JP2006072247A - 中間転写ベルト、画像形成装置、中間転写ユニット - Google Patents

中間転写ベルト、画像形成装置、中間転写ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりする問題のない画像形成装置の提供。
【解決手段】感光体ドラムと中間転写ベルトとを備える画像形成装置において、長手方向に沿って伸縮可能であり、感光体ドラムに形成されたトナー画像が表面側に転写される中間転写ベルトであって、弾性材からなるベルト基材と、前記ベルト基材の表面側および裏面側を被覆する被覆層とを有してなり、前記被覆層は、前記ベルト基材よりも電気抵抗が高く、裏面側の被覆層が表面側の被覆層よりも電気抵抗が高い中間転写ベルト。
【選択図】 図3

Description

本発明は、中間転写ベルト、画像形成装置、および中間転写ユニットに関し、特に、1次バイアスによる感光体ドラムの逆帯電による影響が少ない中間転写ベルト、および前記中間転写ベルトを備える画像形成装置と中間転写ユニットに関する。
感光体ドラムの表面側に形成されたトナー画像を、中間転写ベルトを介して記録媒体に転写するフルカラーの画像形成装置において、中間転写ベルトを感光体ドラムに巻き掛けて従動させることにより、バンディングや色重ねズレを抑制することが提案された(特許文献1)。
特開2003−84581号公報
しかしながら、前記画像形成装置において1次転写領域を広く取ると、1次転写バイアスによる感光体ドラムの逆帯電が顕著になるので、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりするなどの可能性がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、前記画像形成装置において1次転写領域を広く取った場合においても、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりするなどの問題のない画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、感光体ドラムと中間転写ベルトとを備える画像形成装置において、感光体ドラムに形成されたトナー画像が表面側に転写され、長手方向に沿って伸縮可能な中間転写ベルトであって、弾性材からなるベルト基材と、前記ベルト基材の表面側および裏面側を被覆する被覆層とを有してなり、前記被覆層は、前記ベルト基材よりも電気抵抗が高く、裏面側の被覆層が表面側の被覆層よりも電気抵抗が高いことを特徴とする中間転写ベルトに関する。
前記中間転写ベルトは、前述のように表面側だけでなく裏面側にも被覆層が設けられ、前記被覆層はベルト基材よりも電気抵抗が大きいだけでなく、1次転写ローラなどによって1次転写バイアスが印加される裏面側の被覆層の方が表面側の被覆層よりも電気抵抗が大きい。
したがって、1次転写ローラによって1次転写バイアスが印加されたときに中間転写ベルトの裏面側に与えられる電荷量を一定に絞ることができるから、裏面側から表面側に電荷が抜けるのを抑制できる。
したがって、前記1次転写バイアスによって感光体ドラムの感光特性が大きく影響されることがないから、1次転写領域を広く取った場合においても、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりするなどの問題のない。
前記ベルト基材を構成できる弾性材としては、各種ジエンゴムやエラストマを加硫した加硫ゴムや、熱可塑性エラストマなどのゴム弾性を示す材料が挙げられる。これらの加硫ゴムや熱可塑性エラストマには、必要に応じてカーボンブラックのような導電性充填剤を配合して所望の導電性を付与することができる。
また、被覆層にも前記加硫ゴムや熱可塑性エラストマなどを使用できるが、1次転写ローラや感光体ドラムとの摩擦を提言するためにポリ四弗化エチレン樹脂などの弗素系樹脂や超高分子量ポリエチレンのような潤滑性樹脂を配合することが好ましい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の中間転写ベルトにおいて、前記中間転写ベルトの単位厚さ当りの電気抵抗である体積抵抗が106〜1013Ω・cmの範囲である中間転写ベルトに関する。
前記中間転写ベルトを使用すれば、感光体ドラム上のトナー画像が、細部がぼやけた状態で中間転写ベルトに転写されたり、中間転写ベルトの表面側に帯電電荷が残存して残像が発生したりすることがないから好ましい。
請求項3に記載の発明は、感光体ドラムと、請求項1または2に記載の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの裏面側に当接してバイアス電圧を印加し、前記感光体ドラム表面側に形成されたトナー画像を前記中間転写ベルトの表面側に転写させる1次転写ローラとを備えてなることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、請求項1のところで説明したのと同様の理由により、1次転写領域を広く取った場合においても、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりするなどの問題のない。したがって、中間転写ベルトを感光体ドラムに巻き掛けて従動させる形態の画像形成装置として好適である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において前記1次転写ローラが金属ローラである画像形成装置に関する。
前記画像形成装置において1次転写ローラとして使用される金属ローラは、導電性発泡ゴムの表面を有する導電性ローラに比較して安価な上、抵抗値が安定し、経時安定性も高い.
