JP6320923B2 - ストレッチラベル - Google Patents

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Description

本発明は、ストレッチラベルに関する。
ストレッチラベルは、拡張力を加えることによって拡径し、拡径させた状態で被着体に嵌挿し、その後、拡張力を解除することによって復元して被着体に装着され得る筒状ラベルである。ストレッチラベルは、ストレッチ筒状ラベル、自己伸縮性筒状ラベルとも呼ばれる。
かかるストレッチラベルは、弾性力を有するフィルムの両側端部を重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接着することにより形成された筒状体からなる(特許文献1)。以下、重ね合わせて接着した部分を、重合接着部という。
しかしながら、ストレッチラベルの重合接着部は、2重フィルム部分なので、その重合接着部は伸張し難い一方で他の部分は伸張し易く、このため、ストレッチラベルを拡径したときに、重合接着部に皺が生じ、拡張力を解除した後も、その皺が残るという問題点がる。
かかる問題点に鑑みて、特許文献1には、重合接着部となるフィルムの両側端部の重ね合わせ面に印刷層を介在させず、フィルム同士を熱融着し、重合接着部の幅を0.5mm〜3.0mmとしたストレッチラベルが開示されている。
しかしながら、特許文献1のストレッチラベルは、重合接着部の皺発生を効果的に防止できず、その改善が求められる。
特開2000−075795号公報
本発明の目的は、重合接着部の皺発生を防止できるストレッチラベルを提供することである。
本発明者らは、重合接着部に皺が生じるメカニズムをさらに研究した。
ストレッチラベルの重合接着部は、ラベル基材の第1側端部の裏面を第2側端部の表面に重ね合わせて接着した2重フィルム部分である。この2重フィルム部分の内側となる第2側端部の縁が、重合接着部の端から周方向に延出されている。この延出片部(第2側端部から延出された縁部分)は、非常に幅狭な部分であるが、第1側端部の裏面と接着しておらず、自由端部となっている。
かかるストレッチラベルに拡張力を加えても、前記延出片部は自由端であるので伸張及び収縮しない一方で、重合接着部は引っ張られてストレッチラベルの周方向に伸張する。
周方向に伸張した重合接着部は、僅かに縦方向において縮むので、重合接着部の端から延設され且つ伸張及び収縮しない延出片部が、立ち上がってしまい、その立ち上がった片出片部が、拡張力を解除した後に元に戻ろうとする重合接着部の復元を阻害する。その結果、重合接着部において皺が生じる。
かかる知見の下、本発明は、下記の手段によって、上記課題を解決するものである。
本発明のストレッチラベルは、自己伸縮性の合成樹脂フィルムを有するラベル基材の第1側端部の裏面を第2側端部の表面に重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部が形成されており、前記第2側端部の縁には、前記重合接着部の端から周方向に延出された延出片部が形成されており、第1側端部近傍の裏面と前記延出片部の表面の間に印刷層が介在され、 前記延出片部の一部又は全体が、前記第1側端部近傍のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍に一体的に固着されている。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記延出片部の先端部よりも先において、前記第1側端部近傍のフィルム部分が厚肉状に盛り上がっている。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記第1側端部近傍の裏面と延出片部の表面の間に印刷層が介在されている。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、前記延出片部の先端部を回り込み、延出片部の裏面に延在している。
本発明の好ましいストレッチラベルは、前記延出片部の先端部の裏面と前記第1側端部近傍の裏面とが、連続した面を形成している。
本発明のストレッチラベルは、重合接着部の端から延出された延出片部が形成されているが、この延出片部が第1側端部近傍に一体的に固着されている。かかるストレッチラベルは、拡径した際に延出片部が立ち上がらないので、重合接着部の皺発生を効果的に防止できる。
1つの実施形態に係るストレッチラベルの斜視図。 同ストレッチラベルの正面図。ただし、ストレッチラベルを扁平状にした状態で表している。 図2のIII−III線断面図であって、延出片部の固着状態の第1例を示す。 (a)乃至(c)共に図2のIII−III線断面図であって、(a)は、延出片部の固着状態の第2例を示し、(b)は、延出片部の固着状態の第3例を示し、(c)は、延出片部の固着状態の第4例を示す。 本発明のストレッチラベルを構成するラベル基材を裏面側から見た斜視図。 (a)は、第1側端部と第2側端部を重ね合わせる直前の断面図、(b)は、重ね合わせた第1側端部と第2側端部、及び、延出片部と第1側端部近傍を、加圧バーで加熱する際の断面図。
以下、本発明の具体的な実施態様について適宜図面を参照しつつ説明する。
各部の用語の接頭語として、第1、第2などを付す場合があるが、この接頭語は、用語を区別するために付加されたものであり、各部の優劣などを意味しない。ある部材の「表面」は、筒状のストレッチラベルとしたときに、外側に位置する面を指し、「裏面」は、その反対側の面を指す。また、本明細書において、「PPP〜QQQ」という記載は、PPP以上QQQ以下を意味する。
なお、各図の具体的な寸法及び縮尺比は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
図1乃至図3において、本発明のストレッチラベル1は、自己伸縮性の合成樹脂フィルム2を有するラベル基材4を筒状に形成した筒状体からなる。
すなわち、ストレッチラベル1は、ラベル基材4の第1側端部41の裏面を第2側端部42の表面に重ね合わせて筒状にし、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部5が形成された筒状体からなる。
前記重合接着部5(第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面)の接着方法としては、ヒートシール或いは接着剤などを用いた接着などが挙げられる。
さらに、第2側端部42の縁には、前記重合接着部5の端から延出された延出片部6(ラベル基材4の縁部)が形成されている。
この延出片部6の一部又は全体は、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。好ましくは、延出片部6の少なくとも先端部が、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。
本明細書において、前記一体的に固着は、ストレッチラベル1を被着体に装着するべく、ストレッチラベル1を拡径した際に、その固着された部分が離反しないように接合している状態をいう。
以下、具体的に説明する。
ラベル基材4は、図5に示すように、自己伸縮性を有する合成樹脂フィルム2と、その合成樹脂フィルム2の裏面に設けられた印刷層3と、を有する。ラベル基材4は、合成樹脂フィルム2及び印刷層3以外に、従来公知の任意の機能層を有していてもよい。
なお、図5において、第2側端部42と延出片部6の範囲を判りやすく図示するため、第2側端部42に網掛けを付加し、延出片部6に無数のドットを付加している。
重合接着部5において、合成樹脂フィルム2の表面と裏面を直接接着するため、印刷層3は、第1側端部41の裏面を除いて、合成樹脂フィルム2の裏面全体にベタ状に設けられている。
第1側端部41は、ラベル基材4の一方向一方側において、ラベル基材4の他方向に帯状に延びる帯状領域であり、第2側端部42は、ラベル基材4の一方向他方側において、ラベル基材4の他方向に帯状に延びる帯状領域である。
ラベル基材4の一方向は、それを筒状にしたときには周方向となる。ラベル基材4の他方向は、ラベル基材4の面内で前記一方向と直交する方向であって、ラベル基材4を筒状にしたときには縦方向となる。
自己伸縮性を有する合成樹脂フィルム2(以下、ラベル基材4を構成する合成樹脂フィルムを、自己伸縮性フィルムという場合がある)は、少なくとも一方向(一方向は、筒状にしたときの周方向)に伸縮性を有し、且つ熱溶融し得るフィルムであれば、特に制限なく使用できる。自己伸縮性フィルムは、他方向(他方向は、筒状にしたときの縦方向に相当する)にも伸縮し得るフィルムでもよい。
自己伸縮性とは、拡張力を加えたときに伸張し、拡張力を解除した後に、元のように復元する性質をいう。
なお、自己伸縮性フィルム2は、所定温度(例えば70℃〜100℃)で一方向に熱収縮し得るフィルムでもよいが、好ましくは前記温度で実質的に熱収縮しないフィルムが用いられる。前記温度で実質的に熱収縮しないフィルムは、それを70℃に加熱した際の一方向及び他方向における各熱収縮率が、例えば、10%以下であり、好ましくは5%以下であり、より好ましくは3%以下である。
前記70℃に加熱した際の熱収縮率は、加熱前のフィルムの長さ(元の長さ)と、フィルムを70℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)の割合であり、下記式に代入して求められる。
式:熱収縮率(%)=[{(一方向(又は他方向)の元の長さ)−(一方向(又は他方向)の浸漬後の長さ)}/(一方向(又は他方向)の元の長さ)]×100。
自己伸縮性フィルム2は、熱可塑性樹脂を主成分とする合成樹脂フィルムからなる。自己伸縮性フィルム2は、透明又は不透明のいずれでもよいが、その裏面に設けられた印刷層3にデザインが表示されている場合には、そのデザインを透視できるようにするため、無色透明又は有色透明のフィルムが用いられる。
自己伸縮性フィルム2の詳細は、後述する。
印刷層3は、インキ成分が固化した層である。印刷層3は、公知のインキを公知の印刷法によって形成できる。
印刷層3は、文字、絵柄などの所望のデザインが表されたデザイン印刷層でもよいし、白色や銀色などの無模様一色の印刷層でもよい。無模様一色の印刷層は、背景印刷層とも呼ばれる。さらに、前記印刷層3は、デザイン印刷層と無模様一色の印刷層とを有していてもよい。例えば、前記印刷層3は、1層又は2層以上のデザイン印刷層の裏面に、1層又は2層以上の無模様一色の印刷層が積層された多層印刷構造から構成されていてもよい。なお、印刷層3の1層は、所要のインキを用いて1回印刷することにより得られる。
印刷層3の厚みは、特に限定されないが、延出片部6の先端部と第1側端部近傍7のフィルム部分を良好に固着させるため、出来るだけ薄いことが好ましい。かかる観点から、印刷層3の厚みは、0.1μm〜15μmが好ましく、0.5μm〜10μmがより好ましい。
かかるラベル基材4を印刷層3が内側となるように筒状にし、その第1側端部41の裏面を第2側端部42の表面に重ね合わせて接着することにより、重合接着部5が形成されている。
この重合接着部5においては、図3に示すように、印刷層3が介在しておらず、第1側端部41において露出した自己伸縮性フィルム2の裏面部と、第2側端部42に露出した自己伸縮性フィルム2の表面部とが、直接接着されている。
この重合接着部5(第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面)の接着方法は、上述のように、ヒートシール或いは接着剤などを用いた接着などが挙げられるが、好ましくは、ヒートシールである。
重合接着部5の幅5W(周方向長さ)は、特に限定されないが、例えば、0.2mm〜5mm程度であり、好ましくは、0.3mm〜3mmであり、より好ましくは、0.4mm〜2mmである。
重合接着部5において、内側に位置する第2側端部42の縁からラベル基材4の一部分が周方向第1側に延出されている。つまり、第2側端部42の縁から延出片部6が一体的に延設されている。延出片部6は、ラベル基材4を筒状に形成する際、ラベル基材4の第1側端部41を、第2側端部42側の側縁から離して接着して重合接着部5を形成したときに、当該重合接着部5の端5a(概念上、第2側端部42の縁)から周方向第1側に延出される領域である。延出片部6は、図5に示すように、筒状体の上縁から下縁にまで縦方向に延びる帯状領域である。延出片部6は、重合接着部5に含まれない。
なお、延出片部6の裏面及び第2側端部42の裏面には、印刷層3が設けられている。
延出片部6の幅6W(周方向長さ)は、特に限定されないが、例えば、0.1mm〜3mmであり、好ましくは、0.5mm〜2mmである。
延出片部6は、第1側端部近傍7に対面している。第1側端部近傍7は、延出片部6の表面が対面にした範囲を含み、さらに、延出片部6の先端部から周方向第1側に少しずれた範囲を含む。換言すると、第1側端部近傍7は、第1側端部41の周方向第1側の端(重合接着部5の端5a)から周方向第1側にずれた範囲である。第1側端部近傍7の幅は、延出片部6の幅以上であり、例えば、延出片部6の幅以上で延出片部6の幅+2mm以下である。
