JP4936197B2 - 配線装置 - Google Patents

配線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4936197B2
JP4936197B2 JP2008217378A JP2008217378A JP4936197B2 JP 4936197 B2 JP4936197 B2 JP 4936197B2 JP 2008217378 A JP2008217378 A JP 2008217378A JP 2008217378 A JP2008217378 A JP 2008217378A JP 4936197 B2 JP4936197 B2 JP 4936197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring device
mounting
wiring
plate
peripheral surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008217378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010057227A (ja
Inventor
秀哲 氏原
哲靖 川本
将一 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008217378A priority Critical patent/JP4936197B2/ja
Priority to CN2009101704576A priority patent/CN101662092B/zh
Publication of JP2010057227A publication Critical patent/JP2010057227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4936197B2 publication Critical patent/JP4936197B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

本発明は、配線器具用プレートを用いて配線器具を施工面に取り付ける配線装置に関するものである。
従来より、壁などの施工面に取り付けらた配線器具用プレートにスイッチやコンセントなどの配線器具を取り付ける配線装置が提供されている。
この種の配線装置においては、配線器具用プレートは、施工面側を後面としてねじで施工面に取り付けられる。配線器具用プレートには配線器具を取り付けるための取付孔が前後方向に貫設されている。配線器具は、配線器具用プレートを施工面に取り付ける前に、取付孔に後方より挿通さてれ配線器具用プレートに取り付けられる。
この配線装置の取付方法では、配線器具を配線器具用プレートから取り外すためには、ねじを外して配線器具用プレートを施工面から取り外す必要があり、配線器具の取り外しに手間がかかる。
一方、図14に示すように、配線器具2を車に設けた板状の取付部材5に前方より取り付ける構成が従来より提供されている(特許文献1参照)。取付部材5には、取付孔12が前後方向に貫設され、配線器具2は前方より取付孔12に挿通されて取り付けられる。
この配線器具2は、前面が矩形状に形成された器体21と、器体21の前部周面に突設されるフランジ29とを備え、フランジ29の後面には、器体21の周面のうち互いに並行する一組の周面25にそれぞれ沿う一対の取付脚26(係止爪)が突設されている。各取付脚26には弾性が付与され、また、先端部には、互いに離れる向きに引掛爪27が突設され、各引掛爪27が取付部材5の後面に引っ掛かることで配線器具2は取付部材5に固定される。
取付脚26には、一端がフランジ29の前面に達する切欠溝26aが前後方向に沿って凹設されている。切欠溝26aにマイナスドライバーなどの工具の先端を前方より差し込み、取付脚26を撓ませることで引掛爪27を取付部材5の後面から外すことができる。
取付部材5に代えて配線器具用プレートを用いると、配線器具を配線器具用プレートの前方より着脱可能にして取り外しの手間を低減した配線装置を提供できると考えられる。
特開2005−347074号公報
しかしながら、図14の構成では、取付脚26に弾性を付与する必要性から取付脚の厚み寸法には制限があり、また、切欠溝26aは取付脚26に設けられるから、工具の先端を差し込む隙間の寸法(切欠溝26aの深さ寸法)は小さくなる。したがって、前記工具の先端を差し込む作業がし難く、配線器具2の取り外し作業が容易でないという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、配線器具を配線器具用プレートの前方より着脱する配線装置において、配線器具を配線器具用プレートから取り外すための工具を差し込む隙間の寸法を大きくして配線器具の取り外し作業を容易にすることができる配線装置を提供することにある。
