JP2014069816A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱することなく筒状の包材を容器に装着でき、容器の注出部から胴部の周囲が前記包材にて覆われた包装体を提供する。
【解決手段】 本発明の包装体10は、最大径部322及び上方狭窄部321を有する胴部32と胴部32の上方狭窄部321よりも上方に設けられた注出部33とを有する容器3と、容器3の少なくとも注出部33から胴部32の周囲を覆う筒状の包材1と、を有し、筒状の包材1が、周方向に伸縮性を有する自己伸縮性フィルムを含む基材2から構成され、筒状の包材1の上部が接着されて閉塞されており、筒状の包材1の下方領域が、自己伸縮性フィルムの自己収縮力により、上方狭窄部321の一部分から最大径部322に密着した密着領域とされ、筒状の包材1の上方領域が、上方狭窄部321の一部分から注出部33において容器3から離れた離間領域とされている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、容器が自己伸縮性フィルムを有する筒状の包材によって覆われている包装体に関する。
従来、マヨネーズやケチャップなどの内容物が収容されたスクイズ容器をピロー包装袋で包んだ包装体が広く流通している。
しかしながら、ピロー包装袋は、開封後、破棄されるので、スクイズ容器に包装袋に表された所要の表示(例えば、製造年月日、原材料など)を残すことができない。
特許文献1には、スクイズ容器の外周面全体が熱収縮性フィルムにて包まれており、加熱することにより容器の胴部に熱収縮性フィルムを密着させ、且つ、容器の注出部において熱収縮性フィルムを離間させると共に、前記密着した部分と離間した部分の境界にミシン目線が設けられた、包装体が開示されている。
かかる特許文献1の包装体は、開封時、ミシン目線を利用して熱収縮性フィルムの離間した部分を除去することにより、注出部を露出させることができる。他方、開封後も、密着した部分が容器の胴部に装着されているので、消費者が内容物を注出する際に、スクイズ容器に熱収縮性フィルムに表された所要の表示を残すことができる。
ところで、特許文献1の包装体においては、熱収縮性フィルムを容器の胴部に装着するために、容器の周囲に配置した熱収縮性フィルムを加熱しなければならない。
しかしながら、加熱により容器に熱が加わるため、特許文献1の包装体は、熱変性しないような内容物が収容された容器にしか適用できないという制限がある。
また、特許文献1の包装体においては、容器の胴部に密着した部分と離間した部分を形成するために、熱収縮性フィルムに部分的に熱を与える必要があるため、密着した部分と離間した部分の境界位置近傍において、フィルムに皺等が生じやすい。
さらに、特許文献1の包装体は、熱収縮性フィルムの離間した部分の横幅が容器の横幅よりも大きい。従って、この離間した部分が容器の外形よりも横側に突出するので、離間した部分が異物に接触し易く、異物に接触した際に、包装体が倒れたり、或いは、離間した部分に傷が付くなどの問題点を生じる。特に、前記包装体は、製造ラインで機械的且つ連続的に複数製造されるが、製造ライン中を搬送している間に、前記離間した部分が製造ラインのガイドに接触し、包装体が回転する又は倒れるなどして、包装体を円滑に搬送し又は箱詰めなどできない場合がある。
特開2009−154916号公報
本発明の第1の目的は、筒状の包材によって容器の注出部から胴部の周囲が覆われた包装体であって、前記包材を加熱することなく容器に装着でき、さらに、装着外観に優れた包装体を提供することである。
本発明の第2の目的は、装着された包材が異物に接触し難い包装体を提供することである。
本発明の包装体は、最大径部の上方にそれよりも窄んだ上方狭窄部を有する胴部と前記胴部の上方狭窄部よりも上方に設けられた注出部とを有する容器と、前記容器の少なくとも注出部から胴部の周囲を覆う筒状の包材と、を有し、前記筒状の包材が、周方向に伸縮性を有する自己伸縮性フィルムを含む基材から構成され、前記筒状の包材の上部が接着されて閉塞されており、前記筒状の包材の下方領域が、前記自己伸縮性フィルムの自己収縮力により、前記上方狭窄部の一部分から最大径部に密着した密着領域とされ、前記筒状の包材の上方領域が、前記上方狭窄部の一部分から注出部において容器から離れた離間領域とされている。
本発明の包装体は、包材の下方領域が上方狭窄部の一部分から最大径部に密着した密着領域とされているので、包材が容器から抜け出ることを防止できる。
かかる密着領域は包材の自己伸縮力により容器の胴部に密着するので、熱を加えることなく、包材を容器に装着でき、さらに、装着後の包材の外観も良好である。
本発明の好ましい包装体は、前記胴部の正面壁に対して直交する方向から見たとき、前記筒状の包材の離間領域の下方部の横幅が、前記容器の最大径部の横幅よりも小さい。
かかる好ましい包装体は、包材の離間領域の下方部の横幅が最大径部の横幅よりも小さいので、離間領域が異物と接触し難くなる。
本発明のさらに好ましい包装体は、前記胴部が、前記最大径部の下方にそれよりも窄んだ下方狭窄部を有し、前記筒状の包材の下方領域が、前記自己伸縮性フィルムの自己収縮力により、前記上方狭窄部の一部分から下方狭窄部にまで密着している。
かかる包装体は、包材が容器の胴部から抜け難くなる。
本発明のさらに好ましい包装体は、前記容器の胴部が可撓性を有し、前記容器の最大径部の外形が真楕円形状又は略楕円形状である。
本発明の包装体は、加熱することなく包材を容器に装着できるので、様々な内容物が収容された容器に適用でき、さらに、その包材の外観も優れている。
さらに、本発明の包装体は、装着された包材が異物に接触し難いので、包材の損傷、或いは、包装体の転倒などを抑制できる。
第1実施形態に係る包装体に用いられる包材の斜視図。 図1のII−II線で切断した拡大断面図。 第1実施形態に係る包装体に用いられる容器の正面図。 同底面図。 第1実施形態に係る包装体の正面図。 同側面図。 図6のVII−VII線で切断した断面図。ただし、容器は断面で表さず、包材のみを断面で表している。 包装体の製造に使用される包材の平面図。 包装体の使用時の正面図。 (a)乃至(e)は、第1実施形態の変形例に係る包装体に用いられる各種の容器の底面図。 第2実施形態に係る包装体に用いられる容器の正面図。 同側面図。 第2実施形態に係る包装体の正面図。 同側面図。
以下、本発明の具体的な実施態様について適宜図面を参照しつつ説明する。
包材及びその構成部材の「内面」は、筒状体の内側に位置する面を指し、「外面」は、その反対側の面を指す。容器の「外面」は、包材と接触する側の面を指す。
また、本明細書において、「PPP〜QQQ」という記載は、PPP以上QQQ以下を意味する。
なお、各図の具体的な寸法及び縮尺比は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
[第1実施形態]
第1実施形態は、最大径部、上方狭窄部及び下方狭窄部を有する胴部と、前記胴部の上方狭窄部よりも上方に設けられた注出部と、を有する可撓性の容器に、自己伸縮性フィルムを含む包材が装着されている包装体に関する。
(包材)
図1及び図2において、本発明の包装体に使用される包材1は、自己伸縮性フィルム21を含む基材2を筒状に形成した筒状体からなる。包材1には、必要に応じて、その周方向に、ミシン目線などの切断用補助線26が形成されている(図1において、切断用補助線26を一点鎖線で示す)。
