JPH11348998A - ラベル付き容器 - Google Patents

ラベル付き容器

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JPH11348998A
JPH11348998A JP15570098A JP15570098A JPH11348998A JP H11348998 A JPH11348998 A JP H11348998A JP 15570098 A JP15570098 A JP 15570098A JP 15570098 A JP15570098 A JP 15570098A JP H11348998 A JPH11348998 A JP H11348998A
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JP
Japan
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label
container
container body
sheet
pouring
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JP15570098A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyajima
俊明 宮島
Takahiro Yoshida
隆浩 美田
Haruyoshi Kawada
治慶 河田
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Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、宣伝効果の高いラベル付き容器を
提供することを課題する。 【解決手段】 ラベル3の装着部3aが、容器本体2の
胴部2bに装着されたラベル付き容器に於いて、前記ラ
ベル3の装着部3aには、容器本体2の注出部2aを越
える被覆部3bが延出されていると共に、被覆部3bの
端部が封止されており、前記容器本体2の注出部2aが
前記被覆部3bによって覆われていることを解決手段と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー、液体
洗剤及びジュース等の液体、マヨネーズ及びケチャップ
等の粘状体、調味料等の粒状又は粉状体、酸素等の気体
等のような各種の被充填物を充填可能で且つ該被充填物
を注出可能な合成樹脂製容器、ガラス製容器、金属製容
器等のような各種の容器本体にラベルが装着されたラベ
ル付き容器に関し、具体的には、宣伝効果を高めること
が期待できるラベルが容器本体に装着されたラベル付き
容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
上記被充填物を充填する包装体としては、大別して、内
部に被充填物を密封状態で充填可能な袋と、該袋と同様
に被充填物を密封状態で充填可能な容器とが用いられて
いる。具体的には、袋としては、例えば、多層構造の合
成樹脂シートの縁を熱接着して自立可能に形成されたい
わゆるパウチ等が知られており、一方、容器としては、
例えば、所定形状を維持可能なポリエチレンテレフタレ
ートやポリプロピレン製等の筒状中空体の上方に被充填
物を注出する注出部が形成されたいわゆるブロー成形容
器等が知られている。
【0003】ここで、包装体としての容器と袋とを対比
すると、一般的には、容器は、持ち易く且つ注出部か
ら被充填物を注出し易やすい、充填等の作業コストを
含めた場合、多層構造のシートによって形成された袋に
比べて、製造コストが安い、被充填物を充填する際に
充填スピードが速く生産性がよい、被充填物を使い切
れない場合であっても栓をしてそのままで保管できる等
の機能面に於いて利点がある。
【0004】特に、近年、環境問題によるゴミ減らしの
ため、シャンプー等の被充填物に関しては、他の容器に
移し替えて使用される潰し易い薄肉ボトルや袋入りの流
通形態が盛んに行われており、かかる詰替用被充填物が
パウチ等の袋に充填されている場合、移し替える際に被
