JP6320923B2 - ストレッチラベル - Google Patents
ストレッチラベル Download PDFInfo
- Publication number
- JP6320923B2 JP6320923B2 JP2014535530A JP2014535530A JP6320923B2 JP 6320923 B2 JP6320923 B2 JP 6320923B2 JP 2014535530 A JP2014535530 A JP 2014535530A JP 2014535530 A JP2014535530 A JP 2014535530A JP 6320923 B2 JP6320923 B2 JP 6320923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side end
- end portion
- vicinity
- film
- stretch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
- G09F3/04—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps to be fastened or secured by the material of the label itself, e.g. by thermo-adhesion
- G09F3/06—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps to be fastened or secured by the material of the label itself, e.g. by thermo-adhesion by clamping action
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
- G09F3/04—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps to be fastened or secured by the material of the label itself, e.g. by thermo-adhesion
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2203/00—Decoration means, markings, information elements, contents indicators
- B65D2203/02—Labels
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
しかしながら、ストレッチラベルの重合接着部は、2重フィルム部分なので、その重合接着部は伸張し難い一方で他の部分は伸張し易く、このため、ストレッチラベルを拡径したときに、重合接着部に皺が生じ、拡張力を解除した後も、その皺が残るという問題点がる。
しかしながら、特許文献1のストレッチラベルは、重合接着部の皺発生を効果的に防止できず、その改善が求められる。
ストレッチラベルの重合接着部は、ラベル基材の第1側端部の裏面を第2側端部の表面に重ね合わせて接着した2重フィルム部分である。この2重フィルム部分の内側となる第2側端部の縁が、重合接着部の端から周方向に延出されている。この延出片部(第2側端部から延出された縁部分)は、非常に幅狭な部分であるが、第1側端部の裏面と接着しておらず、自由端部となっている。
かかるストレッチラベルに拡張力を加えても、前記延出片部は自由端であるので伸張及び収縮しない一方で、重合接着部は引っ張られてストレッチラベルの周方向に伸張する。
周方向に伸張した重合接着部は、僅かに縦方向において縮むので、重合接着部の端から延設され且つ伸張及び収縮しない延出片部が、立ち上がってしまい、その立ち上がった片出片部が、拡張力を解除した後に元に戻ろうとする重合接着部の復元を阻害する。その結果、重合接着部において皺が生じる。
かかる知見の下、本発明は、下記の手段によって、上記課題を解決するものである。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記第1側端部近傍の裏面と延出片部の表面の間に印刷層が介在されている。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、前記延出片部の先端部を回り込み、延出片部の裏面に延在している。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記延出片部の先端部の裏面と前記第1側端部近傍の裏面とが、連続した面を形成している。
各部の用語の接頭語として、第1、第2などを付す場合があるが、この接頭語は、用語を区別するために付加されたものであり、各部の優劣などを意味しない。ある部材の「表面」は、筒状のストレッチラベルとしたときに、外側に位置する面を指し、「裏面」は、その反対側の面を指す。また、本明細書において、「PPP〜QQQ」という記載は、PPP以上QQQ以下を意味する。
なお、各図の具体的な寸法及び縮尺比は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
すなわち、ストレッチラベル1は、ラベル基材4の第1側端部41の裏面を第2側端部42の表面に重ね合わせて筒状にし、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部5が形成された筒状体からなる。
前記重合接着部5(第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面)の接着方法としては、ヒートシール或いは接着剤などを用いた接着などが挙げられる。
この延出片部6の一部又は全体は、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。好ましくは、延出片部6の少なくとも先端部が、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。
本明細書において、前記一体的に固着は、ストレッチラベル1を被着体に装着するべく、ストレッチラベル1を拡径した際に、その固着された部分が離反しないように接合している状態をいう。
以下、具体的に説明する。
なお、図5において、第2側端部42と延出片部6の範囲を判りやすく図示するため、第2側端部42に網掛けを付加し、延出片部6に無数のドットを付加している。
