JP4942266B2 - サブマージドモータポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯蔵タンク内に設けた揚液コラム内の下端部分にワイヤー等で吊り下ろして取り扱い液に浸漬する状態で設置され、必要に応じて引き上げられるサブマージドモータポンプに関し、特に、液化ガスタンカーやタンクローリーなど揺れのある貯蔵タンクに設置するものとして適するものである。
【0002】
【従来の技術】
液化ガスタンカーの貯蔵タンクに使用されるサブマージドモータポンプは、一般的には荷降ろしの時に揚液コラム内に吊り降ろして設置して使用し、航行中は、揺れのために揚液コラムにぶつかって損傷したり、着座位置(設置位置)がずれることを防止するために引き上げている。このため、荷降ろしの度にサブマージドモータポンプの設置、取り外し作業を行う必要があった。
【0003】
着座姿勢を矯正する機構を備えた従来のサブマージドモータポンプとしては、本願出願人が出願した特開平8−296581号公報記載のものがある。このサブマージドモータポンプは、その上端部に、ポンプ動作により作動してコラムケーシング(揚液コラム)の内壁部へ向けて伸長する複数のシリンダを設け、各シリンダが貯蔵取扱液内の圧力とポンプ動作圧力との間の差圧で作動し、ピストンの上死点伸長時におけるピストン先端部の長さを所定長さに設定するという構成である。そして、サブマージドモータポンプが異常着座した場合には各シリンダの作用により着座姿勢を矯正し、且つこの姿勢を保持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来のサブマージドモータポンプにおいては、ポンプ作動時でなければ各シリンダがピストンを伸長しないので、ポンプ停止時には着座位置を保持することができない。また、上下方向の揺れに対して、ポンプが着座位置から浮き上がることを防止できない。
このため、例えばタンカーやタンクローリーなどに従来の前記サブマージドモータポンプを設けても、ポンプ停止時には揺れにより着座位置がずれてしまい、また、揺れにより揚液コラムにぶつかって損傷することを防止することができない。また、揚液コラムの着座位置でサブマージドモータポンプが繰り返し揺れると、密着しているシート面を損傷して液漏れが発生し、ポンプ動作時のポンプ効率を低下させるおそれがある。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑み提案されたものであり、その目的は、ポンプ作動時と停止時とにかかわらず、常に揚液コラムとの位置関係を規制して、貯蔵タンクが揺れてもポンプは揚液コラムの所定位置で所定の姿勢でガタツクことなく確実に着座し、揺れによる損傷を防止することができるサブマージドモータポンプを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、揚液コラム内の下端部分の着座位置に、吊り材により吊り下ろして設置し、吊り材により引き上げ可能なサブマージドモータポンプにおいて、
上記吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかからない着座状態では揚液コラムに当接してサブマージドモータポンプの位置を固定する固定状態と、吊り材に上記自重がかかる吊り下げ状態では揚液コラムから離隔する解除状態とに変換する固定部材を有する固定機構を備え
前記固定機構が、
吊り材の下端に接続され、吊り材が吊り上げ操作の開始により上昇し始めて支持位置に位置するとケーシング側に設けた支持部に係合してサブマージドモータポンプの自重を受け、前記着座状態では上記支持位置から下降可能な昇降部材と、
該昇降部材に機械的伝達部材を介して接続され、昇降部材が下降すると突出して揚液コラムに当接し、昇降部材が上昇すると後退して揚液コラムから離隔する固定部材と、該固定部材が突出する方向に付勢する付勢部材とから構成されていることを特徴とするサブマージドモータポンプである。
【0008】
請求項2に記載のものは、前記昇降部材が、ケーシングの上部に配置され、吊り材の下端に接続される接続部と、該接続部から横方向に延設されて前記支持部に係合可能な横材と、該横材の先端部分に接続されて下方に延設された縦材と、からなり、
前記固定部材は、ケーシング側に基端を軸着し、外側に向けた先端に揚液コラムに当接する当接部を有する揺動腕からなり、
前記機械的伝達部材は、一端を揺動腕の途中に軸着し、他端を上記縦材の下端に軸着したリンク部材からなり、
