JP4935249B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、人体の脈拍などの生体情報を測定する生体情報測定装置に関する。
従来、脈拍などの生体情報を測定する生体情報測定装置として、腕に装着して脈拍を測定する腕時計型の脈拍測定装置がある。この腕時計型の脈拍測定装置は、特許文献1に記載されているように、腕に装着可能な大きさの装置本体と、この装置本体を腕に固定するためのバンドとを備えている。この場合、装置本体には、腕の皮膚に接触して脈拍を光学的に測定する脈拍検出部と、この脈拍検出部で検出した脈拍情報に基づいて脈拍数を表示する表示部とが設けられている。また、バンドは、腕に接触する伸縮性を有する第1バンドと、この第1バンドの外側に重ねて巻き付けられる第2バンドとを備えている。
特開2005−246089号
このような従来の腕時計型の脈拍測定装置においては、第1バンドと第2バンドとによって装置本体を腕に取り付けることにより、装置本体を腕に確実に固定して脈拍検出部の位置ずれを防ぎ、安定した状態で脈拍検出部を固定することができると共に、第2バンドの締付力によって腕の皮膚に対する脈拍検出部の接触圧を変更することができるように構成されているが、腕の皮膚に接触する脈拍検出部の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判断することができないため、正確な脈拍測定ができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、人体の皮膚に接触して脈拍などの生体情報を検出する生体情報検出部の接触圧を知ることができる生体情報測定装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図13に示すように、人体に取り付けるためのバンド(時計バンド2)を有する装置本体(腕時計ケース1)と、この装置本体の裏面側に設けられて前記人体の皮膚に接触した状態で生体情報を光学的に検出する生体情報検出部(脈拍検出部11)と、この生体情報検出部が前記人体の皮膚に接触する接触圧を検出する圧力検出部(12)と、前記生体情報検出部で検出した生体情報および前記圧力検出部で検出した接触圧情報を表示する表示部(7)と、前記圧力検出部で検出した前記生体情報検出部(脈拍検出部11)の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判断し、その判断結果を前記表示部に表示させる制御手段(CPU20)とを備え、前記制御手段は、前記生体情報検出部の測定中に、前記圧力検出部で検出した前記生体情報検出部の接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かを判断する測定条件判断手段を含み、前記測定条件判断手段により測定条件を満足していないと判断した場合には、前記生体情報検出部で検出された生体情報を前記表示部に表示しないことを特徴とする生体情報測定装置である。
請求項に記載の発明は、図1〜図13に示すように、前記測定条件判断手段による判断結果を前記表示部(7)に表示させることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置である。
請求項に記載の発明は、図1〜図13に示すように、前記表示部(7)が、前記生体情報検出部(脈拍検出部11)で測定した生体情報を表示する生体情報表示領域(15)と、前記圧力検出部(12)で測定した前記生体情報検出部の接触圧を表示する接触圧表示領域(16)とを備え、この接触圧表示領域には、接触圧をバーグラフで表示するインジケータ表示部(17)と、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定表示部(19)とが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の生体情報測定装置である。
請求項に記載の発明は、図10〜図13に示すように、前記生体情報検出部(脈拍検出部11)が前記人体の皮膚に接触する接触圧を調整する圧力調整装置(30)を備え、この圧力調整装置を前記制御手段(CPU20)が前記圧力検出部(12)で検出した前記生体情報検出部の接触圧情報に基づいて制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報測定装置である。
請求項に記載の発明は、図10〜図13に示すように、前記圧力調整装置(30)が、前記生体情報検出部(脈拍検出部11)と前記圧力検出部(12)との間に配置されたシリンダ部(32)と、このシリンダ部に流体を出し入れするポンプ(33)とを備え、このポンプを前記制御手段(CPU20)によって制御することにより、前記生体情報検出部の接触圧を調整することを特徴とする請求項に記載の生体情報測定装置である。
