JP3166222U - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
Description
この0201形式の箱は、長方形状の4側板を一方向に連接し、その4側板の上下に箱の底面及び天面を封鎖するための内フラップ及び外フラップを連接してなるほぼ直方体形状の箱である。
さらに、副資材を使用して封緘した場合、一旦封緘した箱を開封して中身を確認したのち再封緘しなければならないような用途についての使用は、作業性が劣るばかりでなく、副資材の粘着テープや封緘金具によって箱が傷つくために事実上困難であった。
また、引上げ係止構造は、箱内部にフラップが押し下げられることがないため、封緘時に内容物を傷つけるおそれがなく、また、フラップの引き上げという一つの動作で天面が係止可能なため作業工程的には差込み係止構造より優れているが、引き上げによる係止に
は、差込みによる係止よりも大きい力が必要であるという欠点があった。
このような欠点を解消するものとして、天面のフラット性をできるだけ保った封緘構造を有する包装箱も提案されている(特許文献4)。このような封緘構造の場合、接着テープ等の封緘資材で封緘した場合と比較してロック強度が弱い点に改善の余地があった。
両短側板(2,4)の天面用フラップ(6,8)は内フラップであって、双方のフラップ内を部分的に切断して形成されている差込片(A)を有しており、両長側板(1,3)の天面用フラップ(5,7)は、前記内フラップ(6,8)の上面に折り重ねられて互いの先端縁が天面中央において突合せ状態となって天面を閉鎖する外フラップ(5,7)であって、前記差込片(A)に対応する差込溝(B)を有しており、前記内フラップと外フラップによる天面封緘構造が、予め内フラップから引き起こされている差込片(A)を内フラップ上面に折り重ねられている外フラップの差込溝に外フラップ上面側から差込係合して封緘する構造であり、
前記差込片(A)は、内フラップ(6,8)と短側板(2,4)間の折線(13)の中央部における離間した2点を起点として内フラップの中央部まで直立して平行に延びる切断部(p,p’)によって形成される胴部(x)と、両切断部(p,p’)の先端間を結ぶ連続切断部(r−q−r’)によって形成されていて胴部(x)と略同一幅である中央頭部(y1)と、中央頭部(y1)の両側方に突出していてそれぞれの先端部が胴部(x)を形成する両切断部(p,p’)の頂点より下方位置まで垂下している一対の側頭部(y2,y2’)とよりなる頭部(y)を有しており、
前記差込溝(B)は、天面中央における両外フラップ(5,7)の突合せ先端縁に全体長さの中心点を有し、該突合せ先端縁から両外フラップ内部方向に対称形に延びていて前記中心点を含む全体形状がW型乃至M型を呈する屈曲線状切断部によって形成されている差込溝である、包装用箱。
本考案の包装用箱は、一枚のブランクシートから形成される包装用箱であり、その天面の封緘構造が、内フラップに設けられている差込片を引き上げた状態で内フラップを折り込み、前記差込片に対応する差込溝が形成されている外フラップを該内フラップ上に折り重ねた後、内フラップから引き上げられている差込片を外フラップ上面(外面)側から差込溝に差し込んで内外フラップを係合するという構造の包装用箱である。
容易な段ボールや板紙等の紙素材が適しており、特に、強度及び緩衝性と断熱性に優れた一枚の段ボールシートにより製造されているものであることが好ましい。
(6,8)と短側板(2,4)を区分している折線(13)部分を非切断基部とする所定幅の胴部(x)と、胴部(x)より幅広の頭部(y)を有している。
他方、天面用の外フラップ(5,7)は、互いの先端縁が天面中央で突合せ状態となって天面全面を覆うサイズのフラップである。外フラップ(5,7)には、両外フラップを前記内フラップの上面に折り重ねて互いの先端縁を突合せた状態において、前記両内フラップに跨って形成されている差込溝(B)が設けられている。
この折線(16,16’)が包装箱の外部からみて谷折線として形成されていると、差込片(A)の頭部(y)の両側部領域を側頭部(y2,y2’)を含んで上方に折り曲げることが可能となり、差込片(A)を両外フラップ(5,7)にまたがって設けられている差込溝(B)の形状に合わせて差し込む作業がし易くなる。また、差込片(A)における連続線状切断部(r−q−r’)によって形成されている頭部(y)の全周縁部を鋭角部のない丸みを帯びた周縁部とすることにより上記作業がさらにし易くなるので好ましい。
そして、前記両差込溝(B)における両外フラップ(5,7)の突合せ先端縁を起点とする直線状の切断部(s)の先端から屈曲して外フラップ内に延びている直線状の切断部(t)と、該切断部(s)と切断部(t)の屈曲点を通って前記外フラップ(5,7)と短側板(1,3)間の折線(13)に平行する仮想平行線とによって形成される角度αと、差込片(A)の胴部(x)の切断部(p,p’)の各頂点を通って前記側頭部(y1,y1’)の下辺と接する接線とによって形成される角度βの関係が、α≧βの関係にあることが好ましく、差込片(A)の側頭部(y2,y2’)が差込溝(B)から簡単に抜けないものであるためにはα>βであることがより好ましい。
図1に示されている各底面フラップの形状は、一般的なオートマチックロックボトム形式の底面用フラップの形状である。本考案においては、オートマチックボトム形式やセミオートマチックロックボトム形式など、封緘用副資材を必要としない底面封緘構造を採用することが、包装用箱全体が封緘に副資材を必要としないノンステープルタイプの包装用箱とすることができるので好ましい。また、状況に応じて一般的な0201形式の底フラップを採用してステープラーや粘着テープで底面を封緘することも可能である。
幅広頭部(y)の側頭部(y2,y2’)を差込溝(B)に入り易い状態として差し込む。上記手順によって、差込片(A)における側頭部(y2,y2’)を有する幅広頭部(y)全体を差込溝(B)に差し込んで天面を封緘した包装箱が完成する(図6)。
2,4:短側板
5〜8:天面フラップ
9〜12:底面フラップ
13,14:折線
15:ヒンジ用罫線
16,16’:折線
m1,m2:中心点
y:頭部
y1:中央頭部
y2,y2’:側頭部
p,p’,q,r,r’,s,t:切断部
Claims (6)
- 天面用フラップと底面用フラップを有する4側板が長側板(1)、短側板(2)、長側板(3)、短側板(4)の順に折線を介して連設されている一枚の紙製ブランクシートにより形成される矩形の包装用箱であって、
両短側板(2,4)の天面用フラップ(6,8)は内フラップであって、双方のフラップ内を部分的に切断して形成されている差込片(A)を有しており、両長側板(1,3)の天面用フラップ(5,7)は、前記内フラップ(6,8)の上面に折り重ねられて互いの先端縁が天面中央において突合せ状態となって天面を閉鎖する外フラップ(5,7)であって、前記差込片(A)に対応する差込溝(B)を有しており、前記内フラップと外フラップによる天面封緘構造が、予め内フラップから引き起こされている差込片(A)を内フラップ上面に折り重ねられている外フラップの差込溝に外フラップ上面側から差込係合して封緘する構造であり、
前記差込片(A)は、内フラップ(6,8)と短側板(2,4)間の折線(13)の中央部における離間した2点を起点として内フラップの中央部まで直立して平行に延びる切断部(p,p’)によって形成される胴部(x)と、両切断部(p,p’)の先端間を結ぶ連続切断部(r−q−r’)によって形成されていて胴部(x)と略同一幅である中央頭部(y1)と、中央頭部(y1)の両側方に突出していてそれぞれの先端部が胴部(x)を形成する両切断部(p,p’)の頂点より下方位置まで垂下している一対の側頭部(y2,y2’)とよりなる頭部(y)を有しており、
前記差込溝(B)は、天面中央における両外フラップ(5,7)の突合せ先端縁に全体長さの中心点を有し、該突合せ先端縁から両外フラップ内部方向に対称形に延びていて前記中心点を含む全体形状がW型乃至M型を呈する屈曲線状切断部によって形成されている差込溝である、包装用箱。 - 前記差込片(A)は、その胴部(x)内に、内フラップ(4,6)と短側板(2,4)間の折線(13)に平行で、包装用箱外部からみて山折となるヒンジ用押罫(15)が形成されていると共に、その頭部(y)内には、胴部(x)を形成している両切断部(p,p’)の各頂点と中央頭部(y1)を形成している直線状切断部(q)の中間点(m2)と結ぶか又は該中間点(m2)を挟んだ左右対称位置となる2点のそれぞれとを結ぶ、押罫と半切れ線よりなりかつ包装用箱外部からみて谷折となる折線(16,16’)が形成されている差込片である、請求項1記載の包装用箱。
- 前記両差込溝(B)は、両外フラップ(5,7)の突合せ先端縁を起点として両外フラップ内に傾斜して延びる直線状の切断部(s)と、該切断部(s)の先端から屈曲して切断部(s)と反対方向に傾斜してさらに両外フラップ(5,7)内に延びる直線状の切断部(t)によって形成されており、かつ、両外フラップ(5,7)の先端縁を突き合わせた状態における差込溝(B)の中央部が、楔型乃至山型で頂部が短側板(2,4)方向に向いている形状である、請求項1又は2に記載の包装用箱。
- 前記差込片(A)の頭部(y)の最大幅が、両外フラップ(5,7)間にまたがる差込溝(B)の最大幅よりも大きく設定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装用箱。
- 前記両差込溝(B)における両外フラップ(5,7)の突合せ先端縁を起点とする直線状の切断部(s)の先端から屈曲して外フラップ(5,7)内に延びている直線状の切断部(t)と、該切断部(s)と切断部(t)の屈曲点を通って外フラップ(5,7)と長側板(1,3)間の折線(13)に平行する仮想平行線とによって形成される角部の角度αと、差込片(A)の胴部(x)の切断部(p,p’)の各頂点を通って前記側頭部(y2,y2’)の下辺と接する仮想接線とによって形成される角部の角度βの関係が、α≧βの関係にある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装用箱。
- 前記込溝(B)における傾斜線状の切断部(s)と外フラップ先端縁とによって該外フラップの側縁側と外フラップの中央側に形成される一対の角部のうち、外フラップ側縁側の角部の角度(γ)が鈍角である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010008093U JP3166222U (ja) | 2010-12-13 | 2010-12-13 | 包装用箱 |
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JP2010008093U JP3166222U (ja) | 2010-12-13 | 2010-12-13 | 包装用箱 |
Publications (1)
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JP3166222U true JP3166222U (ja) | 2011-02-24 |
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Family Applications (1)
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JP2010008093U Expired - Lifetime JP3166222U (ja) | 2010-12-13 | 2010-12-13 | 包装用箱 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020059521A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 大洋紙業株式会社 | 梱包具 |
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2010
- 2010-12-13 JP JP2010008093U patent/JP3166222U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2020059521A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 大洋紙業株式会社 | 梱包具 |
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