JP4948370B2 - 記録ヘッドおよび記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドおよび記録ヘッドを備えた記録装置に関し、特に、大容量のインクを保持するメインタンクからサブタンクを介して記録ヘッドにインクを供給するインクジェット記録装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータのプリンターや複写機として、インクを用いて記録を行うインクジェット記録装置が普及してきている。インクジェット記録装置は、安価でフルカラーの記録が可能であるため、その需要はますます大きくなっている。多階調画像記録が必要とされるフォト画像にもインクジェット記録が応用されている。
このような多階調画像記録装置では、異なる濃度を有する複数種類のインクを組み合わせ、インクを2回、3回と重ねて記録することによってインクの種類数よりもはるかに多い階調を表現することが可能である。そして、最近ではA1版やA0版のような大判のシートに写真調の画像を記録するようなプロッターにまで、インクジェット記録装置が使用されてきている。
しかし、上述のプロッターやフォト画像記録装置では、多量のインクを使用するため、インクタンクを記録ヘッドとともにキャリッジ上に搭載すると、頻繁にインクタンクの交換を行わなければならず不便である。
そこで、このように大量のインクを消費するインクジェット記録装置には、一般に、図15に示すようなインク供給系が用いられている。図15は、従来のインクジェット記録装置におけるインク供給系の概略構成を示す図である。
図15に示すように、記録ヘッドH301は装置本体に対して移動可能なキャリッジH302に搭載されている。M303は装置本体に固定されたメインタンクを示す。メインタンクのインクが少なくなったときには、メインタンクM303を交換する構成を有している。
記録ヘッドH301とメインタンクM303とはチューブおよび継手等で構成されたインク流路M304によって連結されている。キャリッジH302は、印字時には往復移動するが、インク流路M304の少なくとも一部に柔軟性のあるチューブ(例えばシリコンチューブ、ポリエチレンチューブ等)を用いることで、キャリッジH302の移動が妨げられることはない。
メインタンクM303には大気連通孔M305が設けられ、メインタンクM303の内部は大気中に連通している。したがって、記録ヘッドH301からインクが吐出されると、インクはメインタンクM303からインク流路M304を経て、記録ヘッドH301に補給されていく。
記録ヘッドH301内部においては、前記インク流路M304より直接インクが入るサブタンクH310が設けられている。さらにサブタンクH310下部には、フィルタH307を介して、記録素子基板H308へとインクを導くためのインク保持領域として個別液室H309が設けられている。
記録ヘッドH301内の圧力は、吐出口H306からインクが漏れ出してこないように負圧状態に保たなければならない。記録ヘッドH301内の圧力はメインタンクM303のインクレベルによって決まり、メインタンクM303のインクレベルは記録ヘッドH301の吐出口H306の高さよりも20〜100mm程度低い位置に設けることが好ましい。
この方法を用いると、非常に簡単な構成によってインク供給を実現できるが、インク流路M304に用いている柔軟性のあるチューブは、ゴム製、樹脂製のものが用いられるため若干のガス透過性を有する。
チューブ内も記録ヘッドH301内と同様に負圧になっているため、チューブ内には大気からチューブ壁を通して少しずつ空気が侵入し、気泡が発生する。その気泡が記録ヘッドH301内のサブタンクH310に流れ込むと、ヘッド内部の負圧維持が困難であり、さらに個別液室H309へとインク供給が不十分となり、正常なインク滴を吐出できなくなり、印字不良が発生する。
また、仮に大気からチューブ壁を通して少しずつ空気が侵入することを防止できたとしても、インクに溶存した空気がチューブ内、サブタンクH310内で気泡に成長することもあり得る。また、サブタンクH310内で外気より気泡を取り込むこともあり得る。
そこで、気泡が発生してもその気泡が記録ヘッドH301内に入り込まないように、さらにはサブタンク内部の気泡を循環により除去する方式として、図16に示すようなインク供給系が提案されている。
図16は、従来のインクジェット記録装置における他のインク供給系の概略構成を示す図である。図16において、符号H301は記録ヘッドを示し、符号H310は記録ヘッドH301内部に設けられ、記録素子基板H308へ供給するインクを貯蔵するサブタンクを示す。
記録ヘッドH301およびサブタンクH310は、装置本体に対して移動可能なキャリッジH302に搭載されている。符号M303は装置本体に固定されたメインタンクを示す。メインタンク内のインクが少なくなったときには、メインタンクM303を交換することができる。記録ヘッドH301とメインタンクM303とは、チューブおよび継手等で構成された2本のインク流路第一のインク流路M3041及び第二のインク流路M3042によって連結されている。
第一のインク流路M3041はメインタンクM303に収容されたインクをサブタンクH310へ送り、逆に第二のインク流路M3042はサブタンクH310に収容されたインクをメインタンクM303へ戻す。第二のインク流路M3042の途中には、いわゆるピストンタイプもしくは複数のコロを回転させることでインク流れを作るポンプM311が設けられている。サブタンクH310内のインクは、ポンプM311によってメインタンクM303に移送される。
メインタンクM303には大気連通孔M305が設けられており、メインタンクM303の内部は大気中に連通されているが、サブタンクH310は密閉構造になっているためサブタンクH310の内部は大気中に連通されていない。したがって、ポンプM311を駆動すると、サブタンクH310内のインクが第二のインク流路M3042を通ってメインタンクM303に送られるとともに、メインタンクM303内のインクが第一のインク流路M3042を通ってサブタンクH310に吸引される。このようにして、サブタンクH310とメインタンクM303との間でインクの循環が行われる。
サブタンクH310内の圧力は、記録ヘッドH301からインクが漏れ出してこないように負圧状態に保たなければならない。サブタンクH310はメインタンクM303の水面レベルによって決まり、記録ヘッドH301面(吐出口面)の高さよりも20〜100mm程度低い位置に設けることが好ましい。
このような構成によれば、第一のインク流路M3041の中には、図15に示した従来技術と同様に気泡が発生するが、その気泡は一旦サブタンクH310内に入った後、第二のインク流路M3042を通ってメインタンクM303内に排出されてしまう。したがって、途中で発生した気泡は記録ヘッドH301内部のサブタンクH310には入っていかない構成が提案されている。
他にもサブタンクとメインタンクとの間でインクを循環させて気泡除去を行う先行技術として特許文献1に記載されたものもある。
しかしながら、上述したプロッターや医療画像用記録装置では、より複雑な階調表現を実現するためにインクの種類が増えていく傾向がある。
例えば、写真調のカラープロッターでは通常のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの他にも濃度の薄いシアン、マゼンタを加えるなど、6色以上のインクを用いることが提案されている。医療画像用記録装置においても、X線画像のように1000階調以上の階調表現を必要とする画像を出すためには、少なくとも濃淡6色のブラックインクが必要である。
例えば、6種類のインクを用いる場合には6系統のインク供給系が必要になり、サブタンクとメインタンクとの間に、6×2=12本のインク流路が必要になる。
一方、上記ではチューブ内に外部から空気が侵入することを説明したが、逆にインク中の水分や溶剤がチューブ壁を通して外部へ蒸発してしまうことも確認されている。したがって、サブタンクとメインタンクとの間のインク流路の数が多ければ、それだけ蒸発する水分や溶剤の量も多くなり、インクの濃度が変化してしまう。多階調画像、特に1000階調以上の画像では、個々のインクの濃度が変化すると正確な階調表現ができなくなる。
さらには、図16に示す循環のような構成をとったとしても、サブタンク内部に混入した気泡は循環動作により、除去できるが、サブタンクH3101の下の個別液室H309の領域は、循環動作を行うことができない。そのため、個別液室内部に印字などにより発生した気泡の除去には結局のところ、加圧手段M306を動作させて、吐出口H306よりインクを流しながら個別液室気泡を除去していたため、廃インクが発生してしまっていた。
さらに、このような加圧手段M306により、インクを流しながら個別液室内部気泡を除去する方法では、サブタンク気泡H3101が個別液室に移動する可能性がある。その際、フィルタH307を通過し、フィルタを通過した気泡はクリーミー状の微小な気泡となるため、前記した加圧手段M306を動作させても個別液室内部に残存しやすく、回復動作後にも残存する気泡が多くなってしまうことが問題となっている。そこで、特許文献2では、サブタンク内部にフロート弁を設けフロート弁より、気泡を除去する構成が提案されている。また、特許文献3や特許文献4では、インク室に逆止弁付の連通穴を儲け、ヘッド外部に有する機構により、逆止弁を開放してサブタンク内部のエアを除去する構成が提案されている。
特開平8−244250号公報 特開2000−301737号公報 特開平11−320901号公報 特開2006−095868号公報
ところで図16に示す記録ヘッドは複数のインク室を有し、特にサブタンクH310の下部に記録素子基板H308へとインクを供給する個別液室H309を備えている。そして、その二つの液室の間にフィルタH307を配置することにより、ヘッド外部より供給されてきたインク内部の不純物をろ過する構成になっている。そのため、従来の技術ではそれぞれの液室内部の気泡を、特に吐出口に直結する個別液室H309内部の気泡をより多く確実に除去することは困難である。