請求項1の発明は、施工面側を後面として施工面に固定され前面が矩形状に開口した取付孔を有する配線器具用プレートと、前面が矩形状である器体を有し取付孔に挿入された形で取り付けられた配線器具とを備える配線装置であって、配線器具は、器体の周面のうち互いに並行する一組の周面に沿って後方にそれぞれ突設され当該周面との距離を可変とする向きの弾性をそれぞれ有する取付脚を備え、各取付脚の先端部には、互いに離れる向きに引掛爪がそれぞれ突設され、配線器具用プレートは、取付孔の4面の内周面のうち互いに対向する一組の内周面において前後方向に沿って凹設され各取付脚とそれぞれ嵌合する取付溝と、各取付溝の後方にそれぞれ設けられて各引掛爪の前面をそれぞれ係止する爪受部と、取付溝が形成された取付孔の各内周面に設けられ配線器具を後方より支持する支持台とを備え、各取付溝の底面は、前方に向かうに従って互いに離れる向きに傾斜する傾斜面であり、取付脚と前記底面との間に配線器具用プレートの前面に露出する隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、配線器具用プレートには、各爪受部にそれぞれ隣接する部位において前面に開口する差込孔が形成され、前記配線器具は、各差込孔にそれぞれ差し込まれる複数個の鉤片を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記取付孔は、前記取付溝が並ぶ内周面の延長方向において複数個の配線器具を取付可能な大きさに形成され、前記配線器具は、前記延長方向における寸法が前端部より小さい幅狭部を後端部に有し、取付孔の内周面のうち取付溝が形成された2つの内周面間は変形防止用桟により連結され、変形防止用桟は、変形防止用桟を挟んで隣接して隙間なく取り付けられる2つの配線器具の中間であって前記配線器具の幅狭部間に形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記取付脚が沿う前記器体の一組の周面は、後方ほど互いに近づくように傾斜していることを特徴とする。
請求項1に記載の構成によれば、取付溝の底面と取付脚との間に配線器具用プレートの前面に露出する隙間を形成しているから、当該隙間にマイナスドライバーなどの工具の先端を前方より差し込んで取付脚を撓ませることで引掛爪を爪受部から外し、配線器具を配線器具用プレートから取り外すことができる。また、取付溝の底面が傾斜していることにより前記工具の先端を挿入する開口部位を取付脚に押力を作用させる部位より広くして前記工具を案内するから、工具の先端を差し込む作業を容易にすることができるという利点がある。
請求項2に記載の構成によれば、配線器具用プレートにおいて、爪受部に隣接して設けた差込孔に配線器具に設けた鉤片を差し込むから、配線器具によって取付孔の周部間が拘束されて配線器具用プレートの変形が防止され、その結果、引掛爪の爪受部への係止状態が維持され引掛爪が爪受部から外れて配線器具が配線器具用プレートから脱落することがないという利点がある。
請求項3に記載の構成によれば、変形防止用桟は、取付溝が形成された取付孔の2つの内周面間を連結するから、変形防止用桟によって取付孔の周部間が拘束されて配線器具用プレートの変形が防止され、その結果、引掛爪の爪受部への係止状態が維持され引掛爪が爪受部から外れて配線器具が配線器具用プレートから脱落することがないという利点がある。
また、変形防止用桟は、前記配線器具の幅狭部間に形成されるから、配線器具により変形防止用桟が隠され、変形防止用桟により美観が損なわれることがないという利点がある。
請求項4に記載の構成によれば、配線器具の後端部を取付孔に容易に挿入することができ、かつ、器体を取付孔に挿入するに従って器体が定位置に案内されることになり、配線器具を取付孔に取り付ける作業が容易になるという利点がある。
以下では、図1および図2のように、壁などの施工面(図示せず)側を後面として施工面に取り付けられる配線器具用プレート1に、配線器具2を取り付けた配線装置を示す。
本実施形態で例示する配線器具用プレート1は、前面が矩形状に形成され、配線器具2が前方より挿入されて取り付けられる取付孔12が前後方向(厚み方向)に貫設される。