包材1は、前記基材2の第1側端部2aの内面を第2側端部2bの外面に重ね合わせて筒状にし、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部が形成された筒状体からなる。なお、筒状体の形成方法はこれに限定されず、例えば、基材2の第1側端部2aと第2側端部2bの内面同士又は外面同士を合掌状に重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接着することにより筒状体を形成してもよい(図示せず)。このように両側端部2a,2bを合掌状に接着した包材は、切断用補助線26で包材を分断する際に、前記合掌状の重合接着部が切れ難いことがあるため、その合掌状の重合接着部に、切断用補助線26と同位置にVノッチなどの切込みを形成しておくことが好ましい。
前記重合接着部(第1側端部2aの内面と第2側端部2bの外面)の接着方法としては、ヒートシール或いは接着剤などを用いた接着などが挙げられる。
かかる自己伸縮性フィルム21を含む筒状の包材1は、径外方向に拡張力を加えることによって伸展して拡径し、(熱などを加えなくても)前記拡張力を解除することによって収縮して元の筒状にほぼ復元する。
基材2は、自己伸縮性フィルム21を有し、必要に応じて、自己伸縮性フィルム21に意匠印刷層などが設けられている。
前記自己伸縮性フィルム21は、少なくとも一方向に自己伸縮性を有していればよく、一方向及び他方向(他方向は、フィルムの面内において、前記一方向に対して直交する方向をいう)に自己伸縮性を有していてもよい。なお、自己伸縮性とは、拡張力を加えたときに伸張し、拡張力を解除した後に、ほぼ元のように復元する性質をいう。
自己伸縮性フィルム21の厚みとしては、特に限定されないが、10μm〜100μmであることが好ましく、より好ましくは15μm〜80μm、特に好ましくは20μm〜50μmである。
本発明においては、上記自己伸縮性フィルム21として、汎用タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよいし、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよい。特に、容器が可撓性を有する場合、包材1が容器から抜け出ることをより確実に防止するために、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いることが好ましい。
以下、汎用タイプの自己伸縮性フィルムと高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを、分説する。
(1)汎用タイプの自己伸縮性フィルム
汎用タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.25倍以上1.60倍未満に伸張可能で、且つ、1.25倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が10.5%以下であるものが好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下がより好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが8%以下が特に好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが6%以下が最も好ましい。
さらに、前記自己伸縮性フィルムは、伸張倍率1.40倍以上1.60倍未満に伸張可能で、且つ、1.40倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が10.5%以下であるものが好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下がより好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが8%以下が特に好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが6%以下が最も好ましい。
なお、前記自己伸縮性フィルムの伸張倍率の上限は、特に制限はないが、例えば、2.0倍以下である。また、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、理論上では零であるが、実際に零という場合は少ない。このため、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、0%を越え、好ましくは1%以上である。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
前記瞬間歪みは、次のようにして測定できる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の上下方向に相当)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.25倍又は1.40倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
前記測定は、例えば、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(試験時の伸張速度:50mm/分)を用いて、所定の荷重(N)を加えてサンプル片の標線間距離が所定の倍率になるまで伸ばし、この直後に荷重を0(N)に戻したときの標線間距離を読み取る。その測定値を以下の計算式に代入して、瞬間歪み(%)を算出する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
なお、永久歪み(%)は、前記引っ張り試験後、試験機から取り外し、23℃の恒温槽で4週間保管した後に上記標線間距離を読み取って算出できる。
汎用タイプの自己伸縮性フィルムの材質は、特に限定されず、一般的には、ポリエチレン系樹脂などのポリオレフィン系の樹脂などが挙げられる。前記ポリエチレン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン系ポリエチレン(メタロセン系触媒を用いた重合によって得られる直鎖状低密度ポリエチレン)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アイオノマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
前記自己伸縮性フィルムの材質として、好ましくは線状低密度ポリエチレン(LLDPE)が用いられ、より好ましくは、メタロセン系ポリエチレンが用いられる。
また、前記自己伸縮性フィルムは、無延伸でもよいが、TD方向及びMD方向にそれぞれ1.01倍〜1.3倍延伸されているものが好ましく、特に、1.05倍〜1.15倍延伸されているものがより好ましい。
(2)高伸縮タイプの自己伸縮性フィルム