上記に鑑み、本発明は記録ヘッド内部に滞留した気泡を排出する際に発生する廃インクの量を少なくすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、インク供給源からインクが供給される第1のインク室と、該第1のインク室からインクが供給される第2のインク室と、該第2のインク室から供給されるインクを吐出する吐出口と、を備える記録ヘッドにおいて、前記第1のインク室の上部に設けられた排出口から気体を排出するための第1の排出流路と、前記第2のインク室から気体を排出するための第2の排出流路と、を備え、前記第1の排出流路により前記第1のインク室から気体を排出させた後に、前記第2の排出流路により前記第2のインク室から気体を排出させることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッド内部に滞留した気泡を排出する際に発生する廃インクの量を少なくすることができる。
(第1の実施形態)
本実施形態が適用されるインクジェット記録ヘッドの供給構成を図1に示す。
図1に示すように、キャリッジH302には、インクを吐出する記録ヘッドH301が保持されている。記録ヘッドH301は、搬送ローラーなどによって副走査方向に搬送される記録媒体に対し、キャリッジH302によって主走査方向に移動しながら吐出口H306からインクを吐出し、記録を行う。
図1に示すように、記録ヘッドH301は、その内部の第1のインク室であるサブタンクH310にインク流路H304より流れてきたインクが流入口H305を介して直接入ってくるような構成になっている。さらにサブタンクH310下部には、第1のフィルタであるインク流入フィルタH3071を通じて、吐出口H306へと導かれるインクを保持している第2のインク室である個別液室H309が配置されている。
さらに、インク流入フィルタH3071は重力方向に対して傾斜して配置されており、個別液室H309内部にたまった個別液室気泡H3091を一部に集めることができる構成になっている。個別液室H309上部において、前記傾斜により気泡が集まりやすい部位には、第2のフィルタであるインク流出フィルタH3072が配置されている。
サブタンクH310上部には気泡を排出するための第1のエア排出口H51(第1の排出口)が設けられている。前記第2のインク室である個別液室H309上部には気泡を排出するための第2のエア排出口H52(第2の排出口)が設けられている。第1のエア排出口H51と第2のエア排出口H52は排出流路である排気液流路H3043に接続されている。排気液流路H3043は減圧手段であるポンプに接続され、ポンプによって排気液流路H3043を減圧し、第1のエア排出口H51および第2のエア排出口H52から流体を吸引することによって気泡をサブタンクH310および個別液室H309から排出する。
第1のエア排出口H51には第1のフロートH91(第1のフロート部材)とシール部材H45(第1のフロートシール部材)からなるサブタンクフロート弁機構が設けられている。このフロート弁機構は、気体が前記第1のエア排出口H51から排出されるのを許容し、液体が前記第1のエア排出口H51から排出されるのを規制する気液分離手段を構成する。第1のフロートH91がインクによる浮力でシール部材H45に押し付けられることによって第1のエア排出口H51を塞ぐ。第2のエア排出口H52には第2のフロートH92(第2のフロート部材)とシール部材H45(第2のフロートシール部材)からなる個別液室フロート弁機構(第2のフロート弁機構)が設けられている。この第2のフロート弁機構は、第2の気液分離手段である。第2のフロートH92がインクによる浮力でシール部材H45に押し付けられることによって第2のエア排出口H52を塞ぐ。
これら、サブタンクフロート弁機構と個別液室フロート弁機構はいずれか一方のみが設けられていても良い。
気泡を排出するときはポンプによって排気液流路H3043を負圧にし、サブタンクH310および個別液室H309の上方にたまっている気泡を第1のエア排出口H51および第2のエア排出口H52から吸い出す。気泡または気体が排出されるに従ってサブタンクH310および個別液室H309の中のインクの液面が上昇し、それに伴ってインクよりも比重の小さい第1のフロートH91、第2のフロートH92が上昇する。液面が第1のエア排出口H51および第2のエア排出口H52近くまで上昇すると、インクによる浮力によって第1のフロートH91および第2のフロートH92がシール部材H45に押し付けられる。このようにインクの液面が第1のエア排出口H51および第2のエア排出口H52より高くなる前にこれらをフロートが遮断するので、インクの排出を規制し、気泡だけを排出することができる。
本実施形態においては、インク流路H304からのインクが流入するインク流入口から第1のエア排出口H51までの流路抵抗が、インク流入口から第2のエア排出口H52までの流路抵抗よりも小さくなる構成である。
例えば、フィルタ部材として、東京製綱(株)製のサスミックフィルタSH10Hを用いたとして、インク流入フィルタH3071の面積を200mm、第2のフィルタであるインク流出フィルタH3072の面積を50mmとする。そして、4cPの粘度のインクが0.5ml/secの流量で流れる時を考える。その時は、実験値よりインク流入フィルタH3071部で実験値より約145.8mmAqの圧力損失が、さらにはインク流出フィルタH3072部では約643.7mmAqの圧力損失が発生する。このように圧力損失がフィルタによるものだけで、上記インク粘度、インク流量の条件で145.8+643.7=789.5mmAqほど発生する。
そのためこのようにフィルタを配置することで、サブタンク内部気泡が個別液室内部気泡よりも先に除去される。
インク流入口から第1のエア排出口H51までの流路抵抗を、インク流入口から第2のエア排出口H52までの流路抵抗よりも小さくするために他の構成としてもよい。たとえば、サブタンクH310から第1のエア排出口H51までのインク流路(フロート弁機構H4Aの流路)の断面積を液室H309から第2のエア排出口52までのインク流路(フロート弁機構H4Bの流路)の断面積よりも大きくしてもよい。
あるいは、サブタンクH310から第1のエア排出口H51までのインク流路(フロート弁機構H4Aの流路)の長さを液室H309から第2のエア排出口52までのインク流路(フロート弁機構H4Bの流路)の長さよりも短くしてもよい。
本実施形態におけるフロート弁機構の構成の詳細を図2に示す。図2(a)に示すように、フロート弁機構は、フロートハウジングH43及びフロート上部ハウジングH44を有している。フロートハウジングH42にはフロートH9が移動可能に収納されたフロート室H47が形成されている。フロート室からの流体の出口にはシール部材H45が設けられている。フロート室H47が液体で満たされると、浮き上がったフロートH9がフロートシール部材H45と接触し、フロート室H47からエア排出口H51、H52を経て排気液流路H3043に至る流路が塞がれる。
それぞれの液室からフロート弁機構H4へと移動したエアは廃気液流路H3043より除去される。また、フロート弁構造は図2(b)、図2(c)に示すように、そのシール部がOリングH451であったり、テーパー状シール部材H452であってもよい。
本実施形態が適用されるインクジェット記録装置の供給系全体構成を図3に示す。
図3に示すように、記録ヘッドH301はインク供給源であるメインタンクM303よりインク流路H304を通じて連通している。メインタンクと記録ヘッドの間には、加圧手段M306が設けられていてもよい。インク流路H304より記録ヘッドH301内部のサブタンクH310に入り、その後、インク流入フィルタH3071を通じて不純物がろ過され、個別液室H309に入る。個別液室H309内部のインクは個別液室H309下部に配置された記録素子基板H308へと導かれる。個別液室H309の最上部近傍には、インク流出フィルタH3072が配置されており、インク流出フィルタH3072上部にはフロート弁機構H4が設けられ、廃気や廃液はフロート弁機構H4を通じて、廃気液流路H3043へと流れる。サブタンクフロート弁機構H4A及び個別液室フロート弁機構H4B上部に設けられた各々の廃気液流路H3043はヘッド内部で統合され、ヘッド外部との本体廃気液流路に1系統として連通される。本体には廃インクタンクM35が設けられている。記録ヘッドH301と廃インクタンクM35の間の本体廃気液流路上にはヘッドに負圧を加えるために必要である廃気液ポンプM312が配置されており、エア除去動作実施時に駆動させる。
エア除去手段実施時のヘッドインク流れの図を図4ないし図6に示す。初期状態は図4に示すように、サブタンクH310と個別液室H309共にサブタンク内の気泡H3101及び個別液室内の気泡H3091が入っている。まず廃気液ポンプM312を駆動させる。上述したように、インク流路H304からサブタンクフロート弁手段H4Aまでの流路抵抗が、インク流路H304から個別液室フロート弁手段H4Bまでの流路抵抗よりも小さい。そのため、排気液ポンプM312を駆動させるとまず、流路抵抗が小さいサブタンクH310側のエア除去動作が実施され、図5に示すように、サブタンクH310内部のエア除去を実行できる。サブタンクH310内部のエア除去終了後は、サブタンクフロート弁手段H4AのフロートH91がシール部材H45と接触し、シールされる。
その状態のまま、廃気液ポンプM312を駆動し続けると、個別液室フロート弁手段H4Bより個別液室H309内部のエアの除去動作が実行され、最終的には図6に示すようにサブタンク及び個別液室両方のエアが除去できる。
すなわち本実施形態の構成では、サブタンクH310内部の気泡が除去された後に個別液室H309内部の気泡を除去することができるため、サブタンクH310内部の気泡を個別液室H309に取り込むことがなくなる。すなわちサブタンクフィルタH3071を気泡が通過することにより、個別液室H309内部の気泡が微小気泡になることにより個別液室H309内部の気泡を除去しずらくなることを防止できる。また、廃気液ポンプと記録ヘッドH301の間には大気連通手段であるリリーフバルブM33が配置されており、サブタンクフロート弁機構H4A及び個別液室フロート弁機構H4Bを大気開放することもできる。以上の構成により、従来の回復方法では、大量の廃インクが発生していたが、廃インク量の低減および、サブタンクH310及び個別液室H309内部より気泡をより多く除去することができる。
(第2の実施形態)
本発明が適用されるインクジェット記録装置の第2の実施形態の供給系全体構成を図7に示す。図7に示すように、記録ヘッドはメインタンクM303よりインク流路H304を通じて連通している。メインタンクM303と記録ヘッドH301の間には、加圧手段M306が設けられていてもよい。