配線器具用プレート1の後面には、取付孔12を囲む形で挿入リブ18が突設され、取付孔12の周部には、施工面への固定用の取付ねじが挿通されるねじ用挿通孔11が複数個、前後方向に貫設される。施工面に設けられた施工孔(図示せず)に挿入リブ18を挿入した後、取付ねじで配線器具用プレート1は施工面に固定される。
すなわち、取付孔12は、施工孔の前方に位置し、配線器具2は、後部が施工面に埋め込まれる形で取付孔12に取り付けられる。
配線器具2が取り付けられた配線器具用プレート1の前面には、配線器具用プレート1の前面の形状と略同形状の化粧プレートPが取り付けられる。化粧プレートPは、配線器具2を前面側に露出される窓42を備える。化粧プレートPの配線器具用プレート1への取り付けは、配線器具用プレート1の前面に形成した複数個の係合孔17と、化粧プレートPの後面に形成した複数個の係合爪41とをそれぞれ係合させることにより行う。
配線器具用プレート1の長手方向に沿って複数個(図示例では、8個)の配線器具2を密に並べて取付孔12に取り付けることができる配線器具2の大きさを、単位寸法として、配線器具2は、単位寸法を基にその形状が決められる。たとえば、配線器具2は単位寸法や、単位寸法の2、3、1.5倍などの大きさで形成される。
配線器具2は、たとえば、スイッチやコンセントなどである。但し、電話線やテレビ用のアンテナ線などが接続される器具であってもよい。本実施形態では、配線器具2として、単位寸法で形成されるスイッチ2aと、単位寸法の2倍の大きさで形成されるコンセント2bとを例示する。すなわち、スイッチ2aは、取付孔12に8個取り付けることができ、コンセント2bは、取付孔12に4個取り付けることができる。
配線器具2は、前面が矩形状に形成され電源線(図示せず)が接続される端子部を内部に有する器体21を備える。スイッチ2aにおいては、器体21の前面にはスイッチ操作部30が設けられる。コンセント2bにおいては、プラグの栓刃(図示せず)が差し込まれるプラグ挿入孔31が器体21の前面に開設される。
器体21の後面には、電源線が挿入される端子孔22が開設される。また、器体21の前端部の周面には、フランジ23が突設される。以下では、配線器具用プレート1の長手方向を横方向、短手方向を縦方向として説明を行う。
図3に示すように、縦方向におけるフランジ23の両端部の後面には、取付脚26が形成される。スイッチ2aにおいては、フランジ23の各端部の中央に各1個(合計2個)形成され、コンセント2bにおいては、フランジ23の各端部に各2個(合計4個)形成される。
単位寸法で形成されるスイッチ2aを2個近接して縦方向に並べた場合の4つの取付脚26の位置と同じ位置になるように、コンセント2bに形成される4つの取付脚26の形成位置が決められる。
各取付脚26は、器体21の4つの周面のうち縦方向に互いに並行する一組の周面25にそれぞれ沿うとともに、周面25との間に隙間を有するようにそれぞれ形成される。さらに、取付脚26は、周面25との間の距離を可変とする弾性を有する。すなわち、取付脚26は、周面25に近づくように撓むことができる。
各取付脚26の先端部には、縦方向において互いに離れる向きに引掛爪27がそれぞれ突設される。
また、フランジ23における縦方向に互いに対向する両端面には、鉤片28がそれぞれ突設される。鉤片28は、フランジ23の端面から突出する鉤片基部28aと、鉤片基部28aの先端部から後方に突出する鉤片凸部28bとを備える。鉤片28は、各取付脚26の両側に形成される。すなわち、スイッチ2aにおいては、各端面に2個ずつ、計4個の鉤片28が形成され、コンセント2bにおいては、各端面に4個ずつ、計8個の鉤片28が形成される。
なお、図4(a)に示すように、スイッチ2a’において、取付脚26を各側に2個ずつ形成し(すなわち、取付脚26を4個形成)、横方向に並ぶ2つの取付脚26の中間に鉤片28を形成する構成とすることもできる。
また、図4(b)に示すように、コンセント2b’において、鉤片28を取付脚26の片側(図示例では、2個の取付脚26間に位置することになる側)のみに形成する構成とすることもできる。
一方、配線器具用プレート1においては、図1および図2に示すように、取付孔12の4つの内周面のうち、縦方向に互いに対向する一組の内周面13には、前後方向に沿う取付溝14が複数本づつ凹設される。
取付溝14は、配線器具用プレート1の前面に開口を有し、取付溝14は前面に露出する。取付溝14の幅寸法(横方向の長さ寸法)は、取付溝14が取付脚26と嵌合可能なように、取付脚26の幅寸法(横方向の長さ寸法)と略同一寸法で形成される。
取付溝14の前面の開口の両側には、各鉤片28がそれぞれ差し込まれる複数個の差込孔15が開設される。配線器具用プレート1における差込孔15と取付孔12との間の部位の前面は、差込孔15の開口より後方に位置し、支持台19を形成する。
