JP4937500B2 - インプリント方法 - Google Patents
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Description
このような中、半導体デバイスプロセスのコアテクノロジーであるリソグラフィ技術は微細化が進むにつれ,装置が高価になってきている。
現在、光露光リソグラフィは最小線幅が130nmであるKrFレーザーリソグラフィからより高解像度なArFレーザーリソグラフィへの移行が始まりつつある。
そして、ArFレーザーリソグラフィの量産レベルでの最小線幅は100nmであるのに対して,2003年には90nm、2005年には65nm、2007年には45nmデバイス製造が始まろうとしている。
このような状況でより微細な技術として期待されているのがF2 レーザー(F2 エキシマレーザー)リソグラフィや極端紫外線露光リソグラフィ(EUVL;Extreme Ultra Violet Lithography)、電子線縮小転写露光リソグラフィ(EPL;Electron beam Projection Lithography)、X 線リソグラフィである。
そして、これらのリソグラフィ技術は40nm〜70nmのパターン作製に成功している。
しかし、微細化の進歩につれ、露光装置自身の初期コストが指数関数的に増大していることに加え、使用光波長と同程度の解像度を得るためのマスクの価格が急騰している問題がある。
これに対して1995年Princeton大学のChouらによって提案されたナノインプリントリソグラフィは安価でありながら、10nm程度の解像度を有する加工技術として注目されている。(S.Y.Chou、et.al.、Science、vol.272、p.85−87、5April、1996/非特許文献1、特表2004−504718号公報/特許文献1を参照)
この方法の1例の工程概略図を図7に示し、これを基に、簡単に説明しておく。
先ず、凸型のパターン711を形成したSiO2 製の型部材(モールドとも言う)710を準備する。(図7(a))
次いで、半導体ウェハ720の表面にレジスト730を塗布する。(図7(b))
次いで、レジスト730に、SiO2 製の型部材710を約1. 3×107 Pa の圧力で押し付け、圧痕のパターンを転写する。(図7(c))
次いで、圧痕を形成したレジスト730を、酸素使用反応性イオンエッチング(酸素RIE)で加工し(図7(d))、圧痕部のないパターンを形成する。(図7(e))
次いで、レジスト730をマスクにして、半導体表面をエッチングする。(図7(f))
更に、レジスト730を除去する。(図7(g))
このようにして、半導体ウエハ上に数nm〜数十nmレベルの微細なパターンを形成することができる。
尚、ここでは、半導体ウェハ(シリコン)上のパターン転写層には、熱可塑性樹脂のPMMA(ポリメタクリル酸メチル;ガラス転移温度105℃)が用いられており、また、モールドにはシリコン熱酸化膜上にレジストを塗布し、そのレジストを電子ビーム直接描画でパターニングし、それをマスクとしてドライエッチで加工したものを用いている。
このプロセスは、レジストを変形させるときに熱を加えて、型押しして固めるときに冷却しているので、熱サイクルナノインプリントリソグラフィと呼ばれている。
解像度はモールドの作製精度によって決まることが実証され、現状のフォトマスクと同様に、モールドさえ入手できれば,従来のフォトリソグラフィより簡便に、遥かに安価な装置により、極微細構造が形成できることから、上記技術は大きなインパクトを与えた。 尚、図7(e)の後にリフトオフ処理を行う場合も挙げられている。
この場合は、図7(e)の状態の後、スパッタ等により、所望の膜750の形成を行い図7(f1)、レジスト730の除去とともに膜パターン751を形成する。図7(g1)
S.Y.Chou、et.al.、Science、vol.272、p.85−87、5April、1996
このプロセスは、光硬化樹脂を型部材(モールド)で変形させて、その後に紫外光を照射して樹脂を硬化させ、モールドを離すことによりパターンを得るものである。
パターンを得るのに紫外光の照射のみで行えるので、前述の熱サイクルのものに比べ、スループットが高く、温度による寸法変化等を防ぐことができる。
また、モールドには紫外光を透過するモールドを使用するので、モールドを透過しての位置合わせが行える利点もある。
尚、一般には、光学的なアライメント法では、そのアライメント精度は、標準偏差をσとして3σで、0.3μmと言われている。
本発明はこれに対応するもので、半導体デバイスの、数nm〜数十nm程度の微細なパターン形成用として、ナノインプリントリソグラフィにおいても、対応できる位置精度を有するインプリント方法を提供しようとするものである。