請求項1に記載の発明によれば、装置本体をバンドによって人体に取り付けて生体情報検出部を人体の皮膚に接触させると、その接触圧を圧力検出部で検出し、この圧力検出部で検出した生体情報検出部の接触圧を表示部に表示するので、人体の皮膚に対する生体情報検出部の接触圧を知ることができる。これにより、人体の皮膚に加わる生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを測定者が判断することができる。このため、例えば生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力でないときには、表示部に表示された接触圧に基づいて人体に対するバンドの締付力を調整し、生体情報検出部の接触圧を適正な範囲の圧力に調節することにより、正確に生体情報を測定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、圧力検出部で検出した生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判断し、その判断結果を表示部に表示させる制御手段を備えていることにより、制御手段が適正な範囲の接触圧であるか否かを判断し、その判断結果を表示部に表示するので、生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを測定者自身が判断する必要がなく、表示部に表示された判断結果を測定者が見るだけで、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを確認することができる。このため、例えば生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力でないときには、請求項1に記載の発明と同様、人体に対するバンドの締付力を調整し、生体情報検出部の接触圧を適正な範囲の圧力に調節することにより、正確に生体情報を測定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段が、生体情報検出部の測定中に、圧力検出部で検出した生体情報検出部の接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かを判断し、その判断結果を表示部に表示させることにより、生体情報検出部の測定中に生体情報検出部の接触圧が変動しても、制御手段によって表示部に表示された判断結果を測定者が見るだけで、接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かを確認することができる。このため、例えば生体脈拍測定中における生体情報検出部の接触圧の変動が測定条件を満足していないときには、表示部にエラーを表示させることにより、生体情報の測定中における生体情報検出部の接触圧の変動が測定条件を満足しているときにのみ、生体情報測定の測定結果を表示させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、表示部が、生体情報検出部で測定した生体情報を表示する生体情報表示領域と、圧力検出部で測定した生体情報検出部の接触圧を表示する接触圧表示領域とを備え、この接触圧表示領域に、接触圧をバーグラフで表示するインジケータ表示部と、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定表示部とが設けられていることにより、生体情報表示領域によって生体情報を知ることができると共に、接触圧表示領域によって生体情報検出部の接触圧を知ることができるほか、特に接触圧表示領域のインジケータ表示部に接触圧をバーグラフで表示するので、接触圧を見やすく表示することができ、これにより測定者が接触圧を容易に確認することができると共に、接触圧判定表示部に接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを表示するので、表示部の接触圧判定表示部に表示された判断結果を測定者が見るだけで、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを確認することができる。
請求項5に記載の発明によれば、生体情報検出部が人体の皮膚に接触する接触圧を調整する圧力調整装置を備え、この圧力調整装置を制御手段が圧力検出部で検出した生体情報検出部の接触圧情報に基づいて制御することにより、表示部に表示された生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力でないときには、制御手段が圧力調整装置を制御して人体の皮膚に対する生体情報検出部の接触圧を自動的に調整することができる。このため、人体に対するバンドの締付力を調整しなくても、生体情報検出部の接触圧を適正な範囲の圧力に調節することができ、これにより、より一層、正確に生体情報を測定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、圧力調整装置が、生体情報検出部と圧力検出部との間に配置されたシリンダ部と、このシリンダ部に流体を出し入れするポンプとを備え、このポンプを制御手段によって制御することにより、生体情報検出部の接触圧を調整するので、人体に対するバンドの締付力を調整する必要がなく、表示部に表示された生体情報検出部の接触圧に基づいて、制御手段がポンプを制御してシリンダ部に出入りする流体を調整することにより、生体情報検出部と圧力検出部との間隔を調整して、生体情報検出部の接触圧を適正な範囲の圧力に自動的に調整することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図9を参照して、この発明を腕時計型の脈拍測定装置に適用した実施形態1について説明する。
この腕時計型の脈拍測定装置は、図1に示すように、装置本体である腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側(図1では左側)と6時側(図1では右側)とには、バンド取付部1aがそれぞれ設けられており、このバンド取付部1aには、それぞれ時計バンド2が取り付けられている。これにより、腕時計ケース1は、時計バンド2の締付力によって腕に締め付けられた状態で取り付けられる。