重合接着部5において、合成樹脂フィルム2の表面と裏面を直接接着するため、印刷層3は、第1側端部41の裏面を除いて、合成樹脂フィルム2の裏面全体にベタ状に設けられている。
第1側端部41は、ラベル基材4の一方向一方側において、ラベル基材4の他方向に帯状に延びる帯状領域であり、第2側端部42は、ラベル基材4の一方向他方側において、ラベル基材4の他方向に帯状に延びる帯状領域である。
ラベル基材4の一方向は、それを筒状にしたときには周方向となる。ラベル基材4の他方向は、ラベル基材4の面内で前記一方向と直交する方向であって、ラベル基材4を筒状にしたときには縦方向となる。
自己伸縮性とは、拡張力を加えたときに伸張し、拡張力を解除した後に、元のように復元する性質をいう。
なお、自己伸縮性フィルム2は、所定温度(例えば70℃〜100℃)で一方向に熱収縮し得るフィルムでもよいが、好ましくは前記温度で実質的に熱収縮しないフィルムが用いられる。前記温度で実質的に熱収縮しないフィルムは、それを70℃に加熱した際の一方向及び他方向における各熱収縮率が、例えば、10%以下であり、好ましくは5%以下であり、より好ましくは3%以下である。
前記70℃に加熱した際の熱収縮率は、加熱前のフィルムの長さ(元の長さ)と、フィルムを70℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)の割合であり、下記式に代入して求められる。
式:熱収縮率(%)=[{(一方向(又は他方向)の元の長さ)−(一方向(又は他方向)の浸漬後の長さ)}/(一方向(又は他方向)の元の長さ)]×100。
自己伸縮性フィルム2の詳細は、後述する。
印刷層3は、文字、絵柄などの所望のデザインが表されたデザイン印刷層でもよいし、白色や銀色などの無模様一色の印刷層でもよい。無模様一色の印刷層は、背景印刷層とも呼ばれる。さらに、前記印刷層3は、デザイン印刷層と無模様一色の印刷層とを有していてもよい。例えば、前記印刷層3は、1層又は2層以上のデザイン印刷層の裏面に、1層又は2層以上の無模様一色の印刷層が積層された多層印刷構造から構成されていてもよい。なお、印刷層3の1層は、所要のインキを用いて1回印刷することにより得られる。
印刷層3の厚みは、特に限定されないが、延出片部6の先端部と第1側端部近傍7のフィルム部分を良好に固着させるため、出来るだけ薄いことが好ましい。かかる観点から、印刷層3の厚みは、0.1μm〜15μmが好ましく、0.5μm〜10μmがより好ましい。
この重合接着部5においては、図3に示すように、印刷層3が介在しておらず、第1側端部41において露出した自己伸縮性フィルム2の裏面部と、第2側端部42に露出した自己伸縮性フィルム2の表面部とが、直接接着されている。
この重合接着部5(第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面)の接着方法は、上述のように、ヒートシール或いは接着剤などを用いた接着などが挙げられるが、好ましくは、ヒートシールである。
重合接着部5の幅5W(周方向長さ)は、特に限定されないが、例えば、0.2mm〜5mm程度であり、好ましくは、0.3mm〜3mmであり、より好ましくは、0.4mm〜2mmである。
なお、延出片部6の裏面及び第2側端部42の裏面には、印刷層3が設けられている。
延出片部6の幅6W(周方向長さ)は、特に限定されないが、例えば、0.1mm〜3mmであり、好ましくは、0.5mm〜2mmである。
第1側端部近傍7も、延出片部6と同様に、重合接着部5に含まれない。
第1側端部近傍7の裏面には、印刷層3が設けられている。
前記第1側端部近傍7に接する延出片部6の先端部若しくは中途部、又は、その延出片部6の全体が、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されている。なお、延出片部6の中途部は、前記第2側端部42の縁(重合接着部5の端5a)から延出片部6の先端部の間の一部分を指す。
図3は、延出片部6の固着状態の第1例を示す、重合接着部5及びその周辺を厚み方向に切断した断面図である。
好ましくは、図3に示すように、第1側端部近傍7に接する延出片部6は、少なくともその先端部において第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み、第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されている。なお、前記延出片部6の中途部の一部又は全体も、第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されていてもよい。
その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。前記フィルム部分を構成する合成樹脂は、前記延出片部6の裏面にまで延在しておらず、前記盛り上がったフィルム部分の裏面と延出片部6の裏面との間には、僅かな段差を有する。
第2例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されていると共に、その先端部を回り込んで延出片部6の裏面に延在している。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。前記延出片部6の裏面に合成樹脂(フィルム部分を構成する合成樹脂)が延在することにより、延出片部6の先端部の裏面と第1側端部近傍7の裏面とは連続した面を成している。その連続した面は、略平坦状である。
第3例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。
延出片6の先端部の裏面には、印刷層3が存在していない。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。延出片部6の先端部の裏面と第1側端部近傍7の裏面とは連続した面を成している。その連続した面は、略平坦状である。
第4例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。
延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。また、延出片部6の先端部を含む裏面の一部には、印刷層3が存在していない。前記フィルム部分を構成する合成樹脂は、前記延出片部6の裏面にまで延在しておらず、前記盛り上がったフィルム部分の裏面と延出片部6の裏面との間には、僅かな段差を有する。
ただし、本発明のストレッチラベルの前記構造は、第1例乃至第4例に限定されるわけではない。
