JP2016222275A - ラベル及び容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ディスプレイ効果が高く、商品への悪戯などの不法なアクセスを抑制することができる新たな構造を備えたラベル付き容器と、そのラベルを提供する。【解決手段】内容物を取り出し可能に封じるキャップ12を備えた容器本体10と、容器本体10に固定されたラベル20とを備える。ラベル20は、開封を行った後にも胴部11に配置されるラベル本体21と、開封を行った後に分離されるラベル分離部22とを備える。ラベル分離部22は、キャップ12を内包することにより外部からキャップ12に対して接触を不能とし、キャップ12よりも十分に背が高い筒状をなし、キャップ12の上端とラベル分離部22との上端との間に、外部とは遮断された上部空間部32が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ラベル付き容器と、この容器に用いられるラベルに関するものである。
特許文献1〜3に示すように、容器本体に、内容物を取り出し可能に封じるキャップを備えた容器にあっては、ラベルによって封することによって、未開封品であることを示すようにしたものが知られている。この種のラベルは、開封を行った後にも容器本体に残されているラベル本体と、ラベル本体から分離されるラベル分離部とを備える。このラベル分離部は、特許文献1のように開封後は捨てられるものと、特許文献2のようにキャップ側に残されるものとがある。特許文献1と2のタイプは、シュリンク包装によって、容器本体とキャップとに跨がって捲回され、そのラベル本体の全体が容器本体及びキャップに密着した状態となっていると共に、キャップの上端面は周辺の一部を除いて、ラベルに覆われていない。
特許文献3にあっては、帯状のラベルを容器本体とキャップとの双方の背面などに貼り付けるようにしたものであり、その上端からはキャップ上端面よりも上方に突出する突出片が延設され、この突出片に商品のキャッチコピーなどが印刷されている。
ところが、商品への悪戯は悪質且つ巧妙になっている傾向にあり、これら特許文献1〜3の先行技術にあっては、程度の差はあれ、キャップへの外部からの接触を完全に防ぐものではなく、商品への悪戯に対する不安を解消するには不十分であると言わざるを得ない。
また、開封作業に関しては、特許文献1や2の場合には、開封部からラベルを取り去れば良いが、開封した後もキャップにシュリンク包装による密着が維持されていることになり、消費者は開封部から剥がし取るようにして、キャップからラベルを取り外さなければならない。特許文献3の場合には、ラベルを、容器本体とキャップとの双方の背面などに貼り付けるようにしたものであるため、開封部から帯状のラベルを上下に分離すると共に、キャップからラベルを剥がす必要がある。このように、開封作業に関しては、これらの先行技術にあっては、必ずしもスムーズに行えない場合が想定される。
他方、商品のメーカーなどの供給者にあっては、商品を陳列棚などに展示する際に、他の商品よりも少しでも目立つことができ、消費者が手に取ることを願うものである。特に、小さな容器にあっては、陳列棚に並べられても目立たないため、商品を目立つようにすることが望まれる。また、ラベルに印刷を施して、商品の説明やキャッチコピーなどの広告を行う場合にも、印刷スペースが大きい方が有利である。
ところが、特許文献1及び2の構造では、ラベルは商品よりも小さいか略同じ大きさとなるのが限度であり、ラベルの大きさは商品自体の大きさに限定されるため、陳列棚で目立たせることや印刷スペースを大きくするにも、自ずと限度がある。特許文献3では、キャップ上端面よりも上方に突出する突出片が延設され、この突出片に商品のキャッチコピーなどが印刷され得るが、ボリューム感及び立体感に欠け、いかにも広告用のシートを設けましたという構造になってしまう。しかも、突出片の両面に綺麗な印刷を施すことは困難であり、片面のみの印刷になりがちである。また、消費者が商品を手に取って見たい場合には、この突出片が邪魔になり、消費者に不快感を与えてしまうおそれがある。
特開平9−249254号公報 特開2015−7767号公報 特開平9−188331号公報
本発明は、内容物を取り出し可能に封じるキャップを備えた容器本体と、前記容器本体に固定されたラベルとを備え、前記ラベルの開封を行うことによって、前記キャップから前記内容物を取り出すことができるように構成されたラベル付き容器において、新たな構造を提案することを課題とする。
本発明に係るラベル付き容器にあっては、前記ラベルが、前記開封を行った後にも前記容器本体に配置されるラベル本体と、前記開封を行った後には前記容器本体及び前記ラベル本体から分離されるラベル分離部とを備える。