第1側端部近傍7も、延出片部6と同様に、重合接着部5に含まれない。
第1側端部近傍7の裏面には、印刷層3が設けられている。
延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面は接している。上述のように、第1側端部近傍7には印刷層3が設けられているので、延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面の間には印刷層3が介在されている。
前記第1側端部近傍7に接する延出片部6の先端部若しくは中途部、又は、その延出片部6の全体が、前記第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されている。なお、延出片部6の中途部は、前記第2側端部42の縁(重合接着部5の端5a)から延出片部6の先端部の間の一部分を指す。
図3は、延出片部6の固着状態の第1例を示す、重合接着部5及びその周辺を厚み方向に切断した断面図である。
好ましくは、図3に示すように、第1側端部近傍7に接する延出片部6は、少なくともその先端部において第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み、第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されている。なお、前記延出片部6の中途部の一部又は全体も、第1側端部近傍7の裏面に一体的に固着されていてもよい。
具体的には、前記第1例では、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。前記先端部の先は、(先端部を含まず)先端部の端面から周方向第1側に少しずれた範囲である。
その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。前記フィルム部分を構成する合成樹脂は、前記延出片部6の裏面にまで延在しておらず、前記盛り上がったフィルム部分の裏面と延出片部6の裏面との間には、僅かな段差を有する。
他方、第1側端部41の先端部の外側隅部41aは、加熱加圧によって角取りされ、断面視で弧状に形成されている(以下、前記外側隅部41aが角取りされていることは、第2例乃至第4例も同じ)。第1側端部41の先端部の外側隅部41aが弧状に形成されていることにより、重合接着部5の皺発生をより効果的に防止できる。
図4(a)は、延出片部6の固着状態の第2例を示す。
第2例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されていると共に、その先端部を回り込んで延出片部6の裏面に延在している。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。前記延出片部6の裏面に合成樹脂(フィルム部分を構成する合成樹脂)が延在することにより、延出片部6の先端部の裏面と第1側端部近傍7の裏面とは連続した面を成している。その連続した面は、略平坦状である。
図4(b)は、延出片部6の固着状態の第3例を示す。
第3例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。
延出片6の先端部の裏面には、印刷層3が存在していない。延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。延出片部6の先端部の裏面と第1側端部近傍7の裏面とは連続した面を成している。その連続した面は、略平坦状である。
図4(c)は、延出片部6の固着状態の第4例を示す。
第4例においても、第1側端部近傍7のフィルム部分(フィルム部分を構成する合成樹脂)が、延出片部6の先端部の先において厚肉状に盛り上がっている。その盛り上がったフィルム部分は、延出片部6の先端部に被さり、前記先端部に一体的に固着されている。
延出片部6の少なくとも先端部と第1側端部近傍7は、例えば、加熱加圧によって、部分的な固着領域8において一体化されている。また、延出片部6の先端部を含む裏面の一部には、印刷層3が存在していない。前記フィルム部分を構成する合成樹脂は、前記延出片部6の裏面にまで延在しておらず、前記盛り上がったフィルム部分の裏面と延出片部6の裏面との間には、僅かな段差を有する。
本発明のストレッチラベル1において、加熱加圧によって、前記延出片部6の少なくとも先端部が第1側端部近傍7に一体的に固着されている構造として、上記第1例乃至第4例を示したが、このような構造の僅かな相違は、自己伸縮性フィルムの種類、加熱温度、圧力などの諸条件によって生じるものである。もっとも、何れの例も、ストレッチラベル1を拡径した際に延出片部6の立ち上がりを防止でき、重合接着部5の皺発生を効果的に抑制できる。
ただし、本発明のストレッチラベルの前記構造は、第1例乃至第4例に限定されるわけではない。
また、本発明のストレッチラベルは、延出片部6の先端部が第1側端部近傍7に固着される場合に限られず、延出片部6の先端部及び中途部、又は、延出片部6の先端部のみ、又は、延出片部6の中途部のみ、又は、延出片部6の全体が、第1側端部近傍7に固着されていてもよい。
前記延出片部6の中途部が、第1側端部近傍7に固着される形態としては、延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面の間に介在された印刷層3(この印刷層3は、例えば、第1側端部近傍7の裏面に設けられている)の中途部において、当該印刷層3が部分的に決壊し、その決壊した部分における延出片部6の合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合した形態が挙げられる。
前記延出片部6の全体が、第1側端部近傍7に固着される形態としては、延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面の間に介在された印刷層3(この印刷層3は、例えば、第1側端部近傍7の裏面に設けられている)の全体に亘って、当該印刷層3が部分的に決壊した部分が無数に生じ、それらの決壊した部分における延出片部6の合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合した形態が挙げられる。
前記何れの例においても、固着領域8において、延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7を構成する合成樹脂とが融合しており、その固着領域8で延出片部6と第1側端部近傍7とは一体的に接合されている。第1側端部近傍7には印刷層3が設けられているが、第1側端部近傍7と延出片部6を加熱加圧した際に、第1側端部近傍7の印刷層3が、延出片部6の先端部で部分的に途切れ、その途切れた部分(固着領域8)において、延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7を構成する合成樹脂とが融合している。
なお、図示例では、前記固着領域8には、印刷層3が全く介在していないが、実際には、前記固着領域8の中に島状に印刷層3が介在している場合もある。前記島状とは、固着領域8(合成樹脂同士が融合した領域)を海とし且つ印刷層3を島とした海島構造を意味する。
また、図示例では、固着領域8に明確な境界線が表されているが、実際、延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7を構成する合成樹脂とが融合した固着領域には、明確な境界線は表れない。
さらに、重合接着部5において接着された第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚みを足した合計厚みは、接着前の第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚み(ラベル基材4の形態のときの第1側端部41及び第2側端部42の各厚み)を足した合計厚みよりも小さくなっている。
重合接着部5において接着された第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚みを足した合計厚みは、例えば、接着前の第1側端部41の厚みと第2側端部42の厚みを足した合計厚みの、0.6倍〜0.99倍となっており、好ましくは0.7倍〜0.98倍、より好ましくは0.75倍〜0.98倍となっている。
同様に、固着後の延出片部6の厚みと第1側端部近傍7のうち当該延出片部6の表面に対面する部分の厚みを足した合計厚みは、固着前の合計厚み(ラベル基材4の形態のときの延出片部6に相当する領域の厚みと第1側端部近傍7のうち当該延出片部6の表面に対面する部分に相当する領域の厚みを足した合計厚み)よりも小さくなっている。
固着後の延出片部6の厚みと第1側端部近傍7のうち当該延出片部6の表面に対面する部分の厚みを足した合計厚みは、例えば、固着前の合計厚みの、0.6倍〜0.99倍となっており、好ましくは0.7倍〜0.98倍、より好ましくは0.75倍〜0.98倍となっている。
固着後の第1側端部近傍7のうち延出片部6の表面に対面する部分の厚みは、固着前の当該部分の厚みの、0.5倍〜0.95倍となっていることが好ましい。
また、固着後の第1側端部近傍7のうち延出片部6の表面に対面する部分の厚みは、固着後の延出片部6の厚みよりも小さいことが好ましい。
図3及び図4に示すように、固着領域8においては印刷層3を有さないが、固着領域8の表面側又は裏面側には、第1側端部近傍7に設けられた印刷層3又は延出片部6に設けられた印刷層3が存在している。このため、延出片部6の先端部と第1側端部近傍7の境界においても印刷層3が連続し、ストレッチラベル1の外側から重合接着部5の周辺を見ても、印刷の途切れがなく、ストレッチラベル1の周方向全体から印刷層3を視認できる。
自己伸縮性フィルム2の厚みとしては、特に限定されないが、10μm〜100μmであることが好ましく、より好ましくは15μm〜80μm、特に好ましくは20μm〜50μmである。
本発明においては、汎用タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよいし、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いてもよい。好ましくは、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムが用いられる。
以下、汎用タイプの自己伸縮性フィルムと高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを、分説する。
(汎用タイプの自己伸縮性フィルム)
汎用タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.25倍以上1.60倍未満に伸張可能で、且つ、1.25倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が10.5%以下であるものが好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下がより好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが8%以下が特に好ましく、同1.25倍に伸張後の瞬間歪みが6%以下が最も好ましい。
さらに、前記自己伸縮性フィルムは、伸張倍率1.40倍以上1.60倍未満に伸張可能で、且つ、1.40倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が10.5%以下であるものが好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下がより好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが8%以下が特に好ましく、同1.40倍に伸張後の瞬間歪みが6%以下が最も好ましい。
なお、前記自己伸縮性フィルムの伸張倍率の上限は、特に制限はないが、例えば、2.0倍以下である。また、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、理論上では零であるが、実際に零という場合は少ない。このため、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、0%を越え、好ましくは1%以上である。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