図5および図6に示すように、各取付脚26が各取付溝14内にそれぞれ進入するように、配線器具2を前方より取付孔12内に挿入すると、引掛爪27が取付溝14の底面14cに接触して撓み、また、各鉤片凸部28bが各差込孔15にそれぞれ差し込まれて、鉤片基部28aの後面が支持台19の前面に当接する。ここに、取付脚26と周面25との間の距離は、引掛爪27の突出寸法よりも大きく形成され、取付脚26は、周面25に当ることはない。
また、鉤片基部28aの後面が支持台19の前面に当接したときに引掛爪27が配線器具用プレート1の後面(取付孔12に沿う部位の後面)に引っ掛かるような前後方向の長さ寸法で、取付孔12は形成される。すなわち、鉤片基部28aの後面が支持台19の前面に当接すると、引掛爪27の前面は配線器具用プレート1の後面に係止される。本実施形態では、上述のように、配線器具用プレート1の後面(取付孔12に沿う部位の後面)を、引掛爪27を受ける爪受部としている。
上述より、配線器具2は、取付脚26が取付溝14に嵌まることで縦方向および横方向の移動が規制され、鉤片基部28aの後面が支持台19の前面に当接し、かつ、引掛爪27の前面が配線器具用プレート1の後面に係止されることで、前後方向の移動が規制される。すなわち、配線器具2は、配線器具用プレート1に固定される。
なお、図7に示すように、差込孔15における横方向に互いに対向する一組の壁面に、前後方向に沿う一対のリブ15cを形成することができる。リブ15cは、その突出方向(横方向)に潰れることができる程度の厚み寸法(縦方向の幅寸法)で形成される。また、後方ほど突出寸法が大きくなるように、リブ15は形成される。
一方、鉤片28の幅寸法(横方向の長さ寸法)は、差込孔15の幅寸法よりも小さく、かつ、一対のリブ15cの後部における先端間の寸法よりも大きく形成され、鉤片凸部28dは、差込孔15内に進入する際にリブ15cを押し潰す。したがって、鉤片28と差込孔15との間の横方向における隙間が、押し潰されたリブ15cにより埋められ、配線器具2の横方向のがたつきが防止される。
次に、配線器具2の取り外しについて、図8を参照して説明する。上述したように、取付溝14は前面側に開口を有し、前面側に露出している。マイナスドライバーなどの工具Aの先端を取付溝14に前方より差し込んで図中の矢印のように動かして取付脚26を器体21の周面25側に撓ませると、引掛爪27は配線器具用プレート1の後面から外れ、引掛爪27の後面と配線器具用プレート1の後面との係止が解除される。すなわち、配線器具2は、配線器具用プレート1から取り外される。
ここに、図5に示すように、2つの内周面13にそれぞれ形成されて縦方向に互いに向かい合う2つの取付溝14の各底面14cは、前方に向かうに従って互いに離れる向きに傾斜する傾斜面に形成される。したがって、底面14cの傾斜角度に応じて、取付溝14の開口における底面14cと取付脚26との間の隙間寸法dが決まる。
本実施形態では、隙間寸法dは、配線器具用プレート1の枠部の幅寸法(縦方向における取付孔12の縁と配線器具用プレート1の外縁との間の長さ寸法)まで大きくできるから、当該枠部の幅寸法を大きくすることで取付脚26に工具Aを差し込むための切欠溝を形成した従来構成よりも隙間寸法dを大きくすることができ、結果、図8に示すように、工具Aの先端を取付溝14の開口に差し込み易くなっている。また、工具Aの先端が底面14cを摺動することにより取付脚26側に案内されるから、取付溝14の開口を大きくても、配線器具2を取り外す作業に支障を及ぼすことがなく、配線器具2の取り外し作業が容易である。
なお、前記従来構成では、切欠溝の深さ寸法を大きくするとその分取付脚の厚み寸法が小さくなり工具Aによって取付脚が損壊する虞があるが、本実施形態では、取付溝14は配線器具用プレート1に形成されるから、隙間寸法dを大きくしても取付脚26の強度が低下することはない。また、取付溝14の周囲における配線器具用プレート1の肉厚を大きくすることで取付溝14の強度も十分に確保することができる。結果、前記従来構成よりも、工具Aによる損壊の可能性を低下させることができる。
また、前記従来構成では、切欠溝を取付脚に形成するから、切欠溝の幅寸法は取付脚の幅寸法より小さくなるが、本実施形態では、取付溝14の幅寸法(横方向の長さ寸法)は、取付脚26の幅寸法と略同一寸法である。すなわち、取付溝14の幅寸法は、前記従来構成よりも大きくなり、工具Aの先端を取付溝14に差し込み易くなる。
ところで、図9に示すように、取付孔12の内周面13において横方向に並んで形成される各取付溝14は、スイッチ2aの横方向の長さ寸法の寸法間隔で形成される取付溝14aと、隣接する2つの取付溝14aの中間に形成される取付溝14bとで構成される。
