JP4950585B2 - 定着方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
一例として定着ローラとこれと逆転する供給ローラとからなる構成の定着装置は、逆転することで塗布液の状態を安定的なものとし、リブ等の不均一が防止されている。
従来は塗布ニップの確保、表面平滑性の確保、109〜1012Ωcmの中抵抗の電気抵抗、バイアスを印加する必要からシリコーン系ゴムローラにPFAチューブを被覆していた。また、バイアスはブレードから印加していた。
また、上述した従来技術では、PFAチューブを被覆することで、ブレード圧と加圧とによるニップ形成の必要から、しわの発生に繋がりやすかった。
更に、ニップ形成の必要から、ローラは硬度の低いゴムローラにPFAチューブを被覆している。そのため、被覆部分以外の厚み部分や被覆の隙間等に入り込んだ軟化液はゴムローラのゴムを溶かしやすい。軟化液は着色された樹脂粒子の溶解性が高いので、その機能からいってほとんどゴム材質も溶かしてしまう。また、この問題は定着装置以降の被記録体にローラ対により加圧を行う加圧手段においても同様である。加圧手段の目的は定着性の加速である。
しかし、定着ユニットで軟化剤が塗布されており、軟化は進んでいる。また、定着ローラよりも粘度も高く、付着しやすい条件となっている。更に、時間を経過したトナーは固まり、ブレードクリーニングでは、回収したトナーの処理が問題となる。また、長期にわたる機械停止ではトナーを介してブレードとローラが固着してしまう。更にまた、ブレード圧が常時掛かることを回避することも必要である。
(1)潜像担持体と、該潜像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、現像されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、該記録材上に転写されたトナー像にトナーを軟化又は膨潤させる定着液を付与して該記録材上にトナー像を定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触する部材の少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成することを特徴とする画像形成装置。
潜像担持体上の静電潜像をトナーで現像し、現像されたトナー像を記録材上に転写し、該記録材上に転写されたトナー像にトナーを軟化又は膨潤させる定着液を付与して該記録材上にトナー像を定着させる定着方法であって、
前記記録材の定着液付与面と接触する部材の少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成し、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触させることを特徴とする定着方法。
定着液塗布ローラと該定着液塗布ローラに対向する対向ローラとからなる定着手段を用い、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触する部材として該定着液塗布ローラを用いることを特徴とする上記(1)の定着方法。
定着液塗布ローラと該定着液塗布ローラに対向する対向ローラとからなる定着手段を用い、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触する部材として該定着液塗布ローラを用いることを特徴とする上記(1)の定着方法。
前記記録材の進行方向で、かつ、前記定着手段の下流側で、少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成した加圧ローラと該加圧ローラに対向する背面ローラとで該記録材上のトナー像を加圧することを特徴とする上記(1)から(3)のいずれかに記載の定着方法。
前記加圧ローラに前記記録材上に転写されたトナーと同極性のバイアスを印加することを特徴とする上記(4)に記載の定着方法。
前記ローラに対して接離する機構を有するクリーニング手段により前記超高分子ポリエチレンローラの表面に接触して該ローラ表面をクリーニングすることを特徴とする上記(2)から(4)のいずれかに記載の定着方法。
前記加圧ローラのクリーニング手段としてウエブを用いることを特徴とする上記(6)に記載の定着方法。
前記ウエブを介してバックアップローラが前記加圧ローラに接離することを特徴とする上記(7)に記載の定着方法。
図2は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概念図であり、複写機やプリンタとして利用されるカラー電子写真のタンデム方式の画像形成装置を示す。また、図3は、図2に示した画像形成装置の一部を示す。
中間転写ベルト11の支持ローラ14に対向する位置には、二次転写装置17が設けられている。二次転写装置17は、二つの支持ローラ18及び19の間に張架された二次転写ベルト20で構成されている。なお、二次転写装置17としては、転写ベルト以外に転写ローラを用いた構成としてもよい。また、中間転写ベルト11の支持ローラ12に対向する位置には、ベルトクリーニング装置21が配置されている。ベルトクリーニング装置21は、中間転写ベルト11上に残留するトナーを除去するために配置されている。
記録材(記録紙)22は、一対の給紙ローラ23で二次転写部へ導かれ、トナー像を記録材22に転写する際には、二次転写ベルト20を中間転写ベルト11に押し当てて転写を行う。トナー像が転写された記録材22は、定着装置30へ導かれ、定着液が付着される。
図3は、図3に示した画像形成装置の一部拡大図である。図1は、本発明に係る定着手段及び加圧手段の一例を示す概略構成図である。図4は、記録材上のトナーに定着液が付与され、トナーが軟化又は膨潤していく状態を示す説明図であり、図4(a)は定着前を示し、図4(b)は軟化又は膨潤中を示し、図4(c)は定着完了を示している。