充填物がこぼれたり、或いは、詰替える被充填物の全て
が他の容器に入らずにその後の保管に困ったりすること
があり、この点を考慮すると薄肉ボトル等の容器の方が
優れている。
【0005】しかしながら、容器は、袋に比して、需要
者の視覚に訴えて注意を引きつける宣伝効果が低く、見
劣りするという欠点があると思われる。
【0006】即ち、同量の被充填物が充填された袋と容
器を対比すると、袋は、シートの重合体からなるので、
一般的には、容器に比して、正面から見える面積(外観
した際に輪郭が最も大きく見える方向から見た輪郭の面
積、以下、「輪郭面積」という場合がある)が広い。従
って、容器は、袋に比して、全体形状(輪郭)が小さく
見える傾向があり、目立ちにくく、輪郭による宣伝効果
が低いと思われる。
【0007】勿論、容器の胴部には、従来、宣伝効果等
を期待して筒状のラベルが装着されていることは周知で
あるが、従来から装着されているラベルは、容器の形状
に沿って密着状態で装着されているので、容器の輪郭を
実際よりも大きく見せるという効果がなく、一方、シー
トからなる袋は、該シートに容易に任意の色彩・模様・
文字等の表示を印刷でき、しかも、輪郭面積が広いため
印刷量も多く、袋は、容器に比して、輪郭による宣伝効
果のみならず、表示による宣伝効果についても高いと言
える。
【0008】尚、容器は、被充填物に応じて容器自体の
色彩を変えることがよく行われているが、色彩の異なる
容器を多種類少数生産すると、成形機の清掃等の管理
上、生産性が悪いという問題点もある。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みて、宣伝効果
の高いラベル付き容器を提供することを課題する。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
する手段としては、ラベル3の装着部3aが、容器本体
2の胴部2bに装着されたラベル付き容器に於いて、前
記ラベル3の装着部3aには、容器本体2の注出部2a
を越える被覆部3bが延出されていると共に、被覆部3
bの端部が封止されており、前記容器本体2の注出部2
aが前記被覆部3bによって覆われていることにある。
【0011】かかる構成からなるラベル付き容器は、ラ
ベル3の装着部3aから容器本体2の注出部2aを越え
るまで延出された被覆部3bの端部が封止され、容器本
体2の注出部2aが被覆部3bによって覆われているの
で、従来のラベル付き容器(容器の形状に沿ってラベル
が密着して装着されたもの)と異なり、全体として輪郭
が大きく見える。
【0012】即ち、ラベル3の装着部3aから被覆部3
bを延出することにより、本発明に係るラベル付き容器
は、その輪郭面積が広くなり、他の包装形態である袋と
対比しても、輪郭による宣伝効果に劣ることはない。勿
論、ラベル3の被覆部3bには、容易に任意の色彩・模
様・文字等の表示を印刷できるので、表示による宣伝効
果についても袋と対比して劣ることはない。
【0013】また、ラベル3の被覆部3bの端部が封止
されて容器本体2の注出部2aが覆われているので、保
管時等に容器本体2の注出部2aに塵等が付着しない。
【0014】尚、ラベル3の装着部3aとは、少なくと
もその一部が容器本体2の胴部2bに装着可能なラベル
3の一部分をいい、一方、ラベル3の被覆部3bとは、
装着部3aから容器本体2の注出部2aの端部を越える
程度まで延出されて封止されることによって、容器本体
2の注出部2aとの間に間隙を有した状態で該注出部2
aを覆うラベル3の一部分をいう。また、ラベル3の装
着部3aが、容器本体2の胴部2bに装着されていると
は、ラベル3が不用意に離脱しない程度、つまり、故意
に除去しようとしなければ容器本体2から離脱しない状
態をいう。
【0015】また、例えば、請求項3記載の手段のよう
に、ラベル3を、加熱により接着性を発揮し且つ冷却に
より固化する感熱接着剤11が裏面10a全面に塗布さ
れたシート体10から構成すれば、該シート体10の感
熱接着剤11を、加熱により接着性を発揮させた状態で
容器本体2の胴部2bに沿って巻き付けて筒状に形成す