この腕時計ケース1の上部には、図1に示すように、時計ガラス3が取り付けられており、この腕時計ケース1の上部外周面には、脈拍測定を開始するための外部操作釦4が設けられている。また、この腕時計ケース1の下部には裏蓋5が防水リング5aを介して取り付けられており、この裏蓋5の中央部には、図1に示すように、逆すり鉢状の取付凹部5bが設けられている。また、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール6が設けられている。この時計モジュール6は、時刻などの各種の情報を表示する表示部7や、回路基板8などの時計機能に必要な各種の電子部品を備えているほか、脈拍測定に必要な電子回路部品9を備えている。
また、この腕時計ケース1の裏面、つまり裏蓋5の下面における取付凹部5b内には、図1および図2に示すように、取付突起部5cが設けられており、この取付突起部5cには、検出ユニット10が裏蓋5の最下面よりも少し下方に突出した状態で取り付けられている。この検出ユニット10内には、図2に示すように、脈拍を光学的に検出する脈拍検出部11が検出ユニット10の下面よりも少し突出した状態で設けられていると共に、この脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触する接触圧を検出する圧力検出部12が検出ユニット10内の上部側に設けられている。なお、脈拍検出部11および圧力検出部12は、接続部材(図示せず)によって時計モジュール6と電気的に接続されている。
この場合、脈拍検出部11は、図2に示すように、基板14の下面に設けられた仕切り部材13内に、赤外線を発光する発光素子11aと、その赤外線の反射光を受光する受光素子11bとが互いに光干渉しないように仕切られた状態で設けられていると共に、この仕切り部材13の下部に光透過性を有するカバーガラス11cが発光素子11aと受光素子11bとを覆った状態で設けられ、このカバーガラス11cの下部側が検出ユニット10の下側に少し突出して腕の皮膚Hに接触するように構成されている。
すなわち、この脈拍検出部11は、カバーガラス11cの下部が腕の皮膚Hに接触した状態で、発光素子11aが赤外線を腕の皮膚Hに照射すると、その赤外線の一部が皮膚Hの内部の血管に照射され、この血管内を流れる血液中のヘモクロビンに吸収されるが、残りの光が反射され、この反射した赤外線を受光素子11bで受光するように構成されている。これにより、脈拍検出部11は、血管中の血液が脈を打って流れるときに、ヘモクロビンの流量が変化し、これに伴って赤外線の吸収率が変化することにより、受光素子11bによる受光率が変化し、その変化を脈拍として検出するように構成されている。
一方、圧力検出部12は、圧電素子や感圧素子などの圧力を検出する素子であり、図2に示すように、脈拍検出部11と裏蓋5の取付突起部5cとの間に配置されている。すなわち、この圧力検出部12は、脈拍検出部11が下面に設けられた基板14の上面に設けられ、その上面に接触子12aが上方に突出して設けられ、この突出した接触子12aの上端部が裏蓋5の取付凹部5a内に設けられて検出ユニット10内に挿入した取付突起部5cの下面に接触し、この状態で脈拍検出部11が腕の皮膚Hに押し付けられると、その接触圧が接触子12aに加わることにより、脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触する接触圧を検出するように構成されている。
ところで、表示部7は、液晶表示素子やEL表示素子などの平面型の表示素子からなり、図1に示すように、時計ガラス3の下面に対応した状態で、腕時計ケース1内に配置され、この状態で時計ガラス3を通して表示された情報が外部から見えるように構成されている。この場合、表示部7は、通常は時刻などの情報を表示するが、脈拍測定モードのときに脈拍数や接触圧などの情報を表示するように構成されている。すなわち、この表示部7は、図3に示すように、脈拍表示領域15と接触圧表示領域16とを備えている。脈拍表示領域15は、脈拍測定モードが選択されたときに、「脈拍数」を点滅表示するモード表示部15aと、測定した脈拍数、例えば「128回/分」を表示する脈拍数表示部15bとを備えている。
また、接触圧表示領域16は、図3に示すように、接触圧をバーグラフで表示するインジケータ表示部17と、このインジケータ表示部17の目盛を表す目盛表示部18と、インジケータ表示部17に表示された接触圧が低いか、最適か、高いかを表示する圧力判定表示部19とを備えている。インジケータ表示部17は、複数の矩形状の指標マーク17aが目盛表示部18の後述する目盛18a〜18iに対応して設けられ、この矩形状の指標マーク17aが接触圧に応じてバーグラフ状に点灯することにより、接触圧を表示するように構成されている。この場合、インジケータ表示部17には、接触圧が最適な圧力の範囲であることを表す最適領域17bが設けられている。この最適領域17bは、接触圧の最適な圧力の範囲内に位置する複数の指標マーク17aを囲むと共に、この囲んだ部分が指標マーク17aの表示色と異なる表示色で表示されている。
また、目盛表示部18は、9段階の各目盛18a〜18iがインジケータ表示部17の各指標マーク17aに対応して表示されている。すなわち、9段階の各目盛18a〜18iは、接触圧の範囲が30gf〜220gf程度の範囲を表し、例えば1番目の目盛18aが30〜80gf未満、2番目の目盛18bが80〜100gf未満、3番目の目盛18cが100〜120gf未満、4番目の目盛18dが120〜140gf未満、5番目の目盛18eが140〜160gf未満、6番目の目盛18fが160〜180gf未満、7番目の目盛18gが180〜200gf未満、8番目の目盛18hが200〜220gf未満、9番目の目盛18iが220gf以上を表している。この場合、4番目〜6番目の目盛18d〜18fに対応する範囲が接触圧の最適な範囲である。