前記瞬間歪みは、次のようにして測定できる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の縦方向に相当)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.25倍又は1.40倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
前記測定は、例えば、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(試験時の伸張速度:50mm/分)を用いて、所定の荷重(N)を加えてサンプル片の標線間距離が所定の倍率になるまで伸ばし、この直後に荷重を0(N)に戻したときの標線間距離を読み取る。その測定値を以下の計算式に代入して、瞬間歪み(%)を算出する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
なお、永久歪み(%)は、前記引っ張り試験後、試験機から取り外し、23℃の恒温槽で4週間保管した後に上記標線間距離を読み取って算出できる。
汎用タイプの自己伸縮性フィルムの材質は、特に限定されず、一般的には、ポリエチレン系などのポリオレフィン系の樹脂などが挙げられる。前記ポリエチレン系の樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン系ポリエチレン(メタロセン系触媒を用いた重合によって得られる直鎖状低密度ポリエチレン)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アイオノマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
前記自己伸縮性フィルムの材質として、好ましくは線状低密度ポリエチレン(LLDPE)が用いられ、より好ましくは、メタロセン系ポリエチレンが用いられる。
また、前記自己伸縮性フィルムは、無延伸でもよいが、TD方向及びMD方向にそれぞれ1.01倍〜1.3倍延伸されているものが好ましく、特に、1.05倍〜1.15倍延伸されているものがより好ましい。
(高伸縮タイプの自己伸縮性フィルム)
高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、その筒状体の周方向に伸張倍率1.60倍以上に伸張可能で、且つ、周方向に1.60倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下となるものが好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが11.5%以下となるものがより好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10.5%以下となるものが特に好ましく、同1.60倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下が最も好ましい。
さらに、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に伸張倍率1.75倍以上に伸張可能で、且つ、周方向に1.75倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下となるものが好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが11.5%以下となるものがより好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが10.5%以下となるものが特に好ましく、同1.75倍に伸張後の瞬間歪みが10%以下が最も好ましい。
加えて、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に伸張倍率1.60倍以上(好ましくは1.75倍以上)に伸張可能で、且つ、周方向に1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪み(6000mm/分)が30%以下となるものが好ましく、同1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪みが20%以下となるものがより好ましく、同1.60倍(好ましくは1.75倍)に伸張後の瞬間歪みが18%以下となるものが特に好ましい。
なお、前記自己伸縮性フィルムの伸張倍率の上限は、特に制限はないが、例えば、2.0倍以下である。また、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、理論上では零であるが、実際に零という場合は少ない。このため、前記自己伸縮性フィルムの瞬間歪みの下限は、0%を越え、好ましくは1%以上である。
前記伸張倍率は、伸張後の長さ/伸張前の長さ、で求められる。
前記瞬間歪みは、次のようにして測定できる。
自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の縦方向に相当)に長さ15±0.1mm、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)の長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向を測定方向として、所定の伸張倍率(1.60倍又は1.75倍)になるまで引張り、サンプル片の標線間距離を測定する。
前記測定は、例えば、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(試験時の伸張速度:50mm/分又は6000mm/分)を用いて、所定の荷重(N)を加えてサンプル片の標線間距離が、所定の倍率(1.60倍又は1.75倍)になるまで伸ばし、この直後に荷重を0(N)に戻したときの標線間距離を読み取る。その測定値を以下の計算式に代入して、瞬間歪み(%)を算出する。
瞬間歪み(%)=100×ΔL2/L2。
前記L2は、引張る前のサンプル片の標線間距離(mm)を示し、前記ΔL2は、伸張後に荷重を戻したときのサンプル片の標線間距離の増加(mm)を示す。
なお、永久歪み(%)は、前記引張り試験後、試験機から取り外し、23℃の恒温槽で4週間保管した後に上記標線間距離を読み取って算出できる。
以下、引張り試験とは、前記瞬間歪みの測定法における、引張試験機を用いてサンプル片を引き伸ばすことをいう。