ることにより前記ラベル3を構成することができる。
【0016】即ち、シート体10の一部を容器本体2の
胴部2bの周囲に沿って巻き付けることにより、シート
体10の一部が感熱接着剤11を介して容器本体2の胴
部2bに接着して装着部3aを構成でき、一方、シート
体10の他の部分が容器本体2の注出部2aに接触せず
に(一般に、容器本体2の注出部2aは、胴部2bの周
囲よりも細く形成されているため、巻き付け時にシート
体10の裏面10aと接触しない)被覆部3bを構成で
き、該被覆部3bの端部を封止することによりラベル3
を構成することができる。
【0017】また、感熱接着剤11は冷却により固化す
るので、ラベル3を構成後に被覆部3bの裏面10aに
塗布された感熱接着剤11が容器本体2の注出部2aに
接着することもない。従って、シート10の裏面10a
全面に感熱接着剤11を塗布しても不都合がなく、シー
ト体10の裏面10aの一部に接着剤等を塗布する場合
に比して、シート体10を製造し易い。
【0018】上記各ラベル付き容器は、ラベル3を開封
して容器本体2の注出部2aから被充填物を注出するの
であるが、該ラベル3は、その装着部3aが容器本体2
の胴部に装着されているので、ラベル3の全てが容器本
体2から除去されることはない。この点、例えば、マヨ
ネーズの包装のように、容器を袋で単に包装したものと
は根本的に異なる。
【0019】また、ラベル3を開封する際には、請求項
2記載の手段のように、前記ラベル3に、容器本体2の
注出部2aを露出させるための開封手段が設けられてい
れば、手で容易にラベル3を分断して注出部2aを露出
させることができるので好ましい。尚、開封手段として
は、ミシン目やカットテープをラベルに設ける手段等が
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。尚、便宜上、容器本体の注出部側の方向を
「上方」、容器本体の底部側の方向を「下方」として説
明する。
【0021】図1及び図2に示すように、1は、ラベル
3の被覆部3bによって容器本体2の注出部2aが被覆
され、且つラベル3の装着部3aが容器本体2の胴部2
bに接着剤等の装着手段によって接着にて装着されたラ
ベル付き容器を示す。
【0022】より詳しくは、容器本体2は、内部に被充
填物を充填可能な中空状の胴部2bと、該胴部2bの上
方に次第に狭搾されて細くなった段部2dの上端に形成
され、且つ被充填物を注出する注出部2aとから形成さ
れており、該容器本体2は、自身で所定形状(例えば、
胴部2bが筒状等)を維持可能な程度の強度を有する。
尚、5は、注出部2bに嵌着脱自在に取付けられたキャ
ップを示す。
【0023】ラベル3は、縦接合部3dが熱接着、接着
等の接合手段により接合されることによって容器本体2
の胴部2bの外周面全体を包囲可能な筒状に形成され、
且つ容器本体2の胴部2bに装着可能な装着部3aと、
該装着部3aの上方に容器本体2の注出部2aを越える
まで延出された筒状の被覆部3bと、該被覆部3bを構
成するシート体の上方端部が重ねられ、且つ熱接着、接
着等の接合手段によって接合された接合部3cとから構
成されている。
【0024】かかるラベル3は、装着部3aの裏面に塗
布された感熱接着剤によって容器本体2の胴部2bに接
着されている。従って、ラベル3は、装着部3aによっ
て容器本体2から不用意に離脱することはなく、又、ラ
ベル3の被覆部3bは、その端部が接合部3cにより封
止されているので、容器本体2の注出部2aとの間に十
分な間隙7を有して膨らんだ状態で、正面から見て略扁
平状をなしている。
【0025】尚、必要に応じて、ラベル3の装着部3a
の下方端部に、容器本体2との隙間の発生を防止すべ
く、湾曲手段を具備してもよい。かかる湾曲手段によっ
て装着部3aの下方端部は、内側に湾曲して容器本体2
に密着する。かかる湾曲手段としては、ラベル3を、容
器本体2の周方向Xに縮径しうる熱収縮性の合成樹脂製
シート体で形成する手段や、恰もバイメタルの如く、内
面側が収縮率の高い多層シート体でラベル3を形成する
等の手段がある。
【0026】さらに、上記ラベル3には、被覆部3bに
