JP2013013203A - 電気機器収納用キャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビネット本体内に収納設置されている電気機器に対して作業する際、キャビネット本体の天板や左右の側板が邪魔になったりせず、十分な作業スペースを確保することができる電気機器収納用キャビネットを提供する。
【解決手段】レール部材に側面視釣り針状の案内溝25を設ける一方、キャビネット本体2の側板6の内面に案内ねじ7を設けており、レール部材21をキャビネット本体2内での収納状態から案内溝25に沿って上方へスライドさせることにより切り欠き26と固定ねじ8との係止を解除した後、案内ねじ7を中心として前方へ揺動させながら案内溝25に沿って前方へ引き出し、更に案内溝25に沿って下方へスライドさせることにより、レール部材21の下部を開口からキャビネット本体2の外側へ突出可能とした。
【選択図】図4
【解決手段】レール部材に側面視釣り針状の案内溝25を設ける一方、キャビネット本体2の側板6の内面に案内ねじ7を設けており、レール部材21をキャビネット本体2内での収納状態から案内溝25に沿って上方へスライドさせることにより切り欠き26と固定ねじ8との係止を解除した後、案内ねじ7を中心として前方へ揺動させながら案内溝25に沿って前方へ引き出し、更に案内溝25に沿って下方へスライドさせることにより、レール部材21の下部を開口からキャビネット本体2の外側へ突出可能とした。
【選択図】図4
Description
本発明は、たとえば回路遮断器を収納する分電盤等に使用される電気機器収納用キャビネットに関するものである。
従来、電気機器収納用キャビネットとしては種々のものが考案されており、たとえば特許文献1に開示されているようなものがある。このような電気機器収納用キャビネットでは、電気機器をキャビネット本体内に収納設置した状態において結線作業する場合等が想定されるため、そのような作業時における作業スペースの確保が望まれている。そこで、特許文献1に開示されている電気機器収納用キャビネットによれば、電気機器を設置するためのレール部材をキャビネットの背板に対して所定方向へ揺動可能に取り付けており、上述したような作業時にはレール部材を揺動させることによって作業スペースを確保可能としている。
しかしながら、特許文献1に開示されているように、キャビネット本体内においてレール部材をただ単に揺動させるだけでは、依然としてキャビネット本体の天板や左右の側板が作業の邪魔になりやすいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、キャビネット本体内に収納設置されている電気機器に対して作業する際、キャビネット本体の天板や左右の側板が邪魔になったりせず、十分な作業スペースを確保することができる電気機器収納用キャビネットを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面に開口を有する方形箱状のキャビネット本体内に、電気機器を設置するためのレール部材を収納してなる電気機器収納用キャビネットであって、前記レール部材が、上下方向に長い柱状の一対の支持部材と、前記支持部材間を左右方向で連結する機器設置部材とを有する正面視略H字状に形成されており、前記支持部材に、前記キャビネット本体内への収納時において、前記キャビネット本体の側板の内面に当接する板状の案内部及び係止部を、前記案内部の方が前記係止部よりも上方となるように夫々設け、前記案内部又は前記側板の内面の何れか一方に案内軸を、他方に前記案内軸が挿通可能で、上下方向に延びる前後一対の溝部と両前記溝部の端部同士を前後方向で連結する溝部とを有する案内溝を夫々設ける一方、前記係止部の下辺部に下方へ開口する切り欠きを、前記側板に前記切り欠きに係止可能な係止軸を夫々設けており、前記レール部材は、前記案内軸が前記案内溝の一方の端部に位置するとともに、前記係止軸が前記切り欠きに係止している状態において、前記キャビネット本体内で固定されている一方、当該状態から前記案内溝に沿って上方へスライドさせることにより前記切り欠きと前記係止軸との係止を解除した後、前記案内軸を中心として前方へ揺動させながら前記案内溝に沿って前方へ引き出し、更に前記案