JP4551737B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置に関する。
アームの回動によって荷受台を昇降させる荷受台昇降装置では、荷受台が最上昇位置に来たときアームと車体とが相互に干渉しないように、両者間に隙間が確保されている。そのため、車体側の床面と荷受台との間に若干の距離があり、これを埋める渡し板のようなものが必要である。
例えば、特許文献1に記載された荷受台昇降装置では、荷受台の基部に荷受面と同じ幅のストッパが起伏可能に取り付けられている。荷受台の最上昇位置においては、このストッパが倒伏して、車体側の床面と荷受台との間の渡し板となる。また、荷受台の最下降位置においては、ストッパが起立して、荷受台に乗せる荷物やカートの落下を防止する。ストッパはばねによって常時起立方向に付勢されており、最上昇位置付近で車体側に設けられた部材と係合したときにのみ、倒伏するように構成されている。
特開2003−320892号公報(図4,図5)
上記のような荷受台昇降装置は車体とは別個に製造されるものであり、最終的にこれを車体に架装することによって、荷受台昇降装置を装着した貨物自動車の完成となる。しかしながら、特許文献1に記載された荷受台昇降装置では、ストッパと係合する部材を車体側に取り付ける必要がある。そのため、車体側に加工が必要となり、また、当該部材とストッパとの係合具合を調節する必要もある。従って、荷受台昇降装置を車体に装着する作業が繁雑である
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、車体への装着が容易で、最上昇位置でストッパが確実に倒伏する荷受台昇降装置を提供することを目的とする
本発明の荷受台昇降装置は、アームの回動によって昇降動作を行う昇降装置と、前記昇降装置に取り付けられた荷受台と、前記荷受台の基部を側面から見たときの点Xを中心として起伏可能に取り付けられたストッパを含むストッパ装置と、前記昇降装置、荷受台及びストッパ装置を側面から見たとき、一端が前記ストッパ装置上の点Bに、他端が前記アーム上の、当該アームに対して動かない定点にそれぞれ接続された状態のばねとを備え、前記アームの回動に伴って、前記荷受台が最下降位置のとき点A,Bを結ぶ直線の左右一方側に点Xがあって前記ばねは前記ストッパを起立方向に付勢し、前記荷受台が最上昇位置のとき前記直線の左右他方側に点Xがあって前記ばねは前記ストッパを倒伏方向に付勢することを特徴とする
上記のように構成された荷受台昇降装置では、荷受台が最上昇位置のときばねによる付勢を受けて、ストッパが倒伏する。また、ストッパ側とアーム側の定点とに両端が接続され、車体には関わりのないばねによってストッパが駆動されることにより、ストッパの駆動のために、車体側の加工及び車体側との調整をする必要がない。
また、上記荷受台昇降装置において、ばねのストッパに対する付勢の死点位置が、最上昇位置と最下降位置との間に存在することが好ましい。
この場合、死点を通過させる構成により単一のばねに2つの付勢方向を生じさせることができる。従って、構造の簡素化に寄与し、安価な構造とすることができる。
また、上記荷受台昇降装置は、アームに設けられ、荷受台が最下降位置のときストッパと対向してその倒伏動作を規制する規制部を備えたものであってもよい。
この場合、荷物やカートがストッパを押したとしても、規制部によってストッパの倒伏は防止され、起立状態が維持される。従って、荷物やカートの落下の恐れがなく、安全性に優れている。
また、上記荷受台昇降装置において、昇降装置の一部を成すリフトシリンダがアームの長手方向に沿って設けられるとともに、当該リフトシリンダの先端部に作動油の給排切換用の切換弁が設けられ、この切換弁を覆うカバーが、規制部を構成するものであってもよい。
この場合、ストッパの倒伏動作を規制する規制部としてのカバーは、切換弁の保護カバーを兼用したものとなり、その点において簡素で安価な構造となる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、荷受台が最上昇位置のときばねによる付勢を受けて、ストッパが倒伏する。また、車体には関わりのないばねによってストッパが駆動されることにより、ストッパの駆動のために車体側の加工や車体側との調整をする必要がない。従って、車体への装着が容易で、最上昇位置でストッパが確実に倒伏する荷受台昇降装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の床下に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材100は、各々、前後方向に水平に延びるスライドレール101と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)のブラケット102とによって構成されている。支持板111はスライドレール101によって支持され、車体前後方向に移動可能である。
