JP4940511B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特にフォトダイオードと半導体集積回路とが同一基板に形成された半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォトディテクターIC半導体装置は、フォトディテクター素子であるフォトダイオードと、バイポーラ集積回路やMOS(Metal Oxide Semiconductor)集積回路などの半導体集積回路とが、同一基板に形成された半導体装置である。
【0003】
このようなフォトダイオードと半導体集積回路とを備えた半導体装置では、入射光がフォトダイオードによって電流に変換され、この電流がさらに電圧に変換されることによって、マトリックス回路などの信号処理が行われる。
【0004】
図4はフォトダイオードと半導体集積回路とを備える従来の半導体装置の概略の断面図である。
半導体装置100は、フォトダイオード101と、半導体集積回路が形成された回路領域102,103とから構成されている。
【0005】
フォトダイオード101においては、P型で高不純物濃度の半導体基板である高濃度P型シリコン基板104上に、P型であって高濃度P型シリコン基板104よりも低不純物濃度の半導体層である低濃度P型エピタキシャル層105が形成されていて、高濃度P型シリコン基板104と低濃度P型エピタキシャル層105とでフォトダイオード101のアノードが構成されている。さらに、低濃度P型エピタキシャル層105上には、N型の半導体層であるN型エピタキシャル層106、およびフォトダイオード101で生成された電荷を取り出す電荷取り出し領域であるN型カソード取り出し領域107が順次形成されていて、このN型エピタキシャル層106とN型カソード取り出し領域107とにより、フォトダイオード101のカソードが構成されている。
【0006】
また、低濃度P型エピタキシャル層105の内部には、P型の半導体領域であるP型ウェル領域108が形成されており、このP型ウェル領域108上に、例えば、図4に示すように、NPNバイポーラトランジスタ109など、信号処理を行う半導体集積回路が形成される。NPNバイポーラトランジスタ109では、LOCOS(Local Oxidation Of Silicon)法によってシリコン酸化膜が形成された領域であるLOCOS領域110、P型の素子分離領域であるP型素子分離領域111およびP型ウェル領域108によってPN接合が分離されている。
【0007】
上記の構成の半導体装置100において、フォトダイオード101のPN接合は、N型エピタキシャル層106と低濃度P型エピタキシャル層105との間に形成され、このPN接合近傍が空乏化されて空乏層が形成される。
【0008】
フォトダイオード101では、入射した光子が低濃度P型エピタキシャル層105に吸収されると、電子正孔対が発生する。入射した光信号の電流への変換は、この発生した電子または正孔である電荷が、空乏層に到達することにより行われる。したがって、フォトダイオード101の高性能化のためには、電子または正孔が空乏層に到達しやすくする、すなわち、その空乏層の幅を極力広げることが、受光感度向上、周波数特性向上のために望ましい。空乏層の幅を広げるためには、PN接合の低濃度P型エピタキシャル層105の不純物濃度を極力低くすればよい。
【0009】
従来の半導体装置100においても、近年のフォトダイオード101の高性能化に伴い、低濃度P型エピタキシャル層105を、より低濃度化することが望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エピタキシャル層を成膜する場合、添加する不純物としては、P型にはホウ素、N型にはリンが現在一般的に用いられているが、これらの不純物を用いたエピタキシャル層の成膜においては、P型エピタキシャル層よりもN型エピタキシャル層の方が低濃度化しやすい。そのため、図4に示した、低濃度P型エピタキシャル層105を用いる従来のフォトダイオード101では、その不純物濃度の低濃度化には限界があるという問題点があった。
【0011】
また、信号処理を行う回路領域102,103は、P型ウェル領域108上に形成されるが、このP型ウェル領域108は、NPNバイポーラトランジスタ109のPN接合の素子分離として機能する一方、フォトダイオード101のアノードを形成する低濃度P型エピタキシャル層105および高濃度P型シリコン基板104と同じ導電型であり、電気的にショートされた状態にある。そのため、基板電流やノイズなどが回路領域102,103に形成されている半導体集積回路に影響を及ぼすことによる、フォトダイオード101と半導体集積回路との間の電気的干渉が発生する場合があるという問題点があった。