内溝に沿って下方へスライドさせることにより、前記レール部材の少なくとも下部を前記開口から前記キャビネット本体の外側へ突出させることができることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部材の下端部に、更に下方へ突出する支持部を設けており、前記レール部材を前記案内溝に沿って下方へスライドさせた後、前記案内軸を中心として後方へ揺動させることにより、前記支持部が前記キャビネット本体の底板の前縁に当接し、前記レール部材が、少なくとも下部を前記開口から前記キャビネット本体の外側へ突出させた姿勢で支持されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部材の下端部に、更に下方へ突出する支持部を設けており、前記レール部材を前記案内溝に沿って下方へスライドさせた後、前記案内軸を中心として後方へ揺動させることにより、前記支持部が前記キャビネット本体の底板の前縁に当接し、前記レール部材が、少なくとも下部を前記開口から前記キャビネット本体の外側へ突出させた姿勢で支持されることを特徴とする。
本発明によれば、レール部材をキャビネット本体内での収納状態から案内溝に沿って上方へスライドさせることにより切り欠きと係止軸との係止を解除した後、案内軸を中心として前方へ揺動させながら案内溝に沿って前方へ引き出し、更に案内溝に沿って下方へスライドさせることにより、レール部材の少なくとも下部を開口からキャビネット本体の外側へ突出させることができる。したがって、レール部材全体がキャビネット本体内に位置していた従来と比較して、レール部材に設置された電気機器の周囲に広いスペースを確保することが可能となり、たとえば結線作業等を容易に行うことができる。
また、レール部材を揺動させたりスライドさせるに際しての案内構造が案内軸及び案内溝により構成されているため、部品点数が多くなる一般的な案内構造と比較して構造が簡易であり、製造コストの低コスト化、組み立て作業の容易化等をも図ることができる。加えて、案内構造をレール部材の左右両側部に設けているため、中央部分、すなわち機器設置部分に広いスペースを確保することができ、電気機器に対する結線作業等を一層容易に行うことができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、支持部材の下端部に、更に下方へ突出する支持部を設けることで、レール部材を、少なくとも下部を開口からキャビネット本体の外側へ突出させた姿勢で支持可能としている。したがって、たとえば結線作業時等にレール部材を安定させることができ、そのような作業を極めて容易に行うことができる。
また、レール部材を揺動させたりスライドさせるに際しての案内構造が案内軸及び案内溝により構成されているため、部品点数が多くなる一般的な案内構造と比較して構造が簡易であり、製造コストの低コスト化、組み立て作業の容易化等をも図ることができる。加えて、案内構造をレール部材の左右両側部に設けているため、中央部分、すなわち機器設置部分に広いスペースを確保することができ、電気機器に対する結線作業等を一層容易に行うことができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、支持部材の下端部に、更に下方へ突出する支持部を設けることで、レール部材を、少なくとも下部を開口からキャビネット本体の外側へ突出させた姿勢で支持可能としている。したがって、たとえば結線作業時等にレール部材を安定させることができ、そのような作業を極めて容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態となる電気機器収納用キャビネット(以下、単にキャビネットと称す)について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、前扉を取り外した状態のキャビネット1を示した斜視説明図である。図2は、レール部材21を示した斜視説明図であり、図3は、レール部材21が引き出された状態にあるキャビネット1を示した斜視説明図である。