前記ラベル分離部は、前記キャップを内包することにより外部から前記キャップに対しての接触を不能とする。さらに、前記ラベル分離部は、前記キャップよりも十分に背が高い筒状をなし、前記キャップの上端と前記ラベル分離部との間に、外部とは遮断された上部空間が形成されるように構成されたものである。
本発明に係るラベル付き容器にあっては、前記容器本体が筒状の胴部を備え、前記ラベル本体が前記胴部に捲回されて固定される。前記ラベル本体と前記ラベル分離部との間には、前記開封の際に開かれる開封部を備えたものとすることができる。
本発明に係るラベル付き容器にあっては、前記ラベル分離部は、前記開封部を開口端とし上端及び側壁が閉ざされた筒状の袋を構成しており、前記筒状の袋を構成するラベル分離部の内部に前記キャップが内包されているものとすることができる。
前記容器本体には、一定の外径を備えた前記胴部の上方に、外径が徐々に小さくなる肩部が形成されたものを用いることができる。前記キャップは前記肩部の上方に配置され、前記キャップの外径は前記胴部の外径よりも小さなものとすることができる。そして、前記開封部は前記肩部の位置に配置され、前記キャップの側面と前記ラベル分離部との間に側方空間部が形成されているものとすることもできる。
また、本発明は、前記ラベル付き容器に用いられるラベルを提供する。
前記ラベルは、前記容器本体に取り付けられる前の展開状態では1枚のシート状をなし、前記ラベルの下部には、前記容器本体に貼り付けられる下部接着部を備え、前記ラベルの左右何れか一方の側辺には、前記ラベルの左右の側辺同士を貼り付ける側辺接着部を備え、前記ラベルの上辺には、前記ラベルの上辺同士を貼り付ける上辺接着部を備え、前記下部接着部と前記上辺接着部との間に接着部がない非接着部を備え、前記下部接着部と前記非接着部との間には、前記開封部を構成する弱め線を備える。
そして、前記ラベル本体は、前記胴部に対して前記下部接着部によって接着され、前記ラベル分離部は、前記側辺接着部と前記上辺接着部とのそれぞれが接着されることによって、前記キャップを内包した状態で封をされるように構成される。
本発明は、新たな構造を備えたラベル付き容器と、そのラベルの提供することができたものである。その結果、次の種々の効果の全部又は一部を発揮することができる。
前記ラベル分離部は、前記キャップを内包することにより外部から前記キャップに対して接触を不能とし、さらに、前記ラベル分離部は前記キャップよりも十分に背が高い筒状をなし、前記キャップの上端と前記ラベル分離部との上端との間に、外部とは遮断された上部空間が形成されることによって、商品への悪戯に対する不安を緩和することができる。
前記ラベル分離部は前記キャップよりも十分に背が高い筒状をなし、前記キャップの上端と前記ラベル分離部との上端との間に、外部とは遮断された上部空間が形成されるように構成されることによって、商品を陳列する際に見栄えが良く、消費者への訴求力を高めることができる。特に、小さな容器にあっては、陳列棚に並べられても目立たないが、本発明を適用することによって、背が高くなり、商品を目立つようにすることができる。特に、前記ラベル分離部は、前記開封部を開口端とし上端及び側壁が閉ざされた筒状の袋を構成するように実施することによって、ボリューム感と容器本体に対して連続する立体感を与えることができる。
ラベルの全体へ印刷を施す場合にあっても、ラベル本体とラベル分離部とが一連の連続した立体形状となるため、容器に比して背の高いラベル全体を有効に利用した印刷が可能となる。しかも、キャップよりも背の高いラベル分離部についても、筒状の立体的な形状を維持するため、商品の正面側と背面側との双方ならびに側面にも自然な印刷を行うことができる。
さらに、本発明のラベルはシュリンク包装でなくとも、糊による貼り付けなどでも容器へ取り付けることができる。しかも、ラベル分離部はラベルに対して接着などで固定しておく必要がないため、開封部を開けば、キャップから簡単にラベル分離部を外すことができる。
第1の実施の形態に係るキャップ内包ラベル付き容器を示すもので、(A)はラベルの裏面図、(B)はキャップ内包ラベル付き容器の縦断面説明図。 同キャップ内包ラベル付き容器のラベルの表面図を示すと共に、このラベルを容器本体に配置する説明図。 同キャップ内包ラベル付き容器の正面側からの斜視図。 同キャップ内包ラベル付き容器の背面側からの斜視図。 同キャップ内包ラベル付き容器の変更例を示す縦断面説明図である。 (A)及び(B)は、同キャップ内包ラベル付き容器の他の変更例を示す縦断面説明図である。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