縦材が下降するとリンク部材を介して揺動腕が先端を外側に倒す方向に回動して当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換し、縦材が上昇するとリンク部材を介して揺動腕が戻り回動して当接部が揚液コラムから離隔して解除状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサブマージドモータポンプである。
【0009】
請求項3に記載のものは、前記昇降部材が、ケーシングの上部に配置され、吊り材の下端に接続される接続部と、該接続部から横方向に延設されて前記支持部に係合可能な横材と、該横材の先端部分に接続されて下方に延設された縦材と、からなり、
前記固定部材は、先端の当接部を外側に向けて横方向に移動可能に設けられたスライドキー部材からなり、
前記機械的伝達部材は、上記縦材とスライドキー部材とのいずれか一方に形成された傾斜カム面と、他方に設けられて上記傾斜カム面に摺動する摺動部材とからなり、
縦材が下降するとスライドキー部材が前進して先端の当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換し、縦材が上昇するとスライドキー部材が後退して当接部が揚液コラムから離隔して解除状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサブマージドモータポンプである。
【0010】
請求項4に記載のものは、揚液コラム内の下端部分の着座位置に、吊り材により吊り下ろして設置し、吊り材により引き上げ可能なサブマージドモータポンプにおいて、
上記吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかからない着座状態では揚液コラムに当接してサブマージドモータポンプの位置を固定する固定状態と、吊り材に上記自重がかかる吊り下げ状態では揚液コラムから離隔する解除状態とに変換する固定部材を有する固定機構を備え、
前記固定機構が、吊り材の下端に接続された昇降部材と、該昇降部材に上端を軸着してハ字状に設けられた上腕部材と、各上腕部材の下端に軸着されて逆ハ字状に設けられて下端をケーシング側に間隔を空けて軸着された下腕部材と、上腕部材の下端と下腕部材の上端との接続部に設けた当接部とを備え、
下腕部材の軸着部分の上記間隔内に両側に位置する下腕部材により挟み付けられる状態で挟み角規制部材を設け、
吊り材にサブマージドモータの自重がかかる吊り下げ状態では昇降部材が上昇して下腕部材が挟み角規制部材に当接するまで起立して当接部が揚液コラムから離隔する解除状態に変換し、吊り材に自重がかからない着座状態では昇降部材が下降して下腕部材が上端を外側に倒す方向に回動して当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換するようにしたことを特徴とするサブマージドモータポンプである。
【0011】
請求項5に記載のものは、揚液コラムの内壁に、前記固定部が係合する段差係合部を形成したことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のサブマージドモータポンプである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るサブマージドモータポンプ1を液化ガスタンカーの貯蔵タンク2内に垂設した揚液コラム3内に設置した状態を示す断面図、図2は固定機構4を備えたサブマージドモータポンプ1の正面図である。
【0013】
サブマージドモータポンプ1は、ケーシング11内の上部に設けたモータの出力軸を兼ねた軸にインペラを固定し、このインペラの回転により下端に開口したサクションマニホールドから液化天然ガス等の取扱液を吸い込んでケーシング11の外周面に開口している吐出口から吐出して揚液コラム3内の取扱液の液面を上昇するものであり、パイプ材からなる揚液コラム3内の下端部分の所定位置に、引き上げ可能な状態で設置される。そして、このサブマージドモータポンプ1を設置するには、ウインチ等の吊り上げ装置12から伸ばした吊り材であるワイヤー13で吊り下げて所定位置まで下降する。
この様にしてサブマージドモータポンプ1を所定位置まで下降して揚液コラム3の下端部分に形成した着座シート面15上に着座させると、揚液コラム3の下端に設けたフート弁本体16がサブマージドモータポンプ1の重さで開くとともに、固定機構4がサブマージドモータポンプ1を揚液コラム3の内壁に固定する。
【0014】
本発明に係るサブマージドモータポンプ1に設ける固定機構4は、吊り材13にサブマージドモータポンプ1の自重がかからない着座状態では揚液コラム3に当接してサブマージドモータポンプ1の上方向及び横方向の位置を固定する固定状態と、吊り材13に上記自重がかかる吊り下げ状態では揚液コラム3から離隔する解除状態とに変換する固定部材を有する。