よって被覆された容器本体2の注出部2aを露出させる
ためにラベル3の一部を分断する開封手段が設けられて
いる。具体的には、ラベル3には、開封手段として、一
条のミシン目8(断続孔)が、容器本体2の胴部2bと
段部2dとの境界部分の僅かに注出部2a寄りであっ
て、容器本体2の周方向Xに刻設されている。
【0027】さらに、ラベル3自体を、少なくとも周方
向Xに引裂方向性が付与されたシート体から形成しても
よく、特に、ミシン目8が設けられ、且つ引裂方向性が
付与されたラベル3は、ミシン目8に沿って極めて容易
にラベル3が分断され易くなるのでより好ましい。尚、
ミシン目8としては、切断部8aと非切断部8bのそれ
ぞれの寸法が0.3〜3mm程度のものが、ラベル3を
分断する上で好ましい。また、ラベル3には、色彩、模
様、文字等の表示が任意に印刷されている。
【0028】次に、上記ラベル及びラベル付き容器の製
造方法を例示する。ラベル3は、図3に示すように、例
えば、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂製の
シート、紙製のシート、不織布、薄布等からなる所定形
状(装着部3aと被覆部3bとを形成可能な大きさ)の
シート体10によって形成される。
【0029】より具体的には、かかるシート体10は、
横方向X(容器本体2の周方向X)の長さが、側縁部1
0bに糊代を確保するために容器本体2の胴部2bの外
周面の周囲よりも長く形成された長方形状に形成されて
いる。
【0030】かかるシート体10の裏面10aの全面に
は、装着手段として、加熱により接着性を発揮し且つ冷
却(常温下)により固化する感熱接着剤11が塗布され
ている。また、かかる感熱接着剤11が塗布されたシー
ト体10には、装着部3aと被覆部3bとを区画する位
置に、開封手段としてのミシン目8が周方向Xに刻設さ
れている。
【0031】さらに、例えば、シート体10が合成樹脂
製のシート体からなる場合には、少なくとも一方向(例
えば、周方向X)に延伸処理することにより、引裂方向
性が付与されたラベル3を形成することができる。
【0032】上記シート体10の感熱接着剤11を加熱
して、該感熱接着剤11を軟化又は溶融させて接着性を
発揮させ、図4に示すように、シート体10の裏面10
aを容器本体2側に向け、ミシン目8を容器本体2の胴
部2bの僅かに上方に位置させて該シート体10を、内
部に被充填物が充填された容器本体2の胴部2bに沿っ
て巻き付ける。
【0033】かかる巻き付けにより、シート体10の装
着部3aの裏面10aが容器本体2の胴部2bに接着さ
れる。
【0034】そして、巻き付けられたシート体10の両
側縁部10b,10bを重ね合わせて縦方向Yに接着し
て縦接合部を形成することにより筒状とする。尚、シー
ト体10の被覆部3bの裏面10aは、巻き付け時に容
器本体2の注出部2aや段部2dに接触しないため、該
注出部2a等に装着されることはない。最後に、筒状に
形成された被覆部3bの端部を重ね合わせて接着して接
合部3cを形成し、該被覆部3bを封止することによ
り、図1に示すような、ラベル付き容器1が製造され
る。
【0035】上記構成からなるラベル付き容器1は、ラ
ベル3の被覆部3bによって、ラベル3の注出部2aの
輪郭が実際よりも大きく見え、輪郭による宣伝効果、表
示による宣伝効果が高いものとなる。従って、例えば、
該ラベル付き容器1を店頭に陳列した場合、従来のラベ
ル付き容器(即ち、ラベルが容器本体の一部に密着した
ラベル付き容器)よりも目立ち、又、パウチ等の袋と比
較しても見劣りすることはない。
【0036】さらに、被充填物を注出する際には、ミシ
ン目8に沿ってラベル3を分断することにより、図5に
示すように、被覆部3bのみが除去され、容器本体2の
注出部2aが完全に露出し、被充填物を注出することが
できる。特に、開封手段が設けられた方向に引裂方向性
が付与されたシート体10からなるラベル3の場合に
は、極めて分断しやすい。そして、ラベル3を開封後で
あっても、ラベル3の装着部3aは容器本体2の胴部2
bに装着されたままであるため、容器本体2が裸の状態