(概要)
この実施の形態に係るキャップ内包ラベル付き容器は、容器本体10とラベル20とを備える。
本発明は、容器全般、特に筒状の容器に好適に適用することができるもので、この例では容器本体10として、円筒状の胴部11を有するものを採用している。この容器本体10は、上端にキャップ12を備え、キャップ12から容器本体10の内容物を取り出すことができる。
容器本体10の外周にはラベル20が捲回されている。このラベル20は、下部にラベル本体21を備え、上部にラベル分離部22を備え、両者の境界に開封部27を備える。ラベル本体21は、下部接着部24によって容器本体10(この例では胴部11)に貼り付けられている。ラベル分離部22は、キャップ12の上端よりもさらに上方に延ばされ、側辺接着部26と上辺接着部28とによって封をされることにより、キャップ12を内包した状態で外部から遮断された空間部30を形成する。
この状態で、図3及び図4の包装形態を示し、商品の陳列棚などに並ぶことになる。従って、陳列時にキャップ12を直接触ることは不可能な状態となり、商品の販売時の安全性を向上させることができる。
商品の使用に際しては、開封部27を破ることで、キャップ12が何の抵抗も無く露出し、キャップ12から容器内の内容物を取り出して通常の容器と同様に使用できる。ラベル本体21は、開封部27を破った後も、容器本体10のラベルとして残され、この点においても通常の容器と同様の使用状態とすることができる。
(容器本体について)
容器本体10は、円筒状のほか断面多角形や楕円形などの筒状の容器を好適に採用でき、特に上下に一定の外径を有する胴部11を備えたものが最も実施し易いが、胴部11に径の変化があるのや凹凸のあるものでも、ラベル本体21に切り込みを入れたり一部を変形させたりするなどの対応をすれば実施することができる。容器本体10の材質は特に限定されるものではなく、合成樹脂製、紙管などの紙製、金属製、ガラス製、これらの複合材料製のものを例示し得る。容器本体10は硬質のものが実施し易いが、容器本体10に内容物を入れて封をした状態でラベル20を巻きつけることができるものであればよく、廃棄時の減容性を考慮した変形可能なペットボトルなどの準硬質容器であってもよい。金属容器としては、エアゾール容器などの耐圧容器のように硬質なものから、アルミニウム製などの人の手で変形させ得るものまで、種々の硬度のものを用いることができる。
この例では、容器本体10の下端に底部14を備え、上端にキャップ12を配置したものを示したが、その位置関係は適宜変更し得る。またこの例では、胴部11の径よりも小さな径のキャップ12を備えたものを示したが、両者が同一もしくはキャップ12の方が大き目のものであってもよい。また、胴部11の上部には、径が徐々に小さくなる肩部13を有するものを用いたが、肩部13は省略して実施することができる。
キャップ12は、ねじ式や嵌合式の蓋であってもよく、筒状部の上端に開口を有し、その開口を起伏可能な押え蓋で開閉するものや、スプレー容器のようにノズルから内容物を噴射するものであってもよく、種々の形態のものを採用することができる。
(ラベルについて)
この実施の形態に係るラベル20は、全体が略長方形をなしているシートから構成されており、その表面側には図2、図3及び図4に示すように印刷が施されている。このラベル20は、下部にラベル本体21が配置され、上部にラベル分離部22が配置されており、両者間に開封部27が配置されている。
裏面側には図1に示すように、接着部が形成されている。
ラベル20の材質は特に限定されるものではなく、合成樹脂製、紙製、金属製、これらの複合材料製のものを例示し得る。また、全部又は一部が透明のものであってもよく、外部から容器本体10の大きさが視認できる程度の透明な領域を持つものであることも望ましい。また、可撓性を有するものであることが適当であるが、一部分を、剛性の高い部材で構成することもでき、少なくともラベル分離部22については、筒状に捲回された状態で自立性を有する程度の剛性を有するものであることが適当である。
ラベル本体21は、従来のラベルと同様、容器本体10の胴部11に捲回されて貼り付けられる部分である。
ラベル分離部22は、ラベル本体21の上方に延設されたもので、容器本体10のキャップ12の上端を超えてさらに上方にまで配置されて、キャップ12を内包する筒状の袋部分となる。このように、ラベル分離部22は、開封部27を開口端とし、上端辺及び側壁が上辺接着部28及び側辺接着部26によって接着されることにより、閉ざされた筒状の袋を構成する。