インク流路H304より記録ヘッドH301に入ってくるインクはまずサブタンクH310に入り、その後、インク流入フィルタH3071を通過し、不純物がろ過され、個別液室H309に入る。個別液室H309内部のインクは個別液室H309下部に配置された記録素子基板H308へと導かれる。個別液室H309の最上部近傍には、インク流出液室フィルタH3072が配置されている。サブタンクH310上部にはサブタンクフロート弁機構H4A、インク流出フィルタH3072上部には個別液室フロート弁機構H4Bが設けられ、廃気や廃液はフロート弁機構H4を通じて、廃気液流路H3043へと流れる。
また、本実施形態においては、排気液流路H3043は記録ヘッドH301内部に配管され、吐出口H306が設けられている面へとつながり、記録ヘッド下面に開口が設けられている。プリンタ本体には、インク吐出面に対抗した位置にキャップM32、及びキャップM32より気泡及び廃液を排出する本体排気液流路、さらには廃インクタンクM35が配置されている。本体排気液流路の途中にはキャップM32を介して記録ヘッドH301に負圧を加えることができる廃気液ポンプM312が設けられている。
フロート弁H4を用いたエア排出動作を行う時には、前記キャップM32を前記開口に密着させ、廃気液ポンプM312を駆動させることで、フロート弁機構H4部位よりエアを除去することができる。以上の構成により、従来の回復方法では、大量の廃インクが発生していたが、フロート弁構成が設けられていることにより、廃インク量の低減および、吸引キャップM32よりフロート弁H4からのエアを除去する構成にすることで、装置本体の小型化が実施できる。
(第3の実施形態)
本発明が適用される第3の実施形態を図8に示す。図8に示すように、キャリッジH302には、インクを吐出する記録ヘッドH301が保持されている。記録媒体への印字動作は図示しない記録媒体に対して、図示しない記録媒体搬送ローラーなどによって、記録媒体が副走査方向に搬送されながら、前記キャリッジが主走査方向にスキャン動作を行いながらインクを前記記録媒体へと向かって吐出し、記録を行う。
図8に示すように、記録ヘッドH301内部にサブタンクH310がインク流路H304より流れてきたインクが直接入ってくるような構成になっている。さらにサブタンクH310下部には、インク流入フィルタH3071を介して、吐出口H306へと導かれるインクを保持している個別液室H309が配置されている。さらに、インク流入フィルタH3071は重力方向に対して傾斜して配置されており、個別液室H309内部にたまった個別液室気泡H3091を一部に集めることができる構成になっている。個別液室上部において、前記傾斜により気泡が集まりやすい部位には、インク流出フィルタH3072が配置されている。
そのような構成を有している記録ヘッドH301において、サブタンクH310上部及び、インク流出フィルタH3072上部にはそれぞれサブタンクフロート弁機構H4A、個別液室フロート弁機構H4Bが配置されている。
サブタンクフロート弁機構H4Aは第1のフロートH91を移動可能に収納する第1のフロート室H47AをサブタンクH310と第1のエア排出口H51の間に備えている。個別液室フロート弁機構H4Bは第2のフロートH92を移動可能に収納する第2のフロート室H47Bを個別液室H309と第2のエア排出口H52の間に備えている。
本実施形態におけるそれぞれのフロート弁における詳細構成を図9に示す。図9に示すように、フロート弁機構H9は、フロートハウジングH43及びフロート上部ハウジングH44が設けられている。フロート上部ハウジングH44内部には下方向に突起が出ている開閉弁H41が設けられている。第1のフロート室H47Aの上方の開閉弁は第1の開閉弁、第2のフロート室の上方の開閉弁は第2の開閉弁である。前記開閉弁H41とシール保持部材H46の間にはバネ部材H48が配置されている。さらに、開閉弁H41上部には押し下げ機構H40が設けられており、可撓性膜H42により、フロート弁機構H4はシールされている。
また、開閉弁H41よりも下流側には、廃気液流路H3043が配置されており、サブタンクH310もしくは個別液室H309からフロート弁機構H4へと移動したエアは廃気液流路H3043より除去される。また、押し下げ機構H40上部にはヘッド外部に配置されているカムなどの押し下げ手段M2が図示しない駆動源により駆動される構成になっている。
続いて押し下げ手段M2を駆動して、フロートバルブ機構H4を駆動させた時について説明する。押し下げ手段M2非駆動時においては、フロート上部ハウジングH44と開閉弁シール部はバネ部材H48により密着されており、記録ヘッドH301内部の負圧を維持している。
気泡除去動作を実施する時は、図9(B)に示したように、押し下げ手段M2を駆動し、押し下げ機構H40を下方向に押し下げることで、開閉弁H41を開くことができる。また図9(C)のように前記押し下げ機構H40をさらに下方向に押し下げることもでき、この動作を行うことで、押し下げ機構のH40の下端の押し下げロッドによってシール部材H45に付着したフロートH9をシール部材H45から離すことができる。開閉弁H41の開放とフロートH9をシール部材H45から離す動作は連動している。押し下げ機構はフロートをシール部材から離間させる離間手段を構成し、第1のフロートに作用するものは第1の離間手段、第2のフロートに作用するものは第2の離間手段である。