高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.60倍以上に伸張可能で、且つ、周方向に1.60倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下となるものが好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが11.5%以下となるものがより好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10.5%以下となるものが特に好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下が最も好ましい。
さらに、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に伸張倍率1.75倍以上に伸張可能で、且つ、周方向に1.75倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下となるものが好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが11.5%以下となるものがより好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが10.5%以下となるものが特に好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下が最も好ましい。
加えて、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に伸張倍率1.60倍以上(好ましくは1.75倍以上)に伸張可能で、且つ、周方向に1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪み(6000mm/分)が30%以下となるものが好ましく、同1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪みが20%以下となるものがより好ましく、同1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪みが18%以下となるものが特に好ましい。
なお、前記自己伸縮性フィルムの伸張倍率の上限は、特に制限はないが、例えば、2.0倍以下である。また、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、理論上では零であるが、実際に零という場合は少ない。このため、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、0%を越え、好ましくは1%以上である。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
前記瞬間歪みは、次のようにして測定できる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の上下方向に相当。以下、他方向を上下方向と記す場合がある)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当。以下、一方向を周方向と記す場合がある)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.60倍又は1.75倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
前記測定は、例えば、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(試験時の伸張速度:50mm/分又は6000mm/分)を用いて、所定の荷重(N)を加えてサンプル片の標線間距離が、所定の倍率(1.60倍又は1.75倍)になるまで伸ばし、この直後に荷重を0(N)に戻したときの標線間距離を読み取る。その測定値を以下の計算式に代入して、瞬間歪み(%)を算出する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
なお、永久歪み(%)は、前記引張り試験後、試験機から取り外し、23℃の恒温槽で4週間保管した後に上記標線間距離を読み取って算出できる。
以下、引張り試験とは、前記瞬間歪みの測定法における、引張試験機を用いてサンプル片を引き伸ばすことをいう。
また、前記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムのストレッチ特性は、永久歪みによっても表すことができる。永久歪み(%)は、瞬間歪みと同様に、引張り試験後にサンプル片が元の長さに戻らずに変形した度合いを示すが、荷重を取り除いた4週間後に測定する点で瞬間歪みと異なる。永久歪みを測定するときの引張り試験におけるサンプル片の伸張速度は、「50mm/分」である。
永久歪みが小さいほど、フィルムの復元性が高く、ストレッチ特性に優れる。中でも、周方向に伸張倍率1.60倍に伸張後の永久歪み(50mm/分)は、11%以下が好ましく、8%以下がより好ましく、7%以下が特に好ましく、6%以下が最も好ましい。
また、筒状体としたときの上下方向(フィルムの他方向)の引張り応力が4.3N/mmであるときの、自己伸縮性フィルムの上下方向の伸び(50mm/分)が、9%以下(例えば、1%〜9%)であることが好ましく、4%〜9%であることがより好ましく、5%〜8%が特に好ましい。
前記上下方向の伸びは、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
具体的には、自己伸縮性フィルムを、他方向に長さ200mm(標線間距離100±2mm)、一方向に長さ15±0.1mmの長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(伸張速度:50mm/分)を用いて、サンプル片を引張り、そのときの応力歪み曲線を得る。その曲線から求められる、引張り応力4.3N/mmのときのサンプル片の伸び(%)を、前記上下方向の伸びとする。
また、前記自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、少なくとも周方向に対して伸張倍率1.10倍に伸張させたときの引張り応力(以下、F10値とする)が、好ましくは1〜10N/mm、より好ましくは2〜8N/mm、特に好ましくは3〜7N/mmである。
また、前記少なくとも周方向に対して伸張倍率1.60倍に伸張させたときの引張り応力(以下、F60値とする)は、好ましくは1〜12N/mm、より好ましくは2〜10N/mm、特に好ましくは3〜9N/mmである。なお、F10値及びF60値の下限値が低すぎると伸張した状態で容器の締め付け力が弱くなりすぎ、見栄えの良い装着状態が得られない場合がある。
前記F10値及びF60値は、前記瞬間歪みの測定法の引張り試験により得られる、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
上記のように、周方向の伸張倍率が1.60倍以上と高く、且つ周方向に1.60倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下、周方向のF10値が10N/mm以下といういずれも小さな値を示す高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、汎用タイプの自己伸縮性フィルムに比して、極めて優れたストレッチ特性を有している。
高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を主成分として構成されていることが好ましい。かかるポリエチレンを使用することにより、伸縮率及びヒートシール性に優れた基材2を得ることができる。前記自己伸縮性フィルムは、複数種の線状低密度ポリエチレンを用いて積層構造とすることもできる。また、一種の線状低密度ポリエチレンを用いて形成される単層構造であってもよい。
前記線状低密度ポリエチレンは、エチレンと、αオレフィンとの共重合体であることが好ましい。αオレフィンとしては、炭素数が3〜20のαオレフィンであることが好ましく、炭素数が4〜8のαオレフィン(例えば、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテンなど)であることが特に好ましい。αオレフィン成分の含有量は、単量体成分の全重量に対して、好ましくは1〜20重量%であり、より好ましくは2〜15重量%であり、特に好ましくは5〜10重量%である。また、線状低密度ポリエチレンは、メタロセン系触媒を用いて重合されたものが特に好適である。これら線状低密度ポリエチレンは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記線状低密度ポリエチレンの密度は、上記のように、0.880〜0.935g/cmである。密度がこの範囲内であれば、良好なストレッチ特性が得られる。なお、線状低密度ポリエチレンの密度は、0.890〜0.925g/cmであることが好ましく、0.900〜0.920g/cmであることがより好ましく、0.905〜0.915g/cmであることが特に好ましい。
前記線状低密度ポリエチレンのMFR(190℃、2.16kg)は、1〜30g/10分である。MFRがこの範囲内であれば、生産性が良好になる。なお、線状低密度ポリエチレンのMFRは、1〜20g/10分であることがより好ましく、1〜10g/10分であることが特に好ましい。
前記線状低密度ポリエチレンは、市販品を用いることができる。適用可能な市販品としては、例えば、宇部丸善ポリエチレン(株)製の「ユメリット(登録商標)715FT,1540F,0540F」が挙げられる。
線状低密度ポリエチレンは、エチレン及び上記αオレフィン以外の単量体成分、例えば、酢酸ビニル(VA)等のカルボン酸ビニル、アクリル酸(AA)等の不飽和カルボン酸、メタクリル酸メチル(MMA)等の(メタ)アクリル酸エステルなどを含有していてもよい。また、「主成分」とは、本発明の目的を損なわない範囲で上記線状低密度ポリエチレン以外の樹脂や添加剤(例えば、滑剤や帯電防止剤等)などを含んでもよいという意味であって、例えば、自己伸縮性フィルムを構成する樹脂の総重量に対して上記線状低密度ポリエチレンが70重量%(70重量%以上)であってもよい。特に好ましくは、上記線状低密度ポリエチレンが90重量%以上含有される。
さらに、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときの上下方向の屈折率が、厚み方向の屈折率よりも大きく、且つ1.507〜1.528である。前記上下方向の屈折率は、好ましくは1.510〜1.525である。また、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、上下方向の屈折率と同等又は上下方向の屈折率よりも小さく、且つ1.500〜1.528であることが好適であり、より好ましくは1.503〜1.520である。そして、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、厚み方向の屈折率と同等又は厚み方向の屈折率よりも大きいことが好ましい。自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率は、1.500〜1.510が好ましい。
特に、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムの伸張性(ストレッチ特性)を損なうことなく、且つ伸張させたときに部分的な自己伸縮性フィルムの歪みを防ぐために、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、厚み方向の屈折率よりも大きく、且つ上下方向の屈折率と同等又は上下方向の屈折率よりも小さいことが好ましい。
また、前記自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率(Rtとする)に対する上下方向の屈折率(Rhとする)の比率(Rh/Rt)は、1.001〜1.030が好ましく、1.002〜1.020がより好ましく、1.003〜1.015が特に好ましい。
自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率(Rt)に対する周方向の屈折率(Rcとする)の比率(Rc/Rt)は、1.000〜1.030が好ましく、1.001〜1.020がより好ましく、1.002〜1.015が特に好ましい。
自己伸縮性フィルムの上下方向の屈折率(Rh)に対する周方向の屈折率(Rc)の比率(Rc/Rh)は、0.980〜1.005が好ましく、0.985〜1.000がより好ましく、0.990〜0.999が特に好ましい。
前記フィルムの屈折率は、JIS K 7105、7142に準拠して測定できる。
前記屈折率は、例えば、JIS K 7142のA法に準拠した、アッベ屈折計((株)アタゴ製の製品名「アッベ屈折計NAR−2T」。Na白色光源)を用いて、測定波長589nmで測定できる。
自己伸縮性フィルムの上記屈折率は、自己伸縮性フィルムの主成分である上記線状低密度ポリエチレンの組成、及び自己伸縮性フィルムの延伸を制御することにより実現できる。特に、上下方向、周方向、及び厚み方向における屈折率の差は、自己伸縮性フィルムの延伸方向及び延伸倍率を制御することにより実現できる。
延伸倍率は、ストレッチ特性及び製造適性の両立の観点から、TD方向及びMD方向にそれぞれ1.01〜1.40倍であり、好ましくは1.03〜1.35倍、特に好ましくは1.05〜1.30倍である。前記自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に延伸されていなくてもよいが、好ましくは、上下方向と同等以下の倍率で延伸されているものが好ましい。特に、延伸倍率が1.05〜1.30倍の範囲において、筒状体の周方向及び上下方向に対して同等の倍率で延伸されている自己伸縮性フィルムが好適である。
自己伸縮性フィルム21(汎用タイプ又は高伸縮タイプ)には、通常、所望のデザインを表示するため、意匠印刷層22が設けられる。
意匠印刷層22は、自己伸縮性フィルム21の外面若しくは内面の何れか一方又は外面及び内面の双方に設けられる。もっとも、前記重合接着部を構成する第1側端部2aの内面と第2側端部2bの外面に意匠印刷層22が設けられていると、第1側端部2aの内面と第2側端部2bの外面が十分な接着強度で接着しないおそれがある。このため、第1側端部2aの内面と第2側端部2bの外面には、意匠印刷層22が設けられていないことが好ましい。また、自己伸縮性フィルム21の内面に意匠印刷層22を設ける場合において、装着後の包材1の位置ずれや抜けを防止するために、基材2の最内面(容器と接触する面)の全体又は一部に、例えば、滑り性の悪い印刷層を設けることもできる。滑り性の悪い印刷層としては、例えば、滑剤を含まない又は滑剤の含有量の低い印刷層や、滑り性の悪いワックス(例えば、ポリプロピレン系ワックス)等を含む印刷層が挙げられる。
