JP4743895B2 - 商品包装袋及び商品包装体 - Google Patents

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本発明は、商品包装袋及び商品包装体に関する。さらに詳しくは、本発明は、優れた美観を有し、商品の包装作業の自動化に適し、軽商品の収納性が良好であり、店頭において陳列スペースを有効に活用することができ、フラップを設けることにより多くの情報を表示することが可能となる商品包装袋及び該包装袋に商品を包装してなる商品包装体に関する。
小型電気電子部品、小型メモリ、小型電池、修正テープ、スプレー液容器、医薬部外品容器、接着剤、剥がし液などの小物の軽商品は、合成樹脂フィルム製の商品包装袋に収納されて、店頭に載置展示又は吊下展示される場合が多い。このような軽商品の包装形態は、店頭に陳列展示する際に占有するスペースが小さく、顧客の目を引き寄せるために、優れた美観を有することが求められる。また、製造業者が包装袋への商品の収納を効率的に行うことができ、商品の包装作業の自動化が可能であり、購入者も商品を容易に取り出すことができる収納性の良さが求められる。さらに、商品が技術的に高度化するにつれ、使用方法、使用上の注意などの詳細な説明を効率的に添付し得ることが求められる。
従来の商品包装袋では、説明を印刷するスペースが裏面側合成樹脂フィルムに限られ、小物の軽商品用の包装袋は大きくはないので、説明の内容が制限されたり、説明の文字が非常に小さくなって読みづらくなったりする。用紙に説明などを印刷した説明シートを作製し、折り畳んで商品包装袋に挿入することにより、説明スペースの不足を解消する例も見受けられるが、説明シートの作製とその商品包装袋への挿入には手間がかかり、コスト高になるとともに、説明シートを紛失する場合が頻発している。
特開2000−142721号公報
本発明は、優れた美観を有し、商品の包装作業の自動化に適し、軽商品の収納性が良好であり、店頭において陳列スペースを有効に活用することができ、フラップを設けることにより多くの情報を表示することが可能となる商品包装袋及び該包装袋に商品を包装してなる商品包装体を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有する商品包装袋において、商品包装袋の商品収納部の上部と底部にそれぞれガゼット折りを設けることにより、商品包装袋の袋幅を縮小しても商品の収納に十分な容量を与え、店頭に展示するときの陳列スペースを節減することができ、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に、袋幅と平行なスリットからなる商品投入口を設けることにより、商品の包装作業の自動化が可能となり、さらに、商品包装袋の裏面側にフラップを設けて、フラップの両面を説明の記載に利用することにより、説明に必要なスペースを十分に確保することができ、商品説明書を別に作製して添付する必要がなく、商品説明書を紛失するおそれもなくなることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有し、両側縁が溶断され、ヘッダー部と商品収納部からなる商品包装袋において、ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムによりヘッダー部芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地が融着され、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部の底部にそれぞれ袋幅方向と平行なガゼット折りが設けられ、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する内側の合成樹脂フィルムが上方へ延設されて、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に商品収納部への商品投入口が形成され、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に開袋手段が設けられてなり、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する外側の商品の説明を印刷した合成樹脂フィルムが下方に延設されて、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合う商品の説明を印刷したフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップが、商品収納部の両側縁において擬似的な融着がなされてなることを特徴とする商品包装袋、
)表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有し、両側縁が溶断され、ヘッダー部と商品収納部からなる商品包装袋において、ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムによりヘッダー部芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地が融着され、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部の底部にそれぞれ袋幅方向と平行なガゼット折りが設けられ、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する合成樹脂フィルムが上方へ延設されて、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に商品収納部への商品投入口が形成され、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に開袋手段が設けられてなる商品包装袋であって、前記商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合う商品の説明を印刷した合成樹脂フィルムを設け、該合成樹脂フィルムは、商品収納部の上部において、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムに接着されて商品の説明を印刷したフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップを形成する合成樹脂フィルムが、商品収納部の両側縁において擬似的な融着がなされてなることを特徴とする商品包装袋、
(3)商品の説明を印刷したフラップは、両面から読み取る印刷面である(1)又は(2)記載の商品包装袋、
)商品収納部に商品収納部芯地が設けられ、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムが、商品収納部の上縁において融着されてなる(1)〜(3)のいずれか1項記載の商品包装袋、
)開袋手段が、商品包装袋の側縁に熱溶断によって設けられた切り込みである(1)〜(4)のいずれか1項記載の商品包装袋、及び、
(6)(1)(5)のいずれか1項記載の商品包装袋に、商品を収納してなることを特徴とする商品包装体、
を提供するものである。
本発明の商品包装袋は、商品投入口を減圧吸引などの手段により機械的に開口し、商品収納部に商品を投入したのち、商品投入口を融着などの手段により封鎖することができるので、商品の包装作業を自動化することが可能となる。本発明の商品包装袋は、商品収納部の上部と底部にそれぞれガゼット折りを有するので、商品包装袋の袋幅を縮小しても商品の収納に十分な容量を有し、店頭に展示するとき、一定の陳列幅内に多数の商品包装体を吊下展示又は載置展示して、陳列スペースを節減することができる。本発明の商品包装袋は、裏面側に合成樹脂フィルムからなるフラップを設け、その表裏両面を説明スペースとして利用することにより、商品の説明に必要なスペースを十分に確保することができ、商品説明書を別に作製して添付する必要がなく、商品説明書を紛失するおそれもなくなる。
図1は、従来技術の商品包装袋の態様の切断部端面図及び正面図である。本態様の商品包装袋は、商品収納部1及びヘッダー部2からなり、表面側合成樹脂フィルム12、裏面側合成樹脂フィルム13及びヘッダー部芯地14により構成されている。ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムによりヘッダー部芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において、表面側合成樹脂フィルム12とヘッダー部芯地14が、融着線11において融着されている。表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地を融着することにより、ヘッダー部の構造を安定化することができる。図1に示す態様の商品包装袋は、ヘッダー部に吊下孔9を有する。ヘッダー部に吊下孔を設けることにより、商品包装体を店頭において吊下展示し、展示スペースを節減するとともに、展示効果を高めることができる。図1の商品包装袋において、ヘッダー部芯地の材質に特に制限はなく、例えば、合成樹脂シート、合成紙などを挙げることができる。
図1に示す従来技術の態様の商品包装袋においては、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムに袋幅方向と平行な上部ガゼット折り6が設けられ、商品収納部の底部に袋幅方向と平行な底部ガゼット折り5が設けられている。商品収納部の上部及び底部にそれぞれガゼット折りを設けることにより、商品収納部に商品を収納するとき、ガゼット折りが前後に開いて商品の収納に必要な容量が確保され、ある程度厚さの大きい商品でも美観を損なうことなく、安定して収納することができる。従来の長方形の平袋からなる商品包装袋は、厚さの大きい商品に対しては、商品の厚さを考慮して袋幅を大きめに作製するので、商品を収納したとき、両側縁が弓なりに曲がって美観が損ねられるとともに、ヘッダー部と底部は大きめの袋幅のままなので、店頭に陳列するとき袋幅方向に占めるスペースが大きくなる。図1の商品包装袋は、袋幅を小さめに作製することができるので、店頭に陳列するとき袋幅方向に占めるスペースを節減することができる。
図1に示す従来技術の態様の商品包装袋においては、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する合成樹脂フィルムが上方へ延設され、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に、商品収納部1への商品投入口4が形成されている。商品投入口の下側において、裏面側合成樹脂フィルムを減圧吸引して、商品投入口を機械的に開口し、商品収納部に商品を落下させることにより、商品収納部への商品収納作業を自動化することができる。従来は、商品包装袋の商品収納部への商品の収納は、手作業によることが多かった。図1の商品包装袋によれば、商品収納作業を自動化して、作業を著しく合理化することができる。商品収納部に商品を収納したのち、商品投入口を融着して封鎖し、閉口することができる。商品投入口を融着する手段に特に制限はなく、例えば、熱融着、超音波融着などを挙げることができる。
図1に示す従来技術の態様の商品包装袋においては、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に、開袋手段として、切り込み15が設けられている。図1の商品包装袋を長尺の合成樹脂フィルムを用いて製造すると、袋幅方向と長尺の合成樹脂フィルムの長さ方向が一致し、長尺の合成樹脂フィルムは長さ方向に配向している場合が多いので、切り込みを引っ張ることにより、容易に商品収納部の底部を切断し、商品収納部から商品を取り出すことができる。さらに、この切り込み15を熱溶断刃によって溶断して形成することが、袋体の底部の強度向上及び袋体にほこりが入らず衛生的なシール性の観点から望ましい。図1の商品包装袋は、両側縁16において融着されている。両側縁における融着は、商品包装袋の長尺の中間材料を袋幅ごとに、熱溶断することにより、あるいは、熱融着したのち機械的に切断することにより形成することができる。
図2は、従来技術の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。図2の商品包装袋においては、商品収納部に商品収納部芯地を設け、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムを、商品収納部の上縁において融着することができる。本態様の商品包装袋は、商品収納部に商品収納部芯地7が設けられ、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムが、商品収納部の上縁の融着線17において、融着されている。商品収納部に商品収納部芯地を設け、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムを商品収納部の上縁において融着することにより、商品収納部の構造を強固にして形態を安定化し、図1に示す従来技術の商品包装袋に比べて、重量の大きい商品も安定して包装することが可能となる。
図2の商品包装袋を製造する方法に特に制限はなく、例えば、長尺のチューブ状の合成樹脂フィルムをガゼット加工することにより、上部ガゼット折り6及び底部ガゼット折り5を形成し、裏面側合成樹脂フィルムをスリットすることにより、商品収納部への商品投入口4を形成し、該商品投入口から長尺のヘッダー部芯地14材料又は長尺のヘッダー部芯地14材料と長尺の商品収納部芯地7材料を挿入し、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地材料又は裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地材料及び裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部芯地材料を連続的に融着することにより、商品包装袋の長尺の中間材料を形成することができる。得られた商品包装袋の長尺の中間材料を、商品包装袋の袋幅ごとに溶断することにより、図2の従来技術の商品包装袋を得ることができる。
図3は、本発明の商品包装袋の一態様の切断部端面図及び正面図である。本発明の商品包装袋は、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合う合成樹脂フィルムが設けられ、商品収納部の上部において、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムに接着されてフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップを形成する合成樹脂フィルムが、商品収納部の両側縁において融着されてなる構成とすることができる。本態様の商品包装袋においては、商品収納部1の裏面側合成樹脂フィルム13と重なり合う合成樹脂フィルムが設けられ、商品収納部の上部において、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルム13に融着線18において融着されてフラップ8を形成している。本態様の商品包装袋においては、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムとフラップの接触面に融着防止剥離ニス3を塗布することが好ましい。融着防止剥離ニスの塗布面に特に制限はなく、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムを融着防止剥離ニスの塗布面とすることができ、あるいは、フラップを融着防止剥離ニスの塗布面とすることもできる。商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムとフラップの接触面に融着防止剥離ニスを塗布することにより、長尺の中間材料を商品包装袋の幅ごとに溶断するときに、両側縁において裏面側合成樹脂フィルムとフラップが強く融着することがなく、弱剥離状態を保ち、フラップ開口部10に指を差し込んで、フラップの両側縁を裏面側合成樹脂フィルムの両側縁から引き剥がして、フラップを反転させることができる。
図3に示す態様の商品包装袋は、表面側合成樹脂フィルム12、裏面側合成樹脂フィルム13及びフラップ8の両面を印刷面とすることができ、フラップ8は、その両面から読み取る印刷面とすることができる。例えば、表面側の合成樹脂フィルムには、商品名、メーカー名などを印刷し、フラップ8の内面には、透明な合成樹脂フィルムを通して読み取る電気電子部品などの仕様などを鏡像文字により印刷し、その上に隠蔽性のベタ印刷を施すことができる。隠蔽性のベタ印刷に特に制限はなく、例えば、白ベタ印刷1回、白ベタ印刷2回、白ベタ印刷、銀ベタ印刷及び白ベタ印刷をこの順に各1回ずつなどとし、最初に印刷された鏡像文字又は鏡像模様が隠蔽されるように、適宜選択することができる。フラップ8の隠蔽性のべタ印刷の上と裏面側合成樹脂フィルム13には、商品説明書を印刷することができる。本発明において、印刷方式に特に制限はなく、例えば、グラビヤ印刷、フレキソ印刷などを挙げることができる。
本態様の商品包装袋に包装された商品を購入した消費者が、フラップ開口部10に指を差し込んで、溶断され、溶着しているフラップ8の両側縁を外してフラップを反転させると、フラップ8の内側面と裏面側合成樹脂フィルム13がつながった広い面積が確保され、この広い面積に印刷された商品説明書を読み取ることができる。したがって、商品説明書として別に説明シートを作製し、手間をかけて袋体に封入する必要がなく、消費者が商品説明書を紛失して困惑する事態が生ずるおそれもない。
図4は、本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。本態様の商品包装袋は、商品収納部に商品収納部芯地7が設けられ、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムとフラップが、商品収納部の上縁の融着線19において、融着されている。商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルム及び裏面側合成樹脂フィルムとフラップは、別々に融着することもでき、あるいは、裏面側合成樹脂フィルムとフラップを接着剤を用いて接着することもできる。商品収納部に芯地を設け、芯地と裏面側合成樹脂フィルムとフラップを商品収納部の上縁において接着することにより、商品収納部の構造を強固にして形態を安定化し、図3に示す態様の商品包装袋に比べて、重量の大きい商品も安定して包装することが可能となる。
本発明の商品包装袋は、裏面側合成樹脂フィルム、表面側合成樹脂フィルム及びフラップを連続した1枚の合成樹脂フィルムから形成することができる。本発明の商品包装袋の第二の態様は、表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有し、両側縁が溶断され、ヘッダー部と商品収納部からなる商品包装袋において、ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムにより芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地が融着され、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部の底部にそれぞれ袋幅方向と平行なガゼット折りが設けられ、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する内側の合成樹脂フィルムが上方へ延設されて、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に商品収納部への商品投入口が形成され、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に開袋手段が設けられてなり、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する外側の合成樹脂フィルムが下方に延設されて、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合うフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップが、商品収納部の両側縁において融着されてなる商品包装袋である。
図5は、本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。本態様の商品包装袋においては、1枚の合成樹脂フィルムが捲き回されて裏面側合成樹脂フィルム13、底部ガゼット折り5、表面側合成樹脂フィルム12、ヘッダー部芯地14を挟持する表面側樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルム、商品収納部の上部ガゼット折り6及びフラップ8を逐次構成している。表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地は、融着線11において融着され、ヘッダー部の構造を安定化している。本態様の商品包装袋は、裏面側合成樹脂フィルムとフラップとの接着工程がなく、印刷を1枚の合成樹脂フィルムの片面だけで済ますことができるので、製造工程を合理化することができる。また、表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びフラップの間の印刷ズレを生ずるおそれが全くない。
図6は、本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。本態様の商品包装袋においては、1枚の合成樹脂フィルムが捲き回されて裏面側合成樹脂フィルム13、底部ガゼット折り5、表面側合成樹脂フィルム12、ヘッダー部芯地14を挟持する表面側樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルム、商品収納部の上部ガゼット折り6及びフラップ8を逐次構成し、商品収納部芯地7が、裏面側合成樹脂フィルム13と、商品収納部の上縁の融着線20において、融着されている。商品収納部に商品収納部芯地を設け、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムを商品収納部の上縁において融着することにより、商品収納部の構造を強固にして形態を安定化し、図5に示す態様の商品包装袋に比べて、重量の大きい商品も安定して包装することが可能となる。
本発明の商品包装袋に用いる合成樹脂シート、合成紙及び合成樹脂フィルムの材質に特に制限はなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミドなどを挙げることができる。本発明においては、合成樹脂シート若しくは合成紙と合成樹脂フィルムの材質が同じであることが好ましい。同じ材質の合成樹脂シート若しくは合成紙と合成樹脂フィルムを用いることにより、両側縁の溶断に際して良好な状態の溶着を形成することができる。
本発明に用いる合成樹脂シート又は合成紙の厚さに特に制限はないが、100〜1,000μmであることが好ましく、150〜500μmであることがより好ましい。本発明に用いる合成樹脂フィルムの厚さに特に制限はないが、10〜100μmであることが好ましく、30〜80μmであることがより好ましい。
本発明の商品包装体は、本発明の商品包装袋に、商品を収納してなる商品包装体である。本発明の商品包装体は、上部ガゼット折りと底部ガゼッ折りが開くことにより容量が増加する商品収納部に商品が収納されているので、正面から眺めたときほぼ長方形を保ち、袋幅が狭く、店頭における展示スペースを節減しつつ、展示効果を高めることができる。本発明の商品包装体は、その側縁に設けられた開袋手段を引っ張ることにより、容易に開封して商品を取り出すことができる。