左右一対の支持板111には、車幅方向に水平に延びる角パイプからなる連結フレーム113が貫通し(なお、両側端部は補強用に角パイプを3段重ねしているが、車幅方向に架設しているのは1本のみである。)、これらは互いに一体に溶接されている。支持板111より車幅方向の外側には、他の支持板114,115が、連結フレーム113と一体に溶接されている。これらの支持板114,115も、左右一対設けられている。上記の支持板111、連結フレーム113及び支持板114,115は、固定側支持部材100に対して車体前後方向にスライド可能な可動側支持部材110を構成している。
上記支持板114には補助リンク121が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク121に、上アーム122及びリフトシリンダ123が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ123は上アーム122の長手方向に沿って設けられ、その先端は上アーム122の所定位置に接続されている。このリフトシリンダ123の伸縮動作により、上アーム122にトルクを付与することができる。また、支持板115には下アーム124が回動可能に取り付けられている。上アーム122及び下アーム124はそれらの支点及び作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ123の伸縮動作により、その先端側を昇降動作させる。上アーム122にはストッパボルト125が突出長可調節に取り付けられており、その先端が支持板114の上部に当接することをもって、平行リンク(上アーム122及び下アーム124)の上昇端とする。上記の補助リンク121、上アーム122、リフトシリンダ123、下アーム124及びストッパボルト125は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置120を構成している。
荷受台130は、上アーム122及び下アーム124の先端に水平に取り付けられ、基部荷受台131と、これに対して折り畳み・展開可能に接続された先部荷受台132とを備えている。格納時には基部荷受台131上に先部荷受台132が折り畳まれる。また、使用時には先部荷受台132が展開され、基部荷受台131から先部荷受台132へ連続した荷受面が構成される。荷受台130(基部荷受台131)の基部には、ストッパ装置140が起伏可能に取り付けられている(詳細後述)。
また、前述の左右一対の支持板111の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板116が取り付けられ、その後端にガイドローラ117が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ117に、先部荷受台132の先端を乗せることができる。
図3は、図1,図2では省略したスライド機構50の平面図である。スライド機構50は、車幅方向において左右のスライドレール101の間にあり、車体の前後方向に延びている。スライド機構50を構成する主要な部材は、スライドシリンダ51及びチェーン52であり、スライドシリンダ51の伸縮動作が、チェーン52を介して連結フレーム113に伝達されるように構成されている。
上記のように構成された荷受台昇降装置の動作について簡単に説明する。まず、図1に示す格納状態の荷受台昇降装置1を、上記スライド機構50により後方へスライドさせ、所定の後退端まで後退させる。ここからリフトシリンダ123を収縮動作させると上アーム122及び下アーム124が下降し、図2の実線に示すように着地する。このとき基部荷受台131は水平であり、他方、先部荷受台132はその先端がガイドローラ117に乗っている。次に先部荷受台132を手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台130が水平に展開される。この状態で、リフトシリンダ123を伸長動作させると、荷受台130を水平に維持したまま、図示の上昇端位置まで荷受台130を上昇させることができる。このときストッパボルト125は支持板114に当接している。
また、上昇端位置からリフトシリンダ123を収縮動作させれば、荷受台130を元の位置まで下降させることができる。なお、下アーム124が着地してからさらにリフトシリンダ123を収縮動作させると、補助リンク121の作用により荷受台130はその先端を下げるようにチルト動作して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。荷受台130を格納するには、下アーム124が着地して荷受台130が水平である状態から先部荷受台132を起立させ、さらに、ガイドローラ117にもたせかける。次に、上アーム122及び下アーム124を上昇させ先部荷受台132を基部荷受台131上に畳み込む。そして、スライド機構50を動作させ、格納位置まで可動側支持部材110、昇降装置120及び荷受台130を引き込み、図1の状態となる。
次に、ストッパ装置140とその周辺の構造及び動作について、図4〜16を参照して詳細に説明する。