そして、上記のインプリント方法であって、型部材が石英ガラス基板から作製されたものであることを特徴とするものである。
尚、ここでは、光学的なアライメントの利用については、明記していないが、粗い光学的なアライメントにより、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部の、凹構造と凸構造との概略位置決めを行った後に、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部による位置合わせを行う場合には、スムーズな位置合わせ作業を可能とする。
また、放射線とは、ここでは、波長の短かい紫外線、X線、γ線、荷電粒子線、中性子線等の電離放射線の他、電波、マイクロ波、赤外線、可視光、紫外線等の非電離放射線を含むものを言う。
そして、上記のインプリント装置であって、各位置合わせ部における凸構造が突出した四角錐構造で、凹構造は前記四角錐構造(ピラミッド構造とも言う)に嵌合する、凹んだ四角錐構造であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのインプリント装置であって、型部材側あるいは基板側に、温度調整用の加熱部を備えていることを特徴とするものである。
尚、ここでは、光学的なアライメント機構の利用については、明記していないが、粗い光学的なアライメントにより、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部の、凹構造と凸構造との概略位置決めを行った後に、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部による位置合わせを行うように、光学的なアライメント機構を併設していることを、前提としても良い。
そして、上記の型部材であって、その凹凸パターンと、その各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造とは、同じ位置精度管理下で、電子線露光方法でパターニングされ、形成されたものであることを特徴とするものであり、型部材が石英ガラス基板から作製されたものであることを特徴とするものである。
そして、上記パターニング方法が電子線露光方法であることを特徴とするものである。そしてまた、上記のいずれかの半導体素子形成のためのパターニング方法であって、各層のパターニングを行うための型部材は石英ガラス基板からなることを特徴とするものである。
尚、ここでも、インプリント方法において、光学的なアライメントの利用については、明記していないが、粗い光学的なアライメントにより、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部の、凹構造と凸構造との概略位置決めを行った後に、凹構造、凸構造とからなる位置合わせ部による位置合わせを行う場合には、スムーズな位置合わせ作業を可能とする。
本発明のインプリント方法は、このような構成にすることにより、半導体デバイスなどの、数nm〜数十nm程度の微細なパターン形成用として、ナノインプリントリソグラフィにおいても、対応できる位置精度を有するインプリント方法の提供を可能としている。 具体的には、基板がウエーハで、半導体素子形成のための各層のパターニングに用いられるもので、型部材は各層のパターニングを行うための型部材であり、型部材およびまたは基板に対し、UV硬化性の液状の樹脂を加圧するように圧力をかける加圧に際し、互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造と凸構造とを1組として、互いに嵌合する凹構造と凸構造とを型部材と基板とに分けて、2組以上を、各凹構造と凸構造の側面に傾斜面を有する構造で、異なる嵌合深さとして、配設し、各組を、それぞれ、型部材と基板との位置合わせ部として、且つ、嵌合深さのより深い組ほどより位置粗調整の位置合わせ部として、位置合わせを行うもので、加圧に際し、嵌合深さのより深い位置合わせ部から順に嵌合を開始し、前記傾斜面にてガイドされて、段階的に位置粗調整から位置微調整の位置合わせを行うもので、前記各層のパターニングを行うための各型部材においては、それぞれ、その凹凸パターンと、その各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とが、同じ位置精度管理下で、電子線露光方法でパターニングされ、形成されたものであり、また、前記基板には、その各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、前記各層のパターニングを行うための型部材の中の1つの型部材の、各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造から、インプリント法により形成しておくものであることにより、これを達成している。