自己伸縮性フィルム21は、透明又は不透明のいずれでもよい。図2に示すように、自己伸縮性フィルム21の内面に意匠印刷層22が設けられる場合には、そのデザインを外側から透視できるようにするため、無色透明又は有色透明のフィルムが用いられる。
前記一方向が周方向となるように、前記基材2を筒状に丸め、基材2の第1側端部2aと第2側端部2bを接着することにより、筒状の包材1が構成されている。
(容器)
図3及び図4において、本実施形態の包装体に使用される容器3は、少なくとも胴部32において可撓性を有する。可撓性は、手の力で容易に変形する性質をいう。
容器3の材質は特に限定されず、ポリエチレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。
ポリエチレン系樹脂としては、上記自己伸縮性フィルム21の材質で例示したようなものが挙げられる。
容器3の層構造は、単一層でもよいし、複層でもよい。
複層の積層体からなる容器3としては、例えば、外面から内面に向かって順に、低密度ポリエチレン樹脂層、低密度ポリエチレンと接着ポリオレフィンとエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂との混合樹脂層、接着ポリオレフィン樹脂層、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂層、接着ポリオレフィン樹脂層、低密度ポリエチレンと接着ポリオレフィンとエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂との混合樹脂層、低密度ポリエチレン樹脂層からなる積層体から構成される。
容器3は、底部31と、底部31の上方に形成され且つ内容物を収容する胴部32と、胴部32の上方に形成され且つ内容物を注出する注出部33と、を有する。
具体的には、容器3の底部31は、容器3を自立させるときの接地面となる部分である。前記底部31の形状(容器3の下から見たときの底部31の輪郭)は、特に限定されないが、略楕円形状、略円形状、略長方形状、略正方形状などが挙げられる。底部31の形状は、胴部32の最大径部322の外形と同形状であることが好ましい。図示例では、底部31の形状は、4つの弧状コーナー部を有する略楕円形状である。
容器3の胴部32は、容器3の中で最も大きな周長を有する最大径部322と、最大径部322の上方及び下方に形成され且つ最大径部322よりも窄んだ上方狭窄部321及び下方狭窄部323と、を有する。前記最大径部322は、容器3の任意の位置における断面(水平な方向で切断した断面)の周長が最も大きい部分を指す。
容器3の胴部32の最大径部322の外形(最大径部322を水平な方向で切断した断面の外形)は、特に限定されず、真楕円形状、略楕円形状、真円形状を含む略円形状、略円形状、長方形状を含む略長方形状、正方形状を含む略正方形状などが挙げられる。これらの形状のうち、略円形状以外は、長軸と短軸を有する形状である。例えば、略長方形状の長軸は、対角線方向に相当する。なお、略円形状には、真円の一部に僅かな切り欠きを有する形状などが含まれる。
図示例では、胴部32の最大径部322の外形は、4つの弧状コーナー部322aを有し且つその弧状コーナー部322aが外側に膨らんだ略楕円形状である。胴部32の最大径部322が4つの弧状コーナー部322aを有する略楕円形状である容器3は、それに包材1を装着したときに、包材1の締め付け力によって胴部32の最大径部322の一部分(特に、最大径部322のうち正面壁32a又は背面壁32bの一部分)が内側に凹むことを効果的に防止できる。
図示例の最大径部322の外形は、(直線状の部分がなく)全体的に外側に膨らんだ弧状の輪郭からなる略楕円形状である。
なお、胴部32の正面壁32aは、胴部32に対して直交方向から胴部32を見たときに、図3に示すように、胴部32の面積が最も大きく見えるときの胴部32の壁面を指す。最大径部322が長軸及び短軸を有する形状の場合には、長軸に対して直交する方向(換言すると、短軸と平行な方向)から見たときの胴部32の壁面が、胴部32の正面壁32aである。なお、胴部32の背面壁32bは、胴部32の正面壁32aの反対側の壁面である。
胴部32の側面壁32cは、胴部32に対して直交方向から胴部32を見たときに、胴部32の面積が最も小さく見えるときの胴部32の壁面を指す。最大径部322が長軸及び短軸を有する形状の場合には、短軸に対して直交する方向(換言すると、長軸と平行な方向)から見たときの胴部32の壁面が、胴部32の側面壁32cである。
前記略楕円形状の最大径部322は、長軸(正面壁32a)に対して直交する方向から見たときに、容器3の横幅の中で最も大きな横幅(長軸方向に沿った横幅)を有する。なお、略楕円形状の最大径部322の横幅は、短軸(側面壁32c)に対して直交する方向から見たときに最も小さい。もっとも、前記最大径部322の最も小さい横幅は、容器3の横幅の中で最も小さいという意味ではない。
なお、例えば、最大径部322の外形が略円形状の場合には、容器3の周囲のいずれの方向から見ても同じ横幅を有する。
上方狭窄部321は、最大径部322と注出部33の間の部分である。
上方狭窄部321は、最大径部322から離れるに従い(換言すると、上方に向かうに従い)その周長が小さくなっている。上方狭窄部321の断面(水平な方向で切断した断面)の外形は、最大径部322の近傍において最大径部322の断面の外形と相似又は略同様な形状であり、注出部33に近づくに従って注出部33の断面の外形と相似又は略同様な形状になっている。
図3に示すように、上方狭窄部321の外形は、長軸に対して直交する方向から見たとき、最大径部322から注出部33に向かって緩やかな曲線を成し、注出部33に向かうに従ってその横幅が徐々に小さくなっている。
下方狭窄部323は、最大径部322と底部31の間の部分である。下方狭窄部323は、最大径部322から離れるに従い(換言すると、下方に向かうに従い)その周長が小さくなっている。下方狭窄部323の断面(水平な方向で切断した断面)の外形は、最大径部322の近傍において最大径部322の断面の外形と相似又は略同様な形状であり、底部31に近づくに従って底部31の形状の外形と相似又は略同様な形状になっている。
図3に示すように、下方狭窄部323の外形は、長軸に対して直交する方向から見たときに、最大径部322から注出部33に向かって略直角状の曲線を成し、底部31に向かうに従ってその横幅が徐々に小さくなっている。
注出部33は、容器3の上端に形成されている。注出部33の形状(容器3の上から見たときの注出部33の輪郭)は、特に限定されず、例えば、略円形状である。なお、通常、注出部33には、注出部33の開口を開閉するためのキャップ部が着脱自在に取り付けられている。
注出部33の外形の最大周長は、最大径部322の周長よりも小さく、さらに、上方狭窄部321の周長のうち最も小さい周長と略同じ又はそれよりも小さい。