キャビネット1は、前面に開口を有する方形箱体状のキャビネット本体2と、キャビネット本体2に取り付けられ、その前面の開口を開閉する図示しない前扉と、キャビネット本体2内に収納可能で、回路遮断器等の各種電気機器を設置可能なレール部材21とを備えてなる。キャビネット本体2は、天板3、底板4、背板5、及び左右の側板6、6を一体的に組み付けてなる。そして、各側板6の内面側における上部には、レール部材21を引き出す際に案内するための案内ねじ7が、各側板6の内面側における下部には、レール部材21を収納状態で固定するための固定ねじ8が夫々ナット9に螺着されている。尚、案内ねじ7と固定ねじ8とは、後述する図4に示すように、上下方向で一直線状に並んでいる。すなわち、両ねじ7、8は、背板5から前方側へ同じ距離だけ離れた位置に螺着されている。
キャビネット1は、前面に開口を有する方形箱体状のキャビネット本体2と、キャビネット本体2に取り付けられ、その前面の開口を開閉する図示しない前扉と、キャビネット本体2内に収納可能で、回路遮断器等の各種電気機器を設置可能なレール部材21とを備えてなる。キャビネット本体2は、天板3、底板4、背板5、及び左右の側板6、6を一体的に組み付けてなる。そして、各側板6の内面側における上部には、レール部材21を引き出す際に案内するための案内ねじ7が、各側板6の内面側における下部には、レール部材21を収納状態で固定するための固定ねじ8が夫々ナット9に螺着されている。尚、案内ねじ7と固定ねじ8とは、後述する図4に示すように、上下方向で一直線状に並んでいる。すなわち、両ねじ7、8は、背板5から前方側へ同じ距離だけ離れた位置に螺着されている。
一方、レール部材21は、上下方向に長い柱状に形成された左右一対の支持部材22、22と、該支持部材22、22同士を左右方向で連結する機器設置部材23とを正面視略H字状に組み付けてなる金属製部材である。各支持部材22は、本体部22aと、本体部22aの上端部に設けられた案内部22bと、本体部22aの下端部に設けられた係止部22cと、係止部22cから延設された支持部22dとを備えてなり、案内部22bの上端から支持部22dの下端まで含めた支持部材22全体の上下方向長さは、キャビネット本体2の天板3と底板4との間の距離よりも短くなっている(図4に示す)。なお、左右の支持部材22、22は鏡面対称形状となっている。
本体部22aは上下方向に長い帯状体であって、3つのネジ孔24、24・・が上下方向に並設されており、機器設置部材23を所望の高さ位置でネジ止め可能となっている。また、案内部22bは、本体部22a上端部の左右方向外側に設けられた板状部で、前方へ略90度折り曲げられている。そして、該案内部22bには、上下方向に延びる前側の溝部及び後側の溝部と両溝部の下端部同士を前後方向で連結する溝部とからなる側面視釣り針状の案内溝25が設けられている。案内溝25は、案内ねじ7の軸部を挿通可能な幅を有しており、後側の上下方向長さが前側の上下方向長さよりも長く形成されている。
さらに、係止部22cは、本体部22a下端部の左右方向外側に設けられた板状部で、案内部22b同様に前方へ略90度折り曲げられている。そして、該係止部22cの下辺先端側で、案内溝25の前側の溝部の下方となる位置には、下方へ開口する切り欠き26が形成されている。そして、該切り欠き26内には、固定ねじ8の軸部が進入し係止可能となっている。尚、切り欠き26の上下方向での深さは、案内溝25の前側の溝部の上下方向長さよりも浅くなっている。
また、係止部22cの下辺基端側に、支持部22dが設けられている。支持部22dは、係止部22cの下辺から左右方向内側へ突設された後、下側へ折り曲げられてなる正面視L字状の舌片として形成されている。尚、支持部22dの内側への突出量(係止部22cからの突出量)は、側板6からの固定ねじ8の突出量(緩めた状態における固定ねじ8の突出量)よりも大きくなっている。
また、係止部22cの下辺基端側に、支持部22dが設けられている。支持部22dは、係止部22cの下辺から左右方向内側へ突設された後、下側へ折り曲げられてなる正面視L字状の舌片として形成されている。尚、支持部22dの内側への突出量(係止部22cからの突出量)は、側板6からの固定ねじ8の突出量(緩めた状態における固定ねじ8の突出量)よりも大きくなっている。
加えて、機器設置部材23は左右方向へ長い帯状体であって、その中央部には、左右方向へ長い長孔27、27・・が複数連設されており、該長孔27等を利用して回路遮断器等の各種電気機器を設置可能となっている。尚、機器設置部材23の左右方向長さは、キャビネット本体2の左右方向長さ(左右の側板6、6間の距離)と略同じとなっている。
上記支持部材22、22及び機器設置部材23からなるレール部材21は、支持部材22、22を、その本体部22aを内側に、案内部22bや係止部22cを外側に夫々向けた姿勢で対向させ、機器設置部材23を支持部材22、22間に架設し、本体部22a、22aの前面同士を連結することによって組み立てられる。また、このようにして組み立てられるレール部材21は、各支持部材22の案内溝25に案内ねじ7の軸部を挿通させ、その軸部を案内溝25の前側の溝部の上端部に位置させるとともに、係止部22cの切り欠き26に固定ねじ8の軸部を係止させた状態で、両ねじ7、8を締め付けることにより、キャビネット本体2内に収納状態で固定されている。そして、該固定状態においては、各支持部材22の案内部22b及び係止部22cの外側面が側板6の内面に夫々当接している。
以上のようにしてキャビネット本体2内に収納されるレール部材21の使用形態について、図4及び図5をもとに説明する。図4及び図5は、キャビネット本体2内に収納されて固定状態にあるレール部材21を、キャビネット本体2外まで引き出す様子を示した説明図であり、図4及び図5中のAは、機器設置部材23に設置された電気機器である。
レール部材21は、上述したような状態でキャビネット本体2内に固定されている(図4(a))。ここで、まず案内ねじ7及び固定ねじ8を緩めた後、案内溝25の前側の溝部に沿ってレール部材21を上方へスライドさせ、案内ねじ7を案内溝25の前側の溝部の下端に位置させるとともに、固定ねじ8の切り欠き26への係止状態を解除する(図4(b))。次に、案内ねじ7を軸としてレール部材21の下側(係止部22cや支持部22d側)を前方へ揺動させるとともに、案内溝25の前側の溝部と後側の溝部とを繋ぐ連結部に沿ってレール部材21全体を前方へスライドさせて引き出し、案内ねじ7を案内溝25の後側の溝部の下端に位置させる(図4(c))。このとき、支持部22dは、上述の如く内側へ折り曲げられたL字状に形成されているため、固定ねじ8の先端よりもキャビネット本体2内側を移動することになり、支持部22dと固定ねじ8とは干渉しない。
レール部材21は、上述したような状態でキャビネット本体2内に固定されている(図4(a))。ここで、まず案内ねじ7及び固定ねじ8を緩めた後、案内溝25の前側の溝部に沿ってレール部材21を上方へスライドさせ、案内ねじ7を案内溝25の前側の溝部の下端に位置させるとともに、固定ねじ8の切り欠き26への係止状態を解除する(図4(b))。次に、案内ねじ7を軸としてレール部材21の下側(係止部22cや支持部22d側)を前方へ揺動させるとともに、案内溝25の前側の溝部と後側の溝部とを繋ぐ連結部に沿ってレール部材21全体を前方へスライドさせて引き出し、案内ねじ7を案内溝25の後側の溝部の下端に位置させる(図4(c))。このとき、支持部22dは、上述の如く内側へ折り曲げられたL字状に形成されているため、固定ねじ8の先端よりもキャビネット本体2内側を移動することになり、支持部22dと固定ねじ8とは干渉しない。
さらに、レール部材21を、案内溝25の後側の溝部に沿って下方へスライドさせ、案内ねじ7を案内溝25の後側の溝部の上端部に位置させる(図4(d))。最後に、案内ねじ7を軸として、レール部材21を後方へ揺動させ、支持部22dをキャビネット本体2の底板4の前縁に当接させればよい。すると、図5に示すように、レール部材21は、その下部がキャビネット本体2の開口から外側へ突出する傾斜姿勢で支持されることになる。
尚、図4(a)に示す状態、すなわちレール部材21をキャビネット本体2内に収納し固定するには、上述した手順とは逆の手順を踏めばよい。
尚、図4(a)に示す状態、すなわちレール部材21をキャビネット本体2内に収納し固定するには、上述した手順とは逆の手順を踏めばよい。
以上のような構成を有するキャビネット1によれば、上下方向に長い柱状の一対の支持部材22、22と、支持部材22、22間に架設される機器設置部材23とを有するレール部材21を備え、各支持部材22の上端部に、上下方向に延びる一対の溝部と両溝部の下端部同士を前後方向で連結する溝部とを有する側面視釣り針状の案内溝25を有する板状の案内部22bを、下端部に、下辺先端部に下方へ開口する切り欠き26を有する板状の係止部22cを夫々上下方向へ長い帯状の本体部22aから前方へ折り曲げて設ける一方、キャビネット本体2の側板6、6の内面に案内ねじ7及び固定ねじ8を螺着しており、案内ねじ7の軸部を案内溝25の前側の溝部に挿通させるとともに、固定ねじ8を切り欠き26内に進入させて係止させた状態で両ねじ7、8を締め付けることによって、レール部材21をキャビネット本体2内に収納した状態で固定している。そして、レール部材21を上述したように操作する、すなわち案内溝25の形状に沿った上下方向へのスライド操作及び案内ねじ7を軸とした揺動操作することにより、レール部材21の下部をキャビネット本体2の開口から外側へ突出可能としている。したがって、レール部材全体がキャビネット本体内に位置していた従来と比較して、機器設置部材23に設置された電気機器Aの周囲に広いスペースを確保することが可能となり、たとえば結線作業等を容易に行うことができる。
また、レール部材21を揺動させたりスライドさせるに際しての案内構造が案内ねじ7及び案内溝25により構成されているため、部品点数が多くなる一般的な案内構造と比較して構造が簡易であり、製造コストの低コスト化、組み立て作業の容易化等をも図ることができる。さらに、案内構造をレール部材21の左右両側部に設けているため、中央部分、すなわち機器設置部分に広いスペースを確保することができ、電気機器Aに対する各種作業を一層容易に行うことができる。
加えて、各支持部材22の係止部22cに、内側へ突出した後に下方へ折り曲げられた正面視L字状の支持部22dを設けており、レール部材21の下部をキャビネット本体2の開口から外側に突出させた後、該支持部22dをキャビネット本体2の底板4の前縁に当接させることにより、レール部材21を傾斜姿勢のまま支持可能としている。したがって、たとえば電気機器Aに対する結線作業時等にレール部材21を安定させることができ、そのような作業を極めて容易に行うことができる。
加えて、各支持部材22の係止部22cに、内側へ突出した後に下方へ折り曲げられた正面視L字状の支持部22dを設けており、レール部材21の下部をキャビネット本体2の開口から外側に突出させた後、該支持部22dをキャビネット本体2の底板4の前縁に当接させることにより、レール部材21を傾斜姿勢のまま支持可能としている。したがって、たとえば電気機器Aに対する結線作業時等にレール部材21を安定させることができ、そのような作業を極めて容易に行うことができる。
なお、本発明に係るキャビネットは、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、レール部材やキャビネット本体の構成について、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、案内部22bに案内溝25を、側板6に案内ねじ7を夫々設けているが、案内部22bに案内ねじ7を、側板6に案内溝25を夫々設けたとしても構成可能である。なお、側板6に案内溝25を設けるた場合、案内溝25の形状は実施形態の形状と上下及び前後逆となる。
また、上記実施形態では、案内軸を案内ねじ7とするとともに、係止軸を固定ねじ8としており、案内ねじ7及び固定ねじ8を締め付けることによりレール部材21を固定可能としているが、案内軸や係止軸に固定機能を備えずともよく(ねじ部を有さない軸のみを突設してもよい)、レール部材21に別途固定のための構成要素を設けてもよい(たとえば本体部22aにレール部材21を背板5へ固定するためのネジ孔を設ける等)。
さらに、上記実施形態では、係止部22cから支持部22dを突設しているが、支持部22dの有無については適宜設計変更可能であるし、案内部22aや係止部22cの位置についても本体部22aの上端及び下端に夫々限定されることはない。
加えて、案内溝25の形状についても、上記実施形態では側面視釣り針状としているが、上下方向に延びる前後一対の溝部と該溝部の端部同士を連結した溝部とを有しているのであれば他の形状(たとえばU字状や逆U字状)であっても何ら問題はない。