特に、加圧に際し、型部材と基板との、粗い位置合わせを行う位置粗調整用の位置合わせ部と、加圧に際し、型部材と基板との、位置の微調整を行う位置微調整用の位置合わせ部とを用い、段階的に位置粗調整から位置微調整を行うことにより、位置合わせを容易にできるものとしている。
型部材の凹凸パターンと、各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とは、位置精度の良い同じ位置精度管理下のパターニング方法でパターニングされたリソグラフィー法により一緒に形成されたものであり、型部材の凹凸パターンと、凸構造あるいは凹構造との位置関係が位置精度良く維持することを可能としている。
パターニング方法は、電子線露光方法による。
特に、基板がウエーハで、半導体素子形成のための各層のパターニングに用いられ、有効である。
また、型部材としては、石英ガラス基板から作製されるものが挙げられるが、この場合には、型部材の凹凸パターンの形成と位置合わせ部を形成するための凸構造あるいは凹構造のパターニングとを、容易に電子線露光により形成できるものとしている。
具体的には、加圧に際し、互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造と凸構造とを1組として、互いに嵌合する凹構造と凸構造とを型部材側と基板側に分けて、2組以上を、各凹構造と凸構造の側面に傾斜面を有する構造で、異なる嵌合深さとして、各組を、それぞれ、型部材と基板との位置合わせ部として、配設し、且つ、嵌合深さのより深い組ほどより位置粗調整の位置合わせ部としているものであり、加圧に際し、嵌合深さのより深い位置合わせ部から順に嵌合を開始し、前記傾斜面にてガイドされて、段階的に位置粗調整から位置微調整の位置合わせを行うものであることにより、これを達成している。
詳しくは、このような互いに嵌合する凹構造、凸構造を位置合わせ部としていることにより、加圧過程のみで、型部材と被転写側の形成するパターンを支持する基材との高精度な位置合わせ(以下、アライメントとも言う)を可能としている。
そして、このような互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造、凸構造の組からなる位置合わせ部を、複数配するもので、加圧に際し、型部材と基板との、粗い位置合わせを行う位置粗調整用の位置合わせ部と、加圧に際し、型部材と基板との、位置の微調整を行う位置微調整用の位置合わせ部とを、備えていることにより、更には、段階的に位置粗調整から位置微調整を行うように、加圧の際により早く嵌合する、凸構造、凹構造の組からなる位置合わせ部ほど、粗い位置調整用の位置合わせ部としていることにより、位置合わせをスムーズに行うことを可能にしている。
各位置合わせ部としては、各位置合わせ部における凸構造が突出した四角錐構造(ピラミッド構造とも言う)で、凹構造は前記四角錐構造に嵌合する、凹んだ四角錐構造であるものが挙げられるが、この場合には、凸構造と凹構造の嵌合は、図6の凸構造612、凹構造622のように、凸構造と凹構造の各対応する面にて、それぞれ、ガイドされるようにして行われるため、嵌合する凸構造と凹構造のサイズが、位置調整のできる範囲を決めるものと言える。
また、対応する凹凸のサイズ差を変えるだけで、基板面に沿う面方向の位置精度を簡単に所定の精度で管理することを可能としている。
また、型部材側あるいは基板側に、(部材側および基板の)温度調整用の加熱部を備えていることにより、安定して精度良いパターニングを可能としている。
具体的には、各層のパターニングを行うための型部材は、それぞれ、その凹凸パターンと、その位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とは、位置精度の良い同じ位置精度管理下のパターニング方法でパターニングされたリソグラフィー法により一緒に形成され、且つ、各型部材の位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、それぞれ、互いに前記同じ位置精度管理下の同じ位置に、同じ形状に形成しておき、更に、基板側の各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、前記型部材の1つの各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造からインプリント法により形成しておき、基板側の各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、基準として、各層のパターニングを行うものであることにより、これを達成している。