【0012】
さらに、この電気的干渉は、半導体装置100に信号処理を行う複数の半導体集積回路が形成されている場合には、低濃度P型エピタキシャル層105、高濃度P型シリコン基板104を介して、半導体集積回路間でも起こる場合がある。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高性能のフォトダイオードと、このフォトダイオードと電気的に分離された半導体集積回路とを有する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、フォトダイオードと半導体集積回路とが同一基板に形成された半導体装置において、第1濃度のN型不純物を含むN型半導体基板と、前記N型半導体基板上に形成され、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第1のN型半導体層と、前記第1のN型半導体層の第1領域の表面から内部に形成され、P型不純物を含むP型ウェル領域と、前記P型ウェル領域内に形成され、N型不純物を含むN型コレクタ埋め込み層と、前記第1のN型半導体層、前記P型ウェル領域および前記N型コレクタ埋め込み層の上に形成され、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第2のN型半導体層と、前記第1のN型半導体層の第2領域上の前記第2のN型半導体層上に形成され、フォトダイオードで生成される電荷を取り出す、P型不純物を含むP型電荷取り出し領域と、前記第1のN型半導体層の前記第1領域上の前記第2のN型半導体層内に形成されたNPNバイポーラトランジスタと、前記第2のN型半導体層の、前記P型電荷取り出し領域が形成された第1部分と前記NPNバイポーラトランジスタが形成された第2部分とを電気的に分離する、酸化膜と該酸化膜の下にあって前記P型ウェル領域に達するP型素子分離領域と、を有する半導体装置が提供される。また、本発明の一観点によれば、このような構成を有する半導体装置の製造方法が提供される。
【0015】
上記構成によれば、N型半導体基板と、第1のN型半導体層と、第2のN型半導体層と、P型電荷取り出し領域とによって、半導体装置のフォトダイオードが形成される。これにより、フォトダイオードのPN接合は第2のN型半導体層とP型電荷取り出し領域との間に形成され、このPN接合近傍に形成される空乏層は、P型電荷取り出し領域から第2のN型半導体層および第1のN型半導体層の領域に広がり、幅の広い空乏層が形成される。
【0016】
さらに、P型ウェル領域が、第1のN型半導体層の表面から内部に形成され、このP型ウェル領域の上にNPNバイポーラトランジスタが形成される。すなわち、フォトダイオードを構成しているN型半導体基板とその上に形成された第1のN型半導体層とが共に、P型ウェル領域によって、NPNバイポーラトランジスタと隔てられている。これにより、半導体装置に形成されるフォトダイオードとNPNバイポーラトランジスタとが電気的に分離される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る半導体装置の概略の断面図である。
【0018】
半導体装置1は、フォトダイオード2と、半導体集積回路が形成された回路領域3,4とから構成されている。
導電型がN型で高不純物濃度の半導体基板である高濃度N型シリコン基板5上には、N型であって高濃度N型シリコン基板5よりも低不純物濃度の第1半導体層である第1低濃度N型エピタキシャル層6が形成されている。さらに、第1低濃度N型エピタキシャル層6上には、N型であって高濃度N型シリコン基板5よりも低不純物濃度の第2半導体層である第2低濃度N型エピタキシャル層7が形成されていて、これら高濃度N型シリコン基板5、第1低濃度N型エピタキシャル層6および第2低濃度N型エピタキシャル層7でフォトダイオード2のカソードが構成されている。第2低濃度N型エピタキシャル層7上には、フォトダイオード2で生成された電荷を取り出す電荷取り出し領域であるP型アノード取り出し領域8が形成されていて、フォトダイオード2のアノードを構成している。
【0019】
また、第1低濃度N型エピタキシャル層6の表面から内部には、P型の不純物がイオン注入された半導体領域であるP型ウェル領域9が形成されており、このP型ウェル領域9上に、信号処理を行う半導体集積回路として、例えばNPNバイポーラトランジスタ10が形成される。P型ウェル領域9の上には、LOCOS法によりシリコン酸化膜を形成した領域であるLOCOS領域11、およびP型の素子分離領域であるP型素子分離領域12が形成されている。NPNバイポーラトランジスタ10では、LOCOS領域11、P型素子分離領域12およびP型ウェル領域9によってPN接合が分離されている。