本実施形態が適用されるインクジェット記録装置の供給系全体構成を図10に示す。図10に示すように、記録ヘッドH301はメインタンクM303よりインク流路H304を通じて連通している。メインタンクM303と記録ヘッドH301の間には、加圧手段M306が設けられていてもよい。インク流路H304より記録ヘッドH301内部のサブタンクH310に入り、その後、インク流出フィルタH3071を通じて不純物がろ過され、個別液室H309に入る。個別液室H309内部のインクは個別液室H309下部に配置された記録素子基板H308へと導かれる。
個別液室H309の最上部近傍には、インク流出フィルタH3072が配置されており、インク流出フィルタH3072上部には個別液室フロート弁機構H4Bが、サブタンク上部にはサブタンクフロート弁機構H4Aが設けられている。気泡や廃液はフロート弁機構H4を通じて、廃気液流路H3043へと流れる。サブタンクフロート弁機構H4A及び個別液室フロート弁機構H4B上部に設けられた各々の廃気液流路H3043はヘッド内部で統合され、ヘッド外部との本体廃気液流路に1系統として連通される。
本体には廃インクタンクM35が設けられている。記録ヘッドH301と廃インクタンクM35の間の本体廃気液流路上にはヘッドに負圧を加えるために必要である廃気液ポンプM312が配置されており、エア除去動作実施時に駆動させる。
エア除去手段が終了した時には、サブタンクフロート弁機構H4A及び個別液室フロート弁機構H4B上に設けられている押し下げ手段を駆動する。すると、シール部材H45に張り付いている可能性があるフロートH9を押し、シール部材H45からの張り付き防止動作を実行する。また、廃気液ポンプと記録ヘッドH301の間には大気連通手段であるリリーフバルブM33が配置されており、記録ヘッドH301を大気開放することもできる。
以上の構成により、従来の回復方法では、大量の廃インクが発生していたが、押し下げ機構を用いたフロート弁構成が設けられていることにより、廃インク量が低減できる。さらに、フロートH9のシール部材への張り付きによる誤動作をなくし、通常時閉じる必要がある大気連通制御弁をフロート弁内部に配置したことで装置の小型化が実施できる。
(第4の実施形態)
本発明が適用されるフロート弁機構の第4の実施形態を図11に示す。
それぞれのフロート弁においては、図11(A)に示すように、フロート弁機構H4は、フロートハウジングH43及びフロート上部ハウジングH44が設けられている。前記押し下げ機構H40とシール保持部材H46の間にはバネ部材H48が配置されている。さらに、可撓性膜H42により、フロート弁機構H4はシールされている。また、フロートH9よりも下流側には、廃気液流路H3043が配置されており、個別液室H309もしくはサブタンクH310からフロート弁機構H4へと移動したエアは廃気液流路H3043より除去される。また、押し下げ機構H40上部にはヘッド外部に配置されているカムなどの押し下げ手段M2が図示しない駆動源により駆動される構成になっている。
図11(B)に示したように、押し下げ手段M2を駆動し、押し下げ機構H40を下方向に押し下げる。この動作を行うことで、シール部材H45に付着したフロートH9を離すことができ、信頼性の高いフロートバルブシステムにすることができる。
(第5の実施形態)
本発明が適用されるインクジェット記録装置の第5の実施形態の供給系全体構成を図12に示す。図12に示すように、キャリッジH302には、インクを吐出する記録ヘッドH301が保持されている。記録媒体への印字動作は図示しない記録媒体に対して、図示しない記録媒体搬送ローラーなどによって、記録媒体が副走査方向に搬送されながら、前記キャリッジが主走査方向にスキャン動作を行いながらインクを前記記録媒体へと向かって吐出し、記録を行う。図12に示すように、記録ヘッドH301内部にサブタンクH310がインク流路H304より流れてきたインクが直接入ってくるような構成になっている。さらにサブタンクH310下部には、インク流入フィルタH3071を通じて、吐出口H306へと導かれるインクを保持している個別液室H309が配置されている。さらに、インク流入フィルタH3071は重力方向に対して傾斜して配置されており、個別液室H309内部にたまった個別液室気泡H3091を一部に集めることができる構成になっている。
個別液室上部において、前記傾斜により気泡が集まりやすい部位には、インク流出液室フィルタH3072が配置されている。そのような構成を有している記録ヘッドH301において、サブタンク上部にはサブタンクフロート弁機構H4Aが配置されており、一方、個別液室フィルタH3072上部にはフロート弁機構は配置されておらず、流抵抗増加機構H49が設けられている。流抵抗増加機構H49は流路が細くなっている構成やフィルタが流路中に複数個配置されている構成などで構成される。本実施形態においては、廃気液ポンプM312を駆動させた時において、まずサブタンクフロート機構H4AよりサブタンクH310内部のエアが除去される。その後、個別液室H309内部のエアが個別液室H309内部のインクとともに除去されるが、その際、前記した流路抵抗増加機構H49が設けられているため、特別な機構を伴わず、わずかな廃インク量で個別液室内部のエアが除去できる。