半導体素子形成のためのパターニング方法としては、電子線露光方法によるものが挙げられる。
特に、各層のパターニングを行うための型部材として、石英ガラス基板を用いた場合には、型部材の凹凸パターンの形成と位置合わせ部を形成するための凸構造あるいは凹構造のパターニングとを、容易に電子線露光により形成できるものとしている。
これより、数nm〜数十nm程度の微細なパターンを有する半導体デバイス作製のための、半導体素子形成のためのパターニング方法の提供を可能としている。
図1は本発明のインプリント方法の実施の形態の1例の工程断面図で、図2(a)は
本発明に関わるインプリント装置の1例の概略構成図で、図2(b)は図1(a)のA1部の1例の一部断面を示した図で、図3は型部材の形成方法の1例の工程断面図で、図4は基板へ位置合わせ部の凹構造部を形成する方法の工程図で、図5はインプリント後の工程断面図で、図6は突出した四角錐状の凸構造、凹んだ四角錐状の凹構造の嵌合を説明するための図である。
尚、図3、図4は、それぞれ、図1に示す型部材、基板の一部を示した図である。
図1〜図6中、10、10aは型部材、10Aは型部材作製用素材、11はパターン(凹凸パターンとも言う)、15は凸構造、20は基板、25凹構造、30はUV硬化性の樹脂(単に樹脂とも言う)、30Aは硬化した樹脂、31は樹脂の凹凸パターン、35は樹脂の凸部、38はレジスト、38aは突起、38bはパターン、39はUV硬化性の樹脂、39aは凹部、40はUV光、50、51、52はエッチングガス、110は支持部、121、122はガイド支柱、130は可動支持部、140は固定支持部、150は基板ホルダー、155は支持部、160は支持部、170は照射レンズ系、180は光ファイバー、190はステッピングモータ、195はボールネジである。
本例のインプリント方法は、簡単には、数nm〜数十nmレベルの微細のパターンを、基板上に、インプリント法により形成する方法で、リソグラフィー法により所定の凹凸パターンが形成された平板状の型部材の前記凹凸パターン側と、形成するパターンを支持する基材となる平板状の基板のパタ−ン形成側とを、型部材側を上、基板側を下として向かい合わせ、基板のパタ−ン形成側上にUV硬化性の液状の樹脂を配設した状態で、前記型部材およびまたは基板に対し、前記UV硬化性の樹脂を加圧するように圧力をかけて、型部材と基板との間隙が所望の形状になるようにして、該UV硬化性の樹脂をUV硬化させ、更に型部材を硬化した樹脂からはがして基板上に硬化した樹脂からなるパターン部を形成する、インプリント方法である。
そして、型部材およびまたは基板に対し、UV硬化性の樹脂を加圧するように圧力をかけて加圧するに際して、型部材と基板との基板面に沿う位置合わせ(アライメントとも言う)を、互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造、凸構造を1組として、互いに嵌合する凹構造、凸構造をそれぞれ型部材側、基板側に分けて、1組以上配設し、これら各組の凹構造、凸構造を、それぞれ、型部材と基板との、位置合わせ部として、それぞれ、凹構造、凸構造を嵌合することにより行うものである。
まず、互いに嵌合する凸構造15、凹構造25を備えた型部材10、基板20を予め準備しておき、型部材10を上側、基板20を下側として、これらを互いに向き合った状態で、隙間をあけておく。(図1(a))
位置合わせ部を形成する凸構造15、凹構造25による位置合わせが行えるように、予め光学的に粗い位置合わせをしておく。
図1においては、型部材10、基板20には、それぞれ、互いに嵌合することにより位置合わせを行う凸構造15、凹構造25の組を備えているものを示しているが、これに限定はされず、例えば、型部材10側に凹構造、基板20に凸構造を形成して位置合わせ部を形成しても良い。
尚、本例においては、互いに嵌合する凸構造、凹構造からなる同じ構造サイズの位置合わせ部を、基板面に沿う方向の間隙の安定性から3個用いているが、便宜上、図1では2個だけ示されている。
位置合わせ部の数としては、基板面に沿う方向の間隙の安定性や精度が確保できれば1個でもよく、位置合わせ部の数は、精度、作業性等から適宜決める。
例えば、型部材10の作製方法は、図3に示すような処理で行われる。
型部材作製用素材10Aの一面にレジスト38を塗布し(図3(a))、電子線露光装置で、レジスト38の各領域にそれぞれ、所定のドーズ量で電荷を注入するように、露光描画を行うことにより、現像後、図3(b)に示すような、ドーズ量分布に対応したレジスト像を得ることができる。