請求項5に記載の発明は、感光体ドラムの表面側に形成されたトナー画像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する画像形成装置に装着される中間転写ユニットであって、請求項1または2に記載の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの裏面側に当接してバイアス電圧を印加し、前記感光体ドラム表面側に形成されたトナー画像を前記中間転写ベルトの表面側に転写させる1次転写ローラとを備えてなることを特徴とする中間転写ユニットに関する。
前記中間転写ユニットを画像形成装置本体に装着することにより、請求項3に記載の画像形成装置を構成することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の中間転写ユニットにおいて、前記1次転写ローラが金属ローラである中間転写ユニットに関する。
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置において1次転写領域を広く取った場合においても、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラムの感光特性が大きく損なわれたりするなどの問題のない画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置の一例について図面を用いて説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12と、画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16とを有し、画像形成装置本体12の下部には1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は用紙が収納される給紙カセット22を有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から用紙を供給するフィードローラ24、および供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードローラ26が配置されている。
搬送路28は、フィードローラ24から排出口30までの用紙通路であり、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。搬送路28は、本発明における記録媒体の進入経路に相当する。
搬送路28における定着装置90の上流側に二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72とが配置され、二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72の上流側にレジストローラ32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ローラ34が配置されている。なお、二次転写ローラ80および二次転写バックアップローラ72は、夫々本発明における二次転写部材およびバックアップ部材に相当する。二次転写ローラ80は、後述する中間転写ベルト64に当接しつつ従動する従動ローラであってもよく、また、中間転写ベルト64の回転速度と同一の周速で回転駆動される回転駆動ローラであってもよい。ただし、二次転写ローラ80として回転駆動ローラを用いるときは、回転駆動現との間にトルクリミッタを介装し、中間転写ベルト64と二次転写ローラ80との間に過大なトルクが生じないようにすることが好ましい。
画像形成装置本体12の略中央部にはロータリ現像装置38が配置され、ロータリ現像装置38の右隣に隣接して感光ドラム50が配設されている。感光ドラム50は回転軸49で支承されている。
ロータリ現像装置38は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)の4色のトナー像を形成する現像器42a〜42dが内部に設けられた現像器本体40を有する。現像器本体40は、回転軸44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。
現像器42a〜42dは、回転軸44を中心として90°の間隔で現像器本体40の外周に配置されている。現像器42a〜42dは、夫々現像ローラ46a〜46dを有するとともに、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
現像ローラ46a〜46dは、感光ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ローラ46a〜46dそれぞれの両端には、現像ローラ46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングローラ(図示せず)が現像ローラ46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。現像ローラ46a〜46dのトラッキングローラが感光ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ローラ46a〜46dと感光ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光ドラム50上の潜像をY、M、C、Kの各色のトナーで現像する。
感光ドラム50の下方には、感光ドラム50に当接して帯電させる帯電ローラ52と、像担持体クリーナ54が設けられている。帯電ローラ52は、感光ドラム50の回転方向bに沿って像担持体クリーナ54の下流側に設けられている。
像担持体クリーナ54は、一次転写後に感光ドラム50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成される。トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)は、例えばリブなどが形成され、用紙が滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の右下方には、帯電ローラ52により帯電された感光ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配設されている。また、ロータリ現像装置38の上方には中間転写ユニット62が設けられている。
図1および図2に示すように、中間転写ユニット62は、中間転写ベルト64、一次転写ローラ66、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、バックアップローラ72、スクレーパバックアップローラ74、ブラシバックアップローラ76、および感光ドラム50から構成される。
中間転写ベルト64は、ロータリ現像装置38の上方に、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、二次転写バックアップローラ72、スクレーパバックアップローラ74、およびブラシバックアップローラ76の5つのローラにより、横長の長方形状に張架されている。そして、下側の長辺においてラップインローラ68とラップアウトローラ70との間で感光ドラム50に巻き掛けられて一次転写部63を形成する。なお、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、二次転写バックアップローラ72、スクレーパバックアップローラ74、およびブラシバックアップローラ76は、中間転写ベルト64の回転方向aに沿ってこの順に配列されている。
図1および図2に示すように、ラップインローラ68およびラップアウトローラ70は、感光ドラム50における帯電ローラ52が当接する側とは反対側に、中間転写ベルト64を介して当接している。
感光ドラム50は、図1において矢印bで示すように時計回り方向に回転し、中間転写ベルト64は、前記一次転写部63で感光ドラム50の回転に従動するから、矢印aに示すように反時計回り方向に回転する。そして、一次転写ローラ66によって感光ドラム50上のトナー像が転写される。1次転写ローラは、標準厚さ当りの抵抗値である体積抵抗が100〜106Ω・cmの範囲であれば、ステンレス鋼製の芯金の回りに発泡性導電ゴム層を設けた導電性発泡ゴムローラであっても、金属ローラであってもよい。中でも、一次転写ローラ66として金属ローラを用いた場合には、金属ローラは、導電性発泡ゴムローラに比較して安価な上、抵抗値が安定し、経時安定性も高いから好ましい。
さらに、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトローラ70および二次転写バックアップローラ72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部により、搬送部28に臨むように二次転写部65が形成される。
中間転写ベルト64の反像担持体側端には、中間転写体クリーナ82が設けられている。中間転写体クリーナ82は、中間転写体クリーナ82の筐体を構成するトナー回収容器88と、トナー回収容器88の内側に軸支されたブラシロール86とを備える。トナー回収容器88は、ピボット89を中心として中間転写ユニット62に近接する方向、または離間する方向に回動する。
トナー回収容器88内部におけるブラシロール86の上方には、先端が中間転写ベルト64に当接するように配設されたスクレーパ84が形成されている。トナー回収容器88は、スクレーパ84によって除去されたトナーが収容される第1回収容器88Aと、ブラシロール86によって除去されたトナーが収容される第2回収容器88Bとに分れている。
中間転写ベルト64は、図3に示すように、長手方向に伸縮性を有するベルト基材64Aと、ベルト基材64Aの表面側を被覆する表面側被覆層64Bと、ベルト基材64Aの裏面側を被覆する裏面側被覆層64Cとを有する。1次転写ローラ66は、中間転写ベルト64の裏面側に当接し、感光体ドラム50に形成されたトナー画像は中間転写ベルト64の表面側に転写される。
ベルト基材64Aは、たとえば500〜550μmの厚さに形成でき、表面側被覆層64Bは、たとえば厚さ9μmに、裏面側被覆層64Cは、たとえば厚さ2μmに形成できる。
ベルト基材64Aの体積抵抗はたとえば108Ω・cmであり、表面側被覆層64Bおよび裏面側被覆層64Cの体積抵抗は、夫々109〜1011Ω・cmおよび1011〜1014Ω・cmに設定することができるが、裏面側被覆層64Cの抵抗値を表面側被覆層64Bの抵抗値よりも高く設定でき、しかも中間転写ベルト64全体の体積抵抗を106〜1013Ω・cmに設定できるのであれば、ベルト基材64A、表面側被覆層64B、および裏面側被覆層64Cの体積抵抗値は前記範囲には限定されない。
ベルト基材64Aには、たとえばクロロプレンゴムやエチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体ゴムにカーボンブラックなどを配合したものが使用でき、表面側被覆層64Bおよび裏面側被覆層64Cには、水性ウレタン樹脂にポリ四弗化エチレン樹脂とカーボンブラックとを配合したものが使用できる。
以下、実施形態1の画像形成装置10の作用について説明する。
CPU(図示せず。)から画像形成信号が入力されると、感光体ドラム50が帯電ローラ52により負に帯電され、次いで、露光装置60において、入力された画像信号に基づいて露光が行なわれて感光体ドラム50の表面に潜像が形成される。
ロータリ現像装置38によって感光体ドラム50の前記潜像にY、M、C、Kの各色のトナーが付着されてトナー像が形成される。
トナーが付着した感光体ドラム50は、矢印bの方向に回転し、一次転写部63において前記トナー像が中間転写ベルト64に転写される。