図1に示すように、捲回されたラベル分離部22は、キャップ12との間に空間部30を形成するものであり、この例では、キャップ12の上方における上部空間部32のみならず、キャップ12の外周との間における側部空間部31とから、空間部30が構成される。
開封部27は、ラベル本体21とラベル分離部22との間に配置されて、開封時に使用者によって切り取られることによって、ラベル分離部22をラベル本体21から切り離して、取り外すことができるようにする部分である。
(ラベルの展開状態)
展開された状態では、図1に示すように、ラベル20は、下部にラベル本体21となる下部接着部24を備え、上部にラベル分離部22となる非接着部25を備える。そして、ラベル20の少なくとも左右一方の側辺には側辺接着部26が形成され、上辺には上辺接着部28が形成されている。下部接着部24は、ラベル20の裏面側をラベル本体21に接着する部分である。側辺接着部26は、ラベル20の左右両辺を重ね合わせて接着する部分であり、上辺接着部28は捲回されたラベル20の上辺の向かい合う内面同士を接着する部分である。
これらの接着部は、接着剤を塗布してラベル20と容器本体10とを、又はラベル20同士を接着する部分であるが、接着剤に代えて熱溶着や超音波溶着などの接着手段を施す部分であってもよい。また、接着剤を用いる場合にあっては、ラベル20側のみに接着剤を塗布することが最も効率的ではあるが、容器本体10とラベル20との双方に塗布してもよく、容器本体10側のみに塗布してもよい。
なお、左右の側辺同士を接着することによって、胴部11にラベル本体21を固定できる場合にあっては、下部接着部24を設けずに側辺接着部26のみで実施することもできる。ラベル本体21の全面に下部接着部24を設ける他、その一部にのみ設けるようにしてもよい。また、側辺接着部26や上辺接着部28についても、その一部分のみを接着するに止めてもよいが、少なくとも外部から指などを挿入できない程度に封できるようにしておくことが適当である。
下部接着部24と非接着部25との境界には、開封部27が形成されている。この開封部27は、下部接着部24と非接着部25とを一周して切り離すためのものである。この例では、2本のミシン目を平行に加工することによって、開封部27を形成したが、1本のミシン目であってもよい。またミシン目の他、シートにハーフカットを形成したり、カットテープを配置したりするものであってもよい。複数層のフィルムを積層したシートの場合には、その内部の層にのみミシン目を形成したりカットラインやハーフカットラインを形成したりするなど、開封を容易にする種々の弱め線として実施することができる。また、この例では、開封部27の切断の開始を容易にするために、その端部に開封開始部29を設けている。この開封開始部29は、開封部27の部分では側辺接着部26による接着を行わないことで形成することができるが、端辺から大きな切込を入れるなどの他の手段で実施することもできる。
この例では、胴部11の径が徐々に小さくなる肩部13の位置に、開封部27を配置することによって、切り取り作業を容易にすると共に空間部30を取り除き易くしているが、胴部11の途中に開封部27を設けるなど、開封部27の位置は肩部13とは異なる位置に設けてもよい。また、ラベル分離部22の上辺にかけても開封部を設けることによって、ラベル分離部22の上端や途中から切断を開始できるようにしてもよい。
以上、この実施の形態では、ラベル分離部22はキャップ12よりも十分に背が高い筒状をなすため、ラベルとしての印刷領域を飛躍的に拡大することができる。図3に示すように、ラベル本体21とラベル分離部22とに連続する模様を形成してもよく、図4に示すように、ラベル本体21とラベル分離部22とに別々に説明表示などの印刷を施すようにしてもよい。
このように、陳列棚に並べられた際には、商品自体の大きさが小さい結果、背が低く目立ちにくい商品であっても、目立ちやすい大きさとなると同時に、その全体を使って目立ちやすい印刷を施すことが可能となる。また、商品説明などについても、読みやすい適切な大きさの商品説明を表示することができる。
しかも、ラベル21が容器本体10より大きくても、ラベル本体21とラベル分離部22とが連続して一体となった筒状をなすため、違和感がなく、陳列棚から手に取って見ることに消費者が抵抗感を覚えることを緩和することができる。
また、ラベル分離部22はキャップ12を完全に内包しているため、悪戯目的での商品へのアクセスをより有効に防止することができると共に、商品の購入者の安心感の向上にも貢献することができる。
他方、商品を使用に際しては、開封部27を切り取るだけで、容易にラベル分離部22を外すことができ、キャップ12から容器本体10の内容物を取り出すことができる。特に、上部空間部32のみならず、側部空間部31を設けることによって、開封部27を切断してしまえば、何の抵抗もなくラベル分離部22を外すことができる。