また、隣接する2個の取付溝14aの中間には、2つの内周面13間を連結する複数本(図示例では3本)の変形防止用桟16が設けられる。各変形防止用桟16は、スイッチ2aの横方向の長さ寸法の2倍の寸法間隔で形成される。
なお、図における3本の変形防止用桟16のうち、中央の変形防止用桟16のように、隣接する2個の取付溝14aの間に形成された取付溝14bに変形防止用桟16を接続することもできるし、図における3本の変形防止用桟16のうち、両端の変形防止用桟16のように、隣接する2つの取付溝14aの間であって取付溝14bを形成していない部位に、変形防止用桟16を形成することもできる。
上述より、各内周面13に設けられる各取付溝14は、3個ごとに変形防止用桟16により区切られた形になっている。変形防止用桟16に区切られた取付孔12の各部位において、3個の取付溝14のうち端に位置する取付溝14に取付脚26が嵌るようにスイッチ2aを取り付けると、前述したように、変形防止用桟16は隣接する2個の取付溝14aの中間に形成され、隣接する2個の取付溝14a間の距離はスイッチ2aの横方向の長さ寸法と略同一寸法であり、取付脚26は器体前端部22の横方向における中央に形成されているから、スイッチ2a(図における左側のスイッチ2a)は、変形防止用桟16に寄り添う。
また、変形防止用桟16に区切られた取付孔12の各部位において、3個の取付溝14のうち真ん中に位置する取付溝14に取付脚26が嵌るようにスイッチ2aを取り付けると、スイッチ2a(図における右側のスイッチ2a)は、2つの変形防止用桟16の真ん中に位置する。
上述のように、変形防止用桟16に区切られた取付孔12の各部位において、横方向におけるスイッチ2aの長さ寸法の半分の長さごとに横方向にずらしてスイッチ2aを取付孔12に取り付けることができる。
なお、図11に示すように、変形防止用桟16(図9参照)を設けない構成とすることもできる。その場合、取付溝14は、横方向におけるスイッチ2aの長さ寸法の半分の寸法間隔で形成される。すなわち、配線器具2は、図12に示すように、横方向におけるスイッチ2aの長さ寸法の半分の寸法間隔で横方向にずらして取付孔12に取り付けることができる。
ところで、変形防止用桟16は、取付孔12の2つの内周面13を連結するから、変形防止用桟16により、2つの内周面13間の距離が広がるように配線器具用プレート1が変形することが防止される。
したがって、配線器具用プレート1が変形して、引掛爪27が爪受部である配線器具用プレート1の後面(取付孔12に沿う端部における後面)から外れるということがない。
変形防止用桟16は、図13に示すように、器体21の前端部であるフランジ23の後方となる位置に、かつ、器体21の後端部である幅狭部の側方に位置するように形成される。したがって、配線器具2を、変形防止用桟16に寄り添うように、変形防止用桟16の両側に取り付けると、2つの配線器具2のそれぞれのフランジ23により変形防止用桟16が隠される。結果、変形防止用桟16により美観が損なわれることがない。
ところで、本実施形態では、器体21の2つの周面25は、図3に示すように、後方(図における下向き)ほど互いに近づくように傾斜させて形成される。したがって、縦方向における器体21の後面の長さ寸法は、取付孔12の縦方向の長さ寸法よりも小さくなり、配線器具2を取付孔12に前方より挿入する際に、器体21,21bを取付孔12に挿入し易く、また、周面25と取付孔12の内周面13とが摺接することにより、配線器具2が定位置(取付位置)に案内されるから、配線器具2を取付孔12に取り付ける作業が容易になる。
なお、配線器具用プレート1は、縦方向を上下方向として施工面に取り付けることもできるし、横方向を上下方向として施工面に取り付けることをできる。
実施形態の前面側から見た分解斜視図である。 実施形態の後面側から見た分解斜視図である。 実施形態の配線器具の平面図である。 実施形態の配線器具の別形態の斜視図である。 実施形態の取付脚部分における垂直断面図である。 実施形態の鉤片部分における垂直断面図である。 実施形態の配線器具用プレートにおける差込孔部分の拡大図である。 実施形態の配線器具を配線器具用プレートから取り外す状態の図である。 実施形態の配線器具用プレートの斜視図である。 実施形態の配線器具用プレートに配線器具を取り付けた平面図である。 実施形態の配線器具用プレートの別形態の斜視図である。 実施形態の別形態の配線器具用プレートに配線器具を取り付けた平面図である。 実施形態の取付孔の長手方向に沿う垂直断面図である。 従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 配線器具用プレート