本発明の商品包装袋は、商品投入口を減圧吸引などの手段により機械的に開口し、商品収納部に商品を投入したのち、商品投入口を融着などの手段により封鎖することができるので、商品の包装作業を自動化することが可能となる。本発明の商品包装袋は、商品収納部の上部と底部にそれぞれガゼット折りを有するので、商品包装袋の袋幅を縮小しても商品の収納に十分な容量を有し、店頭に展示するとき、一定の陳列幅内に多数の商品包装体を吊下展示又は載置展示して、陳列スペースを節減することができる。本発明の商品包装袋は、裏面側に合成樹脂フィルムからなるフラップを設け、その表裏両面を説明スペースとして利用することにより、商品の説明に必要なスペースを十分に確保することができ、商品説明書を別に作製して添付する必要がなく、商品説明書を紛失するおそれもなくなる。
従来技術の商品包装袋の一態様の切断部端面図及び正面図である。 従来技術の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。 本発明の商品包装袋の態様の切断部端面図及び正面図である。 本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。 本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。 本発明の商品包装袋の他の態様の切断部端面図及び正面図である。
符号の説明
1 商品収納部
2 ヘッダー部
3 融着防止剥離ニス
4 商品投入口
5 底部ガゼット折り
6 上部ガゼット折り
7 商品収納部芯地
8 フラップ
9 吊下孔
10 フラップ開口部
11 融着線
12 表面側合成樹脂フィルム
13 裏面側合成樹脂フィルム
14 ヘッダー部芯地
15 切り込み
16 側縁
17 融着線
18 融着線
19 融着線
20 融着線

Claims (6)

  1. 表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有し、両側縁が溶断され、ヘッダー部と商品収納部からなる商品包装袋において、ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムによりヘッダー部芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地が融着され、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部の底部にそれぞれ袋幅方向と平行なガゼット折りが設けられ、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する内側の合成樹脂フィルムが上方へ延設されて、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に商品収納部への商品投入口が形成され、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に開袋手段が設けられてなり、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する外側の商品の説明を印刷した合成樹脂フィルムが下方に延設されて、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合う商品の説明を印刷したフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップが、商品収納部の両側縁において擬似的な融着がなされてなることを特徴とする商品包装袋。
  2. 表面側合成樹脂フィルム、裏面側合成樹脂フィルム及びヘッダー部芯地を有し、両側縁が溶断され、ヘッダー部と商品収納部からなる商品包装袋において、ヘッダー部の表面側合成樹脂フィルムと裏面側合成樹脂フィルムによりヘッダー部芯地が挟持され、ヘッダー部の下縁において表面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地が融着され、商品収納部の上部の裏面側合成樹脂フィルムと商品収納部の底部にそれぞれ袋幅方向と平行なガゼット折りが設けられ、商品収納部の上部ガゼット折りを形成する合成樹脂フィルムが上方へ延設されて、ヘッダー部において袋幅方向と平行に切断されて、裏面側合成樹脂フィルムとヘッダー部芯地の間に商品収納部への商品投入口が形成され、商品収納部の底部ガゼット折りの直上に開袋手段が設けられてなる商品包装袋であって、前記商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと重なり合う商品の説明を印刷した合成樹脂フィルムを設け、該合成樹脂フィルムは、商品収納部の上部において、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムに接着されて商品の説明を印刷したフラップを形成し、商品収納部の裏面側合成樹脂フィルムと該フラップの接触面に融着防止剥離ニスが塗布され、該フラップを形成する合成樹脂フィルムが、商品収納部の両側縁において擬似的な融着がなされてなることを特徴とする商品包装袋。
  3. 商品の説明を印刷したフラップは、両面から読み取る印刷面である請求項1又は2記載の商品包装袋。
  4. 商品収納部に商品収納部芯地が設けられ、商品収納部芯地と裏面側合成樹脂フィルムが、商品収納部の上縁において融着されてなる請求項1〜3のいずれか1項記載の商品包装袋。
  5. 開袋手段が、商品包装袋の側縁に熱溶断によって設けられた切り込みである請求項1〜4のいずれか1項記載の商品包装袋。
  6. 請求項15のいずれか1項記載の商品包装袋に、商品を収納してなることを特徴とする商品包装体。
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