また、本発明のストレッチラベルは、延出片部6の先端部が第1側端部近傍7に固着される場合に限られず、延出片部6の先端部及び中途部、又は、延出片部6の先端部のみ、又は、延出片部6の中途部のみ、又は、延出片部6の全体が、第1側端部近傍7に固着されていてもよい。
前記延出片部6の全体が、第1側端部近傍7に固着される形態としては、延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面の間に介在された印刷層3(この印刷層3は、例えば、第1側端部近傍7の裏面に設けられている)の全体に亘って、当該印刷層3が部分的に決壊した部分が無数に生じ、それらの決壊した部分における延出片部6の合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合した形態が挙げられる。
なお、図示例では、前記固着領域8には、印刷層3が全く介在していないが、実際には、前記固着領域8の中に島状に印刷層3が介在している場合もある。前記島状とは、固着領域8(合成樹脂同士が融合した領域)を海とし且つ印刷層3を島とした海島構造を意味する。
また、図示例では、固着領域8に明確な境界線が表されているが、実際、延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7を構成する合成樹脂とが融合した固着領域には、明確な境界線は表れない。
重合接着部5において接着された第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚みを足した合計厚みは、例えば、接着前の第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚みを足した合計厚みの、0.6倍〜0.99倍となっており、好ましくは0.7倍〜0.98倍、より好ましくは0.75倍〜0.98倍となっている。
固着後の延出片部6の厚みと第1側端部近傍7のうち当該延出片部6の表面に対面する部分の厚みを足した合計厚みは、例えば、固着前の合計厚みの、0.6倍〜0.99倍となっており、好ましくは0.7倍〜0.98倍、より好ましくは0.75倍〜0.98倍となっている。
固着後の第1側端部近傍7のうち延出片部6の表面に対面する部分の厚みは、固着前の当該部分の厚みの、0.5倍〜0.95倍となっていることが好ましい。
また、固着後の第1側端部近傍7のうち延出片部6の表面に対面する部分の厚みは、固着後の延出片部6の厚みよりも小さいことが好ましい。
本発明においては、汎用タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよいし、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよい。好ましくは、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムが用いられる。
以下、汎用タイプの自己伸縮性フィルムと高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを、分説する。
汎用タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.25倍以上1.60倍未満に伸張可能で、且つ、1.25倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が10.5%以下であるものが好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下がより好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが8%以下が特に好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが6%以下が最も好ましい。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の縦方向に相当)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.25倍又は1.40倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
なお、永久歪み(%)は、前記引っ張り試験後、試験機から取り外し、23℃の恒温槽で4週間保管した後に上記標線間距離を読み取って算出できる。
また、前記自己伸縮性フィルムは、無延伸でもよいが、TD方向及びMD方向にそれぞれ1.01倍〜1.3倍延伸されているものが好ましく、特に、1.05倍〜1.15倍延伸されているものがより好ましい。
高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.60倍以上に伸張可能で、且つ、周方向に1.60倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下となるものが好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが11.5%以下となるものがより好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10.5%以下となるものが特に好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下が最も好ましい。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の縦方向に相当)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.60倍又は1.75倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
以下、引張り試験とは、前記瞬間歪みの測定法における、引張試験機を用いてサンプル片を引き伸ばすことをいう。
永久歪みが小さいほど、ラベルの復元性が高く、ストレッチ特性に優れる。中でも、周方向に伸張倍率1.60倍に伸張後の永久歪み(50mm/分)は、11%以下が好ましく、8%以下がより好ましく、7%以下が特に好ましく、6%以下が最も好ましい。
前記縦方向の伸びは、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
また、前記少なくとも周方向に対して伸張倍率1.60倍に伸張させたときの引張り応力(以下、F60値とする)は、好ましくは1〜12N/mm2、より好ましくは2〜10N/mm2、特に好ましくは3〜9N/mm2である。なお、F10値及びF60値の下限値が低すぎると伸張した状態で容器の締め付け力が弱くなりすぎ、見栄えの良い装着状態が得られない場合がある。