また、注出部33の横幅は、最大径部322の最も大きい横幅よりも小さい。好ましくは、注出部33の横幅は、最大径部322の最も小さい横幅よりも小さい。
容器3の胴部32における曲げ弾性率は、例えば、50MPa〜700MPaであり、好ましくは、100MPa〜500MPaである。前記曲げ弾性率は、JIS K 7106に準じて測定できる。
このような曲げ弾性率を有する容器3は、スクイズ容器とも呼ばれる。
容器3の肉厚は、胴部32の可撓性を損なわない程度に設定される。
胴部32の正面壁32a及び背面壁32b(以下、肉厚の説明に関して、単に正面壁32aと記す)の肉厚は、胴部32の側面壁32cの肉厚よりも小さく若しくは大きく又はその肉厚と略同じでもよいが、胴部32の正面壁32aの肉厚は、胴部32の側面壁32cの肉厚と略同じが好ましい。例えば、胴部32の正面壁32aの肉厚は、胴部32の側面壁32cの肉厚の0.2倍〜5倍であり、好ましくは0.8倍〜1.2倍である。
また、容器3の底部31の肉厚は、胴部32の側面壁32cの肉厚よりも大きく形成される。容器3の底部31の肉厚は、胴部32の側面壁32cの肉厚の1.0倍を超え15倍以下であり、好ましくは1.1倍〜10倍である。容器3の底部31は、可撓性を有さなくても使用上支障がなく、他方、接地面となる底部31の肉厚を大きくすることにより、容器3の強度が向上する。
具体的な寸法例では、容器3の底部31の肉厚は、1mm〜3mmであり、容器3の胴部32の側面壁32cの肉厚は、0.2mm〜2mmであり、容器3の胴部32の正面壁32aの肉厚は、0.2mm〜2mmである。
ただし、前記胴部32の正面壁32aの肉厚は、正面壁32aの肉厚の中の最大値を、胴部32の側面壁32cの肉厚は、側面壁32cの肉厚の中の最大値を、底部31の肉厚は、底部31の肉厚の中の最大値を、それぞれ意味する。胴部32の正面壁32a及び側面壁32c並びに底部31は、一体的に形成されているため、それらの厚みは徐々に変化しているからである。
前記容器3に収容される内容物は特に限定されず、例えば、マヨネーズ、ケチャップなどの粘性流動物が挙げられる。
(包装体)
図5乃至図7において、本発明の包装体10は、前記容器3と、その容器3の外面周囲に装着された前記包材1と、を有する。
なお、図7において、網掛けで表された部分は、包材1の上端開口部の内面が接着された部分(封緘部の接着面)を示す。
具体的には、筒状の包材1は、少なくとも注出部33から胴部32の周囲を覆うように、注出部33及び胴部32を含む容器3の外面周囲に外嵌され且つ容器3に装着されている。なお、筒状の包材1は、重合接着部を容器3の側面壁に対応させて容器3の外面周囲に外嵌し、装着されている(図示せず)。
前記包材1は、包材1の締め付け力によって胴部32に密着している。本実施形態では、包材1の下方領域が容器3に密着し、包材1の上方領域が容器3から離れている。包材1は、胴部32の最大径部322を含んで下方狭窄部323から上方狭窄部321の一部分にまで自己伸縮力により容器3の胴部32に密着している。他方、包材1は、前記上方狭窄部321の一部分から注出部33において、容器3に密着していない。以下、包材のうち容器に密着した領域を「密着領域」といい、容器に密着せずに離れている領域を「離間領域」という。
包材1の密着領域の下端は、容器3の底部31に略一致している。もっとも、包材1の密着領域の下端部が、容器3の底部31の周端部側に折れ曲がっていてもよい。
包材1の密着領域が、胴部32の最大径部322と、その上方及び下方に存在する上方狭窄部321及び下方狭窄部323とに密着しているので、包材1が、胴部32の上下に抜け出ることを防止できる。特に、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルム21を有する包材1は、その周長が胴部32の最大径部322よりも十分に小さくも、前記最大径部322、上方狭窄部321及び下方狭窄部323に強く密着させることができる。このため、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルム21を有する包材1を用いると、包材1が容器3から抜け出ることを確実に防止できる。
筒状の包材1の上端部は、封緘されている。すなわち、包材1の上端開口部を、例えば、扁平状にして包材1の上端部の内面同士を接着することにより、包材1の上端部に帯状の封緘部25が形成されている。従って、包材1の上端開口部は、閉塞されている。
図示例では、包材1の上端部に帯状の封緘部25が形成されているが、封緘部25は、包材1の上部(上部は、包材1の上端部又は包材1の上端から下方寄りの上端部近傍を含む)に形成されていればよい。例えば、包材1の上端から下方に少し距離を開けた位置に帯状の封緘部25が形成されていてもよい。
帯状の封緘部25は、胴部32の最大径部322の長軸と平行な方向に延びている。もっとも、帯状の封緘部25の延びる方向は、前記に限られず、例えば、帯状の封緘部25は、胴部32の最大径部322の長軸と直交する方向又は傾斜する方向に延びるように形成されていてもよい。
また、包材1の密着領域と離間領域の境界又は境界近傍に沿って、包材1の面内には、切断用補助線26が周方向に設けられている。図示例では、切断用補助線26は、密着領域と離間領域の境界に沿って設けられている。
なお、図5及び図6において、切断用補助線26を一点鎖線で表している(以下、他の図の一点鎖線も切断用補助線を示す)。
切断用補助線26としては、その線に沿って包材1が切れやすくなるものであれば特に限定されず、代表的には、ミシン目線が挙げられる。
前記密着領域と離間領域の境界近傍は、例えば、その境界から上下に5mmの範囲内であり、好ましくはその境界から上下に3mmの範囲内である。
また、特に、図示しないが、切断用補助線26を、密着領域と離間領域の境界よりも下方で且つ最大径部322よりも上方の間に設けることにより、切断用補助線26を利用して、包材1を分断し、その離間領域を容器3から取り外した後も、包材1は、密着領域にて胴部32の最大径部322の上方狭窄部321及び下方狭窄部323に確実に密着しているため、外観上好ましく、さらに、包材1が容器3から抜け出ることを防止できる。
もっとも、切断用補助線26は、注出部33を露出させるべく離間領域の全部又は上方部を切り取り易くするために設けられるので、切断用補助線26は、最大径部322から注出部33までの間のいずれかの位置に形成されていればよい。
前記筒状の包材1の離間領域の下方部の横幅は、図5に示すように、容器3の正面壁32aに対して直交方向から見たとき、前記最大径部322の最も大きい横幅よりも小さい。また、前記離間領域の下方部の横幅は、図6に示すように、前記最大径部322の最も小さい横幅と同じ又はそれよりも僅かに小さい。
なお、筒状の包材1の上端開口部を閉塞する封緘部25が最大径部322の長軸と平行な方向に延びて形成されているので、離間領域の上方部の横幅は、図5に示すように、容器3の正面壁32aに対して直交方向から見たとき、上方に向かうに従い大きくなっていき、封緘部25において前記最大径部322の最も大きい横幅よりも大きくなっている。
(包装体の製法)
本発明の包装体10は、例えば、次のような手順で得ることができる。
容器3の高さよりも十分に大きい縦長さを有し且つ容器3の下方狭窄部323の周長よりも小さい周長を有する筒状の包材1を準備する。また、包材1には、ミシン目線などの切断用補助線26が形成されている。