【0015】
図2及び図3に示す固定機構4の第1の実施形態では、吊り材13の下端に接続され、吊り材13が吊り上げ操作の開始により上昇し始めて支持位置(図2中一点鎖線で示す位置)に位置するとケーシング11側に設けた門状の支持部20に下方から係合してサブマージドモータポンプ1の自重を受け、着座状態では上記支持位置から下降可能な昇降部材21と、該昇降部材21に機械的伝達部材22を介して接続され、昇降部材21が下降すると突出して揚液コラム3に当接し、昇降部材21が上昇すると後退して揚液コラム3から離隔する固定部材23と、該固定部材23が突出する方向に付勢する付勢部材24とから構成されている。本実施形態における支持部20は、ケーシング11の上面の中央に、所定の間隔を開けて同じ高さの支柱26を4本立設し、この支柱26の上端に昇降部材21の接続部27が貫通する開口部を開設した板材28を固定し、板材28の下の空間内を昇降部材21の横材29が所要のストロークで上下動できるように構成されている。
【0016】
本実施形態における前記昇降部材21は、ケーシング11の上部に配置され、吊り材13の下端に接続されるアイボルト状の接続部27と、該接続部27から横方向に延設されて前記支持部20の空間内を左右方向に貫通して板材28に下方から係合可能な棒状の横材29と、該横材29の先端部分に接続されて下方に延設されたロッド状の縦材30とから構成されている。そして、縦材30は、ケーシング11の上部から左右に突設した突設部31に開設したガイド孔内を貫通している。
【0017】
前記固定部材23は、ケーシング11の側面下部に固定した断面コ字状のブラケット32の下部に基端を軸着したカム状の揺動腕33からなり、外側に向けた先端には揚液コラム3に当接する当接部34が形成されている。なお、本実施形態では、揚液コラム3の所定位置、即ち、サブマージドモータポンプ1が所定位置に着座した状態で固定部材23の当接部34が当接する位置に、断面台形状の段差係合部35を環状に形成する。したがって、揺動腕33の当接部34は、段差係合部35に係合し易く、尚且つ揚液コラム3が揺れた時にサブマージドモータポンプ1の揺れ力を受け止めて両者の位置関係を保持できる、すなわち力を受けても外れない形状に成形されている。
【0018】
前記機械的伝達部材22は、一端を揺動腕33の途中に軸着し、他端を縦材30の下端に軸着したリンク部材40から構成されている。そして、このリンク部材40が接続する縦材30の下端にフランジ状のばね受け部41を設け、該ばね受け部41とブラケット32の上部との間に、コイルスプリング42を付勢部材24として設け、該コイルスプリング42の付勢力により縦材30を下方に向けて付勢し、これにより固定部材23の当接部34が揚液コラム3に当接する方向に付勢する。
【0019】
次に、この様な構成からなる固定機構4の作用について説明する。
吊り材13によりサブマージドモータポンプ1を揚液コラム3内に吊り下げると、吊り材13にサブマージドモータポンプ1の自重がかかる。すなわち、接続部27が支持部20の貫通孔内を上昇して、接続部27の下端に形成した大径部27aが貫通孔の下側開口の開口縁に当接し、これによりサブマージドモータポンプ1を吊り下げることができる。そして、この吊り下げ状態では接続部27が図2中一点鎖線で示す位置まで上昇するので、これによりコイルスプリング42の付勢力に抗して縦材30が横材29と共に上昇する。縦材30が上昇すると、リンク部材40が上昇しながら起立するので、揺動腕33が下端の軸着部分を中心にして起立する方向に回動し、この回動により先端の当接部34が後退して揚液コラム3の内壁から離隔する。したがって、当接部34が後退した状態では、吊り材13を繰り出すことにより、途中で引っ掛かることなくサブマージドモータポンプ1を所定位置まで吊り降ろすことができ、最終的には着座シート面15上に着座させることができる(着座状態)。
【0020】
サブマージドモータポンプ1が所定位置に着座すると、サブマージドモータポンプ1の自重は着座シート面15にかかって、吊り材13にはサブマージドモータポンプ1の自重がかからない状態になり、吊り材13に弛みが生じる。この状態になると、コイルスプリング42の付勢力により縦材30が横材29及び接続部27と一体的に下降し、縦材30の下降によりリンク部材40を介して揺動腕33が先端の当接部34を外側に倒す方向に回動する。そして、揺動腕33が十分に回動して当接部34が所要長さ突出すると、図3(b)に示すように、当接部34が揚液コラム3に当接して段差係合部35に係合する固定状態に変換する。