また、前記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムのストレッチ特性は、永久歪みによっても表すことができる。永久歪み(%)は、瞬間歪みと同様に、引張り試験後にサンプル片が元の長さに戻らずに変形した度合いを示すが、荷重を取り除いた4週間後に測定する点で瞬間歪みと異なる。永久歪みを測定するときの引張り試験におけるサンプル片の伸張速度は、「50mm/分」である。
永久歪みが小さいほど、ラベルの復元性が高く、ストレッチ特性に優れる。中でも、周方向に伸張倍率1.60倍に伸張後の永久歪み(50mm/分)は、11%以下が好ましく、8%以下がより好ましく、7%以下が特に好ましく、6%以下が最も好ましい。
また、印刷層3を位置ずれなく形成するためには、縦方向の引張り応力が4.3N/mmであるときの、自己伸縮性フィルムの縦方向の伸び(50mm/分)が、9%以下(例えば、1%〜9%)であることが好ましく、4%〜9%であることがより好ましく、5%〜8%が特に好ましい。
前記縦方向の伸びは、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
具体的には、自己伸縮性フィルムを、他方向(筒状体の縦方向に相当)に長さ200mm(標線間距離100±2mm)、一方向(筒状体の周方向に相当)に長さ15±0.1mmの長方形に切り取り、サンプル片を作製する。このサンプル片の長辺方向(ストレッチラベル1の縦方向)を測定方向として、クロスヘッド速度一定型又は振子型引張試験機(伸張速度:50mm/分)を用いて、サンプル片を引張り、そのときの応力歪み曲線を得る。その曲線から求められる、引張り応力4.3N/mmのときのサンプル片の伸び(%)を、前記縦方向の伸びとする。
また、前記自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときに、少なくとも周方向に対して伸張倍率1.10倍に伸張させたときの引張り応力(以下、F10値とする)が、好ましくは1〜10N/mm、より好ましくは2〜8N/mm、特に好ましくは3〜7N/mmである。
また、前記少なくとも周方向に対して伸張倍率1.60倍に伸張させたときの引張り応力(以下、F60値とする)は、好ましくは1〜12N/mm、より好ましくは2〜10N/mm、特に好ましくは3〜9N/mmである。なお、F10値及びF60値の下限値が低すぎると伸張した状態で容器の締め付け力が弱くなりすぎ、見栄えの良い装着状態が得られない場合がある。
前記F10値及びF60値は、前記瞬間歪みの測定法の引張り試験により得られる、引張り応力と伸び(歪み)との応力歪み曲線から求めることができる。
上記のように、周方向の伸張倍率が1.60倍以上と高く、且つ周方向に1.60倍に伸張後の瞬間歪み(50mm/分)が13%以下、周方向のF10値が10N/mm以下といういずれも小さな値を示す高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いた場合には、その筒状体は、従来のストレッチラベル1にはない優れたストレッチ特性を有している。
高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を主成分として構成されていることが好ましい。かかるポリエチレンを使用することにより、伸縮率及びヒートシール性に優れたラベル基材を得ることができる。前記自己伸縮性フィルムは、複数種の線状低密度ポリエチレンを用いて積層構造とすることもできる。また、一種の線状低密度ポリエチレンを用いて形成される単層構造であってもよい。
前記線状低密度ポリエチレンは、エチレンと、αオレフィンとの共重合体であることが好ましい。αオレフィンとしては、炭素数が3〜20のαオレフィンであることが好ましく、炭素数が4〜8のαオレフィン(例えば、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテンなど)であることが特に好ましい。αオレフィン成分の含有量は、単量体成分の全重量に対して、好ましくは1〜20重量%であり、より好ましくは2〜15重量%であり、特に好ましくは5〜10重量%である。また、線状低密度ポリエチレンは、メタロセン系触媒を用いて重合されたものが特に好適である。これら線状低密度ポリエチレンは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記線状低密度ポリエチレンの密度は、上記のように、0.880〜0.930g/cmである。密度がこの範囲内であれば、良好なストレッチ特性が得られる。なお、線状低密度ポリエチレンの密度は、0.890〜0.925g/cmであることが好ましく、0.900〜0.920g/cmであることがより好ましく、0.905〜0.915g/cmであることが特に好ましい。
前記線状低密度ポリエチレンのMFR(190℃、2.16kg)は、1〜30g/10分である。MFRがこの範囲内であれば、生産性が良好になる。なお、線状低密度ポリエチレンのMFRは、1〜20g/10分であることがより好ましく、1〜10g/10分であることが特に好ましい。
前記線状低密度ポリエチレンは、市販品を用いることができる。適用可能な市販品としては、例えば、宇部丸善ポリエチレン(株)製の「ユメリット(登録商標)715FT,1540F,0540F」が挙げられる。
線状低密度ポリエチレンは、エチレン及び上記αオレフィン以外の単量体成分、例えば、酢酸ビニル(VA)等のカルボン酸ビニル、アクリル酸(AA)等の不飽和カルボン酸、メタクリル酸メチル(MMA)等の(メタ)アクリル酸エステルなどを含有していてもよい。また、「主成分」とは、本発明の目的を損なわない範囲で上記線状低密度ポリエチレン以外の樹脂や添加剤(例えば、滑剤や帯電防止剤等)などを含んでもよいという意味であって、例えば、自己伸縮性フィルムを構成する樹脂の総重量に対して上記線状低密度ポリエチレンが70重量%(70重量%以上)であってもよい。特に好ましくは、上記線状低密度ポリエチレンが90重量%以上含有される。
さらに、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムは、筒状体としたときの縦方向の屈折率が、厚み方向の屈折率よりも大きく、且つ1.507〜1.528である。前記縦方向の屈折率は、好ましくは1.510〜1.525である。また、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、縦方向の屈折率と同等又は縦方向の屈折率よりも小さく、且つ1.500〜1.528であることが好適であり、より好ましくは1.503〜1.520である。そして、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、厚み方向の屈折率と同等又は厚み方向の屈折率よりも大きいことが好ましい。自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率は、1.500〜1.510が好ましい。