図3、図1に示すように、画像形成ユニットには、感光体ドラム16の周辺に、帯電装置24、現像装置25、クリーニング装置26及び除電装置27が配置されている。また、感光体16に対して、中間転写ベルト11を介して対向する位置に、一次転写装置28が設けられている。
帯電装置24は、帯電ローラを採用した接触帯電方式であり、感光体ドラム16に接触して電圧を印加することにより、感光体ドラム16の表面を一様に帯電する。この帯電装置24としては、非接触のスコロトロン帯電等を採用した非接触帯電方式の帯電装置を採用することもできる。
図1に示すように、定着液は、定着液充填タンク31に貯留され、搬送パイプを通して、定着液塗布パッド32に接続されている。定着液を付着させる手段である塗布ローラ33に対して、定着液を含有した定着液塗布パッド32から微小量の定着液が塗布ローラ33に供給され、塗布ローラ33と加圧ローラ34との接触部で記録材(記録媒体)35上の未定着トナー36に定着液が付与される。ここで、紙等の記録材35は、上述の画像形成プロセスでトナーが付着されたものである。塗布ローラ33は、超高分子ポリエチレンのブロックから加工されている。
本発明で用いられる超高分子ポリエチレンは分子量が100万から600万という高い数値を示す。市販品としては作新工業社の超高分子ポリエチレン「商品名ニューライト」を入手できる。
その特性としては、
(1)付着したトナーが剥れやすい。
(2)溶剤が付着しても膨潤や溶解が生じない。
(3)体積抵抗値のコントロールが可能で、103Ω・cmまでの選定が出来るため軸芯からのバイアス印加が可能という利点が有り、簡易な構成でのクリーニング手段で効果的な性能を得られる。
定着液塗布後の加圧手段37はトナーの軟化を促進させる効果が有るが(紙の繊維中にトナーを押し込む等の効果)必ずしも塗布手段の後行程に有る必要はなく、プリントスピード、後行程への距離、軟化剤による軟化スピード等諸条件によって、その必要性は違ってくる。
ここでは、補助機構としての加圧手段37について説明する。
加圧手段37はトナー像面に接触する加圧ローラ38と、この加圧ローラ38に対向する背面ローラ39とからなり、加圧設定は機械条件により異なる。この加圧手段37による効果は、次のように考えられる。
上記加圧ローラ38に対向する背面ローラ39も超高分子ポリエチレンローラ、又は電気抵抗が中抵抗(109〜1012Ω・cm)を有するローラとしてよい。
従って加圧ローラ34にはクリーニング手段として、ウエブクリーニング部材(ウエブ)40が設けられている。また、加圧ローラ38にはオフセット防止手段としてトナーと同極性のバイアスを印加している。ここでは、芯金からバイアスを印加でき、チューブ等を被覆したものに比べ加圧力が高くても圧の分布、機械的精度等多くの要因による皮膜のしわを考慮せずに、安定したローラ構成ができる。
更に、記録材35は枚用紙の場合、連続通紙においては紙間があり、サイズによっては両端部の接触が対向ローラ(図中、背面ローラ39)との構成において発生する。対向ローラは、バイアスに対してグランドであるが、抵抗値が低いとリークしてしまい、本来印加したい記録材にかかりにくい。
ウエブ40は接離を行うが、当接にはクリーニング効果として、ニップ部での圧が必要で、この圧により幅方向のクリーニング性能のばらつきを軽減することができる。当然、加圧手段37もウエブが離間するときは加圧位置より離間する。
定着液に含有される軟化剤は、トナーを構成する樹脂成分を軟化又は膨潤させる材料(以下、「軟化剤」という。)である。軟化剤としては、脂肪族エステルを用いることができる。
R1COOR2 …(1)
で示される化合物であり、R1は、炭素数が11以上14以下のアルキル基であり、R2は、炭素数が1以上3以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
本発明において、脂肪族ジカルボン酸エステルは、一般式(2)
R3(COOR4)2 …(2)
で示される化合物であり、R3は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基であり、R4は、炭素数が2以上5以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
脂肪族ジカルボン酸エステルとしては、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソデシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル等が挙げられる。トナーに含まれる樹脂は、上記と同様である。
R5(COOR6−O−R7)2 …(3)
で示される化合物であり、R5は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基であり、R6は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基であり、R7は、炭素数が1以上4以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
なお、精度が高く、オフィス環境等における実用的な臭気の測定尺度として、官能測定である三点比較式臭袋法による臭気指数(10log(臭わなくなるまでの希釈倍率))を臭気の指標として用いている。
また、溶媒が不快臭や刺激臭を帯びていると、定着時に装置から臭気が発生する。溶媒は、定着液中の含有量が多いため、臭気指数は、7以下であることが好ましく、3以下であることがさらに好ましい。