また、上記実施形態では、案内軸を案内ねじ7とするとともに、係止軸を固定ねじ8としており、案内ねじ7及び固定ねじ8を締め付けることによりレール部材21を固定可能としているが、案内軸や係止軸に固定機能を備えずともよく(ねじ部を有さない軸のみを突設してもよい)、レール部材21に別途固定のための構成要素を設けてもよい(たとえば本体部22aにレール部材21を背板5へ固定するためのネジ孔を設ける等)。
さらに、上記実施形態では、係止部22cから支持部22dを突設しているが、支持部22dの有無については適宜設計変更可能であるし、案内部22aや係止部22cの位置についても本体部22aの上端及び下端に夫々限定されることはない。
加えて、案内溝25の形状についても、上記実施形態では側面視釣り針状としているが、上下方向に延びる前後一対の溝部と該溝部の端部同士を連結した溝部とを有しているのであれば他の形状(たとえばU字状や逆U字状)であっても何ら問題はない。
1・・キャビネット、2・・キャビネット本体、3・・天板、4・・底板、5・・背板、6・・側板、7・・案内ねじ(案内軸)、8・・固定ねじ(係止軸)、21・・レール部材、22・・支持部材、22a・・本体部、22b・・案内部、22c・・係止部、22d・・支持部、23・・機器設置部材、25・・案内溝、26・・切り欠き。
Claims (2)
- 前面に開口を有する方形箱状のキャビネット本体内に、電気機器を設置するためのレール部材を収納してなる電気機器収納用キャビネットであって、
前記レール部材が、上下方向に長い柱状の一対の支持部材と、前記支持部材間を左右方向で連結する機器設置部材とを有する正面視略H字状に形成されており、
前記支持部材に、前記キャビネット本体内への収納時において、前記キャビネット本体の側板の内面に当接する板状の案内部及び係止部を、前記案内部の方が前記係止部よりも上方となるように夫々設け、
前記案内部又は前記側板の内面の何れか一方に案内軸を、他方に前記案内軸が挿通可能で、上下方向に延びる前後一対の溝部と両前記溝部の端部同士を前後方向で連結する溝部とを有する側面視略釣り針状の案内溝を夫々設ける一方、
前記係止部の下辺部に下方へ開口する切り欠きを、前記側板に前記切り欠きに係止可能な係止軸を夫々設けており、
前記レール部材は、前記案内軸が前記案内溝の一方の端部に位置するとともに、前記係止軸が前記切り欠きに係止している状態において、前記キャビネット本体内で固定されている一方、
当該状態から前記案内溝に沿って上方へスライドさせることにより前記切り欠きと前記係止軸との係止を解除した後、前記案内軸を中心として前方へ揺動させながら前記案内溝に沿って前方へ引き出し、更に前記案内溝に沿って下方へスライドさせることにより、前記レール部材の少なくとも下部を前記開口から前記キャビネット本体の外側へ突出させることができることを特徴とする電気機器収納用キャビネット。 - 前記支持部材の下端部に、更に下方へ突出する支持部を設けており、
前記レール部材を前記案内溝に沿って下方へスライドさせた後、前記案内軸を中心として後方へ揺動させることにより、前記支持部が前記キャビネット本体の底板の前縁に当接し、前記レール部材が、少なくとも下部を前記開口から前記キャビネット本体の外側へ突出させた姿勢で支持されることを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用キャビネット。
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CN105356305A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-02-24 | 苏州科雷悦电气有限公司 | 一种开关柜的元件翻转锁定结构 |
CN105375355A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-03-02 | 苏州科雷悦电气有限公司 | 一种开关柜的元件翻转定位结构 |
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2011
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140902 |