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 基板保持装置
JPWO2013157120A1 (ja) * 2012-04-19 2015-12-21 株式会社安川電機 ロボットシステム
JP2016132234A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置、カード保持部材、及び印刷方法

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