とならず、該装着部3aに印刷された表示によって容器
本体を識別することができるのである。
【0037】尚、上記実施形態に於いて、ラベル3の装
着部3aは、容器本体2の胴部2bの外周面全体を包囲
しているが、例えば、図6に示すように、容器本体2の
胴部2bの中途部から上方のみを包囲するように装着さ
れていてもよい。但し、ラベル3の装着部3aが、容器
本体2の胴部2bの全体を包囲して装着されている場
合、容器本体2が外部に露出しないので、ラベル3によ
って紫外線防止を行ったり、又、被充填物に応じて容器
自体の色彩を変えずとも、ラベル3の色彩を変えること
により被充填物に応じて色彩の異なるラベル付き容器1
を提供できるという利点がある。
【0038】また、上記実施形態に於いて、ラベル3の
装着部3aは、その裏面10a全面が容器本体2の胴部
2bに接着等の手段により装着されているが、必ずしも
装着部3aの裏面10a全面が装着されている構成に限
定されず、例えば、図7に示すように、装着部3aの一
部のみが接着等の手段により容器本体2に装着された構
成であってもよい(図中、装着部3aのうち、容器本体
2に装着された部分を網掛けで表す)。かかる構成の場
合、装着部3aの装着部分の周りにミシン目8等の開封
手段を設けておけば、開封容易なだけでなく、開封後で
もラベル3の装着部3aが容器本体2に残存する。
【0039】さらに、上記実施形態に於いて、ラベル3
を容器本体2に装着する装着手段は、ラベル3の裏面1
0aに塗布した感熱接着剤11からなるが、必ずしも接
着手段は、感熱接着剤11に限定されず、加熱をせずと
も接着する通常の接着剤(又は粘着剤)をラベル3の裏
面10aに塗布してもよい。
【0040】この場合、図8に示すように、シート体1
0の裏面10aのうち、被覆部3bに相当する裏面10
a’以外の部分に通常の接着剤15を塗布しておけば、
ラベル3を容器本体2に装着した際に、被覆部3bが容
器本体2に接着しない。また、特に図示しないが、シー
ト体10の裏面10aの全面に通常の接着剤15を塗布
した後、被覆部3bに相当する裏面10aにのみ、非接
着性のオーバーコート層を設けても同様の効果が得られ
る。
【0041】加えて、装着手段は、ラベル3の裏面10
aに各種接着剤を塗布する構成に限定されず、例えば、
ラベル3を熱収縮性のシート体10で形成し、且つラベ
ル3の装着部3aのみを熱収縮して密着させることによ
り容器本体2に装着してもよい。要は、ラベル3の一部
が容器本体2に不用意に脱離しないように装着できる装
着手段であればよい。
【0042】さらに、上記実施形態に於いて、開封手段
は、ラベル3に刻設された一条のミシン目8からなる
が、必ずしも開封手段は一条のミシン目8に限定され
ず、例えば、図6に示すように、開封手段として、ラベ
ル3の周方向Xに二条のミシン目8,8を設けてもよ
い。かかる二条のミシン目8,8を開封手段とする場
合、シート体10の側縁部10bに、該ミシン目8,8
に連続する切込12,12を設けることは開封する上で
好ましい。さらに、開封手段の他例として、図8に示す
ように、裏面10aにカットテープ14が設けられたシ
ート体10を用いてラベル3を形成してもよい。
【0043】また、上記実施形態に於いて、開封手段
は、容器本体2の胴部2bと段部2dとの境界部分の僅
かに注出部2a寄りに設けられているが、開封手段が設
けられる位置は、かかる位置に限定されず、例えば、図
6に示すように、容器本体2の注出部2a近傍に設けら
れていてもよく、又、図7に示すように、容器本体2の
胴部2bに設けられていてもよい。要は、ラベル3を分
断して被覆部3bから容器本体2の注出部2aを露出さ
せることができ、しかも、容器本体2に装着された装着
部3aまでもが除去されない位置に開封手段が設けられ
ていればよい。従って、開封手段が設けられる方向につ
いても周方向Xに限定されず、縦方向Yその他の方向に
任意に設けられる。
【0044】尚、上記に示した様々な実施形態は、本発
明の意図する範囲で、適宜変更、置換、組合わせ等が可
能であり、例えば、容器本体2の形状についても、図6