特に、高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムの伸張性(ストレッチ特性)を損なうことなく、且つ伸張させたときに部分的な自己伸縮性フィルムの歪みを防ぐために、自己伸縮性フィルムの周方向の屈折率は、厚み方向の屈折率よりも大きく、且つ縦方向の屈折率と同等又は縦方向の屈折率よりも小さいことが好ましい。
また、前記自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率(Rtとする)に対する縦方向の屈折率(Rhとする)の比率(Rh/Rt)は、1.001〜1.030が好ましく、1.002〜1.020がより好ましく、1.003〜1.015が特に好ましい。
自己伸縮性フィルムの厚み方向の屈折率(Rt)に対する周方向の屈折率(Rcとする)の比率(Rc/Rt)は、1.000〜1.030が好ましく、1.001〜1.020がより好ましく、1.002〜1.015が特に好ましい。
自己伸縮性フィルムの縦方向の屈折率(Rh)に対する周方向の屈折率(Rc)の比率(Rc/Rh)は、0.980〜1.005が好ましく、0.985〜1.000がより好ましく、0.990〜0.999が特に好ましい。
前記フィルムの屈折率は、JIS K 7105、7142に準拠して測定できる。
前記屈折率は、例えば、JIS K 7142のA法に準拠した、アッベ屈折計((株)アタゴ製の製品名「アッベ屈折計NAR−2T」。Na白色光源)を用いて、測定波長589nmで測定できる。
自己伸縮性フィルムの上記屈折率は、自己伸縮性フィルムの主成分である上記線状低密度ポリエチレンの組成、及び自己伸縮性フィルムの延伸を制御することにより実現できる。特に、縦方向、周方向、及び厚み方向における屈折率の差は、自己伸縮性フィルムの延伸方向及び延伸倍率を制御することにより実現できる。
延伸倍率は、ストレッチ特性及び製造適性の両立の観点から、TD方向及びMD方向にそれぞれ1.01〜1.40倍であり、好ましくは1.03〜1.35倍、特に好ましくは1.05〜1.30倍である。前記自己伸縮性フィルムは、筒状体の周方向に延伸されていなくてもよいが、好ましくは、縦方向と同等以下の倍率で延伸されているものが好ましい。特に、延伸倍率が1.05〜1.30倍の範囲において、筒状体の周方向及び縦方向に対して同等の倍率で延伸されている自己伸縮性フィルムが好適である。
上記ストレッチラベル1は、例えば、次のようにして製造できる。
図5に示すようなラベル基材4を準備する。なお、機械的製造工程では、長尺状のラベル基材(図示せず)が用いられる。長尺状のラベル基材とは、一方向の長さに比して他方向の長さが十分に長い長尺体であり、例えば、一方向の長さが他方向の長さの10倍以上、好ましくは50倍以上の長尺体が用いられる。長尺状のラベル基材は、図5に示すラベル基材がその他方向に複数繋がったものとも言える。
この長尺状のラベル基材を、長手方向に送りながら筒状にし、図6(a)に示すように、その第1側端部41の裏面を第2側端部42の表面に重ね合わせる。第1側端部41と第2側端部42を重ね合わせると、第1側端部近傍7の裏面が延出片部6の表面に重なる。
重ね合わせた第1側端部41と第2側端部42、及び、延出片部6と第1側端部近傍7にそれぞれ熱と圧力を加え、第1側端部41と第2側端部42をヒートシールすると共に、延出片部6と第1側端部近傍7を一体化する。
前記熱と圧力を同時に加えるために、例えば、加圧バーを用いることができる。
具体的には、図6(b)に示すように、加圧バー9は、第1側端部41及び第1側端部近傍7の表面側から当てられる第1バー91と、第2側端部42及び延出片部6の裏面側から当てられる第2バー92と、を有し、第1バー91及び第2バー92は、相互に接離可能に移動できるようになっている。
第1バー91及び第2バー92は、何れか一方のみが加熱されていてもよいし、或いは、何れも加熱されていてもよい。図3に示すように、重合接着部5を構成する第1側端部41の先端部の外側隅部41aを角取りするために、第1側端部41の表面側から当てられる加圧バー(第1バー91)が少なくとも加熱されていることが好ましい。
なお、本実施形態では、第1バー91に加熱装置が具備されており、第2バー92は、加熱されていない。
第1バー91及び第2バー92の幅は、重合接着部5の幅と延出片部6の幅の合計と同じ又はそれよりも大きい。例えば、第1バー91及び第2バー92の幅は、重合接着部5の幅と延出片部6の幅の合計の、1倍〜10倍である。
このような加圧バー9を用いることにより、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面のヒートシール(重合接着部5の形成)、及び、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部の一体化を同時に行うことができる。
加圧バー9の温度は、自己伸縮性フィルムが溶融しうる温度以上であり、自己伸縮性フィルムを構成する合成樹脂の材質に応じて適宜設定される。
加圧バー9の温度は、自己伸縮性フィルムを構成する合成樹脂の融点以上で、その融点+50℃以下の範囲が好ましく、合成樹脂の融点+5℃以上で、その融点+30℃以下の範囲がより好ましい。
加圧バー9の圧力(加圧バー9によってラベル基材4に加えられる圧力)は、0.05MPa〜2MPaが好ましく、0.1MPa〜1MPaがより好ましい。圧力が低すぎると、延出片部6が第1側端部近傍7に良好に固着しないおそれがあり、圧力が高すぎると、フィルムが脆弱化するおそれがある。
加圧バー9によって加熱加圧されることにより、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面が接着すると共に、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部が固着する。