圧力判定表示部19は、図3に示すように、インジケータ表示部17の下辺に沿って設けられ、接触圧が低いか、最適か、高いかの3段階で判定結果を表示する。すなわち、この3段階の判定結果は、接触圧が低いときに「緩すぎ」を表示し、接触圧が最適な範囲であるとき「最適圧力」を表示し、接触圧が高いときに「締すぎ」を表示する。例えば、1段階目の「緩すぎ」の表示は、目盛表示部18の1番目〜3番目の目盛18a〜18cに対応して表示され、2段階目の「最適圧力」の表示は、目盛表示部18の4番目〜6番目の目盛18d〜18f、つまりインジケータ表示部17の最適領域17bに対応して表示され、3段階目の「締すぎ」の表示は、目盛表示部18の7番目〜9番目の目盛18g〜18iに対応して表示されている。
次に、この腕時計型の脈拍測定装置の回路構成について、図5のブロック図を参照して説明する。
この腕時計型の脈拍測定装置における回路は、ROM21に予め記録されたプログラムに従って回路全般を制御するCPU(中央演算処理装置)20と、腕の脈拍を検出する脈拍検出部11の発光素子11aを駆動する発光駆動回路23と、脈拍検出部11の受光素子11bで得られた受光信号を脈拍信号に変換してアナログ信号として出力する光電変換回路24と、脈拍検出部11の腕に対する接触圧を検出する圧力検出部12で得られた検出信号を圧力信号に変化してアナログ信号として出力する圧力検出回路25と、光電変換回路24と圧力検出回路25とから出力された各アナログ信号のいずれかをCPU20の指令に従って切換えて出力するマルチプレックス回路(MUX)26と、このマルチプレックス回路26からのアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ27と、脈拍測定を開始するための外部操作釦4と、測定結果を表示する表示部7と、測定情報を記憶するRAM28と、測定状況に応じて報音する報音部29とを備えている。
この場合、RAM28は、図6(a)に示すように、受光データを格納する受光エリア28aや、接触圧データを格納する圧力エリア28bなどの各種の格納エリアを備えている。受光エリア28aは、図6(b)に示すように、受光素子11bで受光した16Hzの波形データにおける所定個所、例えば波形の谷部(または頂上部)をサンプリングし、その受光レベル(AD値)を受光データとして順次格納する。
また、圧力エリア28bは、図6(c)および図6(d)に示すように、圧力検出部12で検出した波形データを所定時間(16Hz)ごとにサンプリングし、その圧力値(gf)を接触圧データとして順次格納する。この場合、脈拍検出部11の腕の皮膚Hに対する接触圧は、通常、図6(c)に示すように、圧力変化が少なく、ほぼ直線に近い変動状態(a線またはb線)を示すが、圧力測定中に腕を動かしたり、腕時計ケース1をぶつけたりしたときに、図6(d)に示すように、圧力が急激に変動し、ほぼ直線の途中に変動波が生じる波形(c線)を示す。
次に、図7〜図9を参照して、この腕時計型の脈拍測定装置の動作フローについて説明する。
腕時計ケース1を時計バンド2によって腕に取り付けた状態では、通常、表示部7に時刻などの情報が表示されており、この状態で外部操作釦4が操作されると、脈拍測定処理を開始する。この脈拍測定処理は、16Hzのタイマ割り込み処理の中で動作し、まず、脈拍測定中であるか否かを判断する(ステップS1)。
このステップS1で脈拍測定中でないと判断されると、通常の時計モードに戻り、脈拍測定中であると判断されると、脈拍測定モードを表示する(ステップS2)。このときには、図3に示すように、表示部7の脈拍表示領域15におけるモード表示部15aに「脈拍数」を点滅させて表示する。この状態で、測定開始からの経過時間Tmをカウントし(ステップS3)、圧力検出部12による脈拍検出部11の接触圧を測定する接触圧測定処理を実行する(ステップS4)。
この接触圧測定処理は、図8に示すように、まず、圧力検出部12からの検出信号をマルチプレックス回路26で測定する(ステップS10)。すなわち、このステップS10では、脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触し、その接触圧が接触子12aを介して圧力検出部12に加わるので、その圧力を圧力検出部12で検出し、その検出信号をマルチプレックス回路26でアナログ信号として測定する。この測定したアナログ信号をADコンバータ27でデジタル信号に変換し、このデジタル信号を圧力データとしてRAM28に格納し(スップS11)、その圧力データを表示部7の圧力表示領域16に表示する(ステップS12)。
このときには、圧力検出部12で検出した波形データ(図6(c)および図6(d)参照)を所定時間(1秒間で16ポイント)ごとにサンプリングし、このサンプリングした圧力データの平均値および分散値を接触圧データして、RAM28の圧力エリア28bに格納し、ステップS12でRAM28に格納された圧力データの平均値および分散値を表示部7における圧力表示領域16のインジケータ表示部17に、図3および図4に示すように、指標マーク17aのバーグラフで表示し、脈拍測定処理に戻る。
この圧力測定処理が終了して脈拍測定処理に戻ると、脈拍検出部11により脈拍を測定し、その測定結果をRAM28に格納する(ステップS5)。このときには、脈拍検出部11の発光素子11aが赤外線を腕に照射し、その赤外線の一部が皮膚Hの内部の血管に照射され、この血管内を流れる血液中のヘモクロビンに吸収されるが、残りの光が反射され、この反射した赤外線を受光素子11bで受光する。このときに、血管中の血液が脈を打って流れるので、ヘモクロビンの流量が変化し、これに伴って赤外線の吸収率が変化するので、受光素子11bによる赤外線の受光率が変化し、この変化を脈拍として測定する。
すなわち、受光素子11bによる赤外線の受光率の変化を光電変換回路24でアナログ信号として検出し、このアナログ信号をマルチプレックス回路26で図6(b)に示す16Hzの波形データとして測定し、この波形データにおける所定個所、例えば波形の谷部(または頂上部)を16Hz(62.5msec)ごとにサンプリングし、その受光レベル(AD値)を受光データとして順次RAM28の受光エリア28aに格納する。
そして、測定開始から所定時間Tmが経過したか否かを判断し(ステップS6)、所定時間Tm経過していなければ、ステップS2に戻り、上記動作を繰り返す。ステップS6で所定時間Tmが経過したと判断されると、所定時間Tm内における脈拍数の平均値を表示し(ステップS7)、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定処理を実行する(ステップS8)。この接触圧判定処理は、図9に示すように、所定時間Tmの接触圧データの平均値と分散値を計算し(ステップS20)、この算出された接触圧データの平均値±3σ(σ:係数)が120gf〜180gfの範囲内であるかを判断する(ステップS21)。
このときに、接触圧データの平均値±3σが120gf〜180gfの範囲内であれば、図4(b)に示すように、表示部7における圧力表示領域16の圧力判定表示部19に「最適圧力」を表示し(ステップS22)、脈拍測定処理に戻る。また、ステップS21で接触圧データの平均値±3σが120gf〜180gfの範囲内でなければ、接触圧データの平均値の−3σが120gf以下であるかを判断する(ステップS23)。このとき、接触圧データの平均値の−3σが120gf以下であれば、図4(a)に示すように、表示部7における圧力表示領域16の圧力判定表示部19に「緩すぎ」を表示し(ステップS24)、脈拍測定処理に戻る。
また、ステップS23で接触圧データの平均値の−3σが120gf以下でなければ、接触圧データの平均値の+3σが180gf以上であるかを判断する(ステップS25)。このとき、接触圧データの平均値の+3σが180gf以上であれば、図4(c)に示すように、表示部7における圧力表示領域16の圧力判定表示部19に「締すぎ」を表示し(ステップS26)、脈拍測定処理に戻る。また、接触圧データの平均値の+3σが180gf以上でなければ、表示部7にエラーを表示し(ステップS27)、脈拍測定処理に戻る。
このように接触圧判定処理が終了して、脈拍測定処理に戻ると、脈拍数を決定して、図3に示すように、表示部7の脈拍表示領域15における脈拍数表示部15bに脈拍数、例えば「128回/分」を表示し(ステップS9)、この脈拍測定処理を終了して通常モードに戻る。なお、ステップS8の接触圧判定処理でエラーが表示されたときには、表示部7の脈拍表示領域15の脈拍数表示部15bに脈拍数を表示せず、この脈拍測定処理を終了して通常モードに戻る。
このように、この腕時計型の脈拍測定装置によれば、腕時計ケース1を時計バンド2で腕に取り付けて脈拍検出部11を腕の皮膚Hに接触させると、その接触圧を圧力検出部12で検出し、この圧力検出部12で検出した脈拍検出部11の接触圧を表示部7に表示するので、腕の皮膚Hに対する脈拍検出部11の接触圧を知ることができる。この場合、圧力検出部12で検出した接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かをCPU20が判断し、その判断結果を表示部7に表示するので、脈拍検出部11の接触圧が適正な圧力であるか否かを測定者自身が判断する必要がなく、表示部7に表示された判断結果を測定者が見るだけで、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを確認することができる。
このため、例えば脈拍検出部11の接触圧が適正な範囲の圧力でないときには、表示部7に表示された接触圧に基づいて腕に対する時計バンド2の締付力を調整し、脈拍検出部11の接触圧を適正な範囲の圧力することにより、正確な脈拍測定ができる。この場合、脈拍検出部11の脈拍測定中に、腕を動かしたり、腕時計ケース1を物にぶつけたり、腕時計ケース1に物が当たったりして、腕時計ケース1に外力が加わると、図6(d)に示すように、圧力検出部12で検出した脈拍検出部11の接触圧が変動することがある。このときには、脈拍検出部11の接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かをCPU20で判断し、その判断結果を表示部7に表示することができる。
これにより、脈拍検出部11の脈拍測定中に脈拍検出部11の接触圧が変動しても、表示部7に表示された接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かを確認することができる。このため、例えば脈拍検出部11の脈拍測定中に腕時計ケース1に外力が加わって脈拍検出部11の接触圧の変動が測定条件を満たしていないときには、測定結果を表示部7に表示せず、エラーを表示することにより、適正な測定条件における脈拍測定の測定結果のみを表示することができる。
また、この脈拍測定装置の表示部7は、脈拍検出部11で測定した脈拍情報を表示する脈拍情報表示領域15と、圧力検出部12で測定した脈拍検出部11の接触圧を表示する接触圧表示領域16とを備え、この接触圧表示領域16に、接触圧をバーグラフで表示するインジケータ表示部17と、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定表示部19とが設けられていることにより、脈拍情報表示領域15によって脈拍数を知ることができると共に、接触圧表示領域16によって脈拍検出部11の接触圧を知ることができる。
特に、接触圧表示領域16のインジケータ表示部17に接触圧をバーグラフで表示するので、接触圧を見やすく表示することができ、これにより測定者が接触圧を容易に確認することができる。この場合、インジケータ表示部17には、接触圧が適正な範囲であることを表す適正領域17bが設けられているので、接触圧が適正な範囲内であるか否かを確認することができる。また、接触圧表示領域16の接触圧判定表示部19に接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを表示するので、これによっても表示部7の接触圧判定表示部19に表示された判定結果を測定者が見るだけで、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを容易に確認することができる。
(実施形態2)
次に、図10〜図13を参照して、この発明を腕時計型の脈拍測定装置に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図9に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計型の脈拍測定装置は、脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触する接触圧を調整する圧力調整装置30を備え、この圧力調整装置30をCPU20が圧力検出部12で検出した脈拍検出部11の接触圧情報に基づいて制御する構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この圧力調整装置30は、図10および図11に示すように、脈拍検出部11の基板14と圧力検出部12の基板31との間に配置されたシリンダ部32と、このシリンダ部32にシリコンオイルを出し入れする油圧ポンプ33と、シリコンオイルを蓄えるオイルタンク34とを備えている。この場合、脈拍検出部11の基板14は、スライダ軸35にスライド可能に取り付けられ、圧力検出部12の基板31に対し接近離間するように構成されている。
シリンダ部32は、その内部にシリコンオイルが油圧ポンプ33によって注入されると、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を押し広げるように膨張し、またシリンダ部32内からシリコンオイルが油圧ポンプ33によって抜き出されると、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を狭めるように収縮する構成になっている。この場合、油圧ポンプ33とオイルタンク34とは、腕時計ケース1内に設けられ、オイルパイプ36によって接続されており、この油圧ポンプ33とシリンダ部32との間にも、オイルパイプ36によって接続されている。
この油圧ポンプ33は、圧力検出部12で検出した脈拍検出部11の接触圧情報に基づいて後述するCPU20によって制御され、脈拍検出部11の接触圧が低いときに、オイルタンク34内からシリコンオイルを抜き出してシリンダ部32内に供給し、また脈拍検出部11の接触圧が高いときに、シリンダ部32内からシリコンオイルを抜き出してオイルタンク34内に戻すように構成されている。
また、この腕時計型の脈拍測定装置の回路構成は、実施形態1と同様、ROM21に予め記録されたプログラムに従って回路全般を制御するCPU(中央演算処理装置)20と、脈拍検出部11の発光素子11aを駆動する発光駆動回路23と、脈拍検出部11の受光素子11bで得られた受光信号を脈拍信号に変換してアナログ信号として出力する光電変換回路24と、圧力検出部12で得られた検出信号を圧力信号に変化してアナログ信号として出力する圧力検出回路25と、光電変換回路24と圧力検出回路25とからの各アナログ信号のいずれかをCPU20の指令に従って切換えて出力するマルチプレックス回路(MUX)26と、このマルチプレックス回路26からのアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ27と、脈拍測定を開始するための外部操作釦4と、測定結果を表示する表示部7と、測定情報を記憶するRAM28と、測定状況に応じて報音する報音部29とを備えているほか、図12に示すように、圧力調整装置30の油圧ポンプ33を駆動するポンプ駆動回路37を備えている。
次に、この腕時計型の脈拍測定装置の動作フローについて、図13を参照して説明する。
この実施形態2の脈拍測定装置は、圧力調整装置30を制御して脈拍検出部11の接触圧を調整する以外は、実施形態1とほぼ同様に動作する。すなわち、腕時計ケース1を時計バンド2によって腕に取り付けた状態では、通常、表示部7に時刻などの情報が表示されており、この状態で外部操作釦4が操作されると、脈拍測定処理を開始する。この脈拍測定処理は、16Hzのタイマ割り込み処理の中で動作し、まず、脈拍測定中であるか否かを判断する(ステップS31)。
このステップS31で脈拍測定中でないと判断されると、通常の時計モードに戻り、脈拍測定中であると判断されると、脈拍測定モードを表示する(ステップS32)。このときには、図3に示したように、表示部7の脈拍表示領域15におけるモード表示部15aに「脈拍数」を点滅させて表示する。この状態で、測定開始からの経過時間Tmをカウントし(ステップS33)、圧力検出部12による脈拍検出部11の接触圧を測定する接触圧測定処理を実行する(ステップS34)。
この接触圧測定処理は、図8に示したように、まず、マルチプレックス回路26で圧力検出部12からの検出信号を測定する。すなわち、脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触し、その接触圧が接触子12aを介して圧力検出部12に加わるので、その圧力を圧力検出部12で検出し、この検出信号をマルチプレックス回路26でアナログ信号として測定する。この測定したアナログ信号をADコンバータ27でデジタル信号に変換し、このデジタル信号を圧力データとしてRAM28に格納し、その圧力データを表示部7の圧力表示領域16に表示する。
このときには、圧力検出部12で検出した波形データ(図6(c)および図6(d)参照)を所定時間(1秒間で16ポイント)ごとにサンプリングし、このサンプリングした圧力データの平均値および分散値を接触圧データして、RAM28の圧力エリア28bに格納し、ステップS12でRAM28に格納された圧力データの平均値および分散値を表示部7の圧力表示領域16に、図3および図4に示したように、指標マーク17aのバーグラフで表示し、脈拍測定処理に戻る。
この圧力測定処理が終了して脈拍測定処理に戻ると、脈拍検出部11の接触圧を調整する接触圧調整処理を実行する(ステップS35)。このときには、ステップS34の圧力測定処理で測定した脈拍検出部11の接触圧に基づいて圧力調整装置30の油圧ポンプ33を駆動して脈拍検出部11の接触圧を適正な範囲の圧力、つまり140gf〜160gf程度になるように調整する。
すなわち、脈拍検出部11の接触圧が140gf以下であるときには、油圧ポンプ33を駆動してオイルタンク34からシリコンオイルをシリンダ部32内に供給し、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を押し広げて脈拍検出部11の接触圧を高める。また、脈拍検出部11の接触圧が160gf以上であるときには、油圧ポンプ33を逆に駆動してシリンダ部32内からシリコンオイルを抜き出してオイルタンク34に戻し、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を狭めて脈拍検出部11の接触圧を下げる。
これにより、脈拍検出部11の接触圧が、図4(b)に示したように、適正な範囲の圧力になると、実施形態1と同様、脈拍検出部11により脈拍を測定し、その測定結果をRAM28に格納する(ステップS36)。このときには、脈拍検出部11の発光素子11aを点灯させて赤外線を腕に照射し、その赤外線の反射光を受光素子11bで受光し、この受光素子11bによる赤外線の受光率の変化を光電変換回路24でアナログ信号として検出し、このアナログ信号をマルチプレックス回路26で図6(b)に示す16Hzの波形データとして測定し、この波形データにおける所定個所、例えば波形の谷部(または頂上部)を16Hz(62.5msec)ごとにサンプリングし、その受光レベル(AD値)を受光データとして順次RAM28の受光エリア28aに格納する。
そして、測定開始から所定時間Tmが経過したか否かを判断し(ステップS37)、所定時間Tm経過していなければ、ステップS32に戻り、上記動作を繰り返す。ステップS37で所定時間Tmが経過した判断されると、所定時間Tm内における脈拍数の平均値を表示し(ステップS38)、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定処理を実行する(ステップS39)。
このときには、ステップS35の接触圧調整処理によって接触圧データの平均値±3σが120gf〜180gfの範囲内に調整されているので、脈拍数を決定して、図3に示したように、表示部7の脈拍表示領域15における脈拍数表示部15bに脈拍数、例えば「128回/分」を表示し(ステップS40)、この脈拍測定処理を終了して通常モードに戻る。なお、ステップS38の接触圧判定処理でエラーが表示されたときには、表示部7の脈拍表示領域15における脈拍数表示部15bに脈拍数を表示せず、この脈拍測定処理を終了して通常モードに戻る。
このように、この腕時計型の脈拍測定装置によれば、実施形態1と同様、脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触する接触圧を圧力検出部12で検出し、この圧力検出部12で検出した接触圧を表示部7に表示するので、腕の皮膚Hに対する脈拍検出部11の接触圧を確認することができるほか、特に脈拍検出部11が腕の皮膚Hに接触する接触圧を調整する圧力調整装置30を備え、この圧力調整装置30をCPU20が圧力検出部12で検出した脈拍検出部11の接触圧情報に基づいて制御するので、腕の皮膚Hに対する脈拍検出部11の接触圧を自動的に調整することができ、このため腕に対する時計バンド2の締付力を調整しなくても、正確に脈拍測定をすることができる。
すなわち、この圧力調整装置30は、脈拍検出部11と圧力検出部12との間に配置されたシリンダ部32と、このシリンダ部32にシリコンオイルを出し入れする油圧ポンプ33と、シリコンオイルを蓄えるオイルタンク34とを備え、この油圧ポンプ33をCPU20によって制御することにより、脈拍検出部11の接触圧を自動的に適正な範囲の圧力に調整することができる。例えば、脈拍検出部11の接触圧が適正な範囲の圧力よりも小さいときには、油圧ポンプ33を駆動してオイルタンク34からシリコンオイルをシリンダ部32に供給し、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を押し広げて脈拍検出部11の接触圧を高めることができる。
また、脈拍検出部11の接触接触圧が適正な範囲の圧力よりも大きいときには、油圧ポンプ33を逆に駆動してシリンダ部32からシリコンオイルを抜き出してオイルタンク34に戻し、脈拍検出部11と圧力検出部12の間を狭めて脈拍検出部11の接触圧を下げることができる。これにより、腕に対する時計バンド2の締付力を調整する必要がなく、圧力検出部12で検出された脈拍検出部11の接触圧に基づいて圧力調整装置30を制御することにより、脈拍検出部11の接触圧を適正な範囲の圧力に自動的に調整することができるので、正確な脈拍測定ができる。
なお、上記実施形態2では、圧力調整装置30が油圧ポンプ33を用いてシリコンオイルをシリンダ部32に出し入れするように構成されている場合について述べたが、これに限らず、例えばエアポンプを用いて空気をシリンダ部に出し入れするように構成しても良い。このように構成すれば、タンクが不要となるので、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、これに限らず、例えば電磁石を用いて脈拍検出部11の接触圧を自動的に調整するように構成しても良い。
また、上記実施形態1、2では、生体情報測定装置として、腕時計型の脈拍測定装置に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計型である必要はなく、人体の足に装着するものでも良く、また必ずしも脈拍を測定するものである必要はなく、血液成分を光学的に検出する生体情報測定装置などにも適用することができる。
この発明を適用した腕時計型の脈拍測定装置を示した断面図である。(実施形態1) 図1の要部を示した拡大断面図である。 図1の表示部における脈拍測定モードの表示状態を示した図である。 図3におけるインジケータ表示部の表示状態を示し、(a)は脈拍検出部の接触圧が適正な圧力よりも小さいときの表示状態を示した図、(b)は脈拍検出部の接触圧が適正な圧力の範囲内のときの表示状態を示した図、(c)は脈拍検出部の接触圧が適正な圧力よりも大きいときの表示状態を示した図である。 図1の脈拍測定装置の回路構成を示したブロック図である。 図5のRAMにおける情報の格納状態を示し、(a)はRAMの格納エリアを示した図、(b)は受光エリアに格納される受光データを示した図、(c)は圧力エリアに格納される圧力データのうちの通常時における波形データを示した図、(d)は測定中に外力が加わったときの波形データを示した図である。 図5の回路構成における脈拍測定処理の動作フローを示した図である。 図7における圧力測定処理の動作フローを示した図である。 図5の圧力判定処理の動作フローを示した図である。 この発明を適用した腕時計腕時計型の脈拍測定装置を示した拡大断面図である。(実施形態2) 図10の要部を示した拡大断面図である。 図10の脈拍測定装置の回路構成を示したブロック図である。 図12の回路構成における脈拍測定処理の動作フローを示した図である。
符号の説明
1 腕時計ケース
2 時計バンド
3 時計ガラス
4 外部操作釦
5 裏蓋
6 時計モジュール
7 表示部
10 検出ユニット
11 脈拍検出部
12 圧力検出部
15 脈拍表示領域
15a モード表示部
15b 脈拍数表示部
16 圧力表示領域
17 インジケータ表示部
17a 指標マーク
17b 適正領域
18 目盛表示部
18a〜18i 目盛
19 圧力判定表示部
20 CPU
30 圧力調整装置
32 シリンダ部
33 油圧ポンプ
34 オイルタンク
H 皮膚

Claims (5)

  1. 人体に取り付けるためのバンドを有する装置本体と、
    この装置本体の裏面側に設けられて前記人体の皮膚に接触した状態で生体情報を光学的に検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部が前記人体の皮膚に接触する接触圧を検出する圧力検出部と、
    前記生体情報検出部で検出された生体情報および前記圧力検出部で検出された接触圧情報を表示する表示部と
    前記圧力検出部で検出した前記生体情報検出部の接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判断し、その判断結果を前記表示部に表示させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記生体情報検出部の測定中に、前記圧力検出部で検出した前記生体情報検出部の接触圧の変動が測定条件を満足しているか否かを判断する測定条件判断手段を含み、
    前記測定条件判断手段により測定条件を満足していないと判断した場合には、前記生体情報検出部で検出された生体情報を前記表示部に表示しないことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記測定条件判断手段による判断結果を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記表示部は、前記生体情報検出部で測定した生体情報を表示する生体情報表示領域と、前記圧力検出部で測定した前記生体情報検出部の接触圧を表示する接触圧表示領域とを備え、この接触圧表示領域には、接触圧をバーグラフで表示するインジケータ表示部と、接触圧が適正な範囲の圧力であるか否かを判定する接触圧判定表示部とが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記生体情報検出部が前記人体の皮膚に接触する接触圧を調整する圧力調整装置を備え、この圧力調整装置を前記制御手段が前記圧力検出部で検出した前記生体情報検出部の接触圧情報に基づいて制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報測定装置。
  5. 前記圧力調整装置は、前記人体情報検出部と前記圧力検出部との間に配置されたシリンダ部と、このシリンダ部に流体を出し入れするポンプとを備え、このポンプを前記制御手段によって制御することにより、前記生体情報検出部の接触圧を調整することを特徴とする請求項に記載の生体情報測定装置。
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