【0021】
揺動腕33が固定状態に変換すると、着座状態にあるサブマージドモータポンプ1の頭部が固定機構4により揚液コラム3に対して上方向及び横方向のいずれの方向に関しても固定されるので、タンカーのローリングやピッチングにより揚液コラム3が揺れたとしても、サブマージドモータポンプ1は揚液コラム3との位置関係を保持し、単独で揺れたりがたつくことを防止することができる。したがって、揚液コラム3の揺れによる損傷を防止でき、また、サブマージドモータポンプ1のずれによりシート面との間に隙間が生じたり、シート面が繰り返し打刻で傷ついたりすることを防止できる。
なお、揚液コラム3に段差係合部35を形成して、当接部34が係合するように構成すると、上方向の固定機能を一層高めることができる。
【0022】
次に、メンテナンス作業を行う場合などではサブマージドモータポンプ1を引き上げなくてはならないので、この引き上げ時の作用について説明する。
吊り上げ装置12により吊り材13を巻き上げる(即ち、引き上げる)と、まず吊り材13が吊り上げ操作の開始により上昇し始めて接続部27を上昇させる。接続部27が上昇すると、サブマージドモータポンプ1を下降した時と同様に、接続部27の大径部27aが支持部20材の貫通孔の下側開口縁に当接し、これによりサブマージドモータポンプ1の自重を吊り材13にかけて吊り下げることができる。そして、この吊り下げ状態では接続部27が図2中一点鎖線で示す位置まで上昇するので、これによりコイルスプリング42の付勢力に抗して縦材30が上昇する。縦材30が上昇すると、リンク部材40が上昇しながら起立するので、揺動腕33が下端の軸着部分を中心にして起立する方向に戻り回動し、この回動により先端の当接部34が後退して開放状態に変換し、揚液コラム3の内壁から離隔する。したがって、当接部34が後退した開放状態では、吊り材13を巻き上げることにより、途中で引っ掛かることなくサブマージドモータポンプ1を、例えば貯蔵タンク2の天板上まで吊り上げて取り外すことができる。このため、サブマージドモータポンプ1のメンテナンス作業も容易に行うことができる。
【0023】
前記した実施形態では、揺動腕33の先端を段差係合部35の形状に応じて曲面に成形してカム状の当接部34としたが、当接部34はこれに限定されるものではなく、図4に示すように、当接部34としてローラ44を設けても良い。この様に、当接部34をローラ44で構成すると、段差係合部35に対する係合・離脱が円滑になる。
【0024】
また、固定部材23は、前記した揺動腕33に限らず、昇降部材21に機械的伝達部材22を介して接続され、昇降部材21が下降すると突出して揚液コラム3に当接し、昇降部材21が上昇すると後退して揚液コラム3から離隔する機能を果たせばよい。
【0025】
例えば、図5に示す固定部材23の他の実施形態は、ケーシング11の側面に先端開口が外側に向いた中空なホルダー50を設け、このホルダー50内に、スライドキー部材51を、先端の当接部52を外側に向けて横方向に移動可能に設けた構成であり、スライドキー部材51の後部に付勢部材24としてコイルスプリング53を設け、該コイルスプリング53の付勢力により先端の当接部53を外側に向けて付勢する。そして、この場合の機械的伝達部材22は、上記スライドキー部材51の側面に断面長円状の孔を穿設することにより形成した上下の傾斜カム面54と、縦材30の途中に横向きに突設され上記孔内に嵌合されて傾斜カム面54に摺動する摺動部材55とにより構成する。また、傾斜カム面54は、スライドキー部材51の先端側から後端側に向けて下り傾斜する方向に形成する。スライドキー部材51の上面から下面に貫通する貫通孔56を開設し、この貫通孔56内に縦材30を貫通し、縦材30の両側に突出したピン状の摺動部材55を傾斜カム面54の孔内にそれぞれ遊嵌する。
【0026】
この様な固定部材23を有する固定機構4を備えたサブマージドモータポンプ1の場合、吊り材13にサブマージドモータポンプ1の自重がかかる引き下げ時、或いは引き上げ時においては、前記実施形態と同様に、縦材30が上昇するので、その側面に突設した摺動部材55が上側の傾斜カム面54aを摺動し、これによりスライドキー部材51を図5(a)に示すように後退させる。したがって、スライドキー部材51の先端の当接部53が揚液コラム3の内壁部から離隔した解除状態となり、サブマージドモータポンプ1を揚液コラム3内で昇降しても引っ掛かることがない。
【0027】