第1側端部近傍7は、加熱加圧により、溶融しながら延出片部6の先端部に強く押圧される。すると、延出片部6の先端部において第1側端部近傍7の印刷層3が部分的に分断され、延出片部6の先端部における合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合して、両者が一体化する。
このようにして長尺状のラベル基材を筒状に成形した長尺筒状体が得られる。この長尺筒状体を所要長さに切断することにより、本発明のストレッチラベル1が得られる。
なお、上記製法例では、重合接着部5の形成と、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部の一体化と、を同時に行っているが、重合接着部5を形成した後、別の工程で、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部を一体化してもよい。
例えば、上記で示した加圧バー9を、幅狭な加圧バーに変更し、まず、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面に第1バーと第2バーを当て、両側端部を加圧バーにてヒートシールした後(重合接着部5の形成後)、第1側端部近傍7の表面と延出片部6の裏面に第1バーと第2バーを当て、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部を加圧バーにて一体化してもよい。
或いは、第1側端部41の裏面と第2側端部42の表面の間に接着剤を介在させ、両側端部を接着剤にて接着した後(重合接着部5の形成後)、第1側端部近傍7の表面と延出片部6の裏面に第1バーと第2バーを当て、第1側端部近傍7と延出片部6の先端部を加圧バー9にて一体化してもよい。
本発明のストレッチラベル1は、拡張力を加えることによって拡径させ、その状態で容器などの被着体の所定位置に嵌挿し、その後、拡張力を解除することによって被着体に装着できる。
1.25倍程度に伸張可能なストレッチラベル1は、装着箇所に径差のある部分を有する被着体への装着には適さないが、装着箇所に実質的に径差がない被着体への装着には適している。
中でも、上記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムから形成されたストレッチラベル1は、特に、径差の大きい部分を有する被着体への装着に好適である。
径差の大きい部分を有する被着体としては、代表的には、飲料容器、調味料容器、シャンプーなどのサニタリー容器、洗剤容器、化粧品容器、医薬品容器などの各種容器が代表的に挙げられる。
本発明のストレッチラベル1は、重合接着部5の端から延出された延出片部6の少なくとも先端部が第1側端部近傍7に一体的に固着されている。かかるストレッチラベル1は、それを拡径した際に延出片部6が立ち上がることを防止できる。このため、本発明のストレッチラベル1は、重合接着部5に皺が発生し難くなる。
特に、厚み50μm以下の比較的薄い自己伸縮性フィルムを用いるストレッチラベル、又は、高伸張させて使用できるストレッチラベル(代表的には、上記高伸縮タイプの自己伸縮性フィルムを用いるストレッチラベル)に、本発明を適用すると、その効果が顕著に現れる。
なお、本発明のストレッチラベル1は、上記で示した様々な構成に限定されず、適宜設計変更できる。
本発明では、上述のように、延出片部6の一部又は全体が第1側端部近傍7のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍7に一体的に固着されている。上記では、その一体的に固着された状態として、加熱加圧によって、延出片部6の先端部における合成樹脂と第1側端部近傍7の合成樹脂が融合した状態を例示しているが、これに限定されない。
本発明のストレッチラベル1においては、延出片部6の一部又は全体が第1側端部近傍7に一体的に固着されていればよく、その固着手段は特に限定されず、任意の適切な手段を用いることができる。
例えば、(延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7のフィルム部分を構成する合成樹脂が融合せず)延出片部6の表面と第1側端部近傍7の印刷層3の裏面が熱圧着によって一体的に固着されていてもよいし、或いは、延出片部6の表面と第1側端部近傍7の裏面が接着剤を介して一体的に固着されていてもよい。もっとも、ストレッチラベル1を拡径した際に、延出片部6が第1側端部近傍7から離反することを特に抑制できることから、延出片部6を構成する合成樹脂と第1側端部近傍7のフィルム部分を構成する合成樹脂が融合して一体化されていることが好ましい。
1 ストレッチラベル
2 合成樹脂フィルム(自己伸縮性フィルム)
3 印刷層
4 ラベル基材
41 第1側端部
42 第2側端部
5 重合接着部
6 延出片部
7 第1側端部近傍

Claims (5)

  1. 自己伸縮性の合成樹脂フィルムを有するラベル基材の第1側端部の裏面を第2側端部の表面に重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接着することにより重合接着部が形成されたストレッチラベルにおいて、
    前記第2側端部の縁には、前記重合接着部の端から周方向に延出された延出片部が形成され、
    第1側端部近傍の裏面と前記延出片部の表面の間に印刷層が介在され、
    前記延出片部の一部又は全体が、前記第1側端部近傍のフィルム部分の厚み方向に入り込み且つ第1側端部近傍に一体的に固着されている、ストレッチラベル。
  2. 前記延出片部の先端部よりも先において、前記第1側端部近傍のフィルム部分が厚肉状に盛り上がっている、請求項1に記載のストレッチラベル。
  3. 前記延出片部を構成する合成樹脂と前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、一体的に固着された部分において融合している、請求項1または2に記載のストレッチラベル。
  4. 前記第1側端部近傍のフィルム部分を構成する合成樹脂が、前記延出片部の先端部を回り込み、延出片部の裏面に延在している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のストレッチラベル。
  5. 前記延出片部の先端部の裏面と前記第1側端部近傍の裏面とが、連続した面を形成している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のストレッチラベル。
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