このような方法としては、HLB値が5〜16程度の界面活性剤を水に添加し、脂肪族エステルを添加した後、加熱しながら長時間攪拌する方法が挙げられる。HLB値が5〜16程度の界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、例えば、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖クエン酸エステル類やソルビタン脂肪酸エステル類、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエートやポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートやポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテートや、グリセリン脂肪酸エステル類等が挙げられる。
また、希釈溶媒として、水と水溶性の溶媒との混合溶媒を用いることもできる。水溶性の溶媒としては、エタノール、イソプロパノール等の単価のアルコール類やプロピレングリコール、1,3ブチレングリコールやグリセリンのごとき多価アルコール類が挙げられる。
また、定着液のトナー層への塗布は、定着液塗布時に、定着液中の希釈溶媒が蒸発又は紙内に拡散後、紙上のトナーに対して軟化剤の比率9〜10wt%となるように定着を行った。定着液の塗布量は0.5g〜0.6g/A4とした。
(定着液処方)
希釈溶媒
水 19wt%
プロピレングリコール 75wt%
浸透剤:ポリエーテル変性シリコーン(東レダウコーニング) 1wt%
上記希釈溶媒に軟化剤を滴下しながら攪拌し、軟化剤を希釈溶媒に混合した。混合状態はマイクロエマルジョン状態であった。
(定着テスト)
定着評価:塗布10秒後にウエスでトナー面をこすり、画像劣化の有無で判定
(テスト結果)
(定着液処方)
希釈溶媒
水 54wt%
プロピレングリコール 35wt%
浸透剤:ポリエーテル変性シリコーン(東レダウコーニング) 1wt%
上記希釈溶媒に軟化剤を滴下しながら攪拌し、軟化剤を希釈溶媒に混合した。混合状態は溶解状態であった。
(テスト結果)
(定着液処方)
希釈溶媒
水 19wt%
プロピレングリコール 75wt%
浸透剤:ポリエーテル変性シリコーン(東レダウコーニング) 1wt%
上記希釈溶媒に軟化剤を滴下しながら攪拌し、軟化剤を希釈溶媒に混合した。混合状態はマイクロエマルジョン状態であった。
(テスト結果)
図5に示される液体現像方式の画像形成装置を用いて、供給ローラ50、定着ローラ51、対向ローラ52からなる定着液塗布部の下流に図1に示す加圧手段のみ付設して実験を行った。
なお、上記供給ローラ50と加圧手段の加圧ローラとは作新工業社製の超高分子ポリエチレンのブロック(商品名:ニューライト)を用いて作製したものを用いた。
現像はキャリア液として50mPa・sの粘度のジメチルポリシロキサンオイル中にトナーが分散された液体現像剤53を用いて行い、形成された記録材35上のトナー像に実施例1で用いたと同様の定着液を付与し、加圧ローラで加圧した。
得られた画像について、塗布10秒後にトナー面をウエスでこすり定着テストを行ったところ、画像の乱れが発生せず、良好な定着が行われたことを確認した。
なお、54は液体現像剤53を感光体16に塗布する塗布装置であり、中間ローラ55、クリーニングブレード56、及び塗布ローラ57で構成されている。58は現像ローラであり、塗布装置54からの液体現像剤53を感光体16に塗布する。59はクリーニングブレードであり、感光体16上の余分な液体現像剤を、スイープローラ60を介して除去する。61はクリーニングブレードであり、感光体16から中間転写ローラ62に転写された液体現像剤のうちの余分な液体現像剤を除去する。63は転写ローラである。
本発明1、2によれば、記録材上のトナーに定着液が付与された後に、この定着液付与面と接触する部材、例えば定着液塗布ローラの少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成したことから、トナーが付着しにくいのみならず、ローラの体積抵抗を103Ω・cmまで下げられるので、バイアスを印加することができ、オフセット防止を行うことができる。特に芯金からバイアスを印加できるので、接点として信頼性の高い構成が可能である。
16 感光体ドラム又は潜像担持体
17 二次転写装置
28 一次転写装置
30 定着液をトナーに付着させる装置
Claims (16)
- 潜像担持体上の静電潜像をトナーで現像し、現像されたトナー像を記録材上に転写し、該記録材上に転写されたトナー像にトナーを軟化又は膨潤させる定着液を付与して該記録材上にトナー像を定着させる定着方法であって、
前記定着液が、下記一般式(2)で表される脂肪族ジカルボン酸エステル及び下記一般式(3)で表される脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキルの少なくともいずれかを含有する軟化剤と、ポリエーテル変性シリコーンを含む浸透剤とを含有し、
前記記録材の定着液付与面と接触する部材の少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成し、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触させることを特徴とする定着方法。
R 3 (COOR 4 ) 2 ・・・一般式(2)
ただし、前記一般式(2)において、R 3 は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基を表し、R 4 は、炭素数が2以上5以下のアルキル基を表す。
R 5 (COOR 6 −O−R 7 ) 2 ・・・一般式(3)
ただし、前記一般式(3)において、R 5 は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基を表し、R 6 は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基を表し、R 7 は、炭素数が1以上4以下のアルキル基を表す。 - 定着液塗布ローラと該定着液塗布ローラに対向する対向ローラとからなる定着手段を用い、前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触する部材として該定着液塗布ローラを用いることを特徴とする請求項1に記載の定着方法。
- 前記対向ローラの少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成したことを特徴とする請求項2に記載の定着方法。
- 前記記録材の進行方向で、かつ、前記定着手段の下流側で、少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成した加圧ローラと該加圧ローラに対向する背面ローラとで該記録材上のトナー像を加圧することを特徴とする請求項2から3のいずれか1項に記載の定着方法。
- 前記加圧ローラに前記記録材上に転写されたトナーと同極性のバイアスを印加することを特徴とする請求項4に記載の定着方法。
- 前記加圧ローラに対して接離する機構を有するクリーニング手段により前記加圧ローラの表面に接触して該加圧ローラ表面をクリーニングすることを特徴とする請求項4から5のいずれか1項に記載の定着方法。
- 前記加圧ローラのクリーニング手段としてウエブを用いることを特徴とする請求項6に記載の定着方法。
- 前記ウエブを介してバックアップローラが前記加圧ローラに接離することを特徴とする請求項7に記載の定着方法。
- 潜像担持体と、該潜像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、現像されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、該記録材上に転写されたトナー像にトナーを軟化又は膨潤させる定着液を付与して該記録材上にトナー像を定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、
前記定着液が、下記一般式(2)で表される脂肪族ジカルボン酸エステル及び下記一般式(3)で表される脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキルの少なくともいずれかを含有する軟化剤と、ポリエーテル変性シリコーンを含む浸透剤とを含有し、
前記定着液付与後に前記記録材の定着液付与面と接触する部材の少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成したことを特徴とする画像形成装置。
R 3 (COOR 4 ) 2 ・・・一般式(2)
ただし、前記一般式(2)において、R 3 は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基を表し、R 4 は、炭素数が2以上5以下のアルキル基を表す。
R 5 (COOR 6 −O−R 7 ) 2 ・・・一般式(3)
ただし、前記一般式(3)において、R 5 は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基を表し、R 6 は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基を表し、R 7 は、炭素数が1以上4以下のアルキル基を表す。 - 前記定着手段が、定着液塗布ローラと該定着液塗布ローラに対向する対向ローラとからなり、前記定着液付与後に記録材の定着液付与面と接触する部材が、該定着液塗布ローラであることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記対向ローラの少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成したことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記記録材の進行方向で、かつ、前記定着手段の下流側に、該記録材上のトナー像を加圧する加圧ローラと該加圧ローラに対向する背面ローラとからなる加圧手段を設け、該加圧ローラの少なくとも表面を超高分子ポリエチレンで構成したことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記加圧ローラに前記記録材上に転写されたトナーと同極性のバイアスを印加するバイアス印加手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記加圧ローラの表面に接触して該加圧ローラ表面をクリーニングするクリーニング手段を備えると共に該クリーニング手段は前記加圧ローラに対して接離する機構を有することを特徴とする請求項12から13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記加圧ローラのクリーニング手段がウエブであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
- 前記ウエブを介して前記加圧ローラに接触するバックアップローラを備えると共に該バックアップローラは前記ウエブを介して前記加圧ローラに対して接離する機構を有することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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