【0020】
上記の構成の半導体装置1において、フォトダイオード2のPN接合は第2低濃度N型エピタキシャル層7とP型アノード取り出し領域8との間に形成されている。そして、第2低濃度N型エピタキシャル層7の下に形成されている第1低濃度N型エピタキシャル層6によって、フォトダイオード2のPN接合近傍が容易に空乏化されるようになる。このPN接合近傍に形成される空乏層は、P型アノード取り出し領域8から第2低濃度N型エピタキシャル層7および第1低濃度N型エピタキシャル層6に広がる。
【0021】
半導体装置1のフォトダイオード2に光が入射すると、入射した光子が第2低濃度N型エピタキシャル層7あるいは第1低濃度N型エピタキシャル層6に吸収され、光子が有するエネルギーによって電子が励起され、電子正孔対が発生する。そして、この発生した電子または正孔である電荷が、フォトダイオード2のPN接合近傍の空乏層に到達する。空乏層に到達した電荷のうち、電子は第2低濃度N型エピタキシャル層7、第1低濃度N型エピタキシャル層6および高濃度N型シリコン基板5へ移動し、正孔はP型アノード取り出し領域8へ移動することにより電流が流れるようになる。
【0022】
このように、半導体装置1のフォトダイオード2に、半導体基板として高濃度N型シリコン基板5を用い、半導体層としてN型の第1低濃度N型エピタキシャル層6を用いることにより、導電型がP型の低濃度P型エピタキシャル層を半導体層として用いた場合に比べて、低濃度化が容易になる。さらに、電荷取り出し領域の導電型をP型に替えることにより、フォトダイオード2の空乏層の幅を、P型アノード取り出し領域8から第2低濃度N型エピタキシャル層7および第1低濃度N型エピタキシャル層6に広げることが可能となり、受光感度向上、周波数特性向上を実現できる。
【0023】
また、フォトダイオード2のカソードを構成している高濃度N型シリコン基板5および第1低濃度N型エピタキシャル層6と、半導体集積回路の下に形成されているP型ウェル領域9とは、導電型が異なり、電気的に分離された状態で形成されているので、基板電流やノイズなどが回路領域3,4に形成されている半導体集積回路に影響を及ぼすなど、回路領域3,4とフォトダイオード2との間の電気的干渉を防止できる。
【0024】
さらに、半導体装置1において、回路領域3側および回路領域4側にそれぞれ形成されているP型ウェル領域9同士は、P型ウェル領域9と導電型の異なる第1低濃度N型エピタキシャル層6および高濃度N型シリコン基板5によって電気的に分離されているので、回路領域3,4に形成されている半導体集積回路間の電気的干渉を防止できる。
【0025】
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。ここでは、半導体集積回路として、NPNバイポーラトランジスタ10が回路領域3に形成された半導体装置1の製造方法について述べる。
【0026】
図2および図3は製造工程における半導体装置の概略の断面図である。
半導体装置1の半導体基板としては、シリコン基板に、例えば濃度1×1016atoms/cm3〜1×1022atoms/cm3、一般的には濃度1×1018atoms/cm3〜1×1019atoms/cm3のリンなどのN型不純物を添加して形成した高濃度N型シリコン基板5を用いる。
【0027】
この高濃度N型シリコン基板5に対して、図2に示すように、第1低濃度N型エピタキシャル層6を、エピタキシャル法により、例えば濃度1×1011atoms/cm3〜1×1015atoms/cm3、一般的には濃度1×1012atoms/cm3〜1×1014atoms/cm3のリンなどの不純物を添加して、膜厚5〜30μm、一般的には膜厚15μmで堆積する。この第1低濃度N型エピタキシャル層6は、高濃度N型シリコン基板5の不純物濃度よりも低不純物濃度で形成する。
【0028】
この第1低濃度N型エピタキシャル層6の表面から内部に、P型ウェル領域9を、例えばホウ素イオンを加速電圧400keVで濃度5×1011atoms/cm2の条件および加速電圧1MeVで濃度5×1012atoms/cm2の条件でイオン注入して、回路領域3側および回路領域4側にそれぞれ形成する。
【0029】
この回路領域3側のP型ウェル領域9には、半導体集積回路として、NPNバイポーラトランジスタ10を形成する回路領域3に、図3に示すように、コレクタの埋め込み層としてN型コレクタ埋め込み層10aを形成する。
【0030】
