JP4947775B2 - 紙パック用キャップ - Google Patents
紙パック用キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4947775B2 JP4947775B2 JP2006231320A JP2006231320A JP4947775B2 JP 4947775 B2 JP4947775 B2 JP 4947775B2 JP 2006231320 A JP2006231320 A JP 2006231320A JP 2006231320 A JP2006231320 A JP 2006231320A JP 4947775 B2 JP4947775 B2 JP 4947775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- upper lid
- inner ring
- sealing layer
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
特に特許文献1のキャップは、初期開栓時に穿孔可能部分の周辺に沿ってカッターを移動可能にしているので、その切断部分の食い込みが浅くなる場合があって、確実に開口部を形成しにくいという問題があった。また、特許文献2の合成樹脂製キャップはユーザがそのプルリングを直接引っ張ることで易切断溝を開封するので、ヒンジキャップの開栓動作と封止部の開封動作とを同時に行えず、利便性に欠ける問題があった。さらに特許文献3のタンパーエビデント性を有したヒンジキャップは、開封されたことを示す弱化線乃至スコアの状態がカバー部分に隠れて見えにくくなるという問題があった。
注出筒と該注出筒の下端から外方に延びるフランジ部とを有するキャップ本体と、
天面壁と該天面壁の周縁から垂下する側壁とからなり前記キャップ本体にヒンジを介して連結されている上蓋とからなるキャップにおいて、
前記フランジ部は容器開口部縁に固着され、
前記キャップ本体は前記注出筒の内面または下端から下方に延びるカッター片を備え、
前記上蓋はその天面壁の内面から垂下するインナーリングを備え、
該インナーリング下端は容器開口部を封止する封止層に溶着され、
キャップ開封時において前記上蓋を持ち上げたときに前記インナーリングの下端に溶着した封止層が持ち上げられ、
前記カッター片により封止層が破断されるようにし、
前記インナーリング及び前記カッター片の下面はヒンジ方向と反対側の箇所が尖った形状に形成されており、
キャップ開封時において前記上蓋を持ち上げたときに容器開口部を封止する封止層の破断を容易にするようにしたことを特徴とする。
請求項2のキャップは、請求項1において、
該インナーリング及び該カッター片の下面は、さらにヒンジ方向の箇所が尖った形状に形成されていることを特徴とする。
請求項3のキャップは、請求項1又は2において、該カッター片は該インナーリングの下端外周縁に沿って近接配設されていることを特徴とする。
請求項4のキャップは、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記上蓋はヒンジと反対側の側壁の下端に切欠孔が形成され、該側壁の該切欠孔内には弱化部を介してタンパーエビデント片が形成され、該タンパーエビデント片の先端部が前記フランジ部に形成された係止用孔に嵌合されていることを特徴とする。
さらに、本実施形態のキャップにおいては、インナーリング及びカッター片の下面はヒンジ方向及びヒンジ方向と反対側の箇所が尖った形状に形成することが好ましい。これによって、キャップ開封時において上蓋を持ち上げたときにその引き裂き力をこの尖った部分に集中させることができ、容器開口部を封止する封止層の破断をさらに容易にすることができる。
キャップ本体11は、その中央に略円筒状の注出筒11bを有しており、その注出筒11bの内面または下端から下方に延びるようにカッター片11cが形成されている。
上蓋12は、天面壁12aと、その天面壁12aの周縁から垂下する側壁12bと、側壁12bの内面から垂下するインナーリング12cを有している。
さらに、インナーリング12cの下端が容器開口部S0を封止するための封止層14に溶着されるとともに、その外側周囲に近接してカッター片11cが配設されるている。
封止層14と溶着されるインナーリング12cの下面はその溶着部分が略円形状となるが、図4に示すように、ヒンジ13の方向及びヒンジ方向と反対側の箇所は尖った形状、いわゆる「桃の頭」のような形状に形成されている(図4参照)。
開封時において、上蓋12を持ち上げると、まずインナーリング12cの下端に溶着した封止層14が持ち上げられ、インナーリング12cの溶着面の外周側にインナーリング12cと相似形状に設けられているカッター片11cにより、図5(a)に示すように、封止層14が破断される。さらに、上蓋12を持ち上げると、(b)に示すように、係止孔11dに拘束されているタンパーエビデント片16が弱化部15で切断される。
図示するように、上蓋12は、ヒンジ13と反対側となる側壁12bの下端の一部を切り欠いた切欠孔12dを形成し、その切欠孔12dで挟まれる部分を、弱化部15を介してタンパーエビデント片16として形成し、その先端をフランジ部11aに形成された係止用孔11dに嵌合するようにした。すなわち、未開封時においてはタンパーエビデント片16が係止用孔11dに嵌合されており、開封時において弱化部15が切断され、タンパーエビデント片16はキャップ本体11の係止用孔11d内へ落下する。
したがって、開封前のキャップの外観状態を示す図7(a1)と、一旦開封し閉栓した後の外観状態を示す図7(b1)とを比較すれば分かるように、タンパーエビデント片16が落下していることが視認できるので、封止層14が破断されていることが容易に確認することができる。
11 キャップ本体
11a フランジ部
11b 注出筒
11c カッター片
11d 係止用孔
12 上蓋
12a 天面壁
12b 側壁
12c インナーリング
12d 切欠孔
13 ヒンジ
14 封止層
15 弱化部
16 タンパーエビデント片
S 紙パック(液体容器)
S0 容器開口部
S1 容器開口部縁
Claims (4)
- 注出筒と該注出筒の下端から外方に延びるフランジ部とを有するキャップ本体と、
天面壁と該天面壁の周縁から垂下する側壁とからなり前記キャップ本体にヒンジを介して連結されている上蓋とからなるキャップにおいて、
前記フランジ部は容器開口部縁に固着され、
前記キャップ本体は前記注出筒の内面または下端から下方に延びるカッター片を備え、
前記上蓋はその天面壁の内面から垂下するインナーリングを備え、
該インナーリング下端は容器開口部を封止する封止層に溶着され、
キャップ開封時において前記上蓋を持ち上げたときに前記インナーリングの下端に溶着した封止層が持ち上げられ、
前記カッター片により封止層が破断されるようにし、
前記インナーリング及び前記カッター片の下面はヒンジ方向と反対側の箇所が尖った形状に形成されており、
キャップ開封時において前記上蓋を持ち上げたときに容器開口部を封止する封止層の破断を容易にするようにしたことを特徴とする、紙パック用キャップ。 - 該インナーリング及び該カッター片の下面は、さらにヒンジ方向の箇所が尖った形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 該カッター片は該インナーリングの下端外周縁に沿って近接配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ。
- 前記上蓋はヒンジと反対側の側壁の下端に切欠孔が形成され、該側壁の該切欠孔内には弱化部を介してタンパーエビデント片が形成され、該タンパーエビデント片の先端部が前記フランジ部に形成された係止用孔に嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のキャップ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006231320A JP4947775B2 (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 紙パック用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006231320A JP4947775B2 (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 紙パック用キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008050054A JP2008050054A (ja) | 2008-03-06 |