前記F10値及びF60値は、前記瞬間歪みの測定法の引張り試験により得られる、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率(Rt)に対する周方向の屈折率(Rcとする)の比率(Rc/Rt)は、1.000〜1.030が好ましく、1.001〜1.020がより好ましく、1.002〜1.015が特に好ましい。
自己伸縮性フィルムの縦方向の屈折率(Rh)に対する周方向の屈折率(Rc)の比率(Rc/Rh)は、0.980〜1.005が好ましく、0.985〜1.000がより好ましく、0.990〜0.999が特に好ましい。
前記屈折率は、例えば、JIS K 7142のA法に準拠した、アッベ屈折計((株)アタゴ製の製品名「アッベ屈折計NAR−2T」。Na白色光源)を用いて、測定波長589nmで測定できる。
図5に示すようなラベル基材4を準備する。なお、機械的製造工程では、長尺状のラベル基材(図示せず)が用いられる。長尺状のラベル基材とは、一方向の長さに比して他方向の長さが十分に長い長尺体であり、例えば、一方向の長さが他方向の長さの10倍以上、好ましくは50倍以上の長尺体が用いられる。長尺状のラベル基材は、図5に示すラベル基材がその他方向に複数繋がったものとも言える。
重ね合わせた第1側端部41と第2側端部42、及び、延出片部6と第1側端部近傍7にそれぞれ熱と圧力を加え、第1側端部41と第2側端部42をヒートシールすると共に、延出片部6と第1側端部近傍7を一体化する。
前記熱と圧力を同時に加えるために、例えば、加圧バーを用いることができる。
第1バー91及び第2バー92は、何れか一方のみが加熱されていてもよいし、或いは、何れも加熱されていてもよい。図3に示すように、重合接着部5を構成する第1側端部41の先端部の外側隅部41aを角取りするために、第1側端部41の表面側から当てられる加圧バー(第1バー91)が少なくとも加熱されていることが好ましい。
なお、本実施形態では、第1バー91に加熱装置が具備されており、第2バー92は、加熱されていない。
このような加圧バー9を用いることにより、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面のヒートシール(重合接着部5の形成)、及び、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部の一体化を同時に行うことができる。
加圧バー9の温度は、自己伸縮性フィルムを構成する合成樹脂の融点以上で、その融点+50℃以下の範囲が好ましく、合成樹脂の融点+5℃以上で、その融点+30℃以下の範囲がより好ましい。
第1側端部近傍7は、加熱加圧により、溶融しながら延出片部6の先端部に強く押圧される。すると、延出片部6の先端部において第1側端部近傍7の印刷層3が部分的に分断され、延出片部6の先端部における合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合して、両者が一体化する。
このようにして長尺状のラベル基材を筒状に成形した長尺筒状体が得られる。この長尺筒状体を所要長さに切断することにより、本発明のストレッチラベル1が得られる。
或いは、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面の間に接着剤を介在させ、両側端部を接着剤にて接着した後(重合接着部5の形成後)、第1側端部近傍7の表面と延出片部6の裏面に第1バーと第2バーを当て、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部を加圧バー9にて一体化してもよい。
1.25倍程度に伸張可能なストレッチラベル1は、装着箇所に径差のある部分を有する被着体への装着には適さないが、装着箇所に実質的に径差がない被着体への装着には適している。
中でも、上記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムから形成されたストレッチラベル1は、特に、径差の大きい部分を有する被着体への装着に好適である。
径差の大きい部分を有する被着体としては、代表的には、飲料容器、調味料容器、シャンプーなどのサニタリー容器、洗剤容器、化粧品容器、医薬品容器などの各種容器が代表的に挙げられる。
特に、厚み50μm以下の比較的薄い自己伸縮性フィルムを用いるストレッチラベル、又は、高伸張させて使用できるストレッチラベル(代表的には、上記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いるストレッチラベル)に、本発明を適用すると、その効果が顕著に現れる。
本発明では、上述のように、延出片部6の一部又は全体が第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。上記では、その一体的に固着された状態として、加熱加圧によって、延出片部6の先端部における合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合した状態を例示しているが、これに限定されない。
本発明のストレッチラベル1においては、延出片部6の一部又は全体が第1側端部近傍7に一体的に固着されていればよく、その固着手段は特に限定されず、任意の適切な手段を用いることができる。
2 合成樹脂フィルム(自己伸縮性フィルム)
3 印刷層
4 ラベル基材
41 第1側端部
42 第2側端部
5 重合接着部
6 延出片部
7 第1側端部近傍
Claims (5)
- 自己伸縮性の合成樹脂フィルムを有するラベル基材の第1側端部の裏面を第2側端部の表面に重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部が形成されたストレッチラベルにおいて、
前記第2側端部の縁には、前記重合接着部の端から周方向に延出された延出片部が形成され、
第1側端部近傍の裏面と前記延出片部の表面の間に印刷層が介在され、
前記延出片部の一部又は全体が、前記第1側端部近傍のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍に一体的に固着されている、ストレッチラベル。 - 前記延出片部の先端部よりも先において、前記第1側端部近傍のフィルム部分が厚肉状に盛り上がっている、請求項1に記載のストレッチラベル。
- 前記延出片部を構成する合成樹脂と前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、一体的に固着された部分において融合している、請求項1または2に記載のストレッチラベル。