次いで、図3に示すように、第2低濃度N型エピタキシャル層7を、例えば濃度1×1011atoms/cm3〜1×1015atoms/cm3、一般的には濃度1×1012atoms/cm3〜1×1014atoms/cm3のリンなどの不純物を添加して、膜厚1μmの条件で堆積する。この第2低濃度N型エピタキシャル層7は、高濃度N型シリコン基板5の不純物濃度よりも低不純物濃度で形成する。そして、この第2低濃度N型エピタキシャル層7上に、P型領域を形成してP型アノード取り出し領域8を形成する。
【0031】
さらに、図3に示すように、素子分離のためのLOCOS領域11を形成した後、P型素子分離領域12を形成する。
これ以降は、従来公知の一般的な製造方法に従って、P型ウェル領域9の上層に、NPNバイポーラトランジスタ10などの素子形成を行い、回路領域3に半導体集積回路を形成する。回路領域4にも半導体装置1の機能に必要な半導体集積回路を形成し、半導体装置1を製造する。
【0032】
なお、上記の説明では、第1低濃度N型エピタキシャル層6上に、第2低濃度N型エピタキシャル層7を形成する構成としたが、第2低濃度N型エピタキシャル層7に替えてP型素子分離領域12を第1低濃度N型エピタキシャル層6上に形成する構成としてもよい。その場合、PN接合はP型素子分離領域12と第1低濃度N型エピタキシャル層6との間で形成される。これにより、第2低濃度N型エピタキシャル層7を無理に低濃度化する必要がなくなり、半導体装置1の構造を簡素化することができるとともに、製造の効率化を図ることができるようになる。
【0033】
また、上記の説明では、半導体装置1の半導体基板として高濃度N型シリコン基板5を用いたが、高濃度N型シリコン基板5としては、N型シリコン基板に対してイオン注入、プレデポジション(Predeposition)、不純物を添加した酸化膜からの不純物拡散などの手法を用いて、N型シリコン基板の表面近傍を高不純物濃度としたものを用いてもよい。
【0034】
また、以上の説明では、半導体基板、第1半導体層および第2半導体層の導電型をN型とし、電荷取り出し領域および半導体領域の導電型をP型として構成した場合について述べたが、逆に、半導体基板、第1半導体層および第2半導体層の導電型をP型とし、電荷取り出し領域および半導体領域の導電型をN型として構成することもできる。この場合も上記の説明と同様に、フォトダイオードのPN接合が第2半導体層と電荷取り出し領域との間に形成され、このPN接合近傍であって、電荷取り出し領域から第2半導体層および第1半導体層に広がる空乏層が形成される。さらに、半導体基板とその上に形成された第1半導体層とが共に、半導体領域によって、半導体集積回路と隔てられており、半導体装置に形成されるフォトダイオードと半導体集積回路とが電気的に分離される。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、第1導電型の半導体基板、第1半導体層、第2半導体層と、第2導電型の電荷取り出し領域とで半導体装置のフォトダイオードを構成し、さらに、第2導電型の半導体領域を第1半導体層の表面から内部に形成して、この半導体領域の上に半導体集積回路を形成するように構成にした。これにより、フォトダイオード空乏層が、電荷取り出し領域から第2半導体層および第1半導体層に広がる領域に形成されるので、高性能なフォトダイオードを有する半導体装置を製造できるようになる。
【0036】
さらに、フォトダイオードを構成している第1導電型で形成された半導体基板と第1半導体層とが共に、第2導電型の半導体領域によって、半導体集積回路と隔てられているので、フォトダイオードと半導体集積回路との間の電気的干渉を防止できる。
【0037】
また、半導体装置にフォトダイオードと複数の半導体集積回路とが形成されている場合には、半導体集積回路間の電気的干渉を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体装置の概略の断面図である。
【図2】製造工程における半導体装置の概略の断面図(その1)である。
【図3】製造工程における半導体装置の概略の断面図(その2)である。
【図4】フォトダイオードと半導体集積回路とを有する従来の半導体装置の概略の断面図である。
【符号の説明】
1……半導体装置、2……フォトダイオード、3,4……回路領域、5……高濃度N型シリコン基板、6……第1低濃度N型エピタキシャル層、7……第2低濃度N型エピタキシャル層、8……P型アノード取り出し領域、9……P型ウェル領域、10……NPNバイポーラトランジスタ、11……LOCOS領域、12……P型素子分離領域。

Claims (10)

  1. フォトダイオードと半導体集積回路とが同一基板に形成された半導体装置において、
    第1濃度のN型不純物を含むN型半導体基板と、
    前記N型半導体基板上に形成され、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第1のN型半導体層と、
    前記第1のN型半導体層の第1領域の表面から内部に形成され、P型不純物を含むP型ウェル領域と、
    前記P型ウェル領域内に形成され、N型不純物を含むN型コレクタ埋め込み層と、
    前記第1のN型半導体層、前記P型ウェル領域および前記N型コレクタ埋め込み層の上に形成され、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第2のN型半導体層と、
    前記第1のN型半導体層の第2領域上の前記第2のN型半導体層上に形成され、フォトダイオードで生成される電荷を取り出す、P型不純物を含むP型電荷取り出し領域と、
    前記第1のN型半導体層の前記第1領域上の前記第2のN型半導体層内に形成されたNPNバイポーラトランジスタと、
    前記第2のN型半導体層の、前記P型電荷取り出し領域が形成された第1部分と前記NPNバイポーラトランジスタが形成された第2部分とを電気的に分離する、酸化膜と該酸化膜の下にあって前記P型ウェル領域に達するP型素子分離領域と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記N型半導体基板のN型不純物が1×1016atoms/cm3以上1×1022atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のN型半導体層のN型不純物が1×1011atoms/cm3以上1×1015atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2のN型半導体層のN型不純物が1×1011atoms/cm3以上1×1015atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記N型半導体基板は、表面近傍に前記第1濃度のN型不純物を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. フォトダイオードと半導体集積回路とが同一基板に形成された半導体装置の製造方法において、
    第1濃度のN型不純物を含むN型半導体基板上に、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第1のN型半導体層を形成する工程と、
    前記第1のN型半導体層の第1領域の表面から内部に、P型不純物を含むP型ウェル領域を形成する工程と、
    前記P型ウェル領域内に、N型不純物を含むN型コレクタ埋め込み層を形成する工程と、
    前記第1のN型半導体層、前記P型ウェル領域および前記N型コレクタ埋め込み層の上に、前記第1濃度よりも低濃度のN型不純物を含む第2のN型半導体層を形成する工程と、
    前記第1のN型半導体層の第2領域上の前記第2のN型半導体層上に、フォトダイオードで生成される電荷を取り出す、P型不純物を含むP型電荷取り出し領域を形成する工程と、
    前記第2のN型半導体層の、前記P型電荷取り出し領域が形成された第1部分とNPNバイポーラトランジスタを形成する第2部分とを電気的に分離する、酸化膜と該酸化膜の下にあって前記P型ウェル領域に達するP型素子分離領域とを形成する工程と、
    酸化膜および前記P型素子分離領域によって前記第1部分から電気的に分離された前記第2のN型半導体層内に前記NPNバイポーラトランジスタを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記N型半導体基板のN型不純物が1×1016atoms/cm3以上1×1022atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1のN型半導体層のN型不純物が1×1011atoms/cm3以上1×1015atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第2のN型半導体層のN型不純物が1×1011atoms/cm3以上1×1015atoms/cm3以下であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記N型半導体基板は、表面近傍に前記第1濃度のN型不純物を含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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