JPH02228208A - 取付け枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はスイッチ、コンセントなどの配線器具、または
電話モジュールジャック、アンテナ端子などの器具を壁
面などに埋め込み固定された埋め込みボックスなどに取
付ける取付は枠に関する。

（従来の技術） この種の合成樹脂にて成型した取付は枠は、両側縁辺に
沿って被取付は器具体の係止部が係合するの係合孔を形
成した固定側縁片と、器具体の係止部が係合するの係合
部を形成した可動側縁片とを相対して形成し、この両側
の縁片に器具体を取付けた取付は枠の両端フランジ部を
ねじにて埋め込みボックスなどに取着することにより、
器具体を取付は枠を介して埋め込みボックスなどに取付
ける構造が採られている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の合成樹脂にて成型した取付は枠は、取付は枠
本体の一側辺縁に沿った固定側縁片に器具体の係止片を
係合する係合孔を形成しているため、係合孔は、金型に
よる成型上、取付は枠本体の前面から固定側縁片の前縁
に連続して形成され、係合孔の内側にばりが出来易く、
器具体の係止片をこの係合孔に係合した場合、ぼりによ
って器具体の係止片が係合孔に係合されなくなったり、
あるいは、ばりが挟み込まれて正しく係合されなくなる
問題があった。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、取付は枠本
体の固定側縁片に形成した係合孔の内側にばりができて
いても、器具体を確実に安定して取付けることができる
取付は枠を提供するものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の取付は枠は、取付は孔を形成した取付はフラン
ジ部を両端にそれぞれ有し中間部に被取付は器具体を嵌
合突出させる突出孔を有する取付は枠本体を有し、前記
取付は枠本体の一側辺縁に沿って前記器具体の係止部が
係合する係合孔を有する固定側縁片を形成するとともに
他側辺縁に沿って前記器具体の係止部を係止する係合部
を有する可動縁片を形成した取付は枠であり、前記固定
側縁片に形成した係合孔の内側に凹部を形成したことを
特徴とするものである。

（作用） 本発明の取付は枠は、被取付は器具体、例えば、スイッ
チ、コンセント、電話モジュールジャック、アンテナ端
子などを取付は枠本体の突出孔に嵌合して一方側の固定
縁片の係合孔と他方側可動縁片の係合部とに器具体の両
側爪状の係止部をそれぞれ係合し、この器具体を取付け
た取付は枠のフランジ部の取付は孔に挿通したねじを締
付け、このねじで取付は枠本体を埋め込みボックスなど
に取付ける。この器具体を取付は枠の固定側縁片の係合
孔に係合するとき、係合孔の内側は凹部によって拡がっ
ているため、係合孔に挿入し易く係合が容易で、係合孔
の内側にばりが発生していても、係合孔の内側は凹部に
よりばりが凹部内で外側に向って倒れ込み、器具体の係
止部は係合孔の外側位置に係合し、所定位置に安定して
係合される。

（実施例） 本発明の一実施例の構成を図面について説明する。

第１図および第２図において、１は取付は枠本体で、合
成樹脂にて略矩形枠状に成型され、両端にはフランジ部
２がそれぞれ一体的に形成され、このフランジ部２の前
面はこの取付は枠本体１の前面より一段低く形成されて
いる。そしてこの取付は枠本体１の中央部に被取付は器
具体３、例えば、第３図に示すような、スイッチを背面
側から嵌合突出させる突出孔４が形成され、この取付は
枠本体１の裏面側の一側辺縁に沿って前記器具体３を係
合する複数の対をなす係合孔５を有する固定縁片６が形
成されている。この係合孔５は前面側から裏面側に向か
って固定縁片６の前縁に連続して形成され、この各係合
孔５の内底端に、第４図に示すように、内外方向の中間
位置に前方に向かって突部７が突設され、各係合孔５の
内側には後側に拡がる凹部８が形成されている。この各
係合孔５は、第５図に示すような、内型９と外型１０と
にて成型され、内型９と外型１０との接合縁となる係合
孔５の内側にばりが発生しても、器具体３の係合時にば
りは凹部８の高さ内に倒れ込むようになっている。

また第６図および第７図に示すように、この取付枠本体
１の裏面側の他側辺縁に沿って前面側から裏面側に向か
って切り溝１１によって形成され前記器具体３を係合す
る複数の係合部１２を有する弾性的に変形可能な可動縁
片１３が設けられている。

この各係合部１２は垂直状に前方に向かって突出する係
合突部１４が形成され、この各係合突部１４の両側には
内方に向かって垂直状にそれぞれ側片部１５が形成され
、この各係合部１２は略コ字状に形成され、器具体３の
係止部はそれぞれ側片部１５の外側面に係合されるよう
になっている。

また前記取付は枠本体１の両縁片６．！３の両端を前記
突出孔４の両端に沿ってそれぞれ突出した連結縁片１６
にて連結し、前記両側の縁片６．！３と両端の連結縁片
１６とにて突出孔４の全周に沿った矩形枠状の垂直縁と
する。

また前記取付は枠本体１の両端のフランジ部２には埋め
込みボックスのねじ孔に対応して幅方向の中央部に幅方
向に長い楕円形状の取付は孔１丁がそれぞれ形成され、
さらにこの両フランジ部２には取付は孔１７の外側に位
置して係合孔１８がそれぞれ形成されている。

次にこの取付は枠本体１に取付は構造を第３図について
説明する。

２０はフラッジプレートで、合成樹脂にて成型され、内
周縁２１にて前記取付は枠本体１に嵌合される嵌合縁に
形成されている。またこのフラッジプレート２０には内
周縁２１に沿って表面にポリマアロイ樹脂などの合成樹
脂にて成型された化粧枠２２を嵌合する凹段部２２が形
成され、この凹段部２２には、化粧枠２３に突設した鉤
状の係止爪２４を係合する係合孔２５が形成されている
。また、このフラッジプレート２０の内周の両端の左右
側に金属板にて成型された抑え板２６の両端が嵌着され
ている。この抑え板２６の中央部にはこのフラッジプレ
ート２０に嵌着した状態で前記取付は枠本体１の取付は
孔１７と対応する位置にそれぞれ横長楕円形状の取付は
孔２７が形成されている。

また前記器具体３、例えば、スイッチには、このスイッ
チの操作カバー２８がスイッチの操作部２９に取付けら
れる。そしてこの器具体３は本体部３１とカバ一部３２
とにて構成され、この本体部３１とカバ一部３２とを結
合する一対の締付金具３３にそれぞれ一対の爪状の係止
部３４が形成され、この一方の締付金具３３の係止部３
４が前記係合孔５に係合されるとともに他方の締付金具
３３の係止部３４が係合部１２に係合保持される。

次にこの実施例の作用を説明する。

取付枠本体１の突出孔４に器具体３、例えば、スイッチ
を嵌着してこのスイッチの一方の締付金具３３の係止部
３４を一方の固定縁片６の係合孔５に挿入する。このと
き、係合孔５の内側にばりが発生していても、ばりが外
側に向かって突部７より内側の凹部８内に倒れ込み、係
止部３４は係合部５の突部７の前縁と係合孔５の前縁と
の間に係合され、この係合孔５の突部７の前縁と係合孔
５の前縁との間の寸法ａは所定寸法に保持され、この間
にばりが入り込むことがなく、器具体３の係止部３４は
、係合孔５に安定して係合される。次いで、器具体３の
他方の一対の係止部３４を可動縁片１３を係合部１２の
係合突部１５をドライバーなどで弾性に抗して外方に拡
げながら、係合部１２の係合突部１４の両側に形成され
た側片部１５の外側に係合し、第８図に示すように、係
止部３４が係合突部１４の側片部１５を挟んだ状態で器
具体３は遊動することがないように位置決め保持される
。次いでこの取付は枠本体１のフランジ部２の保合孔１
８にフラッジプレート２０の図示しない係合突起を挿通
係合して、取付枠本体１にフラッジプレート２０を仮止
めし、この状態で、フラッジプレート２０の内周縁２１
に取付枠本体１を嵌合してフランジ部２をフラッジプレ
ート２０の両端裏面に重合当接し、抑え板２６の取付は
孔２７から取付は枠本体１の取付は孔１７にねじ３５を
挿通し、このねじ３５を埋め込みボックスのねじ孔に螺
合し、取付は枠本体１とともにフラッジプレート２０を
埋め込みボックスに取付ける。

また器具体３を取付は枠本体１から取り外す場合は、可
動縁片１３の係合部１２の係合突部１４にドライバーな
どを挿入して、弾性に抗して外方に拡げながら、係合部
１２の係合突部１４の両側に形成された側片部１５の外
側に係合した係止部３４を外すことにより、固定側縁片
６の固定孔５から係止部３４を取外す。

なお、前記実施例では、取付は枠本体１の固定縁片６の
係合孔５に突部７によって係合孔５の内側に凹部８を形
成する構造について説明したが、第９図に示すように、
係合孔５の内側を段状に切り欠いて突部７Ｍで凹部８暑
を形成した構造とし、または第１０図に示すように、係
合孔５の内側を傾斜状に切り欠いて外側を突部７ｂとし
て凹部８ｂを形成した構造とすることもでき、この構造
でも、係合孔５の内側にばりが発生していても、ばりが
外側に向かって突部７！、　？ｂ側に倒れ込み、係止部
３４は係合部５の突部７！、　７ｂの前縁と係合孔５の
前縁との間に係合され、この係合孔５の突部１＊、　７
ｂの前縁と係合孔５の前縁との間の寸法ａは所定寸法に
保持され、この間にばりが入り込むことがなく、器具体
３の係止部３４は、係合孔５に安定して係合される。

〔発明の効果〕

本発明によれば、取付は孔を形成した取付はフランジ部
を両端にそれぞれ形成し中間部に被取付は器具体の係止
片を嵌合突出させる突出孔を有する取付は枠本体の一側
辺縁に沿って前記器具体を係合する係合孔を有する固定
側縁片を形成するとともに他側辺縁に沿って前記器具体
を係止する係合部を有する可動側縁片を形成した取付は
枠において、前記固定側縁片に形成した係合孔の内側に
凹部を形成したので、成型時に内型と外型との接合面に
なる係合孔の内側にばりが発生しても、ぼりは係合孔の
凹部内に収まり、ぼりに関係なく、器具体の係止部は係
止され、係合孔に安定して確実に保持され、また係合孔
は内側が凹部により拡げられているため、器具体の係止
部の係合が容易にできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す取付は枠の平面図、第
２図は同上取付は枠の斜視図、第３図は同上取付は枠を
取付ける装置の分解斜視図、第４図は同上係合孔部の斜
視図、第５図は同上係合孔の成型型部の断面図、第６図
は同上取付は枠の係合部の斜視図、第７図は同上平面図
、第８図は同上器具体の係止部を係止した状態を示す平
面図、第９図および第１０図は他の実施例を示す取付は
枠体の係合孔部の断面図である。 １・・取付は枠本体、２・・フランジ部、３・器具体の
スイッチ、４・・突出孔、５・・係合孔、６・・固定縁
片、８．８１．８ｂ・・凹部、１３・可動縁片、１４・
・係合突部。 楽３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）取付け孔を形成し取付けフランジ部を両端にそれ
   ぞれ有し中間部に被取付け器具体を嵌合突出させる突出
   孔を有する取付け枠本体を有し、前記取付け枠本体の一
   側辺縁に沿って前記器具体の係止部が係合する係合孔を
   有する固定側縁片を形成するとともに他側辺縁に沿って
   前記器具体の係止部が係止する係合部を有する可動縁片
   を形成した取付け枠であり、 前記固定側縁片に形成した係合孔の内側に凹部を形成し
   たことを特徴とする取付け枠。