- 前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、前記延出片部の先端部を回り込み、延出片部の裏面に延在している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のストレッチラベル。
- 前記延出片部の先端部の裏面と前記第1側端部近傍の裏面とが、連続した面を形成している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のストレッチラベル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012199118 | 2012-09-11 | ||
JP2012199118 | 2012-09-11 | ||
PCT/JP2013/074179 WO2014042105A1 (ja) | 2012-09-11 | 2013-09-09 | ストレッチラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2014042105A1 JPWO2014042105A1 (ja) | 2016-08-18 |
JP6320923B2 true JP6320923B2 (ja) | 2018-05-09 |
Family
ID=50278217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014535530A Expired - Fee Related JP6320923B2 (ja) | 2012-09-11 | 2013-09-09 | ストレッチラベル |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6320923B2 (ja) |
WO (1) | WO2014042105A1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3497930B2 (ja) * | 1995-11-10 | 2004-02-16 | 株式会社フジシール | 筒状ラベル |
JP2000075795A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-14 | Fuji Seal Inc | ストレッチラベル用のチューブ体及びその製造方法 |
JP2005292328A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Fuji Seal International Inc | 筒状ラベル用印刷フィルム |
JP4937893B2 (ja) * | 2007-12-11 | 2012-05-23 | 株式会社フジシールインターナショナル | 筒状ラベル |
-
2013
- 2013-09-09 JP JP2014535530A patent/JP6320923B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2013-09-09 WO PCT/JP2013/074179 patent/WO2014042105A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2014042105A1 (ja) | 2016-08-18 |
WO2014042105A1 (ja) | 2014-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BRPI0710302A2 (pt) | corpo tubular de embalagem em material termoplástico com cinta incrustada | |
JP5941807B2 (ja) | 包装体 | |
JP6053599B2 (ja) | 二重瞼形成用テープ及びその製造方法及びそれを用いた二重瞼の形成方法 | |
JP6193763B2 (ja) | 筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器 | |
JP6320923B2 (ja) | ストレッチラベル | |
JP6109588B2 (ja) | ストレッチラベル、及びストレッチラベルの製造方法 | |
JP2013050711A (ja) | ストレッチラベル、及びラベル付き容器 | |
JP2020005666A (ja) | 吸収性物品包装体 | |
JP6204150B2 (ja) | 吸収性物品の包装体 | |
JP6074679B2 (ja) | 筒状ラベル付き容器 | |
KR20110077023A (ko) | 포장재 및 이 포장재에 의해 고체 제품을 포장한 포장체 | |
JP6177136B2 (ja) | ストレッチラベル及びその製造方法並びにラベル付き容器 | |
JP6082218B2 (ja) | 筒状ラベル付き容器 | |
TWI707674B (zh) | 化妝用眼瞼整型膠帶、及使用該膠帶的雙眼皮形成方法、以及該膠帶的製造方法 | |
JP6599683B2 (ja) | 筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 | |
JP6026805B2 (ja) | ストレッチラベル | |
JP5066411B2 (ja) | スクイズ容器の包装方法とフィルム付スクイズ容器 | |
JP2013186154A (ja) | ストレッチラベル | |
CN108135749B (zh) | 吸收性物品包装体 | |
JP5568594B2 (ja) | スクイズ容器の包装方法とフィルム付スクイズ容器 | |
JP6487735B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及びラベル付き容器 | |
JP6134922B2 (ja) | 筒状ラベル付き容器 | |
JP3195341U (ja) | 吸収性物品の包装体 | |
JP7412994B2 (ja) | ラベル付き容器の製造方法 | |
JP2014196145A (ja) | ジッパーテープ、及び、包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170919 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6320923 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |