JP4940450B2 - セパレート型外装箱 - Google Patents
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Description
一方、後記特許文献6〜8に、従来、例えば、製品を乗せるためのトレー及びそのトレーの上に固定される胴部より構成された梱包用カートンであり、トレーと胴部の両者を特別なジョイント部材を使用することにより結合したり、分解することができるセパレートタイプカートンの構成が記載されている。
また、特許文献9の梱包箱に側面胴膨れ現象を防ぐ手段が記載されている。
被梱包物が載る矩形のトレーと、被梱包物のまわりを取り囲むように前記トレーの四周に立設する胴パネルと、前記トレーと胴パネルとを固定する取外し可能なジョイントとから成るセパレート型外装箱であって、
前記胴パネルは、前後各一枚のパネルから形成されていると共に、梱包時、その前後各一枚のパネルを被梱包物を挟んで対向するように組み合わせると共に、被梱包物を挟んで対向する少なくとも2側壁が、前後の各パネルを重ね合わせて2重壁構造となっていることを特徴とするセパレート型外装箱である。
前記前後各一枚の胴パネルの下部には、それぞれジョイント挿入用のジョイント孔を形成されていることを特徴とする第1発明乃至第3発明の何れかに記載のセパレート型外装箱である。
なお、本発明の外装箱を構成するトレーと胴パネルは、従来の梱包箱と同様に、リサイクル処理が容易な段ボールシートから形成することが好ましい。また、この段ボール製のトレーと胴パネルとを固定する部材は、従来より公知のプラスチック製ジョイントが使用可能である。
開梱時に製品を取り出すときは、ジョイントを外すことで、前後胴パネルを箱の高さまで持ち上げることなく、水平に外側に移動するだけで、前後の胴パネルとトレーとの結合が解かれ、中の製品が露出され、取り出すことができる。また、胴パネルは開梱の際、前後各1枚づつに分離できるから、開梱作業性が向上し、狭い場所での製品の開梱作業性が向上する。
また、この発明の外装箱を廃棄、回収するときは、外装箱にステッチのような留め金具が一切使用されておらず、また外装箱はトレーと前後の胴パネルと、緩衝材、ジョイントとに完全に小さく分離分解でき、かつ廃棄処理費用が安くすむ。また、本発明のトレーと前後の胴パネルは、分離後折り曲げ段ボール古紙としてリサイクルが容易である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明に係るセパレート型外装箱の一構成を示した分解説明図であり、段ボール製のトレー1と、同じく段ボールにより作られ、図にも示すように、トレー1の周りに立て被梱包物であるテレビ2を前後から挟むような形に配置して、対向する左右側面が2重壁となるように使用する前後各1枚の胴パネル21,22と、図9に例示した取り外し可能なジョイント40を用いて前記トレー1と胴パネル21,22とを固定した構成となっている。
図2は、梱包後の完成斜視図である。
符号3は本トレー1の底板であり、平面形状が細長い長方形をしている。また底板3の4辺には前後面板と左右面板を連接する。すなわち前後の2面に、底板3に対して直角に折り曲げる細長い前面板4aと後面板4bとを設け、底板3の左右の2面に、底板に対して直角に折り曲げ、細長い前面板4aと後面板4bとに同じ高さの左右側面板5a、5bを設け、かつ左右側面板5a、5bのそれぞれの両端部に結合板6を連接する。底板3と前後面板4a、4bには、製品2の底部に設ける底面緩衝材10を載置しトレー1に固定するため、適宜位置に一例として、略T字状の突起7a、7bを切起こし形成する。前後面板4a、4bには、底板に対して直角に折り曲げた際に隣接する結合板6と重ねて結合するため、大小ジョイント孔8a、8bとを設け、結合板6にジョイント孔8a、8bのそれぞれに整合するジョイント孔9aと係止突起9bを形成する。
なお本例の緩衝材10は一例として3個に分割されているが、これに限定するものではない。使用する緩衝材は分割されているもの、一体的に形成されているもの、何れででもよい。また緩衝材には適宜個所に、トレーと固定するために突起7a、7bが係合する係合部11を備えている。しかし、緩衝材との固定手段は、当然ながら着脱可能なものであればよく、本例に限るものでない。
前側の胴パネル21は、図10のように、中央の前面パネル23と、その前面パネルの左右両端に連接する幅の狭い左右側面パネル24a,24bとから構成されている。前面パネル及び左右側面パネルは、いずれも1枚の矩形状段ボールシートに折り目を入れて形成するとともに、これらのパネルを梱包時に横断面が溝型(チャンネル型)をなすように折り曲げる。また、中央の前面パネル23の上端と、左右側面パネル24a,24bの上端には、梱包の際上蓋となる外フラップ25または内フラップ26a,26bを設ける。
後側の胴パネル22は、中央の後面パネル27と、その後面パネルの左右両端に連接する幅の狭い左右側面パネル28a,28bと、左右側面パネルの各一端に連設した一対のリップ片29a,29bとからなり、後面パネル、左右側面パネル及びリップ片はいずれも1枚の矩形状段ボールシートに折り目を入れて形成するとともに、これらのパネルを梱包時に横断面視で溝型(チャンネル型)をなすように折り曲げる。なお、後面パネル25上端には、梱包の際に上蓋となる外フラップ30を設ける。
この2重壁となる一方側の左右側面パネル24a,24bと他方側の左右側面パネル28a,28bの中央部分には、互いに向き合った対応位置に、ハンドリング用の一対の手穴31a,31b,32a,32bを設けているので、この手穴31,32を内側に折り込むことで左右側面パネルを固定する。すなわち、被梱包物2を挟んで対向する少なくとも2側壁が2重壁構造(ダブルウオール)になるように組立てる。
このように2重壁構造となる左右側面パネル24a,24bと他方の左右側面パネル28a,28bとの間に、トレー上の製品2が挟まれるようにする。また、このとき左右側面パネル28a,28bの各一端に連設した一対のリップ片29a,29bは前面パネル23の内側に当接させる。その結果、製品2を前後から挟む形に配置した前後各1枚の胴パネル21,22は、梱包時には、図7〜9にも示すように対向する2側面が2重壁となるだけでなく、カートンは側面に6個の角部を備えるので剛性が強化され、梱包時の耐圧強度(座屈強度)に優れた構造体となるのである。
図2及び図9に示したように、本発明の外装箱は、トレー1上にセットした製品2を前後から挟む形に配置して使用する前後各1枚の胴パネル21,22と、図7に例示をしたジョイント40を用いて前記トレー1と胴パネル21,22とを結合した構成となっているから、指でジョイント40をジョイント孔から取り外すことができる。次に製品2のまわりを取り囲むように設けた前後の胴パネル21,22を、ジョイントをはずすことによりトレー1から分離する。すなわち先ず天面の封緘テープ41をはずし、トレー1の両端部に設けた結合板6を胴パネル21,22から離してから、組立時とは逆の手順で、図1のように、胴パネル21,22を前記トレー1から完全に分離する。
〔実施の形態2〕
後側の胴パネル22は、中央の後面パネル27と、その後面パネルの左右両端に連接する幅の狭い左右側面パネル28a,28bと、左右側面パネルの各一端に連設した折り曲げ用一対のリップ片29a,29bとからなる。この後面パネル、左右側面パネル及びリップ片はいずれも1枚の段ボールシートに折り目を入れて矩形状に形成するとともに、これらのパネルを梱包の際に横断面視でチャンネル形状となるように折り曲げる。なお後面パネル25の上端に、梱包の際に上蓋となるフラップ30と、左右側面パネル24a,24bの上端に、梱包の際に上蓋となる内フラップ26c,26dを設ける。
なお、図中符号50は台形状をした左右側パネル24a,24bの斜辺に設ける差込片であり、51はこの差込片50が挿入できるように、後側の胴パネル22の左右両端に位置する左右側面パネル28a,28bに設けた差込孔である。
このような実施形態2の外装箱は、箱を積み重ねたときに発生しやすい側面の胴膨れを差込片50を差込孔51に差込んで止めつけることで抑えることができる効果を有する。
3 底板 4a 前面板 4b 後面板
5a,5b 側面板 6 結合板
7a、7b 突起 8a、8b ジョイント孔
9a ジョイント孔 9b 係止突起 10 底面緩衝材
21、22 胴パネル 23 前面パネル
24a、24b 側面パネル 25 フラップ
26a,26b,26c,26d フラップ 27 後面パネル
28a、28b 側面パネル 29a,29b リップ片
30 フラップ 31a,31b,32a,32b ハンドリング用手穴
33a、33b ジョイント孔 34a、34b 切欠き
35 天面緩衝材 40 ジョイント
41 封緘テープ 42 補強テープ
50 差込片 51 差込孔
60 天面差込孔 61 天面差込片
62 切れ目 63 折り目
Claims (4)
- 被梱包物が載る矩形のトレーと、被梱包物のまわりを取り囲むように前記トレーの四周に立設する胴パネルと、前記トレーと前記胴パネルとを固定する取外し可能なジョイントとを有するセパレート型外装箱であって、
前記胴パネルは、前後各一枚のパネルから形成されていると共に、梱包時、当該前後各一枚のパネルを被梱包物を挟んで対向するように組み合わせると共に、被梱包物を挟んで対向する少なくとも2側壁が、当該前後各一枚の各パネルを重ね合わせて2重壁構造となっており、
前記トレーは、長方形の底板と、当該底板の前後面に設ける前後面板と、前記底板の左右面に設ける左右側面板と、当該左右側面板のそれぞれの両端部に連接した結合板と有し、
前記前後面板及び前記結合板には、それぞれジョイント挿入用のジョイント孔が形成され、
前記前後各一枚のパネルの下部には、それぞれジョイント挿入用のジョイント孔を形成されており、
前記結合板と、前記前後各一枚のパネルと、前記前後面板に設けたジョイント孔を合わせ、当該ジョイント孔に前記ジョイントを挿入することにより、前記トレーと前記胴パネルとを結合することを特徴とするセパレート型外装箱。
- 前記前後の胴パネルは、それぞれが矩形状の中央の面パネルと、その両端に連接された左右側面パネルとから形成され、前後何れかの一方の胴パネルにおける左右側面パネルの各一端に、梱包時に他方の胴パネルの内面に当接させるリップ片を備えていることを特徴する請求項1に記載のセパレート型外装箱。
- 2重壁構造となる各側壁に、ハンドリング用手穴が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセパレート型外装箱。
- 前記前後各一枚のパネルから成る胴パネルは、それぞれの上端に上蓋形成用フラップを備えている請求項1〜3の何れか一項に記載のセパレート型外装箱。
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