2 配線器具
2a スイッチ
2b コンセント
12 取付孔
13 内周面
14,14a,14b 取付溝
14c 底面
15 差込孔
16 変形防止用桟
19 支持台
21 器体
25 周面
26 取付脚
27 引掛爪
28 鉤片

Claims (4)

  1. 施工面側を後面として施工面に固定され前面が矩形状に開口した取付孔を有する配線器具用プレートと、前面が矩形状である器体を有し取付孔に挿入された形で取り付けられた配線器具とを備える配線装置であって、配線器具は、器体の周面のうち互いに並行する一組の周面に沿って後方にそれぞれ突設され当該周面との距離を可変とする向きの弾性をそれぞれ有する取付脚を備え、各取付脚の先端部には、互いに離れる向きに引掛爪がそれぞれ突設され、配線器具用プレートは、取付孔の4面の内周面のうち互いに対向する一組の内周面において前後方向に沿って凹設され各取付脚とそれぞれ嵌合する取付溝と、各取付溝の後方にそれぞれ設けられて各引掛爪の前面をそれぞれ係止する爪受部と、取付溝が形成された取付孔の各内周面に設けられ配線器具を後方より支持する支持台とを備え、各取付溝の底面は、前方に向かうに従って互いに離れる向きに傾斜する傾斜面であり、取付脚と前記底面との間に配線器具用プレートの前面に露出する隙間が形成されていることを特徴とする配線装置。
  2. 前記配線器具用プレートには、前記各爪受部にそれぞれ隣接する部位において前面に開口する差込孔が形成され、前記配線器具は、各差込孔にそれぞれ差し込まれる複数個の鉤片を備えることを特徴とする請求項1に記載の配線装置。
  3. 前記取付孔は、前記取付溝が並ぶ内周面の延長方向において単位寸法の複数個の配線器具を取付可能な大きさに形成され、前記配線器具は、前記延長方向における寸法が前端部より小さい幅狭部を後端部に有し、取付孔の内周面のうち取付溝が形成された2つの内周面間は変形防止用桟により連結され、変形防止用桟は、変形防止用桟を挟んで隣接して隙間なく取り付けられる2つの配線器具の中間であって前記配線器具の幅狭部間に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線装置。
  4. 前記取付脚が沿う前記器体の一組の周面は、後方ほど互いに近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の配線装置。


JP2008217378A 2008-08-26 2008-08-26 配線装置 Expired - Fee Related JP4936197B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217378A JP4936197B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 配線装置
CN2009101704576A CN101662092B (zh) 2008-08-26 2009-08-26 配线装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217378A JP4936197B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 配線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010057227A JP2010057227A (ja) 2010-03-11
JP4936197B2 true JP4936197B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41789957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008217378A Expired - Fee Related JP4936197B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 配線装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4936197B2 (ja)
CN (1) CN101662092B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102939691B (zh) * 2010-05-17 2015-08-05 泰雷兹航空电子公司 航空线乘客座位模块化用户界面设备