この筒状の包材1の上部の内面同士を接着して封緘部25を形成することにより、図8に示すように、上端開口部が閉塞された筒状の包材1を準備する。なお、図8は、扁平状に畳んだ筒状の包材1の平面図である。
この包材1の下方開口部に拡径装置を挿入し、前記筒状の包材1の内側から径外方向に拡張力を加えることによって、包材1を拡径させる。拡径させた包材1の下端が容器3の底部31に略一致するように位置合わせして、包材1を容器3に外嵌する。
この際、帯状の封緘部25の延びる方向を、胴部32の最大径部322の長軸と平行な方向に位置合わせすると、図5に示すように、帯状の封緘部25が胴部32の最大径部322の長軸と平行な方向に延びた包装体10が得られる。
上述のように上端開口部が閉塞された包材1を容器3に外嵌した際、容器3と包材1の間の空気が抜けにくい場合がある。容器3と包材1の間の空気が抜けないと、包材1の下方開口部から容器3に包材1を嵌め入れることが困難となるので、包材1に、空気抜き用の小孔を複数形成しておくことが好ましい。この点、切断用補助線26としてミシン目線を採用すれば、そのミシン目線が空気抜き用の小孔として機能するので好ましい。
次に、前記拡張力を解除することにより、包材1を自己収縮力によって元の状態に復元させる。拡径前の状態(元の状態)に復元した包材1は、図5乃至図7に示すように、包材1の下方領域が胴部32の最大径部322を含んで下方狭窄部323から上方狭窄部321の一部分にまで自己伸縮力により密着して密着領域を構成し、他方、包材1の上方領域が、容器3から離反した離間領域を構成する。
このようにして、図5乃至図7に示すような包装体10を得ることができる。
かかる包装体10の複数を機械的に且つ連続的に製造する場合、製造後の包装体10が製造ライン中に順次搬送されていくが、本発明の包装体10は、包材1の離間領域の下方部の横幅が、最大径部322の最も大きい横幅よりも小さいので、包材1の離間領域が製造ライン中のガイドに接触し難い。このため、製造ライン中において複数の包装体10を円滑に搬送できる。
また、上記製法に代えて、例えば、横ピロー包装機を使用して、横置きした状態の容器3に、包材1を構成する基材2を伸張させた状態で巻付け、基材2の第1側端部2aと第2側端部2bを重ね合わせて、その重ね合わせ部分を接着して重合接着部を形成した後、伸張を解除することにより包装体を製造することもできる。
また、前記包材1を容器3に装着する際に、熱を加える必要がないので、本発明の包装体10は、熱変性し得る内容物が収容された容器3にも適用できる。
また、熱を加えないで包材1を容器3に装着できるので、装着後の包材1に皺が生じず、前記包装体10は、包材の装着外観に優れている。
なお、上記製法において、予め上端開口部が閉塞された筒状の包材1を容器3に装着しているが、予め上端開口部を閉塞していない筒状の包材1を上記と同様にして容器3に装着した後、上端開口部を閉塞してもよい。
本発明の包装体10は、例えば、次のようにして使用される。
切断用補助線26を利用して、包材1を分断し、その離間領域を容器3から取り外す(図9参照)。包材1は、密着領域にて胴部32の最大径部322の上下の狭窄部321,323に密着している。このため、包材1の全体が容器3から外れず、離間領域のみを容易に取り外すことができる。
離間領域を取り外した後も、容器3の胴部32には、包材1の密着領域が装着されているので、包材1に表された所要の表示を容器3に残すことができる。
内容物を注出部33から注出する際には、容器3の胴部32を押し、容器3を変形させる。前記包材1を構成する自己伸縮性フィルム21は、弾性に富んでいるので、容器3を押した際に容器3に追従して柔軟に変形する。つまり、包材1の密着領域は、容器3の外面の変形に沿って追従するので、包材1と容器3が擦れ合うことによる乾いた音が生じ難く、使用感に優れた包装体10を提供できる。
上記第1実施形態において、包材1を装着する容器3の、胴部32の最大径部322の外形は、全体的に外側に膨らんだ弧状の輪郭からなる略楕円形状からなるが、例えば、一部に直線状とされた輪郭を有し且つ4つの弧状コーナー部322aを有する略楕円形状であってもよい。本発明の包装体10は、様々な外形の最大径部322を有する容器3から構成できる。
例えば、図10(a)に示すように、本発明に適用される容器3の、胴部32の最大径部322の外形は、短軸方向に延びる輪郭が直線状とされ且つ4つの弧状コーナー部322aを有する略楕円形状であってもよく、図10(b)に示すように、長軸方向に延びる輪郭が直線状とされ且つ4つの弧状コーナー部322aを有する略楕円形状であってもよい。
また、図10(c)に示すように、本発明に適用される容器3の、胴部32の最大径部322の外形は、真楕円形状であってもよい。本明細書において、真楕円形状は、平面上の2つの定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線形状であり、略楕円形状とは異なる。略楕円形状は、前記真楕円ではないが、長軸及び短軸を有し且つ全体的に外側に膨らんだ弧状の輪郭(一部に直線状の輪郭を含んでいてもよい)を有する、真楕円に似た形状である。
さらに、図10(d)に示すように、本発明に適用される容器3の、胴部32の最大径部322の外形は、4つの弧状コーナー部322aを有する略長方形状であってもよく、図10(e)に示すように、4つの弧状コーナー部322aを有する略正方形状であってもよい。
なお、図10(a)乃至(e)の容器3の各底部31は、胴部32の最大径部322の外形と相似又は略同様な形状であるが、これらの底部31は、最大径部322の外形とは別個独立した異なる形状としてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態は、最大径部、上方狭窄部及び下方狭窄部を有する胴部と、前記胴部の上方狭窄部よりも上方に設けられ且つ前記上方狭窄部よりも窄んだ注出部と、を有する容器に、自己伸縮性フィルムを含む包材が装着されている包装体に関する。
第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略し、用語をそのまま援用する場合がある。
第2実施形態の包装体に用いられる包材1は、第1実施形態で例示したようなものを用いることができる。
第2実施形態の包装体に用いられる容器は、上記第1実施形態と異なり、少なくともその胴部が実質的に可撓性を有さない。例えば、容器全体が可撓性を有さない。
可撓性を有さない容器は、ポリプロピレンなどの公知の合成樹脂、ガラス、金属などの材料を、比較的大きな肉厚に形成することによって得られる。
なお、第2実施形態の容器も、胴部が最大径部を有し、その上下に上方狭窄部及び下方狭窄部を有する点においては、上記第1実施形態と同様である。
また、第2実施形態の容器の注出部の横幅は、最大径部322の最も大きい横幅と略同じ、又はそれよりも小さい若しくは大きくてもよい。さらに、第2実施形態の容器の注出部の横幅は、最大径部322の最も小さい横幅と略同じ、又は小さい若しくは大きくてもよい。
本実施形態では、例えば、図11及び図12に示すように、トリガー付きの容器4を用いることができる。