(第6の実施形態)
本実施形態が適用されるインクジェット記録装置の供給系全体構成を図13に示す。
図13に示すように、本実施形態は記録ヘッドH3011が複数個の記録素子基板H308が支持基板上H32に千鳥状、もしくは直列状に配置されている。インクの吐出口は記録される記録紙の全幅に渡って配列されているフルライン型のインクジェット記録ヘッドの構成である。
各々の記録素子基板H308に対向する位置の支持基板H32には前記した記録素子基板H308へとインク供給する個別液室H309が設けられている。さらに支持基板H32上部には、チップタンクH33が設けられており、支持基板との間でサブタンクH310を形成している。チップタンクH33にはインク流路が設けられており、外部のメインタンクM303に連通している。さらに、サブタンクH310と複数有る個別液室H309の間にはインク流入フィルタH3071が設けられており、記録素子基板へと供給されるインクについてヘッド外部からの不純物をろ過する。
さらに各々の個別液室上部にはインク流出フィルタH3072が設けられている。インク流出フィルタH3072より排出されたエアもしくはインクは個別液室廃気液流路H34にてそれぞれ統合され、個別液室フロート弁機構より、ヘッド外部の廃気液タンクに移動される。
また、インク流出フィルタH3072は上述したように各々の個別液室H309に配置されていてもよいし、個別液室廃気液流路H34にて統合された後、個別液室フロート弁機構H4Bまでの間に1つ設けるような形でもかまわない。さらには、インク流出フィルタH3072は必ずしも設けなくてもよい。
このような構成を有するフルライン型の記録ヘッドH3011においても、インク流路H304から第1のエア排出口H51までの流路抵抗が、インク流路H304から第2のエア排出口H52までの流路抵抗よりも小さくなるように構成する。かかる構成によって、先にサブタンク内部の気泡を除去した後に、個別液室内部の気泡をフロート弁手段により除去することができる。そのため、フロート弁手段H4を用いたことで廃液量を少なくして気泡を除去することができると同時にサブタンクH310内部の気泡を個別液室H309に取り込むことがなくなるので、個別液室内部の気泡をより多く確実に除去することができる。
(第7の実施形態)
本発明が適用される第7の実施形態を図14に示す。図14に示すように、記録ヘッドH301内部にサブタンクH310がインク流路H304より流れてきたインクが直接入ってくるような構成になっている。
さらにサブタンクH310下部には、インク流入フィルタH3071を通じて、吐出口H306へと導かれるインクを保持している個別液室H309が配置されている。さらに、インク流入フィルタH3071は重力方向に対して傾斜して配置されており、個別液室H309内部にたまった個別液室気泡H3091を一部に集めることができる構成になっている。
個別液室上部において、前記傾斜により気泡が集まりやすい部位には、インク流出フィルタH3072が配置されている。そのような構成を有している記録ヘッドH301において、サブタンクH310上部及び、インク流出フィルタH3072上部にはそれぞれ第一の気液分離膜H61、第二の気液分離膜H62が配置されている。廃気液ポンプM312により廃気液流路H3043を負圧にすることによって、第一の気液分離膜H61及び第二の気液分離膜H62の下側に滞留した気泡を除去することができる。
さらに、第一の気液分離膜H61を介して廃気液流路H3043へと導かれ、前記第二の気液分離膜H62を介して廃気液流路H3043へと導かれる流路は途中で合流する構成になっている。合流する部位におけるサブタンク側の流路出口には、第一のエア排出口H51が設けられ、インク流出フィルタ側の流路出口には第二のエア排出口H52が設けられている。
本実施形態の記録ヘッドにおいても、インク流路H304より第一のエア排出口H51までの流抵抗がインク流路H304より第二のエア排出口までの流抵抗よりも小さくなるように構成されている。かかる構成によって、サブタンク内部の気泡を除去した後に、個別液室内部の気泡を除去することができる。すなわち、気液分離膜を用いたことで、廃液量を少なくして気泡を除去することができると同時にサブタンクH310内部の気泡を個別液室H309に取り込むことがなくなるので、個別液室内部の気泡をより多く確実に除去することができる。
上記各実施形態によれば、インク流路H304から第1のエア排出口H51までの流路抵抗が、インク流路H304から第2のエア排出口H52までの流路抵抗よりも小さくなる構成を有している。かかる構成により、フロート弁手段より気泡を除去する際、まずサブタンク内部の気泡を除去し、前記サブタンクフロート弁手段のフロート弁が閉められ、その後、個別液室内部の気泡が除去される。その結果、従来の構成よりも廃インク発生量を少なくしながら除去できる。さらに、サブタンクよりフィルタを通じて、サブタンク内部の気泡が個別液室に移動しない構成になるので、個別液室内部の気泡をより多く除去できる。