サブマージドモータポンプ1が所定位置に着座すると、サブマージドモータポンプ1の自重はシート面にかかって、吊り材13にはサブマージドモータポンプ1の自重がかからない状態になり、吊り材13に弛みが生じる。この状態になると、前記実施形態と同様に縦材30が下降し、縦材30の下降により摺動部材55が下側の傾斜カム面54bを摺動して、コイルスプリング53の付勢力と相俟ってスライドキー部材51を前進させる。スライドキー部材51が十分に前進すると、図5(b)に示すように、先端の当接部53が揚液コラム3に当接して段差係合部35に係合する固定状態に変換する。
【0028】
スライドキー部材51が固定状態に変換すると、着座状態にあるサブマージドモータポンプ1の頭部が固定機構4により揚液コラム3に対して固定されるので、揚液コラム3が揺れたとしても、サブマージドモータポンプ1は揚液コラム3との位置関係を保持し、単独で揺れたりがたつくことを防止することができる。したがって、揚液コラム3の揺れによる損傷を防止でき、また、サブマージドモータポンプ1のずれによりシート面との間に隙間が生じたり、シート面が繰り返し打刻で傷ついたりすることを防止できる。
【0029】
そして、サブマージドモータポンプ1を引き上げる時には吊り材13にサブマージドモータポンプ1の自重がかかって縦材30が上昇するので、スライドキー部材51が後退し、当接部53が揚液コラム3から離隔した解除状態に変換する。
【0030】
なお、図5の実施形態では、縦材30に摺動部材55を突設し、スライドキー部材51に傾斜カム面54を形成したが、縦材30の方に傾斜カム面を形成し、スライドキー部材51に摺動部材を形成しても良い。
【0031】
次に、図6に示す固定機構の他の実施形態について説明する。
この固定機構は、吊り材13の下端に接続された略三角形の昇降部材60と、該昇降部材60の下隅角部に上端を軸着してハ字状に設けられた上腕部材61と、各上腕部材61,61の下端に軸着されて逆ハ字状に設けられて下端をケーシング11側に所定の間隔を空けて軸着された下腕部材62と、上腕部材61の下端と下腕部材62の上端との接続部に設けたローラ状の当接部63とを備え、下腕部材62の軸着部分の上記所定間隔内に、軸着部分よりも少し高い位置で両側の下腕部材62により挟み付けられる状態で挟み角規制部材64を設け、該挟み角規制部材64を形成した部材をボルトでケーシング11の上面に固定して構成されている。なお、上記した挟み角規制部材64は、図6(c)に示すように、下腕部材62の回動範囲、特に起立可能な角度を規制するための部材である。
【0032】
この様な構成からなる固定機構においては、吊り材13にサブマージドモータ1の自重がかかる吊り下げ状態では、図6(a),(c)に示すように、昇降部材60が上昇して下腕部材62が挟み角規制部材64に当接するまで起立し、これにより両当接部63の間隔が狭くなって揚液コラム3から離隔する解除状態に変換する。したがって、サブマージドモータポンプ1を揚液コラム3内で上昇したり、下降しても引っ掛かることなく昇降操作を行うことができる。
【0033】
そして、所定位置までサブマージドモータポンプ1を下降してシート面上に着座させると、この着座状態では吊り材13に自重がかからないので、昇降部材60が自重で下降し、これにより各下腕部材62が上端を外側に倒す方向にそれぞれ回動する。昇降部材60が十分に下降すると、図6(b)に示すように、両当接部63の間隔が十分に拡大して各当接部63が揚液コラム3に当接する固定状態に変換する。
【0034】
各当接部63が揚液コラム3の内壁部の所定位置には、図6(d)に示すように、断面略三日月形の段差係合部65が形成してあるので、該段差係合部65に当接部63が係合し、サブマージドモータポンプ1の揚液コラム3に対する位置を固定する。したがって、揚液コラム3が揺れても、サブマージドモータポンプ1が単独でがたついて損傷したり、シート面を損傷することを防止できる。
【0035】
また、メンテナンス作業等を行うためにサブマージドモータポンプ1を引き上げる時は、吊り材13を巻き上げ始めるとこれに伴って昇降部材60が上昇して上腕部材61と下腕部材62が起立する方向に回動し、これにより当接部63の間隔が狭くなって揚液コラム3の段差係合部65から外れる。そして、下腕部材62が挟み角規制部材64を挟み付けると、それ以上に回動できないので、この状態でサブマージドモータポンプ1が吊り材13の巻上げにより引き上げられる。したがって、サブマージドモータポンプ1を揚液コラム3から取り外すことができる。
【0036】
図6に示す固定機構では、上腕部材61と下腕部材62との接続部分に直接ローラ状の当接部63を設けたが、図7に示すように、下腕部材62を軸着部分よりも延設して該延設部分63aを当接部63の一部とし、延設部63aの先端にローラ63bを設けて両方で当接部63としてもよい。