次いで、レジスト像をマスクとして、レジスト38、型部材作製用素材10Aを所定のエッチングレートの比(ここでは1に近い)でプラズマエッチングして、図3(d)のように、レジスト像が形成された型部材10を得ることができる。
例えば、型部材作製用素材10Aが石英ガラス基板である場合には、フッ素系のガスに酸素を所定量混入したガスをエッチングガス51として、エッチングレートを調整することができる。
尚、型部材には、適宜、そのパターン側表面に後述するUV光にて硬化した樹脂との剥離を容易とするための離型剤を配設しておく。
予め、前述の図3の処理工程のようにして、突起構造15Aを備えた型部材10aを形成しておき、本例のインプリント方法と同様(後述するが)、これと基板20間にUV硬化性の樹脂39を挟み加圧し、突起構造15Aの形状を樹脂39に形成した状態で(図4(a))、UV硬化し、型部材10aをはがし、プラズマエッチングを行い(図4(b))、硬化した樹脂を全体的に膜減りさせ(図4(c))、更に、レジスト39と、基板20とを所定のエッチングレートの比(ここでは1に近い)でプラズマエッチングして、図4(d)に示すように凹構造25を基板20に形成することができる。
UV硬化性の液状樹脂30としては、例えば、ウレタン系,アクリル系,エポキシ系,ウレタンアクリレート系等のUV硬化性樹脂が挙げられる。
更に、UV硬化性樹脂について説明しておく。
本例に使用されるUV硬化性樹脂としては、少なくとも1個以上の官能基を有し、光重合開始剤に硬化エネルギー線を照射することにより発生するイオンまたはラジカルによりイオン重合、ラジカル重合を行い分子量の増加や架橋構造の形成を行うモノマーやオリゴマーなどからなるものが用いられる。
ここでいう官能基とは、ビニル基、カルボキシル基、水酸基などの反応の原因となる原子団または結合様式である。
このようなモノマー、オリゴマーとしては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコンアクリレートなどのアクリル型、および不飽和ポリエステル/スチレン系、ポリエン/スチレン系などの非アクリル系が挙げられるが、中でも、硬化速度、物性選択の幅の広さからアクリル型が好ましい。
このようなアクリル型の代表例を以下に示す。
まず、単官能基のものとしては、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルEO付加物アクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートのカプロラクトン付加物、2−フェノキシエチルアクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリレート、ノニルフェノールEO付加物アクリレート、ノニルフェノールEO付加物にカプロラクトン付加したアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フルフリルアルコールのカプロラクトン付加物アクリレート、アクリロイルモルホリン、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、イソボルニルアクリレート、4、4−ジメチル−1、3−ジオキソランのカプロラクトン付加物のアクリレート、3−メチル−5、5−ジメチル−1、3−ジオキソランのカプロラクトン付加物のアクリレート等を挙げることができる。
また、多官能基のものとしては、ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルのカプロラクトン付加物ジアクリレート、1、6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテルのアクリル酸付加物、ヒドロキシピバルアルデヒドとトリメチロールプロパンのアセタール化合物のジアクリレート、2、2−ビス[4−(アクリロイロキシジエトキシ)フェニル] プロパン、2、2−ビス[4−(アクリロイロキシジエトキシ)フェニル] メタン、水添ビスフェノールエチレンオキサイド付加物のジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパンプロビレンオキサイド付加物トリアクリレート、グリセリンプロピレンオキサイド付加物トリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートペンタアクリレート混合物、ジペンタエリスリトールのカプロラクトン付加物アクリレート、トリス(アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート、2−アクリロイロキシエチルオスフェート等を挙げることができる。