本発明の第1の実施形態を表すインクジェット記録ヘッドの供給構成を表す図である。 フロート弁機構の構成の詳細を示す図である。 本発明の第1の実施形態であるインクジェット記録装置の供給系全体構成を表す図である。 本発明の第1の実施形態におけるエア除去時のヘッド内部インク流れを表す図である。 本発明の第1の実施形態におけるエア除去時のヘッド内部インク流れを表す図である。 本発明の第1の実施形態におけるエア除去時のヘッド内部インク流れを表す図である。 本発明の第2の実施形態であるインクジェット記録装置の供給系全体構成を表す図である。 本発明の第3の実施形態であるインクジェット記録ヘッドの供給構成を表す図である。 本発明の第3の実施形態であるインクジェット記録ヘッドのフロート弁構造の詳細を表す図である。 本発明の第3の実施形態の供給系全体構成を表す図である。 本発明の第4の実施形態のフロート弁構造の詳細を表す図である。 本発明の第5の実施形態であるインクジェット記録ヘッドの供給構成を表す図である。 本発明の第6の実施形態であるフルライン型インクジェット記録ヘッドの供給構成を表す図である。 本発明の第7の実施形態であるインクジェット記録ヘッドの供給構成を表す図である。 従来のインクジェット記録装置におけるインク供給系の概略構成を表す図である。 従来のインクジェット記録装置における他のインク供給系の概略構成を表す図である。
符号の説明
H301 記録ヘッド
H3011 フルライン型記録ヘッド
H304 インク流路
H3043 排気液流路
H306 吐出口
H307 フィルタ
H3071 インク流入フィルタ
H3072 インク流出フィルタ
H309 個別液室
H3091 個別液室気泡
H310 サブタンク
H3101 サブタンク気泡
H34 個別液室廃気液流路
H4 フロート弁機構
H4A サブタンクフロート弁機構
H4B 個別液室フロート弁機構
H41 開閉弁
H411 開閉弁シール部
H42 可撓性膜
H43 フロートハウジング
H51 第1のエア排出口
H52 第2のエア排出口
H9 フロート
H91 第1のフロート
H92 第2のフロート
M2 押し下げ手段
M303 メインタンク
M304 インク流路
M3041 第一のインク流路
M3042 第二のインク流路
M305 大気連通孔

Claims (10)

  1. インク供給源からインクが供給される第1のインク室と、該第1のインク室からインクが供給される第2のインク室と、該第2のインク室から供給されるインクを吐出する吐出口と、を備える記録ヘッドにおいて、
    前記第1のインク室の上部に設けられた排出口から気体を排出するための第1の排出流路と、
    前記第2のインク室から気体を排出するための第2の排出流路と、
    を備え、前記第1の排出流路により前記第1のインク室から気体を排出させた後に、前記第2の排出流路により前記第2のインク室から気体を排出させることを特徴とする記録ヘッド。
  2. 前記第1のインク室と前記第2のインク室の間に配されたフィルタを備えることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記第1のインク室と前記第1の排出流路との連通を遮断するための弁機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の記録ヘッド。
  4. 前記弁機構は、インクよりも比重の小さいフロート部材と、該フロート部材が接触することにより前記第1のインク室と前記第1の排出流路との連通を遮断するシール部材とを有することを特徴とする請求項3に記載の記録ヘッド。
  5. 前記フロート部材を前記シール部材から離間させる離間手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の記録ヘッド。
  6. 前記第2のインク室と前記第2の排出流路の間に配された第2のフィルタを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  7. 前記第2のインク室と前記第2の排出流路の連通を遮断するための第2の弁機構を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  8. 前記第2の弁機構は、インクよりも比重の小さい第2のフロート部材と、該第2のフロート部材が接触することにより前記第2のインク室と前記第2の排出流路との連通を遮断する第2のシール部材とを有することを特徴とする請求項7に記載の記録ヘッド。
  9. 前記第2のフロート部材を前記第2のシール部材から離間させる第2の離間手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の記録ヘッド。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の記録ヘッドと、前記第1の排出流路及び前記第2の排出流路を減圧するための減圧手段と、を備えることを特徴とする記録装置。
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