【0037】
なお、前記した各実施形態は、液化ガスタンカーの貯蔵タンク2に設置する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、タンクローリーの貯蔵タンクに使用することもできる。また、地上や地中に設けた貯蔵タンクに使用すると、地震が発生して揺れてもサブマージドモータポンプ1が揚液コラム3に当接して上方向及び横方向の位置が固定された固定状態を維持しているので、揺れによる損傷や位置ずれを防止でき、また、シート面を痛めないという効果を期待することができる。
【0038】
そして、吊り材は、ワイヤーに限定されるものではなく、サブマージドモータポンプを吊ることができればどのような構成でもよく、例えば、線材やロッドでもよい。
【0039】
また、取扱液は液化ガスに限定されない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかからない着座状態においては、サブマージドモータポンプを揚液コラムに当接して位置を固定して固定状態が維持できるので、揚液コラムが揺れたとしても、揚液コラムとサブマージドモータポンプとの位置関係を維持することができる。したがって、サブマージドモータポンプが単独でがたついて損傷したり、着座位置がずれるなどの不都合を解消することができる。また、本発明は、ポンプの作動中であるか停止中であるかにかかわらず、揚液コラムの所定位置に一旦着座させてしまえば常に固定しておくことができる。
【0041】
そして、吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかかると、固定部材が揚液コラムから離隔する解除状態に変換するので、吊り材の昇降によりサブマージドモータポンプを自由に吊り上げたり、吊り降ろしたりすることができる。
したがって、タンカーやタンクローリ等の揺れや衝撃を伴う場所に設置しても、取扱液を抜き出す度にサブマージドモータポンプを揚液コラムに設置したり取り外したりする無駄な作業を無くすことができる。このため、作業者の労力を軽減することができるので経済的である。
【0042】
そして、取扱液が可燃性であると、取り付け作業と取り外し作業に爆発等の危険が伴うが、本発明によれば、取り外す必要がなくなるので、安全性の確保にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンカーの貯蔵タンク内に設けた揚液コラムにサブマージドモータポンプを設置した状態を示す貯蔵タンクの断面図である。
【図2】カム状の固定部材を有する固定機構を備えたサブマージドモータポンプの正面図である。
【図3】(a)は図3に示す固定部材の解除状態における正面図、(b)は固定状態における正面図である。
【図4】先端に当接部としてローラを設けた固定部材の固定状態における正面図である。
【図5】(a)は固定部材の他の実施形態であるスライドキー部材の解除状態における正面図、(b)はスライドキー部材の固定状態における正面図図、(c)はスライドキー部材の斜視図、(d)はスライドキー部材の平面図、(e)はスライドキー部材の断面図である。
【図6】(a)は上腕部材と下腕部材をパンタグラフ状に接続して構成した固定機構の他の実施形態の解除状態における正面図、(b)は固定状態における正面図、(c)は下腕部材の回動範囲を規制する挟み角規制部材の断面図、(d)は段差係合部の断面図である。
【図7】下腕部材を延設してローラを設けたパンタグラフ状固定機構の変形例を示す解除状態における正面図である。
【符号の説明】
1 サブマージドモータポンプ
2 貯蔵タンク
3 揚液コラム
4 固定機構
11 ケーシング
12 吊り上げ装置
13 吊り材(ワイヤー)
15 着座シート
16 フート弁本体
20 支持部
21 昇降部材
22 機械的伝達部材
23 固定部材
24 付勢部材
26 支柱
27 接続部材
27a 大径部
28 板材
29 横材
30 縦材
31 突設部
32 ブラケット
33 揺動腕
34 当接部
35 段差係合部
40 リンク部材
41 ばね受け部
42 コイルスプリング
44 ローラ
50 ホルダー
51 スライドキー部材
52 当接部
53 コイルスプリング
54 傾斜カム面
54a 上側の傾斜カム面
54b 下側の傾斜カム面
55 揺動部材
56 貫通孔
60 昇降部材
61 上腕部材
62 下腕部材
63 当接部
64 挟み角規制部材
65 段差係合部

Claims (5)

  1. 揚液コラム内の下端部分の着座位置に、吊り材により吊り下ろして設置し、吊り材により引き上げ可能なサブマージドモータポンプにおいて、