図4は、水平に展開された状態の荷受台130(基部荷受台131)及びストッパ装置140を下から見た図であり、図の下方が車両前方、上方が車両後方である。図において、ストッパ装置140は、ストッパ141と、これを支持し、駆動する各部材(詳細後述)によって構成されている。ストッパ141は、荷受台130の最上昇位置において倒伏しており、車体側の床面と荷受台130の荷受面との渡し板の役目をする。また、ストッパ141は、荷受台130の最下降位置において起立しており、荷受台130に乗せる荷物やカートの落下を防止する。ストッパ141は、車幅方向に、荷受台130と同じ幅(長さ)を有する。
図5の(a)は、図4のV部拡大図である。また、(b)は、(a)に示す各部を右側面から見た図である。なお、これは左舷側を示しているが、右舷側も左右対称な同様の構造である。図において、ストッパ141の下面には、左右のアーム(122,124)間隔より車幅方向に若干長い補強部材142が固定されている。この補強部材142には、第1ブラケット143及び第2ブラケット144が車幅方向に互いに離れて取り付けられている。第1ブラケット143は、平行に一対配置され、基部荷受台131に固定されたピン145を中心として回動可能である。基部荷受台131の裏面に対向する第1ブラケット143の端部には、クッションゴム146が取り付けられている。
一方、第2ブラケット144の端部には、付勢手段としてのばね147(引っ張りばね)の一端を係止するためのハンガー148が設けられている。ばね147の他端は、上アーム122側に設けられた他のハンガー163に係止されている。
図6の(a)は、図4のVI部拡大図である。また、(b)は、(a)に示す各部を右側面から見た図である。なお、これは右舷側を示しているが、左舷側も同様の構造である。図において、基部荷受台131の側端部近傍の裏面には、第3ブラケット149の一端が固定されている。第3ブラケット149の他端には、クッションゴム150が取り付けられている。クッションゴム150は、ストッパ141が図示のように倒伏したときはストッパ141の裏面に圧接するが、ストッパ141が起立したときは離れている。
図7の(a)は、上アーム122の側部に取り付けられているリフトシリンダ123の先端側の平面図である(図3の右下方の拡大図である。)。また、(b)は、(a)に示す各部の側面図である。図において、リフトシリンダ123の先端部には切換弁126が上方に突出して取り付けられている。この切換弁126を覆って保護しているのは、上アーム122に取り付けられたカバー160である。カバー160は、カバー本体161と、クッションゴム162と、ばね147(図5)を掛けるハンガー163とからなる。図8の(a)は、カバー本体161及びハンガー163を示す側面図、(b)はそれを下から見た図である。図において、カバー本体161は、ハンガー163が固定される側板161aと、この側板161aに溶接されたカバー板161bとを備えている。カバー板161bには、クッションゴム162(図7)を取り付けるためのナット161cが溶接され、また、カバー160全体を上アーム122に取り付けるための孔161dが形成されている。
上記のカバー160は、上アーム122と共に昇降動作し、上アーム122の位置によっては、ストッパ141と当接する位置にある。
図15は、荷受台昇降装置1の油圧回路図である。図において、作動油の給排は、ポンプ171、電磁弁172〜175その他図示の機器を含むパワーユニット170によって行われる。スライドシリンダ51は、このパワーユニット170に接続されている。また、一対のリフトシリンダ123は、それぞれ上記切換弁126を介して、パワーユニット170と接続されている。切換弁126は、リフトシリンダ123への作動油の給排切換用の弁であり、リフトシリンダ123を下降動作させるときにのみ励磁され、作動油の戻りが可能となる。それ以外の、非励磁の状態における切換弁126は、内蔵する逆止弁によって、リフトシリンダ123への作動油供給を可能とするが、作動油の戻りについては、これを阻止する。
次に、上記ストッパ装置の動作について説明する。
図9及び図10は、上アーム122及び下アーム124の上昇動作に伴ってストッパ装置140がどのように動作するかを説明する側面図である。(a)は荷受台130の最下降位置であり、ここから荷受台130は上アーム122及び下アーム124(以下、単にアームという。)の回動によって上昇し、(b)、(c)を経て、(d)の格納可能位置に達する。さらにアームを上昇動作させると、図10の(e)、(f)を経て、(g)の最上昇位置に達する。なお、最上昇位置から最下降位置までの下降動作については、この逆である。
図11は、図9の(a)の要部拡大図である。図において、第2ブラケット144のハンガー148は、引き伸ばされた状態のばね147によって、その軸線方向に引っ張られる。これにより、第1ブラケット143にはピン145を中心として時計回り方向のモーメントが付与され、ストッパ141は、時計回り方向へ最も回動した図示の状態となる。すなわち、ストッパ141は、ばね147の付勢力により起立している。従って、起立したストッパ141によって、荷物やカートの落下を防止することができる。また、ストッパ141の左方(車体の前方)に、カバー160のクッションゴム162が近接して対向しており、ストッパ141を倒伏させることができない状態となっている。従って、荷物やカートがばね147の付勢力に抗してストッパ141を図の左方(車体の前方)に押したとしても、ストッパ141はカバー160のクッションゴム162に当接して倒伏動作が規制され、起立状態が維持される。これにより、荷物やカートの落下がさらに確実に防止されるので、安全性に優れている。また、ストッパ141の倒伏動作を規制する規制部としてのカバー160は、前述のように切換弁126の保護カバーを兼用したものであり、その点において簡素で安価な構造となる。
図11の状態からアームが上昇動作すると、ばね147の軸線と、ストッパ141の回動支点であるピン145との最短距離が徐々に短くなり、モーメントが低下する。これにより、ストッパ141を起立方向に付勢する力が弱まり、自重によってストッパ141が倒伏し始める。また、この倒伏を許容するかのように、カバー160も荷受台130に対して相対的に下がっていく(図9の(b)、(c))。そして、アーム及び荷受台130が格納可能位置に達する(図9の(d))。図12は、図9の(d)の要部拡大図である。図において、ばね147は図11の状態より短くなっており、ストッパ141を起立させる方向へのモーメントは小さく、ストッパ141は自重によりほぼ水平になる。このとき、第1ブラケット143に取り付けられたクッションゴム146が基部荷受台131に当接している。また、第3ブラケット149に取り付けられたクッションゴム150がストッパ141に当接している。従って、ストッパ141はその姿勢(倒伏)で支えられる。また、カバー160とストッパ141とは、互いに離れている。
図13は、アームがさらに上昇動作して図10の(f)の状態となったときの要部拡大図である。図13において、ハンガー163及び148の中心点をそれぞれA及びBとし、ピン145の中心点をXとすると、A、B、Xは、一直線上に並び、ばね147の引っ張り力によるモーメントが生じない。すなわち、このときのばね147は、ストッパ141に対する付勢の死点位置にある。
図14は、アームがさらに上昇動作して図10の(g)の状態すなわち、荷受台130が最上昇位置に達したときの要部拡大図である。図14において、ばね147は死点を越えて、Bは、AとXとを結ぶ直線の左側にある。このとき、ばね147による引っ張り力は、ピン145を中心としてストッパ141に反時計回り方向のモーメントを付与している。従って、ストッパ141は、第3ブラケット149のクッションゴム150に押し付けられるとともに、第1ブラケット143のクッションゴム146が基部荷受台131に押し付けられる。このようにして、ストッパ141はばね147により倒伏方向に付勢されるので、ストッパ141は確実に倒伏した状態になる。
以上のようにして、ばね147の付勢により、最上昇位置でストッパ141が確実に倒伏する荷受台昇降装置を提供することができる。また、ストッパ141の支持や駆動に関わる全ての部材は荷受台昇降装置側に設けられており、車体側には何も取り付ける必要がない。従って、ストッパ141の駆動のために車体側の加工及び車体側との調整をする必要はなく、完成品としての荷受台昇降装置1(図1)を車体の所定位置に架装するだけでよい。こうして、車体への装着が容易で、最上昇位置でストッパが確実に倒伏する荷受台昇降装置を提供することができる。また、死点を通過させる構成は単一のばね147に2つの付勢方向を生じさせることができる点で構造の簡素化に寄与し、安価な構造とすることができる。
なお、上記実施形態では、荷受台130が格納可能位置(図9の(d))からさらに上昇した位置(図10の(f))で、ばね147の付勢が死点位置となるようにしたが、格納可能位置付近で死点位置となるようにしてもよい。
また、ばね147は引っ張りばねとしたが、これに代えて圧縮ばねを用いて、ストッパの付勢の方向性を、最上昇位置と最下降位置との間で変化させるように構成することもできる。
また、死点を通過させる構成は単一のばねに2つの付勢方向を生じさせることができる点で構造の簡素化に寄与するが、2本のばねを起立用・倒伏用にそれぞれ設けてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態では、上アーム122とストッパ141との間にばね147を装着したが、下アーム124とストッパ141との間に装着することも可能である。
なお、上記実施形態では基部荷受台131と先部荷受台132とによる2段折れ(格納時に2段重ね状態)の荷受台130を使用しているが、荷受台は、3段折れの構造であってもよいし、1枚板の荷受台であってもよい。また、床下格納式に限らず、起立格納式の荷受台であってもよい。
また、ストッパ141の倒伏動作を規制する規制部としてのカバー160は、切換弁126の保護カバーを兼用したものであるが、ストッパ141の倒伏規制専用の部材を設けてもよい。
次に、参考例としての荷受台昇降装置について補足説明する。上記実施形態との違いは、ばね147を省略した点である。また、ばね147の省略により、第2ブラケット144やハンガー148,163も不要となる。図16は、上記実施形態における図11に対応する当該参考例の図であり、ストッパ装置140等の要部拡大図である。図において、ストッパ141は、カバー160のクッションゴム162と当接して、起立状態となる。また、この状態からストッパ141が左方に押されても、ストッパ141の倒伏動作は規制され、起立状態が維持される。