JP4947775B2 true JP4947775B2 (ja) | 2012-06-06 |
Family
ID=39234465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006231320A Active JP4947775B2 (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 紙パック用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4947775B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023850A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Toppan Printing Co Ltd | 物品収納容器 |
JP2014129104A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Pacplus Co Ltd | キャップ及びキャップ付き容器 |
US9862531B2 (en) | 2015-01-21 | 2018-01-09 | Liqui-Box Corporation | Piercing fitment assembly for flexible container |
ES2901491T3 (es) * | 2019-03-26 | 2022-03-22 | Tetra Laval Holdings & Finance | Dispositivo de apertura para el envasado de productos que se pueden verter |
JP7229100B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2023-02-27 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
EP3892560A1 (en) * | 2020-04-09 | 2021-10-13 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Lid-spout assembly for a package and package having a lid-spout assembly |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5656745A (en) * | 1979-10-12 | 1981-05-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Composite lead wire and its production |
SE8005957L (sv) * | 1980-08-26 | 1982-02-27 | Rigello Pak Ab | Kapsyl |
JPH01150524A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 繊維強化樹脂とアルミニウム又はアルミニウム合金との接着継手 |
CH678843A5 (ja) * | 1989-06-09 | 1991-11-15 | Alfatechnic Ag | |
FR2770832B1 (fr) * | 1997-11-10 | 1999-12-10 | Lorraine Capsules Metall | Dispositif de bouchage d'un emballage pourvu d'une ouverture predecoupee et obturee par une pastille de securite |
JP3470072B2 (ja) * | 1999-12-14 | 2003-11-25 | 原化成株式会社 | 液体容器用の注出口栓 |
US6269986B1 (en) * | 2000-06-20 | 2001-08-07 | Seaquist Closures Foreign, Inc. | Dispensing closure with tamper evident lid panel |
-
2006
- 2006-08-28 JP JP2006231320A patent/JP4947775B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008050054A (ja) | 2008-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU750099B2 (en) | Containers and caps having tamper-evident liners | |
EP2539242B1 (en) | Tamper-evident package having a peelable lid | |
EP1419972B1 (en) | Easy-opening closure for retortable container | |
JP4947775B2 (ja) | 紙パック用キャップ | |
JP4575695B2 (ja) | プルリング無しヒンジキャップ | |
EP3511263B1 (en) | Re-sealable flexible package with reinforced perimeter | |
EP2030908A1 (en) | Tamper evident container | |
JPS6252047A (ja) | 合成樹脂製蓋 | |
JP2013107673A (ja) | 容器用口栓 | |
JP2013075684A (ja) | 合成樹脂製蓋部材 | |
JP4885576B2 (ja) | 複合容器蓋 | |
US20200055642A1 (en) | Container with tamper-evident closure | |
MX2008010818A (es) | Cierre pre-laminado. | |
JP2008222286A (ja) | 容器 | |
JP4861660B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP4447405B2 (ja) | 開封識別容器 | |
JP6153399B2 (ja) | 包装部材及びこれを備えた容器 | |
JP5009329B2 (ja) | スパウトを装着したパウチ | |
CN217125647U (zh) | 一种翻启式易破孔瓶盖 | |
JP2012158362A (ja) | 封緘体付き蓋装置 | |
AU2017100889A4 (en) | A closure for a vessel | |
JP5281458B2 (ja) | タンパーエビデント性を有するヒンジキャップ | |
JP2003054610A (ja) | タンパーエビデント性を有するヒンジキャップ | |
JP3121930U (ja) | スパウトとそのスパウトを装着したパウチ | |
JP2001247148A (ja) | 分別廃棄に優れたプラスチックキャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120301 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120305 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4947775 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |