JP4935927B2 - 塗布装置、現像装置、塗布方法、現像方法及び記憶媒体 - Google Patents

塗布装置、現像装置、塗布方法、現像方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えば半導体ウエハやLCD基板(液晶ディスプレイ用ガラス基板)等の基板に対してレジスト液の塗布処理を行う塗布装置、塗布方法及び露光後の現像処理を行う現像装置、現像方法及びこれらの方法を実施するコンピュータプログラムを含んだ記憶媒体に関する。
半導体デバイスやLCD基板の製造プロセスの一つとして、基板にレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて当該レジスト膜を露光した後、現像処理を行なうことにより所望のパターンを得る、一連の工程があり、このような処理は、一般にレジスト液の塗布や現像を行う塗布、現像装置に、露光装置を接続したシステムを用いて行われる。
そしてレジストパターンが形成された基板については、所定の検査、例えばレジストパターンの線幅、レジストパターンと下地パターンとの重なり具合、及び現像欠陥などの検査が行われ、合格と判定された基板のみが次工程に送られる。このような基板の検査は、塗布、現像装置とは別個に設けられたスタンドアローンの検査装置により行われる場合が多いが、塗布、現像装置内に基板検査装置を設けるいわゆるインラインシステムを採用した方が便利である。
特許文献1には、このようなインラインシステムを採用した塗布、現像装置が記載されている。この装置は、図14に示すようにキャリアブロックP1の奥側に処理ブロックP2及びインターフェイスブロックP3が接続されて構成され、インターフェイスブロックP3には露光装置P4が接続されている。キャリアブロックP1は、基板を複数枚収納したキャリア10が搬入されるキャリアステージ11と、キャリアステージ11上のキャリア10との間で基板の受け渡しを行う受け渡しアーム12とを備えている。キャリア10内の基板は受け渡しアーム12を介して処理ブロックP2に搬入され、ここでレジスト膜が形成され、その後インターフェイスブロックP3を介して露光装置P4内に搬入されて露光が行われる。露光後の基板はインターフェイスブロックP3を介して処理ブロックP2内に搬入され、ここで現像処理が行われ、受け渡しアーム12に受け渡される。
そしてキャリアブロックP1の側方には基板検査ユニット13が設けられており、現像処理された基板は受け渡しアーム12から中間ステージ15及び専用のアーム14を介して基板検査ユニット13に搬入され、既述の所定の検査が行われる。検査が行われた基板は逆の経路で受け渡しアーム12に受け渡され、元のキャリア10内に戻される。
ところで、基板検査ユニット13をキャリアブロックP1以外に接続すると、例えば基板検査ユニット13をインターフェイスブロックP3に設けようとすると、現像後の基板がインターフェイスブロックP3側に戻る格好になるので、搬送が複雑になり、搬送効率の低下を招くことになるし、またインターフェイスブロックP3には、露光装置との間の処理速度の差異を吸収するためのバッファカセットや基板を露光装置の温度に高精度に設定する温度調整ユニットなどが配置されるためスペースが不足し、仮に基板検査ユニットを配置するとインターフェイスブロックP3が大型化する。また基板検査ユニット13を処理ブロックP2に設けることはスペース的にも搬送経路の点でも無理がある。
このようなことから、基板検査ユニット13をキャリアブロックP1に接続しているが、この構成の大きな利点としては、処理ブロックP2のメンテナンスなどにより塗布、現像処理を休止しているときでも、キャリアブロックP1を通じて外部からの基板を基板検査ユニット13に搬入することができるので、いわば基板検査ユニット13を単独で使用できる点が挙げられる。
しかしながら基板検査ユニット13をキャリアブロックP1の側方に接続すると、基板検査ユニット13が横に飛び出してしまうため、クリーンルーム内に設置するにあたってスペース効率が悪く、周辺機器などの配置やメンテナンススペースの確保などの点からも扱いにくい構造といえる。特に基板が大型化すると、例えば基板である半導体ウエハ(以下ウエハという)のサイズが12インチ以上ともなる大型のものになってくると、基板検査ユニット13の平面構造が大きくなって、横への飛び出し部分が大きくなり、益々不利になってくる。
また特許文献2には、キャリアブロックと処理ブロックとの間に基板検査ユニットを配置した検査ブロックを設けている構成が記載されているが、このようなレイアウトは、処理ブロックのレイアウトも含めて広い設置スペースが必要になり、また検査ブロックに設けられる基板の搬送機構がキャリアステーションと処理ブロックとの間の受け渡しを行うと共に検査ユニットへの基板の搬送も行うので当該搬送機構の負担が大きくなるという問題がある。
特開2002−33266号公報(段落0095)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、基板検査ユニットを組み込むにあたって、占有面積が狭く不利なレイアウトを避けることができる塗布装置及び現像装置を提供することにあり、また他の目的は、塗布装置及び現像装置を運転し、処理後の基板の検査を行うにあたり、スループットの向上を図れる塗布方法、現像方法及びその方法を実施するコンピュータプログラムを含んだ記憶媒体を提供することにある。
本発明の塗布装置は、キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成する塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置され各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする。
他の発明の塗布装置は、キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに受け渡す塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと直行搬送ブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.前記直行搬送ブロックに設けられ、キャリアブロック側からインターフェイスブロックへレジスト膜が形成された基板を直行搬送する搬送手段と、
を備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロックに対応する高さ位置に配置された、当該ブロック用の搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、前記受け渡しステージ及び前記直行搬送ブロックに設けられた搬送手段に対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を設け、
e.前記レジスト膜形成用のブロックに、当該ブロック用の搬送手段により搬送される基板の検査を行う基板検査ユニットが設けられていることを特徴とする
他の発明の塗布装置は、キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜形成した後、インターフェイスブロックに搬送する塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする。
例えば前記レジスト膜形成用のブロックには、塗布液を基板に塗布するための液処理ユニット及び前記塗布液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備えた塗布膜形成用のブロックが積層され、
前記受け渡しステージは、この塗布膜形成用のブロックに対応する高さ位置にも配置される。
本発明の現像装置は、キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにて現像処理して前記キャリアブロックに受け渡す現像装置において、
a.現像処理用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.現像処理用のブロックは、現像液を基板に塗布するための液処理ユニットと、この液処理ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、現像処理用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の塗布方法は、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成する塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置され、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備える塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
レジスト膜を形成した基板を、基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットにブロック用の搬送手段により搬送して検査を行う工程と、
この工程で検査された基板をキャリアブロックに受け渡す工程と、
を含むことを特徴とする。
また他の発明の塗布方法は、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに受け渡す塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと直行搬送ブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え
c.前記直行搬送ブロックに設けられ、キャリアブロック側からインターフェイスブロックへレジスト膜が形成された基板を直行搬送する搬送手段と、
を備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロックに対応する高さ位置に配置された、当該ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージ及び前記直行搬送ブロックに設けられた搬送手段に対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を設け、
e.前記レジスト膜形成用のブロックに、当該ブロック用の搬送手段により搬送される基板の検査を行う基板検査ユニットが設けられている塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
レジスト膜を形成した基板を、基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットにブロック用搬送手段により搬送して検査を行う工程と、
この工程で検査された基板を直行搬送ブロックを通してインターフェイスブロックに搬送する工程と、
を含むことを特徴とする。
更に他の発明の塗布方法は
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに搬送する塗布装置において、
a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えている塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
レジスト膜を形成した基板を、基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットに搬送して検査を行う工程と、
この工程で検査された基板を基板検査用のブロックを通してインターフェイスブロックに搬送する工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明の現像方法は、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにて現像処理して前記キャリアブロックに受け渡す現像装置において、
a.現像処理用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
b.現像処理用のブロックは、現像液を基板に塗布するための液処理ユニットと、この液処理ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、現像処理用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えている現像装置を用いた現像方法において、
キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、現像処理用のブロックにて現像処理する工程と、
次いで現像処理後の基板を、前記基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットにて検査する工程と、
その後基板を前記キャリアブロックに受け渡す工程と、を含むことを特徴とする。
発明の記憶媒体は、基板にレジスト膜を形成する塗布装置またはレジスト膜が形成された基板を現像する現像装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、既述の塗布方法または現像方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、基板検査ユニットを含むレジスト膜形成用のブロックと直行搬送ブロックとを積層することにより基板検査ユニットが塗布装置本体から横へ飛び出すといった不利な装置レイアウトとならず、無理のないレイアウトを実現でき、また装置の設置スペースも小さくて済む。
た基板検査ユニットが設けられた基板検査用のブロックを、レジスト膜形成用のブロックまたは現像処理用のブロックに積層しているため、先の発明と同様に不利なレイアウトとはならず、また装置の設置スペースをより一層小さくできる。