    上記吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかからない着座状態では揚液コラムに当接してサブマージドモータポンプの位置を固定する固定状態と、吊り材に上記自重がかかる吊り下げ状態では揚液コラムから離隔する解除状態とに変換する固定部材を有する固定機構を備え
    前記固定機構が、
    吊り材の下端に接続され、吊り材が吊り上げ操作の開始により上昇し始めて支持位置に位置するとケーシング側に設けた支持部に係合してサブマージドモータポンプの自重を受け、前記着座状態では上記支持位置から下降可能な昇降部材と、
    該昇降部材に機械的伝達部材を介して接続され、昇降部材が下降すると突出して揚液コラムに当接し、昇降部材が上昇すると後退して揚液コラムから離隔する固定部材と、該固定部材が突出する方向に付勢する付勢部材とから構成されていることを特徴とするサブマージドモータポンプ。
  2. 前記昇降部材は、ケーシングの上部に配置され、吊り材の下端に接続される接続部と、該接続部から横方向に延設されて前記支持部に係合可能な横材と、該横材の先端部分に接続されて下方に延設された縦材と、からなり、
    前記固定部材は、ケーシング側に基端を軸着し、外側に向けた先端に揚液コラムに当接する当接部を有する揺動腕からなり、
    前記機械的伝達部材は、一端を揺動腕の途中に軸着し、他端を上記縦材の下端に軸着したリンク部材からなり、
    縦材が下降するとリンク部材を介して揺動腕が先端を外側に倒す方向に回動して当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換し、縦材が上昇するとリンク部材を介して揺動腕が戻り回動して当接部が揚液コラムから離隔して解除状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサブマージドモータポンプ。
  3. 前記昇降部材は、ケーシングの上部に配置され、吊り材の下端に接続される接続部と、該接続部から横方向に延設されて前記支持部に係合可能な横材と、該横材の先端部分に接続されて下方に延設された縦材と、からなり、
    前記固定部材は、先端の当接部を外側に向けて横方向に移動可能に設けられたスライドキー部材からなり、
    前記機械的伝達部材は、上記縦材とスライドキー部材とのいずれか一方に形成された傾斜カム面と、他方に設けられて上記傾斜カム面に摺動する摺動部材とからなり、
    縦材が下降するとスライドキー部材が前進して先端の当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換し、縦材が上昇するとスライドキー部材が後退して当接部が揚液コラムから離隔して解除状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサブマージドモータポンプ。
  4. 揚液コラム内の下端部分の着座位置に、吊り材により吊り下ろして設置し、吊り材により引き上げ可能なサブマージドモータポンプにおいて、
    上記吊り材にサブマージドモータポンプの自重がかからない着座状態では揚液コラムに当接してサブマージドモータポンプの位置を固定する固定状態と、吊り材に上記自重がかかる吊り下げ状態では揚液コラムから離隔する解除状態とに変換する固定部材を有する固定機構を備え、
    前記固定機構が、吊り材の下端に接続された昇降部材と、該昇降部材に上端を軸着してハ字状に設けられた上腕部材と、各上腕部材の下端に軸着されて逆ハ字状に設けられて下端をケーシング側に間隔を空けて軸着された下腕部材と、上腕部材の下端と下腕部材の上端との接続部に設けた当接部とを備え、
    下腕部材の軸着部分の上記間隔内に両側に位置する下腕部材により挟み付けられる状態で挟み角規制部材を設け、
    吊り材にサブマージドモータの自重がかかる吊り下げ状態では昇降部材が上昇して下腕部材が挟み角規制部材に当接するまで起立して当接部が揚液コラムから離隔する解除状態に変換し、吊り材に自重がかからない着座状態では昇降部材が下降して下腕部材が上端を外側に倒す方向に回動して当接部が揚液コラムに当接する固定状態に変換するようにしたことを特徴とするサブマージドモータポンプ。
  5. 揚液コラムの内壁に、前記固定部が係合する段差係合部を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のサブマージドモータポンプ。
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