使用されるUV硬化性樹脂に含有される光重合開始剤としては、特に限定されるものではなく、公知のものから選択して用いることができる。
具体的には、アセトフェノン系、ベンゾフェノン系、ミヒラーケトン系、ベンジル系、ベンゾイン系、ベンゾインエーテル系、ベンジルジメチルケタール、ベンゾインベンゾエート系、α−アシロキシムエステル等のカルボニル化合物、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサントン類等のイオウ化合物、2、4、6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィノキシド等のリン化合物等を挙げることができる。
型部材10と基板20とは、パターン11、凸構造15領域以外では、通常、その製造上、両者間には、薄い樹脂30が形成されるようになる。
型部材10およびまたは基板20に対し、UV硬化性の液状の樹脂30を加圧するように圧力をかけて加圧するに際して、型部材と基板との基板面に沿う位置合わせ(アライメントとも言う)を、互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造25、凸構造15を1組の位置合わせ部として、それぞれ、位置合わせ部の凹構造、凸構造を嵌合することにより行う。
尚、型部材10およびまたは基板20に対し、UV硬化性の樹脂30を加圧するように圧力をかける加圧に際し、型部材と基板との、粗い位置合わせを行う位置粗調整用の位置合わせ部と、加圧に際し、型部材と基板との、位置の微調整を行う位置微調整用の位置合わせ部とを用い、段階的に位置粗調整から位置微調整を行うようにした場合には、位置合わせをスムーズに行える。
例えば、図6に示すように、微調整を行う凸構造611、凹構造621からなる位置合わせ部と、粗調整を行う凸構造612、凹構造622からなる位置合わせ部とを用いた場合で、且つ、凸構造611、612は突出した四角錐形状、凹構造621、622は凹んだ形状の四角錐形状である場合、前記加圧に際して、凸構造612、凹構造622の嵌合が、凸構造611、凹構造621の嵌合が早めに行われ、段階的に位置粗調整から位置微調整を行うことができる。
次いで、更に型部材10を硬化した樹脂30Aからはがして基板20上に硬化した樹脂30Aからなるパターン部を形成される。
ここで、予め、型部材側の表面にはがれを容易とするための離型剤が配設されている場合には、剥れを容易とすることができる。
このようにして、基板20上に、硬化した樹脂30Aによるパタ−ンを形成するのが、本例のインプリント方法である。
更に、この後、先に図7の工程で説明したように、硬化した樹脂30Aをマスクとして、リフトオフ法によるパターン形成(図7(e)〜図7(f1)〜図7(g1)工程に相当)あるいは、エッチング工程(図7(e)〜図7(f)〜図7(g)工程に相当)を行う。
図2に示すインプリント装置においては、UV光に透明な型部材10を上側、基板20を下側として、型部材10のパターン側、基板20のパターン形成側を互いに向き合うようにして、それぞれ、水平に、型部材10はUV光に透明なサファイア基板からなる支持部160に保持され、また、基板120は基板ホルダー150に保持されている。
支持部160、型部材10は、一体的に固定支持部140にて保持固定され、また、支持部155は、ガイド支柱に沿い上下に制御して移動できる可動支持部130に保持固定されている。
可動支持部130は、制御されたステッピングモーター190を駆動源とし、ボールネジ195により上下移動されるもので、可動支持部130の制御された上下移動により、型部材10と基板20との間隙を制御することができる。
基板ホルダー150としては、例えば、基板20の上面側を揃えるように弾性体等により、基板の下面側から圧をかけて固定する形態のものが挙げられるが、これに、限定はされない。
図2に示すインプリント装置は、UV光に透明な型部材10の上側、サファイア基板からなる支持部160上側に、照射レンズ系170を備え、該照射レンズ系170は光ファイバー180に接続されており、光ファイバー180から供給され、照射レンズ系170で制御されたUV光は、サファイア基板からなる支持部160、型部材10を通過し、型部材10と基板20間のUV硬化性の樹脂(図1の30)を照射することができる。
尚、ここでは、位置合わせ部による位置合わせが行えるように、予め光学的に粗い位置合わせをしておくことが前提となっている。