一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナー、および感光体ドラム50に吸着された正に帯電したトナーは、像担持体クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙カセット22に収納された用紙は、フィードローラ24により送り出され、リタードローラ26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストローラ32により一次停止される。そして、中間転写ベルト64と同期して二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72との間に導かれる。
用紙が二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72との間に導かれると、二次転写ローラ80は中間転写ベルト64に当接し、前記用紙が中間転写ベルト64を挟んで二次転写ローラ80とバックアップローラ72とでニップされて中間転写ベルト64上のトナー像が前記用紙に二次転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ローラ92とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。トナー像が定着した用紙は、排出ローラ34により排出口30から排出部36へと排出される。
中間転写ベルト64から用紙に二次転写された後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーは、図2に示すように、中間転写ベルト64によって矢印aの方向に運ばれ、中間転写体クリーナ82で除去される。
実施形態1に係る画像形成装置10においては、中間転写ベルト64は、ベルト基材64A、表面側被覆層64B、および裏面側被覆層64Cの3層構造からなり、しかも裏面側被覆層64Cの抵抗値は表面側被覆層64Bの抵抗値よりも高く設定されている。
したがって、1次転写ローラ50によって1次転写バイアスが印加されたときに中間転写ベルト64の裏面側に与えられる電荷量を一定に絞ることができるから、中間転写ベルト64の裏面側から表面側に電荷が抜けるのを抑制でき、前記1次転写バイアスによって感光体ドラム50の感光特性が大きく影響されることがない。
故に、1次転写部63の領域を広く取り、中間転写ベルト64を感光体ドラム50に巻き掛けて従動させているにも係らず、前画像の履歴による濃度ムラやゴーストが生じたり、感光体ドラム50の感光特性が大きく損なわれたりするなどの問題のない。
また、中間転写ベルト64全体の体積抵抗が106〜1013Ω・cmの範囲であるから、感光体ドラム50上のトナー画像が、細部がぼやけた状態で中間転写ベルト64に転写されたり、中間転写ベルト64の表面側に帯電電荷が残存して残像が発生したりすることがない
更に、中間転写ベルト64を回転駆動させるための機構が不要になるから、中間転写ユニット62の寸法、特に厚み方向に沿った寸法を小さくできる。
本発明は、プリンタや複写機などの電子写真式の画像形成装置に適用でき、特にフルカラーのプリンタや複写機に好適に適用できる。
図1は、実施形態1に係る画像形成装置の構成の概略を示す断面図である。 図2は、実施形態1に係る画像形成装置における一次転写部およびその近傍の構成を示す拡大図である。 図3は、実施形態1に係る画像形成装置の備える中間転写ベルトの構成を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
50 感光体ドラム
52A 導電性発泡ゴム層
52B 回転軸
52 帯電ローラ
58 トナー回収ボトル
60 露光装置
62 中間転写ユニット
63 一次転写部
64 中間転写ベルト
64A ベルト基材
64B 表面側被覆層
64C 裏面側被覆層
65 二次転写部
66 一次転写ローラ
66A 導電性発泡ウレタン層
66B 回転軸
68 ラップインローラ
68A 非導電性ゴム層
68B 回転軸
70 ラップアウトローラ
70A 非導電性ゴム層
70B 回転軸

Claims (6)

  1. 感光体ドラムと中間転写ベルトとを備える画像形成装置において、感光体ドラムに形成されたトナー画像が表面側に転写され、長手方向に沿って伸縮可能な中間転写ベルトであって、
    弾性材からなるベルト基材と、前記ベルト基材の表面側および裏面側を被覆する被覆層とを有してなり、
    前記被覆層は、前記ベルト基材よりも電気抵抗が高く、しかも裏面側の被覆層は表面側の被覆層よりも電気抵抗が高いことを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 前記中間転写ベルトは、単位厚さ当りの電気抵抗である体積抵抗が106〜1013Ω・cmの範囲である請求項1に記載の中間転写ベルト。
  3. 感光体ドラムと、請求項1または2に記載の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの裏面側に当接して前記中間転写ベルトにバイアス電圧を印加し、前記感光体ドラム表面に形成されたトナー画像を前記中間転写ベルトの表面側に転写させる1次転写ローラとを備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記1次転写ローラは金属ローラである請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 感光体ドラムの表面側に形成されたトナー画像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する画像形成装置に装着される中間転写ユニットであって、
    請求項1または2に記載の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの裏面側に当接してバイアス電圧を印加し、前記感光体ドラム表面に形成されたトナー画像を前記中間転写ベルトの表面側に転写させる1次転写ローラとを備えてなることを特徴とする中間転写ユニット。
  6. 前記1次転写ローラは金属ローラである請求項5に記載の中間転写ユニット。
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