図16の状態からアームが上昇すると、カバー160が相対的に下がり、ストッパ141は自重で倒伏方向に回動する。図17は、荷受台130が最上昇位置にあるときの、ストッパ装置140等の要部拡大図である。この状態において、ストッパ141は、自重で倒伏している。
以上のようにして、最下降位置でストッパ141が確実に起立する荷受台昇降装置を提供することができる。また、上記実施形態と同様に、ストッパ141の支持や駆動に関わる全ての部材は荷受台昇降装置側に設けられており、車体側には何も取り付ける必要がない。従って、ストッパ141の駆動のために車体側の加工及び車体側との調整をする必要はなく、完成品としての荷受台昇降装置1(図1)を車体の所定位置に架装するだけでよい。こうして、車体への装着が容易で、最下降位置でストッパが確実に起立する荷受台昇降装置を提供することができる。
本発明の実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。 図1の状態から荷受台昇降装置全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライド機構の平面図である。 水平に展開された状態の荷受台(基部荷受台)及びストッパ装置を下から見た図である。 (a)は、図4のV部拡大図であり、(b)は、(a)に示す各部を右側面から見た図である。 (a)は、図4のVI部拡大図であり、(b)は、(a)に示す各部を右側面から見た図である。 (a)は、上アームの側部に取り付けられているリフトシリンダの先端側の平面図であり(図3の右下方の拡大図である。)、(b)は、(a)に示す各部の側面図である。 (a)は、カバー本体及びハンガーを示す側面図、(b)はそれを下から見た図である。 荷受台の最下降位置からの上アーム及び下アームの上昇動作に伴って、ストッパ装置がどのように動作するかを説明する側面図である。 荷受台が最上昇位置に達するまでの上アーム及び下アームの上昇動作に伴って、ストッパ装置がどのように動作するかを説明する側面図である。 図9の(a)の要部拡大図である。 図9の(d)の要部拡大図である。 図10の(f)の要部拡大図である。 図10の(g)の要部拡大図である。 荷受台昇降装置の油圧回路図である。 11に対応する参考例の図であり、ストッパ装置等の要部拡大図である。 参考例において、荷受台が最上昇位置にあるときの、ストッパ装置等の要部拡大図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
120 昇降装置
122 上アーム
123 リフトシリンダ
124 下アーム
126 切換弁
130 荷受台
141 ストッパ
147 ばね(付勢手段)
160 カバー(規制部)

Claims (4)

  1. アームの回動によって昇降動作を行う昇降装置と、
    前記昇降装置に取り付けられた荷受台と、
    前記荷受台の基部を側面から見たときの点Xを中心として起伏可能に取り付けられたストッパを含むストッパ装置と、
    前記昇降装置、荷受台及びストッパ装置を側面から見たとき、一端が前記ストッパ装置上の点Bに、他端が前記アーム上の、当該アームに対して動かない定点にそれぞれ接続された状態のばねとを備え、
    前記アームの回動に伴って、前記荷受台が最下降位置のとき点A,Bを結ぶ直線の左右一方側に点Xがあって前記ばねは前記ストッパを起立方向に付勢し、前記荷受台が最上昇位置のとき前記直線の左右他方側に点Xがあって前記ばねは前記ストッパを倒伏方向に付勢することを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記ばねは、前記ストッパに対する付勢の死点位置が、前記最上昇位置と前記最下降位置との間に存在する請求項1記載の荷受台昇降装置。
  3. 前記アームに設けられ、前記荷受台が最下降位置のとき前記ストッパと対向してその倒伏動作を規制する規制部を備えた請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置。
  4. 前記昇降装置の一部を成すリフトシリンダが前記アームの長手方向に沿って設けられるとともに、当該リフトシリンダの先端部に作動油の給排切換用の切換弁が設けられ、この切換弁を覆うカバーが前記規制部を構成する請求項3記載の荷受台昇降装置。
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JP2001213216A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Wako Kogyo Kk 車両用昇降装置における車両側自動フラッパー装置
JP2003320892A (ja) * 2002-05-01 2003-11-11 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 荷受台昇降装置

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