型部材10としては、基板20側の凸構造と嵌合し、所定の位置で保持される凹構造、あるいは、基板側の凹構造と嵌合し、所定の位置で保持される凸構造を、1以上備えているものが適用でき、その各凸構造はこれと嵌合する基板側の凹構造とで、またその各凹構造はこれと嵌合する基板側の凸構造とで、それぞれ、位置合わせ部を形成する。
そして、このような位置合わせ部を、複数配するものである場合において、型部材10およびまたは基板20に対し、UV硬化性の樹脂30を加圧するように圧力をかける加圧に際し、型部材と基板との、粗い位置合わせを行う位置粗調整用の位置合わせ部と、加圧に際し、型部材と基板との、位置の微調整を行う位置微調整用の位置合わせ部とを、備えており、段階的に位置粗調整から位置微調整を行うように、加圧の際により早く嵌合する、凸構造、凹構造の組からなる位置合わせ部ほど、粗い位置調整用の位置合わせ部とすることにより、位置合わせ動作をスムーズなものとできる。
例えば、図6において、前記加圧に際して、凸構造612、凹構造622の嵌合が、凸構造611、凹構造621の嵌合が早めに行われるが、ここで、凸構造612、凹構造622の嵌合による位置精度は緩く、凸構造611、凹構造621の嵌合による位置精度は厳しい場合がこれに当たる。
また、各位置合わせ部における凸構造が突出した四角錐構造(ピラミッド構造とも言う)で、凹構造は前記四角錐構造に嵌合する、凹んだ四角錐構造である場合には、先にも述べたが、凸構造と凹構造の嵌合は、図6の凸構造612、凹構造622のように、凸構造と凹構造の各対応する面にて、それぞれ、ガイドされるようにして行われるため、嵌合する凸構造と凹構造のサイズが、位置調整のできる範囲を決めるものと言える。
尚、凹凸パターンと、その各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造とは、位置精度の良い同じ位置精度管理下のパターニング方法でパターニングされたリソグラフィー法により一緒に形成されたものである場合には、位置合わせ精度の高いものとでき、数μm〜数十μmレベルの微細パターン形成にも対応できる。
このようなパターニング方法としては、例えば、公知の電子線露光方法が挙げられる。
また、図2において明記されていないが、基板ホルダー150を所定温度に調整するための温度調整用の加熱部を備えている。
尚、本例では、照射レンズ系170とこれに接続する光ファイバー180を設け、これによりUV光の照射を行うものであるが、これに限定はされない、Hg灯(365nm等)を用いても良い。
先ず、可動支持部130を下側に充分下げた状態で、型部材10、基板20を、それぞれセットする。
次いで、可動支持部130を上移動させ、型部材10と基板20とが所定の間隔となった時点で、図2(b)に示すように、パターン形成用のUV硬化性の樹脂30を基板20上に載置する。
前述の図示していないアライメント機構により、概略の位置合わせをしながら、更に、可動支持部130を上移動させ、図1(b)に示す凸構造15、凹構造25が次第に嵌合して位置合わせが行われ、先に述べたように、型部材10およびまたは基板20に対し、UV硬化性の樹脂30を加圧するように圧力をかけて、型部材10と基板20との間隙が所望の形状になるようにし、この状態で、照射レンズ系170からUV光を照射し、UV硬化性の樹脂30をUV硬化させる。
硬化後、可動支持部130を下移動させ、型部材10を硬化した樹脂からはがす。
このような動作を行うことにより、図1(d)に示すように、基板20上に硬化した樹脂30Aによりパターンを形成することができる。
本例では、基板がウエーハで、各層のパターニングを行うための型部材が石英ガラス基板を素材とする。
本例においては、予め、各層のパターニングを行うための型部材として、それぞれ、その凹凸パターンと、その位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とは、位置精度の良い同じ位置精度管理下の公知の電子線露光法でパターニングされたリソグラフィー法により一緒に形成され、且つ、各型部材の位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、それぞれ、互いに前記同じ位置精度管理下の同じ位置に、同じ形状に形成されたものを用いる。
一方また、基板には、その各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、前記型部材の1つの各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造からインプリント法により形成しておく。
そして、上記のインプリント方法、インプリント装置を用いて、順次各層のパターンを形成していく。
各層のパターンの形成において、基板側の各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、位置合わせの基準として、これに対応する各層の型部材の置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を嵌合することにより、位置合わせを行う。
このように、各層のパターンの形成において、基板側の各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、位置合わせの基準としており、且つ、各層のパターニングを行うための型部材が、それぞれ、その凹凸パターンと、その位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とは、位置精度の良い同じ位置精度管理下の公知の電子線露光法でパターニングされたリソグラフィー法により一緒に形成されていることにより、各層の型部材のパターンと位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造との位置管理が層間の型部材についてできており、これにより、各層の型部材を用いて半導体ウエーハである基板に形成される各層のパターン形成は、型部材のパターン形成精度と同レベルの位置精度で行うことができる。
即ち、本半導体素子形成のためのパターニング方法は、数μm〜数十μmレベルのパターン幅を有する半導体素子の形成を可能としている。
10A 型部材作製用素材
11 パターン(凹凸パターンとも言う)
15 凸構造
20 基板
25 凹構造
30 UV硬化性の樹脂(単に樹脂とも言う)
30A 硬化した樹脂
31 樹脂の凹凸パターン
35 樹脂の凸部
38 レジスト
38a 突起
38b パターン
39 UV硬化性の樹脂
39a 凹部
40 UV光
50、51、52 エッチングガス
110 支持部
121、122 ガイド支柱
130 可動支持部
140 固定支持部
150 基板ホルダー
155 支持部
160 支持部
170 照射レンズ系
180 光ファイバー
190 ステッピングモータ
195 ボールネジ
710 型部材(モールドとも言う)
711 凸型のパターン
720 半導体ウェハ
721 パターン
730 レジスト
731 圧痕部
740 反応性イオンエッチングガス
750 膜
751 膜パターン
Claims (2)
- リソグラフィー法により所定の凹凸パターンが形成された平板状の型部材の前記凹凸パターン側と、形成するパターンを支持する基材となる平板状の基板のパタ−ン形成側とを、型部材側を上、基板側を下として向かい合わせ、基板のパタ−ン形成側上に放射線硬化性の液状の樹脂を配設した状態で、前記型部材およびまたは基板に対し、前記樹脂を加圧するように圧力をかけて、型部材と基板との間隙における樹脂が所望の形状になるようにして、該樹脂を放射線硬化させ、更に型部材を硬化した樹脂からはがして基板上に硬化した樹脂からなるパターン部を形成するための、インプリント方法であって、前記基板がウエーハで、半導体素子形成のための各層のパターニングに用いられるもので、前記型部材は各層のパターニングを行うための型部材であり、前記加圧に際し、互いに嵌合し、所定の位置で保持される凹構造と凸構造とを1組として、互いに嵌合する凹構造と凸構造とを型部材と基板とに分けて、2組以上を、各凹構造と凸構造の側面に傾斜面を有する構造で、異なる嵌合深さとして、配設し、各組を、それぞれ、型部材と基板との位置合わせ部として、且つ、嵌合深さのより深い組ほどより位置粗調整の位置合わせ部として、位置合わせを行うもので、加圧に際し、嵌合深さのより深い位置合わせ部から順に嵌合を開始し、前記傾斜面にてガイドされて、段階的に位置粗調整から位置微調整の位置合わせを行うもので、前記各層のパターニングを行うための各型部材においては、それぞれ、その凹凸パターンと、その各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造とが、同じ位置精度管理下で、電子線露光方法でパターニングされ、形成されたものであり、また、前記基板には、その各位置合わせ部を形成する凸構造あるいは凹構造を、前記各層のパターニングを行うための型部材の中の1つの型部材の、各位置合わせ部を形成する型部材の凸構造あるいは凹構造から、インプリント法により形成しておくものであることを特徴とするインプリント方法。
- 請求項1に記載のインプリント方法であって、型部材が石英ガラス基板から作製されたものであることを特徴とするインプリント方法。
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