かかる容器4は、注出部43としてトリガースプレー部43が設けられている。このトリガースプレー部43(注出部)は、図11に示すように、トリガースプレー部43の最も大きい横幅が最大径部422の最も大きい横幅と略同じで、図12に示すように、トリガースプレー部43の最も小さい横幅が最大径部422の最も小さい横幅よりも小さい。
具体的には、前記トリガー付きの容器4は、底部41と、底部41の上方に形成され且つ内容物を収容する胴部42と、胴部42の上方に形成され且つ内容物を注出するトリガースプレー部43と、を有する。
胴部42は、胴部42の中で最も大きな周長を有する最大径部422と、最大径部422の上方及び下方に形成され且つ最大径部422よりも窄んだ上方狭窄部421及び下方狭窄部423と、を有する。
胴部42は、比較的硬く、可撓性を有さない。胴部42の最大径部422の外形及び底部41の形状は、適宜設定できる。
トリガースプレー部43は、胴部42の上方狭窄部421の上端部に取り付けるための取付け部431と、前記取付け部431の上方に設けられたケース体432と、前記ケース体432の前方に突設された噴射部433と、前記ケース体432の前方から下方に突設された弓状のレバー434と、を有する。なお、ケース体432の内部には、レバー434を引くことによって噴射部433から内容物を注出する噴射機構が具備されている(図示せず)。
かかるトリガー付きの容器4に、上記第1実施形態と同様にして、筒状の包材1を装着することにより、第2実施形態の包装体を構成できる。
かかる包装体は、図13及び図14に示すように、筒状の包材1が、少なくともトリガースプレー部43及び胴部42を含む容器4の外面周囲に装着されている。
前記包材1は、胴部42の最大径部422を含んで下方狭窄部423から上方狭窄部421の一部分にまで自己伸縮力により容器4の胴部42に密着している。他方、包材1は、前記上方狭窄部421の一部分からトリガースプレー部43において、容器4に密着していない。
この実施形態においては、図示のように、筒状の包材1の上端から下方寄りの位置(上端部近傍)において、包材1の上端開口部が閉塞されている。つまり、帯状の封緘部25が、上端部近傍に形成されている。このように包材1の上端から下方寄りの位置において封緘部25を形成することにより、包材1の上端が硬くならないので、包材1の上端を触れたときの手触り感が良好となる。なお、図13において、封緘部25の形成範囲を網掛けで示す。
また、包材1の密着領域と離間領域の境界(又は境界近傍でもよい)に沿って、切断用補助線26が周方向に設けられている。
装着された包材1の離間領域の下方部の横幅は、図13に示すように、容器4の正面壁に対して直交方向から見たとき、最大径部422の最も大きい横幅よりも小さい。
第2実施形態の包装体10も、包材の離間領域の下方部の横幅が、最大径部422の最も大きい横幅よりも小さいので、包材1の離間領域が製造ライン中のガイドに接触し難い。
また、前記包材1を容器4に装着する際に、熱を加える必要がないので、内容物が熱変性を起こすおそれもない。
第2実施形態の包装体10の使用時には、切断用補助線26を利用して、包材1を分断し、その離間領域のみを容器4から簡単に取り外すことができ、包材1に表された所要の表示を容器4に残すことができる。
[他の実施形態]
上記各実施形態では、最大径部、上方狭窄部及び下方狭窄部を有する胴部を有する容器について例示したが、容器の形状は、これに限定されない。例えば、略円柱状、略楕円柱状や略四角柱状などの柱状部(上下方向において一定の径を有する形状)と、その柱状部の上方に設けられ且つ上方に向かって縮径する上方狭窄部(肩部ともいう)と、を有する胴部に、包材を装着してもよい。なお、前記胴部の最大径部は、柱状部である。
また、包材が容器から抜け出ることをより確実に防止するため、包材の内面の一部又は全部を容器の外面に接着してもよい。包材を容器に接着する方法としては、例えば、粘着剤を用いて接着する、包材と容器の間に感熱性接着剤を介在させ、感熱接着剤を介してストレッチラベルを容器に部分的に熱融着する、包材の内面を容器の外面に直接的且つ部分的に熱融着する、などの種々の方法が挙げられる。
また、包材が容器から抜け出ることをより確実に防止するため、包材の下方部を容器の底部側に折り曲げて下方屈曲部を形成することによって、包材の下方屈曲部を容器の底部の周端部に係合させてもよい。さらに、包材の下方屈曲部にて底部の全体を覆うようにするため、前記下方屈曲部を接合してもよい。
さらに、上記各実施形態では、周方向に延びる切断用補助線が直線状に形成されているが、切断用補助線は直線状に形成される場合に限られず、例えば、ジグザグ状、湾曲状、包材のデザインに合わせた種々の形状などでもよい。加えて、包材の上端から上下方向に延びる切断用補助線を形成してもよい。この上下方向の切断用補助線は、周方向に延びる切断用補助線に交差する又はその補助線の近傍にまで形成されていることが好ましい。
また、上記各実施形態では、包材の上部に設けられた封緘部が直線帯状に形成されているが、封緘部は直線状に形成される場合に限られず、例えば、ジグザグ状、湾曲状、包材のデザインに合わせた種々の形状などでもよい。特に、包材の上部にジグザグ状の封緘部を形成することにより、例えば、包材の離間領域を取り外す際に、当該ジグザグ状の封緘部を利用して包材を上下方向に容易に引き裂くことができる。
その他、本発明の包装体は、上記各実施形態に限定されず、本発明の意図する範囲で様々に設計変更できる。
1…包材、2…基材、21…自己伸縮性フィルム、26…切断用補助線、3,4…容器、32,42…容器の胴部、321,421…胴部の上方狭窄部、322,422…胴部の最大径部、323,433…胴部の下方狭窄部、33,43…注出部、10…包装体

Claims (4)

  1. 最大径部の上方にそれよりも窄んだ上方狭窄部を有する胴部と前記胴部の上方狭窄部よりも上方に設けられた注出部とを有する容器と、
    前記容器の少なくとも注出部から胴部の周囲を覆う筒状の包材と、を有し、
    前記筒状の包材が、周方向に伸縮性を有する自己伸縮性フィルムを含む基材から構成され、前記筒状の包材の上部が接着されて閉塞されており、
    前記筒状の包材の下方領域が、前記自己伸縮性フィルムの自己収縮力により、前記上方狭窄部の一部分から最大径部に密着した密着領域とされ、
    前記筒状の包材の上方領域が、前記上方狭窄部の一部分から注出部において容器から離れた離間領域とされている、包装体。
  2. 前記胴部の正面壁に対して直交する方向から見たとき、前記筒状の包材の離間領域の下方部の横幅が、前記容器の最大径部の横幅よりも小さい、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記胴部が、前記最大径部の下方にそれよりも窄んだ下方狭窄部を有し、
    前記筒状の包材の下方領域が、前記自己伸縮性フィルムの自己収縮力により、前記上方狭窄部の一部分から下方狭窄部にまで密着している、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記容器の胴部が可撓性を有し、
    前記容器の最大径部の外形が、真楕円形状又は略楕円形状である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装体。
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