及び図7に示すように種々の形状のものが用いられる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明に係るラベル付き容
器は、容器本体の注出部が、ラベルで覆われて輪郭面積
が広くなるので、輪郭による宣伝効果が期待できる。ま
た、輪郭面積が広くなれば、その部分に印刷等によって
任意の表示を施すことができるので、表示による宣伝効
果を高めることができる。従って、例えば、本発明に係
るラベル付き容器が店頭に陳列された際には、需要者の
視覚に訴えて注意を喚起する効果が期待され、袋からな
る包装袋と見劣りすることはない。このように本発明に
係るラベル付き容器は、注出し易い等の機能面と、需要
者の視覚に訴えるという宣伝面を兼ね備え、従来の包装
体とは異なる優れたものである。
【0046】また、請求項2記載の手段によれば、ラベ
ルを開封する際、手で容易にラベルを分断して注出部を
露出させることができる。尚、ラベルを開封した後で
も、ラベルの装着部(一部)は、容器本体に装着されて
いるので、ラベルを開封した後であっても、該装着部
(一部)は容器本体から除去されることはなく、開封後
も容器本体には表示が残存し、識別に困ることもない。
【0047】さらに、請求項3記載の手段によれば、シ
ート体を容器本体の胴部に沿って巻き付けるという比較
的簡単な作業で、容器本体の胴部に装着された装着部と
容器本体の注出部を覆う被覆部とを有するラベルを構成
することができる。また、加熱により接着性を発揮し且
つ冷却により固化する感熱接着剤は、シート体の裏面全
面に塗布されているので、シート体の裏面一部に塗布す
る場合に比してシート体を製造し易いという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル付き容器の一実施形態を示
す正面図。尚、太い点線は、ミシン目を示す(図4、図
6及び図7に於いて同じ)。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】(イ)は、シート体の一実施形態を示す平面
図、(ロ)は、同図(イ)のB−B線断面図。
【図4】シート体を容器本体に巻き付けている状態であ
って、ラベル付き容器の製造上の一過程を示す参考正面
図。
【図5】ラベル開封後のラベル付き容器を示す断面図。
【図6】ラベル付き容器の他の実施形態を示す正面図。
【図7】ラベル付き容器の他の実施形態を示す正面図。
尚、便宜上、装着部分を網掛けで示す。
【図8】(イ)は、シート体の他実施形態を示す裏面側
から見た平面図、(ロ)は、同図(イ)のC−C線断面
図。尚、同図(イ)に於いて、便宜上、接着剤が塗布さ
れた部分を網掛けで示す。
【符号の説明】
2…容器本体、2a…注出部、2b…胴部、3…ラベ
ル、3a…装着部、3b…被覆部、10…シート体、1
0a…裏面、11…感熱接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル(3)の装着部(3a)が、容器
    本体(2)の胴部(2b)に装着されたラベル付き容器
    に於いて、前記ラベル(3)の装着部(3a)には、容
    器本体(2)の注出部(2a)を越える被覆部(3b)
    が延出されていると共に、被覆部(3b)の端部が封止
    され、前記容器本体(2)の注出部(2a)が前記被覆
    部(3b)によって覆われていることを特徴とするラベ
    ル付き容器。
  2. 【請求項2】 前記ラベル(3)には、前記容器本体
    (2)の注出部(2a)を露出させるための開封手段が
    設けられている請求項1記載のラベル付き容器。
  3. 【請求項3】 前記ラベル(3)が、加熱により接着性
    を発揮し且つ冷却により固化する感熱接着剤(11)が
    裏面(10a)全面に塗布されたシート体(10)から
    構成されている請求項1又は2記載のラベル付き容器。
JP15570098A 1998-06-04 1998-06-04 ラベル付き容器 Pending JPH11348998A (ja)

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