(変更例)
但し、図5に示すように、キャップ12の径を胴部11と略同じ大きさとして実施することもできる。この場合には、ラベル分離部22とキャップ12の外周面とが接触した状態になり、側部空間部31は形成されないが、シュリンクパックの場合とは異なり、ラベル分離部22を収縮させずに実施することができるため、キャップ12からラベル分離部22を外す際にもさほど手間がかからず、ラベル分離部22を上方へ引っ張るだけで容易に外すことができる。
また、図6(A)に示すように、上辺接着部28に通し穴33を形成することによって、吊り下げて展示することもできる。この通し穴33は、図6(B)に示すように、ラベル分離部22に形成することもできる。
上記の各例では、ラベル分離部22の上端は、上辺接着部28によって1本の直線状に接着されるが、袋を構成する種々の形態として実施することができる。具体的には、サイドシール袋、三方シール袋、ピロー袋、横ガゼットや底ガゼットなどのガゼット袋に用いられる構造をラベル分離部22に適用することもできるが、図示した実施の形態とすることが、最も効率的で、且つデザインもすっきりとしており、さらに、図3図4に示すように、上端の幅が、容器本体10よりも大きなものとして実施することもできる点で有利である。
10 容器本体
11 胴部
12 キャップ
13 肩部
14 底部
20 ラベル
21 ラベル本体
22 ラベル分離部
24 下部接着部
25 非接着部
26 側辺接着部
27 開封部
28 上辺接着部
29 開封開始部
30 空間部
31 側部空間部
32 上部空間部
33 通し穴

Claims (4)

  1. 内容物を取り出し可能に封じるキャップを備えた容器本体と、前記容器本体に固定されたラベルとを備え、
    前記ラベルの開封を行うことによって、前記キャップから前記内容物を取り出すことができるように構成されたラベル付き容器において、
    前記ラベルは、前記開封を行った後にも前記容器本体に配置されるラベル本体と、前記開封を行った後には前記容器本体及び前記ラベル本体から分離されるラベル分離部とを備え、
    前記ラベル分離部は、前記キャップを内包することにより外部から前記キャップに対しての接触を不能とし、
    前記ラベル分離部は、前記キャップよりも十分に背が高い筒状をなし、前記キャップの上端と前記ラベル分離部との間に、外部とは遮断された上部空間が形成されるように構成されたことを特徴とするラベル付き容器。
  2. 前記容器本体は、筒状の胴部を備え、
    前記ラベル本体は、前記胴部に捲回されて固定され、
    前記ラベル本体と前記ラベル分離部との間には、前記開封の際に開かれる開封部を備え、
    前記ラベル分離部は、前記開封部を開口端とし上端及び側壁が閉ざされた筒状の袋を構成しており、前記筒状の袋を構成するラベル分離部の内部に前記キャップが内包されていることを特徴とする請求項1記載のラベル付き容器。
  3. 前記容器本体は、一定の外径を備えた前記胴部の上方に、外径が徐々に小さくなる肩部が形成されたものであり、
    前記キャップは前記肩部の上方に配置され、前記キャップの外径は前記胴部の外径よりも小さいものであり、
    前記開封部は、前記肩部の位置に配置され、
    前記キャップの側面と前記ラベル分離部との間に側方空間部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のラベル付き容器。
  4. 請求項2又は3に記載のラベル付き容器に用いられるラベルであって、
    前記ラベルは、前記容器本体に取り付けられる前の展開状態では1枚のシート状をなし、
    前記ラベルの下部には、前記容器本体に貼り付けられる下部接着部を備え、
    前記ラベルの左右何れか一方の側辺には、前記ラベルの左右の側辺同士を貼り付ける側辺接着部を備え、
    前記ラベルの上辺には、前記ラベルの上辺同士を貼り付ける上辺接着部を備え、
    前記下部接着部と前記上辺接着部との間に接着部がない非接着部を備え、
    前記下部接着部と前記非接着部との間に、前記開封部を構成する弱め線を備え、
    前記ラベル本体は、前記胴部に対して前記下部接着部によって接着され、
    前記ラベル分離部は、前記側辺接着部と前記上辺接着部とのそれぞれが接着されることによって、前記キャップを内包した状態で封されるように構成されたことを特徴とするラベル。
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