本発明に係る塗布、現像装置の実施の形態を示す平面図である。 前記塗布、現像装置を示す斜視図である。 前記塗布、現像装置を示す側部断面図である。 前記塗布、現像装置の現像を行うDEV層及びウエハの直行搬送を行う搬送ブロックの斜視図である。 前記塗布、現像装置のウエハの搬送経路を示す模式図である。 本発明の他の実施の形態に係る塗布、現像装置を示す斜視図である。 前記塗布、現像装置を示す側部断面図である。 前記塗布、現像装置の検査ブロックの横断平面図である。 前記塗布、現像装置のウエハの搬送経路を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る塗布、現像装置を示す斜視図である。 前記塗布、現像装置を示す側部断面図である。 前記塗布、現像装置の検査ブロックの横断平面図である。 前記塗布、現像装置のウエハの搬送経路を示す模式図である。 塗布、現像装置の従来例を示す略解平面図である。
以下、本発明に係る塗布、現像装置に露光装置を接続したシステムの実施の形態について説明する。図1は、このシステムの一実施の形態における平面図を示し、図2は同概略斜視図、図3は同概略側面図である。この塗布、現像装置は、基板例えばウエハであるウエハWが13枚密閉収納されたキャリア20を搬入出するためのキャリアブロックS1と、複数個例えば4個のブロックB1〜B4及び搬送ブロックM1を縦に配列して構成された処理ブロックS2と、インターフェイスブロックS3と、露光装置S4と、を備えている。
前記キャリアブロックS1には、前記キャリア20を複数個載置可能な載置台21と、この載置台21から見て前方の壁面に設けられる開閉部22と、開閉部22を介してキャリア20からウエハWを取り出すためのトランスファーアームCとが設けられている。このトランスファーアームCは、後述するDEV層B1,B2に対応する受け渡しステージTRS1、搬送ブロックM1に対応する受け渡しステージTRS1B及びBCT層B3に対応する受け渡しステージTRS3の間でウエハWの受け渡しを行うように進退自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在、キャリア20の配列方向に移動自在に構成されている。
キャリアブロックS1の奥側には筐体24により周囲を囲まれる処理ブロックS2が接続されている。処理ブロックS2は、この例では下方側から、現像処理を行うための第1の単位ブロック(DEV層)B1、第2の単位ブロック(DEV層)B2、搬送ブロックM1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)の形成処理を行うための第3の単位ブロック(BCT層)B3、レジスト液の塗布処理を行うための第4の単位ブロック(COT層)B4として割り当てられている。これら単位ブロックB1〜B4及び搬送ブロックM1はキャリアブロックS1側からインターフェイスブロックS3側へ向かって伸びている。
前記DEV層B1、B2が現像処理用のブロック、BCT層B3及びCOT層B4が感光材料例えばレジストからなる塗布膜を形成するための塗布膜形成用のブロックに夫々相当する。DEV層B2と搬送ブロックM1との間、搬送ブロックM1とBCT層B3との間、BCT層B3とCOT層B4との間は夫々仕切り板(ベース体)46により区画されている。
続いて第1〜第4のブロックB(B1〜B4)の構成について説明するが本実施形態においてこれらのブロックB1〜B4には共通部分が多く含まれており、各ブロックBは略同様のレイアウトで構成されている。そこでDEV層B1,B2を例として図1、図4を参照しながら説明する。このDEV層B1の中央部には、横方向、詳しくはDEV層B1,B2の長さ方向(図中Y方向)に、キャリアブロックS1とインターフェイスブロックS3とを接続するためのウエハWの搬送用通路R1が形成されている。
この搬送用通路R1のキャリアブロックS1側から見て、手前側(キャリアブロックS1側)から奥側に向かって右側には、液処理ユニットとして現像液の塗布処理を行うための複数個の塗布部を備えた現像ユニット31,32が互いに積層され、搬送用通路R1に沿って設けられている。なおDEV層B1,B2はこの実施形態においては互いに仕切られておらず、一体的に形成されているが、便宜上現像ユニット31を含む水平領域をDEV層B1,現像ユニット32を含む水平領域をDEV層B2と称する。
現像ユニット31,32は夫々露光後のウエハWに現像処理を行うための液処理ユニットとして構成されており、筺体30を備え、各筺体30内には複数個例えば3個の現像部33が配置されている。現像部33はウエハWを保持して回転させるウエハ保持部と、このウエハ保持部を囲むカップ34などを備えており、不図示の薬液ノズルから現像液がウエハW表面に供給され、現像液の液膜を形成されて現像処理が行われる。その後図示しない洗浄液供給機構からの洗浄液によりウエハW表面の現像液が洗い流され、続いてウエハWが回転されて乾燥されることにより現像処理が終了する。なお図中30aはウエハWの搬送口である。
またDEV層B1の手前側から奥側に向かって左側には、現像ユニット31,32にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の熱系処理ユニット及びウエハWに対して所定の検査を行う検査ユニットを多段化した3個の棚ユニットU1,U2,U3が順に搬送用通路R1に沿って設けられている。即ち現像ユニット31,32と棚ユニットU1〜U3とが搬送用通路R1を介して対向して配列されている。またこれら棚ユニットU1〜U3の下層には排気ユニット35が設けられている。排気ユニット35は搬送用通路R1に面して開口された吸引口36を備えており、この吸引口36を介して搬送用通路R1の排気を行う。なお図中47は装置の床板である。
上述の熱系処理ユニットの中には、例えば露光後のウエハWを加熱処理したり、現像処理後のウエハWを乾燥させるために加熱処理したりする加熱ユニットや、加熱ユニットにおける処理の後にウエハWを所定温度に調整するための冷却ユニット等が含まれている。なおこの実施形態では例えば前記棚ユニットU1として加熱ユニット41が3段に積層され、棚ユニットU2として冷却ユニット42が3段に積層されている。
棚ユニットU3は、例えば2段に積層された、現像処理後のウエハWの検査を行う基板検査ユニット43により構成される。各基板検査ユニット43は、現像処理の不具合及び欠陥を検出するための欠陥検査装置、基板表面の異物を検査する異物検査装置、基板上に形成されたレジスト膜のパターンの線幅(CD)を測定するための線幅測定装置、露光後の基板とフォトマスクとの重ね合わせ精度を検査するための重ね合わせ検査装置、現像処理後の基板に残存するレジスト残渣を検出するための残渣検査装置、露光装置にて生じるパターンの位置ずれを検出するためのデフォーカス検査装置などの検査装置が夫々ユニット化されたものであり、所望の検査の種類に応じて選択される。なお実際には各検査ユニット43の配置数及び配置レイアウトは、所望の検査の種類や配置できるスペースに応じて決められることになる。
加熱ユニット41、冷却ユニット42、検査ユニット43は夫々筺体を備え、各筺体の搬送用通路R1に面した前面にはウエハWの受け渡しを行うための搬送口40が開口している。
図中A1は前記搬送用通路R1に設けられたウエハWのブロック用の搬送手段であるメインアームであり、このメインアームA1は、棚ユニットU1〜U3の各処理ユニット41,42及び検査ユニット43、現像ユニット31,32、後述する棚ユニットU5の受け渡しステージ及び棚ユニットU6の受け渡しステージとの間でウエハWの受け渡しを行うように構成されている。メインアームA1は例えばウエハWの裏面側周縁領域を支持するための2枚のアーム体51,52及びこれらアーム体51,52を支持する搬送基体を備えており、アーム体51,52は、搬送基体53上を独立して進退自在に構成されている。図中54,55はこの搬送基体53をガイドするためのガイドレールである。ガイドレール54はガイドレール55に係止されており、搬送基体53はこのガイドレール54、55に沿って昇降自在、移動自在、また鉛直軸周りに回転自在に構成されている。
次に搬送ブロックM1について図1、図3及び図4を参照しながら説明する。この搬送ブロックM1はDEV層B1,B2とBCT層B3との間に設けられ、当該搬送ブロックM1においてウエハWは、キャリアブロックS1側からインターフェイスブロックS3側へ直行して搬送される。この搬送ブロックM1はDEV層B1,B2の搬送用通路R1及びBCT層B3の搬送用通路R1とは夫々仕切り板により仕切られた搬送領域M2と直行搬送手段であるシャトルアーム6とを含んでいる。なお図示の便宜上図4において前記仕切り板46は省略している。
シャトルアーム6は例えば移動部6Aと駆動部6Bとにより構成され、移動部6Aは例えば搬送用通路R1と並行する搬送領域M2に沿って移動できるように設けられている。移動部6Aは例えばウエハWの裏面側周縁領域を支持するためのアーム体61を備えており、このアーム体61は搬送基体62上を進退自在に構成されている。また搬送基体62は、移動基体63上に鉛直軸回りに回転自在に設けられている。なお大きさに限定されなければ、搬送基体62を昇降させる機構が設けられていてもよい。図中64は、駆動部6Bに設けられたガイドレールであり、搬送領域M2に沿って伸びており、前記移動部6Aを横方向にガイドする役割を有する。移動部6Aは後述の棚ユニットU5に設けられた受け渡しステージTRS1Bと棚ユニットU6に設けられた受け渡しステージTRS6Bとの間でウエハWの受け渡しを行う。
搬送用通路R1及び搬送領域M2におけるキャリアブロックS1と隣接する領域は、第1のウエハ受け渡し領域R2となっていて、この領域R2には、図1及び図3に示すようにメインアームA1と、シャトルアーム6の移動部6Aと、トランスファーアームCとがアクセスできる位置に棚状の受け渡しステージ群を構成する棚ユニットU5が設けられると共にこの棚ユニットU5に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在の上下搬送手段である受け渡しアームD1が設けられている。
この棚ユニットU5において、搬送ブロックM1に対応する高さ位置には受け渡しステージ1Bが、DEV層B1,B2に対応する高さ位置には例えば2基の受け渡しステージTRS1が夫々設けられており、受け渡しステージTRS1BにはトランスファーアームC、前記シャトルアーム6の移動部6A及び受け渡しアームD1がアクセスできるように構成されている。受け渡しステージTRS1にはメインアームA1、トランスファーアームC及び受け渡しアームD1が夫々アクセスできるように構成されている。
各受け渡しステージTRS1及び受け渡しステージTRS1Bは例えば方形の筺体を備え、それらの各筺体内にはウエハWを載置することでウエハWの温度を予定した温度に調節する機構を備えたステージが設けられており、また当該ステージ上を突没自在なピンが設けられている。そして各受け渡しステージは、例えば筺体の各アームに向かう側面に設けられた搬送口を介して各アームが前記筺体内に進入し、前記ピンを介してステージから浮いたウエハWの裏面を各アームが保持することができる、または前記ピンを介してプレート上に各アームにより搬送されたウエハWが載置されるような構造を備えている。
なおこの例では図3に示すようにBCT層B3、COT層B4に対応する高さ位置には各2基の受け渡しステージTRS3,TRS4が設けられている。各TRS3,4はすべて既述のTRS1のような構造を有しており、受け渡しステージTRS3,TRS4は、各BCT層B3、COT層B4に設けられたメインアームA3,A4及び受け渡しアームD1とウエハWの受け渡しができるように構成されている。また受け渡しステージTRS3にはこれらのアームの他にトランスファーアームCともウエハWの受け渡しができるように構成されている。ところで各TRSの数は限定されるものではなく、各ブロックに対応して2基以上設けられていてもよい。
前記受け渡しアームD1はB1からB4の各層を移動して、各層に設けられた受け渡しステージTRS1〜TRS4,TRS1Bに対してウエハWの受け渡しを行うことができるように、進退自在及び昇降自在に構成されている。また前記受け渡しステージTRS1,TRS2,TRS1Bは、この例ではトランスファーアームCとの間でウエハWの受け渡しが行われるように構成されている。
DEV層B1,B2の搬送用通路R1及び搬送ブロックM1の搬送領域M2におけるインターフェイスブロックS3と隣接する領域は、第2のウエハ受け渡し領域R3となっていて、この領域R3には、図3に示すように棚状の受け渡しステージ群を構成する棚ユニットU6が設けられている。棚ユニットU6の搬送ブロックM1に対応する高さ位置には受け渡しステージTRS6Bが、DEV層B1,B2に対応する高さ位置にはTRS6が夫々設けられており、受け渡しステージTRS6Bはシャトルアーム6とインターフェイスアームIとの間で夫々ウエハWの受け渡しを行う。
また受け渡しステージTRS6はメインアームA1及びインターフェイスアームIとの間で夫々ウエハWの受け渡しを行う。受け渡しステージTRS6B,TRS6は例えば既述の受け渡しステージTRS1,1Bと同様の構造を有しており、ウエハWの冷却機能を備え、受け渡されたウエハWの温調管理ができるように構成されている。
また処理ブロックS2における棚ユニットU6の奥側には、インターフェイスブロックS3を介して露光装置S4が接続されている。インターフェイスブロックS3には、処理ブロックS2の棚ユニットU6と露光装置S4とに対してウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアームIが備えられている。このインターフェイスアームIは、進退自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
なお既述の受け渡しアームD1も、鉛直軸回りに回転しない他はインターフェイスアームIと同様に構成されている。
このインターフェイスアームIは、処理ブロックS2と露光装置S4との間に介在するウエハWの搬送手段をなすものであり、搬送ブロックM1に対応する受け渡しステージTRS6BからウエハWを受け取り、露光装置S4へ搬入する一方で、露光装置S4からウエハWを受け取り、受け渡しステージTRS6に受け渡すように構成されている。
次にBCT層B3及びCOT層B4について簡単に説明する。BCT層B3及びCOT層B4は、DEV層B1,B2と略同様に構成されており、差異としては液処理ユニットの薬液として現像液の代わりに反射防止膜形成用の薬液あるいはレジスト膜形成用の薬液(レジスト液)が用いられる点、薬液の塗布の手法が異なる点が挙げられ、また各棚ユニットを構成する加熱系、冷却系のユニットにおける処理条件が異なる点などが挙げられる。またインターフェイスS3側に棚ユニットU6が配置されておらず、例えば図3に示すように搬送用通路R1とウエハ受け渡し領域R3に相当する領域とを区画するように遮蔽板48が設けられている。
その他の差異点としてBCT層B3、COT層B4には夫々1基の排気ユニット35が設けられ、各排気ユニット35の上層には搬送用通路R1に沿って例えば4基の棚ユニットが設けられ、これらの棚ユニットは夫々上下に2個積層された処理ユニットにより構成されている。またCOT層B4の棚ユニットを構成する処理ユニットとしては既述の冷却ユニット及び加熱ユニットの他にウエハWに対して疎水化処理を行うユニット、ウエハWの周縁部を露光する周縁露光ユニット及びレジスト膜形成後のウエハWの検査を行う基板検査ユニットが含まれている。
このCOT層B4の基板検査ユニットとしては、例えば欠陥検査装置、レジストの膜厚を測定するための膜厚測定装置、塗布斑表面検査装置、基板に付着したパーティクル(異物)数を検出するための表面異物装置、ウエハの反りのデータを取得する基板反り検査装置、レジスト塗布後のウエハW表面にレジスト液中の気泡や異物によって発生するコメットを検出するためのコメット検出装置、ウエハW表面から飛び出したレジスト液の溶剤がウエハWに再付着するスプラッシュバックを検出するスプラッシュバック検出装置、レジスト液の塗布ムラを検出するための塗布ムラ検出装置等の装置をユニット化したものの中から所望の検査に応じて選択される。
またその他にCOT層B4の棚ユニットを構成する処理ユニットとしてはウエハWにレーザーによる処理を施して所定の識別コードを作成する基板識別タイトル露光機やウエハWのアライメントマークを被覆しているレジストをレーザーによる処理を行うことで昇華させて当該マークを露出させるレーザーアブレーション装置などの処理装置をユニット化したものを設けてもよく、以降これらのユニット化された処理装置も既述の夫々所定の検査を行うためのユニット化された装置に含めて基板検査ユニットと称する。
この塗布、現像装置は、例えばコンピュータからなるプログラム格納部を有する制御部100を備えている。プログラム格納部には後述するようなこの塗布、現像装置の作用、つまりウエハWの処理、ウエハWの受け渡し、搬送経路のレシピの管理などが実施されるように命令が組まれた例えばソフトウエアからなるコンピュータプログラムが格納される。そして当該プログラムが制御部100に読み出されることにより制御部100はこの塗布、現像装置の作用を制御する。なおこのプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカードなどの記録媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
ここでこの塗布、現像装置における作用について説明する。外部からキャリア20がキャリアブロックS1に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームC→棚ユニットU5の受け渡しステージTRS3→BCT層B3のメインアームA3→冷却ユニット→メインアームA3→下部反射防止膜形成ユニット(図示していないが、図4における現像ユニット31,32に対応するユニットである)→メインアームA3→加熱ユニット→メインアームA3→冷却ユニット→メインアームA3→棚ユニットU5の受け渡しステージTRS3の順序で搬送されて、下部反射防止膜が形成される。
続いて受け渡しステージTRS3のウエハWは、受け渡しアームD1→COT層B4の受け渡しステージTRS4→COT層B4のメインアームA4→冷却ユニット→疎水化処理ユニット→冷却ユニット→メインアームA4→レジスト塗布ユニット(図示していないが、図4における現像ユニット31,32に対応するユニットである)→メインアームA4→加熱ユニットの順序で搬送されて下部反射防止膜の上層にレジスト膜が形成された後、メインアームA4により周縁露光ユニットに搬送されて周縁部が露光される。
周縁が露光されたウエハWの全数あるいはそれらウエハWの中から選択されたウエハWが、メインアームA4によりCOT層B4の各基板検査ユニットに搬送され、順次所定の検査、例えばレジストの膜厚検査やレジスト膜表面のパーティクルの検査などを受けた後、そのメインアームA4により棚ユニットU5の受け渡しステージTRS4に搬送される。次いで受け渡しステージTRS4のウエハWは、受け渡しアームD1→受け渡しステージTRS1B→シャトルアーム6→受け渡しステージTRS6B→インターフェイスアームI→露光装置S4の順に搬送され、露光装置S4で所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームI→受け渡しステージTRS6→DEV層B1,B2のメインアームA1→加熱ユニット41→メインアームA1→冷却ユニット42→メインアームA1→現像ユニット31(32)→加熱ユニット41→冷却ユニット42の順序で搬送され、所定の現像処理が行われる。こうして現像処理が行われたウエハWはメインアームA1により棚ユニットU3の各基板検査ユニット43に搬送され、順次所定の検査を受けた後に棚ユニットU5の受け渡しステージTRS1に搬送され、然る後トランスファーアームCによりキャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
図5は以上説明したウエハWの搬送経路を模式的に示したものである。図中鎖線の矢印で示すように、ウエハWは塗布膜形成用のブロックB3〜B4間を移動し、塗布膜が形成された後、COT層B4の基板検査ユニットで露光前の所定の検査を受ける(ステップ1)。その後ウエハWは、実線の矢印で示すようにシャトルアーム6により処理ブロックS2におけるキャリアブロックS1側からインターフェイスS3側へ搬送ブロックM1を経由して搬送され、さらに露光装置S4に搬送される(ステップ2)。露光処理を受けたウエハWは点線の矢印で示すように露光装置S4からDEV層B1,B2に搬送され、現像処理を受けた後、基板検査ユニット43に搬送されて現像後の既述の検査を受け、然る後キャリアブロックS1に戻される(ステップ3)。
上述の実施形態の塗布、現像装置によれば、基板検査ユニットが設けられたレジスト膜塗布用の単位ブロックCOT層B4、基板検査ユニット43が設けられた現像処理用の単位ブロックDEV層B1,B2を上下に積層することで各基板検査ユニットが塗布、現像装置本体から横へ飛び出すといった不利な装置レイアウトとならず、無理のないレイアウトを実現でき、また塗布、現像装置の設置スペースも小さくて済む。またCOT層B4及びDEV層B1,B2にレジスト膜が形成されたウエハWをキャリアブロックS1側の棚ユニットU5からインターフェイスブロックS3側の棚ユニットU6へ直行搬送する搬送ブロックM1が積層されているため、COT層B4,BCT層B3及びDEV層B1,B2の各メインアームA1,A3,A4によりインターフェイスブロックS3側へウエハWの搬送を行う必要がなくなり、従って各メインアームA1,A3,A4の負荷が低減し、高い搬送効率が得られる結果としてスループットの低下が抑えられる。
なお単位ブロックBの積層数は4つに限られず、例えば下部反射防止膜、レジスト膜以外の塗布膜を形成するための単位ブロックが設けられていてもよい。各単位ブロックB1〜B4及び搬送ブロックM1の積層される順番も上述した順に限られず、例えば単位ブロックB3としてCOT層を、その上層の単位ブロックB4としてBCT層を夫々割り当ててもよい。
なお本発明の直行搬送手段は、処理ブロック側の受け渡しステージからインターフェイスブロックに、塗布あるいは現像を行うためのユニットを介さないで基板を直行して搬送するためのものであり、この直通搬送手段の搬送経路中に例えば上述の実施形態のように基板の受け渡しステージなどが介在している場合であっても、例えばこれらステージ内を介して直行搬送手段とインターフェイスブロック側の搬送手段との間で基板の受け渡しが行われる場合をも含む意味である
続いて塗布、現像装置の第2の実施形態について図6、図7を参照しながら説明する。この塗布、現像装置においてはCOT層B4の上方に第5の単位ブロックとして基板検査用の検査ブロックB5が積層されている。図8はその検査ブロックB5の横断平面図である。検査ブロックB5は単位ブロックB1〜B4と略同様に構成されており、ブロックB1〜B5との差異点としては液処理ユニットが設けられておらず、また液処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の熱系処理ユニットが設けられていないことが挙げられる。即ちこの第2の実施形態では第1の実施形態においてCOT層B4及びDEV層B1,B2には位置していた基板検査ユニットを、専用検査ブロックの中にまとめて搭載した構成を採用している。
また検査ブロックB5には既述の実施形態のDEV層B1,B2と同様に棚ユニットU1,U2が設けられているが、この棚ユニットU1,U2は、例えば2段に積層された既述の基板検査ユニット43によって構成されており、搬送用通路R1を挟んでこれら棚ユニットU1,U2と対向するようにレジスト塗布後のウエハWについて検査を行う各種の基板検査ユニット44、周縁露光ユニットなどのユニットが例えば当該搬送用通路R1に沿って複数積層されて設けられている。前記基板検査ユニット44は、既述の実施形態においてCOT層B4に設けられている基板検査ユニットに相当し、既述のユニット化された基板識別タイトル露光装置及びレーザーアブレーション装置などの装置もこの基板検査ユニット44に含まれる。なおこの実施形態においても基板検査ユニット43,44の設置数及び配置レイアウトは所望の検査の種類、設置スペースなどを考慮して任意に決定され、この検査ブロックB5に設けられるメインアームA5がアクセス可能な位置に配置されるのであればこのような配置例に限られない。
なおこの検査ブロックB5には例えば上方から下方へ向けてパーティクルが除去された清浄気体が供給され、この塗布、現像装置が設置されるクリーンルームの圧力よりも若干高い圧力(陽圧)に設定されることで当該ブロック内へ外部から気流が入りこむことが抑制され、そのような気流に乗ってパーティクルが塗布、現像装置内に流入することが抑えられている。
また図7に示すように棚ユニットU5においては検査ブロックB5に対応する高さ位置に受け渡しステージTRS5が設けられており、この受け渡しステージTRS5にはメインアームA5、受け渡しアームD1がアクセスできるようになっている。
この塗布、現像装置においてウエハWは、キャリアブロックS1に搬入され、既述の実施形態と同様の経路で搬送されて、その表面に下部反射防止膜、レジスト膜が形成された後、COT層B4のメインアームA4→棚ユニットU5の受け渡しステージTRS4→受け渡しアームD1→受け渡しステージTRS5→検査ブロックB5のメインアームA5→周縁露光ユニット→メインアームA5→基板検査ユニット44に搬送され、各検査ユニット44で順次所定の検査を受ける。その後ウエハWは、メインアームA5→受け渡しステージTRS5→受け渡しアームD1→受け渡しステージ1B→シャトルアーム6→受け渡しステージTRS6B→インターフェイスアームI→露光装置S4の順に搬送される。
そして露光装置S4で露光処理を受けたウエハWは、既述の実施形態の塗布、現像装置と同様の経路で搬送され、DEV層B1,B2を通って現像処理を受け、受け渡しステージTRS1に受け渡された後、受け渡しアームD1→受け渡しステージTRS5→メインアームA5→基板検査ユニット43の順に搬送されて各検査ユニット43で順次所定の検査を受ける。検査後のウエハWは、メインアームA5→受け渡しステージTRS5→受け渡しアームD1→受け渡しステージTRS1の順に搬送され、その後既述の実施形態と同様の経路でキャリア20に戻される。
図9は、以上説明したウエハWの塗布膜形成後から現像後の検査を受けるまでの搬送経路を模式的に示したものである。ウエハWは塗布膜形成用のブロックB3〜B4間を移動し、塗布膜が形成された後、図中鎖線の矢印で示すように検査ブロックB5に搬送され、この検査ブロックB5の基板検査ユニット44で露光前の所定の検査を受ける(ステップ1)。その後点線の矢印で示すようにウエハWは、シャトルアーム6により処理ブロックS2をキャリアブロックS1側からインターフェイスS3側へ搬送ブロックM1を経由して搬送され、さらに露光装置S4に搬送される(ステップ2)。露光処理を受けたウエハWは露光装置S4からDEV層B1,B2に搬送され現像処理を受けた後、基板検査ユニット43に搬送されて現像後の所定の検査を受け(ステップ3)、その後キャリアブロックS1に戻される。
この実施の形態の塗布、現像装置においても、基板検査ユニット43,44が設けられた検査ブロックB5がCOT層B4、DEV層B1,B2及び搬送ブロックM1に積層されているため先の実施形態の塗布、現像装置と同様に各基板検査ユニットが塗布、現像装置本体から横へ飛び出すといった不利な装置レイアウトとならず、無理のないレイアウトを実現でき、塗布、現像設置の設置スペースも小さくて済む。また搬送ブロックM1のシャトルアーム6が、レジスト膜が形成されたウエハWをキャリアブロックS1側からインターフェイスブロックS3側へ搬送するため、各単位ブロックB1〜B5のメインアームA1〜A5の負荷が抑えられ、これらのメインアームA1〜A5の動作が複雑化することによるスループットの低下が抑えられる。
続いて本発明の塗布、現像装置の第3の実施形態について図10、図11を参照しながら説明する。この塗布、現像装置は第2の実施形態の塗布、現像装置と略同様の構成を有するが、搬送ブロックM1、棚ユニットU5における受け渡しステージTRS1B及び棚ユニットU6における受け渡しステージTRS6Bが設けられていない。図12にはこの実施形態における検査ブロックB5の横断平面を示している。検査ブロックB5のインターフェイスブロックS3側は第1の実施形態のDEV層B1,B2と同様にウエハ受け渡し領域R3として構成され、この領域R3には棚ユニットU6が設けられており、当該棚ユニットU6の検査ブロックB5に対応する高さ位置には受け渡しステージTRS7が設けられている。またウエハ受け渡し領域R3には例えば受け渡しアームD1と同様の構成を有する受け渡しアームD2が設けられており、この受け渡しアームD2は単位ブロックB1〜B5間を昇降し、前記受け渡しステージTRS7及び受け渡しステージTRS6にアクセスする。なおこの実施形態においては前記受け渡しアームD1が第1の上下搬送手段、受け渡しアームD2が第2の上下搬送手段に夫々相当する。
この塗布、現像装置においてウエハWは、既述の実施形態と同様にキャリアブロックS1に搬送され、その表面に下部反射防止膜、レジスト膜が形成されて、検査ブロックB5の基板検査ユニット44で所定の検査を受けた後、メインアームA5→受け渡しステージTRS7→受け渡しアームD2→受け渡しステージTRS6→インターフェイスアームI→露光装置S4の順に搬送されて露光処理を受ける。露光処理を受けたウエハWは既述の第2の実施形態の塗布、現像装置と同様の経路でDEV層B1,B2を通って検査ブロックB5に戻され、各基板検査ユニット43で既述の検査を受けた後、第2の実施形態のウエハWと同様の経路を通ってキャリア20に戻される。
図13は、以上説明した塗布膜形成後から現像後の検査が行われるまでのウエハWの搬送経路を模式的に示したものである。ウエハWは塗布膜形成用のブロックB3〜B4間を移動し、塗布膜が形成された後、図中鎖線の矢印で示すように検査ブロックB5に搬送され、そのブロックB5の基板検査ユニット44で露光前の所定の検査を受ける(ステップ1)。その後ウエハWは、図中実線の矢印で示すように、検査ブロックB5をインターフェイスブロックS3側へ搬送され、棚ユニットU6を経由してそのインターフェイスブロックS3、露光装置S4の順に搬送される(ステップ2)。
露光処理を終えたウエハWは、図中点線の矢印で示すように露光装置S4からインターフェイスブロックS3を介してDEV層B1,B2に搬送され、現像処理を受けた後にDEV層B1,B2内をキャリアブロックS1側へと搬送される。然る後ウエハWは棚ユニットU6を経由し、再度検査ブロックB5に搬送され検査ブロックB5の基板検査ユニット43にて既述の検査を受けた後(ステップ3)、キャリアブロックS1に戻される
このような実施形態によっても、先の実施形態と同様に塗布、現像装置と同様に各基板検査ユニットが塗布、現像装置本体から横へ飛び出すといった不利な装置レイアウトとならず、無理のないレイアウトを実現できる。
なお第2及び第3の実施形態においても各単位ブロックBは上述した順に積層されることに限られない。例えば基板検査ユニット43,44を含む検査ブロックは最上層に設けられることに限られず、最下層に設けられたり各現像用の単位ブロック及び各塗布膜形成用の単位ブロックに上下を挟まれるように設けられていてもよい。
W 半導体ウエハ
20 キャリア
S1 キャリアブロック
S2 処理ブロック
S3 インターフェイスブロック
S4 露光装置
A1〜A5 メインアーム
B1,B2 DEV層
B3 BCT層
B4 COT層
B5 検査ブロック
M1 搬送ブロック
C トランファーアーム
D1,D2 受け渡しアーム
TRS1〜TRS7,TRS1B,TRS5B 受け渡しステージ
43,44 基板検査ユニット
6 シャトルアーム

Claims (10)

  1. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成する塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置され、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする塗布装置。
  2. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに受け渡す塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと直行搬送ブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.前記直行搬送ブロックに設けられ、キャリアブロック側からインターフェイスブロックへレジスト膜が形成された基板を直行搬送する搬送手段と、
    を備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロックに対応する高さ位置に配置された、当該ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための受け渡しステージと、前記受け渡しステージ及び前記直行搬送ブロックに設けられた搬送手段に対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を設け、
    e.前記レジスト膜形成用のブロックに、当該ブロック用の搬送手段により搬送される基板の検査を行う基板検査ユニットが設けられていることを特徴とする塗布装置。
  3. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに搬送する塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする塗布装置。
  4. 前記レジスト膜形成用のブロックには、塗布液を基板に塗布するための液処理ユニット及び前記塗布液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備えた塗布膜形成用のブロックが積層され、
    前記受け渡しステージは、この塗布膜形成用のブロックに対応する高さ位置にも配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の塗布装置。
  5. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにて現像処理して前記キャリアブロックに受け渡す現像装置において、
    a.現像処理用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.現像処理用のブロックは、現像液を基板に塗布するための液処理ユニットと、この液処理ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、現像処理用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えていることを特徴とする現像装置。
  6. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成する塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置され、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備える塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
    キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
    レジスト膜を形成した基板を、基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットにブロック用の搬送手段により搬送して検査を行う工程と、
    この工程で検査された基板をキャリアブロックに受け渡す工程と、
    を含むことを特徴とする塗布方法。
  7. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに受け渡す塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと直行搬送ブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.前記直行搬送ブロックに設けられ、キャリアブロック側からインターフェイスブロックへレジスト膜が形成された基板を直行搬送する搬送手段と、
    を備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロックに対応する高さ位置に配置された、当該ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための受け渡しステージと、前記受け渡しステージ及び前記直行搬送ブロックに設けられた搬送手段に対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を設け、
    e.前記レジスト膜形成用のブロックに、当該ブロック用の搬送手段により搬送される基板の検査を行う基板検査ユニットが設けられている塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
    キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
    レジスト膜を形成した基板を、レジスト膜形成用のブロックに設けられた基板検査ユニットにブロック用の搬送手段により搬送して検査を行う工程と、
    この工程で検査された基板を直行搬送ブロックを通してインターフェイスブロックに搬送する工程と、
    を含むことを特徴とする塗布方法。
  8. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにてレジスト膜を形成した後、インターフェイスブロックに搬送する塗布装置において、
    a.レジスト膜形成用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.レジスト膜形成用のブロックは、レジスト液を基板に塗布するための液処理ユニット及びレジスト液が塗布された基板を加熱する加熱ユニットを含む複数の処理ユニットと、これら処理ユニット間で基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、レジスト膜形成用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えている塗布装置を用いて塗布処理を行う方法であって、
    キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、レジスト膜形成用のブロックにて基板にレジスト膜を形成する工程と、
    レジスト膜を形成した基板を、基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットに搬送して検査を行う工程と、
    この工程で検査された基板を基板検査用のブロックを通してインターフェイスブロックに搬送する工程と、
    を含むことを特徴とする塗布方法。
  9. キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板をキャリアブロック用の搬送手段を介して処理ブロックに受け渡し、この処理ブロックにて現像処理して前記キャリアブロックに受け渡す現像装置において、
    a.現像処理用のブロックと基板検査用のブロックとを互いに積層して処理ブロックを構成し、
    b.現像処理用のブロックは、現像液を基板に塗布するための液処理ユニットと、この液処理ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段と、を備え、
    c.基板検査用のブロックは、基板を検査する基板検査ユニットとこの基板検査ユニットに基板を搬送するブロック用の搬送手段とを備え、
    d.キャリアブロックと処理ブロックとの間において、現像処理用のブロック、基板検査用のブロックに夫々対応する高さ位置に配置された、各ブロックの搬送手段との間で基板の受け渡しを行なうための複数の受け渡しステージと、各受け渡しステージに対して基板の受け渡しを行うことができるように昇降自在な上下搬送手段と、を備えている現像装置を用いた現像方法において、
    キャリアによりキャリアブロックに搬入された基板を処理ブロックに受け渡し、現像処理用のブロックにて現像処理する工程と、
    次いで現像処理後の基板を、前記基板検査用のブロックに設けられた基板検査ユニットにて検査する工程と、
    その後基板を前記キャリアブロックに受け渡す工程と、を含むことを特徴とする現像方法。
  10. 基板にレジスト膜を形成する塗布装置またはレジスト膜が形成された基板を現像する現像装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項6ないし9のいずれか一つに記載の塗布方法または現像方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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