JP5608028B2 (ja) * 2010-09-27 2014-10-15 パナソニック株式会社 取付枠および配線装置
JP5557706B2 (ja) * 2010-11-15 2014-07-23 株式会社日立産機システム 電気機器の保護カバー
CN105280412B (zh) * 2014-07-14 2019-06-04 进联电子科技(上海)有限公司 开关装置改良结构
CN105720700A (zh) * 2014-12-22 2016-06-29 施耐德电气(澳大利亚)有限公司 电源插座中的感应功率传输系统
JP6459674B2 (ja) * 2015-03-18 2019-01-30 三菱電機株式会社 壁設置装置
JP6390981B2 (ja) * 2016-09-15 2018-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線器具、取付枠、及び配線器具システム
CN112863910A (zh) * 2016-11-28 2021-05-28 松下知识产权经营株式会社 配线器具用板件和配线器具组合体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297819A (ja) * 1988-09-30 1990-04-10 Matsushita Refrig Co Ltd 生鮮物貯蔵装置
JPH02228208A (ja) * 1989-02-28 1990-09-11 Toshiba Lighting & Technol Corp 取付け枠
JP3901819B2 (ja) * 1997-11-28 2007-04-04 神保電器株式会社 設備機器用配線器具
JP3503503B2 (ja) * 1998-11-25 2004-03-08 松下電工株式会社 配線器具用プレート
JP2001216871A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Matsushita Electric Works Ltd ピアノハンドル式スイッチ
JP2005347074A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Daiwa Kasei Ind Co Ltd 車両のスイッチ取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN101662092B (zh) 2012-05-23
CN101662092A (zh) 2010-03-03
JP2010057227A (ja) 2010-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4936197B2 (ja) 配線装置
JP4126179B2 (ja) コネクタ
JP4713455B2 (ja) クリップ
US7128601B2 (en) Wire cover for connectors
JP2006253017A (ja) ジョイントコネクタ
KR101275569B1 (ko) 냉장고용 수납박스 장착구조
JP4749147B2 (ja) ブレーカ取付構造
JP5649638B2 (ja) 制御装置
JP2008082018A (ja) 車両用ドアハンドル
JP5518641B2 (ja) コネクタおよびリテーナ
JP5444401B2 (ja) 筐体の取付け構造
JP2008125056A (ja) リモコン
JP2013013203A (ja) 電気機器収納用キャビネット
JP3740997B2 (ja) 配線器具用プレート
KR101287223B1 (ko) 멀티단자 메인보드 고정장치
KR200430775Y1 (ko) 파티션 판넬 클립
JP4919835B2 (ja) ドア用錠受け金具
JP5385750B2 (ja) 端子装置
KR20130042161A (ko) 스페이서를 구비한 커넥터
CN210378804U (zh) 面板组件及开关装置、插座装置
JP5080800B2 (ja) 分電盤
JP5086825B2 (ja) 取付枠およびそれを用いた配線装置
JP6490143B2 (ja) 取付装置
JP2007285497A (ja) 部品相互の係止解除構造
JP2008171708A (ja) コネクタ固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

TRDD Decision of grant or rejection written
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees